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今回の話題は、 飯田和郎のCatch Upです。 私は、RKB毎日放送です。今回の話題は、
この時間は飯田和郎のCatch Upです。 明日からいよいよG7広島サミットが開催され、 それに先立ち、今日は日米首脳会談が開催されます。
このG7の場を使って日韓そして日米間の首脳会談も開かれるということですね。 世界の注目が広島に集まります。
ただ今日はですね、G7と同じ時期に開かれる別の国際会議についてちょっと紹介したいと思います。
WHO、世界保健機関の年次総会、これは年に一回なんですが、21日、今度は日曜日ですね、スイスのジュネーブで開幕します。
この年次総会の開催という機会をとらえて、あるエリアの人たち、2300万人の健康について考えたいと思います。
ある人たちってどこの人たちですか?
はい、台湾です。最近、アメリカ政府からこのような動きがありました。
アメリカのブリンケン国務長官は9日、WHO総会に、台湾のオブザーバー参加復帰を強く求める声明を出しました。
ブリンケン氏は、台湾は国際保健分野において高い能力や責任を持つメンバーだと述べました。
また、国連専門機関などへ台湾の参加実現を後押しすることは、アメリカの一つの中国政策とは矛盾しないと強調しました。
はい、去年の夏にアメリカの当時の会議長が台湾に行きましたけど、この時もですね、同じようにWHO、台湾のオブザーバー参加を後押ししてました。
2020年から続いた新型コロナウイルスの世界的感染もあって、WHOの意義や役割が注目されてきましたよね。
その中での台湾なんですが、台湾はWHOができた1948年の時のメンバーなんですよね。
ただ、国連において中国の代表権が台湾の中華民国から大陸の中華人民共和国、現在の中国ですがに移ったことを受けてですね、台湾は1972年にWHOから占め出されてしまいました。
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このWHOに加盟できる条件というのは二つありまして、一つは国連の加盟国、二つ目はWHOの年次総会で承認されたメンバーということなんですね。
中国からすれば国連に加盟していない台湾をWHOの正式メンバーに承認すれば、それは台湾を主権国家と認めることになる。絶対に容認できませんよね。
ということはそれ以降、半世紀以上になりますかね。台湾はWHOからは占め出されたままということなんですね。
それが違うんですよ。2009年から2016年の8年間、中国は台湾に対して中華台北、チャイニーズ台北、こういう名義であればWHOの年次総会にオブザーバーで参加していいよということを認めてたわけなんですよね。
正式メンバーじゃなくオブザーバーということですけれども、チャイニーズ台北というとオリンピックとか国際大会などでも使用される台湾の名称ですよね。これとWHOでも同じやつなんですね。
そうです。台湾という名称は使わせないんですよね。台北という中国からすれば、台湾を含んだ全ての中国の都市の一つである台北、これならいいだろうということで許可しているわけですよね。
なるほど。台湾は2016年まで8回WHO総会にオブザーバーで参加できたわけですけども、2017年からは再び参加できなくなったってことですか?
この8年間、8回参加できた時っていうのは国民党の政権が、国民党の政権だったんですよ。台湾の政権が。台湾の二大政党の一つの国民党は中国との対話交流に融和的ですよね。
一方で現在の女性総統蔡英文さんの時は、中国と距離を置いてますよね。台湾独自の道を歩んでます。蔡英文政権が発足したことによって、2017年以降、中国はまた反対に転じたってことなんですよ。
これは同時に台湾の住民、とりわけ選挙権を持つ有権者に対して、中国と仲良くすればメリットがある。逆に仲が悪いとメリットはないよっていうメッセージになりますよね。
なるほどですね。中国と台湾の関係がそのまま反映されているっていうことになりますけども、アメリカは台湾のオブザーバー参考、後押ししてるわけですけど、やっぱりそれは中国、強硬的な反対する立場なんでしょうか?
ブリンケンさんが声明を出した直後ですね、10日、中国の外務省のスポークスマンが早速反応してます。
アメリカの声明の本質は、台湾独立という分裂活動を容認し、支持するものだ。いかなる台湾カードも、また台湾をもってして中国を制する桑立も、国際社会の断固とした反対に遭い、失敗に終わる運命にある。
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なんか早い見せだなという感じがしますけれども、日本はどういう態度なんでしょうか?
日本は2002年からオブザーバー参加への支持をずっと表明してきています。今月初めも自民党の青年局の一行が台湾に行ったんですけど、そこでも日本としてオブザーバー参加を応援したいということを表明してますね。
ここから見えてくるのは、中国をめぐる国際社会の対立の構図、WHOで見えるんですよね。中国からすると台湾がWHOに関与することは、イコール台湾の国際空間が広がることだということで、認めるわけにいかないわけですね。
なるほどですね。そうやってみると日本やアメリカがWHOの年次総会に台湾をオブザーバー資格で参加させようと動いたとしても、現在の中国と台湾の関係が続く限りは、実現は難しいという感じなんですね。
まもなく開幕なんですけど、ちょうど1年前のWHO総会でも一部の国々が台湾のオブザーバー参加を認めようという提案をしたんですけど、公式の議題に入る前にも却下、門前払いですね。
今年の年次総会、台湾は今年も多分オブザーバー参加ではできないでしょう。7年連続で不参加ということになると思います。
だけど様々な思惑や駆け引きは横に置いてて、僕はWHOの名称、世界保健機関ですね、この原点に立ち返るべきだと思うんですよ。
WHOの設立当時の趣旨は、つまり人々の健康こそが全ての世界の平和と安全の基礎であると、そのことを心情にしているわけですよね。
台湾には、先ほど言いましたように2300万人が暮らしているんです。WHOの地図から台湾という空白国を作っていいのかということだと思うんですね。
そうですね。台湾は新型コロナの感染が広がると、直後から検疫体制強化しまして、感染症対策を進んで成功しましたもんね。
台湾モデルってすごいなぁと思いましたけれどもね、改めてその台湾の医療水準の高さとか、非常時における規律、市民のモラルの高さっていうのがやっぱりあるんだなぁと実感しましたけどね。
あのおっしゃった通り当時は各国のリーダーや専門のお医者さんたちがですね、台湾の専門知識から得るものがいっぱいあるんだっていうふうに高く評価してましたよね。
で、私は何よりも台湾の人々の健康が不利益を受けていいのかということだと、そう言いたいですね。
僕は健康っていうのは何人も享受できるもんだと思ってます。
理不尽にはより大きな声で中国に、世界に僕は訴えていいと思います。
これはですね、台湾が好きだからとかですね、そういう感情とも別次元の話だと思いますね。
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そうですね。1948年に誕生しましたこのWHO、今年75年の締めを迎えます。
21日、日曜日から始まる今年の年次総会のテーマは、
75歳のWHO、命を救い、全ての人のための健康を推進するということで、やっぱり井田さんこの全ての人のための健康を推進するこの意味って考えたいですよね。
そうですね。大きいと思います。
ということで、G7も注目なんですけども、このWHOの方にも注目してみてください。
井田和夫のキャッチアップお送りしました。
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