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  2. #14 良いデザインとは何か
2022-10-05 19:17

#14 良いデザインとは何か

良いデザインとはどういうことかをテーマに話しました。良いデザインとは、Webデザイン、グラフィックデザイン、装丁デザインでも何であっても「機能的であるか」「見た目が美しいか」「目的が満たされているか」など多面的にみるべきだと考えます。そして最終的には、そのデザインの発注者が良いデザインがどういう状態かを判断するべきことかと思いました。

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こんにちは、シロクロの兄長です。
Podcast 14回目を始めたいと思います。
今日は10月5日、水曜日ですね。よろしくお願いします。
今回は、良いデザインとは何か、というお題で話したいと思います。
前々回、Webサイトのマーケティング周りの話をしていて、次もブランディングの話という風に言ってましたけど、
Podcastのカテゴリーデザインにしているし、デザインの話も混ぜていかなければと思って、
ここで少しデザインの話もしたいなと思います。
デザイン、いろんなものがありますよね。Webデザイン、グラフィックデザイン、工業デザイン、パッケージデザイン、ファッションも一つのデザインだし、
そういったものの良いデザインというのはどういうものを指しているかというところで、多面的に多角的に判断するべきだなと思っていて、
あとはその大体によっても多少の違いはあるのかなと思いつつ、
でも今回考えた限りだと割と全般的に言えるのかなという気はしています。
個人的に大きく分けて3つぐらいの評価基準があると思っていて、
3つざっと挙げると、機能的であるかどうかと、あとはもう1つが純粋に美しいかどうか、綺麗かどうか、
3つ目が目的を満たせられているかどうかに分類されるかなと思います。
では1つ目の機能的であるかどうか。
これについては、例えばウェブサイトとかアプリケーションとかであれば、
そのもの自体がきちんと読みやすい体制になっているか、
アプリケーションだと扱いやすいユーザーインターフェースになっているか、
というコンテンツがきちんと読み取れる、扱える状態、機能が正しく機能している状態。
まずその最低限のコンテンツを取得できるか、
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雑誌とか本とかであればきちんと情報が読める状態にデザインされているか、
というところがあると思います。
2つ目は美しいかどうか。
これもこの中でいろいろまた分類されそうですけど、
これを同行にしても一般の人が見ても、
綺麗だな、可愛いなとか美しいなとパッと感じられるもの。
雑誌のこの表紙めっちゃかっこいいなとか、
このプロモーションサイトめっちゃかっこいいとか、
パッと感じられる美しさ。
あとは同行が見てこの細部の作り込みがめっちゃ綺麗だな、
細かい余白が上手くデザインできてるなとか、
見た目に関わるところですね。
ここは写真とかも含めて文字タイプグラフィーもそうだし、
そういった内容とはそこまで関係がない。
純粋に見た目の美しさがデザインがいいと言われたりですね。
ここは一番わかりやすくデザインがいいと言われるものかなと思います。
一般的に言うと。
3つ目が目的を満たせられるかどうかということですね。
よく言われるのが、
日本の有名なECサイトが集まったところだと、
マチラシみたいなグラフィックがたくさん並んでいて、
デザイン、見た目としてはそんなに美しいものではないけど、
あのスタイルがめちゃくちゃ売れるという。
ECサイトの正義はものが売れることなので、
そうすると見た目のデザインが美しい、きれいだなっていうことより、
商品が売れることの方がそのECサイトの運営者からすると、
いいデザイン、いいウェブサイトであると思うんですね。
機能的であるかどうか、美しいかどうか、目的を満たせられるかどうか。
もちろんその全てが満たせられているのが一番最高、
それ以上言うことがない状態だと思うんですけど、
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発注者、デザインを依頼する人にとって何が大事か。
必ずしも目的が大事ではないケースもあると思っていて、
名前を出すのはあれだけど、ウェブマガジンなのにめっちゃ読みづらくて、
でもすごい写真とか摩の撮り方とか綺麗で、
本当にすごいおしゃれでモダンなウェブサイトがあったりするんですよね。
それはもうそういう雰囲気込みでの媒体である。
写真は主に見せるっていうのもあるんでしょうけど。
そこで多少の読みやすさ、扱いやすさ、機能的差し加減もありますよね。
機能を最優先して、多少見た目がめっちゃ普通の状態でもその方がいい。
か、多少機能を犠牲にしても美しい見た目であることの方が大事であるというケースもあるので、
そこは発注者がどういった状態のものを良しとするのかっていうのをすり合わせないといけない。
それらの3つの判断基準が相関関係もある場合もあるが、
完全に独立したものでもあるっていうところが、なかなか難しいところで。
読みやすくて扱いやすくて、それが美しさにつながって、
さらにそれらがひっくるめて目的も満たせられるっていうケースもあるし、
全然扱いにくくて、めっちゃ見た目も全然綺麗とは言い難いけど、
面白いアプリケーション、面白いゲームとかも存在するわけで、
因果関係があったりなかったりするのではないかと思います。
だからアクセシビリティとか、そういう機能的であること、
いや逆ですね、機能的でない、読みにくいじゃない、扱いにくいじゃないかっていうふうにして、
それで全て否定するのもちょっと違うなと。
それを前提にデザインしてるんであれば、
別にそれはそれでデザインを発注した方がその状態で良しとするのであれば、
