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2021-12-03 13:55

第345回「質問:「関係の質」を良くするには、「感情」と「結果」をつなぐ!?」

第345回「質問:「関係の質」を良くするには、「感情」と「結果」をつなぐ!?」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。 ★番組への質問はこちら↓↓ https://ck-production.com/podcast/inoue/q/
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和彦です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ今週も行きたいと思いますが、
最近はちょうど今まで収録11月入った頃なんですけども、いかがですかね。
ここのところで言うと、制度改定のお仕事をお手伝いしてたりとか、
採用のこととかそういうことをやってるんですけれども、
ある意味ではリモートをやってるところとやってないところはちょっとはっきりしてるし、
やってるところでもだいぶ慣れた部分と、
改めて初期の段階でわさわさして、何が本当の問題、課題なのかなーなんていうふうに言ってたのが、
どのあたりの対策を打たなきゃいけないかねっていう、
具体策へのヒントとなる課題が見つかり始めているようなところもあるので、
具体策はそんなに簡単に出せる問題ではないけれどね、
いうようなことがあって、
やっぱり変化してきたね、変化するねなんて言って2年前ぐらいから話してましたけど、
実際に変化が具体的に動き出してるのがよくわかるって感じかな。
なるほど。
そのあたりもタイミングで解決策シリーズ的なちょこちょこ紹介していきたい話ですね。
肌感覚としてリアルに感じるようになってくる。
なるほどですね。
そんな中なんですが、
今日は改めて久々にこの話にできるんだって感じの質問が来てますね。
いきたいと思います。
井上先生、ポッドキャストで何度も井上先生から教えてもらってきましたが、
改めて関係性の質について教えてください。
うまく言えませんが、今社内でこれが重要に感じております。
でも私の理解が浅いせいなのか、このことの重要性をスタッフに語れません。
本当は私も言葉だけしか捉えていないのかもしれません。
10名程度の部下を持つチームを何とかしたいがうまくいっていないマネージャーより。
というマネージャーよりというお便りですね。
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ありがとうございます。
何だろうな。
関係の質が大事なんだよっていうのは、聞けばわかるし、聞いた分もわかるんだけど、
質の高い関係って何っていうことがわからないのと、
そもそも何のためなのね。
何のため。
何のためかが十分理解してないと。
もしポッドキャストで初めてだったりして、何の話だろうということがいるとしたら、
ポッドキャストなんて画面で見せられないので、
ダニエル・キム成功循環モデルというふうに検索すると出てくる図があります。
関係性の質問。
この図は非常に重要な図なので、必ず見てほしいんですが、
今こう、口頭で説明すると、サイクルになってますと。
4つの事象があって、
一番左に結果というものをとりましょう。
結果の質を上げましょう。
そのためには、行動の質が高くなきゃいけないですねって言って、
12時、6時、3時、9時の間のところに結果の質を入れて、
6時のところに行動の質を考える。
行動の質から結果の質へ矢印が出てる。
ただ行動の質を高めるためには、思考の質が大事ですねって言って、
3時の位置に思考の質を入れて、
思考の質から行動の質へ矢印が出てるっていう図なんですね。
つまり考え方とか思考力とかないと、
どういう計画を立ててどう動けばいいかわからないので、
行動の質は高まらないから、
行動の動きが良くなきゃ結果も良くなるよねっていう仕組みなんですけど、
これは一般的にわかるんだけど、
谷井キムさんはいろいろな調査をした結果、
その12時の位置に、
実は関係の質が大事だというのが根本的にあるよというのがあって、
12時に関係の質があって、
3時の思考の質にその矢印が出るんですよ。
関係の質が高いと思考の質が高まり、
思考の質が高いと行動の質が高まる可能性が高まり、
なおかつ結果が出やすくなる。
時計回り4つの概念が循環しているってことですね。
結果の質が高いとさらに関係の質が良くなる。
やったねっていうお互いに成果を出し切ったという関係性があるので、
より良い関係ができる。
つまり情報にスパイラルしていきますよということなんですよね。
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悪循環モデルも同時に言われていて、
結果だけを問うと、なぜできなかったかとか、
誰がいけないんだっていうことが起こるので、
これは関係の質を圧迫させますということがあって、
負のスパイラルに入っちゃいますよということなんですが、
この上昇と負の間にあることで、
まず捉えなきゃいけないのは、思考の質に影響がありますとあるんだけど、
思考の質ってのは何かというと、論理的な組み立てができるとかっていう、
いわゆる一般的に言う思考力という分野が根本にあるんだけど、
