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この時間はZoom Up、毎週火曜日は経済です。
明治大学教授でエコノミストの飯田康幸さんです。
飯田さん、おはようございます。
おはようございます。
新型コロナが五類に移行してからというもの、宴会が戻ってきたのはいいんだけども、
予約を受けたにもかかわらずお客さんが現れないという、いわゆる農床が続いているみたいですね。
これは、やはり現代的な問題でもありまして、
つまりは、大人数の宴会等を行ったことのない店で予約するというのは、
例えば30年前だとありえなかったと思うんですね。
ある程度行きつけの店だから大型の宴会だったのが、現在はホームページでのお店の情報も充実していますし、
さらには電話かけずウェブ上だけで予約できたりすると。
そういったところから予約をキャンセルする心理的な抵抗が下がっているんじゃないかというふうに言われるんですね。
なるほど。確かに行きつけだとキャンセルもしづらいですもんね。
あとは、する場合も店とお客様の信頼関係で、本当に少人数のものが前もってわかる範囲でキャンセルになるということはあっても、
このノーショーというのは、要は予約だけして店に行きもしない、連絡もしないと。
それはお店側は本当に困りますし、非常識な感じですね。
10年ほど前、学生の団体でのキャンセル等がSNS上で話題になったこともあるんですが、
この特に宴会のような額が大きい無断キャンセルについて、
歌舞伎町のバーがですね、東京・関西に予約をキャンセルした人を提訴して、
コロナ前なんですけれども、キャンセルした側に支払いを命じる判決が出ていたり、
かつては泣き寝入り一方だった飲食店も徐々に反撃に出ていますし、
特にノーショーまたは直前でのキャンセルが賠償自由になるというのは、これは司法の判断も下っていることなんですね。
ただとはいえ飲食店側も、例えば言葉悪いんですが、1万円、2万円のためにいちいち提訴してたら仕事ならないですから。
なりに合わない部分もありますよね。
そうなんです。こういった事態に対して店側はいくつか別の対応というのを取っています。
はい、と言いますと?
一つ目はやはりウェブでボタンを押すだけの予約がキャンセルされやすい傾向にあるということ。
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これ各予約サイトも気づいていまして、例えば直前のキャンセルまたもしてもしかもノーショーのように、
何もしないという行為があったお客さんの利用を停止すると。
なるほど。
次からそのアプリやホームページを使えないようにする。そうすると、大体そういった予約アプリ、予約サイトって数種類ですから、
一箇所でそういうことを繰り返す人だったら、アプリ等での予約そのものができなくなってしまう。
なるほど。はい。
次にもう一つが、これはそういったグルメサイトを運営する側の経営努力として、工夫として保険を提供する。
うちのサイトから予約でノーショーだった場合には、例えば月々かけ金いくら払っていただければ保証しますよ。
そしてもう一つ、これはどちらかというと高級店に多いのが、そもそも、要は初見の人の予約は取らない。
ああ、一元さんお断りというような感じですかね。
そうですね。一元さんお断りまでいかなくても、一元さんは現場に来て入った人だけ。
ああ、そっかそっか。そうですね。
ただまあ、これですと認知店は事実上一元さんお断りになるわけですよね。
そうですね。
フラッと行ってフラッと入れるって言わないと、来たことない方の予約はちょっと困りますと。
さらにはですね、特にこういった高級店ですと、インバウンドのお客さん多くて、かつこちらもキャンセルが非常に多いと言われてたんですね。
なのでこういった場合は旅行代理店経由の予約しか見つかって、旅行代理店の方はもちろんドタキャンしませんので、
そういった形で自営はしているんですけれども、なんというか非常にこの予約、特に大人数の宴会等について、まだ非常に悪くなってます。
うーん、そう。
そう、冗談みたいな本当の話で、全国の鈴木さん山田さんにも被害が及んでると。
えっ、どういうことですか。
これはですね、そういういい加減な予約をする人、大抵鈴木さんか山田さんと名乗られるそうで。
それはつまり仮名を使うということですか。
仮名ということです。
へえ。
言ってる方がいて、いやそれはずいぶん全国の鈴木さんに迷惑をかけてるなと。
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うーん。
ちょっとね、あまりにも、かつてであれば知らない店で何十人の宴会を予約、あまりなかった。
これが一般化したことによる問題にどう対処するのか、結局のところ知ってる店、また知ってるお客さんという方向にちょっと回帰していくのかなという面も感じますね。
うーん、なるほど。
例えば宿泊で言うと、ホテルの予約って、ネットで予約をしても1週間以内だとキャンセルが20%とか、直前だと前日だと100%いただきますみたいなものがあるじゃないですか。
これを飲食店では適用しづらいんですかね。
もちろんですね、サイト等、または店のホームページで告知しているところもあるんですけれども、宿泊のようにかなり個人情報を晒してって言いますか、登録した上で宿泊をする場合と違ってですね、電話1本での予約なので。
書いてあったとしても、よくあるノーショーの場合だと、その日キャンセルしてから連絡がつかなくなってしまうと。
なるほど。
あ、当然キャンセル料かかるし。または、全く知らない店への大人数の予約だと警戒される。例えばですね、学生街なんかですと、電話での予約はだめですけれども、来店での予約ならいいです。
そういう形でしっかりと情報を取るという工夫。または、もう完全に大人数の宴会については事前に決裁させてください。いった対応、こういったところが必要になるかと思いますね。
なるほど。ただ、こういったケースがどんどん増えていってしまうと、例えば低層の件数が増えたりとか社会問題化していくと、こうなるとやっぱり自治体、国などが動いていかなきゃいけないというような事態に発展していく可能性もあるんですかね。
やはりですね、個別の企業の営業に国自治体が介入するのかなり難しいんですね。例えばキャンセル料の基準とかも、うちはもうどんどん電話一本で受けますっていうところが出てきたときに、
責任するものがないので、これは社会全体のノルム規範という言い方をしますけれど、このキャンセルというのが、完全に法的には責任が発生することであり、かつ額が大きければ低層されるんだという情報が行き渡ることを、これをもっと重視していくといいと思いますね。
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それが抑止に働いていくといいなと思いますね。わかりました。飯田さんどうもありがとうございました。
飯田 ありがとうございました。
ズームアップ明治大学教授でエコノミストの飯田康幸さんでした。
はい。
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