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2022-06-03 20:03

第371回「特別ゲスト・白川正芳氏「社員が給与を自分たちで決めている!?」」

第371回「特別ゲスト・白川正芳氏「社員が給与を自分たちで決めている!?」」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。 ★番組への質問はこちら↓↓ https://ck-production.com/podcast/inoue/q/
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感。
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さあ、ということで、前週に続きまして、また同じくゲストをお呼びしたいと思います。
日本的M&A推進財団理事の白川正芳さんにお越しいただいております。
白川さんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
前回はね、人ということを中心においたM&A組織の話で非常に盛り上がったかなと思っておるんですが、
大体こういう話って、収録終わった後の話がすっげえ面白かったりするっていうのもあったりするんですけど、
前回、混合組の話で、実は日本は養子園組を通して、ものすごい昔から1400年の歴史を持つM&Aの国だったんだぞ、みたいな話をしたんですけど、
なんかいい本があるみたいな話があったので、
簡単に教えていただきたいのか、皆さんに教えてほしいなと。
そうですね、僕も混合組が一番日本で古いっていう話を聞いて、
それこそ聖徳太子が設立に携わっているんですけど、
そのこと調べたいなと思って本をネットで探すんだけど、なかなか出会えなくて、
そしたら創業1400年っていうタイトルの松江の混合さんが書かれた本があってですね、
それを発見して本屋さんに買いに行ったんだけど、なかなか見つからずに、
なんで見つからなかったかというと、専門書の大工さんのカテゴリーのところに置いてあるっていう。
まあでも確かに宮大工だからそうなりがちなんだけれどもね。
書籍あるあるですね。
マネジメントの本なので、これはすごい面白いんですけど、
なんかやっぱ混合さんってずっと男児に恵まれにくい家系だったらしくてですね、
それもあって養子園組っていうのを代々何度もやってきていると。
結果的に。
それが帰って1400年続いてきた背景としては良かった部分でもあるんじゃないかっていうのが書かれてましたけど。
だから言えば第三者生計っていうものが会社維持継続発展させていくために、
一つは具体的にすごいいい戦略なんだということも言えるのかなと思いながら読んでました。
そんなお話をね、ちょっと収録の合間にしたんですが、さて今日の本題に入りたいと思います。
今日はもう完全にMAではなくてですね、
静岡さん実はMA推進財団の理事もされてるんですが、
株式会社くすもとひろし総合会計事務所というところの代表取締役もされておりまして、
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コンサル会社の方でのいろいろ活躍もされておるんですね。
その中でそこの会社って言っていいんですかね。
そこの会社が給与を自分たちで決めてるという話をちょろっと井上先生にお伝えしたら、
その話は聞かせてほしいということで、井上先生マイクをお渡ししたいと思います。
いやいや、やっぱりね、理想的な話だと思うんですよね。目指したい。
そうですね、僕らも自分たちで、社員が自分たちで自分の給料を決めて、
経営者の方って絶対そこは悩まれると思うんですよね。
評価制度であったり、どういうふうに社員に納得してもらう給料が払えるかっていうのは本当に頭を一番悩ましてるところだと思うんですけど、
そこを社員が決めるっていうふうにしてしまうわけですから、ある意味これはパラダイムチェンジだと思うんですけれども、
うちの会社ではもう20年近くそういうふうにしてるんですね。
20年前からですか。
そうですね、20年くらいにはなります。
これは毎年やってらっしゃるんですね。
そうですね、毎年人事委員会、どうやってやってるかというと、人事委員会っていうのを毎年新たに、毎回自由参加で、
それこそ新入社員が入ってもいいんですけど、蘇生をして、その人事委員会の中で評価方法を決め、予算を決め、人件費予算を決め、
