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サマリー
本エピソードでは、日経平均と日経平均先物の違いや先物取引の仕組みを説明しています。特に、先物の投資メカニズムやリスク、取引時間の特徴を詳しく解説し、投資における重要性を伝えています。日経平均先物取引は、海外の投資家による取引が多く、特に夜間の市場での日経平均に影響を与える点が解説されています。また、短期的なトレンドやモメンタムが強い時に、先物が日経平均の動きを先導する傾向が見受けられます。
先物取引の基本
インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
この番組では、インターン生2人が株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話をながら聞きする感覚で、一緒に勉強していきましょう。
おはようございます。インターン生の山口です。
おはようございます。インターン生の塚田です。
山口さん、最近ニュースで先物主導で日経平均が急落っていう評論を聞きませんか?
確かに去年の8月とか今年の3月末に聞きましたね。
でも正直先物って何なのかよく分からないんですよね。
日経平均は分かるんですが、日経平均先物って何が違うんでしょう?
はい、まさにですね、その疑問を持っている方も結構多いかなっていう風に思うんですよね。
僕自身もそうでしたし。
当初している人でも、現物株は買ったことあるけど先物はちょっとっていう方もいらっしゃいますよね。
そうですね。なんか難しそうなイメージがあります。
ニュースで毎日のように出てくるっていうことは、私たちの投資にも何か関係があるっていうことなんですよね。
はい、まさにその通りです。
ということで本日はですね、日経平均と日経平均先物の違いや、なぜ先物主導と言われるのか、その仕組みについて詳しくお話ししていこうと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。
まずそもそも先物取引が何なのか、結構ざっくりしたイメージはなるんですが、説明していきます。
先物取引っていうのは、特定の商品を将来のあらかじめ定められた期日に、現時点で取り決めた価格で売買することを約束する取引なんです。
ちょっとわかりにくいですね。具体例で教えてもらえますか?
はい、例えば今日経平均が3万円だとします。3ヶ月後に日経平均が3万1000円になると予想したとしましょう。
そこで3ヶ月後に3万1000円で日経平均を買う約束をするのが先物の買いなんです。
未来の価格を見据えてあらかじめ売買の契約を今しておくという感じでしょうか?
はい、そのイメージで大丈夫です。
3万1000円で3ヶ月後買う契約をした一方で、3ヶ月後に実際の日経平均が3万2000円になっていたら1000円得をするということですね。
なるほど、では逆に2万9000円になっていたら2千円の損失になるということでしょうか?
はい、その通りです。現物の取引と違って、なんとなく上がりそう下がりそうではなく、具体的にいつまでにいくらになりそうで、実際の数値がそれとどのくらい差があったか。
これに着目した取引を行うのが先物取引の基本的なシステムとなります。
日経平均と先物の違い
わかりました。では指数としての日経平均と日経平均先物ってどう違うんですか?
まず日経平均株価は、これは有名なので皆さんご存知の通りだと思うんですけど、
日本経済新聞社が算出している日本の代表的な225名柄の株価の平均値になります。
これは今の実際の株価を反映した数値になりますね。
こちらは馴染みが深いですよね。トヨタとかソフトバンクとか有名な会社が入っているやつだと認識しています。
はい、そうです。一方で日経平均先物は、その日経平均株価を対象とした先物取引の値動きを指します。
ざっくり言えば、将来の日経平均の価格がどのように予測されて取引されているのかということになりますね。
現物は今の価格、先物は未来の価格を扱うという違いがあります。
なるほど。でも投資する立場からすると、どんな違いがあるんでしょうか?
はい、ここが重要なポイントになってきます。
実際の投資を考えると、日経平均と日経平均先物には大きく4つの違いがあります。
1つ目は取引対象の違いになりますね。
まず日経平均に投資したい場合、普通はETFや投資新宅を買いますよね。
これは実際に225社の株式を保有する投資新宅とかETFなので、実体のある資産への投資になるんです。
そうですね。日経平均のETFを買えば、間接的に225社の株主になるわけですもんね。
はい、その通りです。でも日経平均先物は全然違うんですね。
これは指数の値動きに対する契約を売買しているだけで、実際に株式を保有しているというわけではないんです。
そうなんですか?じゃあ何を買っているんでしょうか?
簡単に言うと、実際のあるものを売り買いしているというわけではなく、日経平均が上がるか下がるかの賭けをしているというイメージのほうが近いですね。
なるほど。
日経平均のETFだと、まずETFを買ってその後売るという形でしか取引できないんですけれども、先物取引では上がるか下がるかどちらでも別途できる以上、売りから入ることもできるのが特徴ですね。
なるほど。でも実際のものを取引しないんだったら、決済ってどうやるんですか?
ここが2つ目の違いになってくるところで、実際の取引では差額だけをやり取りする、先決算という方法を使います。
先決算ですか?
