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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、質問です。
はい、質問来ております。
質問、めっちゃ長いです。
そう、この間私もその質問来ましたってのを見て、メールでいただいてみて、ずいぶん長いなあと思って。
いやあ、嬉しい限りですが、すごいね、濃い内容。
真剣な内容ですよね。
ということですよね。
背景をすごくしっかりと描かれてる。
まあ、というわけで皆さんも、少ししばし長めですが、お付き合いいただけたら。
ぜひぜひ。遠藤さんが読んでるのを聞きながら、自分なりにはどう感じるかなって思いながら聞いてくださいね。
イメージをしていただけたらと思います。
今回はですね、医療品販売セールス41歳の方からご質問いただいております。
井上先生、初めて投稿させていただきました。
いつもポッドキャストをメモを取りながら配置をしております。
論理的かつ感情にも配慮した解釈に聞き直すために発見がございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
さあ、さて質問になります。
はい。
他人を気にせず自分の役割に集中することができないのですが、
どのように気持ちを切り替えてかつ効果的に振る舞えばよいのでしょうか。
さあ、その背景をご紹介します。
弊社は人数規模、パート含めて20人規模の中小零細企業です。
社長が親会社からの出向で着任し、組織風土がガラッと変わりました。
以前は私から見ると大らかな職場でしたが、収益改善のため現社長が着任して、
およそ4年目に差し掛かり、社長との親和性次第で待遇に違いが出てきました。
売上高は微増、収益低は横ばいか過方向、数字上では成功しているとは言い難い状況が続いています。
私はリーダーシップに関する研修それ相応の期待を込められて単化しております。
はい。
実際、私の上司にあたる人は社長の一丼で管理職に抜擢されましたが、
部下のマネジメントを行う能力も資質も乏しく、PDCAサイクルを各担当と向き合うこともせず、
相性の良い同僚に対して次々に都合の良い例外を設けて、
相性の悪い相手に対しては何も向き合うことなく、突然不利な状況に落とし入れたり役割を与えなかったりと、
私以外の視点から見ても飽きられています。
しかし、そういうことは社長の耳には届きませんし、
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仮に伝えても研修の流れで他人のせいにするな、自分を変えることが大事なんだと話を逸らされてしまいます。
そんな中、私は自分の職分に集中して取り組み、実績ベースでも前年対比193%増と倍近くの営業実績を叩き出しています。
それでも上司は有利というよりもずるい条件で仕事をして実績を上げている同僚の数字だけ気に取られ、
私の実績にはそれほど気に留めていません。
むしろ私の実績を評価したら昇格するので、あえて低く評価を見積もっているのではないかとも感じてしまいます。
リーダーシップ研修の趣旨を理解した上で、他人を気にせず仕事したいとは思いますが、
同じ職場でも仕事の条件に不公平があり、不利な条件でも数字を出しても、
有利な条件でより多くの数字を出す人に評価がいってしまう上司の視野の狭たゆえに、
どうしても自分以外のことが気になってしまいます。
この気持ちをどう抑えればよいのか、また自分自身に集中してなおかつ周囲からも評価、
現実的には無理だと思っています。
それこそ上司の立場を逆転させるような方法はあるのでしょうか。どうすればよいでしょうか。
というわけですね。
いろいろ困りなんでしょうね。
これね、15分で答えられるんでしょうね。
研修の内容のことなんかも書いてあったりしてたんですけど、
若干一部答えさせていただきました。
自分が変えることが大事なんだって、社長から言われちゃったみたいなね。
リーダーシップ研修の中でもそういうことを言われています。
それこそ基本原則は、やっぱり人は変えられないので、
何かこの環境とかこの状況を変えたいなと思ったら、
人が変わることに期待するのではなくて、
自分が何か変えられるものはないだろうかということからスタートしましょう。
というのはやっぱり一般のね、
ある事故啓発系の場所とか、
心理学の世界とかいろんなところでそれは言われていて、
それは正しいと思います。
だからやっぱりペースは、
この方が自分で何を変化を起こしたらいいのかな、
ということだとは思います。
でもこの状況を考えますと、
発泡塞がりになってしまうのももっともな感じもしますが。
本当に発泡塞がりかどうかを一回まず検証してほしいですね。
この質問されている方を批判するわけではなく、
そっちの視点で一回見てほしいと思います。
いくつか整理すると。
1つは他人を気にせず自分の役割に集中することができないと書いてあります。
自分の役割というのは何なのかというのをもう一度考えてほしいなと。
リーダーシップの研修に行ってこいと言われているということは、
