1. たるいといつかのとりあえずまあ
  2. 3月上旬のラジオ「森見登美彦..
2024-03-13 1:34:29

3月上旬のラジオ「森見登美彦の新作にまつわる話」

作家の垂井真とオーケストラ奏者(Vn)の山本佳輝(ラジオネーム:いつかのコシヒカリ)。東京藝術大学で出会った1997年1月31日生まれのふたりが、お互いの活動の近況や面白かったコンテンツの紹介などを通して、今世をとりあえずまあ楽しもうとしてる番組


オープニング

  • 花粉がきつい(いつか)

本編

  • 森見登美彦の最新刊にまつわる話

たるいのおすすめコンテンツ

  • 角銅真実「oar」

たるいつ短歌会

  • 千種創一「千夜曳獏」より3首

サマリー

花粉の影響でプランが乱れることもありますが、睡眠のリズムを整えることや風呂に入ることが重要です。森見智彦の筆跡は非常に綺麗であり、大きな楽器を演奏するイメージです。森見富彦の最新作「シャーロック・ホームズの凱旋」について語り、物語を通して自分を巡る冒険や無意識の世界への潜入を探求しています。パラレルな世界の探求と自己の探求の関係を考える森見登美彦の新作について語るエピソードです。格同ラブタイムでは、角堂まなみさんのソロデビューアルバム「ALL」について話されています。角堂さんの音楽は溶け合う力と自分を保つ個性が両立していると評されています。アルバムを聴きながら思っていたことを伝えるラジオ番組です。言葉と音楽の感覚の違いや歌の力を通じて、お二人の関係を溶け合わせることについて考えています。「秋カモ」の歌の解釈や東京での活動について話し合われています。

