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無限スクロールが規制される?SNS企業と投資家への影響を考える
2026-06-10 10:26

無限スクロールが規制される?SNS企業と投資家への影響を考える

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サマリー

本エピソードでは、SNSの無限スクロール機能がユーザーの依存を招くとして、メタ社とグーグル社が訴えられた裁判のニュースをきっかけに、SNS企業とその責任、そして投資家への影響について考察します。ESG投資の観点から、特に「S(社会)」の重要性が強調され、SNS依存問題が企業の社会的責任とどう結びつくかが解説されます。規制強化の動きや、タバコ産業との類似性にも触れながら、今後のSNS企業への投資判断における新たな視点が提示されています。

はじめに:SNS利用時間と無限スクロール
インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
この番組では、インターン生2人が株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話をながら聞きする感覚で一緒に勉強していきましょう。
おはようございます。インターン生の辰美です。
おはようございます。インターン生の古田です。
古田さん、最近スマホ触ってる時間どれくらいありますか?
え?ちょっと正直に言っちゃっていいんですか?
なんか気づいたら多分1、2時間ぐらいもうSNSを眺めちゃうことがよくありますね。
特に何かを探しているわけじゃないんですけど、気づいたらもうXとかずっとスクロールしてますね。
わかります。あれって読みようと思ってもやめられないんですよね。
実はあのやめられない感覚って偶然じゃなくて意図的に請求されたものなんですよね。
無限スクロールや自動再生という機能がまさにそれなんです。
そういえばSNS依存をめぐって裁判になったニュース見た気がします、最近。
そうなんです。実は先日、アメリカでインスタやフェイスブックを運営するメタとYouTubeを運営するグーグルに対して
SNS依存に陥った若い女性が依存の責任が運営会社になるとして損害賠償を求める裁判を起こしました。
その結果、前例のない賠償金の支払いを命じる判決が出たんです。
今日はそのニュースをきっかけに、SNS依存と企業の責任、そして投資家への影響まで一緒に考えていきたいと思います。
投資家への影響まであるんですね。ちょっと気になってきました。皆さんぜひ最後までお付き合いください。
ちょこっと株辞典:ESG投資とは
その前に恒例のちょこっと株辞典のコーナーです。今日の用語は何ですか?
今日の用語はESG投資です。
ESGとは環境のエンバイロメント、社会のソーシャル、企業統治のガバナンスのプラ文字を取った言葉です。
環境や社会に配慮した事業を行っていて、適切なガバナンスがなされている会社に投資をしようというのがESG投資です。
なんとなく聞いたことあるんですが、具体的にはどんなことを評価するんですか?
例えばEであれば、その企業が温室効果ガスの排出量削減に尽力しているか。
Gであれば、不正防止や情報開示の統一性向上に努めているか、などを評価して投資します。
そして今日の話題と深く関わっているのが真ん中のS、つまり社会の部分です。
社会というと?
企業が社会に対してどういう影響を与えているかということです。
例えば労働環境が公平かどうか、人権を尊重しているかどうかといった点が評価されます。
そして今日取り上げるSNS依存の問題もまさにこのSの部分、つまり企業が社会や利用者に与える負の影響をどう捉えるかということと直結しています。
なるほど。ESGというと環境のイメージが強かったんですが、今日の話を聞いたらSの重要性もよく分かりそうです。
そうですね。ESGのS、ぜひ今日の本編を聞きながら意識してみてください。
はい。それでは本編に入ります。まず最初のニュースを詳しく教えてもらっていいですか?
本編:SNS依存と企業の責任
はい。アメリカで若い女性がメタとグーグルに対してSNS依存に陥った責任が企業にあるとして裁判を起こしました。
ロサンゼルスの州裁判所のバイシン団が今年の3月末に原告焦燥という前例のない氷結を出し、600万ドル、日本円でおよそ9億5千万円の支払いをメタとグーグルに命じたんです。
9億5千万ですか。すっごい額ですね。その内訳はどうなっているんですか?
半分が損害賠償で、もう半分が懲罰金、つまり再発を防ぐための罰という意味合いのお金です。
懲罰的賠償は企業の行為が悪質だったとバイシンが判断した場合に命じられるもので、今回まさにそれが認められたという点が大きなポイントです。
前例のない氷結というのはそういう意味だったんですね。
でも、SNSを使って依存したのは個人の問題でもある気がするんですが、なぜ企業側の責任が認められたんでしょうか?
そこが今回の裁判の確信なんです。
SNSの無限スクロールや自動再生といった機能は、ユーザーをできるだけ長時間プラットフォームに滞在させるために意図的に設計されたものであって、リスクの警告を怠ったとして責任が問われました。
ユーザーが長く使えば使うほど企業に有利っていうことですよね。
その通りです。SNS企業の主な収益源は広告収入で、利用時間やアクティブユーザー数が伸びれば伸びるほど広告収益も上がります。
つまり依存させる仕組みがそのままビジネスモデルの核になっているんです。
