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2023-03-10 20:13

#442【株価】ENEOS/エネオス(5020)の株価は割安?業績や今後の株価推移、原油市場についても解説!

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日本を代表する企業であるENEOS HD。

私たちの生活にも密接に関わる、石油や天然ガスを取り扱っています。

エネルギー産業界の現状や今後についても知ることができます。


★参考記事★

【株価】ENEOS/エネオス(5020)の株価は割安?業績や今後の株価推移、原油市場についても解説!⇒

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株式会社インベストメントブリッジ作成

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インベストメントビリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習。
こんにちは、インターン生のしむらです。
本日は、いろはに投資の記事紹介です。
ご紹介する記事は、2月2日に公開された
【エネオスの株価は割安?業績や今後の株価推移、原油市場についても解説】です。
まずは、本記事の結論2点です。
1つ目が、エネオスはシェア50%を誇る日本一のエネルギー企業であるということ。
2つ目が、石油などのエネルギー価格の影響を大きく受けるということです。
今回は、日本を代表するエネルギー企業、エネオスホールディングスをご紹介します。
同社は、ガソリンなどを販売する石油元売り企業です。
石油元売り企業とは、石油の輸入から生成、販売までを一貫して自社で行う企業のことです。
国外で産出した原油をタンカーで日本まで運び、原油をガソリンなどの燃料や化学品へ変え、販売しています。
同社は、自動車、産業、インフラ、IoT分野など幅広い業界に提供している産業発展には欠かせない企業です。
そんな同社の株は買い得なのでしょうか?
今回は、エネオスのビジネスモデルや業績予測など投資に役立つ内容を解説していきます。
そもそも、エネオスはどんな会社でしょうか?
まずは、エネオスの遠隔やビジネスモデルについて見ていきましょう。
エネオスは、1888年創立の日本を代表する石油会社です。
エネオスは明治時代に創立された企業で、今も事業を継続している約2万社の中で売上が2位となっています。
1月23日の時点で、株価は468.1円、時価総額は1兆5217億8600万円、
配当金の来期予想は1株当たり22円で、配当利回りは4.7%となっています。
有体情報はありません。
エネオスは、10社もの石油会社を起源としていて、歴史ある強力な事業基盤を築くことができています。
2020年6月には、JXTGホールディングスがエネオスホールディングスに称号を変更し、今に至ります。
より詳しい歴史が知りたい方は、同社ホームページを確認してみてください。
同社は、グループ理念として、地球の力を社会の力に、そして人々の暮らしの力に、を掲げています。
全国に約計3300ヵ所ある旧当年ゼネラルの3ブランド、エッソ、モーヴィル、ゼネラルをエネオスに切り替え、理念も浸透しました。
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次に、事業内容についてです。
エネオスは主に、次の4つの事業を展開しています。
1つ目が、エネルギー事業です。
石油の生成、ガソリンなどの燃料販売、天然ガスの販売を行っています。
2つ目が、金属事業です。
鉱石の探査、採掘、精錬から金属加工、電子材料製品の生産、販売を行っています。
3つ目が、石油・天然ガス開発事業です。
炭鉱、開発、生産、加工、貯蔵、売買、輸送を行っています。
最後が、その他の事業です。
洋上風力発電やソーラーパネルを取り扱っています。
実際に、2022年3月期の売上高と営業利益の内訳を見てみましょう。
セグメント別営業利益では、エネルギーが61%、金属が20%を占めています。
セグメント別売上高では、エネルギーが81%を占め、金属が12%を占めています。
このように、エネルギー事業が圧倒的だということがわかります。
売上面では、エネルギー事業が牽引していますが、
営業利益面では、金属事業や石油・天然ガス開発も劣っておらず、
エネルギー事業以外が約35%を占めています。
エネルギー事業は、どうして利益率が高くないのでしょうか。
石油を用いて様々な製品を作ることができますが、
差別化を図るのが難しいことから、荒利率が低くなっています。
例えば、エネオスのレギュラーガソリンとコスモ石油のレギュラーガソリンがある場合、
多くの人々が価格面で決めてしまいます。
余談ですが、レギュラーガソリンの価格は都道府県によって異なります。
1月23日の時点では、レギュラーガソリンの価格が安い都道府県は、
上から順に宮城県、徳島県、埼玉県となっていて、
価格は160.8円、161.2円、162.6円となっていました。
都道府県ごとに価格差が生じるのには、
主に製油所からの距離、都道府県の大きさ、競争原理の3つの要因が働いています。
製油所から遠かったり、県の面積が大きかったりすると、
輸送コストが加算でしまいます。
また、車の保有者数が多い地域では、
ガソリンスタンドも多く競争原理も生じるため、
