1. IBUKI STATION
  2. 大シガイチに初の完踏者!井口..
2025-05-02 1:24:20

大シガイチに初の完踏者!井口善晃さんゴールインタビュー!

spotify apple_podcasts youtube

ゴールデンウィークに入り、選手たちの動きが本格化している大シガイチ。遂に初の完踏者が出ました!KGRのGreat Tripでも優勝経験のある井口善晃さんが今年の大シガイチの完踏者第一号に輝きました!そんな井口さんにゴール翌日に大シガイチのゴールインタビューを実施しました。当初の想定とは違った部分も多い中での、開始1ヶ月でのゴール。完踏までの軌跡をぜひお聴きください!

大シガイチ

  • 5月3日現在、完踏者が3名、54名が挑戦中!
  • 大シガイチ公式HPはこちら💁

井口さんのゴール写真

 

Summary

井口善晃さんは、大シガイチに初挑戦し、全コースを完走した体験を振り返ります。彼は家族の応援を受けながら、途中の苦難を乗り越え、達成感を持って走り抜けたことを語ります。初完走のエピソードには、鈴鹿山脈での厳しい天候や道迷いの経験が含まれ、精神的な強さやサポートの重要性についても触れられています。家族からの心配も紹介されています。 井口善晃さんは、大シガイチの初完走に挑戦した際の様々な体験について話します。特に山岳コースでの厳しい環境や道迷いの不安が印象に残り、仲間との出会いや訪れた場所についても触れています。彼の挑戦や体験は、特に鳥越峠やかなくそ岳での雪の影響や林道の悪化に苦しむ様子が印象的です。 大シガイチ初完走のエピソードでは、井口善晃さんの挑戦とその過程が語られ、特に北のエリアや高島トレイルの景色、睡眠不足との戦いについて詳しく紹介されています。この挑戦を通じて、レースのペースや体への影響、自然の中での挑戦の重要性が強調されます。ゴールデンウィークに家族と過ごすために挑んだこの挑戦は、彼にとって成長と達成感を得るきっかけとなりました。 井口善晃さんは、大シガイチの初完走を通じて、自らの経験を語り、挑戦することの意義を述べています。

井口善晃さんの挑戦
井口善晃
IBUKI STATION、本堂です。井口です。IBUKI STATIONです。
近藤淳也
ありがとうございます。
今回はゲスト回です。
大シガイチで初めて、お一人目ですべてのコースを完走された、井口善晃さんに来ていただきました。
井口善晃
よろしくお願いします。
近藤淳也
ようこそ、オンドのオフィスまで来ていただいてありがとうございます。
こちらこそありがとうございます。
インタビューはね、去年の末の京都グレートラウンドの優勝インタビューが記憶に新しいところで、
ちょっと何ヶ月ぶり?数ヶ月ぶりでまた、こうやってお話を伺うことになりましたけれども、
大シガイチひとまず、前線踏破ということで。
その後、森田さんも昨日夜に一周完走されましたが、
結構昨日初めての完走試合が二人出たという中での一番最初のゴールでしたけど、
ひとまず今のお気持ちというのはどんな感じですか?
井口善晃
すごい長かったけど、ゴールして、今はすごい達成感でいっぱいというか。
近藤淳也
そうですか。
井口善晃
という感じですね。
近藤淳也
昨日は大塚でね、ご家族と一緒にお写真。
井口善晃
はい、迎えに行ってもらって。
近藤淳也
あれは最後の方一緒だったんですか?
井口善晃
いや、ゴールで待ってもらってて、頑張って走って大塚まで行きました。
近藤淳也
じゃあ、樋口さんが挑戦していることをご家族の皆さんも知っていて、
見ていてくれたっていう。
井口善晃
もちろんじゃないと。毎週末いなかったので。
そうですよね。
はい。
近藤淳也
じゃあずっと応援してくれてたって感じだったんですかね。
井口善晃
そうですね。応援してくれてましたね。
どうでした?大塚で待ってくれていたご家族の皆さんは何て言ってたんですか?最後。
近藤淳也
あの、早く帰ろうって言われましたけど。
そうですか。
井口善晃
そうですね。
そうですね。よくやったねっていうのは言ってもらいましたけど。
多分でもあんまりピンと来てないっていうのが正直なところじゃないかなっていうか。
お父さん何やってんのかなみたいな感じなんですかね。
はい。
家族の応援とゴール
近藤淳也
なんか樋口さん自身はどうだったんですか?ゴールした時のお気持ちは。
井口善晃
やっぱり嬉しかったのとホッとしたのと、
そうですね。なんかもう最後、冷え山以降は知ってる道だったのもあるし、すごい走りやすいし、
なんかあそこがすごい楽しかったというか、今までのこといろいろ思い出しながら走ってた感じでしたけど。
近藤淳也
じゃあ結構馴染みのある道に帰ってきて。
井口善晃
そうですね。もう帰ってきたっていう感じでしたね。
近藤淳也
一周振り返りながらちょっと余韻に浸るじゃないけど。
井口善晃
そうですね。
近藤淳也
最後の区間を楽しんだみたいな。
井口善晃
やっと走れる道に来たっていう。
近藤淳也
そこですか。
井口善晃
はい。
近藤淳也
やっと走れる道に。
井口善晃
はい。
近藤淳也
そうですね。なかなか走りにくいところが多かったので。
井口善晃
そうですね。
近藤淳也
はい。じゃあちょっと最初からね、ぜひ振り返っていただきたいんですけど、
最初は4月4日の夜に大塚からスタートして静岡に向かわれたと思うんですけど、
この辺りからちょっと振り返っていただいてもいいでしょうか。
井口善晃
金曜の夜に出発したんですけど、
仕事が普通に金曜昼間仕事して、そのまま家でご飯食べて、
で、すぐに行ったっていう感じだったんですけど。
近藤淳也
それで8時スタートなんですね。
はい。
なるほど。普通に仕事を1日して、てか1週間普通に仕事して、
井口善晃
そうです、そうです。
近藤淳也
その金曜日の夜からご飯食べてオーツコースタート。
で、そうですね。土日フルに使おうと思って。
井口善晃
ちなみにそれは寝ずに?
寝ずに。眠くなったらちょっと仮眠とってぐらいのイメージでしたけど、
できるだけ時間使おうと思って行ったんですけど、
近藤淳也
出発してすぐに体が重くて、
井口善晃
やっぱりあんまりそういう仕事終わってすぐにオールナイトってあんまりしたことはなかったんで。
近藤淳也
あんまり推奨される行為ではないですよね。
井口善晃
なんか全然走れへんなと思いながら。
近藤淳也
ちなみにえぐちさんとしては、どういう目標だったんですか?
スタートする前は、たとえば何日ぐらいで行きたいとか、目標あったんですか?
井口善晃
それはめちゃくちゃ考えが甘くて、100マイル3本やったらいけるなっていう。
近藤淳也
3回で行こうとしてた?
井口善晃
エスケープのポイントが100マイル、160ぐらいでちょうどあったので、
うまいこと言ったら3回で行けるんちゃうっていうイメージはありました。
近藤淳也
じゃあ、えぐちさんのプランとしては、週末3回使って100マイル3本やればゴールできるんじゃないかと思ったと。
そうですね。
でもちょっと待ってください。それにしたって、しんどすぎません?3週連続のマイルって。
井口善晃
しんどいですけど、時間かけていったらいけるかな。
近藤淳也
ちょっと待ってください。100マイル、たとえば金曜の夜から勤労にしてやって、
井口善晃
そもそもそのまま次の月曜日仕事するのも結構大変だと思うんですけど。
近藤淳也
でもそれはいつもやってるんで。
井口善晃
だいたいそうですね。週末レースで行ったら月曜から仕事を。
近藤淳也
マジですか?100マイルでも?
100マイルでもそうです。
2晩寝てなくても。
井口善晃
一応、日曜の夜寝れるんで。
近藤淳也
え?そうなんですか。
井口善晃
まあまあ、しんどい。しんどいのはしんどいですけど。
近藤淳也
マジですか。
じゃあ、それで1週間で回復して3週連続できるだろうって見込みが。
井口善晃
3週連続か、どっか1週開けるかぐらいでやったら。
全然甘かったんですけど。
近藤淳也
ちょっともっと戻っていいですか?いきなり。申し訳ない。
井口善晃
そもそも大シガイチにエントリーして挑戦しようとしたのはどうしてだったんでしょう?
単純に面白そうだなと思ったのと、大北も見てみたりしてたので。
ただ大北はやっぱり遠いし、山も厳しいしっていうので、思ってたのが。
近藤淳也
あそこKGRぐらいで終わりますよ。
井口善晃
そうですね。
近藤淳也
距離だけ言えば。京都グレートランドの220キロでしたっけ?
井口善晃
200キロです。
近藤淳也
優勝された。
はい、200キロです。
あとちょっとね、足したら。
大北アルプスの距離。
井口善晃
僕はアルプスも一応行ったことはあるんですけど。
あれは走れない。
そういうのを見てたのもあって、面白そうだなと思って。
近いし、家から通えるし、何なら電車でも行けるし。
近藤淳也
今お住まいは?
