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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤克樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、今日も質問来ておりますが、いきますか。
はい、いいですよ。
では早速いきたいと思いますが、今回は珍しく大学生でございます。
大学生、はい。
ちょうど就職活動を控えている大学生からご質問いただいております。
就職活動を目の前にした大学生です。
コロナ禍においてオンライン面接となり、
なんだか不完全燃焼のままお祈りメールが届く日々が続いたと先輩から聞きました。
私自身、インターンなども経験を詰めず、
ゼミの活動も狭まり、大したことをできない就活が始まりそうです。
こういう状況ですが、どのように企業へアピールしていったら良いものでしょうか。
採用に携わる井上先生のご意見をお聞かせいただきたいです。
いいですね。
これはリアルだな。
リアルだよね。
採用側も、オンラインでの面接だとやっぱりわかりにくいですよねっていう声もたくさん出ていることも事実なので。
やっぱりありますか。
お互いがやっぱりわかりにくいんだろうなっていう。
空気感みたいなのが見えないから。
採用する側には、採用する側の工夫があるのでそういうことは言えるんだけど、
採用される側が、採用する側がある手法がどういうことかによって対応も変わってくるんで、
一般論として何か言いにくいんだけど、
若干いくつか2つぐらいの視点から語ると、
一つは、やっぱり企業はどういう人を求めてるかっていうことから言うと、
昨今の、たぶんこの10年近くなってんじゃないかなと思うんだけど、
多く言われているのが、悪い意味ではなくて、正しいことを言わなきゃいけないとか、
失敗しちゃいけないとか、人からの評価が低い状態だと良くないとかっていうのは、
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すごく気持ちの中にある世代って言っちゃいけないんだけど、時代的にそういうのがあってね。
SNSでのえも言われぬいじめ的なことになっちゃったりとか。
別人格作んないとSNSやってらんないみたいなね。
そういうのがあるので、多くの場合間違ってはいけない。
なおかつ正解はあるはずだから早く知りたい。検索世代でもあるんでね。
ちなみに話しずれるけど、Google検索って減ってんだってね、若い人。
YouTubeとかそっちで探しちゃうって意味ですか?
SNSから入ってくる情報で結構入ってくるので、検索という行為は以前よりは減ってきてるらしいね。
情報があふれているので、何かどこかに答えはあるでしょっていうのが多いので、若干教えてくださいねと。
本人たちは悪いんじゃなくてね。
それは答えがないくて変なんで、それこそ背中を見ておぼえろ的に育った大人たちから見ると、
なんで今の子たちはすぐ答えを聞くし、すぐできないとか言っちゃうし、
何だろうねと聞いてもわかりませんという、そういう積極性のなさみたいなのを感じたりするみたいね。
だから何が言いたいかというと、
やっぱりより、ある意味では挑戦意欲の高い人とか、
失敗を恐れず自分で何かを切り拓こうと従っている人とか、
昔、大人からすると前に出ていこうとする。
いい悪いとか正解とかじゃなく、とにかく前に進もうとするというか、
そういうエネルギーを持った人を望んでいることは確かだし、
破天荒な演出をしろっていう演出の話じゃないんだけど、
そういうところは求められてるよっていうのは覚えておいたほうがいいかなと。
大きく大人でざっくりですけど、
社会人対応とかをしてるような人たちの価値観としてはそういうのを求めてますと。
逆に言うと、受け止めるというか、
若い人たちの特徴としては、言われたことはちゃんと受け入れようとする姿勢はしっかりあるんだけど、
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自分から発信することが弱かったりする。今のことの逆で言うとね。
なので、裏付けが失敗しちゃいけないとか、そういうのが背景にあると、
どっちかというと、受けは得意だけど、自分から発信するとかっていうのはすごく苦手。
だから、やっぱり発信力っていうのはすごく大事なキーワードになってくるんじゃないかなと思います。
なるほど。発信力っていうのはSNSで情報を発信するとかっていう意味ではなくて。
自分の考えとか思いとか、自分がどうしていきたいかとか。
そういう、これからの自分の仕事に対してのアクティブな姿っていうのかな。そういう意味。
そういう意味ですよね。
だから、自分が何をやりたいかとか、自分は仕事を通してどういうことがしたいと思っているのかとか。
あんまり就舎意識じゃなくて、仕事をするということ。
自分はどう考えてるかみたいなことはしっかりと考えて、組み立てておいたほうがいいと思います。
なるほどですね。
オンライン上の面談で言うと、熱量ってのは伝わりにくいので。
ここはちょっと演出的なんだけども、ある意味ではアクションなんかもオーバーに。
オーバーに相手に表情が届いたりするような工夫はしたほうがいい。
そういうアドバイスもすごくあるよね。照明の当て方とかね。
そっか。昔で言う写真の撮り方が、今照明の当て方になってたりするんだけど。
そういう演出もそうなんだけど、
空気感でなんかこの子いい子だなーみたいなのは伝わらないので、
やっぱり話の内容の精度を上げるしかないんだよね。
ある意味でロジカルに、自分は何に向かってこれから社会人になってどういうことをやろうとしてるか、
どういう経験を積もうとしているか、
そして自分が行きたい会社に対して、そこで自分が何をやろうとしているかっていうこと。
それを自分のためになりたいと思うこともちゃんと言えばいいし、
それを通じて、例えば本社が果たそうとしている事業に対して貢献したいっていうような、
自分の向かう姿とかね。
そういうものをしっかりと語ったほうがいい気はします。
どこに向かうかっていうのも、意外と今の若い人がワンオワンなんか増えたけど、
どうなりたいのって聞くと、よくわかんないんですっていうのが多くて、
困ってる上司も結構いるのよ。
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今の人って何かそういう願望とか欲望とかあんまりないみたいだねっていう声も結構あるぐらいなので、
だからやっぱりちゃんと自分は、
今設定したものがその通りいくかどうかは人生はわかんないので、
これも設定したらそこから逸れちゃまずいなって考える必要なくて、
自分は仕事を通じてどういう人生を組み立てようとしてるかっていうのを、
この機会に自分の人生みたいなものを少し未来に向けて設計するぐらいのつもりで考えて、
その上で自分は、じゃあ仕事を通じて自分に身につけたいものは何かっていうことをちゃんと語り、
本社でそれを発揮したいみたいな流れをきっちりとね、ある種のロジカルに語らないとダメだと。
なるほどですね。
雰囲気で誤魔化せないんだよね。
逆にですか?