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何を期待されているかということも考えてほしい。
つまり自分で、感情的なことは別にして、
この組織の中で自分が担うべき役割は何を期待されているのか、
もしくは自分としてはどんな役割を担いたいのかということを、
役割、機能みたいなところで一回自分を紐解いていただきたいなと思います。
いろんな文章の流れの中から、正直言ってこの方が一番今望んでいるのは、
よくやったねと、君素晴らしいよというふうに193%もやっているので、
それをちゃんと実績というかやっていることに対して、
ちゃんとスポットを当てて評価してくれというのが、
たぶんこの人の一番言いたいことだと思います。
なんだけど、その裏腹にある他人を気にせず、
自分の役割を集中するとかということが出てきているように、
他者がどうであるか関係なしに自分のことをしっかりやればいいんだという方向のモードもある。
でもじゃあ今言ったように、他者じゃなくて、
あなたの役割をしっかりやりなさいよと他方者を気にせずにと言うけれど、
リーダーシップに求められるものって何ですかと言ったら、違うでしょという話。
つまり他者を気にしないとダメでしょという。
おっとおっと、さすが井上先生無事で来ましたね。
そう来ますか。
つまりリーダーシップ研修に行ってこいと言われていることは、
他者を気にしろということなんだよということも一回気をつけた。
他者を気にするというか。
周りを巻き込むとか、周りが動きやすくするためにどうしてあげるかとか、
先頭に立つってどういうことかとか、
要するに組織集団の中のあなたは追従者じゃないよねということでしょ。
だからそれだけの実力があるんだから、
そういうリーダーシップを身につけたらいいよって言われているんだと思う。
その一プレイヤーのみに徹するわけでもなく。
この方は自分はしっかりできている仕事が自負もあるでしょう。
多分してできていると思います。
そうですね193%ですから。
多分この人が一つ誤解しているのは、
社長はエコヒーキして何かをしているわけではないと思う。
そうですか。
この方は文章を出すとそういうふうに捉えていらっしゃる。
でもリーダーシップを発揮したからって役職をつけてくれないかもって。
だから役職に就くかどうかは最後の結論なので、
結果なので役職に就くよりも、
この人に今求められている、やっぱり他者を巻き込む力とか、
そういうのがあった方がいい。
ここでリーダーシップというと、
自分よりも下というものをまとめるみたいなイメージが強いと思う。
巻き込むって、リーダーシップって別に上から下に発揮するものじゃなくて、
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下から上に発揮するものでもある。
関係ないわけですね。全方位ということですね。
つまり中心になる人がリーダーだから。物事の。
上下という読み方よりも渦の真ん中みたいなイメージですね。
だからこの案件に関してはこの人だよねっていう場合があるので、
必ずその担当者がリーダーだったりする。上下ではなくて。
役職ではなくそういうことがあったりする。
ということは、この人は上に対してリーダーシップを発揮しなければいけない。
そのチャンスなのよ、これ。
この上に対してのリーダーシップというのは、具体的にっていう。
そこからに入っていかなきゃいけないんだけど、
この方が、もし後輩部下がいたとしたら、
自分でも感じてるんじゃないんだろうか。
私はいろんな評価者とか上司の方とかを見ていて、
すごく感じるのは、上から見ていると、
下からの法連想とか情報が少ないということに対して、
すごく不満に思っている人が多いよね。
上の立場からすると。
これ上下だと必ずそう。
下は下で、分かってくれてないと思っている。
何かっていうと、物理的にも上から下に物が流れるっていう印象が強いから、
下って、上に押し上げるってなかなかエネルギーがいるんだよね、実は。
でも法連想って言われてるから報告しなきゃというかあるんだけれども、
実際には簡単ではないエネルギー量がいる。
となると、上司にとってみれば情報がちゃんと来るとかいう人がやっぱり重宝になる。
だからエコヒーキーっぽいところもなくはないかもしれないけど、
あえてこの方に言いたいのは、
もしエコヒーキーだったらそれはそれでしゃーないじゃないってところもあるので、
この方がご自身で何か努力するっていうか、
自分をちょっと行動を変えてみようかなと思うんであれば、
この人が上の人にとってとても都合のいいことをしてあげた方がいい。
この都合のいいことっていうのはちょっとニュアンスが…
例えば情報とかね。今こうなってますとか、こうこうこうなんですけどとか。
さっき途中でずるい条件でとかってあったじゃない?
ありましたね。
これね、たぶんね、そのずるい条件でやってる人の数字ばかり気になるっていうのは、
仲がいいということではなくて、
部下が頼りないからかもしれないんだけど、
その人とその上司の関係っていうか関わりが深い案件なんだと思う。
言い方あると仲良かったりする?
