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2024-09-20 14:09

第491回 「組織の内面性」とは?〜社員感情を知ろう!〜

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▼今回の概要

労組ではない社員団体/社員感情/キーフレーズ:「これに対して社員はどう感じるかねぇ〜」/組織の内面性/利害の対立構造/経営者の姿勢・あり方

サマリー

組織における社員の感情の理解とマネジメントの重要性が話し合われています。社員代表の視点からは、社員の意見や感情を尊重し、経営陣と社員の間で良好なコミュニケーションが求められる状況が示されています。このエピソードでは、組織の内面的な側面と社員の感情の重要性が議論され、会社と社員が同じ方向を向くことの大切さが強調されます。また、経営者の姿勢が組織の機能に与える影響についても触れられています。

組織マネジメントの重要性
井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中小企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、ということで、今日も行きたいと思いますが
前回はね、ノミニケーション
失われたものという、その失われたものが何なのかという話がしたかったわけであって
ノミニケーションを再開しましょうという話ではないという
とても大事なキーワードとしては、精神支援というキーワードが出ておりますので、もし聞いていない方いらっしゃいましたら、ぜひそちらも聞いていただきたいんですが
今日は目に見えないものシリーズに近いのかなと思いますけど
社員勘定というキーワードでやっていきたいなと思っています。
ということで、どうでしょうか。
私が社員勘定ということをよく使っていたときっていうのは
かつての会社の社員会の会長をやってたときなんですね。
経営者の社長と当時の社長と、いろんなことについて経営として考えてることを
一対一で話してくれるような立場にも入れたので
今経営参加してるわけではないけど、その社長さんが偉かったのは、社員はどう受け止めるかねっていうことを
社員代表として僕に聞いてるっていう。
社員感情の理解
さらっと出てたんですけども、社員代表という話は、ローソとはまた違った形で出来上がっている組織があるという話ですね。
これは形としては、ローソとして労働者対資本家との対立構造というよりは、
社員は社員のまとまりを促進するための会みたいな。
変な事やってるときは、他の社員の人から御用組合とか言われたことあるけど。
たとえば一人当たり年間いくらみたいな福利厚生費の中から予算をもらって、
たとえばイベントをやったり、社員旅行の企画を立てたりとか、
そういうことの催しものの企画を立てたり。
あとは定期的に社員に対して、そのとき大事なテーマに関してアンケートを取って、
社員が今どういうふうに感じてるかをフィードバックする機能とか。
っていうのをやってたんですね。
この会社長さんがこれを作った目的は、
社員ができるだけ結束しておいてほしいと、気持ちの部分でという部分と。
気持ちの部分ね。
それはイベントであったりとかでも大事だよねということを含めてね。
だから勝手にその会社が社員旅行を決めてやるというよりは、
皆さんでちゃんと、社員が納得する形で企画してやってくれというような予算も預かってやってたんだけど。
そのときにもう一つ大事にしてくれていたのが、
これを経営としてやろうと思う。
これについてどう思うかねとか。
それから、今社員は何を一番意識してるんだとか。
みたいなことを拾い上げてくれる。
知るための場で。
だからすごくちゃんと尊重して扱ってくれたのにね。
そういうときは利害が対立し合ってしまう。
そもそも経営者と社員という企業の会社保障の構造が対立してしまう関係性がある以上、
どうやってコントロールするのかというところが意識されがちな中。
そうではなくて、彼らがどのように感じ、どういうふうな思いなのか、
みたいなところをむしろ重視されてたっていう経営をしてたって話ですね。
なので、そのときに私たちなんかが使っていた言葉が、
社員感情としてはっていう言葉でしょ。
キーワードとして社員感情としてはって言ってたんですか。
うん。
社員感情ってすごいですね。
その件について社員感情としては、こういうふうにネガティブに捉える人もいれば、
こういうポジティブに捉える場合もある。
ということは、例えばアンケートを取った結果見えてますよと。
ただ、積極的な意見の人の方が多いですね。
つまりその施策に対していいか悪いかという論評をすることではなくて、
それについて社員はどう感じるか。
逆に言えば、社員感情的にこのまま打ち出しをすると、
マイナス要素が強いと思うので、
もし本気でその方向に行くなら、
こういうふうに伝えていただきたいみたいなことも言うのよ。
なんか前回、以前話があった人間っていうのは、
昔人間という言葉を世間という意味で使ってたっていう話を、
社員というものを世間というような形で、
全体というような意味合いで使って、
それが社員感情っていうふうに言ってたって感じですよね。
個別の社員感情というよりは、マジョリティーとしてというか、
トータルとしてこのことに関して社員はどう感じるか。
経営者と社員の関係
今、例えば僕らが導入した仕組みの中で言うと、
当時バブルだったんで、もう家なんか買えないみたいな状況にガーンとものが上がってた。
行動してて。
例えばだけど、社長に、
社員が持ち家を持つことに関してどうお考えですか?