目次

花粉の影響
こんにちは。
こんにちは、こんにちは、こんにちは、こんにちは。
あ、4人いる。
今日は5人でお届けしましょう。
最近は、最近は、最近は、最近はどうなの?
あ、普通に洞窟の中だった。
花の中だけだった。
いやー、昨日から花粉がすごくて、
右に同じ。
あーすごい。並んでた。
真正面向きながら横並びだった。
右に同じ。
本当に、朝すごいのよ。基本的に。
まあ隠してたけど、よしきん家って杉の中だもんな。
そう。そうなのよ。
これで選んだみたいなとこあるからさ。
そうだよね。
うん。なんか、家ってさ別に窓開けてないしさ。
うん。
それなのに、なんか朝すごいすごくなってて。
あー、だから、なるほど。続けて。
これって、これってその、要するに家の中にいるってことだよな。
持ち込んじゃってるってことですな。
そういうことだよな。
あれですよね、もう対策ばっちりの人ですよね。
いや、全然できてなくて、できてなかった結果が今日出て、
総体。
総体。
会社総体しました。
総体の理由になるぐらい影響出てますか。
まずね、唇が今割れちゃって、花粉の作用で。
肌荒れがひどくなった。
なるほどね。
で、まあいろいろ考えたんだけど、
とりあえず俺が行ったのは、
なんか数日前疲れすぎて、
もうそのまま布団で寝たときに多分俺は花粉を持ち込みすぎたわけ。
なるほどね。
で、今ちょっとベッドのこのシーツとか全部取り替えましたね、とりあえず。
睡眠のリズムと風呂
素晴らしいですね。
とりあえずな。
やっぱり杉由来のベッドだとやっぱきついよな。
いや、てかその、あなたは杉由来というより杉だから、あなたのベッド。
そりゃきついでしょ。
あの、この枝と枝の間にこう寝てるから。
トムソーヤみたいなことしないでもらっていい?
前世紀のトムソーヤみたいな。
飛び出すさ、あのでっけえ幹の上にこう。
朝がやるな。
そう。
こう横になって寝てるからさ。
鳥の卵を守りながら。
いや、トムソーヤすぎるな。
いや、きついよね。普通にきついっす。
そうなのよ。
正味。
顔かゆいしね。
いやーだから薬飲んでるけど、耐えられないですね。
てか普通にね、具合悪い中で雨になっちゃったからもうね、やばい。
雨ね。
気分ゲゲ。
ゲゲ?
うん。
ゲのゲ?
うん。
みひまる芸帝の。
え?
みひまる芸帝の気分ゲゲ。
やば。アイコン達人でやりたいな。
探しながら回す地球儀ね。
前も言ってたぞ。
これやばいな。擦っちゃうな。
それやばいよ。
チューチュクチューチュクしちゃうな。
もういよいよそれ、今までのラジオ切り張りで新作できちゃう。
単価コーナーのラストはもうできるって言われてるからな。
おもれーって貼っとけばいいって言われてるから。
もうよくないよそれ。
最近多忙ですか?
そうなんですよね。なんかね。
忙しそうだなマジで。
なんかやることがなんか、あのー、ウルトラあったり。
本番がなんかこうババって重なるとすぐてんやわんやなるんだけど。
それはそうだもんな。
そうそうそうそう。なんか、あのー、あれだな。
俺はマジで睡眠のリズムをね、整えたほうがいいと思うよ。
ちょっと待って、俺に?え?
俺は。
あ、to meね、それ。
そう、俺はマジで。
あ、てことは俺は、なるほどね、今壁当てに使われたわけだ。
そう、いい加減俺は睡眠のリズムを整えたほうがいい。
これは断言できる。
そうなんだ。
うん。なんかあのー、仮に、仮にこう一日何か徹夜間外なものをしたとして、
うん。
で、もうなんか夕方寝ちゃうよね。
あ、そう、徹夜後のでしょ?
そうそうそう。
まあまあまあまあそれはね。
まあ夜なんか6時とかに帰ってきたとして、
うん。
なんかそのまま全然あの10時とかまで寝ちゃうよね。
あ、そこで10時で起きちゃうわけだ。
そうそうそうそう。で、あ、寝たなってなって、
で、そっからまた完全にこう起きた状態で翌日を迎えたりするよね。
そう、だからその徹夜の怖いのは徹夜後にあのフル睡眠して、
そこでニュートラルに戻せない危険性があることよな。
そうなのよ。
そう。で、なんか一回そういうのやろうもんなら、
森見智彦の筆跡とイメージ
それがこう選択肢に入ってきちゃうんだよね。
あのー、あれね、コマンド、技コマンド4つのうちに入っちゃう。
そうそうそう、入ってきちゃうんだよ。
それが良くない。
うん、それをね、あの、風呂入らないで寝るもん、それな。
ほんとそう。
一回やっちゃうと、コマンドに入ってきちゃうのよ。
そうなんだよな、これがな。
そう。絶対あの、風呂入って、温まって、で、体ほぐしてから、
あの、ちょっと寝た方が絶対いいのよ。
体力回復的にはね。
そうそうそう、いくらあの、寝てる時間一緒でもさ、
はいはいはいはい。
でもできないね、それが。
いやー、その悩み、私、解決できません。
してくれよ。
うん、あの、全く同じかそれ以下のフェーズにずっといるわ。
いやもうほんとに、どうしようね。
なんなんだろう、この意思の弱さ。
ね。どうする?
なんかさ、意思をさ、固く持とう、固く持とうとすればするほど、
その隙間を縫ってさ、怠惰が襲ってくるのなんだ。
ほんとそうなのよ。
トータルの固さが変わんないの。
あ、そうそうそう。だから、やっぱり思った。
だから、あの、なんかそのニュートラル、ずーっとトゥーっているのが一番いいんだよ。
そう、ほんとにそう。固さ保存の法則がさ。
分かる分かる。
そうなのよ。
だから、一日でできるそう固さって決まってんだよな。
そう、ほんとにそう。
いやだから、なんかすごい会社で仕事できたって思った日の夜に、
溶けるようにゲーム実況を見るもんな。
分かる。ほんとにそうなんだよな。
実際溶けてるもんな、ちょっと。
実際溶けてる。
さっきとか溶けてるからな。
普通に。
うん。
いやこれはね、悠々しき問題ですよ。
ほんとにそうなんです。そんな最近ですわ。
悠々しき近況です。
悠々しき。すごいね。悠々と危機があるって。
素晴らしいね。
悠々危機ね。
そう、まず学以来の。
落ち込んだりもするけれど、私は徹夜です。
寝ろ。キキ寝ろ。
生活リズム整わないキキ。
じっと抱いて寝ろ。
危ないからね。
卓球日の仕事にも支障出ちゃうから。
ほんとそうよ。朝早いんでしょ。
絶対早いんだよ。
寝なさい。
パン屋なんだからしかもいるの。
早いに決まってんだよ朝。
早いに決まってんじゃん。
一番早いんだからパン屋が。
マジで。
最近どうですか?
最近の話、おすすめコンテンツのところまで保存していいですか?
すごい。
今日長くなるから本編に行くよ。
行きましょう。
たるいといつかのとりあえず。
たるいといつかのとりあえず。
今日の本編はとんでもないことです。
まだ覚悟できてない。
意味がわかんないってなるか、
なんか面白い話になるのかすら想像がつかないぐらい
見切り発車です、今俺。
でも発車はするのね。
発車はする。
ここ数週間の
俺の考えてたことをちょっと言葉にしようと思うんだけど
やばい。
きっかけは
が俺の生活を大きく狂わせたんだが
へー。
と、ここで森見とみしこ出席鑑定
このコーナーでは
パーソナリティのいつかのこししかりさんが
出席をもとにね、その人たちの
どんな楽器をやっていそうとか
どんな音楽を演奏するだろうとか
そういう音楽の何かこう
何をしそうかというのを判定する能力があると
豪語してますので
毎回そのね、お話をかかってて
私あの今回それのためだけに森見とみしこのサイン本を
最新回いただいて
やばっ
かっこいい
かっこいい
かっこいい
かっこいい
かっこいい
かっこいい
かっこいい
かっこいい
最新回いただいて
やばっ
買ってまいりましたので
やっぱ
森見とみしこの出席です
前回とかと違うのは
今までもね何人もやってきたんですけども
森見とみしこ知っちゃってるっていうね
確かにね
お人柄は知らないけど
作品を知っちゃってるっていうことが
もしかしたらそのねなんか
京都の楽器とかうまそうですねとか言い出すかもしれない
恐怖があるんだけども。
ちょっと森見智彦のサイン送りましたけども。
どうでしょうね。
そうですね。
我々がさ、森見智彦原作のアニメ、
四畳半神話会計大好き勢なわけじゃん。
その上で森見智彦についての
パースのwikipedia的な情報は結構知ってるの?
あんまり知らないかも。
なるほどな。
じゃあその上で筆跡鑑定が行われるってことですかね。
これって、文章の文字もこの感じでいいんですよね。
あんまり崩れたサインじゃないよね。
そうね。
普通に森見智彦って書いてある。
ちょっと流れてる感じはあるけど。
非常にイイ字ですよね。
非常にイイ字なんですよ。
