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2017-03-09 15:14

第98回 『質問:経験のない業界で仕事する際の心構えは?』

第98回 『質問:経験のない業界で仕事する際の心構えは?』 井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上さん、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今日は製造業、38歳、マーケティング担当の方から質問が来ております。
すごい熱心な方で、ものすごい質問が長いので、全部読んだら終わっちゃいそうですので、
少しだけ両役としたいと思いますが、始めだけは全部読ませていただきますね。
いつも楽しく配置をさせていただいています。
現在、私は創薬を支援するためのライフサイエンス製品を扱う部署に所属しており、
新規ビジネス開発を担当しています。
業界知識や生物学のバックグラウンドなしに、
この業界、この部署で果たして活躍できる場所を確保できるのかと不安に思うことがあります。
経験のない業界で仕事をする際の心構え、
また新規ビジネス立ち上げ時の混沌とした状況から道を切り開いていく際の心構え、
もしくは気をつけなければならない点、業界を見渡すためのコツなどありましたら、
ぜひアドバイスをいただきたくお願いいたします。
この方ですね、詳細もいろいろあるんですが、
10年ぐらいソフトウェア開発に携わられていて、
5年間は海外関係の仕事をかなりされていたようですね。
ただその後、ちょうど半年前に御転職をされて、
先ほどご紹介したライフサイエンスの方の仕事を今やっていると。
そこで最後の方にあるのはですね、
しかし移動後半年が経ちますが思うように動けていない。
海外がまだ立ち上がっていないため過去の経験が活かせない。
新規ビジネス立ち上げ経験はまだ2度目なので、
私自身の提案スキル、考え方が未熟、
ライフサイエンスの知識が未熟で業界を見渡せていない。
そもそも能力がないのかなど、これらのことについて少し焦りを感じています。
また自分の欠点として、しっかり自分が理解していないと説明にまとまりがない。
また適切な言葉がすぐに出てこないなど、
新しい部署で新しい動揺に対する報告や提案もそうですが、
お客様にも簡潔に考えを伝えることが下手だと感じています。
一方で、以前の部署で活躍できたのはおそらく熱血対筆で、
仕事にどっぷり浸かる性格が日本人とのコミュニケーションが難しいと感じている海外のメンバーに受けたのではと、
自分ではそう理解しています。
自分の活躍できる場所の確保、それから以前の経験を生かしたままのビジネスを前に進めること、
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この2つのテーマについて何かヒントとなるアドバイスをいただけるのではないかと思い質問をさせていただきました。
なるほど。
こういうご質問でございます。
なかなか頑張ってらっしゃるとね。
かなり肺体にあふれられているんですよね。
そうですね。なんかこう、多分語学力というか、おそらく英語なんかかな、
語学力があるんでしょうね。
だから海外の方たちとのコミュニケーション。
それからもしかしたらこの方自体が海外生活も結構しているのかもしれないですね。
その辺も推察できそうな感じですね。
だから海外の方たち、日本人とは違う、はっきり物を言ったりとか、
イエスのほうがはっきりしているから、ちゃんと行動を取るというようなことかな、
ということができるんだと思うんですけども。
新規ビジネスでの新しいところ、全く経験がなく知識もないところへ飛び込んでいったということに関して、
どうするか、そういうときにどうしたらいいかということなんだと思うんですけど、
この方、でもその会社に入った最初のときは同じだったと思うんですよね。
そもそもね。
前職の。
同じ会社なんじゃない?
