1. INTERVIEW │ インタビュー
  2. #52:わたしの「野心」 │ 林真..
2022-04-15 25:26

#52:わたしの「野心」 │ 林真理子さん(小説家)

▼本パートのインタビュー映像
https://youtu.be/mhBkD44f1oU

【小説家志望・クリエイター必見!】
今回のゲストは、『週刊文春』で連載中のエッセイが「同一雑誌におけるエッセイの最多掲載回数」としてギネス世界記録に認定された小説家の林真理子さん。

書き続けたエッセイはじつに1740回以上(2022年4月時点)。本インタビューでは、同エッセイをまとめた最新刊『カムカムマリコ』にフォーカス。なぜ約40年もの長きに渡り読者から支持される連載を続けてこられたのか。多忙を極める中でいかに書き続けてきたのか。

秘訣をあますことなくうかがいました。


【プロフィール】はやし・まりこ/1954年、山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍。82年のエッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で第94回直木賞を受賞。95年『白蓮れんれん』で第8回柴田錬三郎賞、98年『みんなの秘密』で第32回吉川英治文学賞を受賞。

カムカムマリコ』  
YouTubeチャンネル「マリコ書房


【林真理子さんへのインタビュー】
Talk.1 ギネス記録!エッセイを40年連載できる秘訣〈4月5日(火)公開〉
Talk.2 読者の心に響く文章、持ち味を活かす書き方〈4月8日(金)公開〉
Talk.3 健全な心を保つ小説家の生き方〈4月12日(火)公開〉
Talk.4 わたしの「野心」〈4月15日(金)公開〉
再生リスト| https://bit.ly/3Not29q

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【目次】
OPトーク
コロナ禍に起きた良いこと
2022年のベストバイ
林家のお金事情
健全さを保ち続けている所以
第一線で立ち続けられる理由
変化の中で、変わらないもの
今後の作品について
コロナ明けに行きたい国
最後までに成し遂げたいこと
EDトーク

「会う力」養成講座
・映像コース:早川洋平のコンサルティングを受けたい方へ
・音声コース:リーズナブルに学びたい方へ

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日時 : 4/27(水)19時00分〜20時00分
URL : 確定後にお知らせ
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「QR CAFE」(毎月開催)


▼【聞き手・早川洋平プロフィール】
はやかわ・ようへい/新聞記者等を経て2008年キクタス株式会社設立。羽生結弦、髙田賢三ら各界のトップランナーから市井の人々まで広くインタビュー。近年は欧州を中心に海外取材を本格化するいっぽうで、戦争体験者の肉声を発信するプロジェクト『戦争の記憶』にも取り組む。公共機関・企業・作家などのメディアプロデュースも手がけ、キクタス配信全番組のダウンロード数は毎月約200万回。累計は3億回を数える。『石田衣良「大人の放課後ラジオ」』『横浜美術館「ラジオ美術館」』などプロデュース多数。 近年はユニクロやP&GなどのCMのインタビュアーとしても活動している。
https://linktr.ee/yoh.haya

▼【ナビゲーター・堀真菜プロフィール】
ほり・まな/現在、早稲田大学3年生。
コロナウイルスの流行により、人と会いづらくなったことを機に、zoomを通して色々な人の話を聴くことを始める。1年間で200人以上にインタビューを行い、聴くことの魅力に目覚める。現在、勉強を教えない塾福幸塾と提携し「思考と対話の技術」の提供をする他、学生・若者向け対話サービス『workin’ talkin'』を立ち上げるなど、対話、インタビューを通じて様々な事業を展開している。プロインタビュアーとして実績を積むため現在奮闘中‼︎https://koushiro123.wixsite.com/manaroom

▼関連キーワード
#林真理子
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Videographer/Editor : Kimi

