その後に、たまたまアイスランドの映画を見たり、結構知るからですよ、最初の出会いから。
もうたぶん6年とか。
その後一気にアイスランドに入ったわけでもないってことですね。
そう。
で、それからその頃、多分、板橋区で、
フランス人と日本人のハーフの友達がいて、その子と一緒に住んでたと思うんですけど、
その子が結構アイスランドの音楽とかが好きで、教えてもらって聞き始めたとかで、これいいなと思って。
その最初に出会った彼に、アイスランド語を勉強してみたいんだけど、どうしたらいいかな。
アイスランドってね、所詮35万人くらいの国の言葉だから。
でもその頃ね、ワセダで確か教えてたんですよね、アイスランド語。
そしたら彼の元彼女がワセダに留学してて、いるから連絡してみたらって言って連絡したんですよ。
それで会って、それから友達になって、日本に行ってるアイスランド人って結構多くて。
そうなんですね、意外ですね。
やっぱり島国だから、ちょっと日本と似てて。
確かに。
固まるんですよ、そういうとこ行くと。
だから一回一人に会うと、次じゃあパーティーあるから行こうみたいになると、
2,3人、4人、5人って増えていって、友達が増えたんですよ、そこで。
最初のゼロから1は難しいけど、その後は結構増えると。
で、渡辺さん、沙穂ちゃんも、さっき言ってたマリアっていう友達なんですけど、
その子の別ルートで沙穂ちゃんも友達で、それで多分最初に彼女に会ったと思うんですよね。
そうか、これ聞いてる方にそう。
インタビューで去年出ていただいた渡辺沙穂さんからの紹介で、今回マイさんに出会ったんですけど。
そこで知り合ったんですね、最初には。
だんだんそこからアイスランド人の友達の輪が広がっていって、
留学してる人とか割と多いんですよ。
アイスランドに?日本に?
アイスランド大学に日本語学科っていう学科があって、そこは3年生なんですけど、
3年生になると結構留学してて、本当に東京から関西から、あれかな、九州もいるのかな、結構いろいろ。
そういうので日本に行ってるアイスランド人って割と多くて、
結局その頃から、これは私アイスランドに行かなきゃダメなんだって思い始めて、
もう旅行じゃなくて住むって思って。
すごいですね。
そこで、それが2008年、7年とかかな、6年か7年。
ちょうどその頃ってリーマンショックのせいで、アイスランドが経済危機でほぼ崩壊してて、
私、もともと学生とかに海外たくさん行ってますっていうタイプじゃなかったんで、
バックパッカーとかやってるタイプじゃないんで、
でも不思議なことに中学の頃ぐらいは英語とか海外に重視した仕事をしたいと思ってたんですよ。
そこからポカンと開いて、結局アイスランド行ってみたいと思って、行かなきゃいけない。
でも、経済崩壊で状況があんまり良くない。
海外にそんなに長く住む仕事、大丈夫かなってなって、学生に戻ることにしたんですよ。
アイスランド国立芸術大学を受けて入っちゃったんです。
すごいですね。
と思うでしょ。
日本人だから、みんな日本みたいな大きな国から来る人はやっぱり歓迎される。
でもほら、そもそもそれまで美大行ってたとかじゃないんですよね。
素人的に考えても、アイスランドの国立の芸術大学っていうと、
言葉、アートの何か扶養がないと浮かないと思うんですけど。
行く前の7,8年くらい、日本の会社で働いてたんですけど、東京で。
ちっちゃい会社だったんですけど、中国にノベルティ作る会社。
中国に縫製工場を持ってて、私の大きなクライアントは化粧品会社の大手で。
中国の?
日本の会社か。
で、要は例えばクリスマスにこういうキットを出したいから、これぐらいの予算で4万個。
何ができますか?っていう場合と、もう大手で、
例えばデザイナーさんがいらっしゃるところは、こういうものが作りたい。
で、お宅何ができますか?どれぐらいの値段って。
だからセールス?営業?兼デザインみたいなのをやってたんで。
その会社の裏手に縫製室があって、そこに生地の棚とか、
本当にスタジオみたいになってて、
その社内のやり取りで、こういうのが欲しくて、こういうので、こういうのでっていうので作ってもらって、
それをお客さんのところに持って行って、
こういうのができました、こういうオプションがあります、っていうやり取りの間をやってたんですよ。
なんで、その芸大を受けたときは、一応ファッション学科を受けたんですけど、
記事とか何かそういうものが関係あるところで、それで入っちゃったんです。
でもそれも今の話を伺っていると、78年その会社で、いわゆる営業と、
でも本当にガチのデザイナーだったわけじゃないわけですよね。
どちらかというと、ずっとディレクションしてたみたいな。
もともと物を作るのが好きなんで、それが一番、大学を卒業して最初の会社じゃなくて、
一番最初の1年目は、いわゆるアイスランドじゃない?日本のアパレル?
