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2017-12-22 14:49

第139回「質問:木を一本なら見れる社員が、森全体を見渡し、思考・行動パターンを変えられるのでしょうか?」

第139回「質問:木を一本なら見れる社員が、森全体を見渡し、思考・行動パターンを変えられるのでしょうか?」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題をわかりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、
井上先生、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、今日も質問が来ております。
はい。
早速いきたいと思います。
この方ですね、経営者、飲食店の方からご質問いただいております。
司座についての質問です。
司座ですね。
司座です。
今まで木を一本なら見れる人が、森全体を見渡し、思考・行動パターンを変えられるのでしょうか。
また、それを理解してもらうには、どのようにすればよいのでしょうか。
というわけで。
はい。
これね、人材育成という話をね、明海カレッジでした時にもいただいたご質問なんですね。
なので、木と森というね。
つまり、木を見て森を見れない場合が結構現場が起こるので、というような話の中から出たことだし、
聞いている方はね、この森と木の話はわかる方が多いと思うんですけど、
森全体を見れずに木にだけ着目することで、視野が狭いし凝り固まるというか、
部分最適化ではするけど、全体最適化はできないみたいな。
そんな人がね、結構多いですよね。
現場はね、逆にそれが大切な時もあったり。
あるある。
ありますよね。
僕ね、営業に行った時、その前のセクションの上司。
その前のセクションの上司は、僕はその生産管理とかそういう管理部門からスタートしたので、
その時の課長さんなんだけど、この方はもともと営業出身の方だったよね。
で、僕は営業の地に回るんですよ。
営業の地に回って営業所でいたら、
飲みに行くぞって言われて行ったら、このお説教されたのね。
なんて言われたんですか。
おい、お前と井上、お前の営業活動、一生懸命やってるのは聞いてるんだけど、
どうやらお前には木は見えてるけど森が見えてないんじゃないかって話をされた。
そのまんまですか。
そうそう、その言葉で。
なんすかって言ったら、要するに、
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例えば営業だから、自分の営業所、自分のテリトリーとかっていうのがあって、
自分たちの営業所、自分たちのエリアの特性から、
本部に対して試作に対する注文をつけるみたいなことはあるわけですよ。
本部が全社的に展開したいと思って試作を組みました。
でも、うちのエリアにはそれは合わないっていうものがあったりするのね。
特に音楽家だからね、やっぱり地域姿勢によっては、
ジャズが全然強くないところもあれば、
ジャズがめちゃめちゃ強いところもある。
その代わり、ポップなんか全然ダメなんだけど、
そんなのはいくらでもあるのでね。
ジャンル特性みたいなのがあって、
例えばの例を、この件で言われたわけじゃないんだけど、
例えばそんなようなことがありますと。
要は視点として、自分のテリトリー、自分の営業活動に
一生懸命になっているのはわかるけれども、
全体を見て、物を発言しなきゃダメだぞと言われたのね。
僕の発言が、生意気だったから本当に昔。
これが正しいと思ったら、すごい主張する方だったので。
そうですか。
そっちの方に興味しちゃいますが我慢して。
本当にね。
変な話。
自分は良いことが言えてるまで思ってたくらいだから。
勘違いやろうぐらいの若さの時期がありまくりですね。
その時に、ちょっと照れくさいんだけど、
お前は一生懸命頑張って、
お前の仕事ぶりは優秀だって聞いてるって言ってくれたのね。
だけど、木ばかり見て森が見えてないぞって言われた。
お前の発言内容を聞いたけど、森が見えてないぞって言われて。
だから発言内容というか、森が見えてる、
全体が見えた上で語れよということだったと思うんです。
その時には理解できたんですか?
できた。
それは素晴らしいですね。
できたけど、理解はできたけど、
その行動に移れるかどうかはその時はまだ。
自分では自信がない。
だってでもっていうのがやっぱりあった。
現場はこうじゃないかと。
で、なぜこの例を言ったかというと、
木が見えるけど森が見えない人はどうしたらいいですかって言ったら、
森が見えなくても森というものは感じさせなきゃいけない。
つまり森を知ってる人が森について語ってあげなきゃいけない。
全体像とか、会社としては全部がこういくんだぞとか、
ということをちゃんと会社全体という話を絶対しなきゃいけない。
だから全体感の話っていうのを誰かがちゃんとし続けなきゃいけない。
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それは分かりました。
だけどって言って木の方にばっかり目が行き続ける時間はあると思うんだけど、
でも語り続けなきゃいけない。
森の視点の話を語り続ける。
そう。それで語り続けて、
もしお前だったら自分の仕事以外で立場として
これやらなきゃいけない話があったとしたら
お前だったらどうするみたいな問いかけを
あなただったらどうしますかっていう問いかけをしてあげなきゃいけない。
それは実際にやるというよりも思考訓練ぐらいのものでいいってことですね。
これはやり方で変えられるものじゃないから。
ものの捉え方の話なの。
だからそこの思考を回すっていう訓練をしなきゃいけないので、
だからどう思うこの話って聞かれる。
これその時にですよ、森全体の話をその視点の話を聞かせる時のポイントとして。
今まで木一本を見てた人間に
アマゾン全てを見せさせてもでかすぎるじゃないですか。
そこのバランスがどのくらいの全体を引きすぎると地球になっちゃうじゃないですか。
それはね、だからあなたのやっていることは
ここにつながり全体としてはここの部分を支えてるんですみたいな
全体の中の位置づけ、意味づけっていうのをしてあげるということだ。
感覚的には本当に全事業の全体の俯瞰図ぐらいの視点を一回見せちゃっていい?
