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  2. 二重価格の問題点
2026-01-27 11:12

二重価格の問題点

明治大学教授エコノミスト 飯田泰之
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00:28
この時間は、Zoom Up毎週火曜日は経済です。 Inbound 法日外国人が、
過去最高を更新し続ける中、美術館や博物館の入場料を外国人だけ高くする、二重価格を導入するかどうかの議論が行われております。
すでに導入しているところもありますけれども、混雑や迷惑行為への不満が強まる、今、受け入れ側が線引きに踏み込むのは自然な流れにも見えるところがあります。
どんな影響があるのか、Zoom Upしていきます。
明治大学教授でエコノミストの飯田泰樹さんです。
飯田さん、おはようございます。
二重価格の動きっていうのは、日本だけじゃなく世界でも見られる動きではありますけれども、この受け入れ側がどうするのかっていうところ、これもやっぱり難しい判断なんですかね。
どうでしょう。
そうですね、一つ美術館、博物館等は、大体国費、税金が入っていますので、それを払ってないインバウンドの方に追加の負担を求めるというのは、一つ自然な流れなんですね。
ただ、これをやるときに重要なメッセージがありまして、外国人だけ高いですってすると、大変印象悪いんですよね。
なるほどね、そうですね。
実際、既に日本国内に二重価格制を導入した施設においても、この外国人割増をやったところは、大抵非常に評判が悪かったり、または、午前ながらあんただけ別ですよって度先で言われたら、まあいいんじゃないですよね。
これには明確な対策があるんです。
これ、居住者割引にすればいいんですね。
なるほど。
つまり、実際のところは、日本人または日本に永住権を持っている方は割引しますというふうに表示すると、これは急にイメージが変わるわけです。
二重価格の典型例かのように、海外では先進国ではもう常識ですみたいに言われて出てくる例のルーブルがですね、
まさにジェネラルフィー、つまり一般価格と、EU国内の25歳未満の方は無料と言った。
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要は現地の人またはEU加盟国の人は割引しますよ、わざわざですね。
実際にはジェネラルフィーって外国人価格なんですけれども、それをフォアフォーリナーズ、外国人向けっていうふうに引きないのがミソなんですよね。
これは博物館等の施設で、実際の居住者割り、私今研究の都合で沖縄に住んでますけれども、沖縄の遊園地とか観光施設、だいたいですね、県民割りっていうのがあるんですよ。
なるほど。
何かと話題のジャングリアもですね、県民の小中学生、無料なんですよね。
なんですけれども、これだと県外から来た人だけ高く取りますっていうと、大変雰囲気悪いのに対して、
県民割りだと、地元の人を大切にする施設なんだなっていうふうに、同じことをやっても変える、こういった戦略性重要です。
見え方が全然違いますよね。
これ実は飲食店でも同じでして、今大きく悩んでいるのは、飲食店、特にその中でも、高級店は予約だけですとかっていうふうにしっかりとできるんですが、立ち食いそばとか、ラーメン。
こういった店で外国人観光客への悩みとしてはですね、オフィス街にある立ち食いそば屋。
変な言い方しますけど、立ち食いそば屋って座席があるじゃないですか。
立ち食いといいですね。
そうするとですね、外国人観光客の方が通勤時間に家族で来て、そこでそば、うどん頼んだ後に、ゆっくりくつろいでおしゃべりして、みんなで写真撮ったりして、座ってしまったりすると。
滞在時間が長くなってるわけですね。
特に通勤族にとっての立ち食いそばのプロトコルというか、作法みたいなの。
日本には誰にしも分かっていて、それを説明したくないということを、説明するとすごい煩雑なので、
例えば一部のファストフード店で、外国人お断りみたいに書いてまた炎上するとかですね。
こういった場合もですね、注意の張り紙だけだと読んでくれないので、
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例えばスーツケースの申込みには朝の時間とランチタイムはできませんと言ったり、
またですね、何らかの形で長いしにくい座席形態を作ったりという形でちょっと工夫しないとですね、
これ別にマナーが悪いという人がいるんですけど、そうじゃなく、
おそらくこの立ち食いそばまたは屋台のラーメンをサッと食ってサッと帰るっていうのの意味がわからないんですね、多分。
そういった飲食店がないので。
例えば東南アジア、台湾等、屋台の前でゆっくり座ってくつろいでるじゃないですか。
確かにそうですね、そういう光景見ますね、よく。
なのでちょっとおそらくこの食文化についても、いろいろ今増えれば増える問題が起きますが、
一つはガイドブック等に載せてもらうマナーを、
プラスですね、ちょっとした長いしにくい、または店にとってありがたい作法っていうのを守りやすいような座席配置、椅子の形状、
こういったものを工夫していかないと、東京大阪のオフィス街などでも問題になっているみたいですね。
朝の時間に外国人が大量に来ちゃって、全く悪気ないけど立ち食いそば屋で30分ぐらい寝ようとすると。
そういう内情まで聞くと店への同情も湧くんですけど、ただ背景分からずに外国人禁止みたいな形になっちゃうと見え方も良くないし損しちゃうっていう。
本当は常連さんや地元のお客を守ろうとしていることからやっていることなんでしょうけどね。
しっかりと回転が、例えばファストフードだと回転が良いからこの値段で出せるんですと。
ゆっくりくつろぐんだったらそば1000円取らないとやってられないわけですよね。
こういったところを今増えると問題増えていきますので注意、また注目していきたいですよね。
これってやっぱり飲食店でも立地している場所、今日は都心の立ち食いそば屋さんとかラーメン屋さんというのが出ましたけど、
例えば去年とかはニセコのスキー場の飲食店とかでありましたけど、その立地の場所によって事情もいろいろ分かれてくるんですかね。
純粋な観光地ですと、そもそもインバウンド向けの店の作り方、またメニューの構成だったりします。
一方で日本の場合、例えば沖縄県では那覇市は、もちろん観光の方、インバウンドの方多い一方で、
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沖縄県の県庁所在地でビジネスの中心街なんですね。
博多も同じかもしれません。福岡市の中心部も観光でいらっしゃる方多いんだけれども、もちろんビジネスの九州の中心街なわけです。
そうですね。
という風に重なっているところで問題が起きやすいと思いますね。
そうですね。確かに観光エリア、レジャーエリアと生活圏ってところに入ってくると、またそういったね、いろいろトラブルが出てきたりするんでしょうね。
なるほど。そういう時もやっぱりこうどう見えるのかってことも意識して店側も配慮する必要が出てくるんですかね。
そうなんです。同じ結果、また同じことをやっていても、物がいいようで角が立つっていうのをちょっと意識したらいいですよね。
わかりました。飯田さんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間はズームアップ。火曜日は明治大学教授でエコノミストの飯田康幸さんでした。
ご視聴ありがとうございました。
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