給与を最終的に一人一人の金額を、それこそうちのトップの草本代表の給与、役員報酬は代表、今年は5%カットでお願いしますとか、
いや今年はなかなか頑張ったので5%増しますとか、それも社員が決めるんですよ。
そういうことをやってまして、なんでできるかっていう背景の一つに、
一つは、うちが会計事務所で所属する社員がみんな会計の知識を前提として持ってるっていうところは、おそらく大きいと思うんですよね。
なので、人事予算がこのくらいとかいう話とか、人件費予算ですね。
すごくみんなで共有しやすい環境にはあると思うんですけど、そんなふうな決め方をしてます。
素晴らしいですね。何人ぐらいで決めてるんですか、人事委員会って。
人事委員会ですね。10人前後だと思いますね、毎年。
これは毎年シャッフルするのか、それとも自由参加なんで、毎年そこに入りますって手挙げる人がいたりもするんですかね。
そうですそうです。ここで給与決定のプロセスを勉強すると、会計事務所でいろんな中小企業の経営者の方とお会いしますんで、いろんな給与の相談にも自分たちで決めてるわけです。
確かに。
相談に乗ってあげられることができるようになるから、非常に仕事の幅が広がるから勉強にもなるよって言って、若い子もどんどん入ってきますんで。
直接参加するだけで人育つというところにもつながる。
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そうですね。
そういう意味で言うと、やっぱり経営をするののベースは会計が一つなんですよね。だけではないけど。
これからって、みんな会計の資格を取る必要はないけど、会計の勉強は必ずしといたほうがいいなって感じしますよね。
そう思いますね。だから昔、寺子屋で読み書きソロ版までは教えてたっていう、そのソロ版の部分はやっぱり僕らも生きていく上で。
うちの楠本が言うんですよね。絶対にこの募金は勉強しておくと、会計事務所に入る入らないは関係なく、絶対に将来潰しが利くから募金だけは勉強しておけっていうのは、うちの会社説明会に来た子には必ず言ってましたね。
そういう意味で言うと、会社って理念も含めて、思想をちゃんと哲学を持って経営するっていうのが大事であると同時に、会計っていうことだと思うんで。
それで言うと、やっぱり渋さん、栄一さんはすごかったんだなと思うんだ。
やっぱり論語とソロ版ってね、その2大テーマをちゃんとテーマにしてたんだなっていうのが改めてわかりますよね。
そうですね。なんていうか、ごまかしようの効かない真理の積み上げがやっぱり会計だと思うんですよね。
そうですよね。
それと募金はやっぱり裏表、つまり対策対象表と損益計算書があるっていう、ここがやっぱりすごく意味があって、最初わからないですもんね。
いろんな情報を作っていくのに損益計算書に行ったり、対策対象表に行ったり、数字がいろんなところ飛び交いながら、最後は一致するっていうBSの差額と統計利益がですね、なんで?って思う。
あの辺の仕組みがやっぱり面白いんですけど。
そうですね。美しいっていう人がいますよね。
そうですね。
日本に一番最初に募金を持ってきたのはそれこそ福沢諭吉で、懲愛の法っていうやつで紹介されたりしてるんですけど。
理屈で考えていく上でも論理思考の勉強にもなるし、同時に世の中がどういうふうな経済的に成り立っているのかみたいなことも見えてきますし。
あとこのお金がどういう意味なのかっていうのは、単純に使って出税に入り税にっていう感覚だけじゃないところがわかってくる。
あの感覚ありますよね。
このままこの話続けると募金の資格を取る方が増えそうな感じになってくる。
勉強をぜひ聞いていただいてる方は一回はしていただくといいんじゃないですかね。
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いろんな方が聞いてると思うんだけど、社員さんで聞いてらっしゃる方もぜひ勉強したほうがいいと思うし、
経営者の方で聞いてる方は、ぜひあるところからは社員さんに会計募金の勉強を推奨したほうが私もいいと思います。
するとやっぱり経営者が何を判断しなきゃいけないかっていうことが、経営ってどういうことかが意味がわかってくるので、
単純にこの1,000万は投資だよっていう、投資っていう意味がどうかっていうのはね、
会計勉強するとね、これってあそこにつくのねなんていうことでわかってくるっていうかね。
そういう意味ではくすもとがよく言うんですけど、
人を一人雇うっていうのは普通の感覚だとコストがかかるって思っちゃうんだけれども、
