これがみんなの一番、小説家のイメージに近いと思うんだよね。
そうですね。
で、それとは違って、今ラノベっていう言葉で代表してるけど、
ティーン向けのネット小説とかそういうのがあるじゃない。
うん。
ラノベの文庫とか。
代表的に今一番多いのは、2000本か3000本は出てるけど、
異世界転生ファンタジー。
うん。
ラブコメ。
あの少年ジャンプ的な異能バトルSF。
こっちとこっちだとデビューの仕方が全く違うの。
じゃじゃーん。
じゃあどっちを書きたいかっていうのを決めないとダメなんだな。
そう。だから自分で何が書きたいかっていうのがわかれば、
どっちに向かって努力すればいいのかがはっきりわかるんで、
今小説家になりたい人は何をやりたいのかちょっと考えてみて。
まずね。
ただなんとなく小説家になりたいとかお金稼ぎたいとかって言ってもダメだから。
え、イラさんがスタートするときもやっぱそれはあったんですか?
そのエンタメに行こうとかどこで行こうみたいな。
どういうのを書いてみようっていう。
僕たちの頃はこれがなかったの。
なるほど。
これのこれしかなかったから。
で、僕は人文学もう1本書いてみたんだよね。
で、それはあの朝日新人文学賞って朝日新聞の賞だった。
まあ最終選考まで行ったのよ。
ただそれを取り損ねてエンタメの方で書いたインテリビック・ウェスティック・パーク、
これが賞を取ったのでこっちを書くようになったっていうだけ。
だからこっち取ってたらこっち書いてた。
だから本当にこのときの選考委員に感謝だよ。
本当落としてくれてありがとう。
だって朝日新人文学賞ってそのあとほとんどみんなプロになってないから。
でも書きたいかと実際書けるかとか向いてるかっていうのは正直分からない。
あー確かに確かに。
分からないこと。
これから小説を書きたいとか考えてる人は自分が何が書けるか全然分かってないのよ、普通。
うん。
普通ですね。
で、実際試してみると分かんないんで、正直ね、チャレンジしてみるしかない。
どういうのが向いてるのか。
まあその話に関しては後でたっぷりします。
おお、はい。
というところがまあ入り口かな。
えー、じゃあもはやもう楽しいですね。
うん。
だから自分が何を書きたいのかと、それでお金を稼ぎたいのかどうかっていうその2点をちゃんと考えてみて。
で、自分の答えを出してからこれを聞いてくれればいいです、このあとの続きを。
でも確かに言われれば井田さんおっしゃってることすごいシンプルだけど、やっぱり小説家ってね、こう正直例えば僕書きたいもんあるかっていうと今の話でいくとなかなかないんで厳しいと思うんですけど、やっぱりその小説家のライフスタイルってやっぱ憧れるじゃないですか。
うん。
だから今の2つの質問って本当に当たり前のようでいて、でもそれをやらないでどうでしょう、井田さんも今までこうね、いろんなオフィシャルにもそうじゃない人の小説書きたいとかっていう人いろいろ見てきたと思いますけど、意外と厳しい言い方すると今の2つをちゃんと。
そう、考えてないから、そう逆にものすごく遠回りしたりしてる人もいるよ。
うん。
あれ、この人そっちじゃないのになんでこっちに来てるんだろうみたいなね。
へー。
で、このあと新人賞はどこがいいかとか、出版社ごとの。
うん。
新人賞の傾向なんかも話が出るので、なおさら、だから今さ、自分が何を書きたいかって言ったけど、俺は書きたいもんがないって人もいるじゃん。
そうそうそう。
書きたいもんがない人でも、好きな小説はこういうのだっていうのがあるじゃん。
はいはい。
それでもいいから、自分はこういう小説が好きっていうのをちゃんと自分なりに考えてみてってことかな。
じゃあ。
書き始める前、デビューする前にも。
ふむふむ、なるほどですね。
楽しみです、期待膨らみますね。
本当ですね。
これね、本当に後で有料の時にちゃんと言いますけど、ぶっちゃけね、そこの会社の新人賞は行っちゃダメだっていう会社もたくさんあるわけよ。
はー。
え、それも言ってくれるんですか?
うん、それもちゃんと話をするので、やっぱりちゃんとデビューするからには、こういうところとこういうところが通った方がいいんだよっていう。
そうすると、何を決めるとか、何を書くか決めるとかも当然その人の努力とか才能も大事ですけど、
やっぱり今回のね、ここで押さえておくべきことを押さえておくか、押さえておかないかで全然変わってくるってことですね。
そうだね。だって自分に合わない賞にさ、本当に3年も4年もずーっと書き続けてる人いるのよ。
で、なんか違うな、この人ちょっと違うんだよなみたいなのを、選考会の最後の段階でもみんな喋ったりするの。
編集者がついて、なんか話してるんだよね、なんか変な方に迷い込んでるんだけど、ちゃんとアドバイスしてるみたいな感じになるからさ。
うん。
でも、この人はミステリーじゃなくて本当ファンタジー的なものが強いから、あっち行った方がいいんじゃないかなーなんていうことは、
作家同士のその最後の選考会でも出たりするわけ。あれ、この人ファラー得意なのじゃない?この不気味なシーンがすごくいいのにみたいなことね。
でも自分で全然わかんないから、ずーっとミステリー書いて、ミステリー送ってきて、賞が取れなくて、力があるから最終選考まで来るんだけど逃してるみたいな人がたくさんいるので。
へー。
説得力あるな。
ね。
でももったいないので、本当によく考えた方がいい。書く前に。
なるほどな。
じゃあ、一番大事なこの先はね、後ほどですが、一つ人生相談いっときましょうか。
そうですね、はい。
今回小説家スペシャルなので、ちょっとそれに関わる質問をいただいているので、ちょっと飛び急でな質問なんですけども、33歳の女性からいただいています。
はい。
ポッドキャスト、恋と仕事と社会のキュアな絵の頃から楽しくお話聞かせていただいています。
はい。
ありがとうございます。
コロナ騒ぎが落ち着いたら、また生放送もやってほしいです。皆さんにお聞きしてみたいのは、締め切りを守るコツです。
おー。
私は趣味レベルですが、戯曲の執筆をしており、時々、戯曲賞に応募しています。
うん。
ですが、いつも締め切りギリギリ、発送作業も前日になって郵便局に駆け込んだり、遂行が甘くなってしまったりの繰り返しです。