1. 国際情勢を解説・飯田和郎のCatch Up
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2025-05-26 13:06

WHOでも映し出される アメリカと中国の「今」

元RKB解説委員長 福岡女子大学副理事長 飯田和郎
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00:24
今回の話題は、WHOでも映し出される アメリカと中国の「今」、です。 Also featuringWHOでも映し出される アメリカと中国の「今」、です。
RKB開設委員長で、福岡女子大学副理事長の 飯田和郎さんです。
飯田さん、おはようございます。 おはようございます。
さて、今日はスイスで現在開催されております WHO、世界保健機構の年次総会についてということですが、
このWHOの場でも、アメリカのトランプ政権、 そして中国の習近平政権の政治姿勢が映し出されているそうですね。
まずWHOには大切な理念があります。
これはどんな環境であれ、地球上のあらゆる人が 最低限、一定水準以上の健康を享受するということなんですよね。
年次総会は年に1回開かれまして、 今年の場合は明日27日までの開催です。
今年の総会を言い付ければ、私は2つあると思っています。
1つはトランプ氏が再び大統領になってから 初めての開催ということ。
2つ目は新たな感染症の世界的流行、つまりパンデミックに備えた 新しい条約が採択されました。
そして、この2つが合わせもって、WHOは 今日の国際社会の宿主になっているような気がします。
今日はそれを紹介したいと思います。
まずは1つ目からですが、 トランプ大統領は今年1月の就任翌日、
WHO、世界保健機関から脱退すると宣言しまして、 大統領令に署名しました。
この大統領署名を連発してきたわけですが、 その1つがこのWHO脱退だったわけですよね。
脱退する場合は、アメリカの連邦機会に通告してから 1年間の猶予期間が必要なので、
実際に脱退するのは来年2026年以降になると思います。
ただ、アメリカの政府代表団は 今年の年次総会を欠席しているんですよ。
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その脱退宣言の理由なんですけど、 これはまさにトランプ大統領は1月にこんなことを言ってますよね。
我々は1年に5億ドルを支払っているが、 中国は巨大人口を抱えるにも関わらず、3900万ドルだ。
もしアメリカの拠出額が中国と同じ程度まで 引き下げられるのであれば、という前提で大統領も言ってます。
そうなれば加盟することを再び考えるかもしれない。
つまり、俺たちの負担が減ればWHOに残ることを 再検討してやってもいいぞということなんでしょうか。
やっぱりここでもディールになってるんでしょうかね。 拠出額が不公平だということを言いたいんですかね。
そうですね。
拠出金なんですけど、アメリカの拠出は5億ドル。 現在の為替レートでおよそ2本円にして720億円。
一方、大統領が言う中国の拠出金3900万ドルは 56億円ということで、
アメリカの負担を中国同様ぐらいの 10分の1以下にしろっていうことなんですかね。
この拠出のシステムをまず紹介したいんですが、 WHOの拠出金は大きく分けて2つあるんですよ。
これは義務と任意の2つなんですよ。
義務の拠出金はそれぞれの国のGDPなど、 国ごとに算出されます。
国の経済力ですよね。それで分担しています。 これはWHOの運営に充てられています。
一方の任意の拠出金というのは、 加盟国が特定のエリアや特定のプロジェクトに対して 自発的に出すものです。
先進国の場合は義務の分担金よりも 任意の拠出の方が多くて、
大統領がこうやって文句言ってるのは 任意の方じゃないかって気がするんですよね。
なるほど。
義務の分担金を紹介したいんですけど、
2024年の場合はアメリカは全体の予算のおよそ20%。 アメリカ一番多いんですよ。
2番目が中国で15%。
ちなみに日本の分担率は8.6%で、 アメリカ、中国に続いて3番目なんですよね。
GDPがそのまま反映されている部分も あるのかなという印象ですが、
その中でアメリカが脱退をちらつかせているからには、
WHOは予算面の措置を講じなくてはいけないってことになりますかね。
今年の年次総会の大きなテーマになったっていうことですかね。
そうですね。アメリカの脱退表明を受けて、
運営資金の大幅な減少が目の前に迫っているわけですよ。
そのため今後2年間の予算を11億ドル、 日本円でおよそ1600億円なんですけど、
これを削減した予算を組み込もうとしています。
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つまり当初に見込んだ、 当て込んだ53億ドルから42億ドルに減らして、
11億ドルをカットして、 組織の進化を図るってことなんですよ。
そして冒頭に飯田さんが指摘した WHO年次総会の2つ目のポイントですけども、
新たな感染症のパンデミックに備える条約が採択されたわけですけど、
これどういう内容なんですかね。
やっぱりコロナ禍から得た教訓から生まれたものなのかですかね。
そうですね。コロナ禍によって世界でおよそ700万人以上の命が失われました。
