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2018-08-30 17:50

第175回「質問:コンサルタントとして若手社員の意識改革を行うためには?」

第175回「質問:コンサルタントとして若手社員の意識改革を行うためには?」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、今日はですね、ご質問がCKP経済大学校
マネジメント編の8月7日に行われたテーマが
組織コミュニケーションの関係性はどのように作られるのかということでね、
井上先生が登壇されたようですが、そこでいただいた質問をご紹介したいと思います。
はい。
コンサルタントの方からのご質問ですね。
面白いですね。
いつもと同じ角度が違って面白いですよ。
この先の社員の方で、24歳男性で、仕事に対してスタンダードが低く、
権利と義務という点では、休みは欲しいが、月から金はいれば給与が出るくらいの感覚。
頑張るのは30代からで良いと思っています。
私としては仕事とはとか、仕事やるから休日が楽しいなど、
様々な角度からアプローチはしていますが、
井上先生だったらどのようなコミュニケーションを取りますか?
彼が仕事へ少しでも向き合うために。
どうぞよろしくお願いいたします。
はい。
手縄でですね、コンサルの観点ですね。
上司にでもこういうことはあると思うんでね。
はい。
あの、ちょっと横やり入れていいですか?
この間のCKP経済学校、ちょっと私後ろから少し拝見させていただいたんですけど、
あの質問に対して、井上先生が皆さんで考えてもらうっていう風になっているんですよね。
ただその前に、この質問、読んだ後にこの質問のポイントはこの辺なんだよねって言った後に考えてもらう回にしちゃったじゃないですか。
あれいいなと思って。
そうですか。
今回このケース、このポイントどこですか?
ちょっと皆さんもぜひ一緒にエリスさんのことも考えてほしいなと。
私がいろいろ言っている中で、どこのポイントで考えてもらうかということなんですが、
これもね、いつも言っているように正解があるわけではなくて、
どこの角度から切るとわかりやすくなるかなっていう、
私のように、もしかしたらこのコンサルの方もそうだけど、
どこから回答を導き出せばいいのかなっていう道筋なのでね。
僕はこの場合は2つ。
2つ。
2つ。
なんでそうなっているのか。
思考ができるんですかね。
よくある関係の質の話と、
関係の質。
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それとあと、未来、現在、過去っていう流れの中の焦点をどこに合わせますかっていう話かな。
関係の質の話と、未来、過去、現在の話をどこに焦点を置くかみたいな感じ。
そうそう。
はあ、皆さん考えてみましょう。
また言い分けてね。
ちょっとお時間もね、間あげるのあれですから、
ちょっとね、考えたい方は止めていただいて、
実際に回答していただきたいと思いますが。
どうなんですか?
まずはコンサルタントという立場なので、
コンサルタントとこの24歳の方との関係性がどうですかっていうのは問いかけたいなっていう。
そこのね。
まずね。
ほうほうほう。
だから、なぜこのコンサルタントの方がこの24歳の方にスタンダードが低いなと。
よく私がワークスタンダードとか言う言葉で言ってるので。
仕事のね、出来のレベルに対するこだわりが低い。
ちょっと安易なところを感じるみたいなことなんだと思うんですけど。
そのちょっとスタンダードが低いなという方に対して、
なぜこのことを言ってあげていいのか。
休日が楽しいっていうのは仕事をしっかりした後の方がいいんじゃないのとか、
この人をどうしようとしてるのかっていうのはこの人の立場として、
何を考えてるのかなっていうのは一つあって。
上司とね、コンサルタントの違いで言えば、
相手がやっぱりより上司よりも、
上司にとっても同じだけど、相手をどう受け入れられるか。
存在をね、ということがまず第一なので。
まずその観点から言うと、
やってるかもしれないので確認してほしいこと。
コンサルタントとして確認してほしいこと。
まず、相手があなたのことをどれだけ需要している存在ですか。
受け入れてますかと。
ということと、なぜあなたはこの人に対してそれだけ着目するんですか。
極端なこと言うとね、コンサルタントだから、
変な言い方するけどね、ちょっと誤解のないように言いたいけど、
ダメだよこの人っていうことを言ってもいい立場じゃない。
会社に対して。
彼は問題だよということだけを言うことだって、
コンサルタントとして間違いではない。
ただ、もっと違うコミットをしていて、
何とか指導してほしいんだよということを依頼されていれば別だけで、
相手にとってみれば、
なんで外部の人がそこまで自分に対して言うのかって思いはあると思う。
本人ですか、24歳男性。
若干あるんだと思う。
確かに。
だから、この状態が良いか悪いかっていうことを、
本人が感じない限りはこれは無理。改善。
スタンダードの低い人たちの典型的な例として、
本人が気づかないものは絶対治らない。
っていうのがあるので、
それを無理やり直そうとするのではなくて、
この人に何が起こっているかを徹底的に付き合った方がいい。
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もしそこまで何か深く関係しようと思っているのであれば。