同じ会社か。
なんか移動って書いてある。
失礼しました。
いいです。
移動後ですね。失礼しました。
そうですね。だから最初の仕事だって同じだったと思うんですよね。
そうですね。未経験ですし。
もちろんね、ライブサイエンスといえば、もしかしたら奥深い知識ベースで難しい問題があるかもしれないけれど、
じゃあ新しいことをやるときってみんな、じゃあこの方がもしね、さっき言った海外の経験があって、
海外に行ったことがあるのであれば、海外に行ったときも初めてだったと思うし。
つまり初めてだったときって何したんでしょうね、この人はっていう。
確かに。そして切り開かれた経験もありそうですね。
やってきてるわけですよね。
やってこられてますよね。
なんでそれができたのかなっていうことと。
そこですか。
うん。
ほうほう。
で、今なぜ悩んじゃうのかな。
はあ。
これをお聞きしてですよ。
はい。
どう捉えてるんですか井上先生はこれ。
いや、知らないことへの恐れが出てきちゃってるって感じです。
はあ。
前は知らないことを恐れてなかった。
はあ。
だから一番最初のときっていうのは知らないことを恐れるとすくむよね。
普通は。
うん。でもこの方のそのバイタリティーがあって
突き進んできた過去のこの人のエネルギーとか良さを考えると
おそらく就職したてのときでも切り開いてきたのは
もしくはね海外との窓口をやることによって
自分の強みが生かされたっていうことで
勢いが出たっていうのもあるかもしれないけど。
うんうん。
でも全員必ず最初は素人なので。
はい。
そこを突き動かすときに恐れてなかったと思うんだよこの人。
当時。
うん。
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はあ。そう読み取りますか。
だからやっぱりすごくシンプルだけど曖昧に聞こえるかもしれないし
ある意味ちょっとそんなんでいいんですかって思われるかもしれないけど
いろんなことで覚えてきた今まで積み重ねていたものでは
生かされない分野に入ったので
ゼロリセットされたような感覚の不安感があるんだと思う。
はあ。
でも前50貯めていて50を生かして100に得ればよかったけど
途中でちょっといろんなことの方向転換があってゼロになった。
うんうん。
でも前の50は持っているので
それは絶対生かされるというか
人としてね人の行動っていう部分では
そのときの経験で得たことっていうのは生かされると思う。
例えば経験を積むということに対して
一生懸命やれるとか
経験って言ったって量も質もあるのでね
あとはそこから築くっていう力をつけるとか
うんうん。
だからやっぱり新しいことに恐れないっていうのが一つ重要なことと
あとね全く新しい
ライブサイエンスのジャンルだって新しいので
世の中的に新しいので
すごい新世界っていうことで言うと
大事なのは何ができるかじゃなくて
何を探すかっていうか
見つけるっていう方が大事だと思うよね。
何を探すか。
見つける。
つまり提案力をつけましょうっていうのは
最終的に必要なスキルだけど
それよりも何だろうこのジャンルっていう
素人目から見て
どうやったらそれができるかじゃなくて
そういう知識はなくても
こんなことが起こったら面白いんじゃないとか
っていうことをイメージするっていうのかな
ビジョニング的な?
そうそうそうそう
まさにそう
ほう。
だから自分の勝手な妄想を少し広げてみてもいいじゃない
こんなことできないのかしらとか
なるほど。
まさにこれパイオニアというか
時代的にも本当に最先端ですよね
ライフサイエンス授業なんて
なんかね経験を積み上げて
得たものでできるもので積み上げて
何かやろうとしてる気がするんだよ
今。
なるほど。
だからないことを恐れるなっていうのと
ないんだから無責任にいろんな妄想が広げられるでしょ
っていうのもあるので
なるほどですね。
きっと能力高い方なんでしょうね。
そうなんだろうね。
過去の実績とかもだいぶしっかりしたものが終わりなの
だからこそ
不安なんだと
未来への不安は出ちゃうというか
はあ。
そう見ますか。
ちなみにですね
はい。
とはいっても新しい領域、未来というか
見えないものへの不安を恐れるなと
それができないと思うんですよね。
09:01
そこは恐れないというのはどういうふうに向き合うというか
というのは要するにマイナスはないってことよね。
ゼロからスタートしてるので。
ああ。
うん。
だから何もかもがゼロなので
提案ができるのが20ぐらいのレベルだとするとゼロなので
20できないこと、20をゼロとすれば今はマイナス20になっちゃうんだけど
今はゼロだからマイナスではないっていうこと。
失敗の進歩ぐらいの。