イイ?
はい。
非常にイイ字でして。
いやまあちょっとカイコかもしれないな、とりあえず今のなんか。
どういうこと?イイ字っていうのは。
イイ字って。
そりゃイイ字だろ、人の書く字は。
そう、人の書く字ってイイ字なんですよね。
そうだろ。
で、わかったのがこれが人だっていうことですよね。
ああ、AIじゃない。
要するにイイ字ということは。
なるほどね、とりあえずね。
ちょっとどういうイメージ持たれてるかわからないですけど、
意外と大きい楽器を演奏してほしいんですよね。
森見さんに。
そうですね。
意外とね、意外かわかんないけど。
やっぱり何を、本人がどこに思いを乗せたいかとか。
その辺の、なんていうんですかね、
このトータル引きで見たときのバランス感覚がすごく僕は好きで。
僕もそれを思った。
すごいバランス感覚がいいなと。
やっぱりこの引きで見る感じなんですよね。
客観的に見るんじゃないけど。
そうそうそうそう。
それで、やっぱり目線の広さっていうのは低い音を担当する楽器には、
ぜひ持っていただきたいですし。
バンドでもね、リズム帯が、ベースが支えられてるんですね。
そうなのよ。
ベースがやっぱり主人公キャラすぎると、まとまらないと。
なるほどね。
そうそうそう、いうところで。
森見富彦の作品の特徴
森見さんはベースとか支える側の方が合ってるかもって感じなんだ。
合ってるというか、そっちですごい魅力的なものを見せてくれるのではないかと思っておりまして。
なるほど。
で、仮にベースだとしたらドラムが別にいるとして、
そのドラムの中を遊んでくれますよね。
ドラムの中を遊ぶ?
ドラムのこの刻むビートの中を、ベースがニヒルな笑みを浮かべながら、
リズムを目一杯に押し広げながら遊んでくれるんですよね。
俺が一番好きなやつじゃん。
本当かよ。
一番音楽ってマジでいいなって思う時のやつじゃん。
なんだそれ。
自分で言っときながらあれだが。
リズムで遊んでるんだ。
なんかね、そのリズムを使って遊ぶんじゃないんだよね。
リズムのこの中を泳ぐんですよね。
やばいよ、これ。
これだよ。
この謎の精度なの。
その中の泳ぎ方が、
っていうのは、やっぱりそのリズムというものを俯瞰的に見れてないと、
中で泳げないんですよね。
リズムを追ってると、それはただの四角四面のスクエアな音楽になるんですけど、
それを俯瞰で見れてるからこそ、リズムっていうのを自由に扱えて、
かつ、遊びながらもそこはがっちり手を結んでるから、
音楽にもこの生き生きさとまとまりを両方生んでくれて、
弦楽器だとチェロかビオラでいいんですけど、
非常にいいですね。
森美さん、チェロ行ってほしいな。
そうなのよ。
なんか、そつなく気持ちいい動きをしてそうだな。
チェロだな。
そうそう、そつなく気持ちいい動き、そう。
そうね。
いや、面白。毎回何?
継続ですね、これ。
確かにな。
開口って言われてたのに。
森美さんのすごい魅力的な部分って繋がってることがありますね。
ありがとうございます。
そんでそんで?
そうそう、そんで、何から話していいかわかんないんだけど、
まあ、あれと一緒ですよね、このラジオで言うと。
君たちはどう生きるかの時と一緒です。
最新作「シャーロック・ホームズの凱旋」
やばいじゃん。
やばいことになった。
何の中に渡るの?
やばいことになった、まじで。
やばいじゃん、それは。
やばいことになってました、森美さんの最新作。
君たちはどう生きるかですよね。
対応するに?
まあだから、何かの助けを借りて語ろうとするならば、
踏み分けていくための我々の共通認識で一番近いのは、君たちはどう生きるかなんだけど。
森美さんって、結構京都大学生ものみたいなイメージがあるんだけど、
夜は短し恋せよ乙女。
そこって本人も第一期っていうふうに言ってて、
そこからこの12年間ぐらい、基本的に取り組んでるのが4作の長編に取り組んだんだけど、
全く別物って言うと嘘なんだけど、
そのテイストはありながら、やってたことは、
エンタメ小説っていう枠を持った、君たちはどう生きるかみたいな向こう側の世界に行くことで、
本人が言ってるのは、うちなる自分を巡る物語っていうふうに自分で言ってるんだけど、
そういう感じで自分の頭の中っていうか、向こう側の世界って僕がずっと言ってて、
塔の中の世界みたいなところに行って、
そこで冒険をして、そこの謎っていうものに迫って帰ってくるっていう話が、
ペンギンハイウェイってところから始まってるんだけど、
ちょっと内容を詳しく言うのが難しいんだけど、
今回の最新作、シャーロック・ホームズの凱旋って言うんだけど、
物語を通しての自己探求
これもそういう話で、舞台は最初ビクトリア町京都っていう架空の舞台なんだけど、
京都大学生の話と同じような感じで、下宿部屋にホームズが住んでる。シャーロック・ホームズがね。
そこにワトソン君が訪ねて行くんだけど、ホームズはスランプに陥ってると。
だけど、四十八島大学の師匠みたいに、たっかんしてるわけですよ、スランプを。
私はスランプを研究してるのだとか言い出して、かなり森見富彦っぽいなって思うんだけど。
やってるんだけど、舞い込んできた事件の中に大きな謎、
それはまじで塔の世界に行くための入り口みたいな場所が出てきて、
そこから向こう側の世界に行くっていう話なんだけど。
君たちはどう生きるかの時もそうだし、これってエヴァンゲリオンもそうなんだけど、
森見富彦の最近の4作もそうだし、ここでは話してないけど、
俺が一番読んでる村上春樹っていう作家もそうなんだけど、
全部が物語っていうものを通して自分の中に潜っていく話なんですよ。
森見さんすっごいわかりやすく喋っていたんだけれども、
今回のインタビューで、
自分がこれが自分だと思っているところ以外の部分っていうところに潜っていくんだっていうふうに森見富彦の人が言っていて、
自分が自分の理屈とか自意識で考えれる自分の感覚っていうものを超えた無意識化のところっていうのに、
みんな物語っていう枠組みを通してそっち側の世界に行って、
自分を巡る冒険をしてきて、塔の中から帰ってきたりとか。
森見富彦の場合は、ペンギンハイウェイでいなくなったお姉さん。
お姉さんっていうものがペンギンハイウェイで最後になくなるんだけど、
それを12年かけて取り戻そうとする話なんだけど、4作をかけて。
そういうことをしているっていうのに、僕は強烈に惹かれるんですよね。
インペスト・ドリキュラーのときと一緒で。
強烈に惹かれるっていうか、
物心ついたときからどういうものを書くんだろうなと思って生きてるって言うと言い過ぎだけど、
このラジオって自己反省ラジオじゃん。
このラジオって自分を見つめては反省するラジオなわけだけど、
突き詰めると我々のやってる日常ってそんな感じだけど。
鏡を見続けてるんだ。
村上晴樹だと地下2階っていう言い方をするんだよね。
無意識の部分のことを、人間が普通暮らしてる1階の部分があって、
みんなと会うリビングみたいのがあると。
そことは別に他の人には見せない、
自分のすごくパーソナルな自意識がある地下1階っていうのがあると。
そこで終わるって思っちゃいがちなんだけれども、
実は地下1階から地下2階に続く場所が広がっていて、
そこでは自分の理屈というものは通らないと。
大江戸線だ。
大江戸線ね。2階潜るって大江戸線。
もう理屈通用しないからな。
理屈通用しないから大江戸線。
そういう場所に村上晴樹は主に井戸を潜ったりして、
彼自身も壁抜けっていう言い方をするんだけど、
そういう世界に抜けてそっち側の世界に行って、
失ってしまった女性とか、そういうものを取り返しに帰ってくるっていう。
宮崎駿の君たちはどう生きるかを思い浮かべてくればわかりやすいと思うんだけど。
だからそういうことにすごい自分が、
たぶんそれをやるんだろうな自分はっていうふうに信じてきたんですよね。
ちっちゃい頃から。
今思うと。だからこんな強烈に没頭しちゃうんだと思うんですよ。
なるほどね。
うん。ここまでがまず一つなんだけど。
なんか、なんて言えばいいんだろうな。
そう、もうこれなんだろうなっていうふうに昔から思って、
そういう意味で小説を書きたいとか物語が好きだとか言ってたっていうことをすごい再認識したわけ。
森見富彦を読んでね。
なんか、公共局みたいなんだよな、そういうのな。
うまく言えないけど。
ちょっとややこしいからやめとこうぜ。
おいおいおい。
なんか村上春樹がずっと言うのはさ、
もっと総合的なもっと大きな物語を書きたいっていうふうに言うんだけど、
なんかこれちょっとね、難しい。
