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2022-06-10 13:32

第372回「メンバーの個性を伸ばすための業務分け」

第372回「メンバーの個性を伸ばすための業務分け」 井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。 ★番組への質問はこちら↓↓ https://ck-production.com/podcast/inoue/q/
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さあ、ということで、今週も行きたいと思いますが、ちょっと質問が増えておりまして、長いものもあるので、ちょっと行きましょうと。
分かりました。いいですね。
いきたいと思います。
今回の質問、仕事の見直しについてのご質問いただいております。
仕事の見直しを行っています。仕事における生産性と付加価値の捉え方は、どう認識すればよいでしょうか。
チームの目標設定をする場合に、メンバーの個性や課題を伸ばせる業務分けをしたいと思っています。
その場合のメンバーの個性や課題というのは、私が認識しているものをベースに考えてしまっても良いものでしょうか。
こういうことですね。
仕事の見直しも含めて、担当を変えようかっていうのは、構造的に担務とか組織だって動くんだけど、一人一人の動き方を変えようかっていう見直しもあれば、
それを変えるんではなくて、一人一人がより良くなるためにどうしようかっていう見直しもあると思うので、
両方あるんだろうけど、ちょっと若干積もる内容から言うと後者なのかなという気がするので、
個性とか個人個人の課題をベースに目標設定みたいなのをしていいんですかなんてことがあるので、
たぶん個人個人の組織だって守備範囲を変えるとかって、
そういう方向ではちょっとないんだろうなと思います。
あと、生産性と付加価値の捉え方っていうのがあるけど、
まあある意味で、普通に言っちゃうと生産性と付加価値ってある意味ではイクオール。
何が言いたいかっていうと、10というアウトプットをするときに、
5かかってたのを3でできるようにするっていうのは生産性の向上でありながら、付加価値が向上してるって意味なんで。
つまり3のインプットで10作ったら7の付加価値だし、5のインプットで10だったら5の付加価値だよねと。
これ生産性と付加価値方法とでも同じことにはなる。
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ただ、同じ5を投じてるんだけど、今度10を15にしようってのもまた同じ話なので。
だからあんまり区分けして考える必要もないかな。
だからイクオールは、すごく単純に言うと、
投じ込むエネルギーとか資源とかそういうものからどれだけのものを生み出すかっていうところで、
付加価値のほうで捉えていいと思うんだけど、どれだけ大きな差が作れるかっていうことが大事だよねということになると思います。
もし成果という意味を強めに考えて付加価値っておっしゃってるならば、
生産性は効率で、付加価値のことは結果という成果っていうふうに捉えてる可能性もあるので。
これはね、どちらからアプローチするのも正解だと思うし、
このあとの質問につながるんだけど、人それぞれテーマが違うかもねっていうのはある。
効率が問題になっている場合もあれば、結果が?
まず結果を目指してもうちょっと頑張ってみようよっていうことが課題の人もいるんじゃないか。
だからこれはあんまり区分けする必要はないかなというふうに、結果ともなってくるだろう。
なるほどですね。
のが前提です。
一番大事な個人の個性や課題を自分が捉えてるものでいいんでしょうかっていうのは、
ご自分で捉えているっていうのはある視点から見ていると思うので、
そこがどこから見ているかっていうのは、ご自分の中でも一体反省する必要がある。
つまりこの人の課題ってここだよねっていうのは、どこのためにそれを課題だと思ってるのか。
この人の個性は、例えば行動力あるねみたいなことで、
だとしたら行動力を生かしてこうなるといいんじゃないかっていうのは、どこから見てるか。
つまり、さっき言った効率性が上がるとか結果が良くなるとか、どっちから見てるんでしょうか。
ひとつは叩き台としてそれを使えばいいんじゃないかなと思う。
叩き台。
本人と話す叩き台。
僕はこう思うんだよ。
ひとつの私からの観点でこう見えてるっていう、
対話をするためのひとつの共通の叩き台として出すのがいいんじゃないかってことですね。
そのときにさっき言った、ここを目指すとしたらこうだと思うんだよねっていう、
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合わせて怖いを話してあげなきゃいけないので、根拠とかなぜそう思うのかっていうのをちょっと言ってあげなきゃいけないので、
そこをちゃんと整理した上で、こういう意図とこういうことを目指して、
こんな理由でここが課題だと思うんだけどどうだろうかっていう話はしたほうがいいかなと。
なんか今ズバリ回答いただいちゃった感じがしたんですけど。
なるほどですね。
なので別に自分が認識しているものをベースで考える分には構わないけれども、
それをこれでいこうとか押し付ける前に、一旦それを話をする叩き台というか共通のものとして扱うっていうことであればいいんじゃないのっていう感じの捉え方でいいんですかね。