00:01
インタビュー
こんにちは、堀室です。
インタビュー、この番組はYouTubeとポッドキャストを各プラットフォームよりお届けしています。
YouTubeのチャンネル登録、ポッドキャストの各番組のフォロー、皆様よろしくお願いいたします。
早川さん、よろしくお願いいたします。
はい、お願いしますか。
4月15日、今日は何の日でしょうか?
いきなり。
良い子の日ですかね。
あー、確かに。それは間違いじゃないというか。
既にありそうだよね。
私お馴染み、オープニングのフリートークの時は、
今日は何の日のサイトで何かないかなっていうのを調べるということで、
なんと今日は東京ディズニーランド開演記念日らしいです。
あ、そうなんだ。もう35年ぐらいですか?
39周年ですって。
すごいな、なんか俺開演して結構すぐ5年、3年ぐらいの時に行ったから、
まあそうか、そんなもんですね、確かに。
早川さん、お子さんいらっしゃるからディズニーとか、
ご家族とかで行かれないのかなと思って。
コロナの数年前ぐらいまでは、毎年1回ぐらい行ってましたけどね。
えー、早川さん。
ただ、ご存じのように人混み嫌いだから。
ないです。
好きなみつけ家族サービスというか、子どもサービスのために行ってフラフラみたいな感じですし、
やっぱ子どもが小学校とか幼稚園行くまではね、
完全に平日の普通の時間行ってましたけど、
それでも平日でも当然いるじゃん、人が。
確かに。
いっぱいだから、最近はそういう意味では、もちろんコロナなんで行けてないっていうのもあるんですけど。
ジェットコースターとかは大丈夫?
ダメです。
あ、じゃあダメですね。
ディズニーランド行くと、ディズニーランド都市行くと、
もともとイメージ通りだと思うんですけど、
あんまもうわちゃわちゃするとか好きじゃないので、
それでディズニーランド行くなよって話なんですけど、
ランドよりもシーの方が好きだし、
シーってちょっともうちょい大人っぽい感じじゃん。
確かに。
ランドにしてもシーにしても基本的になんて言うんだろうな、
もうなんかボート乗るとか、
多分マナさんとかからするとこれ誰乗るのみたいな、
なんとかスプラッシュマウンテンとかビッグサンダーとかスペースマウンテンじゃなくて、
ボートとかせいぜいウエスタンリバーテストとかジャングルとか機関車乗ったりとか、
もうそれで十分みたいな。
大人の楽しみ方ですよね、きっと。
褒めていただくとね。
いいなあと思います。
だからそうすると必然的に子供もなんか逆に絶叫とか乗らないから怖がって、
もう乗ることないみたいな、
だからうちはみんなダメだな、
僕自体、これでも一応乗れる方かな、
ビッグサンダーマウンテンとスペースマウンテン、スプラッシュ、
あとタワーオブテラーだっけ、
03:00
あれも全部、一回乗ったくらいドヤ顔するのもあれですけど、
でもやっぱりタワーオブテラーだっけ、
あれはまあ高楽園とかでグリフォールと同じだと思いますけど、
やっぱりあれは二度と乗りたくない。
費用失うよね。
浮遊感みたいなのが。
マウさん大好きでしょ。
めちゃくちゃ好きです。富士急も大好きです。
富士急も昔、富士山とか乗ったな。
あれはもう二度といいわ。二度と言わせたら怒られるよな。
なんか昔は年に7、8回ぐらいディズニー中高生の時はそう言ってたのに、
最近本当に2、3年ぐらい行ってないから。
それこそさ、年間観客が抜いたって何年も前だけど、
USJとか行ったことある?
USJは2回ぐらいですね、行ったことあります。
どうですか?USJの魅力は。
アトラクションの面白さ。ジェットコースターが好きな側からすると、
ディズニーよりもアトラクションは楽しいかなって、USJの方から。
ただ全体的な空気感とか、やっぱりディズニーって特別感があるから。
ディズニーはテーマパークのくくりだけど、テーマパークというよりディズニーはディズニーって感じ。
ジャンルがね。
だから今だとね、ちょっとコロナとかでチケット取りにくいけど、取りやすくなったら
久しぶりに行きたいなぁなんて考えているところなんですが、
