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2015-09-04 12:58

第22回 『後継者を目指す次世代リーダーが意識すべきこと』

第22回 『後継者を目指す次世代リーダーが意識すべきこと』
井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感。
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、ナビゲーターの遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所第22回
井上さん、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今日も長いです。
そうですか。
なので、いろいろお話をやれば後でいいですが、先に読んでもよろしいでしょうか。
では、いきたいと思います。
医療機器の販売・レンタルを行っている企業の被社長の方から、
ご質問が来ております。
社員は100名。四国の会社のようです。
現社長が40年前に創業し、現在では20億規模の会社に発展しました。
社長と奥さんである専務の下には、年交助率によって付いている部長職が5名おります。
私はその下の立場で、被社長という立場にいます。
現在社長は60歳を過ぎており、親族の後継者がいないため、
社内から後継者をいずれ排出したいと言っています。
ただ、社長のトップダウンで大きくなってきた会社のため、
部長職はほぼ上の言うことを聞くだけの
マネジメント力や経営者としての能力はあまりありません。
私は社内でもアウトローと呼ばれ、組織変革や新しいシステム導入を任され、
新しいイノベーティブな取り組みを牽引してきました。
現在、私の上司陣から経営者候補が上がるとは思えず、
このままだと会社の存続が危ういと思っています。
私はまず何から取り組めばいいのか正直悩んでおります。
何かアドバイスあればお願いいたします。というお質問です。
悩んでますね。
きっとこの方は後継者になりたいのかな?
なりたそうですよね。読み取れますね。
なりたいんだろうね。
そこを見てますよね。
でもいいことなんじゃないですか。
そうですね。
そういう意識があっていいと思います。
一つだけ、こういうケース結構最近多いですね。
そうですか。
自分の上司たち、いわゆる部長クラスとか課長クラスとか、
そういう人たちのマネジメント力のなさを嘆く
30代後半から40代前半みたいな人は
確かに多い。
すごく多いです。
効きますね。優秀な方が多いんですよね。そういう方に関して能力としては。
ほぼ優秀な方が一旦落ち入りやすい。その年代で。
03:07
各位私なんかもその時代に上は若いだと思っていた。
そうですか。
なぜかそう思うんだ。
やっぱり現場のことと、やっぱりまだまだ経営のトップからの景色っていうのが見えてないんだけど、
やれてる感じがあって、部下とかもいたりするんで、
なんかね、マネジメントってこうだって一回できちゃうもんね。
できてる感。
そう。もっと超えたところに上級のマネジメントってあるんだけど。
本来は。
本来は。
だから、なぜこんな人がここまで偉くなるの?って思って、
同じようなところまで立場として行った時に、よく理解できるようになるっていう場合もある。
その時、この方でいうと、今わかんなくても立場になった時とかに。
要は、現場って具体的な行動の管理、マネジメントでしょ。
つまり、何をしなきゃいけないから何をして、結果としてこれを生むということなんだけど、
上級になればなるほど抽象度が上がって、
もっと漠然とした課題だとか、組織全体の方向性とかそういう課題になってくるので、
よりちょっと抽象度が高い、漠然としたものになるので、
具体を優秀な上級管理職ってあんまり現場に口出さないよね。
だからその場合によっては現場からするとイライラすることがあるかもしれない。
抽象的なことばっか言って。
だからイライラするんだけど、結果この方のように、この方が育ったのは何で育ったかなんだよね。
要するに本人一人で頑張って育ったと思ってるかもしれないが、
もしかしたら、なんだよ決めてくれないんだって決めざるを得ないなと思って決めてきたんです。
アウトローと言われてね。
その感ありますよね。
新しいことを担当してるから、新しいことだから上の人は分かんないし、
新しいこと任せたんだから君がやっていいよって思ってるかもしれない。
確かに。
そうすると下から見る景色は、上はなんとなくピシッとしてないというかしっかりしてなく見える可能性がある。
やった、この取り組みちゃんと遂行したの、自分だしっていうね自負もあるでしょ。
上それ分かってなかったじゃんみたいなのもあるでしょ。
決して創業者40年前に創業されて100名まで急成長した幹部たちがイエスマンであるということは、
往々にして多いんだけれど、あんまりそこにとらわれちゃいけないかなと。
なぜかというと急成長したということ自体に社長一人だけではない、社長プラス5人って言ったっけな。
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そうですね。
その人たちが成し遂げてきたものはなくはないはず。
必ずありますもんね。
そこの紐解きをしなきゃいけない。
紐解くっていうと何を解く?
一番いいのは直接聞くこと。歴史を。
