ポリミリ研修の体験
井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤克樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、ということで、今日はですね、井上先生の持ち込みと言いますか、
体験談、いきたいと思っております。
まあちょっとね、感想みたいな話になっちゃうとは思うんですけどね。
参加されたんですよね。
はい、あのね、遠藤さんがやってらっしゃるポッドキャストの中で、川上先生とか、
この辺は遠藤さんから説明していただくといいと思うんですけど、
あと白川先生のところね。
そういうところで、9月以降ですかね、
結構話題として出ているポリミニっていう、
知性学をベースにした国際的イデオロギーの差による対立のある出来事が起きた中に、
当事者として入ってしまうというね。
それもいろんな立場から設定されていて、入っていくというような感じのゲームで。
そのときに、じゃあどうするの、この問題が起きてるって言ったらあなたはっていうことを、
参加者はいろんな立場を背負って。
例えば今回はね、東アジアの問題だったので、
日本からは日本のチームと、私が入ってた沖縄チームみたいなのがあって、
あとは中国側のチームとアメリカ側のチームというような形の、
それぞれの立場と違う形がチーム編成になってる。
その中では、アメリカで言えば大統領役の方もいれば、日本は総理の方もいれば、
いろんな立場の方が、一チーム10人ぐらい集まって、
いろんな問題が起きてることを、いろんなチームと情報交換したり、
リーダーシップの重要性
交渉したりしながら進めていくというようなゲームでした。
実践型のシミュレーションゲームみたいな感じでやってるんですけど、
簡単にポリミリという枠組みだけ私が説明させていただくと、
ポリミリというのはポリティコ・ミリタリーゲームの略でして、
アメリカのペンタゴンと呼ばれる国務総省ですね。
なんて表現していいか分かりませんけど、
要は戦争が行われるときに中心となるところですけども、
そこで開発されている企業研修、企業研修じゃない、
そこで開発されている試行シミュレーションのゲームがありまして、
それをポリミリって言うんですけど、
実際にやってる方々っていうのは官僚の方々であったり、議員さんであったり、
実際に向こうで言うとアメリカとか経営者の方がやってたりというものがあるんですが、
たまたま私が今耳で学ぶ人生学という、
国際政治学者の川上隆先生という方の番組を始めたんですけれども、
その先生がペンタゴンに昔いらっしゃって、
中曽根元首相のいろいろと横につかれて、いろいろ経験されたとか、
いろんな経緯がある関係で、そのポリミリをですね、
日本の中で唯一と言ってもいい方なんですけど、
実践できるということで、
10分で今ので戦略、白川正義さんと私がですね、
一緒にやろうということで組ませていただいて、
企業版の日本初で企業版の初の企業研修という形でのポリミリを実行しようということで、
10月に開催をさせていただいたところに井上先生も参加してくださって、
なので実際には経営者向けの形だったので、
全員経営者でさっきご説明いただいたように、
アメリカチーム、中国チーム、日本の官邸チーム、沖縄チームみたいなグループに分かれて、
各メンバーが、井上先生は沖縄知事役でしたけどね、
こういう形で実際に有事が起きました。
さあそれぞれチームが全員で自分の立場を維持しながら戦っていくというね、
シミュレーションゲームなんですよね。
設定としては、いわゆる国際的対立の現象が沖縄で勃発するみたいな感じかな。
サイバー攻撃にあって変電所が全部ブラックアウトしたぞみたいな、
そんな設定の中でどうするんだというような話でした。
企業版といっても、設定はつまりポリミニのそのものまで。
それに参加している人たちがみんな企業の人たちで、
そこから何を感じて帰ったかということが大事な研修だったと思います。
そういうことでもあったし、ぜひぜひ参加したいなと思って参加させていただいたんだけど、
沖縄人人とかを任命されるとは思わなかったので大変だったんですが。