そんなところで今回も本編に入っていきたいと思います。
今回は林麻里子さんのインタビューの最終回です。
私これ林さんの本を読んで、最初私野心のすすめから入ったんですよね。
前回もちらっと言ったんですけど、そこからエッセイを読んで、
インタビュー今回事前に拝見してってなって、
私なんか勝手に林さんのイメージ勘違いしてたなぁと思った部分があって、
なんか林さんといえばこう痛快な毒というか、切れ味の鋭さとか、
その部分を感じてたんですけど、
それはもちろんあるんですけど、インタビューとか本とか読むと、
私人の悪口言う人嫌いなのよね、言わない人も嫌いなんだけどとか、
あとは自分のいいところがすぐ謝るところなのよねとか、
確かに本にも、前までこういうふうに思ってて、
こうあなたのこと勘違いしてたけど間違いだった、ごめんなさいねみたいな、
そういう、前回から早川さん言ってらっしゃいますけど、
その良さみたいなのが、私も本とインタビューを通して非常に感じた部分、
そういう人だからこそ、こういう毒になりすぎないようなエッセイ、
でも切れ味が、みたいな、書けるんだろうなぁと思ったんですけど、
実際お会いした印象は、早川さんはいかがだったんでしょうか。
そうですね、でも本当早川さんおっしゃる通り、やっぱり僕のその林、
マリコといえばというか、本人ご本人の前でも言ってますけど、
やっぱりその毒というかね、
マリコの刃、鬼滅の刃じゃなくて、みたいなものが、やっぱりすごく感じてたんですけど、
でも僕もやっぱりエッセイだった、やしの爪をそうですし、
06:01
その辺は読んでましたけど、やっぱり直近のね、特に小説とかを読むと、
今回のエッセイもなんですけど、
やっぱり本当に見て、それこそ多様性がある方だなというふうに思って、
毒も別に、意味もなく毒を吐いてるわけではなくて、
やっぱりその意味があって、世の中の自傷を切り取るべくして、
切ってるみたいな時に毒を使うってこともあるし、
やっぱり今回の最終回でも多分出てくると思いますけど、
エッセイはエッセイで書くけど、
エッセイがなくなっても構わないって多分言ってたと思うんですよね。
おっしゃってました、びっくりしました。
それはいい意味で、ちょっと意外だったんですけど、
逆に結構小説で書いてるものって、もちろんギリギリの部分、
例えば不倫とかね、そういうもの、今回の奇跡、最新巻も書いてますけど、
かなり奇跡もそうだし、ご本人もこの本編でも言ってますけど、
梨央家の演談とかもそうだけど、出版社としてはね、小説ってフィクションって言ってるけど、
自分はそのつもりないって言ってて、いわゆるノンフィクションというか、
ノンフィクションとフィクションの間みたいなものね、
史実に基づくものを最近結構書かれてて、
また今後もそういうもの書かれてるっておっしゃってましたけどね、
最後にね、やっぱり勉強が大事ってことをおっしゃってたので、
あの、なんて言うんでしょう、作家って英語でね、
それはそのままがどうなのかってあるけど、結構ね、ライターって言いますよね。
言いますね。
日本でライターって言うと、ちょっと小説家って感じではなく、
どちらかというと取材してのイメージが強いんですけど、
やっぱりいい意味で、梨央さんって小説家であり、エッセイストであり、
そしてやっぱり実はノンフィクションライターというか、
だから丹念にすごい勉強されて、じゃないとここまでの、
特に最近のものを書けないから、
その中でもちろん小説家でもあるので、
いろんな読む人の想像力を掻き立てたりとかするし、
文章が非常に、エッセイとはまた違って小説は何て言うんだろう、
いい意味で硬質というかね、硬いって別に文体が硬いとかって意味じゃないんですけど、
ふわふわしてなくてきっちり、かっちりしてる、誤解を恐れずに今、
その読んでてすごく安心感、安定感がある文章を書かれるので、
エッセイとはまさに何でしょう、いい意味で対局というか、
ここがまた幅を感じる方、
なのでここまでずっと立ち続けるんだなっていうのは改めて今思いましたね。