例えば3万円の時に先物買いをして、3万1000円になったら売ったとします。
この場合、実際に3万円を払って3万1000円で売るわけではなくて、差額の1000円だけを受け取るという形になるんですね。
なるほど。だから差額のお金だけ決済するから、先決算なんですね。
はい、その通りです。そしてこれが3つ目の小国金取引の特徴にもつながってくるんですね。
先物取引では、実際の取引額の一部を小国金として預けるだけで取引ができるんです。
小国金というと、FXとか信用取引と近い感じですね。
はい、もう小国金のシステムはほとんど同じと言えるかと思います。
先決済をする以上、元本を買うお金というのは必ずしも必要なくて、
差額で何円分の損が出た時に払えるだけの小国金を持っていればいいという形になります。
例えば日経平均先物1枚は約3000万円相当の取引ですが、
小国金は120万円程度でいいので、早い話120万円持っていれば取引に参加できるということになりますね。
120万円で3000万円の取引ができるんですか。
それってすごくリスクが高そうですよね。
まさにその通りで、少ない資金で大きな取引ができる分、利益も損失も大きくなります。
先物取引の影響
こちらをレバレッジ効果なんか言ったりもしますね。
なるほど、初心者は少し慎重になった方がいいかもですね。
それでは塚田さん、最後4つ目の点についても教えてください。
4つ目は取引時間の違いです。
通常の株取引は平日の9時から15時半までで、11時半から12時半には昼休みがありますよね。
でも日経平均先物は昼休みがないし、
夜間取引だったり週末の取引もできるんですよね。
さらにはシカゴやシンガポールでも取引されているので、
実質24時間動いているくらいのイメージを持っても大丈夫です。
24時間動いているんですか。それは大きな違いですね。
取引時間にもプレイオープニングだったり細かな区分があって、
ここで説明すると長くなってしまうので、ぜひご自身でも調べてみていただきたいです。
ここまで長くなってしまったんですが、
いよいよ本日の問題。
なぜ先物が現物を動かすのかという話をしていきましょう。
ありていに言えば、先物が現物を先導する理由は、
海外参加者が多いからと言えるかと思います。
例えば自分が海外投資家だったとして、
時差がある中、わざわざ日本の取引時間にしか売買できない日経平均株を取引したいとは思わないですよね。
時差が大きい国でそんなことをしていたら、
生活リズムが狂っちゃいますよね。
はい。そこで白羽の矢が立つのが先物取引で、
先物取引の基本
先ほども言った通りほぼほぼ24時間動いているようなものですから、
彼らにとっても取引しやすいものとなっているんです。
実際に海外投資家が日経平均先物取引の6割から8割を占めていると言われています。
なるほど。でもそれが先ほどの先導の話とどう繋がってくるんですか?
はい。これがまた難しいんですけど、
海外で何か大きなニュースがあると、まず先物市場で大量の売買が発生するんですね。
例えばアメリカの経済指標が悪かったりすると、
海外投資家は夜間に取引できる先物市場で日本株を売ってきます。
なるほど。そしたら日経平均先物価格は下がるっていうことになりますよね。
その通りです。そうすると先物価格と実際の日経平均の間に価格差というものが生じますよね。
これを理論価格からの乖離と言います。
その価格差はそのままになるんですか?
いえ、ここでですね。
さばき・定めると書いて最低取引というものがあるんですけど、こちらが働くんですね。
プロの投資家たちが割安になった先物を買って割高になった銀物を売るという取引を行います。
価格差を利用して儲けようとするってことなんですね。
その通りです。その結果、銀物株の価格差が上がるんですね。
その結果、銀物株が大量に売られて日経平均が先物価格に近づくように下落するんです。
こちらが先物主導で日経平均が下落という現象の正体になりますね。
すごくわかりやすいです。だから先物先導と言われるんですね。
特に日本市場が閉まっている夜間にシカゴの日経先物で大きな動きがあると、
翌日の日経市場の寄付がその価格に近いところで始まるということがかなり多い形となっています。
海外の先物市場が翌日の日本の株価を決めているようなものなんですね。
そういう側面もあるかと思います。
ただしあくまでも先物主導は絶対的なものではないので注意が必要ですね。
確実に追従するというわけではないんですね。
大きなニュースが出たときや海外市場が荒れたときなど、
短期的なトレンドやモメンタムが強いときは追従する傾向にありますが、
長期的には企業業績や経済情勢によって基本的な要因が株価を決めることには変わりないので、
明確に先物が先導していると言える場面は限られてくるかと考えられます。
なるほど。基本的には短期的な動きが激しいときに参考するぐらいがいいって感じなんですね。
投資のリスクとアドバイス
はい。それでは本日のまとめに入ります。
日経平均先物取引は日経平均の未来の価格予想に基づく取引。
投資をする際の日経平均との違いとして、取引の対象に実態がないこと、
借金決済、証拠金取引、取引時間帯の違いなどが挙げられます。
海外参加者が多く、夜間取引などで大量の売買が行われ、
それをベースにした最低取引が伴った場合、
日経平均先物価格が日経平均を先導する傾向が見受けられます。
特に短期的なトレンドやモメンタムが強い際に先物先導が現れやすい。
以上の4点が本日の大事なポイントとなります。
また本日紹介した先物取引自体は非常にリスクの高い取引なので、
初心者の方にはお勧めしません。
まずは仕組みを理解して市場全体の動きを読む参考にする程度に
留めておくのがいいと思います。
ぜひスポーティファイトを読むかスポーティファイトを読むか
正しい方法をコメントの方で教えていただければと思います。
ご感想やご意見はポッドキャストを収録にするにあたって
とても励みになりますので。
あとインターン生に話してほしいテーマなどがございましたら
そちらもお気軽にコメントやフォームにて送っていただければと思います。
それではまた次回お会いしましょう。
12:33
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