大逆でしたよね。
それぞれのチームはそれぞれの言い分はしっかりあるので、
みなさん国ですからね。
全員が全員の正義があるということを体感しましたよね。
そういう表現をするといけないけど、お茶をあげた気分で考えられないんですよね。
設定自体がね。
すごい感情まで入ってっちゃうんですよね。
困った。本当に県民が大丈夫か不安になったりとかね。
感情移入してね、実際の立場に立って、精神的にもってかれるぐらい緊張感がありながら。
そんな中でね、やっぱり自分が感じてるのは何だろうかっていうのをひも解くとね、
あの設定の中でここは大事なとこだなって思ったのはね、
いろんなことはあるんですけど大きく二つほどのポイントがあってね。
ひとつはやっぱりリーダーシップって何なんだろうか。
あとは有事ってどう捉えるのかっていうこの2点なんですけど、
先に有事ってどう捉えるのって話をすると、やっぱりちゃんとした準備なんですよね。
準備ね。事前の備えあれば憂いな人はこういうことだったのかと思わされるね。
そうなんです。
何かがあったときにはどうするのかっていう発想を持ってるか持ってないかで、
多分経営も変わってくる。組織運営も変わってくる。
だからそこはすごく大事なことなんだなっていうのを改めて思ったこと。
大にしてそんな準備のためにお金使うんだったらって思ったりとか、
まさかでも起こったとしてもそんなの限られたパーセントでしょうって思ったりしちゃうのでね。
どうしても何もしないほうにエネルギーが行くんですけども。
本当に大事なことだなというのは思いましたね。
アイデンティティの認識
本当にただ事ではなくなるぞというふうに思ったので。
ここのとこに今年も災害が多かったりしましたのでね。
市場さんも。
企業としてはBCPの対策はかなり中小企業まで広がって今動いていますけどね。
それの有事の究極版をやったという感じですからね。
それを通設に感じたというのが一つお伝えしたいことと、
そういうふうに切迫した状態の中で言うと、
ブラックアウトして信号が止まりました、コンビニはもう食料なくなりましたとかね。
そんなようなこと自体、
日常の生活をできるだけ維持させなきゃいけないとしたらどうしなきゃいけないっていう、
具体策をどう練るかっていうのに、やっぱりチーム全体も行くわけですよ。
いろんなことを考えるんだけど、
それってどうしてそういう具体策でやるのかっていうことが、
語らないといけないなって。リーダーって。
思考する前提の立ち返る。
価値観的な話ですね。
まあアイデンティティ。
どこに立ってそれを言ってるのかっていうことは非常に大事なことなんだなと。
正直言うと、リーダーたるものは私は何者であるかを語るべきだと思うし、
私はどう思ってるからこう言ってるんだっていう。
方向とか価値観とか。
そういうものをちゃんと示さないといけないんだなというか、
そこから考えないといけないんだな。
同じ沖縄チームといっても、
意見が割れるわけではないけど、違う種類の意見が出たりするわけですよ。
それはそうですね。沖縄県民の中にもね。
いろいろ細かくはあれですけど、立場も違う方々がいっぱいいるわけですからね。
そうすると、違うよねっていうときに、どれを選ぶんですかってもし迫られたら、
私はこういう立場で、この県民を迎えてもらいたいのでこうするとかね。
そういうことを持ってないとやっぱりいかんのだなと思いました。
そのときに大事なのが、改めてのそのリーダーたる人のアイデンティティってことですか。
はい。やっぱりその人の……変なんですね。
経営者なんかでは、それこそ人生を懸けたアイデンティティと言ってもいいんじゃないかなと思うんですよ。
そういうようなことが……
ポリミリ研修の重要性
皆さんこの放送を聞いてて、そりゃそうですよねって思われるかもしれないけど、
感想で申し訳ないんだけど、
今回はめちゃくちゃ体感ベースで、感情が揺さぶられるほどそれを感じたんですよね。
感性豊かな井上先生ながらこそのリアリティもあったんでしょうけどね。
そうやって全員が没入してね。
だからあれはね、経営者の立場にいる方たちとかってね、やっぱりあれ経験するといいなと思いましたね。
