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2024-05-24 22:11

第474回 「はなうた効果」と「くちぐせ効果」とは!?

第474回 「はなうた効果」と「くちぐせ効果」とは!?

井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。

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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上上企業から中小企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、ということで、前週に続きまして、今回もある地方でパン屋を営んでおります
田村社長を呼びしてやっていきたいと思います。
改めまして田村社長、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
ということで、20代後半で入社されたパン屋で、いつの間にか店長になった後に
20年後に事業消去して代表取締役になってしまうというね、そこだけ聞いたら
美しきキャリアでみんな憧れてしまうような感じです。
その秘訣はと聞きたいところなんですが、
前回は社内の関係性を良くするためにという切り口なんですかね。
交換日記というのを取り入れ、その取り入れ方がまた井上先生の言葉で言うと
ここにちゃんとフォーカスをした、すごい丁寧なね、まさにパン作りをしてるかのような
一つ一つという感じがして、大変感動した話があったんですが、
井上先生、今日は次のテーマで歌を作ったと。
替え歌なんですけどね。
非常に田村社長が好きな曲に合わせて、パン屋さんの大事なことを歌詞に入れているって感じですかね。
これね、どんなことか聞く前に先に解説しちゃうとね、
違う形での経緯念なんですよ。
ミッションなんですよ、語られてるのは。
私たちは何者であるかっていうことを語り、
私たちはそれでどんな喜びを得られるのかみたいなことを語ってるんで、
ある種の哲学だし。すごいですよね。
厳密に言えば替え歌なんで、これを歌で商売しちゃまずいですけど。
社内ですかね。
拝見しましたけどね、とてもいい試みだと思うし、
この辺もね、例えば社員の方たちがどう受け取ってるかなみたいなのを改めて聞いてみたかったんで。
作った経緯とか、どの曲に当てたものかみたいなね、
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その辺は社長ご自身から説明いただければなと思います。
ぜひお願いいたします。
まずですね、作った経緯なんですけれども、
これまた井上先生のポッドキャストを聞きまして、
会社の旗ですね。
言いますね、よくキーワードとして。
旗、柱となるものっていうフレーズがたくさん出てくるんですよ。
その時に、私、代表取締役になる前に、
どうしてもこの会社の旗はそれに間に合わせて作りたいと思いまして。
いろんな経緯とか会社さんは持ってると思うんですけれども、
なかなか分かるようで分からないようなパターンもあるじゃないですか。
ほぼそうですよ。
ほぼ?何?分かんないこれ。
それでうちは若手の子が多いし、
私も歌も好きだったり、
人って結構歌でテンションが上がったりもすると思うんですよね。
歌を流すとテンションが上がるとかっていうふうに考えた場合に、
中学生の時に大工祭で応援歌の替え歌って作られた方結構いると思うんですが、
必ずやりますよね。
それでまた活動とかなんとかだぞみたいな感じで盛り上がって四季が上がるっていうのが、
ものすごくフィットするなと思いまして。
ならば替え歌を作ったら面白いかなと思いまして。
そうした時に一応パン屋さんなんで、
アンパンマンの歌のどれかからちょっとやってみるのも面白いかなと思いまして。
拝借しようと。
ちょっとそこを拝借しまして、それでちょっと作ってみました。
そうする中でやっぱり私自身もこれを考えていると、
経理念を作っているこの歌詞を考えている自分が楽しくなってしまう。
なるほどね。楽しみながらね。
なので一番だけじゃなくて、全部当てはめちゃう。
なるほどね。収まりきらず思いも募り。
まずは一番お客様に対してどういう風にっていう思いを持っての会社にしたいのかっていうことと、
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あと私たち働く従業員さんたちがどういう思いでこの仕事に向き合って成長していったらいいなっていう思いも含めてをしました。
実際のところ、私が一番作ったので私が一番気に入っているので、
私でこれをブレないように、自分でブレないように、
何かブレそうになった時はこれに立ち替えて正すようになってます。
自分が何かあった時に変える場所にもちゃんとなってるわけですね。
そうですね。