ガソリン価格の低下要因となります。
また、レギュラーガソリンは1リッター180円程度で販売されていますが、
このうち税金と人件費等のコストが全体の9割以上を占めています。
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具体的には、ガソリンには大きく3つの税金が課されています。
1つ目がガソリン税で、53.8円ほどです。
2つ目は石油税で、温暖化対策税が上乗せされて、2.8円ほどとなっています。
最後が消費税で、10%がかかっています。
こうした税金を引いた後に、ガソリンスタンドでの人件費や高熱費を支払う必要があります。
そのため、最終的に利益はたった数%、つまり1リットルあたり15から20円程度しか得ることができません。
こうした背景があり、エネルギー事業の利益率は高くありません。
また、エネオスは様々な石油化学品や機能剤を手掛け、幅広い分野に事業を広げています。
例えば、ペットボトルの原料となるパラキシレンや包装フィルム、食品容器に利用されるプロピレンなどです。
パラキシレンの供給量はアジアで1位となっていて、年間323万トンを供給しています。
プロピレンの供給量もアジアで1位となっていて、年間164万トンを供給しています。
素材の提供を通じて生活に豊かさを与えることができるのも、エネオスが幅広い事業を展開しているからです。
次に、事業展開についてです。
エネオスは日本国内だけでなく、世界で18カ国34拠点を抱えています。
同社で働いている従業員は世界全体で4万人以上にも上ります。
地域別の売上高を見ると、日本が77.5%、中国が5.6%、その他の国々で16.9%となっています。
日本での売上が多く、エネオスの日本でのプレゼンスは大変大きくなっています。
2021年の時点では、国内の燃料油販売シェア50%で業界トップでした。
海外売上高比率は22.5%で、中国の他にも東南アジアや北米などを中心に販売しています。
次に、エネオスに関連するニュースについて見ていきましょう。
関連するニュースは3つあります。
1つ目が、2023年1月に公表された、給油所を業界初の配送拠点にするということ。
2つ目が、2023年1月に公表された、CO2貯流へ官民で30年度実用化。
3つ目が、2022年11月に公表された、EV急速充電を1万基設日へ。
です。
順に見ていきましょう。
1つ目の、給油所を業界初の配送拠点にするということに関してです。
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同社は三菱商事と共に、配送事業者から一時的に荷物を受け取り、
別の事業者が配達先まで届けるなどの仕組みを実施することを発表しました。
共同出資会社、ライフハブネットワークを、エネオスと三菱商事が接班出資して設立します。
1都3県にあるエネオス系列の給油所100カ所で実証実験を始め、具体的な収益モデルについて検証します。
自社の中継地点を持たない配送業者にとって、業務効率化や負担軽減になると予想されています。
次にCO2貯流へ、官民で30年度実用化についてです。
経済産業省は、火力発電所などから出るCO2を回収して、地下に貯留する技術を2030年度に実用化する目標を定めました。
CO2を取り出して地下に貯留する技術は、CCS、カーボンダイオキサイドキャプチャー&ストレージと呼ばれ、50年の脱炭素達成に必要とされています。
日本語では、二酸化炭素回収、貯留技術と呼ばれています。
CO2を地下に貯留とは、具体的にどのようにするのでしょうか。
他の気体から分離して集め、地中深くに貯留、圧入するというものです。
具体的には、デーガンなどCO2を通さない遮蔽層の下にあり、隙間の多い砂岩などを多く含む貯留層に貯めることを予定しています。
経済産業省は、エネオスをはじめとして、日本企業を念頭に、23年度にCCSに関する補助金などの支援を始めます。
今後、貯留事業を担う企業の権利や責任の範囲を定める新法を作る方針で、同社にとって追い風になりそうです。
次に、EV急速充電を1万機整備へ、ということに関してです。
同社は、系列の給油所などを使い、2030年度に充電器1万機の設置を目指すと発表しました。
EV向け電池を8割充電するのに、従来型は4時間以上要しますが、今回整備する急速型なら、15から30分で実現することができます。
日本政府は、30年に急速充電器3万機の設置を目標として掲げており、エネオスはEV充電拠点としての活用を図っていけるかもしれません。
政府目標が達成できれば、エネオスが最大3分の1を担うことになりますね。
次に、エネオスの業績と今後の見通しを見ていきましょう。
2022年3月期の連結決算を見ると、2022年度の売上高は、前年度より42.6%増の10兆9217億円となりました。
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営業利益も前年度より209.2%増の7859億円と増収増益になりました。
理由として次の3つが挙げられます。
1つ目が原油・天然ガス・銅などの資源価格の高騰です。
2つ目がタイムラグによるマージンの改善。
最後が英国での天然ガス事業の売却が挙げられます。
同社にとって資源価格の推移は業績に大きく影響を与えます。
同社の過去10年間の業績推移と原油先物のWTI、天然ガス、銅を比較したところ、
売上との相関係数はそれぞれ0.8、0.7、0.67と強い相関があることが分かりました。
収益面だけでなく費用面でも要因があります。