自分の中でもなんでそうかって言えないんだけど、
この私を巡って無意識化に入っていくっていう物語って、
まじでなんかみんな全身全霊で取り組んでたよね。
森見富彦もやっぱり京都の大学生たちの話から最新作まで全てのものを、
闇鍋みたいに全ての要素が入ってるわけよ。
君たちはどういうふうに言うかもまさにそうだけど。
生きてきたすべてをそこに投じて作ってるっていうのが、
なんかこう、公共曲とか、
僕の中でもう一個すごく近いと思うのは、
ワーグナーのオペラなんだけど。
総合的なもの?
大きくて。
なんかワーグナーのオペラってまさにそう。
あれは自分の無意識の部分に潜っていくための16時間だと僕は思ってるんだけど。
エヴァンゲリオンとかもね。
なんかそういう公共曲でだいたい9個とかさ、
ブラムス4つだけど、10何個とか。
ワーグナーで言ったらたしか13個ぐらいでしょ?
とか、そんぐらい作って一生終えるみたいな。
シューマンも4つだけど。
シューマンも4つだけど。
森見富彦はこういうのはもう金輪際やめたいって言ってるから、
もしかしたらブラムスかシューマンになるかもしれないけど。
なるほど。
なんかそれをやるのが自分の本当にやりたいことだったなーみたいな感じになったときに、
すごいなんか思い出したことがあって、こっから不思議な話しますね。
いました。
今バーって喋った話ってなんか理屈通ってた?
通ってるよ。
なんかこういう話を個人から人に共有することがあまりなさすぎて、
すげー不安なんだけど。
あまりなさすぎてって言ってるもんね。
うん。不安がにじみ出ちゃってる。
一番最初に出した絵本でフリカエルトっていう絵本を出したんですよ。
そのフリカエルトっていう絵本は最初小説の形だったんだけど、
絵を描いてくれてる人と一緒にやるにあたって絵本っていう形をとったんだけど、
宮崎駿とか全員がやってるもののインタビューとかで共通している感覚として、
こっちの意思じゃないものが動き始めるっていう感じ。
なんだかそうなっていってしまうみたいな。
もう無意識の場所に行ったときには理屈の通らないことが起きるから、
自分でも手を動かしてるけど、自分でこれを出そうと思って出してないキャラとかが出てきたりとかするみたいなことを言ってて。
それをすごい理屈ではわかってたんだけど、実際に自分にもその経験が1回だけあって、それがフリカエルトなんだよね。
へー。
フリカエルトっていう物語は最初フリカエルト誰もいなかったっていうところから始まるんだけど、
水族館に行って水槽に見とれてて、振り返ったら誰もいなくなっているっていう。
向こう側の世界にすり抜けたわけだよね、ずっと水槽を見てる間に。
で、誰もいない塔の中の世界みたいなところに行って、
で、そこを歩き回って、絵本の中では語られていないけれども、成仏できていない子供に会ったりとか。
で、その人と遊園地に行って、結局そこから子供が乗るような乗り物がしゃべるんだけど、
そいつが出てきて、そいつがもし帰るためには、あなたは何かを置いていかなきゃいけないっていうふうに言うわけ。
機械によって示される自己の探求
そこまでは自分の中でね、はっきりと理屈立ててるわけじゃないんだけど、普通にそういう感じになるだろうなーみたいな感じで書いてたわけよ。
で、その機械がしゃべってるんだけど、子供が乗る恐竜百円みたいな機械ね。
それがしゃべってるんだけど、僕はそのときそっち側に、例えば君たちはどう生きるかっていう夏子さんみたいな、取り戻さなければいけない誰かがいたわけじゃないんだけれども、
自分の中でそっち側を書くことが自分の生きるときにやるべきことだと思いすぎてるから、ここじゃないどこかに行きたいっていう君の気持ちがたまたまこっち側に連れてきただけなんだっていうことをその機械がしゃべってくれるのね。
それのときも、そういうことだろうなーって聞いてたんだけど、最後に、元の世界に帰りたいなら機械に何かを置いていくことじゃなっていうふうに機械が言ったときに、僕はノートを置いていけば帰れると思ったんですよ。
元の世界から。これまで作ってきたお話とか、これまでの作ってきたものが全部書いてあるノートっていうものをそこに置いていくっていうことが、元の世界に帰るための犠牲として正しいんじゃないかなってそのとき思ったわけ。
だからノートを出して、俺の頭の中では振り返らずに帰りなさいって言われるはずだったんだけど、そこでそれじゃなくてもっと入ってるだろうっていうふうに機械側がしゃべったと。
この経験が僕は完全に予想外というか、え?ってなって、自分で書いてて。
何かあるってなって、俺はそのときノートじゃなくてペンを取られたんですよ。
これが完全に予想外の出来事というか、すごい怖かった、それ自分で書いてて。
要はこれまで作ってきた物語じゃなくて、これから俺が物語を書くためのペンを取られたんですよ。
なるほどね。
これなんなんてなって、そこから自分について全く書けなくなったんですよね。
今僕が作ってるお話って、人との関係性の話か生活の話しか本出せてないんですよ。
自分を巡る物語とか、そういう物語を書く術をそっち側に置いてきちゃった感じがすごいあるんですよね。
これ変な話だけど、自分の中では確かな話。
なるほどね。
そのことをどう捉えたらいいかっていうことで、非常に病みまして、私。
病んだんですか?
病んだんですか?
ぐるぐるしましてね。
てかそれっていつか取りに帰らなきゃいけないのか?みたいな。
それとももう失われてしまっているのか?みたいな。
よくわかんない理屈を並べてたんだが。
森見富彦の話って、今回のやつもそうなんだけど、パラレルになってるんですよ。
鏡みたいになってるんだよ、向こう側の世界が。
このビクトリア町京都っていうのが今回表世界としてあるんだけど、裏世界としてロンドンがあるわけ。
マジのアルク・ホームズの世界っていうのが出てくるんだけど、そっちだと奥さんが亡くなっちゃってたりするのよ。
そうであったかもしれない世界っていうものに、そっち側の世界に飛び込むんだけど、そっち側の世界もすごい描かれるわけ。
夜行っていうその前の前の長編小説も、同伴画家が夜行っていう48の連作を作ってるんだけど、
そこから裏側の世界に行って、初行って夜行の逆側の48のものを作っている側の世界線に飛んでいくっていうのがあるんだけど、
それを思って、俺もペンを取られてなかった場合の世界線を結構リアルに考えてみたんだよね。
そう思ったら、僕はたぶん本を出してないんですよ、まだ。
たぶん、だから今まで僕8冊ぐらい出してるけど本を。
それらって結局自分のことを書けないっていうところからスタートしてる本たちばかりだから、
あれらの本って俺たぶん書いてないんですよ、まず。
ってなると、本を出すことを通じて知り合った関係性の人たちってみんなそっち側の世界にいないんですよ。
文学振りまで知り合った人とか、本を出してSNSでつながった人とかの知り合いもいないし、
仕事と両立できてないんですよ、たぶん。
書くことに全力になってるから、俺はそっちと一番両立できないんだから、マスコミの仕事なんて。
なるほどね。
一番そっちと真逆なんだから、僕らは装飾して演出してるわけだから。
だからたぶん会社を辞めてるんだよね。
ってなると、両親とバカ仲悪いんだ、俺たぶん、今。
そっち側の俺は。
で、たぶん昔の友達ともしかしたらまた一緒にいるかも。
毎日結構楽しいけど、このラジオはもしかしたらやってるかもしれない。わかんないけど。
よしきはその分岐以前の人だから。
なるほど。
みたいなことをリアルに考えれば考えるほど、
結論としてたぶんそっち側の世界の僕は、
僕でもともと自信ばかみたいにないから、つぶれちゃってるなーって思ったんですよ。
なるほどね。
もしあの場でペンを取られていなかったというか、
自分の内側を描こうとすることを続けてた場合、
それを思うと、生存戦略のために取られたんだなーって思い直したんですよ。
なるほど。
だから、あの機械は敵ではないというか、
無意識化の僕で動いたその動きっていうのは、
敵ではなくて、僕を生かすためにまだ早いよみたいな感じだったんじゃないかなっていうふうに思い直して。
だとしたら、たぶん時が満ちたら、またあっち側に行って僕がペンを取り返すチャンスを得るんだろうなと思って、
日々を淡々と生きようと思ったっていう話。
今それなんか、小説のあらすじをずっと言ってた?
なんか変な話じゃない?この話。
フィクション?
今なんか変な話じゃない?
ファンタジー。
ん?何?
ん?
だから、そっち側に早く、そっち側でやる。