井口善晃
京都の山品。
近藤淳也
山品。
じゃあ本当にコースのすぐ近くにお住まいってことですね。
井口善晃
なので、面白そうだし、やってみようかなっていうぐらい。
あといろんな山も行けるし、行ったことないとこも多かった。
シガイチも知ってたので、
茨城ステーションでもちょこちょこやっぱりいろんな話出てきて、
行ってみたいなとも思ってたので、それでエントリーしたという感じですね。
近藤淳也
なるほどね。
行ったことあるエリアも結構あったんですかね?
井口善晃
いや、もうほんまに南の方だけですね。
レイクビワのコースとブナガタケとかぐらいまでですね。
近藤淳也
ちょうど真ん中ぐらいまでは知ってるけど、
井口善晃
そうですね。
近藤淳也
北半分はよくわかんない。
はいはいはい。
それはちょっと面白いですね。
井口善晃
そうですね。
その北半分がどえらいことで。
近藤淳也
順番に聞いていきましょうね。
じゃあひとまず4月4日に夜にスタートして、
挑戦中の試練と戦略
近藤淳也
スタートするのにいきなりしんどくて。
井口善晃
しんどくて。
で、あそこで桜峠のえげつない下りとか。
なんじゃこれとか思いながら。
近藤淳也
そうですね。お寺から下るとこですね。
そうですね。
井口善晃
これが大シガイチかみたいな。
ここ通すかとか思いながら。
はい。
そこ以外は全部知ってるルートだったので。
途中でこけて腰打ったりして。
あらら。
そこで腰が痛くてちょっと走れない時間があったりして。
全然進まなくて。
でもなんだかんだで行ってたんですけど。
夜の公園に着いたあたりで明るくなってきて。
ちょっとそこら辺で元気出てきたんで。
近藤淳也
いきなり飛びましたね。いきなり夜の公園に行った。
井口善晃
そこら辺まで結構走れる道で。
淡々と行ってた感じ。
しんどいなと思いながら行ってた感じですね。
近藤淳也
夜の公園が朝の8時40分とか。
井口善晃
そうですね。朝休憩して行ったんですけど。
あの区間がすごくしんどくって。
レイクベアでも通ったはずなんですけど。
逆回りっていうのもあったんかもしれないですけど。
近藤淳也
この夜の公園から鈴鹿島の最初の区間ってことですかね。
井口善晃
進まないのは分かったんですけど。
なんかこんな道あったかなって思うぐらい。
そうですか。
レースとやっぱり一人でやるのと全然違うなと思いながら行ってたのと。
近藤淳也
レイクベアは出られたのは何回?
井口善晃
レイクベアは2回。
近藤淳也
2回出られてる。
じゃあ2回は逆向きですけど通られていて。
井口善晃
そうなんですよ。
近藤淳也
で、印象が全然違ったってことですか。
井口善晃
そう。
しんどい記憶が抜け落ちてしまうんですよね。
近藤淳也
まあ多くの人がそれはね。
よくね。
言いますけど。
100マイルやる人は大体そうなんかなと思うんですけど。
井口善晃
なんでそういうのもあるんかなと思うんですけど。
こんな道あったかなって思いながら。
こんなきつかったかなと思いながらずっと行ってて。
荷物がね結構重いのもあったりもするんですけど。
近藤淳也
確かに。今回は荷物が重いっていうのは寝る用意とかも持ってたんですか。
井口善晃
寝る用意は、
大見エキップメントさんのMTVB。
あれだけと防寒衣ぐらいです。
寝る用意はそんなに重くはなかったんですけど。
やっぱ食料が、レースの時とは全然違う量が。
それが結構、水も多めに持って行ってたし。
レースよりは全然3キロ4キロぐらい重い感じだったんじゃないかなと思うんですけど。
食料と水と防寒衣というだけでも数キロは行きそうですよね。
それも結構大きかったなと思いますけど。
全然重いように進まなくて。
途中でまたロストして。
近藤淳也
一度、新井県側に結構オネ行ってますよね。
井口善晃
結構行ったんですよ。あそこね、しかもちょうど走りやすいとこが出てきて。
めっちゃ走れるやんと思って調子乗って。
走ってたら全然違うとこ行ってて。
それでちょっと心折れましたけど。
近藤淳也
なるほどなるほど。
井口善晃
そうですね。
鈴鹿に着いた時点で結構水も飲んじゃってて。
このままご在所行くのもちょっとしんどいなと思って。
体調的にもしんどかったし。水も減ってたしっていうんで。
もう嫌になって。
近藤淳也
嫌になったんですか。
井口善晃
嫌になったのが多分ね、頑張ったら行けるんですけど。
そこもやっぱりレースと違うところかなと思うんですけど。
もうちょっと心が折れてて。
近藤淳也
じゃあ元々の計画はご在所ぐらいまで行きたいっていう。
井口善晃
いや元々の計画はだから100マイル行こうと思ってたんで。
サメ貝まで行けるやんって思って。
近藤淳也
鈴鹿抜けるつもりだったんですか。
井口善晃
抜けるつもりでしたね。
近藤淳也
1個の週末で。
井口善晃
全然でした。
近藤淳也
それが鈴鹿峠で。
井口善晃
そこで行くか行かへんかを判断しなあかんなとは思ってたんですよ。
その後のエスケープするとこが結構アプローチが長い。
鈴鹿山脈の挑戦
近藤淳也
安楽からは降りれますけど。
安楽越えちゃうとちょっと。
井口善晃
ちょっと厳しくなるので。
近藤淳也
武平峠までは行かなかった感じですよね。
井口善晃
基本その公共交通機関で行こうと思ってたので。
そうなるとやっぱりかなり限られてくるので。
そこで判断して。
近藤淳也
1回降りたという感じ。
それが午後の2時半ぐらいに鈴鹿峠で。
じゃあもう一旦ここで終わりって。
じゃあ雨が今で鈴鹿山脈一気に行こうと思ってたのが鈴鹿山脈でっていう。
井口善晃
そうですね。
近藤淳也
だいぶ最初から洗礼を受けてますね。
井口善晃
そうですね。
近藤淳也
笑い事じゃないですけど。
井口善晃
そこら辺で、そこでやめられるのは大シガイチの特徴というか。
近藤淳也
そうですけどでも井口さんでもっていう感じはありますね。
井口善晃
そうですね。
近藤淳也
京都グレートランドのあの雪の中のなんか過酷な環境でも。
井口善晃
そうですね。
メンタルがやっぱり弱いなと思ったのは。
一人やとなかなか頑張れないというか。
そりゃそうですよ。
やっぱりエイドがあるとか、次のエイドまで頑張ろうとか。
そういうのってすごい力になってたんやなって思いましたね。
近藤淳也
そこがレースとの違い、もう一つの違いっていう。
これでも金曜の夜に出られて、土曜日の午後に一旦ストップで一日残したっていう。
井口善晃
家に帰って、もう帰ってきたって言われて。
近藤淳也
だから日曜日に帰ってくる予定が土曜日には帰ってきたんで、じゃあご家族があれって感じ。
なんで帰ってきたみたいな。
なんて言ったんですか。
井口善晃
ちょっと心折れた。
近藤淳也
心折れたって言ったんですか。
しんどすぎた。
その時はどうです?その続きもちゃんと行く気は残ってたんですかね。
井口善晃
それは全然諦める気はなかったですけど。
近藤淳也
そうですか。
井口善晃
ちょっと考え直さなあかんなとは思いましたけど。
近藤淳也
100マイルかける3なんていうのはちょっと甘いなって感じだったんですか。
井口善晃
そうですね。
しかもこんなとこでって正直自分でも思いましたし。
鈴鹿峠でっていうね。
雨とルートファインディング
近藤淳也
それは1週目で。
井口善晃
そうですね。
で、次の週に鈴鹿峠から。
で、次の週がね。
土曜日ちょっと用事があって、昼間に用事があったので。
土曜の夕方から行って。
で、日曜いっぱいかけて。
それも予定では鈴鹿を抜けようという。
近藤淳也
で、次こそはね。
井口善晃
イメージ。
近藤淳也
前回一気に行こうとしてた鈴鹿までは行こうと同日で。
井口善晃
残り80キロぐらい。
100キロはなかったと思うんですけど。
近藤淳也
1日あれば行けるでしょうという。
鈴鹿山脈はレイクビュアで五大賞と国見だけぐらいまで通られてると思いますけど。
その北は初めてっていう。
井口善晃
初めてです。全然知らないとこやったんですけど。
その日もまた大変でした。
近藤淳也
次は何があったんですかね。
井口善晃
次はですね。
近藤淳也
これちなみにその翌週なんですよね。
翌週です。
井口善晃
最初の週の近道行かれて、次の週の土曜日。
一週間休んで。
今度はちょっと距離も初めの1回目の時よりは短い想定やったので。
だいぶ食料減らしたりとか。
軽量化して行ったんですけど。
雨予報やったんですよね。
出発した時は降ってなかったんですけど。
土曜の夜出発して夜中0時ぐらいからかな。
安楽峠過ぎたあたりで雨が降ってきて。
雨が降ってくるのは分かってたんで。
ちゃんとレインもちょっと丈夫なやつ用意したりはしてたんですけど。
とにかくガスがひどくて。
道が全然わからなくて。
レースとかはマーキングはちゃんとしてるんで分かるんですけど。
夜にガスってるとこでルートファインディングするっていう。
その経験自体も初めてなんで。
こんな見えへんかって思いながら。
ずっと彷徨いながら。
近藤淳也
そうですか。
井口善晃
GPSとにらめっこしながらみたいな。
近藤淳也
暗くなったのは倉賀桂峠とかぐらいですか?