みたいな話をしたときに。
こんなに質問していいんですか。
なかなかそれにちゃんと答えられる社長も多いですね。
できれば、できるだけ持ち家を促進したいとは思ってる。
ただ、昨今の状況で会社ができることには限りがある。
いうこととかで、こちらもいろいろとプロジェクトを作って、
東京の周辺の地下とか全部バーッと上がって、
例えば通勤1時間以内に持つというのはかなり不可能な事態なんですねとかね。
いろんなことを分析して、
とすると会社にこれだけの援助をしていただくといいと思うんです、
みたいな提案もできたのよ。
なかなか風通しというか、関係性のグッドサイクルが回ってる感じですね。
これだから逆に言えば、やっぱり経営者が偉くてね。
そういうことをとにかく言ってきてほしいんだっていうふうに
ちゃんと受けて立ってくれてたから、我々が言えた。
そのときに、社員がどう感じているか、
世の中的な動きを背景としたときに、
社員は今何に困ってるかとかいうことと、
経営者としては社員にこうやってほしいと思うこととか、
こういうことを結びつけるというのは非常に大事なことだと思うので、
やっぱり中小企業の皆さんなんかもね、経営されてる方も、
ある種、社長がそれは大事だなと思っていただけるんであれば、
経営者がね、そういう社員感情を組み上げて、
ちゃんと話す場っていう意味で、
社員会を設定するっていうのはとてもいいことだと私は思ってます。
なるほどですね。
でも今の社員は今全体的にどういうふうに感じてるんだっていうと言って、
鶴川の経営者の立場からしたら聞きたくないし、
っていうか怖い話ですよね。
特に今の時代背景言うなら、
あれはハラスメンとか、これは嫌だ、
もう何言われるかわからんこの社会において、
なるべくそういう海みたいなものが出ないように上手いことやりたいっていう感情が、
逆に経営者感情としてあるような気もしてる。
なので逆に言うと、社員会の人たちと経営者がある意味では、
お互いに双方歩み寄って分かり合おうよというスタンスができれば、
組織の内面性の重要性
逆に言えば、経営が本当にここに向かわざるを得ないというような状況のときには、
だとしたらこう伝えてくださいってことも言えるのよ。
そのまんま伝えるとおそらくネガティブに捉える人が増えますよと。
そうじゃなくて、おっしゃってる意図の部分を強調していってください。
そういうような調整弁にも慣れてた部分はある。
なるほどですね。
何なんですかね、この社員感情というキーワードでやってきておりますけれども。
前回の延長テイクと、この見えないものの大事背景みたいな話があった中で、
何なんですかね、何を大事なのかという話に。
これね、きっと当時社員会を促進して作ってくれた社長さんが感じていたことは、
やっぱり会社と社員が同じ方向を向くっていうことがすごく大事だよね。
ということで言うと、施策だ、計画だ、戦略だっていうペースだけで語るものじゃない。
同じ方向がね。さすがに人間ですからね。
だからやっぱり文化、気持ちみたいなソフト面がすごく大事だよね。
組織の内面性みたいなのがとても大事だから、
それをやるために、やっぱり会社側の人間がやるんではなくて、
社員たちが自ら集まってやるような組織があったほうがいいんじゃないかっていう発想だと思います。
組織、内面性っておっしゃいましたけども。
そうですよね。
その社長からすると、社員という全体像の中に、
組織、社員の内面性を多分見えてたんでしょうね。
でも見えてるというか、見えてないからこそ概念としては見えているので大事にしてたというようなところだね。
実はこの方ね、そこに来る前かな、前進のその前かな、
とても過激な労働組合のいる組織の人事課長さんだった人でね。
なるほど。そんな人があったんだね。
それこそ食事会のときに聞いたことがあるんだけど、
あのときの対立構造だけは何の意味も感じないと。
あれだけはやりたくないってずっと言ってた。
そういった背景があるからこそ。
そうなんだろうね。
対立構造で、戦略とか利害のところでどうやって一致させていくかっていうことじゃなくて、
組織の内面性としてどう同じペクトリを向くのかっていうところを見てたということなんですかね。
そうですね。
ちなみにね、この社員会員という組織もね、
やっぱり社長さんが代替わりしてどんどん変わっていくと、組織のあり方も変わってきて、
今どうなってるかはわかりません。
なので当時、何が言いたいかというと、
経営者の姿勢、あり方によって機能するか機能しないかが決まるよっていうこと。
なので是非、なるほどなあ、そういうことも大事かなって思う方がいたらね、
ちょっと工夫してやってみる。
そうですね。社員環状ということとか、組織の内面性という見方ができると、
また見えないものが見えてくると思うんですよね。
そういった意味でどう踏み込みアプローチしていくのかというのは、
ちょっと実験的にもね、行動された方等々いらっしゃいましたら、
是非ともまたそこで起きた問題とか共有していただければ、
一緒に考えていきたいなというふうに思っております。
経営者の影響力
はい。作りたいんだけどどうしたらいいんですかなんて質問でも。
そうですね。そういうところからでも結構出てくるので、
是非お聞かせいただけたらと思います。
はい。
ということで気づけば、目に見えないものシリーズ第3弾になりましたので、
一旦この辺りでシリーズを終えたいなと思います。
そうですね。ちょっとね、ご質問にもお答えしなきゃいけないですね。
ですね。ということで終わりましょう。
井上先生、ありがとうございました。
ありがとうございました。
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