仲良かったことも一つあるけど、
仲いいからだで結論付けちゃいけなくて、
もしかしたら甘えて相談したかもしれない。
分かんない。とにかく情報量が違うのよ。
この当事者の今回質問されてる方が193%やったっていうのは、
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実はあまり関わりが上司と持たなくてもやり分けちゃったんだと。
できてるんだよ。
だから実力あるがゆえに上司関係なくできちゃってる。
できちゃってる。
でもその一人の人は実力がこの方よりも劣るがゆえに、
利用したかもしれないの。上司を。活用したって言った方がいいのかな。
そうすると上司はある意味ではかわいいし、
精神的な距離が近づく。
だから一番重要なのは、
せっかくなのでリーダーシップの研修もやられている。
仕事もできる。
これから多分近未来すぐ直近で偉くなるとかはない。
役職がつくとかはないかもしれないけど、
これだけの実力がある方が組織の中心にいることは大事だと思うので、
自分が中心になるという役割をもうちょっと考えてほしい。
はあ、なるほど。
中心だから下じゃないよって言ってるの。
上も関係するんだよ。
下から上の人へのリーダーシップ、
この情報だったりっていう役割をちょっと見直してみる。
関わらせてやれた方がいい。
でも確かにこの状態に陥ってしまうと、
心理的にもなかなか上司と関わりたくなくなっちゃいますよ。
でもそこをあえて、
実は今こうやってて、
例えば143%ってやってるかもしれないんだけど、
もっと豆に今こういう状況で上手くするとこの辺ぐらいまでいけそうですって情報は、
上司もしそれね、本当に実現したらすっごく嬉しいじゃない。
確かに。
着目とか全然違う。
結果としてすごいねっていうよりは、
途中で期待を持たせてくれたとかさ。
ずるっこく言えば150%くらいいきそうですって。
おお、いいねいいね、頑張ってねって。
情報をいろいろ与えて、
実はこういう会社が出て、
こんなことが今語られているので、
こんな手を出してるんですよという話をして、
どう思います?なんて意見交換とかしておいて。
例えばだけどね、課長やりました。
いや、50%とかじゃなかったです。193%いきました。
これはすごい嬉しいね。
あの時の会話がおかげで、おかげでというわけではないけど、
これこういう能力高くて成績出しちゃう人だからこそ思うんですけど、
そういうやり取りに対して何て言うんですか。
こびうる感がすごい精神的抵抗ってあったりしないかなと思うんですけど。
なので、だから覚えておいてほしいのは、
上は下からの情報の不足を常に思っていると思っている。
つまり適切なルートで報告しているというのでは、
実は上からは足りてない感じです。
なるほど。
優秀な人が独自にやって、ある意味勝手にできちゃう人のことって、
さらにそう思う。
困ったから問題の相談に乗るということもないし、
ある意味自主独立に見えちゃうから、
感じるから余計に情報がないと、
なんていうのかな、
自立しすぎてる感じ、あえて言うと。
上から見ると。
上から見ると。
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その上から見るという見え方を覚えてほしい。
なるほど。
ということは、こちらから丁寧な情報を繰り返す。
コピーを売ることよりも、
分かっておいてもらうというか、
状況を知らせるとか、
ということを常日頃からやっておく。
いやいやいや、出ましたね。
稲穂芽節。
これをそういう感じで読み解くんですね。
この人にとっては、
ビジネス人生の中の、
組織人としての人生の中の最大のチャンスだと思う。
それだけの実力があって、
なおかつそういうことに今気が入っている。
だから他人を気にせず、
自分の仕事役割に没頭するということに関しては、
他人を気にしましょうと。
ライバルとして気にするんじゃなくて、
全体を気にしましょうと。
それと自分の役割を、
一プレイヤーから役職ではなく、
中心にいるという時間を長くしましょう。
そして巻き込んでいくという感覚ですね。
いやいやいや、
もう何も回答するものはないんじゃないですか。
でも今の話を聞いて、
実際にはちょっとこの辺は違うんですとか、
あったりしたら、
ぜひいただいたら。
いやいや、こんなことはとっくにやってるんですよ。
ということであれば、
ぜひもう一回状況をお知らせいただければ。
いずれにしても優秀な方でしょう。
ぜひ頑張っていただいて、
リーダーシップを発揮してこんなになっちゃったみたいな意見、
結果ですからね。
楽しみにしていますので、
ぜひチャレンジしてみてください。
というわけで井上先生、
本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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