雰囲気に誘わせないですもんね。
リアルでやってたってみんな学生さん同じこと言うなって思ってる面接が多いので、
オンラインになれば余計にそれをもっと感じちゃうんだよね。
そうか、中身しかないですもんね。
だから死亡動機と自分の自己アピールというようなことが多いので、
自分で苦労したこと何ですかって聞かれたらこういうことですって答えることが多いので、
これはしょうがないのね。面接官は過去しか探ることができないので。
でも大事なのは、どっかでチャンスを見て必ず未来を語る。
私はこういう人でしたっていうことを語る人は多いんだけど、そればっかり聞いてるから、
こういう人でこういう経験があってこうなんです、だから私は明るいんですとか、
挑戦意欲があるんですとかっていう形になるんだけど、
自分は今、変な話ね、コミュニケーション力がちょっと不足していて自分としては自信がないんだけど、
将来に向かってこういうことをやりたいとかっていうほうが新鮮なのよね。
つまり、向かっているところが未来だっていう姿をちゃんと見せたほうがいい。
それはちゃんと、でもどんな未来なのかは大人も聞いて、
それはちょっと素敵だねって言えるようなものは探しておいたほうがいいと思うけどね。
その話を踏まえた上で、この方の、これも過去だからしょうがないと思うんですけど、
ゼミの活動も狭まり、当然インターンもできず、しょうがないですよねみたいな意味で。
いろいろ海外旅行がいいとは言わないですけど、留学とかも外に行けなくなったりもしてるでしょうしっていう中で、
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過去についてもアピールできるものがないですっていう。
このリアルな話はどう受け取るものなのかな。
あのね、面接官が変な話、大学3年の夏を利用して、例えば自転車で日本一周しましたなって、
結構そういうタイプの話って多いのよね。
面接官が何聞いてるかっていうと、例えばだけど、箱根駅で走りましたって言ったら、
それなりにこいつはそこはいろんなものを積み上げてきたなっていうことを推測できるじゃない。
でも自転車で日本一周してきましたって言ったら、どんだけ大変なのか意味がよくわかんないよね。
何が言いたいのかわかんないから、じゃあ何するかっていうと、
そこで学んだものは何だろう、得たものは何だろうっていうことを聞きたくなる。
だから大事なことは、体験と経験の差っていうのを言ってる人がいて、
体験したことで留まるのは体験で、それを何か自分にとっての身につけるとか、学ぶとかってなると経験になるっていう人がいてね。
つまり語んなきゃいけないのは、体験したことから何を学んだかということを語ること。
つまり体験したことが旅行にも行けないゼミの活動も狭まってんだったら、それこそが体験。
狭まったゼミの活動の中であなたは何を感じる。
例えば、どうそこから気づいたかとかね。
それは自分で振り返って、残念でしたじゃなくて、これって何だろうっていうね。
この経験は何なんだろうかっていうことを、やっぱりちょっと語らないといけないんじゃないかなと。
いやいや、この辺はやはりさすが井上先生という感じのご回答をいただいたところでお時間をやってまいりましたが、
なので、この狭まった経験から何を振り返り、何を学び、何を気づくかというところを一度向き合ってみると。
そう、それと未来ね。
未来ですね。その場において、ちゃんと喋ると。
体験、経験から学び、そして未来について何を感じ、だからこういうことがしたいとか。
この流れを自分の中でストーリーを作っておかないといけないんじゃないかなと思いますね。
なるほどですね。ぜひ就活これから始まると思いますが、頑張ってみてください。
また何かありましたら質問お待ちしております。
井上先生、ありがとうございました。
ありがとうございました。
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