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それは別に良いのではと個人的に思います。
まあでも難しく、公共のものとかだったら別だけどね。
道路の標識がめっちゃ見づらかったらダメだしね。
あとは本、書籍、想定デザインとかもそうですよね。
作家さんと、あとその本の内容とか含めて、
それに見合った想定デザインをするのか、
マーケティングありきというか、
今本屋さんでどういう書籍表紙のデザインになっていると手に取ってもらいやすいとかもあると思いますし、
そうすると作家さん的には読んでもらいたい、
読んでもらいたいと売れてほしいは結構近しいと思うので、
自分の理想とする状態の想定デザインよりかは、
たくさんの人の目に触れてほしいという思いもあるだろうし、
もちろん逆のケースもあるだろうけど、
なので、一面だけを見て良いデザインか、良くないデザインかとは言い難いし、
発掘者にとってそれが最良のデザインであれば、
いいんじゃないかなと思っています。
前にノートで書いたんですけど、
美容師で自分にとって理想の髪型があって、
こうしてほしいって伝えて、
髪を切ってもらうわけですけど、
プロの美容師があなたにとってこれが似合いますよっていう髪型が、
本人にとってはちょっと違うって思うことは大いにあると思っていて、
バンボ個人もそうですけど、
多分それってヘッドデザインとか他のデザインの業界で置き換えるなら、
多分プロが言ってる状態の方が正しいっていうか、
そっちの方が本来美しい、
本来?いや難しい言い方だなここ。
プロの目から見るとそちらの状態の方が美しいと思うけれども、
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本人からしてみたらそうではないっていうことがあり得る。
そうするとどっちを優先するかというと、
本人がいいと思った方がいいんじゃないかなと僕は思うので、
そういう意味でウェブとかグラフィックとか、
どういったパッケージデザインとかも、
そのメーカーがプロのグラフィックデザイナーがこっちの方がかっこいいですよ、
多分売れるし、機能的でもあるし、
めっちゃいい状態ですよってなっても、
そのメーカーさんがこっちのほうがCRの方が好きって言ったら、
ARの方が売れるしかっこいいし今っぽいしってなっても、
CRの方がいいんだってなったら、
それに勝る理由はないですよね。
なのでやはり対象者、対象物とそれのオーナーというか、
権限を持っている方の意見を最優先にデザインするべきではないのかなと思います。
そういうふうに捉えると、
前のトピックスで話した、
ちょっと過剰すぎるモダンなウェブデザインとかも、
客さん、発注者の方がそれを望んでるんであれば、
昨今のコンテンツありきのウェブサイト、
デザインはそこそこで十分でしょっていう、
もちろんそれはそれで一つの真理ではあるとは思ってるんですけど、
でもお客さんが今っぽい、めっちゃ綺麗でかっこいいデザインを求めているんであれば、
そこに費用、コストをかけても全然いいんじゃないかなと思います。
もっと自由であるべきですよ。
あとは美しいかどうかっていうのも、
まただいぶ細分化されて、
そのデザインにオリジナリティがあるのかどうかとか、
トレンドに合ってるか合ってないかとか、
そういったところもあって、
見た目めっちゃ綺麗だけど、なんか既視感があるよね、
なんならそことめっちゃ似てるよね、とか。
果たしてそれは、あとは難しいですね。
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アクリとか、
著作権とかに売れないんであれば、
多少の、これは前のトピックス聞いてもらった方がいいんですけど、
完全なるオリジナリティっていうのはほぼどんな業界でもほとんどないものなので、
いろんな文脈の積み重ねがあって、
いかに自分なりのスパイスを加えて作ることができるか、
デザインにしろ、音楽にしろ、ファッションにしろ、
ということかなとは思っています。
だから若干話がそれるんですけど、
M-1お笑いの大会も、
なんかたまに腑に落ちないことがありますよね。
面白ければいいっていう面もあれば、
オリジナリティだったり、
その芸人さんたちが去年、一昨年やったネタを同じ、
今年もやっても面白ければいいのか、
でも前に見たから面白さはちょっと減るわけで、
あとは誰々がやったスタイルと一緒でも面白いっていう状態は、
いいのか悪いのかっていうところで、
お笑いこそ、
採点は細分化した方が絶対面白いですよね。
オリジナリティがあるかどうかと、
技術的に優れているかどうかとか、
とは単純に笑えるかどうかとか、
なんかその練習しすぎた芸が、
なんか練習が見て取れるようで、
あまり笑える状況に持っていけないとかっていうこともあるし、
なんかの細分化したらめっちゃ面白いなとは思います。
ああいう、何でしたっけ、
アイススケートとかもそうですよね。
いろんな採点の項目がありますよね。
あれと同じようにすれば、
で、それが総スコアの方がいいんじゃないかなとは、
よっぽどそっちの方が、
芸人さんはやりやすいような気はするし、
あとは、
ちゃんと独自性を評価してもらえたとかの方が、
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やる側としては嬉しい気はするんですけどね。
話が逸れました。
なので、いいデザインっていうのは、
いろんな面で判断すべき、
だし、最終的にはデザインを圧縮する側が、
判断するべきものだと思います。
デザイナーとしてはその辺分かった上で、
いかに自分のエゴを出して、
美しいデザインにできるかどうかだと、
個人的にも思っているので、
頑張っていかないといけないなと思う次第です。
そんな感じかな。
雑談入ったけど。
では、今日はそれで終わろうと思います。
ありがとうございました。
さようなら。
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