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2017-04-06 15:41

第102回「質問:全員ワクワクしながら働いているが、残業が多い人とそうでない人がまちまちで経営者として困っています・・・」

第102回「質問:全員ワクワクしながら働いているが、残業が多い人とそうでない人がまちまちで経営者として困っています・・・」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上さん、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今日も質問が来ております。
雪ですか、今?
変わりましたか?
雪に変わりました。
寒いですもんね。
井上先生、風邪は?
いや、大丈夫です。
先生、大丈夫ですか?
私、咳が止まらなくて。
1ヶ月ずっと。
そういう人結構いますね、今年。
今年ね、期間やられる人も多くて。
1ヶ月ぐらいやってる人も結構いますよ。
皆さん、ぜひ体調にはお気をつけていただいて。
この配信の頃にはもう暖かくなってるかもしれませんね。
というわけで、質問に行きたいと思います。
司会員の経営者の方ですね、ご質問いただいております。
各スタッフがそれぞれワクワク感があって仕事をしておりますが、
それぞれのスピード感が違うのを認め合いながらやっています。
それで残業が多い人とそうでない人がまちまちになり、経営者としては困っております。
どう対応すればいいでしょうか?
ということですね。
ワクワク感があるということが一番今回の質問の中でも可能性、
解決できる可能性をたくさん持ってるなって思う分なんで、
いい質問ですね、いい状況ですねと思います。
問題はスピード感が違うけど、ワクワク感があるとスピード感の問題で
両方合わせると、要はやらなきゃなと思ってるところまでは
みんながちゃんとやろうとするっていう雰囲気なんだろうなと思うので、
それはとってもいいと思いますね。
ゴールにたどり着かなきゃいけないなというか、
それをいい加減にせずにちゃんとそこまではやろうと思っていて、
スピード感の差によって終わりの時間が変わってしまうという現象なんだろうなとは思います。
ワクワク感があるっていうんでね。
やらなきゃいけないところまではみんながちゃんとやり切ろうみたいなことは全部としてみんながあると。
だから認め合ってるんだと。
ということは非常にまずベースができてるなという感じがするので、
ただ変な話、経営者から見ると残業手当が多い人ほど効率の悪い人だったりすると。
これはもうよくある話ですよね。
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日本の労働法は時間に縛られるので、
残業手当の感覚はそうなってしまうんだけど、
やっぱり質と量、質×量で仕事の出来なので、
要は定時で全部仕上げられるようにみんなでやろうというのを、
そういうふうにみんなでやり切ろうという文化があるならば、
定時でレベルの高い仕事を全員やり遂げるというのを目指そうというのは、
共通の目的にしたほうがいいんじゃないかなみたいな思いますね。
なるほどですね。
で、見積り時間というのがあって、
何かをやるときにこれどのくらいかかるの?という見積り時間があると思うので、
遅い人と早い人で一回同じ作業なんだけど、同じ仕事なんだけど、
見積り時間の差をまず確認してみるといいですよ。
例えばAさん、ある仕事があります。
はい。
それに対して、Aさんこれってどのくらいでできるの?
いつもどのくらいでできてる?って聞いたら、
あ、そうですね、これってだいたい1時間くらいですかねって言ったりするんじゃない?
Bさん、同じ仕事。どのくらいでできてるの?いつも。
ああ、ちょっと1時間半は見たいですねって言ったら、
この1時間の差なんですね。あ、30分の差。
で、標準時間を設けるっていう考え方ではなくて、
だったらAさんがテキパキやってるんだったら、
うちはこの仕事、こういうのは1時間でできるようにしたいよねと。
で、1時間半じゃなくて、1時間でできるようにするためにはどうしたらいいだろうね?