やっぱりコンサルタントとして客観的に
この人を評価して終わるということではないのであれば、
最初にはもう一度確認したいのは、
そういう評価をして終わらせることは
いけないことなのかどうかは確認したい。
なるほど。
番外地によっては、この人の自己変革を促すことは
何か考えてもいいんだけど、
やっぱり組織の中でこの人だけに注力することが
コンサルタントとしていいかどうか。
この人がこの組織を良くするためのポイントになっているのか。
この人が変わることが大事なテーマなのかどうかは
コンサルタントとしては冷静に判断した方がいい。
その対局の中でこの方がキーマンになっているかどうか。
どうかどうか。
この人が機能することによって、
確かにこのチームが良くなるという立場にいるのであれば、
よりそれには注力した方がいいし、
逆に上司からすごい依頼されているのであれば、
そこに注力してももちろん構わないので、
一回冷静に考えて。
なぜかというと、こういう人たちが30になって変わることがあるとしたら、
今、一生懸命いろんなことを語りかけても無理だから。
それよりは時間の経齢の中で、
体感とか経験をさせていく中で、
自分が、あ、面白いとか、
あ、もっと頑張りたいとか、
と思うようなきっかけがないと、
いくらどんなに経験から言うアドバイスをしても、
効かない。
それをちょっと一回分かってほしい。
なるほどですね。
じゃあその上で、
もう一個は何とかしてあげたいなという思いと、
何とかしてあげることが、
この会社にとって重要なテーマであるということであれば、
次のプロセスとしてはどうするかというと、
さらにその話をする間の関係にならなきゃダメになります。
このコットっていうの知ってるですか?
24歳の方と。
彼とそういう向き合いをする立場に、
まず相手が認めないと無理。
相手が認めるっていうのは、
僕これから君のそこに助言するよ。
いい?って言って、
いいですよっていうことではなくて、
よく言う、
これは相手はそれをどう認めるかというと、
この人は私のことが分かってくれている。
それと私にとっていいアドバイスを言ってくれる。
私のためになることを言ってくれる。
この二大セットを揃えないと、
相手はこういう話、
仕事ってさなんて話には、
耳が、アンテナが向いてくれない。
親から勉強しなさいって言われてる状態になっちゃうんですよね。
言わせることは絶対に人間はやらないので。
だから、僕30歳になったら頑張りますよ、
ってすごく平たく思ってるかもしれない。
じゃあ頑張ったらって言っておいてもいいからね。
そういうことですか。
普通はね。
これでも向き合って、
相手が需要している状態は、
指標としてはどんな感じなんですか?
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僕がさっき言った今度は、
未来・過去・現在って言ったんだけど、
今こうだよねっていうことにいくら焦点合わせて、
言ってもしょうがなくて、
この人がなぜそうなのかにアプローチしていかないと。
この人がなぜ権利とか義務を主張したり、
月金はいれば給料が出るくらいでいいや、
っていう状態になってるか。
今はそれは周りの人が見た評価なんね。
でも本人そうは思ってないかもしれない。
周りとかこの方がそう思ってるって話ですもんね。
エオークの場合、上司と部下にも置き換えて言えるんだけど、
まずしてあげなきゃいけないのは、
本人が頑張ってると思ってることに対する承認なんだよ。
本人は何か頑張ってる。
変なんだしね。
朝眠いんだけど頑張って起きてきてます。
程度の人もいるんだよ。
そのレベルも含めてね。
でも確かにお前は遅刻戦術が来るなと。
頑張ってるよ。
若いうちは眠いもんな、ぐらいのことを言ってる。
ほうほうほうほう。
理解を示す。
よしとするわけではなくて、
そこの頑張ってることまでに関してはちゃんと認めてあげて、
できてることに関しては認めてあげる。
ちゃんと見てるよと。
その上で、もうちょっとここまでやれるとこっちとしてはありがたいよとか、
もうちょっとこうすると君のためにもなるよねとか、
っていう話には行かないといけない。
もう一個ハンドは、
仕事が楽しいっていうのはねっていう意味の、
楽しいという感情の紐解きは人によって違うので、
そこにアプローチするもしょうがないね。
価値観の作動になっちゃいますか。
特に年齢も若いですしね。
なので、機能してるかどうか。仕事まで。
組織に対して。
そこを頑張ってることを認めた上で、
もっとこういうふうに役割を果たしてほしい。
ということをしっかりとオーダーとして出さないといけない。
これはこのコンサルの方がする行為なんですか?
上司の方がいいんだけど、
でももしかしたらそういうことを見てあげてくれと言われてるのかも。
何か言ってあげてくださいよと。
上司がちょっとさじ投げてるというか、
依頼してるというか。
もうわからんと。
ごめんなさい、どうしたらいいかわからないです。
でもこれはね、ここの部分屋は、
僕は実はコンサルじゃなくて上司の役割だと思う。
なんかお聞きしてるとそんな感じがね、しますよね。
だから僕はこの人の、この上司にアプローチしてあげる方法は、
この人はいいと思う。
コンサルはいいと思う。
ただ上司がアプローチする方法は今言ったように、
なぜこの人はそうなのかということで、
よく言う歴史を紐解くような感じで、
まずは過去に焦点を合わせ、
その上で未来を向かわせる。
どうなりたいの?