そういう物語を書くために生まれてきたんだっていうことを、
宮崎駿だったりシン・エヴァンゲリオンだったりで、俺は思い出しちゃってたわけよ。
なるほど。
思い出したときにマジでつらくて、なんで仕事やってんだろうとか思ってたんだけど、
それを今忘れて、とにかく会社に行き、その合間で、
あえてこういう言い方をするけれども、物語ではない断片みたいな、事故のない、
あなたと私の関係性だったり、私のただの日々の生活だったり、
パラレルな世界の探求
そういうものを書いて作ることで、
どうにかいずれそういうものを書くための自分の修行をすることができているっていう感じなんじゃないだろうかという。
なるほどね。
そうそうそう。っていうのを思って、本当に振り返るとのとき怖かったんだよな。
そうか、事故。
ん?
事故があるものっていうのはどういうところに出るんだろうか。
要するに小説ってこと、それは。
小説なんだけれども、それこそ全部のあらすじとかが決まっている類の小説ではないというか。
作曲とかでもあるんじゃないかなと思うけど、よくわかんないけど書かされてしまうみたいな。
なるほどね。
その状況っていうことが、僕の中の感覚だし、多分萌実さんとか村上春樹とかもそうだと思うんだけど、
自分の頭で考えることよりも、自分がそっち側の世界に行っちゃったときに無意識に書いていることのほうが本当なんだよね、この世界にとって。
自分にとって。
理屈ではないところに本当がある感覚っていうか。
だからなんでマヒトがああなるか、俺にもわからんよって早々切れてたけど。
なるほどね。
それは、たぶんそれが正しいんだよね。
本当の本当の場所に届くっていうものは、自分の中のロジックでは到底そこにはいけないというか。
そういう場所に正面切って向き合うっていうことが、今できない状況になってるっていうか。
深すぎるっていうか、現実から離れないといけないというか、そういう向き合い方って。
なるほどね。
で、そこに潜って行こうとするんだけど、体中に浮き輪がついてるみたいな感じで、
全然平泳ぎで下に行こうとしてもすぐ浮いちゃうわけ。
仕事忙しいし。
なるほど。
ずっと、そうそうそう。
行けたって思ったときが、振り返ると水族館で、振って振り返ったときにいなくなるっていうことが、
ようやく潜れたってそのとき思ったんだけど。
潜った先にあるんだね。
そうそうそうそう。
なんかそういう感じ、すごい感覚的だけど。
そういうところに正面切ってぶつかっている君たちはどう生きるかとかを見て、
修行期間としての現実の生活
なんか目が覚めるっていうかね。
でも今、たぶん目は覚めちゃいけないね。
今目が覚めたらもう現実が壊れちゃうから。
こっち側の世界で、たぶんいろんな金銭的な安定もあるだろうし、
メンタルもあるだろうし、技術もあるだろうし、
いろんな何かが満ちたときにもう一回開かれるんじゃないかなと思って。
なるほどね。
修行期間なんじゃないかなって今思って、すごいもう行けないわけじゃなくて、
自分のためにそういうふうに向こう側がしたんだなっていう感じをちょっと思って落ち着きましたね。
やばいなぁ。
書こうと思っても書けないみたいな無理な焦りがなくなりましたね。
っていう不思議な話でした。
向こうの話しかけてきた機械は、何年後かも変わらないままあるのかな。
いや、あるんだよね。いるんだと思う。
いるのか。
いるんだと思う。
あいつは。
そうそうそう。
森見富士子はいなくなったお姉さんを12年かけて戻してるからな。
そりゃいるな。
そりゃ絶対いるよ。
そのときのペンを。
そうそうそう。ペンを取りに帰るときが来るんだろうなと思って。
たぶんそのときには今の、わかんないけどね、仕事とか辞めてんじゃないかな。
だって俺のやってるのは現実の表層だから。
表層をやってるからね、テレビってのは。
一番相性悪いんだよ。
なんでこんなことやってんのって思っちゃうけど、
今たぶんそれをやることがすごく大事なんだ。
ちなみに、お姉さんがいなくなったって言ってるペンギンハイウェイっていう小説の最後の一文、
というか最後の忌み談楽というかね、
を読んだ高校生のたるい少年が一番強く小説家になろうと思った本ですね、ペンギンハイウェイが。
つながるんかい。
ペンギンハイウェイがね、一番思ったね。
曲かい。
僕は小説家になるんだって思った。
そこから俺のバイオリンの練習量減りましたね。
目覚めるなよ。
減ってったね。
目も覚めずにバイオリン練習しとけよ。
すぐ覚めたね。
すぐ覚めちゃったな。
まあでも修行期間だってことだろうな。
それ、よしきもそうなんじゃない?
おいおいおい。
修行期間なんじゃないの?
おいおいおいおいおい。
うるさ。
なんか引っかかるなと思ったけど。
え?
なんか引っかかるなと思ったけどさ。
いや、知らねえよ。
修行期間っていう言葉が。
知らねえよ。
修行期間なのね。
それはね、まあ、あの、そうね。
なんか別に仕事ができるようになるためとかそういうのじゃないけどね。
なんか単純に自分と音楽のこの関わり方を
見つけないといけないよなっていうのはあるよな。
なるほどな。
そうなんだよな。
格同ラブタイムと角堂まなみさん
でも修行するには時間が足りないんだよな。
ああ、その仕事外のところがやっぱり足りない。
そうね、仕事に向けて。
要するに仕事中っていうのは仕事をしなきゃいけないから。
わかる。
だからその仕事の準備で筋肉をつけなきゃいけないんだけど、
筋肉をつけて修行、その仕事中に筋肉を使うと。
その筋肉を作り方の話なんだけど、
超回復する前に筋トレ始めちゃうみたいなさ。
なるほどね。
筋肉が修復して太くなる時間が必要だからさ。
そうなんだよな。
そら、朝シャワー浴びればいいかになるよなって。
そうだよな。
タイクルが早すぎるんだな。
そうなんだよな。
なるほどね。
まあいいんじゃない?表面の仕事さ。
いや、やってこうよ。
表面の仕事いいんじゃない?
ほんとそう思う。
一旦。
一旦そうだと思う。
一旦表面見てさ、地球の形確認してからさ。
地球の形確認すごいデカい。規模デカい。
表面チェックして、あ、丸いんだなって確認してからさ。
じゃあこっから掘ってもいいんじゃないっていうのを見つけてさ。
皮膚でいこうとしてる。
掘っていこうよ。
あ、終わった。
開口さ。
そうな。
いや、もうほんとなんかエンドロールみたいなこと言っちゃうけど、
多分僕があの段階でペンを向こう側に置いてこないと帰れなくて、
そこから自己っていうもの、自分っていうものを見つめるところから一旦距離を置かざるを得なくなってるわけだけれども、
その代わりに、すごいいろんな友達やパートナーがいて、
ラジオで吉木くんがいて、いろんな本を作ってる人たちと出会うことによって、
その人とのつながりっていうものが、
結局のところ幸せにつながっているんだということを、私はそれによって学んだんだと思います。
こわ。
え?
何?
急に。
急になんかあれ?信仰宗教みたいになってきた。
急になんかインプ稼ぎのツイートみたいになってきた。
バカ。
幸せを学びました。
やめてよ。
涙が止まらなくなっちゃうからやめてよ。
え?インプ稼ぎ?
出たなインプ稼ぎ。
たるいといつかの、とりあえずまぁ。
本編以上でした。
本編以上でしたって本編終わってから頭に言うなよ。
近況を話してなかったらどう?って。
きた!
なんかね、まぁいろいろあったんですけど。
近況って今の本編じゃないんだ。
そう、だから今の本編ともう一個近況があって。
あのー、そのさ、なんていうの。
よしきもあるかと思うんだけどさ。
あるなー俺も。
でしょ?
え、マジでこの人のこと、すごくこの人好きだなっていう人と出会った時って、出会った時の自分って嫌にならない?
あー。
俺なんか上手いこと自我を保てないんだよね、いつも。
なぜ、なぜあなたがそれだけ魅力的なのかということを喋りたくなっちゃって。
えーーー。
距離感を間違えるっていう、あ、なさそう。
あるわー。
あるんかい?
ない。
え、本人に伝えたいってこと?
そう、本人に会って。
あ、てか会う機会があった時に、
あのー、いや、こうこう、こういう理由で好きで、みたいなことを、喋りすぎちゃう。
はぁー。
なんかそれをすごい嫌だって思ってる時期が、3、4年前ぐらいにすごい会って、
まあ先日も同じような機会がちょっと仕事の場で会ってしまったんですよ。
ほう、絶えた。
そうだ、その時、絶えた分の、その人がいかに魅力的かっていうのはここで喋りたい、俺は。
はははは。
ここでいいんかい?
うん。
その場では、もう一歩入らないようにすごい気をつけたので。