これ普通にですよ。
大体社長が社歌を作る。
歌だと。
で、なんかまた言い始めたぞと。これはまずいやつだぞと。
で、大体歌できたって言ったときにはシーンというふうに、
いわゆるビジョンな理念だみたいなものが、
形外化するパターンを歌でよりためちゃうみたいなことがよく起きると思うんですけど。
こうならずに、この間の効果日記もそうですけども、
入っていくところに不思議な種を感じるんですけど。
例えば経営理念を作ったり、社歌を作ったりっていう行為と、
やってることは目的って組織が束ねて組織運営をするっていうために何が大事かな。
その一、一人一人をちゃんと尊重して一人一人と向き合わなきゃな。
その二、みんなで共通して柱となるものなんだろうねっていう。
この手順はどの会社でも考えると思うんですよね。
ただその一のことを向き合うということは、やっぱり普通はあんまりしないことをやってらっしゃるのと、
この二についても普通はやらないことをやってる。
これね、やっぱり鼻歌効果なんですよね。
鼻歌効果。
例えばアンパンマンマッチでしたっけ。
そうですね。
知ってるわけですよみんな。
だからメロディーは流れてるわけですよ、頭の中にすでに。
誰の頭の中にも。
共通があるわけですね。
そこに言葉が乗っかってくるので、それこそ、
ふんふんふんふんふんって言って、何回あるときにふんふんって鼻歌を言うように、
大事な言葉をちゃんと鼻歌にして歌ってるっていう機材なんですね。
やっぱりパン屋さんって、先ほど言った非常に肉体労働でもある。
朝早くから仕込みやってっていうようなこともあるんだけど、
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それは何でやってんだろうねっていうことを書いてたりするんで、
やっぱり私たちは何のためにここにいるんだろうねっていうことを、
本当に一生懸命考えて書いてらっしゃるし、
田松さんご自身も三社目ですもんね、このパン屋さんね。
そうですね。
一社一社変わっていくごとに、
例えば顧客が喜んでくれることっていうのは、
作るだけじゃなくてそれが大事だとかっていう、
だんだん深まっていって、それを追い求めて三社になった。
普通に辞めて次行ったっていうんじゃなくて、
この会社はこれはあるけど、
次もっとこんなことをやりたいからそれがあるとこ行こうって言って移ってきました。
テーマをちゃんと持ちながら。
ジョブホッピングみたいな世界じゃないわけですね。
そうなんです。
なんで今はもうやっぱり最終的に、
やっぱお客さんだっていうところまで行って、
今の会社にいらっしゃるので、
だからその思いが全部入ってるんでね。
そうですね。
あれすごくね、なんていうのかな、
微笑ましい感じがするんですよ。
いい意味で。
なんかこう嫌な感じがしない。
ちなみにこれは歌は作っても、
もちろん社長が一番気に入っていらっしゃってるって話はありましたけど、
実際には社内ではどう歌うっていうか。
社内ではみんなで歌うようなところまではまだいかないんですが、
とりあえずこの存在はみんなは知っていて、
一応私の思いとしては、
みんなのネームプレートの裏に印刷してありながら、
時々オープン前に、
アンパンマンのマッシュを流したりだとか、
一人で何気なく歌うだとか。
鼻歌効果ってこれか。
そうですね。
あとはそのフレーズ。
フレーズなんかも、やっぱり何のためにっていうところがあったり、
井上先生もよく何のためにっておっしゃるので、
何のためにっていうのは割とみんなにも浸透していて、
ノートにも何のためにやるのか考えながらとか書いてくれる子もいたり、
何のためにっていうのが割とキーワードとして浸透しているのは確かですね。
すごいですね。
何のためにってどちらかというと、
使っちゃいけないキーワードですね。
一番聞かれたくないこと聞かれたってなっちゃいがちな。
コミュニケーション悪いとね。
関係性悪いと予定しちゃいますね。
突きつけられた感じがね。
でもこれも口癖効果なんですよね。
今日ネーミング多いですね。
会社の文化作る一個に口癖ってあるんですよ。
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言語とか口癖。
その会社でしか使ってない言葉とか。
それから必ずみんなが、今でいうと何のためにって言ったりとか。
昔ある会社の社長さんは必ずそこに企画とかを挙げると、
本当にこれでいいのかって読む前に問いただす。
これが口癖なんでみんな構えるわけですよ。
持ってったら言われるので。読まれもしないのに。
で、言われるから最高に最高。
最高ってレベルの高い最高じゃなくて、再び考える最高ですね。
最高に最高を重ねて持ってって、
いけますって言うと、見もしないでOKって反抗する。
だからそこの会社の出身者の人たちってみんなそういう口癖になってますよね。
本当にこれでいいのか。
ちなみに田村社長のところは口癖なんかちょっと言われてみりゃあるなってのある?
