1. 組織マネジメント研究所
  2. 第193回「質問:売上2兆円、..
2019-01-04 14:16

第193回「質問:売上2兆円、社員4500名の大企業です。「管理職になって良かった!」という管理職が10名中1名という実態です。 」

第193回「質問:売上2兆円、社員4500名の大企業です。「管理職になって良かった!」という管理職が10名中1名という実態です。 」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。
00:04
井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感。
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、今日も行きたいと思います。
今日はですね、なかなか大きな会社のようですね。
ちょっと匿名希望ということで。
はい。
情報ないですか。行きたいと思います。
売上2兆円。社員約4500名の財閥系子会社で、経理部門に勤めています。
いわゆる大企業なのですが、管理職になりたくない。
辞退する人も出るような状況です。
先日、管理職10名にヒアリングしたところ、なってよかったという人は1名でした。
理由は残業代がつかない。責任ばかり大きくなってしんどい。
とにかく大変というような理由です。
私は管理職ではないですが、会社としてどうなのかと問題を感じています。
経理部門ということもあり、上昇志向、利他的志向が低い人が多いのも事実です。
井上先生なら、そういう人たちにどのようにアプローチをされますか。
でも管理職になりたくない問題はよく聞きますよね。
大企業はね。
よくあります。
なんかちょっと変な言い方をするかもしれないんだけど、
じゃあ管理職になりたくないという人を少なくしましょうねっていうふうにために、
どうしたらいいかって考えたいのかもしれないんですが、
残業代のこととか責任が多くなるとか、これはもう組織としても抱えている問題で、
4,000人くらいの規模になると、そんなに丁寧に管理職がかっこよく映るような場面というのもない。
そういう演出もないと思うのね。
昨今の経済状況と考えると、やっぱりきつい。
管理職にはいろんな指示も来るでしょう。
やらなきゃいけないことも増えてるでしょう。
そういうことでは大変であることは事実。
でも、どの辺の管理職のことを言ってるかわかんないけど、
下の人間は、管理職になりたくないという人の下はちょっとかわいそうではあるか。
もしこの方が真剣にこの問題をヒントを得たいと思うんだったら、
03:02
たった一人、なってよかったっていう人がなんでなってよかったと思ってるかをまずひもといた方がいい。
そっちにアプローチですか。
さっき言ったように、会社全体としては、やっぱり管理職に負荷がかかる構造になっちゃってると思うんだ。
だから、そこでこの構造を何かしなきゃいけないかなと思う。
会社の問題とも言ってらっしゃるから、そういうのも捉えてるんじゃないかなと思う。
だけど、そんな中で一人、管理職になってよかったと言ってること、いますからね。
管理職10名にギャーリングしたところになってよかった人1名はいるんですね。
1名にいるというところに光を当てると。
ちょっと違う話をすると、もし課長が10人、4,000人の企業の10人の課長のうちの1人が、
なってよかったって言うなら、その人こそ部長候補だよね。
で、いいじゃん、10人に1人いればちゃんと。
そういう組織ですもんね、現代企業ってね。
っていうのも見方としては。
10分の1っていうのが非常に低いと捉えることも大事だけど、
その10分の1が何を感じているかっていうのは非常にひも解いてみないとわかんない。
おそらくは、難しい課題なんかを解決した時の喜びとか、そういうことなんじゃないかなと。
そこに書かれている責任が重い、残業談義は出ないとかっていうことよりも、
成し遂げられることの大きさとか、影響力の大きさとか、
そういうことがいいなと思えている人だからこそ、なってよかったと思っているんじゃないかなと。
ということは、上に行けば行くほど、意思決定っていう決定を決めるっていうことが専門特化していくので、現場の作業ですね。
何かを決めていくっていうことが、仕事にどんどんなっていくので。
だから、決めていくっていうことに興味があるというか、喜びを感じる人がなってよかったと思う。
っていうことは、裏返すと、決めさせてあげればいい。
つまり、負荷がある、責任が重いけど、自分じゃ決められないから、言われたことが重くあって、
自分じゃ決められないと苦しくなる。
だけど、自分の裁量権があって、自分で決めて、結果が出てくる。
もし、いい結果が出たらすごく嬉しいし、つまりやっぱり、
管理職人から上に行く時の喜びが、自分で考えて自分で決められるということに対して、
喜びを感じるかどうかっていうのはすごく大きなポイントだと思う。
だから、っていうことは、それを感じる人は前向きになれる。
10人のうち1人でも気づく。
でも、だったら、もうちょっと権限を与えて、決めることができるっていう仕事のさせ方をしてあげると、
06:03
9人の中で、あと2、3人は面白いって思えるかもしれない。
それ逆に今度言うと、特性上、自分で決めるみたいな仕事をやりたくない人からすると、
管理職とにかく嫌ですよね。
だから、その場合は、
昇進しちゃいけないと人をさせちゃってますけど、そのパターン。
だから、それは気づいたら、逆に言うと、
自分の道はどういう道を歩むのがいいのか、
もう一回考えさせてあげてもいい。
やっぱり現場の専門特化して、専門性を高めて、
知ってることを増やして、
落ち着いて仕事が自分の枠の中でできるっていうことを喜ぶ人もいちゃいけないわけじゃないので。
そういうオペレーションを回すことに喜びを感じる人がいるから回るところもありますよね。