割と日本で有名なテニムチーツとかを作る会社にいたんですけど、
もうハードでハードで、朝始発の帰り中、最後の電車とか。
で、無理だなと思って、1年ぐらいでそこは辞めたんですけど、
その後1年、契約社員かなんかで、レストランを持ってる会社?
メニュー作ったりとか、企画とか。そこもでも1年ぐらいで、その後が今の会社。
入った時に女性の営業っていうのがいなかったので、日本的な。
で、たまたま上司の人が、お前新規改革とかやってみればって言われて、
絶対無理無理って思ったんですけど、たまたま電話したらできちゃったんですよ。一気に。
すごすぎじゃない?
そのタイミングがすごくて、その当時って、代理店がやっぱり化粧品会社、代理店を本当に作るとこ、下請け?みたいな感じだったんで、
要はマージに取られるのと時間がかかってたんですよ。
要は下請けにしても、補正室が自社についてるわけじゃないから、
中国にサンプルをオーダーして、サンプルを届けてもらって、代理店に持ってて、代理店が化粧品会社に持ってる。
だからうちは、そこが、要はローコスト、経費も削減できるし、早かったんですよ。
直接できてね、コミュニケーション密に取れるし。
下手したら、サンプル室が空いてたら、持ってって話を聞いて、次の日にはサンプルを出せるとかいうのがあって、
すごいそれが…
そうですよね。代理店からすると怖いですけどね。
で、なんか、それで新規ができちゃって、
新規運営みたいなのって結構、それで大手の有名な化粧品会社さんに行かせてもらってて、
でもやっぱり日本の会社ってのは大変ですよね。
大変?
今から比べると。
どんなとこが大変ですか?
まず朝、お茶出さないといけないとか、もうありえない今だったら、自分でどうぞ。
そうですよね。
あと一番最初の会社とか、言っていいのかなこれ。
名前は出さないですけど、
新人は朝一に来なきゃいけないんですって言われてて、
しかも1校目の先輩が割と朝早く来る人で、それより前に来なきゃいけない。
もう日本だとどんどん早く来なきゃいけなくなりますよね。
完全な日本式システムだったわけですね。
そうです。
そうか。
でも、まえさん謙遜しておっしゃってましたけど、
お前、落ちればいいのにやったら言われなかったですけど、
面接を受けて帰ってきた後に、まだ連絡来ないんですよねって言ったら、
そう言い出された思いがあるんですけど。
3週間休みもらって。
いつもインタビューをご視聴いただいてありがとうございます。
この度スタートしたメンバーシップでは、各界のトップランナーから戦争体験者に至るまで、
2000人以上にインタビューしてきた僕が、国内外の取材、そして旅の中で見つけた、
人生をアップデートするコンテンツをお届けしていきたいと思います。
ここでしか聞けない特別インタビューや、基礎トークにもアクセスしていただけます。
随時、これ面白い、これはいいんじゃないかっていうコンテンツもアップデートしていきますので、
そちらも含めてどうか今後の展開を楽しみにしていただけたらと思います。
なおいただいた皆様からのメンバーシップのこの会費は、
インタビューシリーズの制作費だったり、国内外のインタビューに伴う交通費、宿泊費、
その他取材の諸々の活動経費に使わせていただきたいと思っています。
最後になぜ僕が無料でインタビューを配信し続けるのか、少しだけお話しさせてください。
この一番の理由は、僕自身が人の話によってうつや幾度の困難から救われてきたからです。
そして何より国内外のたくさんの視聴者の方から、これまで人生が変わりました。
毎日済む勇気をもらいました。救われましたという声をいただき続けてきたからには他になりません。
この声は、世界がコロナ禍に見舞われた2020年頃から一層増えたように思います。
これは本当にありがたいことです。
ただ、同時にそれだけ心身ともに疲弊したり不安を抱えたりしている方が増えていることに関わらない、その裏返しであると僕は強く感じています。
正直に言えば、過去に僕自身も15年以上前に起業して以来、最大のピンチといっても過言ではない時期をこの数年送り続けてきました。
でもこんな時だからこそ森に入ることなく、インスピレーションと学びにあふれる、まだ見ぬインタビューを送り続けることがインタビュアーとしての自分の使命なのではないかと強く感じています。
世界がますます混迷を極め、先の見えない時代だからこそ、僕はインタビューの力を信じています。
これまでのようにトップランナーや戦争体験者の方への取材はもちろん、今後は僕たちと同じ姿勢の人、普通の人の声に耳を傾けたり、ややもすると打ち抜きになってしまう、今こそ海外でのインタビューに力を入れていきたいと思っています。
そして彼らの一つ一つの声を音声や映像だけでなく、本としてもしっかりと残していきたいと考えています。
そんな思いに共感してくださる方がメンバーシップの一員になってくださったら、これほど心強く、そして嬉しいことはありません。
ぜひメンバーシップの方でも皆様とお耳にかかれるのを楽しみにしています。
以上、早貝大平でした。