井口善晃
初日か。
土曜の夜ですね。
近藤淳也
そうか。静岡のスタートして。
井口善晃
安楽越えてから。
近藤淳也
安楽後にもう1回目の夜ですもんね。
そこで雨がもう降ってたんですね。
井口善晃
そこで降ってきて。
近藤淳也
めっちゃ序盤じゃないですか。
めっちゃ序盤で全然わからなくて。
井口善晃
体的には全然大丈夫だったんですけど。
とにかく時間がかかって。
道がわからんから走れへんっていう感じで。
すごい時間かかって。
近藤淳也
ちなみにその雨の中きりでルートファインディングは何を見ながら?
井口善晃
GPSだよりですね。
近藤淳也
それは何を見てるんですか?スマホですか?
井口善晃
ガーミン。
近藤淳也
時計。
井口善晃
時計に入れてますけどね。
時計だとなかなかわからないところが結構ずれたりとか。
画面もちっちゃいんで。
わからなくなったらスマホ出して。
ジオグラフィカーとか見て。
近藤淳也
スマホの操作はできました?
井口善晃
スマホは一応ジップロックに入れて。
なんとかグローブ抜いたら使えたっていう感じ。
寒さとかは大丈夫だったんですか?
寒さは動いてれば大丈夫でしたね。
近藤淳也
そっちは大丈夫だったんですね。風とかも。
井口善晃
風も始めの途中まではそんなに気にならなかったですね。後半はやばかったですけど。
近藤淳也
南の方はまだ大丈夫?
井口善晃
南の方はまだ全然大丈夫で。
近藤淳也
それにしても雨の鈴鹿山脈を霧の中、夜中に一人で入っていくって、ちょっと気持ちはいけるんですか?
井口善晃
お勧めはしないですよね。
近藤淳也
精神的に強いですよね。
井口善晃
あんま細かいこと気にしないというか。
近藤淳也
でもなんだかんだで、やっぱGPSあれはいけるやろっていう。
怖さとかは特に?
井口善晃
怖さそんななかったですね。それよりなんか必死であったというか。
分からんなぁと思いながら。
強いなぁ。僕雨予報で一人で鈴鹿に入れるかって言われたらちょっと無理かも。一人だと。
レイクビアで行ったことあるっていうのもあったと思いますし、南の方に関しては。
北の方は知らんかったし。
全然、なんとかなるかな。メジャーなとこやし。
近藤淳也
メジャー?
井口善晃
メジャーでもないけど。
近藤淳也
いやーすごい。じゃあそれでちょっと霧で見えにくくても進んでいって。
井口善晃
で、御台所に着く頃にちょっと朝。
近藤淳也
明るくなってきたんですかね。
井口善晃
で、御台所でちょっと休憩して。雨はずっと降ってたんですけど。
で、そっから先が初めて行くルートだったんですけど。
そっからが雨と風がすごく出てきたというか。
近藤淳也
まあね、標高が上がりますんでね。
井口善晃
標高がそうなんですよ。
近藤淳也
あそこは風が強くなりますね。
井口善晃
あれはすごかったですね。
で、あとやっぱ雨で下が結構ぐちょぐちょになってきてて。
で、ルート自体は結構わかりやすかったんですけど。
あの、やっぱ滑るから走れなくって。
今度その、サーフェスの問題でちょっと走ったらすぐツルンと滑って、こけるみたいな。
近藤淳也
全然進ませてくれない。
そうなんですよ。
霧で走れない。ツルツルで走れない。
井口善晃
下りやのになんか全然走れへんみたいな感じで。
やっぱ全然進まなくて。
で、稜線出たら風がえらいことになってるし。
もう体傾けながら。
近藤淳也
よく降りなかったですね。その状況で。
井口善晃
でも体力的には大丈夫やったんですよね。
近藤淳也
進めてない分。
井口善晃
進めてそうなんですよ。
近藤淳也
足は全然あるっていうね。
井口善晃
そんなに足は消耗してなかったので、とりあえず前にはいけるなっていう。
近藤淳也
当然景色とかもないんですよね。
井口善晃
真っ白でしょ。
近藤淳也
せっかくの初めての鈴鹿山脈なのに。
そうなんですよ。
全然景色なくっていう。
井口善晃
全然景色ないです。真っ白。
近藤淳也
はい。
井口善晃
ずっと真っ白で風ビュービュー受けながら進んで。
あれはあれでいい練習になったなと思いながら。
近藤淳也
前向きです。
井口善晃
行ってましたけど。
でもやっぱりすごい時間がかかっちゃって。
結局日曜の夜になってしまったんで。
もうさすがにこれはあかんなと思って五層峠まで行ってそこで下に降りた。
五層峠の段階で夜の8時半ぐらいになってますんで。
近藤淳也
そうですね。
井口善晃
暗かけでちょっと迷ったんですけど。
五層までは行けるかなと思って行ったら、あそこもすごい道がまた分かりにくくなって。
マジかと思いながら。
近藤淳也
三国岳を越えると急にルートがなくなるんで。
えーと思って。
先に言っとくよっていう話ですか。
県境の十三路ぐらいは行けるって思いますよね。
三国岳前なんです。
すいません。
井口善晃
あそこまでは結構道が分かりやすかったんで。
こんな感じで行ったら五層まで行こうかなと思ったら。
近藤淳也
甘かったって。
甘かったですね。
じゃあその1回目で抜けるはずの鈴鹿山脈が2回目でも抜けきれず。
結局五層になって。
井口善晃
しかも夜遅くなって終電を逃すっていう。
帰路と家族の心配
近藤淳也
そうなんですか。家に帰らなきゃ。
井口善晃
五層で降りて彦根から電車で帰ろうと思ったんですけど。
近藤淳也
そうですね。彦根まで走ってますね。
井口善晃
南彦根に行こうと思ったら、南彦根って普通しか止まらなくて。
終電は結構思ったより早かったんですよ。
もちろん余裕はあるかなと思ってたんですけど。
途中で間に合わへんってなって彦根に行こうと思ったんですけど。
ログにちょっと残ってると思うんですけど、そこでまた道に迷って。
近藤淳也
鷹大社駅に行ってますよね1回。
井口善晃
変な方向に。鷹大社は多分南彦根に行こうとしてるんですよ。
近藤淳也
それで1回鷹大社駅行って。
井口善晃
変な方向に。
近藤淳也
1回山の方戻ってますもんね。
行ってしまって。
井口善晃
そこで道に迷って、変に時間使って終電逃してしまって。
近藤淳也
じゃあ彦根駅着いたものの電車はなく。
井口善晃
東横インでビバークですよ。
近藤淳也
東横インでビバークってそういう意味だったんですか。
そうなんですよ。
頑張って5層からロード、結構ありますよね距離。
井口善晃
20キロぐらい。
20キロぐらい頑張ってハーフマラソン走って東横インでビバーク。
次の日仕事やからもう5時半ぐらいの電車に乗らないといけない。
結局東横イン泊まったけど3時間ぐらいしか寝れなくて。
近藤淳也
じゃあ駅前で泊まって始発で家に帰って。
ちゃんと仕事になってるんですか。
井口善晃
週明けは。
あんまなってなかったかもしれないですね。
眠気とずっと戦ってましたから。
大丈夫ですか会社的には。
一応やらなあかんことはやりました。
すごいな2週連続そんな。
家族にもちょっと怒られて。
怒られたんですか。
怒られたというかちょっとそれどうなみたいな。
それは帰ってこなかったこと。
帰ってこなかった。
心配させすぎとかじゃないですか。
近藤淳也
それもあります。
井口善晃
雨でしたしね。
ご家族もIBUKIとか見て。
近藤淳也
見てもらっていましたけどなかなか帰ってこないなみたいな。
迷ってるなみたいな。
井口善晃
どこまで行くんかなみたいな。
初日の体験
近藤淳也
なるほどじゃあ5層まで頑張ったものの終電逃したりしていろいろ体験で。
井口善晃
そうですねあれはもうほんまに。
近藤淳也
2週目。
井口善晃
やられましたね。
近藤淳也
波乱万丈やなこれ。
井口善晃
波乱万丈すぎますね。
近藤淳也
まだ半分も行ってない。
なかなか激しいですね。
井口善晃
そうですね。
序盤あれはそうですね。
やられたなぁと思いながら。
近藤淳也
この辺もまだ人とは会わずですか。
井口善晃
そうだからえっとね。
初日は森田さんとすれ違って。
でちょっと喋ってね。
それだけでしたね。
2日目も長谷前さんに。
ほんまにスタートしてすぐでしたけど会って。
そこから1日誰にも会わず。
近藤淳也
ああそうなんか。
井口善晃
ハイパーもいないし。
まああんな雨やったら。
近藤淳也
