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2019-02-28 17:32

第201回「質問:育ってきた部下を独り立ちさせるタイミングの見極め方は? 」

第201回「質問:育ってきた部下を独り立ちさせるタイミングの見極め方は? 」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、今日もいきたいと思います。
はい。
いいですか、早速。
いいですよ。
じゃあ早速、質問の方にいきたいと思いますが、
最近、質問だけが多いんですよね。
この方も、女性ってことしかわかっていません。
いきたいと思います。
任せられる仕事が増えてきました。
今まで上司が対象チェックを入れていたものを、そろそろ手放す。
独り立ちさせる見極め方やコツはありますか。お願いいたします。
シンプルですね。
シンプルですね。
どっちなんですか、自分が?
自分が上司なんでしょうね。
自分が上司で。
新人化なんかでだいぶ任せられるようになったような。
今までは、いいですかって言って、最終チェックして大丈夫だねって勧めたけど、
最終チェックしなくてもいけそうだねっていうことになってるんじゃないかな。
なるほどね。
仕事の内容にもよりますけどね。
例えば、書類とか、計算書みたいなのを全部作って、これでいいですかっていうことのチェックみたいな仕事もあれば、
非常に物事の段取りを確認する。
こういう手順でやりましたけど、いいですかっていうようなこととか。
最終アウトプットに関するものであれば、どの程度これを提出する相手にとって大事で、
その相手と自分たち、自分の会社っていうのかな、
その関係性に影響が強いものであれば、例えば請求書とか見積もりとかっていうのであれば、
最終チェックは社外とか相手とのコミュニケーションの中核にいる人の確認を取らなきゃいけないので、
最終チェックはやめていいですよって話じゃない。
なるほどですね。
それは万が一、最終チェックをやめたことによって起こる問題の大きさによっても違うので、
03:00
例えばそれこそ新規クライアントが出ました、営業事務です。
営業の者が頑張って見積もりまで提出できるまで持ってきたと。
こういうふうにやって書いてねって言った書式がめちゃめちゃいい加減で、
相手がよくわからないところだっていうようなことがコメントに書いてあったり、
ような場合だと困るじゃない。
そうですね。
そうだったら上司というよりも誰か最終チェック者は必要だよね、これはっていうのはあるので、
何が言いたいかというと、最終チェックの必要性はちゃんと教えなきゃいけない。
誰のチェックは受けてね。
もしかしたらこの上司の方は自分がやってた作業をやらして、
OKだよ、いいよ出して相手にって言って出すことで、
自分を通さなくても直接やればいいよと。
例えば社内のものとかね、だったらいいんじゃないとか、
社外でもいつもやりとりしてるようなことなんで、
分かってきたからもう大丈夫だねっていうようなこともあるし、
だったらいいと思う。
今の後半の話っぽいと思うので、
会社の信用に関わるものであれば、
これの最終チェックを受けてねっていうのは絶対外しちゃいけない。
自分じゃなくてもね。
上司のチェックを受けなくても、誰々さんのチェックを受けなきゃダメよっていう、
最終確認ルールみたいなのを整えていかなきゃいけない。
それはどちらかというとワークフロー上の、
守らなきゃいけないチェックみたいな感じ。
言葉を教える。
ただ今の質問で言うと、さっきの例で言うと校舎で、
できるようになったじゃんっていう感じだと思う。
そしたらどうですかっていうので、
チェックっていうことでチェックするんじゃなくて、
同じ行為かもしれない。
例えばできましたって渡して、
いいんじゃないって言ってやるということは、
同じかもしれないんだけど、
時間的な使う労力はね。
でも言葉を変えてほしい。
言葉を変える。具体的に。
これでいきます。
わかる?
いいですか、これでじゃなくて、これでいきます。
OK。
それは上司側のコミュニケーションじゃなくて、
部下のほうにこれでいきますっていう宣言。
ただ、行くよということの合意。
こう行きます。OK。
これで行きます。OK。
つまり、これで行っていいですかっていうことではなくする。
部下のほう、それどういうふうに指導する?