企業価値の評価にもアクティブユーザー数や一人当たりの利用時間が指標として使われることもあります。
なるほど。収益を上げるための設計が同時に依存を生み出しているということですね。
はい、そうなんです。そして今回の裁判は単発のニュースではなくて同様の訴訟がアメリカで複数起きています。
こうした流れが続けば将来的にはかつてのタバコやお酒のように
未成年の利用制限やアルゴリズムに対する規制強化、そして企業責任の追求がより本格化していく可能性があります。
各国のSNS規制と企業の自主的な対策
タバコや酒のような規制、実際に各国ではどんな対策が取られているんですか?
そうですね。例えばアメリカでは週ごとに未成年者のSNS利用を規制していて、
またオーストラリアでは2024年に16歳未満のSNS利用を禁止する世界初の法律が成立したことが話題になりました。
フランスでも今年の9月から15歳未満の子どものSNS利用を禁止する法律が施行される見込みです。
かなり踏み込んだ規制ですね。SNS企業側も黙って見ているわけではないですよね?
そうですね。実際に各社も対策を取り始めています。
例えば、Appleはスクリーンタイム機能で利用時間の管理ができるようにしていますし、
YouTubeは一定時間が経過すると休憩を流す通知機能や自動再生をオフにする設定を設けています。
また、Instagramでは60分を超えるとAppleを閉じるように通知が来るようになっています。
企業も自主的に動き始めているんですね。
でも、それでも規制が進んでいった場合、投資家にとってはどんな影響があるのでしょうか?
SNS企業への規制が投資家に与える影響
そうですね。大きく分けて3つのリスクが考えられます。
まず1つ目はSNS企業の広告収益の悪化です。
利用時間の制限が進めば、当然ユーザーがプラットフォームにいる時間が減るので、
広告の表示機会が減り、収益に直結するダメージが出てきます。
利用時間が下がるということは、アクティブユーザー数の指標も悪化しますよね?
そうですね。そして2つ目のリスクが、訴訟費用による収益悪化です。
このような裁判で敗訴が続くと、賠償金やホームコストが膨らんで、財務的な重荷になります。
そして3つ目が、先ほど株次典でも触れたESG評価が下がる可能性があるということです。
SNS依存の問題が社会的に注目される中で、
企業が責任を果たさないままだと、Sつまりソーシャルの観点でのESG評価が下がり、
企業価値が損なわれるかもしれません。
3つも影響があるんですね。なるほど。株価が長期的に押し下げられる要因にもなりそうです。
はい。そしてここでもう少し長い目で見た話をしてみましょう。
SNS産業とタバコ産業の類似性
実はSNS企業の現状は、かつてのタバコ産業と似ている部分があるんです。
タバコ産業とですか?どういうことですか?
はい。タバコ産業はかつて非常に収益力の高い成長産業でした。
ただ、健康被害や依存性が社会問題化して、1990年代にアメリカでは巨額訴訟や広告規制が相次ぎました。
日本でも法整備が進み、広告規制やタバコ税引上げなどが行われ、市場規模は縮小していきました。
それでも安定した需要や広範囲等を理由に一定の投資家からは人気が続いています。
そして、今回のSNS企業にも依存性が収益につながるという構造において、非常によく似た側面があると言われています。
タバコと同じ道を辿るとすると、規制後も需要は残りますが、社会的なイメージや規制コストは増え続けるということでしょうか?
そうですね。タバコとSNSが同じ結果になるとは考えにくいかもしれませんが、設計上の責任という概念が広まることで、
今後はプラットフォームのアルゴリズム自体が規制の対象になる可能性も出てきます。
そうなると、企業のビジネスモデルそのものを変えざるを得ない局面もあり得るということですね。
はい。だからこそ、SNS企業への投資を考える際には、ユーザー数や広告収益だけではなく、
企業がどれだけ健全な利用環境を提供できているかという視点も将来的に企業価値を左右する重要な要素になってくるかもしれません。
今までSNSって便利だなーって思うばかりでしたが、それを提供する企業の責任までは考えたことなかったです。
今後の投資判断における新たな視点
投資家視点を持つと同じニュースでもこんなに違って見えてくるんですね。
そうなんです。今後はどれだけユーザーを長時間利用させるかだけではなくて、
どれだけ健全な利用環境を提供できるかも企業価値や投資判断の重要な軸になっていく。
今日のニュースはそんな時代の入り口を示している出来事かもしれないですね。
そうですね。リスナーの皆さんも普段スマホでSNSをスクロールしながら
この仕組みってどうなってるんだろうと少し立ち止まって考えてみると新しい視点が生まれるかもしれないですね。
エンディングと番組からのお知らせ
はい。なお、本日ご紹介した情報は主観による解説であり、投資を推奨するものではありません。
投資の判断はあくまでご自身の好みでよろしくお願いします。
本日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
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また、概要欄にはご意見フォームのURLも貼っておりますので、番組へのご意見もお待ちしております。
いただいたコメントにより改善を進めてまいります。
引き続き楽しんでいただけるよう頑張りますので、これからもよろしくお願いします。
それではまた次回お会いしましょう。
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