見せていい。
その中の一部じゃない?
思いっきり引いちゃっていい?
引いていい。
例えばだけど、経理。
経理部門というのはうちでいうとお金の管理をしてもらいながら
お金の流れを管理してもらいながら
最終的には月度の単位で今会社のお金の状況がどうなっているかを
分かってもらうためのセクションなんだよ。
なぜならばうちはこういう改修の遅い事業なので
実は請求書を発行して改修まで例えば3ヶ月かかってしまうと
ただその前に材料を買ったりして
実はお金が出るのはさらに前に出ると
そうなると出したお金が改修されるまで実は半年かかるんだよと
この半年間がお金にならない半年間がどう回っているかを
誰かがウォッチしていないと会社危ないんだよ。分かるか?
で、お金を月度でちゃんと追っかけるやつが必要なんだよ。
だから経理があるんだよ。経理の役割はそうだよと。
そのうち外部の税理士さんにお願いしているのはこの部分だよねと。
だから外部の税理士さんの窓口である君は
このことについてこれだけの時間の中でやってもらわなきゃ困るんだよと。
だから君が各部門から上がってくる伝票の遅さとか
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伝票の制度の低さみたいなことを
とかく会社の中でよく言うけれどもそれは分かるんだけども
君が税理士に出す瞬間というのは全部こういうところにつながっているので
つまり君がもっとここにアクションしてやれじゃなくて
それを整えるところまでやるのが君の仕事の範疇なんだよねみたいな感じで話していく。
なるほど。
その全体からの今やっている領域一本の意味付けというか
どういう役割があるのか
こういう価値があるのかみたいなことを見せる。
その上で上から見て足りないなと思ってるわけだから
機しか見てないっていうのは足りないものは何かってことをちゃんと
だから全体観から言うと君にこの機能を果たしてもらいたいし
こういうことを考えてもらいたいと。
こういう視点で考えてもらいたい。
つまり私の作業がしやすいかどうかではなくて
これがゆくゆくスピーディな経理処理にいかに機能するかという視点で
ものを見て欲しいと変えてあげる。
これそういう話の中でこの方の質問
機一本を見れる人気とか森全体を見渡し思考行動パターンを変えられるのでしょうかと
どう変えられるんですか?
みんな変えられるものなんですか?
みんなは無理かもしれないけどね
みんなは無理かもしれないけど
自分の位置っていうのはみんなわかると
森の中の私はどの木なのか
森の中の私は認識ができる
森を把握できるかどうかはちょっと人の能力だったり
森の中のど真ん中にある木なのか
入口近くにある木なのかそれはわかる
そうすると入口近くの木であれば
外部との接点があるので
ちょっと真ん中にある木と違うよねみたいなことが起こる
だと思うのね
だからやっぱり森の全体図っていうのは
特にちょっとずれるけども
社員とか人って自分がどこに立ってるかって
位置を教えてあげるっていうのはやっぱりね
上の人のすごく役目だと思う
そうすると理解をしてもらうためにはどうすればいいかというのは
上の人がその絵というか森の絵
その視点での話を方向と言い続けるしかないわけです
たまたまそれを客観的に理解しちゃう方もいるかもしれませんけど
そうじゃないんであれば上が言うと
だから有名なそういう意味で言うと
細部コントロールをうまくしてるっていう話で言えば
檜山さんなんかが雨場経営とかよく言ってるじゃない
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それぞれが事業者として招待員の人間が
自分の一つの事業会社として
収支をちゃんと整えろと言うんだけど
あれが成立する大前提が実はあるんですっておっしゃってるよね
それは全体感
全社意識を失ったらこれはできないんだって
つまり自分の事業のエゴリンが強くなりすぎるから
自分の会社内なんだけど
これは外には50円以下では下ろさないみたいなね
感覚になるといけないので
そこが全体感というものを
どこでちゃんとキープできるかが大事なんだ
だからそのための教育フィロソフィーを入れることが最初なんだっていう
システムありきで入ってもそのフィロソフィーがないと
機能しないという話なんですね
だからあの方はそこを一生懸命やる
だからそこなんだね
そこにも通じる話ですね
なるほど
というわけで今回シザという観点でお話をいただきました
またいろいろやっていく上で
理解はしてもらったが具体的にその観点で仕事をしてくれません
みたいな悩みもあると思いますので
そういうことがありましたらぜひ
1個だけあるのはシザの問題はあるかもしれないけど
機能としてちゃんとしてるかどうかはちゃんと見てあげてほしいね
機能してるんであれば
機能してるということはちゃんと認めなきゃいけないので
さっき今エンドさんが言ったけど
でもなかなか理解してくれないってあったとしても
機能はちゃんとしてるんであれば
それはそれなりに尊重するっていう時期も必要だと
機能してるという側面ではちゃんと評価を承認してあげる
ただそうじゃない部分に関しては
こうこうと森の話をしようと
というわけで何かありましたらぜひ質問お待ちしております
井上先生本日もありがとうございました
ありがとうございました
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