じゃあ30になったらどうしたいの?
30になったらどんなふうにしていたいの?
いや結婚でもしたいってあれですね、とかね。
じゃあちょっと頑張らなきゃな。
家でも欲しいだろう?とかっていうような会話もしてあげなきゃいけないし。
そういうのを上司がするように促す方がいいんじゃないかなということですか。
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なるほどね。
その上で、さっき言った未来現在過去の中のことで言うと、
今現在にあまり焦点を合わせてもしょうがないってこと。
過去を紐解く。
この人がどういう人なのかに少し理解してあげる。
この人ってこういうことを大事にしている人なんだ。
こんなことがやりたいんだ。
こういうことは難しいんだ。
一応理解する。
認めるっていうのはそこまでは認める。
さらに素晴らしい仕事をしているというふうに評価するという意味ではないけど認める。
その人の存在として認める。
受け入れるってことですね、現状。
その上でどうこの人はなるといいのか。
期待も言ってもいいし、
本人が30になったら頑張るって思ってるんだったら、
30になって頑張る時ってどんな姿って語らせるか。
これコンサルの方が、
もし上司がね、
例えば上司が差し投げて頼むって言われてるんだって、
やらざるを得ない時もあるじゃないですか。
その場合も今の過去紐解き、
今の現状何を大事にしてて、
何ができてるのかみたいな。
その上で未来っていう話のどこまで、
全部やっちゃっていいんですか。
やっちゃっていいんじゃない。
未来に聞いてあげて、
だとしたらってもう一回現在に戻る。
だとしたら今から始めないとまずいよねってことを言ってあげてもいいし、
やってみようよっていう感覚でもいいね。
その時の上司じゃなくてコンサルが、
なぜそんなことを言うかの立場としては、
多分そこまでだから深く関わってる会社さんなんでしょう。
僕はこの会社の一員のつもりで頑張ってると。
自分の思いをちゃんと語らなきゃ。
仕事ってこういうことなんじゃないのということの弁論をするよりは、
僕は君とそのことについて話したいということだけはちゃんと。
君を理解したい。
知りたい。
教えて。
え、だったらさここにやらないって。
今度はレッツトークね。
やろうよって。
もう一個あるとしたら、
これ上司の人なんかには必ず言ってほしいことなんだけど、
なんかちょっとで話が出てきたなと思ったら、
そのために僕がしなきゃいけないことは何?って聞いて。
その見えた場合ですか。
未来が見えた時に。
とかこんな風にしたいんですとか。
じゃあちょっとこういうこともやってみようよ試しに。
となったらその時に聞くの。
そのために僕がしなきゃいけないことをした方がいいと思うこと、
してほしいことなんかある?
一応聞いて。
でそれをやる。
で言わないことも多い。
いや別にないです。
でも聞いたということが大事。
なんでですか。
やっぱり本気だっていう。
こっちが。
そのために僕がしなきゃいけない。
あなたその方がね欲求とか望みを言ってるわけですからね。
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それに対して俺も自分ごととして本気だというために言う。
そのために僕にしてできることなんかある?とか。
してほしいことある?
確かに野辺先生コンサルの現場でやってるの見たことある気がするな。
言われてみればねみたいな世界ですけどね。
そういう立場なのでね。
支援っていうことが最後に忘れないと。
詳しい地域で。
コンサルというもの自体ねゴールっていろいろコンサル担当の方々とかね
いろんなものあると思いますけど。
このケースにおいてはゴールというのも変ですけど
何に向かっていくのが
多分この場合だと相当組織の活性化とか
そういうところまでになってんじゃないかな。
そうか。
24歳の男性をちゃんと良くするっていうことよりも
それを先にある組織の活性化に目指すために
一旦ここをやらなきゃいけないという感じなのかもしれないです。
というわけなので
本当にこの方にアプローチするのかどうかも含めて
一回確認してほしいというのが冒頭だったわけですね。
なるほどね。
コンサル担当のコンサル担当の話面白いですねこれ。
なんだこれは。いいですね。
そういうふうに見てるんですね。
ではぜひいわゆるこういう領域で活躍されてる
資料の方とかいらっしゃいましたら
井上先生アドバイスいただけることが
今日はよくわかりましたので。
今回も熱く語りたくなっちゃってるんだけど
やっぱりコンサル担当として接する場合は
ある意味一般論を背景にした冷静さというのも必要です。
なるほど。
いやいやいや。
コンサル担当としても真髄を感じました。
というわけで井上先生今回もやってまいりました。
本当にありがとうございました。
次回もまた面白い質問来ておりますので
楽しみにしていただけたらと思います。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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