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2023-08-09 09:05

#79 1人で考える限り生じてしまう”アイデアの死角”とその対処法 - Inputalk Design

【月水金 朝9時配信】「Inputalk Design」は、デザイナーのイワイ(@iwi_des)とりゅー(@ryuki_kyoto)が、最近インプットしたことについて、10分くらい話していくPodcastです。

#79のトピックは「1人で考える限り生じてしまう”アイデアの死角”とその対処法」です。

ちょっとしたスキマ時間のゆるいインプットにどうぞ。

サマリー

デザイナーであるIwaiさんとRyuさんは、アイデアの死角について話しています。彼らは新エヴァンゲリオンのプロジェクトの本を参考にして、アイデアの構築方法について考えています。

アイデアの死角とエヴァンゲリオンのプロジェクト本
Inputalk Designです。この番組は、現役デザイナーの IwaiとRyuが最近インプットしたことについておしゃべりするラジオ番組です。
どうも、UI UXを中心にいろんなデザインをしているIwaiです。
メンタルヘルスのセーフキュアアプリ、 アビガカイナのデザイナーをしているRyuです。お願いします。
はい、お願いします。
はい、じゃあ今日のスピッカーを持ってから。
はい。
えーっとですね、アイデアの死角、 死角ってあの、見えないところ。
見えないところがあるっていう死角と、 今日のっていう映画で、何から持ってきたかというと、
なんかさ、今の新エヴァンゲリオンのさ、 プロジェクトの中身が書かれた本が出てるんですよ。
あー、はいはいはいはい。
あれ、オンラインフォードから予約して買ってたんですよ。
はいはいはいはい。
で、もちろん全部読めてないんですけど、その中で、
オリジナリー役、作画部長の人。
結構それぞれの人が、どういうスタンスで、 このプロジェクトに対してどう捉えて、どういうスタンスで、
なんか、望んでたかみたいなのを 書いていってるところがあるんだけど。
その中で、強度の獲得1、死角検証みたいな感じで書いてあって。
まあなんか要はというか、アンノさんが、 全体監督としてアイデアが出てきますと。
それに対してこの作画部長の人が、 反対意見を大案を出す。
それに対してまた誰かが大案を出すみたいなのを繰り返して、 全てを統合してアンノが最終的な判断を下す。
このような構造を作ることができたときは、 強度のあるものが作れると感じます。
アンノのアイデア発想と統合
続いて、アンノの出すアイデアは、 とても多くのことを考慮したものです。
しかしそれでも死角ができることがある。
しかもそれが本当に死角なのかは、 ついてみるまでわからないわけです。
で、僕の意見が採用されるかどうかは重要というよりかは、
結果的にアンノが出したアイデアのまま進むのだとしても、
僕の意見によって一度立ち止まり検証が行われる。
このプロセスによって強度が得られると考えています。
なるほどね。
これからアンノさんレベルであっても、 一人で詰め切ることは構造的に不可能だと。
これを受け取りました。
僕は今一人でデザイナーなんだけど、
それに気づくと、一人でできることをたかがしれているという。
一緒に割り切りがちゃんと確立できるというか。
だってアンノさんレベルですが、 他の人に叩いてもらわないと。
まあまあね、求めてるレベルが違うとかもちろんあるんだけど、
一人で練り上げられることは構造的に限界があるよみたいな。
そういう絶対的な事実を得ることで、
一人で詰め切るというか、一旦作って出すみたいな。
もちろんやってると思うんだけど、
一人で抱え込んじゃうみたいなことが出てくるわけですよ。
デザイン担当すると自分しかいないとかになってくると。
でもそれはもう構造的な限界があるから、
そこでやろうとしても、
それによって自分の目線が上がるとか、
神秘感がちょっとずつ上がるとか、
そういう面ももちろんあるけど、
アンノさんですらいろんな人に叩いてもらって、
その結果コードを上げるって聞いてるんだから、
自分がね、そんな一人で練り上げられるのを
あなたが教えてるっていうのをすごい思いました。
いやー、なるほど。面白いね。
絶対に四角はできるから構造でカバーするっていう。
そうそうそうそう。
根性論とか神秘感があればとか、
そういう話ではないかな。
もちろんね、アンノさんもめちゃくちゃ神秘感とアイデア発想派だとかあると思うんだけど。
それでもできるって言ってるもんね。
おもろいな。
アニメーション界隈でそういう仕組みができるの面白いね。
めちゃくちゃ構造化してされてるよね。
似たような話じゃないけど、
デスノートも一人で考えてるわけじゃないんだって。
編集と原作ともう一人ぐらい、3人ぐらいで、
本当にこのトリックに穴がないのかっていうのを考え続ける場みたいなのを設けてたらしくて。
本当にライトはやるかみたいな。
本当にLは見抜けるかみたいな。
これ、アホの回答に達してないかみたいなことを検証しまくるみたいなことをやってたらしくて。
作品のコンセプトって、読者に吹っ込まれたら終わりみたいな。
そういう戦いを作ってしまったから。
天才対天才だからね。
追いつけないレベルの戦いをこいつらはしているっていう状態を常に作り続けなきゃいけない。
もしかしたらアニメーション業界でできるの面白いって言ったけど、
むしろアニメーション業界の方がアイディアの視覚みたいな方がクリティカルになっちゃうのかなって思ったわ。
UIデザインとかはさ、最悪使いづらいかファンクションができればリリースはできるじゃないですか。
UXは著しく落ちるけど。
作品の矛盾点みたいなのって、作品自体を拒絶する方向に行っちゃうと思うんだよね。
綾波はこんなこと言わないみたいな。
拒絶に繋がるから絶対に外さなきゃいけないような気がするな。
私なんか、作画のミスとかじゃなければ基本直せないしね。
プロット作るの、最初に返さなきゃいけないよね。
最近悪いなってなったら、地評価悪いなってなったらさ、直します、アップデートしますができる。
UIはね。
本当にそうだよね。
広告業界とかも同じになっちゃうかもしれないけど。
ストーリーを作るってだから難しいんだろうね、矛盾なく。
まず矛盾ないストーリーを作るのが難しくて、その上で感動させる。
面白かったり、泣かせたり、イライラさせたりみたいなことするのがすっげー大変なんだろうな。
あんまり長編を作ったことないから。
ショートショートぐらいをたまに描くぐらいしかしたことないから、あんまりわかんないけど。
あれね、1作ぐらい描いたことがあるぐらいだけど。
悲しぶれちゃったな。
完全に矛盾を無くすことはできないし、そこを突き詰めようとすると、
デスノートみたいな作品はいいのかもしれないけど、
目立つ矛盾がなくて、
よく考えたらここちょっと、
オートディレクションがあるかもしれないけど、
そこを突き詰めようとすると、
デスノートみたいな作品がいいのかもしれないけど、
よく考えたらここちょっと違うんだろうって思うけど、
それはそういう世界観なのかなみたいな。
まあいいかなみたいな、なんかわかんないけど。
ってなるみたいなところもあったりするのかな。
すげー引っかかる矛盾は綺麗にいなくて、
そこをこういうふうに捉えるとめっちゃ通るなとか。
良い矛盾と悪い矛盾はありそうだね。
そうね、では皆さんもエヴァのプロジェクト本を読んでみてはいかがでしょうか。
今日も一日頑張っていきましょう。ありがとうございました。
09:05

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