基本的に人を一人雇うっていうのは2億ぐらいの負債を抱えたと。
絶対辞めさせない前提でやっぱり雇うわけですから、そうすると障害賃金を払い続ける。
この人がどれだけ会社に貢献できるようになるかは今の段階では見えない。
つまり負債をがっちり抱えたっていう風な捉え方ができるのが本当のプロ経営者だっていう話をされるんですけど。
なるほど。安易なその単越でのコストではなくて。
でもそれでいくと井上先生のよく話す社員という人というものをどう捉えるかの、
そもそもの考え方がちょっと全然違うところに立ってますよね、今の話を。
今我々の世代で言うと、基本的に社員は業務委託でいいじゃんみたいな風潮が、
この蔓延している、狭まにいる時代において非常に考えさせられる話です。
いや、でもそれこそちょっとエメエな話をすいません。
絡めさせていただくと、後継者不在問題っていうのがやっぱり目の前にあるから今第三者処刑っていう、
エマンダエっていう話が出てくるんですけど、もうちょっと手前で言えば、
なんでそんな問題が後継者不在っていう問題が起こってるのかっていうところに立ち返ると、
やっぱり経営者が、言葉はちょっと適切に選ばないといけないんでしょうけど、
言い方が悪いかもしれないですが、申し訳ないけどやっぱり後継者は育てられてない。
そこに本当は問題は集約されていく話で、それさえちゃんとできていれば、
エメエ財団とかいらないんですよ。本当は作る必要がないし。
だから本当にいい社会はエメエ財団がない社会だと思っているので、
うちの財団がいち早くなくなる、そういう社会を本当は目指したいっていう話だと思ってるんですけど。
そうですね。でも一方で、育てられなかったねって言って、
逆に言うと育ったからこそ、ある種の内部でしっかりと事業生計が続けていけるっていうことの良さはあると思うんですけど、
逆に言うと世の中、それこそ白川さんのところにお願いしますというふうになって、
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世の中的なところに会社が登場して、育てられてみたいなことを通じて、
いろんな会社がオープンにいろんなことを語り合う場が作れる可能性もあるわけですよね。
そうですね。
A社さんがB社さんを買った瞬間に買うという過程を通じて、
A社とB社の結合みたいなのが起こる。
これをネットワーク組んでいくとすごく面白いことが起こるんじゃないかと思います。
デマンドAって言うと、よく言う単純にスケールアップするために水平統合って言いますけど、
同業者とくっついて自分たちの会社のスケールを売上を上げるとか、
そういうデマンドAがパッと早期しやすいんですけど、
そうじゃなくて、さっきの前回お話ししたかまぼこ屋さんとIT企業みたいな、
そこが普通だったらくっつかないところがくっつくことで、
本当にかまぼこという老舗の伝統産業の中に、
ITっていう全く新しい知見が入ってきて、
これまでとは全く違うしなしが、そこから付加価値が生まれへんくって、
そういうことってあるからですね。
それは本当にこれからそういうマッチング可能性の発言の仕方みたいなのがですね、
実現していくと面白い社会になっていくでしょう。
小さなエスモディールっていうことで、
その業自体の収益性の大きさとかってそんなにないっておっしゃったけど、
でも買う方も価値があるなと思って買ってくれると。
価値があるのであれば、価値あるものの小さな価値が集合して、
いろんな新しい価値をまた生み出して、
大きな経済圏が一つできる可能性があるんでね。
そっちにみんなが行けるといいなと思いますよね。
僕らはそういうスケールアップじゃなくて、
いろんな業種さんがネットワークを作っていくイメージを、
スイミーみたいな、本のスイミーってあるんですけど、
1匹だけ黒い魚がいて僕が目になるっていう。
ネットにもあるからぜひご存じない方は見てほしいですけど、
ああいうリーダーシップがただ発揮できないと、
そういう異なる業種を一つに束ねていくっていうことはできないので、
そういうリーダーが生まれてくるっていうか、
そういうリーダーを探しながら、
マッチングっていうことをしていければなとも思ったりしてるんですけど。
多分あれでしょ、
静岡さんのところと言ってもいいのかな。
ではそういうようなリーダーシップを発揮できるような人を育てるっていう活動もされてますもんね。
そうですね。そういうふうなことを目指しながら取り組みをやっていますし、
さっきのくすごとから口を酸っぱくして言われるのが、