雨の鈴鹿山脈そんなにね重視する人いないですよね普通。
あそっかじゃあシガイチメンバーの会わず。
井口善晃
シガイチメンバーのそうですね会わなかったですね。
近藤淳也
はい。
厳しいコースと道のり
近藤淳也
じゃあそれが2回目で。
井口善晃
はい。
近藤淳也
その後は。
井口善晃
3回目に彦根からまた5層まで走って。
近藤淳也
ねえこれ走り直したんですよねまた。
井口善晃
はい。
夜やったんでバスもなかったし。
まあ走るしかないし。
近藤淳也
これはまた金曜日の夜に。
井口善晃
金曜の夜。
近藤淳也
仕事終わりに彦根に向かったんですか。
井口善晃
ただその時はねちょっと学習したんで。
家で2時間くらい寝てから行きました。
学習して。
近藤淳也
2時間睡眠。
井口善晃
やっぱ2時間寝るだけでも結構違うんで。
もう眠くなったら寝ようっていうのを思って。
で5層からまた再出発して。
近藤淳也
大変ですねこのロード20キロ登るの。
井口善晃
まあでもゆっくり走ったらそんな。
近藤淳也
まあまあわかりました。
じゃあそれで5層行って。
井口善晃
見に行ったんで。
で5層から。
5層でスタートしようと思ったら電波が入らなくて。
あ、IBUKIがね。
そうスタートボタン押せなかった。
近藤淳也
そうですねちょっとこれあの大シガイチの参加者さんには是非注意点ですけど。
そうですね。
県内の間にスタート押しておいてくださいってね。
井口善晃
そうですね。
で5層出発して。
5層からは寮前までは天気が。
鈴鹿の経験があったので雨降ってないだけで。
近藤淳也
もう基準が。
井口善晃
めっちゃ行きやすいやんと思って。
近藤淳也
あそうですか。
あそこもそんな道は明瞭じゃないですけど。
井口善晃
あーでもその初めにわけわからんとこ行かされましたけど。
近藤淳也
あーなんか岩があるとこですか。
井口善晃
出てすぐのとこに。
全然ここ道かっていう。
なんか下りが。
近藤淳也
はいはい。
井口善晃
またやばいとこやなと思った。
はい。
でもその後はそんなに。
まあわかりにくいけど。
うん。
まあガスってなかったんで。
見えました。
近藤淳也
基準がちょっともう比較がおかしいですけど。
見えるし。
井口善晃
見えました。
マーキングもあったと思いますし。
全然行ける。鈴鹿と比べたら全然楽屋はあった。
で行って。
で寮前。
行って寮前からの下りがね。
ディスコードとかでも情報上がってましたけど。
近藤淳也
はい。
井口善晃
もうここかよみたいな。
近藤淳也
はい。今回ねなかなか話題になってますねあそこの区域は。
井口善晃
ありましたね。
ただあそこももう僕が行く前に通られ何人か多分池田さんとかが通ったんで。
時々やっぱ足跡が残ってるので。
近藤淳也
あーそうですか。
井口善晃
あここかと思いながら。
近藤淳也
間違ってないんだなみたいな。
井口善晃
ルートはそうですね。目印があったので。
やっぱ足跡があるだけで全然なんか気持ちが違うなと思いながら。
やっぱルートがねわからないっていうのはすごく不安なんで。
マーキングがあってもねその道が合ってるかどうかもわからないんで。
まあそうですよね。
あーもうこれゆったはたとこやなと思いながら寮前降りて。
朝にサメ貝の方に。
近藤淳也
そうですね朝の6時半ぐらいにサメ貝につかれてますね。
井口善晃
そうですね。そこから長い道路を走って。
でもちょうどあそこコンビニがあるとこやったので。
あのコンビニを有効に使えたのがちょっと嬉しかったですけど。
コンビニでご飯食べたりしながら。
で行って、国見峠を登って。
近藤淳也
労働はだるくなかったですか。
井口善晃
労働だるいっすよ。
近藤淳也
今回は30キロくらい。
井口善晃
面白くなかったですね。
近藤淳也
長いですしね。
井口善晃
そこをもうずっとだからポッドキャスト聞きながら行ってました。
近藤淳也
あーそうですか。
井口善晃
はい。もうしんどいとこはポッドキャストに頼るので。
近藤淳也
はい。なるほど。
井口善晃
で国見峠の手前で大志が一人であって。
近藤淳也
あーそうですか。
井口善晃
はい。ちょっと話したりしながら。
で国見峠からまた一人になって。
そっから奥IBUKIのやばい区間。
近藤淳也
やばかったですかここ。
井口善晃
やばかったですね。
やっぱり前半は笹のとことか結構茂ってて。
道が分かりにくいし笹掻き分けながらここが噂の笹刈山かーと。
近藤淳也
そうですね。井口さん初めて奥IBUKI入りましたもんね。
そうですね。
井口善晃
このエリアをね。
近藤淳也
はい。
井口善晃
で、もちろん誰もいないし。
近藤淳也
結構笹伸びてるんです?
井口善晃
笹伸び…元が分かんないですけど。
近藤淳也
はいはい。
井口善晃
もう笹掻き分けないといけない感じ。
まあでも道はありましたね。
要は足元は。
近藤淳也
足元はそうだよ。
井口善晃
道を生えてないけど。
近藤淳也
はい。
両側からこう追いかぶされてる感じ。
そうですね。はい。
井口善晃
なのでずっと笹を掻き分けながら。
はいはい。
こんなとこ道作ったんかーと。
すごいなーと思って。
近藤淳也
めっちゃ長いでしょあの笹。
めっちゃ長いですよね。
井口善晃
背より長いですよね。
近藤淳也
全然、はい。
背丈より長いやつを切ったんですよ。
井口善晃
ここまで草刈り機を持って行ったっていうことですよね。
それがすごいな。こんなとこに。
近藤淳也
遠かったんですよ。
国見から往復するだけでも。
井口善晃
国見から行かれたんですか。
近藤淳也
はい。片道何時間か。
井口善晃
やばいですよね。
近藤淳也
しかも一回で終わらなくて、あの密林みたいな笹を刈るのに何回か、2,3回かかったんですよ。
その笹刈り山の周辺だけでも。
もちろんその行くまでも何回か整備してますけど。
井口善晃
すげーなーと思って。
近藤淳也
北側、北側からは奥湯武器式場から入ってピストンして。
南からは国見からピストンして、ずっと北から南から攻め続けたんですけど。
井口善晃
最後笹刈り山だけ残って、このラスボス倒すだけで3日かかったっていう。
あれは尊敬しましたね。
すげーなーと思って。こんなとこまで来たんやと思って、整備で。
近藤淳也
でもそんだけ追いかぶさってるとなると、ちょっとまた刈りに行かないといけないですね。
でもまたみんなが通ったら道がしっかり。
横から来てるやつは人が減る理由がないじゃないですか。
井口善晃
下は踏み固めれば次のやつがあんまり入ってこないと思いますけど。
笹刈り山を刈り分けるのも楽しい。
あそこだけなんでね。
笹刈り山の区間はそんなに長くなかったんですね。
じゃあ南斜面とかのあたりぐらい?
そうですね。あとちょっと手前から笹刈り山がありましたけど。
近藤淳也
じゃあ笹刈り山と仲良くなってください。
井口善晃
そうですね。そういうとこやと思ったら。
夏にあれをもっとしげるかどうかわかんないですけど。
近藤淳也
虫でもそんなにいなかったね。あれ虫とかすごいやるなと思って。
2022年大会のときは開けるぐらいには勝ってあったんで。
3年であれぐらい伸びるって感じですね。
井口善晃
笹刈り山を越えたあたりから雪が出てきて。
そこまではなかったんですか?
そこまではそんなになかった。ちょこちょこはありましたけど。
道にはなかった気がしますね。
そこを越えたぐらいから結構がっつり雪が。
雪の上を歩かなあかんところが結構出てきて。
でもそこらへん、下りが多かったんで雪も。
なんかお尻で滑ったりしながら結構楽しみながら。
近藤淳也
そうですか。笹刈り早いみたいな感じですか?
井口善晃
めっちゃ早かったっすね。
いいっすね雪。
もうスーッと行けるんで。足も使わへん。
近藤淳也
じゃあむしろ雪の方が早いっていう。
早いんじゃないですかね。
なるほど。それでどんどん進んでいって。
井口善晃
こんな感じでスキー場を越えて。
スキー場を越えてからがすごい長かったっていう感じですね。
そこらへんからほんまに道がわかりにくくなって。
そうですね。
踏み跡もほとんどないし。
マーキングは噂のピンクさんの。
この辺もずっとついてるんですか?