奥深さっていうのが本当にインタビューからもすごい伝わってきました。
もしまだカムカムマリコとか林さんの作品を読んでいない方いたら、
そちらも合わせてインタビューと一緒にお楽しみいただければと思います。
それでは林マリコさんのインタビュー最終回をお聞きください。
その意味では、コロナでやっぱり良かったことってあげるとすると、
今のお金が溜まってたって、でもそれはあまり林さんにとって悪いことじゃないかもしれないですけど、
そこまですごい嬉しいっていうのともちょっと違うと思うんですけど、
コロナっていうとどうしてもね、基本的にはネガティブなイメージが漂うと思うんですけど、
09:03
何かでも良かったなと思うことはありますか?
はい。その梨央家の円談、両家の円談ちょうど執筆している時で、
その前に8050がちょうど同時に重なっていたので、
週刊誌の連載と月刊誌のちょっと重たい連載があったんですけども、
普通週刊誌の連載はものすごい辛いんですよね。
週刊誌の連載は新聞よりも辛いかなっていう感じ。
新聞より辛いっていうのは何ででしょう?
新聞だとさっき早川さんおっしゃったみたいな、
ちょっと2,3日とにかく2枚半風景描写や何かでちょっと、
どこか旅に出せたり。
週刊誌はキリッと完成させて18枚っていうのを毎週書かなきゃいけないんで、
それは本当に辛かったんですけど、コロナのおかげで8050を書けたかもね。
あと梨央家も。だからセールス的にもとても良いのが2冊出せたんで、
これはコロナのおかげだなと思う。
買い物の話も出たんですけど、
まさによく雑誌なんか書いてあるんですけど、
ベストバイってあるじゃないですか。
2022年、今年になってから林まり子が一番これ買ってよかったなっていうもの。
まあ安いものでも高いものでも何でも。
何ですかね。
何でしょう?
甘酒ですかね。
甘酒。
なんかうちはある食品会社から豆乳が毎月すっごい大量にいただける。
いいですね。
飲んでも飲んでも余る。
豆乳ってそんなに飲めるものでもないじゃないですか。
何かに甘酒と一緒に飲むといいって書いてあった。
甘酒をアマゾンで取り寄せて、豆乳と飲んだらすごくね、具合がいいんで。
甘酒やっぱり、飲んだり飲まなかったりしたけど、やっぱり飲んどいてよかったっていうかな。
じゃあでも逆に言うと甘酒なんだけど、豆乳がゆえんの甘酒ってことですね。
そうそうそう。
それすごいですね。
僕結構豆乳好きなんで、プロテインとかに豆乳入れて割ったりとかいろいろやってるんで。
なんかあれですけどね、林家はもう豆乳がありすぎてありがたいけど困ってるぐらい。
困ってたんですけども、今甘酒と割っておいしくいただいて。
そうなんですね。甘酒がまず出てくるってことですね。
甘酒、そうなの。あと何買ってよかった?
そう、グッチのスカーフ3枚買って、パイソンのあれ買って、
ジルサンダルのスーツとワンピース買って、プラダでまたそのバッグを買って、
なんかちょっとタガが外れたような。
なんでタガが外れちゃったんですか?
それはですね、
何がきっかけだっけ?
すごくお金に困ったことがあって、
出てくるお金がすごく多かったんで、それで嫌になっちゃったの。
もうなんか、節約するのが。
なるほど。
今税金のシーズンなんで、
私の修了があるとパッと動かしてるんですけど、
それでも足りなくて、税理さんから、
あといくらくらいお金用意しようとか言われて、
12:01
それでもうすっかり嫌になっちゃって、カードでちょっと使いまくって、
もうなんか本当に嫌になっちゃった。
その辺は、ASMR出てますけど、
ご主人がその辺のお金のことに関しては、もうその辺はノータッチなんですか?
ノータッチですよ。
そこはもうずっとそういう感じ?
この間事件がありまして、
うちの夫、結婚して30年ですけども、
私の収入をおそらく知らなかったと思うの。
いくら儲かってるんだろうって。
知らなかったと思うんですけど。
最近秘書官変わったのね。
ちょっと今、車を買い替えるんで、ローンを申請したの。
私がそれを見ればよかったのに、見なかったの。
年収もきっちり書いてあったりして、