どんな感じですか?
40年間の歴史を聞くの。
当時入ってきた時どんな感じでしたか?
どんどん聞いてあげると、上の人たちが嬉しくてどんどん喋ってくる。
コンパクト実際その辺ご存知なんですかね?
意外と表面的には聞いてるけど、
その時にこういうことがあった、こういう歴史で来た、
この時は新事業に取り組んだというのは歴史は知ってるけど、年表としての。
でもその時、A部長はどこの立場でどう感じ、何を思ったのかよく知らない。
そこまでね。
ここが大切。
その写真に埋もれてしまったその人たちの感情とかね。
これがすごく重要。
重い。
でね、やっぱり変なザ・ラリー・マンティス学っぽい言い方をすると、
やっぱり下の人間ってなぜか自分より下の人間に対しては、
ある意味幸せになってほしいって思いはある人多いんだけど、
上に対してそう思う人が少ないのよね。
いわゆる上の人もちゃんと幸せにしてあげようって思ってる下の人間が少ない。
そうかも。
大きな組織になる。
100人ぐらいになってるから、よりその辺が始まってる。
上の人は言ってくるっていう。
この方まさにそういう発言の中から読み取れる。
だったらその5人の方、社長はちょっと別にして、
5人の方たちも含めてより良い会社でみんながハッピーになるったらどうしたらいいの?って考えたら、
さっきのA部長さんをより素晴らしい経営者にするためにはどうしたらいいのかをまずこの人が考えた。
そのためのサポートを下からフォロワーシップでやった。
この方ね、さっき井上さんも速攻おっしゃってましたけど、
ちょっと後継者、狙ってるというか、目指してるのかなっていう中で、
多分この質問で一歩ちょっと深読みあえてしちゃうと、どうやったら後継者になれますか?にも取れるけど、
今ちょっとヒントありましたね、井上さん。
何でしたっけ?
だから上の人を経営者として立派にするために何をするかを考えた。
この人の立場で言うと、上の人こそ味方につけなさい。
上の人が彼に頼むと彼女に頼むと非常に助かる。
助かるんだよ、あいつはいいやつだよねって思ってもらえたら、
09:03
すぐの後継者にはならないけど、いずれ経営の立場になる。
上をまず幸せにするというか支援をする。
フォロワーシップ。経営者のためのフォロワーシップ。
現場で自分と課長のフォロワーシップに対するフォロワーシップというレベルじゃなくて、
経営っていう人に楽にさせる。
より良い会社経営にするために下から提案したりとか、
ちょっと先回りして手配してあげるとか、っていう風にしてあげる。
誤魔する意味じゃないからね。
わかりますね。確かにここのニュアンス誤魔すると解釈されちゃう方もいるそうですけど、
そうですよね。一歩間違うとこの方、その部長職の方を超えて、
さらに上とかに根回ししかけて、変なことしそうだなって。
そうすると敵作っちゃうからね。
敵作ったら、どんな入手でも社長は、
5人の部長から脳が出たらこの人は後継者にできないのよ。
社長もそれができなくなる。
できない。だって5人全員、自分が一緒に創業から頑張ってきた、
ある種仲間の5人が、いや彼はダメですよって言ったら、やっぱりそれは効かざるを得ない。
社長のためにも、この5人がイエスという同意を上にちゃんと、
社長がいいよって共感してもらえるようにするのも、この方のある種のミッションみたいな。
だから何台とかアウトローで新しい取り組み取り組んできてるという自負があるのであれば、
私にやらせてください。私がやりましょう。
上が嫌がっていることとか、上が困っていることに、じゃあ私がやってみますとか、私にやらせてください。ここから。
上が困っていることをあえて奪うというか、受け取る。
そこでしっかり、もちろんちゃんと報告もして、ある意味では上司の手柄にしてあげるぐらいのこと。
これをしないとね、トップマネジメントがわからないんだよ、逆に。
いい感じでこの方、次のステージに来てるって感じですね。
今はチャンス。この感覚でいいんだけど、現場優秀じゃなくて今度は、
マネジメント優秀になるには上級マネジメントを持たないといけないので、
いかに多くの人が幸せになるためのマネジメントをするかという基本的な考え方。
マネジメントのステージというか、変わってるんですね。
上級マネジメントってさらっとおっしゃいましたけど、ちょっと違うわけですね。
最後にこの方にアドバイスせっかくなんで、いっぱいいただけたらなと思って。
あえてね、変な言い方で、自分が偉くなりたいなと思ったら、自分の上司を偉くしなきゃダメ。
シンプル回答いただきましたが。
です。
そうですね。自分が偉くなりたいと思ったら、自分の上司を偉くさせる。
12:05
ぜひこの方、それを実現して、2,3年後にご報告いただきたいと思います。
そうですね。
平井さん、本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
遠藤和樹です。本日の番組はいかがでしたか。
番組では井上健一郎への質問をお待ちしております。
ウェブサイト、人事評価システム、明快にあるフォームからお申し込みください。
ホームページは、人事スペース明快で検索するか、URLwww.jinji-hiyouka.com、人事評価.comでご覧いただけます。
それではまた次回お会いしましょう。
12:58

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