それ社員さんに聞かなきゃわからないから。
あとは笑顔とかやっぱり大事。
笑顔と何のためにと。
あとまあそうですね、それが最近中核なんですけれども。
あとは最近は違うとかっていうのを割と私も気にしているように使ったりしますね。
いろんな場面でやっぱり変えるというか。
やっぱり違いを知った上で、じゃあこっちはこうなんじゃないとか。
まず違いをわかるっていうところが大事。
何をするにも。
そこがない限りでは進められない部分が多いので。
どこが違うとか。
その観察力を養うためにも、違いのキーワードにしたりはしてますね。
こういうことを言ってくれる学校の先生と出会いたかったですよね。
ちっちゃい頃に。
田村さん、学校の教師を目指したのはやっぱりそういうことですよね。
目指しました。
確かに。
笑顔っていうひとつの柔らかいような感じと去って、むしろ悪いものっていうか違いとか。
一歩間違えると争いが起きそうなものだったり。
何のためにとかっていうと、お前は何のためになったみたいなちょっと気合い入った感じの、
怯えてしまうようなキーワード。
全然真逆にある言葉をうまく中に、普通だと対立しそうな概念が、
すごく社内の中にぽこっと両方とも共存してる感じが、
井上先生不思議なんですけど。
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やっぱりね、さっきの替え歌の中身なんかにも書いてあるけれど、
要するに、この仕事はつらいよねっていうのは真正面からちゃんと捉えてるんですよ。
肉体的にもね。時間的にもつらいよね。確かにつらいよね。
でもさ、私たちには価値があるんだよっていうことがその裏側にあるので、
この二つが、ゆるい職場じゃないよってこともちゃんと言ってるし、
でもそれだけのものをやる価値はあるんだよっていうことも言っているので、
なので、いわゆる固いものと柔らかいものが、
ちゃんと方針として両方は持ってるんですよね。根本的に。
今のご解説を聞いて、田村社長逆にどういう受け止めですか。
そうですね。私の中では先生のポッドキャストを聞きながら学びながら、
多分ここにたどり着いたと思っていて、やっぱり違うっていうのも、
やっぱり違いを認めた上での行動とか、違いを分かった上でっていう、
それを認めるっていう部分が、多分私は先生から学んだ中で、
ちょっとずつ入ってきているんだと思うんですよ。
そっち?なるほど。
なので、違うとかそういうものをさらけ出すのはマイナスなイメージではなくて、
そこを分かった上で、全然それは違うのは当たり前だよっていうスタッフから入るので、
そこはマイナスのイメージではなくて、プラスに転じて、
遠藤さんには今そういう表現でされたのかなっていう印象はあります。
あー、なるほど。お二人のやりとりの話聞くの、楽しいですよ。
井上先生もこれは嬉しいというか、どうなんですか。
本当に嬉しいですよね。
聞いていただいたりとか、本読んだりとかで、そのまんまやってないっていうのがすごいんですよね。
いやー、そう思いますね。言葉も一つ一つ噛み砕いて、
自分たちの、だとしたらっていう独特の違う表現として出てる。
すっごいね。素晴らしいですよね。
どうしても、さっき言ったパードンの仕事でもあるので、離職とか多かったりする。
前冒頭おっしゃってたけど、
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どんなつもりで入ってくるかが変わってきてるじゃないかっていうような時代で、
やっぱり離職とかが多かったみたいなんですけど、
このとこね、辞めてないんですもんね。
そうですね。定着してますね。
すごいですよね。
実際にパンになって、やっぱり離職率高い業界なんですかね。
まあ、思います。はい。
あんま辞めてないっていうのはどんな程度のものなんですか。
まあ、ほぼ3年ぐらいは辞めてない感じ。
一人もってこと?
ですかね。だいたい。
すごい定着ですね。確かに。
あとはこれからっていうところですかね。私の中では。
楽しみですし、また何か定期的に話聞きたいですし、
時間きちゃったんですけど、評価制度の話聞きたかったなーみたいな思いもすごい残っておりますが。
評価制度はまだあれですもんね。
完成っていうよりも、立場も変わられた中でいろいろまた考えてらっしゃるみたいだし。
じゃあ次回出ていただくときには、またこの評価制度のあたりとかもテーマに置きながら、
ぜひタイミングでお聞かせいただきたいですね。
私が田村さんに申し上げたのは、田村さんの経営の仕方だったら、
評価制度って一人一人違う評価でいいんじゃないっていう。
確かに。
ちなみに評価制度も評価制度って呼ぶんですか?
呼ばないだろうね。
私もこの間先生からそういうお話をいただいたときに、それも呼ばないのが面白いかなと思ってます。
やっぱりそこから考えるんですね。
あれはいいなと思ってますね。
ということで、本当はもうちょっとやりたかったんですけれども、時間も近づいてきてしまいましたので、
最後に田村社長、せっかくですね、一言というかご感想いかがですか。
こんな私がゲストにお呼びいただいてありがとうございました。
以上です。
ぜひまた聞いていただきつつ、質問とかも投げかけていただいて、
その時に田村社長から来ましたって堂々と言えますね。
取り上げたいと思ったりしておりますので。
三浦先生いかがでしたか。
今日ゲストに来ていただいた中で、
このところでこんなふうなことをやってますよってことをご紹介していただくことを中心だったんだけど、
嬉しかったのは、最後のほうにちょろっと、これからなんですっておっしゃってたのがね、さすがだなと。
もう次のステージを見換えてるのかなと思っていて、次の課題をね。
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確かにね、完成物と成功事例のようにしゃべる感じじゃないですよね。
そこはやっぱり。
常に進化変化を感じますが。
そういうところがすごいなと思います。
いやいや、大変に機会にわたってお勉強させていただきましたので、
また引き続きどこかのタイミングでまたお待ちしております。
ぜひ遊びに来てください。
ぜひぜひ。
ということでね、今日の会前回も含めてぜひ聞かせていただきたいなと思います。
ということで終わりましょう。
井上先生、田村社長ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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