なるほど。
で、分かった。じゃあさ、やっぱりみんなもスピードアップした方がいいし、
あなたが成長するためにも、それ1時間でちょっとトライしてみてよ。
やってみる。
そうすると、できませんでした。もしくは雑になりました。質が低下しました。
ということが起こるのかどうかを見た方がいい。
ほう。
で、どうしても手さばきとか器用さとかっていう、
本来持ってる資質素養みたいなものの影響で時間かかってる場合は、
これちょっとしょうがないよね。
だけど段取りとか手順の工夫みたいなことで縮まるんであれば、
その領域は教えてあげて考えてトライさせた方がその人の成長にもなる。
ということで、見積り時間を確認するっていうのが1つの傾向を見るための方法なんですね。
確かに。なんかすぐできそうですね。
そう。だから新人を教えるときには見積り時間をこちらは設定して渡さなきゃいけないよね。
ああ、なるほど。
大体この作業ってみんな1時間でできる作業だから1時間でやっといてねっていうの。
できない。最初は。でも1時間でやるものなんだよという前提を入れてあげないと。
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はあはあはあ。
で、そうか1時間って言って途中で焦っちゃったりする人もいるかもしれないけど、
その時は最初は丁寧に1時間くらいだったら、
あ、どうだ?できたか?あ、ちょっとまだなんです。あとどのくらいかかりそうなの?
いや、ちょっと分からないです。どのくらい?今。あ、半分か。じゃああと1時間かかるのかな?
って言って、それはバッファーとして見とかないといけないので、
じゃあ2時間かかりました。新人はこの仕事は2時間でした。
って言ったときに、次に私次にも、これは1時間だからね。1時間でやってね。
この間2時間かかったけど、1時間でやるものなんだよこれは普通。
今ちょっとこの間1回やってみたから、ちょっと工夫しながら少しでも縮めてごらん。
で、1時間半になりました。お、やったじゃない。でも1時間だからね。
あと30分。
これが新人なんかに渡す、特に作業レベルの時間管理で言うと、
これはやった方がいいなって。
なるほど。生産性を。
そう。で、例えば企画書を書くみたいな仕事、
今回司会さんだから関係ない話になっちゃうんだけど、
企画書を書くとかっていうのはこれ見積もれないよね最初。
絶対見積もれない。
だから通常この手のこの程度だと、
これとこれとこれを揃えれば、書くためだけだったら30分でできるんだよねと。
これとこれとこれを集めなきゃいけないから、どのくらいで集められる?
っていうように、時間を意識した仕事の進め方を最初から入れてあげた方がいい。
ちなみになんですけど、今ワクワク感が醸成されているチームというか組織のようじゃないですか。
時間の尺度を入れることによってギスギスしちゃったりしないかなとか。
だからさっき言った標準時間を設けるっていうんじゃないんだって言ったのはそれなのよ。
要するにそうでなければダメなんだよっていう意味ではなくて、
それを目指そう。
で、要はワクワクして仕事してるんだから、もっと人間的にもワクワクするために、
それこそ早く終わればその分いろんなことできるでしょって。
例えばね、映画見に行くでもなんでもいいし、なんかできるでしょうしね。
そういう風にやって人生も楽しもうよっていうようなことかな。
ワクワクしてるんだから、やり遂げましょうというのがあるのであれば、
もっとワクワクしましょうっていう方向に。
それってどの立場の方がやったほうがいいんですかね。
やっぱり5、6人の集団の一人ぐらいが一番いい。
状態も分かるしね。
10人以上を管轄する人が一人一人にそれはできない。
よく言う5丁ですね。
先輩部下でもいいんだけど、先輩と後輩でも。
はっきりと先輩後輩の関係で位置関係、関係性を確定できるのであれば、
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先輩後輩でもいい。
でもなんでこの人に言われなきゃいけないのっていう関係だと、
それはまたギクシャクシャになる。
この方それぞれのスピード感が違うのを認め合いながらやっていますというふうに
このスピード感が違うのを認め合うということ自体は良いんですよ。
いいんじゃない。
ただ短縮できるものというか見積もり時間が短くできるものに関しては
認めちゃいけないというよりも
チャレンジしましょうというところに持っていきたい。
時間短縮ってできたらいいよねのワクワクの世界に出てあげた方がいい。
なるほど。
だからその意味で定時にみんなで帰ろうよって
そういうのがスッキリするじゃん。
逆にみんな定時で切り上げてさ
たまには食事でもして帰れないかとか
例えば何でもいいので
そういうちょっとワクワクな現場感があったり
その見積もり時間を定め
短くしていくこの何て言うんですか
何秒で100メートル走れるようになるかのチャレンジみたいな
これ自体をワクワクにできるように考える。
本当はね。
たださっき言ったように
どうしてもある種不器用さがあるのでとかね
っていう場合はこれは無理しちゃいけない。
そこは認めなきゃいけない。
なるほど。
でも確かにそうやってね
生産性が上がっていけば
そういう不器用な人もできるようにとか
工夫するのを考える仕組みのね
考える時間とかも出るかもしれませんし。
だからやっちゃいけないことがあるとすれば
残業代をカットしたい
もっと残業剤を減らしたい
みたいなモードが出ちゃうと
なるほど。
確かにね。
そこじゃなくて。
経営者としての側面としては
そういう要素も当然あるんでしょうけど
だからそういう意味では
残業代ということで考えちゃうとしたら
その残業もせずに
スピード感を持って
出かける時間が
それなりに高い人であれば
お給料を上げてあげてもいいんじゃない?