そうです。その次に、それに対してどう反応するかが大事で、部下の反応によってはそうですねって言うほうが違うと思いますだろうが、
今度は逆に、「なぜそう思うの?」っていう方向に入らなきゃいけない。
だから、「わかりました。私もその課題に向き合いたいと思います。」って言ったら、「おっけおっけ。わかってくれたな。」で終わらないで、
どんなところからそう思ったってやっぱり聞かない。
背景にあるものが同じ意味なのか違うのかも確認した上で課題設定をしてあげないと、
途中でずれちゃう可能性がある。
大事なのは課題設定って、途中経過をちゃんとお互いが確認し合うっていうことのほうが大事なのよね。
つまり設定が大事というよりも、それに向かって動き出せているかどうか、やった結果どんなになってるか、手応えとか、そんなものも含めて。
だから結果とプロセスがどっちが大事みたいな、性善説と性悪説のどっちが大事みたいな話ではなくて、
両方がちゃんとセットになって始めてっていうことですね。
うん。そうすると途中で、「あ、違ったね。」ってなって修正しないと、
課題って最初に掲げた課題をずっと意味もなく引きずることになっちゃう可能性があるので、
修正するならしなきゃいけない。
ただしそのときに、その課題によってどこに行けるのかっていうところが、
これはあんまり変えないほうがいい。
例えばだけど、あなたはこういうことをやるともっと効率的に仕事が回るよねって。
例えばだけどね、ひらたく効率性みたいなのがテーマとして、
だったらこういうことをやろうよっていうのが、
これをやったけど結果効率性につながってないんならやり方変えなきゃいけない。
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でもやり方変えることによって効率性じゃないほうに向かっちゃうのもまたこれ違う。
だからゴールは共通認識として、さっき叩き台って言ったけど、
自分はこう思うんだよを出した後、相手もそれに対して不納得も合わせて、
ただゴールはここだけどどう?っていうのは握っておきたくて。
それに合わせて、じゃあこういうやり方やってみますって言うんだったらやろう。
で、やり始めてどう?っていうことを繰り返しながら、
なんか最近変わってきたとか、いや全くなんか変わらないんですなのか、
やりたくなくなっちゃったんですよねみたいなことも含めてね。
正直にどうなのっていうことを途中で話しながら、でも効率性が大事だよね。
じゃあこのやり方であんまりそこに向かえないんだったらやり方変えようか。
わーって。
なんかこういう話をしてるときに、
本当は効率性とか結果っていうところをどう向上したり質を上げていくかっていうところをゴール設定に、
上司としてはしたいし、そこにセットしたいのに、
話していくと、いやもっと楽しくやりたいとかね。
楽にとかそういう方の目標を本人が出してきて、
その設定どうなんだみたいなのって現場って起きると思うんですけど、面談とかワンオンワンとか。
楽にとか楽しくっていうのは、決してズルをしようとかサボろうとかって意味じゃないであればね。
逆に言えば楽しくやるためには効率を上げなきゃだめだよねって話になる。
ある意味楽していい結果を出せたら最高なわけだよ。
だからそういう意味では、一つはわかりやすい言葉で言うと、成長のためにってことになると思うので。
さっきたとえば上司としては、君はもうちょっと効率が上がるととてもいい仕事になると思うんで、
こういうことは課題だと思うよっていう目的とやり方をセットにして叩き台を出したときに、
そのやり方だったらできるかもしれないけど、でも僕は楽しくやりたいんですよねって言ったら、
あ、でも楽しくできるじゃない、これやれば。
だったらいいよ。君の目標設定は楽しくていいよと。
でも結果、効率が上がることは大事だよねっていうこのセットでいいと思う。
なるほどなるほど。
とにかく自分のペースで何でもいいからやれればいいんですよってなったら、
これはちょっと根本的に違う話になるので、
この人が言う仕事の見直しという方向の一歩手前の話になる。
まあちょっと育てる、教育的な話になってきますよね。
で、もし自分がやれる範囲のことをしっかりやってそれでいいんですよっていうことで、
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楽しくとか楽にっていうことになっていない場合は、
やっぱり今度は逆に言うと、こちらが求めてるものはこういうことなんだけどっていう、
会社が組織として求めてるものに対してはどう答えるっていう言葉はちゃんと話さない。
なるほど。
そのリクエストに答えられるんであれば、いいよ、どんなやり方したらどうなってもいいかもしれない。
まあ確かにそうですね。
そういう時にはこちらからの考えを求めているものをしっかりと提示するということも含めてやっていかないといけないと。
大きなヒントをいただきましたし、その上でちょっといろいろ動いていただいて、
また質問あると思いますので、いただけたら共に提供できるかなと思いますので、お待ちしております。
ということで終わりたいと思います。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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