ありましたね。ただあったりなかったりとか。
外れてるのかわからないですけど。
ちょっと間空くところはありましたけど。
でもマーキングがあるだけで安心感は全然。
近藤淳也
人が来てるんだなみたいなね。
そうですね。
鳥越、違う、品又峠か。
品又峠から鳥越峠までの間がね。
井口善晃
そうですね。
近藤淳也
特に行く理由があんまり皆さん。
シガイチする人以外あんまり歩く理由がないんで。
そうなんですよね。
井口善晃
長棒もないし。
近藤淳也
めっちゃ長いですしね。
井口善晃
めっちゃ長いです。
水場も全然なかったし。
獣との遭遇
井口善晃
それがちょうど昼過ぎだったかな。
結構暑かったんですよその日。
そうなんですね。
結構汗もかいたりして。
これちょっとやばいなと思って。
全然地図見ても進んでないし。
結構雪で体冷やしたりしながら
行くような感じで。
やっぱり人が通ってないから
なんていうんですかね。
人の気配というか匂いがしないというか。
すごいなんか獣の世界に入ってきてる感じ。
近藤淳也
分かります。
井口善晃
あの辺はそうですね。
匂いとかもなんか獣臭い匂い結構してきて。
怖いと思いながら。
あそこは結構やっぱり怖さもありましたね。
水場もないし。
これ怖いなと思いながらずっと進んで。
やっぱりトレイルもしっかりしてないんで
全然走れないし。
近藤淳也
そうですね。結構アップダウンも急だしね。
井口善晃
アップダウンもあるし。
道が分かりにくいのでずっと道探しながら
これ道かなと思いながら
木が被さってたりとか草が生えてたりとか
いうところもあったりもするんで
ずっとGPX見ながら行かなあかん感じやったので
近藤淳也
ちょっと結構大変でしたねあそこは。
井口さんもそういうのに怖さを感じるんですね。
獣っぽさみたいな。
井口善晃
なんかあったりはしました?
あそこは鹿とイノシシぐらいですかね。
でもクマのフンとかはあったので。
近藤淳也
じゃあもう来てるんですよね。季節的にはね。
井口善晃
いた。いましたね。
やっぱりなんかあったらって思うとすごい怖い。
奥すぎてね。人もなかなか来れない場所ですからね。
電波も入らないしSOSもできないし
初めの挑戦
井口善晃
たぶん次の大シガイチの人が来るまで
たぶん誰も来ない。
近藤淳也
いや一応気にして見てますから。
井口善晃
っていうので
なんかそういう怖さもありましたね。
あのあたりはそうですね一番奥まってるかもですね。
なんとかでもそれで鳥越峠までなんとか行って
そこでちょっともう眠かったんで寝て。
近藤淳也
寝たんですね。夜の8時ぐらいに疲れてますね。
井口善晃
そうですね。
2時間ぐらい寝たのかな。
なんだかんだたぶん4時間ぐらい停滞してたと思うんですけど
でもやっぱりちょっと寝たらだいぶスッキリして。
近藤淳也
そっから深夜のかなくそ岳に向かうわけですね。
はい。
井口善晃
あれもう雪がまだまだ。
まあ滋賀県第2の高峰ですね。
近藤淳也
1317メートルで
茨城山の次で高いんで
今回茨城山カットしてるんで
コース上最高峰ですね。
そうなったんですね。
井口善晃
そこに夜中のこんな12時とかに
あそこはもうタイミング的に行かなきゃ仕方がない。
入っていくっていう。
目が覚めたんで行くしかないみたいな。
近藤淳也
まあ躊躇なく。
井口善晃
そうですね。
まあそこでじっとしててもしゃあないんで。
どの辺が雪だったんですか。
千越えたら鳥越えでも結構雪があったんで。
近藤淳也
それはじゃあ上はかなりの雪だったんじゃないですか。
井口善晃
雪がありまして
ルートもやっぱり雪で埋もれちゃってて
分かりにくかったですけど。
多分マーキングもあれ雪で結構埋もれてるところがあったんじゃないかなと思うんですけど。
マーキングもなんかあんまり見えなくて。
ただカナクスはでもまだ行ってる人がいるんですよね。
雪山行く人とかが行ってるんかなと思うんですけど。
足跡はねちょこちょこあったんで。
全くわからないわけではなかったので。
まあそういう足跡とかを見ながら
登っていったっていう感じですね。
じゃあまあそこを見ながら抜けて
近藤淳也
麻生峠に向かう。
井口善晃
麻生峠、あそこ多分林道ですよね。
あの林道がめちゃくちゃ雪が残ってて。
林道のくせに全然走れないっていうのが。
なんていうんですかね。
近藤淳也
林道の上に斜めに雪が残ってるんですよ。
井口善晃
真っ直ぐやったらまだいいんですけど。
平らじゃなくてゆるい傾斜みたいになってて。
すごい行きづらくて。
これ林道やんなと思いながら。
全然走れへんやんと思って。
走れないのばっかですね、ずっと。
そうなんですよ。
だからすごい時間が、距離とか累積標高の
数字で出る以上に時間がかかる。
近藤淳也
そうですよね。
ちなみに新月の頭、第1週から挑戦されてるんで
順調に行くと北の方に入っていくと雪があるっていうのは
分かってたと思うんですけど、
もうちょっと後から挑戦ってなかったんですか。
井口善晃
順番に行きたかったんで。
近藤淳也
例えばスタートを、
井口善晃
4月の第3週にスタートとかにしてとか、
近藤淳也
もうちょっと後から始めるっていうか、選択肢は。
井口善晃
あんまり思ってなかったですね。
近藤淳也
行けるときにこうプランだったので。
雪のこととかもうなるようになるっていうか。
雪との戦い
井口善晃
一応その山っぷとかああいうので情報を見て、
まぁ行けることはないかなっていう。
ラッセルとかになるとちょっとね、やめようかなと思うんですけど。
そこまでの雪じゃなさそうだったので。
KGRとかでもね、雪山の中行ったりしてたので。
全然雪質違ったんで。
また別物でしたけど。
近藤淳也
ね、固まってるでしょ。
井口善晃
だからそうですね、やっぱアイゼン使いながら。
アイゼン当てたらいけるかっていう。
近藤淳也
なるほど。
甘いんですよ考えが。
性格的にあれですか?
その第1週からとにかく行きたくなるっていうか。
もうスタートしたらスタートしたいっていう。
井口善晃
そうですね。
近藤淳也
スタートの合図が鳴ったらいかないと。
雑。結局理由そこですよね。
始まったんで行きましたって。
井口善晃
それだけ。
近藤淳也
それだけです。
井口善晃
始まりましたみたいな。
そうですね。
近藤淳也
なるほど。
井口善晃
休みがあったらいくみたいな。
でもご無事でね、ちゃんと発送も受けられて。
そっから横山だっけ。
もうだいぶ雪が。
横山の方が雪多かったんだよね。
そうですか。
近藤淳也
横山登る頃に朝になった感じですかね。
井口善晃
そうですね、朝多かったんで。
近藤淳也
日曜日だから3日目の朝。
よく行ってるなと思ってましたよ。
だって雪にも残ってて、このエリアまだ誰も入ってなかったんで。
大シガイチが始まって、というか今シーズン初めて多分、
その通しで誰かが歩くっていう、
イグチさんが先頭だったと思うんで見てたんですけど。
夜になってもまだかなくそ行って、
まだ行くのかって、3日目やけどもうみたいな。
井口善晃
でもあそこ降りれないっていうか、駅まで行けないじゃないですか。
近藤淳也
金井原から遠いですからね。
井口善晃
そうなんですよ。
菅波から、あ、じゃあ、金井原、
あそこから降りてまた来るってなると。
一応僕的にはじめにルールというか、
ルールというか自分の中で公共交通機関だけで行こうっていうのが思ってたので。
エスケープするとこもだいぶ限られてたので、
まあ時間もあったし。
まだ日曜の朝やし、まあ行けるでしょう。
近藤淳也
で3日目に横山岳。
はい、登って行って。
ここも雪がじゃあ。
井口善晃
ここも雪、はい。
結構雪深かった。
ここの方が多分上の方はもうずっと雪の中を進んで行く感じ。
近藤淳也
頂上のね写真を送っていただいてましたけど、
なんかもう1m以上こう小屋の横に積もって、
めっちゃ積もってましたね。
あの上を歩いて行ったって感じだった。
そうですね、はい。
井口善晃
でもまあ固まってるんで、
そんな雪の量は多いですけど、
近藤淳也
全然歩ける感じでした。
井口善晃
あ、そうですか。
近藤淳也
やっぱなんかいろいろ基準がもうだんだんおかしくなってきましたね。
西の尾根に降りるとこは大丈夫でした?
あそこ、なんかきつかったと思うんですけどあんま覚えてない。
もう覚えてない。
井口善晃
なんかね、なんかきつかったような気がするんですけど、
たぶんやっぱそのしんどい記憶がどんどん抜け落ちていくのか、
なんか後からねディスコードで結構いろいろ言って貼る、
なんかきつかったみたいなコメントがあったりして、
あ、そういやきつかったような気がするなと思いながら。
近藤淳也
標高差が結構あるんでね、なかなか降りれないし、
まあ登りだと長いんですけどあそこ。
あとちょっと急なとこありますね最後。
井口善晃
あ、なんかそう、あった気がするんですけど。
近藤淳也
覚えてない?