それを夫が見ちゃって、
あんなもんいいのかって言ったから、
え、何が?って言ったら、
全部正直に書いてあるからいいのかって言ったの。
だから、すごく嫌だったの。
30年目にして初めて、私のいろんなことがわかったみたいな。
夫婦でも全部知っていればいいってわけでもない。
うちはもうそういうこと全くない。
結婚して30年っておっしゃいましたけど、
今の若い世代は結構結婚して子供もいてみたいな、
イクメンとかっていう作家さんもいると思いますけど、
さらにもっと上の世代でいくと、
本当にね、結婚したとかいろいろあるイメージの中で健全とおっしゃいましたけど、
林真理子はそういう意味では健全に本当に、
ご主人とももう30年、そしてお嬢さんもいて、
そして作家もして、食事も作ったりとか、
保ち続けてこられた理由は何でしょうね。
努力と言えば一言で終わりかもしれないですけど。
努力じゃなくて、もうアウトソーシック。
なるほど。
もうお金で解決できることはお金。
それをずっと実行してきました。
こう聞くといやらしいけど。
もうそこでカリカリカリカリするように、お手伝いさん、ベビースターさんも、
はいはい、もう稼ぎますから。
私はもう片付けだとか価値苦手ですから、
もうお金出しますからお願いしますよって。
時給が高い方が頑張って、
もう一人の人にお願いするっていう考え方なんで、
もう全部お願いしてきましたんで。
それは一貫してってことですね、ずっと。
でもそれ今ね、そういう風に言ってくださいましたけど、
比べるのも恐縮ですけど、僕も自分の会社やって14年なんですけど、
経営者はある意味そういう考え方じゃないですか。
お金で時間を買うというか。
そうですね。
どうでもいいことはどうでもいいと思ってるんで、
容赦要所をちゃんとやればいいと思ってる。
例えば娘のお弁当はちゃんと作るし、
学校行事も全部出ますけども、
そんなべったりいる必要もないし。
作家としてっていうところですけど、
15:01
やっぱりなぜ本当にこれまで長きに渡り、
ぽっと出て消える方もいるでしょうし、
一線にいるといっても、
本当のこの第一線に居続けるっていう方、
本当にもう数えることだと思うんですけど、
やっぱり何か立ち続けて来られたと、
ご自身で原因を一つ挙げるとしたら何でしょうね。
そうですね。変化し続けたってことはあると思います。
変化し続けた。
ロンドンの延長で言ったら、
もうとっくに消えてたと思うんですね。
不機嫌な果実の後にそういうものを掛けて売れたんですけど、
掛かなかった。
それでも消えたし、
ありとあらゆるものに挑戦して変えていったっていうのは、
言い続けられたことだと思います。
変化し続けた、挑戦し続けたっていうのは、
どちらかというと、
ご自身で意図的に、
例えば自分の苦手な部分とか、
自分のここは変えてこうしようっていうことなのか、
どちらかというと、
展開していって、こういうものを書いて頼まれたとか、
いろんな予期せぬものをしなやかに受け入れてやっていって、
変化したのか。
そうですね。
私の場合にいい編集者の方がいて、
こういうものを囲いましょうよとか、
次これやったらって言ってくださったのもあったし、
私の方からもこれやりたいっていうのはありましたし、
編集者の方といい信頼関係を築けたっていうのも、
良かったんじゃないかと思うんですね。
そういう意味では変化っておっしゃいましたけど、
逆に言うと、一貫してこれだけは変わってないっていうことは何でしょうね。
手書きである。
ですよね。
ここにも書かれてる。
今もなんですよね。
今も手書き。
でも林さんとなると、
手書きのほうが、つまり仮に今からパソコンやってくれて、
遅いかもしれない。
手書きなのは良かったと思うんですよ。
頭の中で考えたことを手に伝えて、
体のリズムで書いてた。
私の本を読みやすいっていうのは、
多分体のリズムと合わせてる。
確かにそうですね。
今の人はパソコンで書いて、パソコンで読んだりすると、
またその読者に通じるものがあるのかもしれないですね。
また新しいものが出てるのかもしれない。