それは原油価格急上昇に伴うタイムラグを主因とした一時的なマージンの変化です。
ではそのタイムラグとは何でしょうか。
石油製品の売価は足元の原油価格が反映されます。
しかし原油コストは約1ヶ月前に購入した原油価格が反映されます。
そのため原油価格が急凍した際には売価がコストを上回り、利益率が一時的に改善されるのです。
また選択と集中によるポートフォリオの見直しの一環として、
英国の天然ガス関連の事業会社を約1800億円で売却しました。
ここで得た資金を水素や再生可能エネルギーに使用する予定です。
次に過去5年間の業績推移を見てみましょう。
売上高はコロナ禍の2020年、2021年で落ち込んだものの、
2022年にはコロナ前の水準にまで回復しています。
営業利益率は2020年にマイナスに転じましたが、
2021年と2022年で右肩上がりとなっています。
2022年には営業利益率はコロナ前よりも高くなっています。
次に2023年3月期第2四半期連結決算の主要項目を見ていきましょう。
売上高は前年同期費56.3%増の7兆3940億円となり、
営業利益は同16.8%増の3947億円となりました。
セグメント別ではエネルギー事業は前年同期費65.2%増の6兆2585億円、
石油・天然ガス開発事業は同2.2%増の977億円、
金属事業は同28.4%増の8189億円に拡大しました。
このように全事業で増収となっています。
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エネルギー事業は輸出数量の増加と原油価格の上昇が重なって
大きな増収要因となりました。
石油・天然ガス開発事業では前期に売却した英国事業によって
生産量が減少したものの原油と天然ガスの販売価格上昇によって
カバーしました。
金属事業はサーバーや通信インフラといったIT分野での需要増と
円安効果によって増収となりました。
また、同社は23年3月期の通期業績予想を修正しました。
原油や石油製品の在庫評価による利益が当初予想のゼロから
2200億円見込めることなどから大幅な情報修正をしました。
同業他社のインペックスとイデミツ工さんも業績予想を修正しました。
しかし、情報修正をしたにも関わらず、営業利益の予想は減益となっています。
要因の一つとして、石油・天然ガス開発事業における英国事業の
売却が挙げられます。
これに伴い、522億円の増益効果の消失となってしまいました。
では、これらを踏まえてエノオス株は買うべきなのでしょうか。
お話しした通り、同社の収益構造はエネルギーと金属事業となっています。
そのため、株価の上下要因として原油や銅市場の動向が大きく関わってきます。
昨今の原油市場では価格が下落しています。
これは世界各国の利上げによる金融引き締めが理由として挙げられます。
また、12月上旬の米国での石油製品在庫の急増や、
中国でのコロナウイルスの感染拡大も要因だといえます。
日本総合研究所の予測では、今後も価格は下落し、
70ドルを切る可能性も示唆されています。
また、IEA国際エネルギー機関によると、
世界の原油事業は増加幅が2年連続で縮小となっています。
しかし、次の3点が価格の下支えになると言われています。
1つ目が中国のゼロコロナ政策の緩和。
2つ目がオペックプラスの減産継続。
3つ目が米国の戦略石油備蓄の買い戻しをめぐる思惑です。
また、原油事業は依然とプラス予想です。
個別要因としては、エネオスは新たにベトナムとパプアニューギニアでの
新規事業の契約を締結しました。
各証券会社の株式アナリストによるレーティング・目標株価は、
買いから中立の評価が並んでいます。
直近6ヶ月間の目標株価の平均値は582円となっています。
そのため、2023年1月30日時点の終わり値が468円であることを考えると、
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多くの証券会社のアナリストは株価は上がると考えていることがわかります。
ぜひ参考にしてみてください。
今回はエネオス株の現状と今後の動向をご紹介しました。
最後にこの記事の結論をもう一度確認しましょう。
1つ目はエネオスはシェア50%を誇る日本一のエネルギー企業であるということ。
2つ目は石油などのエネルギー価格の影響を大きく受けるということです。
エネオスはエネルギー業界のリーディングカンパニーとして、
そして世界的な企業として様々な事業に取り組んでいます。
エネオスの今後の成長に期待したいですね。
最後に本日の息抜きです。
先日、栃木県に住む友人の家に遊びに行ってきました。
栃木県宇都宮市は餃子が有名なのですが、そこで宇都宮餃子のガチャガチャを回してきました。
宇都宮の有名餃子店の焼き餃子がプリントされたアクリル板と、
お持ち帰り用の箱のパッケージがプリントされたアクリル板が付いてきます。
そしてこれがなんと電子決済のみでの支払いだったのでそこも新鮮でした。
全く回す気はなかったのですが、いざ見かけると記念にやりたくなってしまい、2回回してきました。
友人はすでに4つ持っていて、2人合わせて6個の餃子が集まったので、ちょうど1人前くらいの個数になりました。
1回300円ですのでずいぶんと高級な1人前餃子になってしまいました。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
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