一回はね、実際にその想定を先ほどご準備っていう話ありましたけど、
備えあれば憂いなしって、優美無感っていう略だったと思いますけど、
その手前に本当は二つあるんですね。子安式と子息優美だ。
子安式っていうのって、私これポリミリアルにあたって改めて勉強したんですけど、
安気にいて危うきを思えるかっていう。井上先生がおっしゃる通りですよね。
平時のこの状態のときに危うきを思えるかと。
で、子息優美は思うからすなわち備えがあるんで、備えあれば憂いなしになりますという話なんで。
今の時点での危うきをちゃんと考えられるかがないと何も始まらないという意味では、
あれ参加するだけでね、本当に公安式なんですよね。
そうなんです。
それと、こういう時代ですからね、偽情報が飛び交ったりしてたわけですよ。
その設定の中でもね。
フェイクニュースとかね。
だからやっぱりさっき言ったアイデンティティを持って、情報とかも見ないと判断ができない。
他人の価値観の情報で、そりゃそうだよねって引っ張られていてはいかんなって思いましたね。
本当に思いますよね。
フェイクニュースってなんとなくテレビとかメディアで見たり、情報入るじゃないですか。
そんなの実際どうなのと思ってましたけど、実際にフェイクニュース来ると判断つかないんですよね。
つかない。本当につかなかったですね。
緊迫状態にフェイクニュース入ると、なんか持っていかれて、あれこれ本当?みたいなね。
だからフェイクニュースを発信した人から誘導されてるんだということなんですよね。
そうなんですよね。
だからその誘導にそのまんま乗るか乗らないかが、こっちがしっかりしてるかどうかなんですよ。
乗っちゃったって、だって私はこういう立場だから乗ったって言えないとおかしな話。
そんなこんなのね、経験されて。
大きくどうですか?
キーワードとしてはやっぱり準備の重要性。当たり前だけどこの意味は深いぞという話と、
やっぱりリーダーたるものを本当に緊迫した状態だからこそのアイデンティティ大事だ、みたいな話かなと思いましたが。
アイデンティティとフェイクニュース
そうですね。
組織とか人がたくさん集って関係性を築きながら一つの大きなものを作っていくという中で言うと、
やっぱり真は何なのかっていうことだし、リーダーの立場にいる人たちは、
例えば政治なんかだと選挙によってリーダー変わったりしますけども、
やっぱり私はどこに立ってるんですよってことを持ってないとダメだなっていう気がしましたね。
各個人がそれぞれ自分がどこに立っているのかというリーダーシップを発揮して初めてね。
戦えるんだなっていうね。
そうなんです。
組織運営もそういう意味では同じなはずなんですけど。
いやいやいや本当に同じですね。
大げさっていうか聞こえるかもしれないけど。
普通じゃなく胸騒ぎとかね。
本当に体感で感じる感情みたいなものをベースに今回感じたので、
改めて1回の時間を設けさせていただいて皆さんにお伝えしてるってところなんですけど。
この緊迫感が伝われば嬉しいんですけどね。
緊迫感というか問題意識だったり緊迫感みたいなものを共有する上では、
しらかまさよしさんの10分でエマンドレ戦略の方で川上先生ゲットで出ていただいてポリミリやる前にですね、
その話実はしていただいてて。
川上先生の方では川上隆の耳で学ぶ知性学ポリミリという番組で、
川上先生が今の情勢についてかなり分かりやすく、
本当に10分で聞けるような形でサクッと解説してくださったりしてますけど、
中身聞いていくと結構ヒリヒリとする内容だったりします。
ヒリヒリしますね。
それを聞いた上でもう一度井上先生の話聞くと、
なんかより立体的に見えるんじゃないかと思います。
そうだと思います。ぜひぜひ聞いてみてください。
こちらの番組にもタイミングがあればぜひ川上先生もお呼びしてやっていきたいなと思っておりますので楽しみにしていてください。
ということで今日のところ終わりたいと思います。
井上先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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