だから管理職っていうのに、やっぱり僕が今言ったように、
管理職に上がっていくということは何かというと、
やらなきゃいけないことをみんなにやらせることっていうよりも、
ある意味、いろんなことを決めていく。
やらせるということよりも、決める方なんです。
例えば、じゃあこういう施策を打とう。
もしくは、これを誰々にやってもらおうということを決めることだし、
シフトを組むのも決めることだし、
あとは方針を決めるなんていうんですよ。
だから決めるっていうことで、決めたことがうまくいったときってすごく
そのキーワードは決めるなんですね。
だと思うんだよな。
一回ぜひこの一名の方にまず
ヒアリングしてみてほしいですよね。
あとですね、経理部門ということもあり、
上昇思考、利他的思考が低い人が多いのも自立ですというふうに書いてあるので、
この方の今言っている管理職になりたくない人たちがいるっていうのは
経理部門に特化しているヒアリングなのかもしれない。
でも10人に聞いてるんだから経理に10人いないから。
いないでしょ。
いくら4,000人の企業で。
4,000人いるんじゃないですか。
いるかな。
調達、推奨、あって、製造。
製造系ですよね、きっと。
分かんないか、それは。
あるかもしれないね。
あり得る気がしますけどね。
だからその経理でありがちなのは数字的なものを処理して
高度知識を必要とする作業みたいなのも結構多いのかもしれない。
ありそうですよね。
だからちょっとその傾向がありそうな人たちに
決めるということを楽しませると言うと変ですけど
喜びにさせてやるためにはどんな。
もうちょっと分解すると
決めるの前に判断するってあるでしょ。
つまり判断するってことは情報を集めて
09:00
自分の中でそれを解析し分析もし
推測も立て、こうだろうなという仮説が立って
それを決めるっていうことになるので
もしかしたら経理の、例えばだけど
資産標をしっかり作りましょうという担当のところがもしあったら
何かを決めるっていうことはそんなに多くはないんだけど
物事の情報をちゃんと分析して何か気づきを得る
会社の経理を良くするために何かそこから情報はないか
って分析したりしてみるという
ちょっと高い視点で物を見るっていうことはできると思う
なので経理の役割っていうのが
我々の役割はもっといいレベルの役割っていうのは何なのかっていうのは
やっぱり本当はみんなで語り合ったほうが本当にいいね
だからどうしても作業に埋没する
特に経理の方って大変なのは
もう期日が決まっているので量をこなさなきゃいけない
という時が結構な時間であるので
それをやってるとそんなこと言ってられないよねって話はあると思うので
かわいそうなんだけど
でもやっぱり経理作業はいずれAIにとって変わる可能性あるわけだ
人間が経理で何かの判断をしてやっていくってことは
経理部門にとってはどういう役割が必要かっていうのは
部門内で方針と設定しなきゃいけないね
経理の部門における何を決めていくのかというのを決める
もしくはその一歩手前の何を判断するか
判断して決めるのは会社でもその情報提供を会社にあげるとか
今こういうことが起こってるんで
実は例えば経費の使い方とかいろんな問題も
こういうことにルーズになってるんじゃないでしょうか
ということを進言することもあるだろうし
そういうことがチェックマンじゃなくて
何に向かったらいいのか
こういうふうにした方がいいんじゃないでしょうかとか
解決策の案まで持って言えるようになればいい
なるほどね
そういう問題意識を持ってるこの方自体は金主席ではなく
そういう人たちがいるこの状況に対して
この方どうしたいんですかね
管理職になりたいんじゃないのかな
というかもっと自分の仕事に使命感を持ちたいんだと思う
なんかもっとちゃんと我々には何かミッションがあるはずだよ
大事なということを思ってるんじゃないかな
そう読み取りますか
何も関わらず実際の上を見て
えーっと
というかみんなが作業に埋没して
いや別に俺なんかどうでもいいよみたいな感じになってんじゃないかな
なるほど
だから本当はこの人一人では
12:02
それこそ4,000人の規模の会社だから
一人で五分奮闘するわけにいかないけど
やっぱり大事なのはこの仕事の価値と意味と
それからミッションとか役割とかということを
今よりも高いレベルで設定した方がいい
そしてその管理職たちを変えるというのはちょっと難しいのもある中で
ご自身が管理職になってそういう管理職になることができそうですし
そのためには
少なくとも自分の仕事の中で自分たちのミッションとかを
もう少し見てもいいんじゃないかな感じ取ってもいいんじゃないかなと
とともにこの一名の希望の光である管理職と
そうなんで良かったと思うんですか
多分聞いてるんだと思うんで
それはぜひお話ししていただいて
この方が管理職になってほしいですね
そうそうそうそう
でやっぱり部下とかチームに
我々のチームの価値はここまで高いんだよっていう
なんか設定をしてあげてほしい
なるほどですね
というわけで出まいりましたが
管理職ね
管理職
管理職問題皆さん今日の話聞いて
何か感じること聞きたいことありましたら
改めて何か
すごい具体的な詳細は分かってないので
若干抽象的な話に終わりましたけど
良いきっかけで考えてくれればなと
そうですね
というわけで三谷先生本日もありがとうございました
ありがとうございます
本日の番組はいかがでしたか
番組では井上健一郎への質問を受け付けております
ウェブ検索で人事明快と入力し
検索結果に出てくるオフィシャルウェブサイトにアクセス
その中のポッドキャストのバナーから
質問フォームにご入力ください
またオフィシャルウェブサイトでは
無料メルマガや無料動画も配信中です
ぜひ遊びに来てくださいね
14:16

コメント

スクロール