自分の判断でやっていいよと。
ただし、やる前にやることだけは言ってね。
やるとだけ言ってねということ。
だから別に変な話見なくてもいい。
任せるつもりなら。
06:01
あれ出しておきます。OK。
メール送っておきます。
送っておきます。OK。
場合によってその中で、
ちょっと今回はセンシティブだぞっていうときは、
じゃあ一応見せてだけでいい。
これで行きます。
黙ってやんないでねだけ。
最後のGOっていうボタンだけは、
押す前にGOボタン押していいから、
押すよと言って。
その回答を聞くと、
この方がもし感じるとしたら、
わかんないですが、
例えば、どのタイミングは見なくて、
いいよ、言ってっていうのと、
毎回毎回本人からしたら、
たまにはチェックされるけど、
基本OKだけどって言って、
逆に混乱させちゃわないかな、
みたいな心配って起きないですかね。
多分チェックしなきゃなと思う、
それは業務の内容によってだと思うので、
何を注意しなきゃいけないかという話を
してあげなきゃいけない。
例えばいつもやってるようなこと、
セミナーの段取り、
例えばだけど、
今ポッドキャストやってますけど、
収録のセッティングとかあるじゃないですか、
機材とかも含めてね、
僕らがよくやるセミナーの段取りとかもあるし、
そういうものって世の中たくさんある。
いっぱいありますね。
会議の設定とか、
そういうものはそろそろできるよね、
そろそろ任せるよと。
やるということだけは言っといてね。
だから任せるよって言っていいよっていうことの基本。
ただ、やりますっていう宣言をさせる。
それはもうそのままそれを伝えればいいんですか?
やるときはちゃんとやるって言ってね。
やるということだけは言ってた。
言わないでやるのはダメだよっていうのを教えて。
なぜならば、
いつやるかだけは知っときたいから。
確かに安心できる、
任せられてる部下って、
いつやるか言ってくれてますよね。
本当に任せるっていうのは、
タイミングがずれないのよ。
ずれなくなると完璧に任せる。
タイミングっていうのは、
時間的な問題っていうのは結構なリスクを背負うので、
こんなタイミングでやったらまずいんじゃないとかってあるから、
難易度はOK。
だからやるっていうことだけ言う。
このやり方でやります。
それをやっていくと何がいいかっていうと、
ちょっと難易度が高い問題も、
こうやろうと思うんですけどいいですかって会話に変わる。
そうすると、
まずは一旦自分の意見を作るっていう、
次のステップの教育に入りやすい。
意外と仕事任せるっていうのは、
最後に残るのはタイミングなんですか?
そう、なんか思うことがある。
結局、タイミング。
09:00
やられてみれば、そうかもしれないですね。
書式はできるようになったけど、
そこじゃないでしょうね。
なんでそこでやる?
でも確かにあるな、この感じで。
とか、もうちょっと早くやっとけばいいなとか。
あると思うんだよね。
確かに。
キッチンのホールの食事のタイミングぐらいの、
そうそう、そのタイミングよみたいな。
その世界ですね。
ホールの仕事であれば、
そろそろテーブル担当任せてもいいなって言ったときに、
例えば、このオーダー取りに行きますっていうことを、
言葉にさせるっていう。
行動を宣言する。
ああ、イメージしやすいですね、それ。
コーヒーおかわり取りに行きます。
そんなような感じ。
それは結局、
ひとり立ちをさせるということは、
要素分解としてどんなふうに見ているんですかね。
大事なのは、やっぱり責任を持つっていうのは、
どっかで宣言っていう行為は、
責任のコミットメントみたいな感じで、
言葉にすることって大事だなって思うんですね。
ほうほうほう。
こうしますとか、
これがよくわからないうちに、
何も言わずに何もしてなかったみたいなことが起こったり、
そんなやっちゃったの?っていうようなことがあったりするっていうのは、
日常いろんなとこで見るので、
やっぱりやりまとい宣言っていうのは大事な気がするね。
それは区切りだし、サインみたいなもんね。
行くよ、OK!みたいな。
出発進行、OK!みたいな、そんな感じなのね。
っていう要素と、
その後にもっとレベルが上がってくると、
さっき言ったように、
言われたことしかやらないとかっていうことの悩みの世界に入ってくる。
もっと自分で考えてほしいっていうことになるので、
自分で考えて、
まず一旦自分の答えを作る、
それで話し合う上司とか、
っていうところに入っていかないといけない。
そうすると、こうやりたいです、こうやりますとかっていう宣言の癖があると、
意見を作って自分でまず一回まとめるっていうことが、
習慣化するって言ったらいいの?