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そもそも一人一人が経営者になりなさいっていうのをうちの社員が言われてまして、
その一つがやっぱり自分たちで自分の給料を決めるっていう、
一番最初の話に戻っていくんですけれども、
そこがやっぱり原点で、
いろんなことをそうすると考えざるを得なくなるんですよね。
組織に恩分に抱っこで働いてれば給料が出るっていうんじゃなくて、
どうすれば給料が増やせるのか。
逆に言えばどうなったら減るのかっていう、
そういうことから考えていけるので、
これ厳しさも同時にありますけれども、
逆に言うと面白いと言えば面白いですね。
なんか給料の部分で言うと、
会社は会社の理屈、個人は個人の理屈みたいな、
若干対立的な要素が出やすい場面である。
そこを両者で一緒に考えていけばいいと思います。
最近労務問題とかも本当に多いですけどね、
その辺の溝が雇用者と働く側と雇う側みたいな、
そこの立場の分離がよくない対立を、
溝を作ってるなという気はしますよね。
そうですね。
私なんかが社会に入ったときには、
雇用統計の分離が行われているということを、
在前提に人事の仕事だろうが何だろうがを考えなさい、
という教育をされた中の、
ある意味真逆に言っているのを、
地で言ってやっちゃってるとか、
白川さんたちなんでね。
非常に学びが多いんですけれども、
そんなことを話しているうちに、
お時間も近づいてきてしまいました。
そんな中で、
ちょうど先週もお伝えしたんですが、
今日こういったお話、
MAの話が中心にはなってくるんですけれども、
かまぼこ屋の女性社長とか、
さっきのIT社長の話とか、
その2人が対談をする場であったり、
井上先生もよくご存知の大久保先生と、
白川さんが対談をして、
今のMA業界の業界課題について、
たぶんかなり進脱に話し合うと思うんですけど、
そういう話をしたりする場が、
6月の22日にオンラインで、
しかもちょうどウェブだと、
無料公開していただけるということで、
見れますので、ぜひ興味ある方は、
もちろん修行の方、経営者の方は、
土直球だと思いますけど、
そうではないビジネスをやっている方々も、
非常に参考になると思いますので、
ぜひ興味関心ある方は、
MA財団で検索していただくと、
JMAPという、
白川さんのMA推進財団のサイトが出てきます。
その中のお知らせのところに、
今回の全国大会という会議、
全国実務特化会議、
第6回全国実務特化会議というところ、
お知らせに出ているので、
そちらからランニングページと言われるところを見ていただいて、
興味の方はお申し込みいただくと、
非常に学びがあるんじゃないかなと、
思っております。
という感じでありますが、
2回にわたってそれぞれちょっと、
ご感想を聞きたいと思いますが、
白川さんいかがでしたか。
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僕もっと井上さんといろいろとお話ししたいなと、
ごめんなさい、時間があまりにも短いなという印象なので、
また機会があったらぜひお話しさせていただきたいと思います。
ありがとうございました。
井上さんいかがでしたか。
何ていうのかな。
やってらっしゃる、
白川さんのビジネスというよりも、
やってらっしゃることを使ったっていうのかな。
それによって集まってくる、
思いのある経営者たちとか、
技術とか、
そういうものとか、
そういう会社がたくさんあると思うので、
私もそういう人たちを見てみたいなという気が、
すごく今してますね。
やっぱりこれからの世の中に、
新しい価値を、そのような人たちを活躍して、
さっき言ったAとBがくっついてとかもそうだし、
その中で新たなる価値が生まれる場所なんじゃないかという、
なんか期待感がすごく持てたなっていうのってね、
面白かったです。
本当に私ももっともっと話したいなと思います。
またタイミングを見て、
ゲストとか出ていただきながら、
白川雅也氏の10分でM&A戦略も、
ぜひ井上先生の番組に合わせて、
聞いていただけたら嬉しいなと思います。
ということで、一旦今日終わりたいと思います。
白川さん、井上先生、ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
番組では井上健一郎への質問を受け付けております。
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