井口善晃
あんま覚えてない。
近藤淳也
わかりました。
井口善晃
たぶん3日目になるともう意識もたぶんあんま発揮してないんじゃないかなと思うんですけど。
もう変えることしか考えてなかった。
とりあえず標高下げることしか考えてなかったような。
なるほどね。
近藤淳也
水を1回汲みに行って七頭がたけにさらに入ってるんですかね、これを。
そうですね、はい。
あの湧き水知ってたんですね。
井口善晃
湧き水はあの情報はあげて、水場は一応ホームページで出してくれてあるとこは全部チェックしてたんで、
せっかくやしなんか行こうかなと思って水汲みに行って、
そうですね、七頭がたけでしたね。
そこ行って、あそこも結構真上りがきつかったんですけど、
それよりもその七頭がたけ越えてからの林道宿にここもすごい荒れてて、
はい。
えーと思って。
近藤淳也
荒れてるっていうのは今度は草ですか。
井口善晃
今度はね。
近藤淳也
木?
井口善晃
木も、あれ誰も通ってへんのちゃうかなと思って。
近藤淳也
あそこもあんま通ってないです。
井口善晃
通ってないですよね、あれ。
なんかもう木も倒れてるし、生えてきてるし、草もぼうぼうやし、
なんか斜めに木が生えてくるんですよね、あそこ。
近藤淳也
そうですね、雪が多いんで。
井口善晃
雪のせいでね。
なんでその林道の上に斜めに木が生えてきてて、
なんかどこ通ったらいいのっていうようなとこが結構あったりして、
また林道やのに走れへん。
無事の帰還
近藤淳也
全然走らせてもらえない。
井口善晃
林道走らせてくれへんなと思いながら。
近藤淳也
そんなに生えてるんですね、そこも2022年大会の時は結構勝ったんで、
林道の上は少なくとも何も枝に当たらずに走れるぐらいに3年前はしたんですよ。
井口善晃
結構生えてきてました。
あ、そうですか。
まあちっちゃい木ばっかりでしたけど。
近藤淳也
日当たりがいいんでね。
そうですね。
そうか。
井口善晃
やっぱり誰も通らないといけない木なーと思いましたね。
近藤淳也
じゃあここも走れないと。
そうですね。
井口善晃
あ、わかんないですね、もう大シガイチでみんなが通れば。
近藤淳也
そっかな、どうかな、はい。
井口善晃
道ができるかもしれない。
で、夜後まで行って、でちょうど、そこで、
そこでね、前回の反省を生かして、
日曜の午後になったら終わろうと。
近藤淳也
あーなるほど。
という風に決めた。
もう夜まで攻めないっていうね。
そうですね。
で、1時過ぎには。
井口善晃
そうですね。
やめて。
で、やめて夜後まで。
夜後行き。
近藤淳也
はい。
あの柳瀬への下りは大丈夫でした?
井口善晃
柳瀬への下り。
近藤淳也
最後の、その。
井口善晃
あ、あれもなんか、えらい下りでした。
近藤淳也
あんま道ないでしょ、あそこも。
井口善晃
あれも道じゃなかったですね。
近藤淳也
そうですね。
井口善晃
やっぱああいうとこ、不安になるんですよね、すごい。
こっちで合ってんのかなーっていう。
これ道なんかなーって。
近藤淳也
道、道である必要もないっていう。
井口善晃
まあ無理やり下らすなーと思いながら。
間違ってたらって思うとすごい、上り返さなあかんと思うと、すごい慎重になるんですけど。
それもだからGPX、こっちって言ってるしなーと思いながら。
近藤淳也
まあちょっとそうなりますよね、あそこもね。
井口善晃
そうですね。
誰も通ってないなーと思いながら。
近藤淳也
で、じゃあちゃんと今回は怒られずに。
あ、そうですね。
井口善晃
お家に帰ったんですかね。
はい。
夕方には帰りましたね、家に。
近藤淳也
よかった。
井口善晃
はい、よかった。
近藤淳也
えっと1、2、3回。
井口善晃
3回。
近藤淳也
これで3回ですね。
はい。
それが7月の20日。
井口善晃
そうですね、はい。
はい、の週末の出来事で、そして。
で、次の週に、また金曜の夜に、夜後から行って。
近藤淳也
そうですね、4月の25日の夜の8時ぐらいから。
井口善晃
そうですね。
はい。
その時は、あんま寝ずに行ったんですけど。
うん。
その時は、夜後まで行くのがちょっと遠かったんで。
うん。
まあ寝ずに行って、で、金曜の夜も眠かったらどっかで寝ようって。
ああ。
まあ夜後から行って。
うん。
走り始めの体験
井口善晃
で、そっから意外となんか、その時はあんま眠くならずに。
うん。
結構。
近藤淳也
すごいですね、続けていったらどんどんボロボロになっていくかと思いきや、ちょっと体が慣れてきているみたいな。
井口善晃
そうですね。
近藤淳也
おかしくなることになってませんか。
井口善晃
やっぱ、まあでも1週間開くのはやっぱ大きい。
近藤淳也
うーん。
うん。
どうですかね、はい。
井口善晃
まああとは、覚悟ができているというか。
ああ。
たぶんしんどくなるんだろうなと思って行ってるっていうのも大きいのかなと思いますけど。
はい。
行けると思って行くのと。
近藤淳也
ああ、なるほどね。
井口善晃
道もやっぱどうせしんどい。
近藤淳也
どうせ進まへんねやろみたいな。
井口善晃
どうせ進まへんねやろっていう思いながら行くのと。
近藤淳也
変な期待して行ってもね、砕かれるだけなのに。
井口善晃
全然もう、なんかメンタルの持ちようが。
近藤淳也
すごい、分かってきましたね。
はい。
井口善晃
もうどうせ、なんか時間かかるんやろなと思って。
なんかそのプラン的にも、そのだいぶ余裕を持ったプランで行ってましたし。
なのでだいぶそこに、メンタル的には余裕がありましたね。
近藤淳也
この時点では、あと何回で行こうとかは計画してたんですか。
井口善晃
あ、でもその時にはもう2回で行けるといいなと。
近藤淳也
じゃあ一応ゴールが見えてきたというか。
井口善晃
そうですね、もう半分過ぎたっていうのはやっぱ大きかったですね。
その時点で、残り200キロ切ってたので。
でもこれは、なんとか4月中に。
あ、そう、4月中にゴールしたいなっていうのがあったんですよ。
なるほど、はい。
ゴールデンウィークはちょっと家族と約束があったので。
ただあと2回、週末と祝日1回だったので。
2回で、その時でも行けるかどうかなっていうのはちょっとあったんですけど。
その4回目の行った時に、
どこまで行けるかで4月中にゴールできるかどうかわかるかなって思ってました。
近藤淳也
結構そこはちょっと頑張っていこうかなと。
高島トレイルの魅力
井口善晃
この北のエリアはどうでした?
近藤淳也
北のエリアは、そんな印象に残ってない。
はい、でもわかりますよ。穏やかですしね。
井口善晃
かといって別に走りやすいわけではないんですけど、
まあそこそこ行けるんです。そこそこしんどい。
近藤淳也
まあ標高も低いんでね、ここ。
井口善晃
そうですね。雪もないし。
近藤淳也
ちょっとつなぎ区間的なところもあるかもですね。
井口善晃
まあのんびり行ってた感じですね。
そんな感じで国高のところまで行って、高島トレイルに入ったっていう感じですね。
そこから高島トレイルがすごい初め良くて、
めちゃくちゃ天気も良かったし、
めっちゃ景色良かったんですよ。
近藤淳也
良かったですね。
井口善晃
やっと大シガイチ初めて、やっとすごい良い景色が見れて。
近藤淳也
あれ、その暑かった奥IBUKIとかは見えてなかったんですか?
井口善晃
奥IBUKIはもう山しか見えない。
近藤淳也
ああ、そういうこと。天気はいいけど、周りが山しかないってことですか?
井口善晃
山しかないから、ずっと同じ山がずっと見えた。
街も何にも見えへん、琵琶湖も見えへんぐらいの感じ。
近藤淳也
カナクソも何も見えなかったですか?