なるほど。
もう一歩入った部分のことを喋りたい。
ここで圧力を抜いてください。
いや、ありがとうございます。
それがですね、角堂まなみさんという方なんですけど、
石垣旬さんとユニットを組んだりしてる人なんだけど、角堂さんって。
角堂さんのソロのメジャーデビューのアルバムがあるんだけど、
そのアルバムをね、俺はいろんなレコードを持ってるけど、
全レコードの中で一番聴いたアルバムなんだよね。
え?
ALLっていうアルバムを本当に一時期ずっと聴いてて、
この間会ったときから再熱して最近もずっと聴いてたんだけど、
角堂さんは本当に打楽器専攻の方っていう話をしたけど、
即興をやる現場であったんだけど、
音楽に身を…即興とかそういう…
なんかこれ、よしきのほうがうまい言葉の引き出しがあるような気がするけど。
音楽と言葉の力
すごく自由になるために音楽をやってる感じって言ったらいいかな。
すごく自由なんだよね、この人のやってること。
例えば自分の演奏会とかでも。
現代音楽的とは言うと全然違うんだけど、
例えば自分の声をループさせたりとかから始まり、
いろんな楽器をピアノも使うしギターも使うし、
いろんな楽器がこの人の中で音楽を奏でるっていうことと自分の感覚がすごい近いところにあって、
音楽を通して自分が自由になってるみたいな。
見てるだけでこっちもうれしくなるというか。
音楽が心の底から楽しくて、
自分の話す言語として最も音楽が近いですみたいな。
例えばクラシックでいる、
すごく知識があって作曲家のことをすごく知ってるタイプじゃないんだけど、
音楽に愛されてるみたいなふうに言えばいいのかな。
っていうと、雑だけどそういう感じの人でさ。
デビューアルバム、デビューアルバムメジャーのオールも、
石岡慎をはじめとして謎当たるアーティストたちがいっぱい参加して音を作ってて、
僕は音楽というものが昔から思ってるけど、
溶け合う力を持ってると思ってるのよ。
人と人が?
人と人。感情と感情と言えばいいかな。
境界を作らずに、
僕は感情に向かう直通便で音楽はいけるから強いって昔から喋ってたんだけど、
敷居をなくすっていうか、直接入っていけるっていうか、
境界線をなくしていくイメージが音楽にはあるのね。
白道さんはそうやって人と人というか、音楽をやってる人たちが
一つの音楽を作る中で溶け合っていくっていうことに対してすごいポジティブだし、
喜びを見出している感じなんだけど、
それが音楽からも伝わるから、音楽聴いてるだけですごく自由になるんだが、
言葉はすごくいいんですよ。
音楽と対して言葉は敷居を作るものだと思ってるんですよね。
超ウルトラ梱包の話だけど、歌楽器奏者が歌のアルバムを出してるんだね。
そうそう。ALLっていうのはホップスというとまたちょっと違うけど、経路は。
歌のアルバム。出し見やすい歌のアルバム。
だから作曲家っていうとあれだけど、音楽全般みたいな人。
なるほどね。
中でギターも弾いたりピアノも弾くし、フルートもやるし。
言葉っていうのは、僕は区分けする力を持ってると思ってるから、
隔てる力があるっていうか、それを名付けるっていうことは、
それをその世界でカテゴライズするっていうことじゃないですか。
言葉っていうのは敷居を作っていく力があるんだよね。
分かつ力っていうか。
角堂まなみさんのアルバム「ALL」
そういう意味で僕は、音楽は溶け合う力があって、
言葉は分かつ力があるっていうことをずっと思ってたんだけど。
ここから僕の格同さんラブタイムなんだけど。
来ました。ラブタイム。
だから言葉と孤独はすごく相性がいいなってずっと思っていて、
格同さんの言葉って音楽が溶け合うとか、
みんなでその場を作ることに喜びとかに満ち溢れてるのに、
格同さんの言葉はめちゃくちゃ独りなんですよ。
アルバムの中頃にある寄り道っていう曲も、
このようにちょっとだけ寄り道してるだけっていう歌詞から始まるんだよ。
寂しいんですよね。
本編あったらめちゃくちゃ元気なの。
音楽の感じそのままなんだけど、
その人がすごい一人を持ってるんだよね、言葉の上で。
このアルバムの最後に言葉がある曲が、
ランタナっていう曲で僕めっちゃ一番好きだった曲なんだけど、
ランタナも最後に、
さよなら私の大切な人たちっていうふうに言って終わっていくのよ。
さよなら私の大好きなものたち全部って言って。
この人の持ってる世の中と溶け合うための力がものすごいにもかかわらず、
そこともう一方で両立して持ってる個人としての輪郭の強さみたいなものが両立してるんですよ、この人の中で。
なるほどね。
他ならぬ私しかいないっていうことと、
私とあなたが全然違うっていう、また距離感の話になっちゃうけど、
私とあなたが全然違うっていうことと、
私とあなた一緒に音楽を作って溶け合うことができるっていう幸せと、
それがものすごい高いレベルでって言うと雑なんだけど、両立してるんですよ、この人の中で。
なるほど。
なんかそれってすごい人間らしい伝えなんだけど、
魅力だなと思っているっていうことを、
その仕事の現場では伝えられなかったので、今ここで伝えました。
なるほどね。
さよなら私の大切なものたち、さよなら私の大好きなものたち、全部って最後囁くように言ってあるものが終わってくるんだけど、歌ってね。
そうか。
このランタナのマジの見どころは石垣旬のピアノな。
え?
ランタナピアノで石垣旬参加してるんだけど、
こっつ。
ちょっとね、おぼつかないところがめちゃくちゃいい。
えー。
ちょっとね、おぼつかないって言うと嘘なんだけど、
ピアノ上手いんだけど、
ソロのところとかで、ちょっとリズムが崩してるのかわからないけど、
すごいランタナはいいんだよなー。
なんか、なんていうの?
これは単純にこの人がただ孤独なだけでも、
あなたと私は分かり合えないっていうことを言ってるんじゃなくて、
これ感覚だけど言ってるんじゃなくて、
私とあなたはどこまでもこうやって溶け合うことができるけど、
私は分かり合わないっていうふうにその選択してる感じっていうか、
わけ言えないなー。
その個人を保ってる感じが魅力的なのよなー。
うーん、なるほど。
マジで聴いてほしいオールは。
僕のたとえそれが最後だったとしてもって一番最初に作った本の、
本当に中核を成してるアルバムだったなー。
へー。
たとえそれが最後だったとしてもっていうのは、
フランスの昔の映画を見てたら、
フィンってすぐ出て映画が終わったと。
そういう最後でもいいのかもしれないっていうのが終盤に日記としてあって、
それがタイトルになってるんだけど、
なんかそういう温度を持たずに、
さようなら私の大切な者たちって言って、
スッと消えていく感じっていうのは、
そういう冷たさっていうか孤独感みたいなものは、
言葉と音楽の感覚の違い
ずっとこのアルバムを聴きながら思ってたことだったんだよね。
なるほどね。
そうだからね、この人がいなければ本も作れなかったしとか、
いろいろ思うと愛が溢れてきちゃってさ。
それは溢れるわな。
もう伝えたいんだったけど、
抑えろ抑えろってなって。
もういいじゃん、伝えな。
我慢しなくていいんだよ。
長いし、俺の話。
それはそうか。
俺の話って長いし。
それはそうか。
現場で話す話じゃないし。
2人で中華屋さん行って初めて話す話だし。
そうだな。
中、なんかコースじゃないとな。
そうそうそう。
なんかレモンサワー2杯目ぐらいの話だし。
急で逃してからかもな。
そうそうそうそう。
7時から飲んでたりとかしたときの話だし、ずっと。
ずっとそう。
7時開始の飲み会ね、なるほど。
これ7時開始飲み会ラジオだからさ。
それは長いわ、確かに。
長い。
言葉と音楽の感覚の違い面白いね。
だから歌が一番人間っぽいと思って僕は歌を作ってたんだよ。
それがどっちもあるからってこと?
そうそうそうそう。
私とあなたは違うということと、私とあなたは溶け合うことができるということを両立できるのが歌だと思ったんだよね。
音楽の長所と言葉の長所を両立できるのは歌だと思って歌を作ったりしてたんだけど。
その視点からいくと、やっぱり角棟さんのこのアルバムっていうのはそれをすごいレンジの違いというか、
めちゃくちゃの大宇宙とめちゃくちゃ一人の個人みたいな、
すごいダイナミックさでやってる気がする。
言葉のカテゴライズするっていうのは、
世界をカテゴライズするの?それともあなたとの関係をカテゴライズするの?
音楽はあなたと混じり合うわけでしょ?
言葉はあなたと混じり合わるの?
あなたとの関係を分かつの?
言葉が僕の感覚だけど、言葉で私っていうものを作った瞬間に、