コードになってくるけど、やりますっていうことと、
提案をするみたいなことが、
抽象度高く言うと同じものであるみたいな感じになる。
要するに、本と言葉に出すっていう作業って一緒でしょ?
この言葉にするっていうのが一緒。
12:03
言葉にしたことを上司がOKって言うだけだよ。
その次は、OKだよって言うんだけど、
ちょっと待ってもあってもいいのよ、もちろんね、物によっては。
その提案系に行けば行くほどちょっと待ってというか、
それがディスカッションになるってだけですよね。
それは例えば営業でわかりやすく言えば、
今日はどこどこでした?行ってきます。OK。
逆に言うと、その前で言うと、
今週どういう動きするの?
なんていうことをチェックしてるような時代があるじゃない?
だったらここ行ってきた方がいいよとかってまずやってます。
そのうち、今日はどこどこ行きます?OK。ってなる。
その次は、どこどこ行って何々してきます?ってなる。
そういうふうにだんだんレベルが上がる。
でも今、こういうキャンペーン商品があるけど、
その会社で行ってくるの?とかってチェックを入れやすい。
そうすると。
じゃあ、すごい一般化すると、
要は宣言したものに対してOKを出す行為を、
上司と部下がやりとりしているってことですね。
OKを出すという行為も実は大事なのね。
何かっていうと、
やりますって行動を自分で決めました。
その行動をとります。OK。って言った時に、
OKをやらずに単純に行動していると、
ある意味自由に動けるけれど、
なんて言ったらいいのかな?
組織としての承認がやっぱりちょっとまだ未完成なんでね。
組織としての承認?
上司がちゃんと自分の行動を認めてくれている行動だっていう度合いが低い。
自分で勝手に動いているから。
何かがあった時に、
上司に言いづらいよね。
何やったんだお前って話になっちゃうじゃない。
それじゃなくて、OKって言葉を1個もらうだけで、
言ったんですけどこんなことが起きちゃいましたってことは、
共有しやすい。
そっちにも影響するのか。
持っているベテランになったらそんなのもやらなくなるよ、もちろん。
でも一旦最初のうちのステップとしては、
いいですか、これで最終チェック、
大丈夫だよって、
この時もOKかもしれないけど、
チェックしたよ、確認したよっていう作業でしょ。
次は確認はしないけどいいよっていう段階。
確かに宣言したことで責任が生まれて、
それにOK出すっていう、
その高度さが違うだけですもんね。
事業だったら事業任せた時は、
あと任せた、OK。
その中で細かいのはお前に任せてるからねっていうか。
そうなんだけど、任せてるけど、
こうやりますって宣言される方が、
ある意味の承認してるわけでしょ。
承認されたという気持ちにも強くなるし、
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組織としてこれは認めて動いてる動きだという風に、
オフィシャル化しやすい。
こと組織っていうのがちゃんとリンクする状態で
仕事ができてると。
それは例えば、
弁当部長この段階、この間の新規事業ですけども、
まず新規開拓、横浜から行きます。
OK。
これも確認だけど。
高度になればね。
なぜ横浜行くのっていうのは、
その最終チェックをしてることの股なんだけど、
横浜行きます。
OK。
これは任せたぞっていう意味だけど、
了承を得ましたよねっていうことで。
で、だんだんだんだんレベルが上がってると
そういうことになるが、
これは何やってるかっていうと、
ブラッカーにはさっき言った、
まず自分で答えを一回作ってみるっていうことの
習慣化にも役立つ。
それを早い段階からやっていくわけですね。
だから了承、承認とOKっていう意味と、
それからまずこうやりますという宣言を作るっていう、
2セットなんだけどね。
今回はまさに井上ワールド的にね、
抽象度高く概念としての話をね、
説明いただきましたので、
もう一度聞いていただくと
どんどんわかってくるんじゃないかと思いますので。
だからもういいよ、
自分の判断でやっていいけど、
やる前にやるとだけ言ってって。
いいですね。
いやいや、ぜひ生かしていただきたいですね。
はい。
というわけで、本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
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