今はまだ紙の本だから、
読みやすいって言ってもらってるかもしれない。
こういうことを言うといやらしいかもしれないですけど、
リズムは考えてると思いますよね。
よく、どうでもいいような好きなことを書いて、
金貰えていいなっていう時に、
やっぱり私たちはプロですから、
きちんと枚数を完成させて、最後の読み通し。
今日、北方さんのエッセイを書いてたけど、
2行目が一つの文章で終わらせないように、
いつも考えてたっておっしゃってた。
あの方も手書きなんですけど。
だから目で見た時にも美しいように、
いつも考えてるっておっしゃってた。
地面がいいように。
でも大事ですよね。
そうなんです。
私はそこまではしなくて、
構成の時に直せばいいかなと思ってますけども、
やっぱり体で書いたものですから、
リズムはできてると思う。
すごい話を伺えてよかったです。
先ほど、カバンの中に入っている本とかも、
東郷さんの関連の本っていうのがありましたけど、
やっぱりすごいペースで、
長編も書かれているイメージがあるんですけど、
18:02
今後、今年のリリースされる予定の作品とか、
そうですね。
まだ平家物語がもうちょっと終わるかなと。
かれとむいさんにも長役をやってるんですけども、
これがもうじき終わると思います。
夏ぐらいにはですよね。
そうですね。
これはまだ言えないけど、
大きな裁判の話を書こうと思ってます。
これは今、すごい資料が。
私は本当にそんな勉強を好きな方でもなかったし、
調べたりとかそういうのも本当に苦手なんですけど、
やっぱり作家になると嘘を書けませんから、
例えば法廷審なんかですと、
地方裁判所に行ったり、弁護士の方にずっと聞いたりとか、
いろんなことがありまして、
私なんて本当にだらしない勉強嫌いの女の子だったんですけども、
書くということによってすごく成長できたと思ってますよ。
こんな最後まで成し終えるということなんて昔できなかったんですし、
やっぱり勉強しなきゃ作家がついていけないし、
デタラメ書けないから、
みんなすごく努力していると思います。
その努力できない人が消えていっている。
読者の皆さんが考えている、ずっと本を読んで、ずっと勉強して、
ずっといろんなことを考えているのが、
作家だと思ってますけどね。
フィクション、つまり林さんの中では当然、
勉強もそうし、取材もそうで、調べたりとか、いろいろ積み重ねていくこと。
それがフィクションかノンフィクションかエッセイかとか、
あんまり関係ないということですね。
そういう認識であってますか?
そうですね、本当にそうです。
お金を頂戴するので、ちゃんと書こうと思ってます。
林さんといえば、買い物もそうですし、人と会って食事も。
やっぱり旅行も行けなくて寝たら。
僕も最後に言ったのが、ギリギリのコロナ前で、
ポルトガルとクロアチアとロンドンに行ってギリギリだったんですけど、
林さん、コロナ開けて、何の制約もなかったら一番行きたいのはどこですか?
やっぱり台湾に行きたいですね。
台北ですか?
台北、台南。
僕台北しか行ったことないですけど、台南は何が楽しいですか?
食べ物が美味しいですし、昔の古い建物が残ってます。
日本が作った林デパートなんていうのもありますね。
そうなんですね。
台湾は人が優しいから、本当に優しい。
食べ物も美味しいし、氷小豆食べようとしたら、
みんなでスプーン5つあればいいんだとか、
ウィンターさんが言って、いやいやそんなわけにいかないでしょみたいな、
何がいいのこんなのはとか言ってくれて、
そういうわけにいかないから、もうちょっとマンゴーとか摂ろうよみたいな感じだったので。
行きたいですね。
そうか。
ぜひまた台湾に、ということですけど、
林さん、どういえばやっぱり野心というキーワードで、
切っちゃ切れないのかと個人的に思うんですけど、
まだまだ、今後もずっとご活躍だと思うんですけど、
あえて伺いますか。
人生最後の日が誰にでもあるわけで、
21:00
人生最後の日までにこれだけは成し遂げたいという野心。
そうですね。