私とあなたは溶け合っている状況じゃなくなるよね。
なるほどね。
分離する。
だけど、言葉で私とあなたが同じかもしれないって思うときには、
トリッキーなんだよ。メタファーを使うんだよ、だいたい。
なるほど。
夕暮れのような暗さのアパートのあなたは脱衣所を褒める
まるで〜みたいにとか、ある種の物語であったり、体験みたいなものを作ることに、
第三者的な場所を作ることによって、
同じかもしれないっていうふうに思えるっていうトリッキーな動きをしなきゃいけないんだけど、
音楽はそれが直通便で溶け合うことができるっていうのが僕の感覚。
言葉っていうのは距離を作るからね。
なるほどね。
でも、一曲目で角田さん自身がおっしゃってますけど、
距離のない世界に生まれていたら、あなたとはきっと会うことはなかっただろうっていう歌詞が出てくるんですけど、
やっぱり言葉があることによって私たちの中に距離が生まれて、
だからこそあなたがあなただとわかるっていうのもあるなと思うというかね。
でも言葉っていうのは基本的にはやっぱり分断だと思う。
なるほどね。
嘘なんだよね、そういう意味でね。
虹のこと2色っていう民族がいるっていうのの感じだよな。
ちょっと知らないから詳しく聞きたいじゃん。
だから虹って7色だと僕らは思ってるけど、
思ってる。
でも20色って言ってる人たちもいるし、2色って言ってる人たちもいるらしいよ。
民族によっては。
なんで?
それらの人に対してはそれはそう見えてるわけよ。
だから、すごい雑な言い方だけど、
現代音楽とか言ってたらそういうことはないけど、
我々が音の最小単位を半音だと思っているけれども、
インドの人たちはその間に無数の音階を見てたりとか、
要はそれって言葉によって我々がとりあえず区切ったから、
それが最小単位に見えているけれども、
それこそもったいないっていう言葉が他の民族になかったりとかもそうだけど、
我々が詩的に切り取ってるんだよね、言葉って。
そういうふうに見えようとしてる。
その詩性っていうのかな。
確保性っていうのが絶対にあって、だからすごい嘘というかね。
なるほど。
遊びでしかない感じっていうか。
そこらへんが音楽はない感じですよね。
なるほどね。
ごめんなさい、今ちょっと意図せず、
フランス現代哲学の書庫みたいなこと喋っちゃった。
やだー。
ちょっと意図せず喋っちゃったわ。
全部嫌。
音楽美学専攻が出ちゃったんで、閉じます。
意図してトム・ジェリーの話でもしとけよ。
あのコウモリの演奏で有名だな。
悲劇コウモリの演奏で有名な。
いや、トムとジェリーっていうのがいるんですよ。
嫌でしょ。
意図したトム・ジェリーの話。
いや、その方がいいわ。
ホタル、千年後も光ってて、終電に向けてあなたの手を引いている
おすすめコンテンツ今週は角堂さんでオールでした。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
出ました!
単価コーナー!
すごい、川の向こうに向かってコーナー紹介した。
単価コーナー!
あいつ、今日転校するらしいからな。
単価コーナーさん?
ちげえよ。名前呼んでたのかよ。
単価コーナー!
珍しすぎてフルネームで呼ばれるやつかよ。
この鴨川デルタ君だな。
あんまり真ん中泣かすがあるイメージねえよ。
単価コーナーは私ですね、今週は。
すみませんね、もう。
私ばっか喋っちゃって申し訳ない、今週は特に。
いや、申し訳ないよ。
いつもだけど。
どうしどうし。
しぐさそういちさんという方なんですけど、知ってますか?
しぐさそういちさん。
千の種って書いて、クリエイティブのクリエイティブに1でちぐさそういちさん。
査給率っていう単価がちくまの文庫になってたりとかして、
結構たぶん現代を代表する形の方かと思うんですけど、
この方の千夜英博っていう歌手。
これ想定を見てほしいんだけど、
なんて言えばいいんだろうこれ。
想定すごい素敵な歌手で、なんて言えばいいかわかんないから買って。
買いました。買います。
千夜英博から3種選んだんですけど、
1個目が、夕暮れのような暗さのアパートのあなたは脱衣所を褒める。
っていう歌なんですけど、いいですよね。
来た。来たぜ。
いいですよね。
一番言うべきタイミングは単価の後だからな。
いいですよね。
夕暮れのような暗さのアパートのあなたは脱衣所を褒める。
なんかこう、部屋の狭さがわかるのがすごいいいんですよね。
わかるな。
部屋の狭さ、着替えたての20代前半みたいな、
まだ2人の関係っていうのは温かくて。
絶対2DKとかじゃないもんな。
嫌だよ、俺。2DK。
2DKの脱衣所。脱衣所も結構広いんだね、みたいな。
そういうあれじゃないもんな。
脱衣所もでしょ、今。
脱衣所は収納いっぱいあって、いいね、みたいな。
ないのよ。ないの。
洗濯機の上こんな使えるのね、みたいなさ。
違うもんな。
なんなら共同の洗濯機まであり得るって、これは。
そうだね。
あなたは脱衣所を褒めるって言ったときの、
そういうあなたが好きっていうところが浮かんで見える感じがすごくいいなと思うのと、
夕暮れのような暗さっていう言い方。
夕暮れっていう単語が僕の中では結構、
青春みたいな、長くは続かないきらめきみたいなイメージがすごくあって、夕暮れ時って。
夕暮れのような暗さのアパートって言ったときに、
夕暮れ、ちょっとそこにまだ若さを感じるって言ったらあれだけど、
続かなそうな感じがする、この関係が。
なるほどね。
夕暮れのような暗さのアパートって言ったときに、
2人の関係が今は燃え上がってるけれども、
長続きするような感じがしない感じがすごく漂っているのが、僕はすごい好きだなと思った。
なるほどな。
なんか、そうね。
あなたの他のセンスも気になってる。
というかさ、あなたに対する好きなところの一つ。
はいはいはい。
お前は脱衣装を褒めるよな、みたいな。
これ言ってるよね。
やっぱそういうところがお前だよなっていう、
あなたとの周りの肉付きが想像できるというか、
それが関係性が見えるよね。
確かに。
あ、脱衣装褒めるんだじゃないよね。
そうそうそう。
そういうあなただよねっていう。
そうやなっていう。
そうそうそう。
いいですね。
2週目。
はい。
ホタル、千年後も光ってて、終電に向けてあなたの手を引いている。
これはいいですよね。
ドキドキした。
これはって言ったからどうなるのかと思った。
良かった。
年後も。
ホタル、千年後も光ってて、終電に向けてあなたの手を引いている。
この終電って何ですか?
終電は終電じゃなくて。
終電は終電ですか?
というと、電車のラストじゃなくて。
電車のラストですね。
なんでこれを選んだんだっけな。
分け方が好きだったっていうのはあるんだけど。
確かにちょっと変則的な。
ホタル、千年後も光っててって言ったときの足りてなさ。
うん。
なんかホタル、千年後も光っててっていうことを、
僕のあくまで印象だけど、
いいことと捉えてないっていうか、
世の中の無情みたいなふうに見えるっていうか。
なんでなんだろう。
そういう節理が働いていて、
あなたは行ってしまうっていう感じ。
これは美しい情景なんだけど、
すごい寂しくて。
要はあなたは帰ってしまうっていう。
それは千年後も変わらず。
あなたは終電で帰ってしまうっていうことが、
すごくきれいな形になってるんだけど。
なるほどね。
全部の歌に言えるのが、
この人の持ってる歌の美しさに僕はすごく惹かれてて。
歌が美しいんだよね。
しかも過剰じゃなく。
夕暮れのような暗さのアパートに乗って言い方もそうだけど。
確かに。
すごく言葉が美しい。
しかもその美しさっていうものに全体重を乗っけることで、
意味が伝わらなくなったりとか、
意味が個人的なものになってるわけではないっていう。
すごく言ってる意味はちゃんと伝わる。
窓口の広さがありながら、
美しいっていうバランス感覚にすごい。
いっちゃうやつだ。
一番いいよね。ラベルだ、ラベル。
わかる。
ホタル1000年後も光っててのさ、
あれで何か言おうとしたけど、
曖昧さ。
ホタルの合わさ、曖昧さ。
ホタルって俺別に手で捕まえたことないからさ。
「秋カモ」とは
光でしか認識したことないんだけど。
むしろじゃなくて。
ただ光としてホタルを認識してなくて、
1000年とかいう時間。
もうこの曖昧、想像できないし、
それとこのリズムの不安定さが絡まって、
幻みたいなさ、曖昧さが印象派っぽいよね。
ラベルだな。
ちぐさ、ソイチ、ラベルだな、結構。
またね、俺の中でラベルはあれだったんだけど、