逆にね。
なるほど。
でも別にお給料の問題だけではもちろんないと思うので
これでも残業代をですよ。
残業代を払いたくないとは書いてないんですけど
残業に関しては
出ちゃってる人たちがいるわけじゃないですか。
健康。
働いてしまっている。
これ自体は会社としては
辞めていこうという話はした方がいいんですか?
この辺どういう感じなんですかね?
辞めようではなくて
やっぱり今ね
いろいろ残業の問題もありますけども
働き方改革とか出てしまって
大変ですよね。
近いということであれば
女性の方多いと思うんですよ。
多分ほぼ女性なんじゃないですか?
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そしたらね、やっぱり
定時で仕上げて
定時で仕上げて
売上も確保できるような
そんな仕事の仕方をしようよと。
そしたらもっとより
いろんなことができるから
そういうみんなで
定時になったらさっとね
引き上げられるような会社にしたいねっていう
ある意味のビジョン。スモールビジョン。
そこは方針として
ビジョンとして出した上で
残業しないという方針ではなくて
残業しないというのではなくて
定時で仕上げることが
大事だと思うんだよねって
これからの時代
いろんな生活もあるよね
ということで
きっちり仕上げていこうよと
なるほど
スモールビジョンですね
よく何度もホットキャストでは出てきてますけど
だからもし
ちょっと拡大解釈になるけど
時間かかってしまうので
今日中にやりたいから
1時間残業しました
2時間残業になりました
っていうことがあるのであれば
やっぱりビジョンとしては
我々の働き方って
定時で仕上げて
その後1時間
自由な
自分のための時間って作ろうよと
そういう職場にしたいんだよ
言って
仕上がってなかったら責任感が強いはずだから
仕上げようとするんだから
分かったと。でも今日は一回帰りって
帰らせる
そしたらもしかしたら
翌日
手早くやらなきゃ
っていう感覚でやるかもしれないし
どうしても
時間外しかできないんです
っていうのは相談ではあるけれど
意識として
少しでも
定時内で
仕上げていこうねっていう
ところへ持っていってあげる
そこに目指しながら
見積もり時間とかいう
方法を使いつつ
生産性を高めていくと
っていうのがワクワクする感じに
持っていくと。だからこの方得意そうです
得意そう
一生懸命で最後までやりきろうと
してくれることは嬉しいけど
やっぱりみんなにもとっても
大切な時間なんだから
やっぱり職場にいる時間は
決まった時間の中で
終わらせるようにした方がいいと思うんだよね
っていうのは
私がそう思ってるって
言ってあげればいいんだよね
私はそういう運営をしたい
なるほど
なんかできる気がしますね
ワクワクしてるし責任感があるチームだからこそ
それでいるのとは思えない
確かにそうですね
この経営者というか先生が
おっしゃればみんなついていきそうな
感じがしますね
ぜひお会いしていただいて
また質問お寄せください
ありがとうございました
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