やっぱり後世に残る小説書きたいなというふうに思っています。
内役長先生が、作家は死んだら次の年からみんな亡くなるのよっておっしゃってましたけど、
本屋からは本が全部消えるわよっておっしゃってましたけど、
一冊ぐらいは残したいなと思います。
そういう意味では一冊ぐらいはっておっしゃいましたけど、
ご自身の中ではまだ出せてない。
出せてないと思います。
ボケないようにってそれだけを祈っています。
それはね、大丈夫だと思いますけど。
いやいやいやいや。
作家でも途中でボケちゃったこと何もいらっしゃるので。
じゃあまたね、今年いろいろまた作品も出ると思いますが、
今回まずはですね、このカムカムマリコを皆さんぜひ読んでいただけたらというふうに思います。
早川さん今日はどうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。ありがとうございました。
エンディングのお時間です。
インタビューでは皆様からの早川さんへのご質問や番組への感想、取り上げてほしいテーマなどを募集しております。
エピソード説明欄のURLからどしどしお寄せください。
またいただいたご質問等は月末のYouTubeライブにてお答えしていく予定です。
今月のライブは4月の27日水曜日夜19時からです。
たくさんのご質問募集しております。
そして、人と一体地で会う前、会った時、会った後に何をするか。
著名人ガラシ製の人に至るまで18年間で2000人以上にインタビューをし、
発信を続けるプロインタビューは早川洋平がそのすべてを余すことなくお伝えしている
アウチから妖精講座、早川さんからの無制限コンサルティングがついた映像コース、
そしてリーズナブルな各区でスタートできる音声コースの2種類お好みの受講方法をお選びいただけます。
詳細や受講の申し込みは概要欄に記載してあるアウチから妖精講座のホームページをご覧ください。
そしてもう一つお知らせです。早川さんと参加者の方がお気に入りの本をシェアし合うQRカフェも
4月の22日金曜日19時からZoomにて開催されます。
今回は石平さんの心身という本をテーマには行うので皆さんもぜひ参加してみてください。
こちらのお申し込みも概要欄のURLをチェックしてみてください。
ということで今回もお知らせも沢山でしたが、そろそろお別れのお時間がやってまいりましたということで
私これ1個聞きたいなと思って、私が休んでたせいで聞けなかったことを今聞きたいんですけど早川さんに。
バレンタインの話したじゃないですか。1月の収録の時に。結局なんかお子さんからバレンタインチョコレートもらったり
なんかはたまた家にトラックでチョコレートが来たり。
もうね本当に盛り上がれずに恐縮ですけど本当に何もなかったですね。
え、お子さんチョコ好きなんですね。ないですね。
なんかうちも2月とか3月とかやけに忙しかったりとかいろいろ講師とかに会ったのもあったかもしれないけど
言われるまで完全に忘れてたからちょっとそうですね。もらわないといけないですね今から。4月じゃんみたいな。
24:01
じゃあちょっとお伺いしてもらいましょうか。2ヶ月遅れのホワイトデーも超えて。確かに確かに全くなかったね。
私あのお菓子作り結構好きではある。
もし親父じゃなければ早川さんと中江さんの方に手作りのお菓子を持っていこうかななんて。
じゃあ次お目にかかれる際に。このままだと今年、今年というか例年、今年が特にか。
今年ゼロだったのでぜひマナさんからいただけるの楽しみにしています。
ゼロを1にします。
ゼロを1にね。そこが一番難しいところ。
そしたら来年はダンボールに向けてね。
ダンボールじゃないトラック。トラックは行き過ぎか。ダンボールに送られてくるのに向けて踏み出せると思います。
7のエンディングがよくわからなくなっちゃった。
そしてもう4月なのにみたいなね。
また次回皆様とお目にお耳にかかれますことを楽しみにしております。ごきげんよう。
25:26

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