木下さんだったんだけど。
ちぐさ、モーリスかもな。
ちぐさ、モーリス、ソイチ?
あり得るな。
モーイチかもな。
モーイチ?
あり得るな。
いいですよな、この歌も。
最後いきます。
あなたから借りた刺繍のここからは
布線の色が変わる秋カモ
あなたから借りた刺繍のここからは
布線の色が変わる秋カモ
という歌で。これいいですよね。
これいいですね。
さらっと来た。
緩急がすごいな。
この秋カモっていう言葉ですよね。
布線の色が変わる秋カモ。
前の歌とかの流れでそう思っちゃうのかもしれないけど、
少し寂しい。
この秋っていうものに、
これから冬になっていく感じを感じたんだよ。
なんか関係性のピークが終わった感じがしたんだよな。
なるほどね。
なんか僕はそういうふうに読んだんだよ。
あなたから借りた刺繍のここからは布線の色が変わる。
どうやって読んだらいいんだろう、これ。
これあれかも。どうやって読んだらいいか悩んだから上げたのかもしれない。
この布線の色が変わっていることに気づいた自分が今秋にいるってこと?
要は目線を上げてってことだよね。
自分が秋にいるっていう場合もあるし、
なんか布線の色が変わったことイコール秋なのかな。
自分との関係性
うーん、そうとも読めるよね。
秋っていうあなたから買った刺繍のここからは布線の色が変わる。
布線の色ってどうして変わるんだろうね。
使ってた色が切れたか、日時が経ってるかだよね。
そうだね。
日時が経ってるのほうだろうな、どちらか。
日時が経っていて。
刺繍ってやっぱり寂しいときに読みたいのかな。
刺繍ってどういうとき読むんだろうな。
何かその詩に何かを求めて、
寂しい秋に何か布線が張るような詩がそこにあったのかな。
いやまあそういうことだよな、でも読みの定着点は。
そうだな、そうだな。
だからもう1回詩集を読むのを再開した場所があって、
それが秋が来たときなのかもしれないっていうことだよな。
ちょっと寂しくなったというか。
そうだね。
そういうことか。
なるほどな。
いいですね。
いいですよね、いいですね。
この膨らみですよね。
出た。膨らみ。
このZ軸ですよね。
やめてー。収録収録。
同婚さんの会じゃん。
まあちょっとじゃあ短歌会でした。
細か細か細か細か。
え、ちょっと待って。
スティーブライヒーのクラップミュージックやってる。
現代音楽の。
絶妙にぽくすんな。
これそうだから。
マジのやつ?
クラッピングミュージックアンプしてるから。
ループの仕方もわかってるから。
さすがだな。
なんか前回の、
前回の吉木の演奏会の回。
あの子さんの方々からの支持が熱い。
子さんって。
子さん、最子さんであるロンドンから熱烈な連絡をいただきましたおかげさまで。
先週から聞いてもまだ子さんだろう。このらしい。
最子さんの部類です。
先週から聞いても。
みんな言ってるのは東京でやらないのか。
なにそれ。
演奏会を。
なに。
いいじゃんなんか。だめ?
全然いいと思います。
地元でさ、なんかしれっとさ。
やるぐらいだよ俺って。
いやわかんないよそれは。
あのすごかったよロンドンの。
2人のラジオの1個の集大成的に吉木発信で企画されたリサイクルだということがあったことがファンとして胸圧だった。
すごい分析。
そんなんじゃないから本当に。
そんなんじゃないからな。
やめて。
やめてよ。
そんな、なんか綺麗な話にしてTikTokでバズらないで。
もしかして吉木インプ稼ぎやってんじゃない。
妙にその比喩ばっか出てくるけど。
いやそんな綺麗なあれじゃないから。
そうな。
さあやとたかひら車みたいなことやめて。
やめろ。さあや特番の話すんな。
本当に。
いやーそうね。確かにそれはそうなんだけど。
恥ずかしいですよそんな。
そうですね。
僕も東京で開かれる未来は来るんだろうかと思いながら生きてますけれども。
いやなかなかね難しいですよねやっぱ。
なかなかね日々もありますしね。
日々もあるし。
東京でお客さん集める僕のずぶとさがないな。
なるほどね。
全然それやってる人ずぶといとは思わないんだけど。
自分の中ですごく難しいよね。
熱量というか。
東京での俺の人生ってやっぱり人に関わらずに生きてきた人生だからさ基本的に。
東京という街においての俺って。
俺たちボードゲームで遊んだじゃねえかよ。みんなで。
それはさボードゲームの相手になるという自分のごまかし方があるじゃん。
俺も同じ気持ちで参加してたからわかるけど。
俺がおのれそのものになった瞬間に気にしてる場合じゃないんだけどな。
なんかすごい嫌なこと言いますけど。
言ってよどんどん。
サモヒョウゴではそうじゃなかったみたいにおっしゃってますけど。
おい。
嫌なこと言うな。
サモヒョウゴではそんな感じじゃなくやってましたみたいな感じで言うてますけど。
ある意味、もう10年以上住んでないわけだよね。
だからおのれがそこから離れつつあるんだよ。
離れつつっていうのはおかしいけど、
昨日の今日の自分との関係性じゃないから。
確かに。
例えば関係のない、
僕のルーツと何も関係ない場所とかの方がやりやすいかも。
なるほどね。
秋田公園とか。
東京での活動
そこに自分が見せるのは自分、おのれというよりは僕のリサイタルだから。
東京でやったら自分との関係がお客さんにできてて恥ずかしいわ。
なるほどな。
これは全く見えてないけど、
なんかだから、おれが演奏会の企画を打ったらいいんだよな。
やば。
で、よしきが出ればいいんだよな。
怖い怖い怖い怖い。怖い話してる今。
でもいつになるだろうな、それ。
今すごい怖い話してる。
いや、言霊ってあるからさ。
怖っ。より怖くしてる。
言っとくっていうね。
怖さの補強してる。
怖っ。
まあだからそこで何をグッズとして売るかだよな、一番。
エグ。
そこでもうその土台固まってる。
まあだから本人の許可は必要だけど、ロンドンステッカーは確実だよな。
エグ。もう許可一つでもう進むようになってる。
やっば。
ロンドンと、まあね、最近使ってるのがやっぱ隣柴青しっていう名言もありますから。
名言じゃねえよ。オリジナリティがなさすぎるだろ。
え?隣柴青し?
ほんとに。
あるだろ。
なさすぎるだろ。先人の力借りすぎだろ。
まあ隣柴青しとかね、まあいろいろやっぱ名言は生まれてますんで。
いやなんか、なんか、なんかあれだな、勇気がないんだな、勇気がないというかこう、やっぱりもう前提として自分の何かがバレたくないという思いが強すぎるんだよな。
自分の、なんかそれ前々から言ってるよね。
そうそう。
誰かがバレたくないって。
そうそうそう、そうなんだよ。
自分がバレたくないっていう。
曖昧な存在のままいる方がなんかかっこいいじゃん。
なんか、別にかっこよさを求めてないけどさ。
確かにさ、あれだよな、その、物語に出てくる白馬の王子様的なものってこう、あの、脅威役で出るから白馬の王子様なんだもんな。
そうそうそうそう。
そうそうでもないけど。
白馬の王子様主人公になったら絶対白馬の王子様じゃない部分描かないといけないもんな。
そうそうそう、詰め切ってるシーンとか嫌じゃん。
白馬の王子様の。燃えるだろ。
それはまあ一周回ってるけど。
うん。
いやなんかまあ確かにね、あの俺も言われた、なんか東京でなんでやんないのみたいな。
うんうんうんうん。
5人ぐらいに言われたけど。
うん、言われてんな。
キャッパ5人のとこならいいけどさ。
嫌だろ、逆に嫌だろ。キャッパ5人。
体育館にパイプ椅子5つ並べてさ。
キャッパ偽りすぎだろ。
いやパイプ椅子のデカさ舐めすぎだろ。
いや、デカすぎだろ。
だとしたらデカすぎだろ。
でなんか、毎回まあなんかいつかやりますとか言って適当にはぐらかして。
はいはいはいはい。
これでちょうどいいと思ってしまってるわ。
良くないな。
いや全然良くないよな。
良くないな、ほんとに。
良くなくはないけどな。
良くないけどな。
ではまたね、次3月中旬のラジオでお会いしましょう。
おし。
たるいと。
いつかの。
とりあえず。
あ、でした。
これがスティーブライヒーが想定してなかったリモートズレクラッピングミュージックな。
伸ばすように過ぎていった。
遅れなかったメッセージ。
愛想笑いの夕べ。
小さな嘘をたくさんついた。
とりあえずまあ明日もあるし。
向上のように日々は過ぎるし。
少しだけでよかった。
愛想笑いの隙間。
くだらないことではしゃげたなら。
たるいと。
いつかの。
とりあえずまあ。
01:34:29

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