井口善晃
カナクソは夜やったんで、遠くにちょろっと明かりと琵琶湖らしき黒いものが見えました。
近藤淳也
はいはいはい、そっか。
じゃあここで初めて琵琶湖とかが見えて。
井口善晃
すごい景色良くて、しかも走りやすいトレイルもしっかりしてて、
高島トレイルすげえいいなあと思って、気持ちいいなあと思って。
こんな山がこんなとこにあんやなあって、そう思って走ってたんですけど。
でも途中でちょっとやっぱり行きにくいというか、ちょっとわかりにくいところもあったりはしたんですけど、
そこらへんまで行くと、やっぱり鈴鹿とか奥IBUKIを越えてきたっていうのがあって、
全然これぐらい行けるわみたいな。
そもそも道標とかもあって、踏まれてますしね。
近藤淳也
踏まれてる時点でめっちゃいい道みたいになりますよね。
井口善晃
これぐらい全然、多分あっちから行ってたらまた異常違うかなと思うんですけど、
近藤淳也
やっぱり奥IBUKIを越えたのは大きかったですね。
あれに比べたらみたいな。
井口善晃
そんな感じでずっと行ってて、ある程度走れるところもあったりして、
一回靴っ気のところでロードに降りて、Cの字のところに行ったら、
あそこが長かったっすね。
あれは長かったな。あれが土曜の夕方から入ったんですよね。
あそこも道も分かりにくかったのと、結構あそこも進まない。
近藤淳也
駒形けぐらいから夜になってるんですかね。
井口善晃
夜になるとやっぱりどんどん道が分かりにくくなって、
なかなか進まなくて、結構眠気も来たりして、
やっぱさすがに眠かったんで途中、紙取って、
1時間ぐらい紙取ったんですけど、それでもまだ眠くて、
眠いなりにも進んでたんですけど、
尾乳峠のところでベンチがあったんで、
ちょうどええわと思ってそこでまた30分40分寝て、
近藤淳也
そっから行ったけどやっぱりまだ眠いみたいな、なかなか眠気が取れなくて。
井口さんの点がめっちゃ密度高いですね。
井口善晃
3分の点が全然進んでない感じ。
立ちながら寝たりとか。
近藤淳也
してるんですかね。
井口善晃
すごいなんか眠気とずっと戦ってる感じで、
もう1回、3回寝たんですよ結局。
で3回目でやっとすっきりして、
その時に、それこそ大見エキプメントさんのBBがすごい役立ったというか、
あれ、なんかもうほんまに設営とかいらないじゃないですか。
どんな感じなんですか。
僕が、あそこは樹林帯なんで、そもそも風もそんなに吹かないので、
尾乳峠に入ったらもう、
カバンからあれバーって出して広げて、潜り込んで、
近藤淳也
防寒着は着ますけど、それだけで寝るみたいな。
井口善晃
じゃあその上に引っ張ったりとかもせず、
近藤淳也
ただ寝袋のようにバンって出して入って、
で閉じて寝るだけ。
井口善晃
早いですねそれは。
近藤淳也
じゃあ1分とかぐらいで寝ちゃえるみたいな。
いいじゃないですか。
井口善晃
帯ベックなんで、結構通気性がいいですかね。
そんな苦しくもないし。
近藤淳也
じゃあ一応ジップは全部閉めて、
井口善晃
じゃあ虫とかも入らないし。
近藤淳也
結構良さそう。
あれは良かったですね。
井口善晃
いいですね。
あれを3回使って。
近藤淳也
服着るぐらいの感じですね。
井口善晃
そうですね。やっぱり寒くはなるので、防寒着は必要ですけど、
寒さだけしっかりすれば。
こういう低山とかでも、多分風が強いところは厳しいかなと思いますけど、
すごい使いやすかったですね。
大シガイチのために開発されたんじゃないかという。
すごいですね。大見ですしね。
そうですね。
低山ではすごい使いやすいなと思いました。
近藤淳也
ちょうど良い商品提供ね。大見さんから提供いただいて。
井口善晃
ありがたかったですね。
ゴールに向けた挑戦
近藤淳也
そして朝ぐらいにこの地蔵峠とか越えて、
井口善晃
そうですね。
近藤淳也
三国岳の方に向かっていく感じですかね。
井口善晃
そうですね。
太陽出てきてからちょっと道が分かりやすくなってきて、
そこでね、僕もうアホなんですけど、水を汲み忘れたというか、
水場を勘違いしてて、
水場まで2分って書いてあるところがあるんですけど、
近藤淳也
地蔵峠じゃなくて。
井口善晃
地蔵峠かな。その後小川まで。
近藤淳也
ないですね。
井口善晃
ないんですよ。
でもなんかしないけど勘違いして、もう一箇所水場があると思い込んでて、
確認もしてなかったのがあるんですけど、
そこで2分めんどくさいなと思って。
汲まなかった?
汲まずに行って、
途中で次の水場どこやったっけなと思って見たら全然なくて、
マジかと思って。
大丈夫だったんですか?
そこからチビチビチビチビ。
水を節約しながら行って、
近藤淳也
やっぱりちゃんと確認せなあかんなと思いながら。
よく持ちましたね。
井口善晃
なんとか持たせましたけど。
近藤淳也
朝のちょっと涼しいとき。
井口善晃
やっぱりそこへも判断力が落ちてくるっていうのがあるんですよね。
そこへちょっとしたことがおろそかになってしまうと、
えらいことになるなと思いながら行って、
小川でキャンプ場のとこでも株飲みして。
近藤淳也
なんか新しいキャンプ場ができてるんですよね?
井口善晃
新しいんですかね、僕初めて行ったんで。
綺麗な。
綺麗なキャンプ場ができてました。
近藤淳也
ね、らしいですね。
井口善晃
自動販売機。
そこでやっとその自動販売機、
国坂いってから、
国坂じゃないわ。
あの、あそこです。
近藤淳也
柳瀬?
井口善晃
蕎麦屋のとこ。
近藤淳也
マゴベイさん。
井口善晃
あそこで自動販売機で買ってから、
近藤淳也
ずっと川の水やったんです。
井口善晃
確かに。
自動販売機があると思ってすごい嬉しくて。
ジュースとか飲んだりして。
人もいるし、
なんかすごい街に出てきたなと思って。
近藤淳也
小川で。
小川で。
井口善晃
街。
街や。
近藤淳也
街。
あれが釣り堀があって人がいるぞみたいな。
のんびりした人がいっぱいいると思って。
ちょっとね、安らぎを感じるかもしれないですね。
井口善晃
すごい安心感ありましたけど。
やっと降りてきたなと思って。
そっからまた、
近藤淳也
そっから南だけの登りもきついわーと思って。
今回ね、新しく追加されたというか変わったルートのところですけど、
尾根沿いに結構急登ですよね。
井口善晃
めちゃくちゃきつい登りで、
ここまで来てこれかーと思って。
足も結構ね、あそこまで、
やっぱしんどい状況であの登りが来るのは結構きつかったですけど。
この時もだから近道2時で3日目の午前中に南だけ登られてるんですよね。
で、南だけ登って、
南だけ登ってしまったら後は結構走れる。
近藤淳也
基本下り基調の出口陸に向かってっていう感じですもんね。
井口善晃
走れる道やったんで、それはすごい嬉しかった。
やっと走れると思って。
しんどいんですけど。
しんどいけど走れるっていう。
近藤淳也
で、頑張ってあそこは結構走りましたね。
井口善晃
フェアリートレイルのコースですけど。
そこはすごい気持ちよく走りながら、
くつき本陣の方に降りて、
そこでまた午後になったので、そこで終わった。
近藤淳也
ちゃんと家族の元に。
日曜日の明るいうちに帰って。
井口善晃
バスもあったし。
近藤淳也
帰って、これがだから4月の27日。
井口善晃
そうですね、日曜日。
近藤淳也
なので、
そうか、その後すぐ行かれたんですね。
井口善晃
月曜仕事で、また火曜休みあったので、
また月曜働いてその夜に。
近藤淳也
そういうことか。
日曜日まで3日間行って、
挑戦の始まり
近藤淳也
帰って月曜働いて、月曜の夜にスタート。
そうです。
じゃあ言ったら翌日じゃないですか。
井口善晃
翌日です。
近藤淳也
それは大丈夫なんですか、体。
井口善晃
それは大丈夫でしたね。
やっぱりね、ペースがそんなに速くない。
走れないんで、そんなにダメージはね、
レースの時みたいなダメージはない。
逆にレースの時にいかにリミッターを外しているか
すごいわかったんですね。
近藤淳也
ダメージを後で残すような追い込み方をしているっていう。
井口善晃
そうですね。
時間は長いですけど、そんなに体のダメージは大きくなかったので。
近藤淳也
そうか、僕これ最後一撃っていうか一発で行ったのかと思ってましたけど、
井口善晃
1回ここで仕事してるんですね、月曜日の日に。
月曜日平日だったので。
近藤淳也
いや、むちゃくちゃやな。
それでじゃあ月曜の夜の8時ぐらいからまたくっつきからスタートして、
で最後の区間っていう。
井口善晃
でももうそこまで来たら距離も。
確かに。
近藤淳也
なんかもう今までの話聞いてたら、ここまで来たらって感じしてきました。
井口善晃
もうこれは行けるかなっていうのは思って。
で、月曜の夜出発して、
そうですね、それが昨日一昨日か。
その夜もでも結構ガスってて。
近藤淳也
そうなんですね。平山の中で夜にずっと住んでたって感じですね。
井口善晃
そうですね。
結構船畑までガスがひどくって、
結構わかりにくいとこが多くて、なかなか道が見えなくて、
ちょっと時間かかりましたけど、
まあでもまあまあ道はあるので。
近藤淳也
じゃあ今回は道はあるので。
道があるだけまして。
今回は景色ここもなしですか?