そこにうまく機能するためにはその手前に感情があるってことなんだよね。
つまり関係の質は何を刺激しなきゃいけないかというと、
より前向きにものを考える思考力の起動をさせるために、
発火させなきゃいけない。
そのためにいい感情の状態にさせてあげなきゃいけないってことなんだ。
もう一個大事なのは、あくまでも組織なので、
結果の質を高めるためにやることが行為なので、
結果は何であるか、どういう結果を得たいか、
目指しているかということが明示されていないと、
感情が良くなったとしても、
思考はどこに向かうべきなのかという通路はできないので、
感情だけ支援してもらう。
だからすごく基本的に人間の構造の大事な感情を、
より良い状態にしてあげるということと、
そのチーム、組織が向かっている結果、
この2点のテーマをしっかり添えないと、
反省の質というのが意味をなくすのよ。極端な話。
つまり、成果というものとか生産性でもいいんだけど、
そこに向かうべきものはあるということがないと、
誰にもある意味ベースとしての責任感や役割意識がいかないので、
関係が良い、いいね、幸せだねって終わってしまうと、
何の生産性もないよ。
最近、成功循環モデル、関係の質が大事だということは、
それだけじゃいけないよっていう論評も結構多いのよ。
仲良けばいいってもんじゃないでしょっていう話。
どこに向かうのかがはっきりしてないといけない。
何をしなきゃいけないかがはっきりしてないといけない。
ただそのためには、どう動こうかとか何がポイントかっていうふうに、
頭が働かなきゃいけないときに、
どうせ言われたことやってないんだろうとか、
なんだよ、あの人にあんなこと言われたくないよみたいな関係だとダメで、
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お互いに一緒に目指そうよっていう。
俺は俺のできることをやるよ。
僕はやるから、あなたの部分は任せたよ。
これがいい関係性なんだよ。
任せろ任せたっていうね。
そういう状態でお互いが信頼できあうと、
関係までいけば関係の質はかなり高い。
ちょっと抽象的に説明したい。
抽象的なところが非常にわかりやすかったですけど、
結果、まあそうですよね。
結果なくして感情を発火させて関係の質が良くなっても、
どこに向かうのかとなってしまう。
だから我々は何を手に入れるべきか、何を成すべきか、何を提供すべきか、
その結果ね、やっぱり企業だから収益を上げようということはあるのでね。
収益を上げるということも結果だし、
ただそこには感情を刺激するときに、
逆説的に言えば、なんでこの収益を上げる必要があるかっていう価値まで、
価値も語られるのが関係の質なんだ。
つまり関係の質のキーワードは何かというと、
組織にいる人たちの感情が前向きにポジティブに進んでいきますか?
ああ。
だからやったね、仲いいね、仲いいねなんていうことではないんだよね。
それも感情的なもののメンテナンスというか、
整えていったりするために、あるいはワンオンワンみたいなものが普及し始めてて、
それだけだとダメなので、KPIは明確にしながら結果を抑え、
関係性の質を高めていくという。
今の話だけで聞くと、非常に簡単そうじゃんって思うけど、
現実がこの循環を起きないっていうこの難しさ。
だから感情という問題を扱うということは、実は一番難易度が高いんだよ。
一人一人の背景があるし、生きてきた流れがあるし、
価値観違うし、その事情も違うし、
同じものごとを見ても捉え方は違うし。
だから組織運営っていうのは、それを束ねていくことが大事で、
極論言うと優秀なマネージャーがやってることは、
その一人一人、個人個人違うんだよね、感情のスイッチ。
ただ一人一人の感情のスイッチのありかを知り、そこを的確に刺激し、
ただし合理的に何をすべきかという方向性をちゃんと見せてるって、
こういうセットができるんですよ。
難しいんだよね。
しかも今回このいろんな状況の変化で、
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子が抱えてるものの環境が明確に子ごによって、人ファーストによっちゃったんで、
感情の扱いもまたさらに複雑になってるというか、
個別最適ってことだったよりも、個別個別でいくしかないですよね。
個別の事情を配慮するってことは非常に大事なテーマになってきて、
それを総合的に多様性って言ってるけど、
今までみたいにみんながんばろう、はいオッケーって言って、
なんとなく10人で一組みたいな感覚よりは、
一人一人の集席が10人っていうことぐらいまで、
個々の事情とかに配慮していく必要がすごくあるね。
もうそれができないとね。
ということで関係性の人、久々にやりましたが、
循環だけじゃなくて、それが機能するための状況に、
結果あり機能、その感情をちゃんとつなげていかなきゃいけないというような話もありましたので、
改めてぜひ考え直す機会になりましたね。
もしより具体的にこういう事象で困ってますみたいなのがあったら、
逆に教えていただければ、そういう話したいなと思います。
ありがとうございます。ということで今日は終わりたいと思います。
井上先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
ぜひ遊びに来てくださいね。
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