そうそうそうそう。
言われてみればおっしゃる通りで。
だからこの人にとって必要なのは有能感。
有能感。
うん。
だからできるなって感覚がこの人にとって必要だと思う。
この方自分のこと優秀であることは自覚されてるんじゃないですか。
だから何も知らないところに行くと自分の有能感が満たされない。
はあ。
ないけど有能さを自覚しろというアドバイス。
自覚しろじゃなくて有能感は作られていくものだから
経験を積むことによって得ていくもの。
ほうほう。
この人が今持っている有能感はバイタリティに富んで
熱血感っぽくて要するにエネルギー一緒に動けて
っていうことがこの人のある種の支えてるものなので
それは持ってればいいんだよね。
引き続き。
うん。
何するのって言ったらもうたくさん失敗しなさいって話なんだよ。
ああそこに行くんですね。
うん。
はあ。
だからできないことに不安があるということが
さっき言った知らない世界への不安ってことなんだよ。
だからできないんだからできるようになるために
いっぱいできないことを経験するっていうのが
すごい価値だっていうことを思い返してほしい。
多分この人最初それやってたんですね。
はあ。
確かに本当ですね。
うん。だってソフトウェアの開発やったその後新規の立ち上げやったりとか。
そうです。ちょっと私割愛しましたけども読みますと
入社後ソフトウェア開発に10年ほど携わり
直近の5年間は開発から離れ新規ビジネス立ち上げ
そのために海外拠点への技術移管やサポート
海外重要顧客の技術ディスカッションを担当していた。
うん。
だから海外の方とのコミュニケーションが十分取れるということは
まず絶対的に持っているこの人の強み。
だとしたらそれはずっと握りしめてなきゃいけないんだけど
今は多分まだ海外が開けてないので発揮できないっていうのは
そこが発揮できないからだと思うんだけど
でもそんなことよりも新しいことをやり続けてきたっていうことが
大事なんじゃないですか。
はあ。なるほど。
こういう形でこの方は自分を振り返ってみると。
知識はいずれにしても経験の中で時間とともに覚えていかなきゃいけないので
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これをちゃんと身につけましょうというのは当然だけど
今ないことを何も卑下する必要ないんじゃないか。
なるほどですね。
だって世の中的にも新しいジャンルなんだから
まさに。
誰も答えを知らない。
確かに。
答えがないんだから答えは作っていけばいいっていう感じかな。
だからいい意味で妄想しろと。
そうそうそう。
で、もしぶつかっていって何言ってんのって言われたら
え、でも面白い楽しくないですかっていう。
いいねいいね。
いわゆる先生もね、昔若い頃ものすごい失敗しまくっている
新しいこといっぱいされてきてますもんね。
そうなんですよね。
だから新しいことをやるときっていうのは
えーと、なんていうのかな
中学、高校、大学に入るときの入学式みたいな
入学したら全く新しいところに行くっていう感覚で
同じでいいと思う。
うーん。
でも積んできたものはあるので
やっぱり中学時代テニスやって高校でもテニス部屋やれば
中学時代やってたテニスは活かされる。
だけどその学校では一番新山もので
上級生だったのは下級生になりっていうことは事実だから
同じでしょうね。
なるほどですね。
なんかいいですね、井上賢一郎の人生相談みたいな
新しい雰囲気で。
だからなんかね、あのー
なんかこの人がそのー
突破するために必要な考えっていうのは
いわゆるさっき言ったように
できる自分が大事になってきてるんだと思うんだけど
もう一度できるようになる自分に
焦点を置いてほしい気がするんですよね。
なるほどね。そのできている自分を守るのではなくて
できるようになっていく自分を。
新しい何かを覚えていくとか
いう方に視点を当ててほしいなっていう気がする。
こんなことまでわかるようになっちゃったい私みたいな。
これはキャリアを考える上で
かなり多くの方がハッとさせられた話な気がしますが。
だと思うんですね。
ベースにあるこの人のしっかりとしたものはあるので
それは持ち続ければいいし
と思いますけどね。
なるほどですね。
ぜひ今のお話を聞いて
もう一度いろいろやっていく中で
またつまずいたりもしたり
新しい発見があれば
ぜひ井上先生にシェアしていただいて
アドバイスもらっていただけたらなと思います。
未熟で多いに結構。
私も頑張ります。
貴重な話ありがとうございました。
どうもありがとうございます。
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