せっかくの蓬莱山とか。
井口善晃
えーとね、蓬莱山はなかったですね。真っ白でした。
近藤淳也
あ、その夜景も見えず。
井口善晃
夜景、たまに見える感じですね。
近藤淳也
そうですか。
井口善晃
そうですね、蓬莱山真っ白で、内見もまだガスってて、
あの内見、そうですね、内見はガスってましたね。
内見越えたあたりでちょっと晴れてきて、
で、ゴンゲ山で綺麗な朝日が見えたんです。
近藤淳也
あー、そこは見えたんですね。
井口善晃
あそこはすごい良かったですね。
近藤淳也
じゃあ一応そこでエアコン見下ろせて。
井口善晃
そうですね。でもあそこまで来たらもうね、行くだけというか。
近藤淳也
ゴールも見えたぞ。
井口善晃
もう見えましたし、道もしっかりしてるし、
まあちょっとね、下りきついとこあったりはしますけど、
近藤淳也
それもまあまあ今まで行ったとこと、もう基本そこか。
普通にあのくっつきからひらひらトレイル全部1回で行くっていうだけでも、
普通に考えたらめっちゃ長いですけどね。
あーそうですね。
もうなんかウィーニングランみたいになってますね。
井口善晃
そこはもう全然、長いのは長いですけど、一晩なんで。
でも戻る木まで行ったらもうちょっと帰ってきた感があるというか。
まあよく知ってるところなので。
あとは行くだけっていう感じで。
で比叡行って、
でそうですね、もう比叡山からはすごいハイカーさん、
ちょうど休日だったのもあって、
なんだこれはっていう。
近藤淳也
人がいるぞみたいな。
井口善晃
人がうじゃうじゃ。
ここは山なのか街なのかみたいな。
すごいなんか変な違和感。
今まで普通やった景色がすごいなんか変な感じがして。
近藤淳也
山に登山者がいるのは普通のはずなんですけど、
シガイチの北の方回ってくると山に人がいるなんてみたいな。
なんでこんなに人が歩いてるんだみたいなね。
井口善晃
すごいなんか、
すごいもういつも以上に挨拶しながら。
近藤淳也
本当ですか。やっぱ嬉しい。
井口善晃
嬉しかったし、やっぱ安心感がありますね。
近藤淳也
そうですよね。帰ってきたなっていう。
いいじゃないですか。観客みたいな感じですね。
井口善晃
一周を祝福してくれるみたいな。
じゃあそれで大門寺ですかね。
近藤淳也
大門寺も人多かったですね。
休日だとそうでしょうね。
うじゃうじゃ。山頂とかにもいっぱい人いて、
井口善晃
すげえなあと思って。
あんまり僕、休日に
ああいう人がいっぱいいるとこ行かないんで、
走りにくいので、
なんかすごい新鮮でした。
大門寺を越えたらもうウィーニングなんですね。
走りやすいし、
整備されたトレイルっていいなあと思いながら、
こんな走れるんやーっていう感じで、
結構そこをしっかり走って。
近藤淳也
早かったですよ。もうすぐゴールって言ってみんな見守ってたんですけど、
どんどん進むからめっちゃ早いやんと思って見てました。
井口善晃
もう嬉しくて。
近藤淳也
本当に走ってたんですね。
井口善晃
走ってましたね、そこは。
こんな走れる道があるなんてっていう。
そして、昨日ですね、4月29日の1時半ぐらいに大津港に見事一周と。
近藤淳也
ということで、一応ですね、市街的なタイム、
スタートした日からゴールした日までだと、
24日と17時間24分と。
井口善晃
長いっすね。
近藤淳也
という記録でございます。
ありがとうございます。
井口善晃
おめでとうございます。
近藤淳也
どうですかこの記録は。
井口善晃
一応、スタートするときに4月中にゴールしたいなっていうのは思ったので、
ちょうど思った。
途中は全然思ったようには言ってないですけど、
最終的には長尻があったかなと。
近藤淳也
確かにね。
月末納品間に合ったり。
井口善晃
そうですね、なんとか。
これでゴールデンウィークずっと家族と過ごせるなと。
近藤淳也
そうですね。
なんか1ヶ月で一周ってことは3ヶ月でみたいな書き込み今日はありましたけど。
井口善晃
それもね。
いやー。
だいぶこの1ヶ月でヨメポを使い果たしてしまったので、
まずポイントをためるところから。
近藤淳也
まず家族サービス。
そうですね。
ご家族と一緒にゴールデンウィーク過ごせるために頑張ったんだって言われたら、
ちょっといい気持ち、いいですよね。
井口善晃
そうですね。
ちょっとまた応援とかには行きたいなと。
そうですか。
見に行きたいなと思いますけど。
いいですね。
近藤淳也
それ心強いですよね。
一応4月内というのは達成できたってことですけど、
最初に思ってたのと比べてちょっと違ったとかありますか?
自然との向き合い
井口善晃
それはもう全然違うというか、
やっぱりどうしても山に行くときって距離と累積標高とコースタイム見て、
だいたいこんなもんかなとかで計算していくんですけど、
それが全然通用しなかったなというのは思って。
今まで行ってた山って、やっぱりなんだかんだで道がしっかりある山ばっかりだったので、
道がないとこんなに違うんだなって思いましたし。
逆に言うと、今まで行ってた山ってすごい整備してくれてる人がいて、
ああいう自分たちが走れてたんだなっていうのはすごく感じましたし。
あとは、でもやっぱりそういう山深いところとか行くと、
すごく自然の中に入っている感じはすごいして、
自分と向き合う時間も長いし、すごく自然を感じるというか、
これが本物の自然なんやなというのはすごく感じましたね。
ほんまに山に入るっていうか、
職場とかでも週末何してんのって聞かれて、
ちょっと山に入るんですよとかって言ったら、山って登るんじゃないのって言われて、
確かに山…でも、この大市街って山に登るっていうより入るやなって思いますね。
近藤淳也
山に入るね。
山登りっていう言葉から想起するものとはだいぶ違いますよね。
井口善晃
たぶん一般的にはね、山に行くっていうと山に登るっていうことなんでしょうけど、
すごい山に週末ずっと入ってたなっていうのはそう思って、
まさしく山に入って、すごい自然の中に入る人の手のあまり入ってないところを。
こういうことなんだなっていうのはすごく感じましたし、
怖さもすごくあったし、
しんどいこともいっぱいあったんですけど、
近藤淳也
でもなんかすごい、自分の中では山の勉強がすごいできたなって思いましたね。
そうですね、何か過酷な状況もね。
たぶん人によってはね、わざわざ雨の夜に行かなかったりとか、雪がもう溶けてきたりとかしてると思うんで、
イグジさんほど過酷じゃない状況だけで一周する方もいるかもしれないですけど、
それだけのことを体験されるとまた経験値が増えたっていうのは。
井口善晃
そうですね、その山力というか、そういう力はすごくついたなと思います。
近藤淳也
そうですよね。
どうですか、この挑戦は何かに残りそうですか、イグジさんの中で何か。
井口善晃
いや、残る…何か…でもそういうやっぱり自分が今後も山には行き続けると思うので、
その中でやっぱりいろんな対応できる力がすごいついたなと思いますし、
近藤淳也
本当にその山を舐めたらあかんってわかってはいたんですけど、それをすごい感じさせられたというか、
井口善晃
それは良かったなと思いますね。
近藤淳也
なるほどね。
他にね、今まだ挑戦中の方がたくさんいらっしゃって、今回63人エントリーされたんで、
井口善晃
残り、森田さんも覚えられてる、61人がこれからだったり挑戦中だったりするんですけど、何かコメントあります?
そうですね、あんまり自分のプランを参考にしないでほしいですけど。
近藤淳也
真似するなと。
井口善晃
でもそうですね、大事なのはすごい…ディスコードでも書いてたかなと思うんですけど、
自分の力をちゃんと理解するっていうのはすごく大事だなと今回感じて、
僕もちょっと今までいろんなレースとか出てきてちょっと過信してた部分があったなっていうのはすごく思ったし、
やっぱり山に入ると上手いこといかないっていうか思ったようにいかないこともいっぱいあるし、
その中で対応していくっていうのがすごく大事だなっていうのを感じたんですけど、
でも逆に言うと、そうやって自分の、ちゃんと客観視して自分の力を理解して、
その中でどうやっていくかっていう準備をしっかりしていけばいけると思うし、
無理したら絶対ダメだと思うので、たぶん時にはそうやって撤退したりとかっていうところも出てくるとは思うんですけど、
ただ、いけないような挑戦ではないっていうのはすごく思ってますし、
そういう小さい一歩一歩積み重ねるとやっぱりとんでもないことができるっていうのはすごく感じますし、
達成感と次への挑戦
井口善晃
しんどいつらいこといっぱいありましたけど、結局ゴールしたら忘れるんで。
近藤淳也
もうですか? 昨日のことですけど。
井口善晃
昨日のことも忘れる。辛い思い出はほとんど残ってなくて、楽しかったとか景色良かったとか、
すごい今達成感に満たされてる感じとかが残ってるので、やっぱりやって良かったなと思いますし、
こういう経験を皆さんにもして欲しいなと思うので、まだ時間たっぷりありますんで、
頑張って挑戦してもらいたいなと思いますし、何なら。
大シガイチのイベント自体は6月ですけど、別に6月過ぎたって。
山はね、逃げないですからね。 山は逃げないので、行けばいいと思うし。
そうやってチャレンジするっていうことはすごく、やっぱり自分の力になるというか、
糧になるなっていうのはすごく思いましたので、皆さんも頑張ってもらいたいなと思います。
近藤淳也
ありがとうございます。 じゃあほんとね、まだお疲れだと思いますけれども、
ちょっと一回休んでいただいて、ぜひご家族の皆さんとも良いゴールデンウィークを過ごしてください。
井口善晃
ありがとうございます。
近藤淳也
じゃあ今日は井口さん、一番最初に真っ先に大シガイチを感想された井口さんに来ていただきました。
どうもありがとうございました。
井口善晃
ありがとうございました。
01:24:20

Comments

Scroll