WHOの大きな役割の一つとして、 感染症の流行や発生をウォッチして、
加盟国間でそれら情報を共有することなんですよ。
今回採択されたこのパンデミック条約と呼ばれるものは、
新型コロナのような大きな感染症被害を繰り返さないようにということで、
国際協力の重要性が強調されています。
いくつか内容を紹介すると、一番大きいのは、
開発途上国が、発展途上国が、 ワクチンを現地で生産できるように、
みんなで協力していこうということを思い込んでいます。
確かに、新型コロナウイルスが流行した時は、
ワクチンの不足や供給の偏りがありました。
特に、途上国では接種が遅れたということですが、
世界規模のサプライチェーンや物流ネットワークの確立が大事になってくる、
欠かせないものになるということですか。
もう一つ、このパンデミック条約で特徴的なのは、
科学的根拠に基づく情報を、さらに進めていこうと訴えています。
新型コロナの時に、誤った情報がネット上に飛び交って、
理解や対策が遅れてしまったという事態もありました。
日本では、新型コロナが季節性インフルエンザなどと同じ
5例感染症になってから、ちょうど今月8日で2年が経ったわけですが、
感染症の流行は国境がないですよね。
4月1ヶ月間に日本を訪れた外国人の観光客は、
およそ310万人で、一月単位でいうと過去最高でしたよね。
更新しましたね。
これだけ人が国境を越えて動くと、
感染症対策は一つの国では関係しません。
やはり国際協力の大切さを痛感しますよね。
ただ、新しい条約で合意したWHOの枠組みから、
アメリカが抜けようとしているということになるわけですが、
もしアメリカ抜きの条約になると、
なかなか実効性はどうなんだろうと懸念されますよね。
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そうなんですよ。
この採択されたパンデミック条約は、
ワクチンの公平な分配をめぐる枠組みについて、
先進国と途上国の間で対峙がありました。
当然先進国の方は、
医療品・医薬品の技術が外に出るのを防ぎたいわけですよね。
ですからこの条約は、
本来は去年中に採択する予定だったのが、
1年伸びてしまったということなんですよ。
ワクチンを製造する世界的な製薬会社の大手の製薬会社があるのは、
アメリカが多いですよね。
そのアメリカは今回、条約採決に参加しなかったと。
ですから、世界のワクチンの研究開発をリードするアメリカの存在が大きいだけに、
アメリカを欠く条約が機能するかどうかというのは、
透明な感じがしますよね。
あと技術だけじゃなくて、
予算の制限もある中新しい条約がどうなるかというのも気になりますね。
ただ一方で、アメリカが拒否金を出さないというなら、
うちが出してあげましょうという国があるんですよ。
それはやっぱり中国ですか。
そうなんですよ。
中国は今後5年間で総額5億ドル、日本円で言うと700億円以上ですよね。
これを、この5億ドルを追加で拒否する、出すと表明してるんですよ。
これによってアメリカに代わって、
WHOへの最大の資金拒否国は中国になると思います。
このWHOにおいても存在感を高めようとしてるんですよね。
それを象徴するのが、今年の年次総会で中国の代表団の団長が行ったこの演説なんですよ。
中国は実際の行動によってWHOと多国間主義を支えます。
WHOの改革を歓迎します。
そして多くの加盟国と手を絶つさえ努力し、
全人類が健康に過ごせる共同体を構築していきたいと考えています。
アメリカが抜けようとするWHOと多国間主義を支えるということで、
トランプ大統領の下、一国主義を突っ走るアメリカを当てこすっているのは明白ですかね。
最近の中国外交のキーワードは、多国間主義、そして国際協調、この二つなんですよね。
例のトランプ関税でもこんな言葉をよく使ってました。
アメリカがどんどん内向きになるのに反比例して、
中国はますます世界と手を携えてという姿勢を強調するようになってきました。
お金も出します。
これまで中国と友好関係が強かった途上国だけじゃなくて、
途上国以外の国々とも中国との距離が縮まっていくわけなんですよ。
アメリカと中国の姿勢の違いが明確に表されているのが、
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今年のWHOの総会じゃないかと私は思います。
そしてちょっと気になるんですけど、
今から数十年後、国際秩序が大きく変化して、
中国がこれまでのアメリカのような立場になっているとしたら、
振り返って、
あの2025年前後がターニングポイントだったんじゃないかなってことを、
多くの人が振り返るかもしれない。
そんな懸念が私にはあります。
トランプ以前、トランプ以後って感じになるかもしれませんね。
わかりました。伊田さんありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
店長、ドラム式洗濯機、決算価格の値札に貼り替えておきました。
え、これ値下げしすぎじゃない?
決算ですから。
勢いで赤字で書き換えちゃいました。
次、この4Kテレビも。
はい。
ちょ、やりすぎだって。
買うなら今しかない。
山田の本気の本決算セール。
お買い上げありがとうございます。
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