近藤淳也
IBUKI STATION。桑原です。近藤です。かずみんです。IBUKI STATIONです。こんにちは。こんにちは。こんにちは。
中川和美
今日はちょっと、クマの話をしたいんですけど。はい。はい。いいですか?はい。わかりやすいですね。
まあちょっと最近、クマのニュースがもうかなり多くて、巷をね、あのクマのニュースが、本当に。散らかしてる。はい。連日報道されていて、
桑原佑輔
まあ本州でもね、たくさん、もう人の、なんか住んでるエリアに出没したりとか、あと北アルプスでもね、この前、
中川和美
えっと、桑原君とかずみさん行ってるときに、みくりが池。みくりが池で月のワグマが泳いでいたっていうことがあったりっていう、かなりね、そのたくさんの人がいる、すぐ近くに出てきたり、いたりっていうニュースがちょっと溢れてますし、
まあ一番注目すべきなのは、ちょっとラウス岳で残念なことに、お一人登山者の方が亡くなられたと。ヒグマに襲われて亡くなられたという、ちょっと事件が起きてしまいまして。はい。
で、まあちょっとまあまだね、本当に日が浅いんで。そうですね。あのね、あの皆さんちょっとショックも言えずっていうところでしょうし、本当に関係者の方々とかも、
まあすごく気持ち的にはまだ整理がついてないっていうような時期でもあるかなと思うんで、まあちょっと迷ったんですけど、ただちょっとこう、一言でもないなっていう気持ちもありまして、ちょっと今回取り上げさせてもらおうかと思っております。はい。
まずあのちょっとね、あの亡くなられた登山者の方の御冥福をお祈りしたいと思います。はい。で、ちょっとまず事件についてなんですけど、まあこれはかなり今報道されてるんで、まあ皆さんも多分耳には入ってるというかご存知かと思うんで簡単にいきたいと思いますけど、
まあ今年の8月14日ですね、お盆の時期にラウス岳を登っていた2人組の男性の方がラウス岳に登って、で下り道で26歳の男性の方がお連れさんと一緒に歩いてたんですけど、1人ちょっと先に走って下っていたんじゃないかと言われていると。
桑原佑輔
走って下っている途中でヒグマと遭遇して、で叫び声が聞こえて、そのもう一方が助けに行ったんだけど、クマに連れ去られて、で遺体で発見されたというような事件ですね。はい。そこはもう皆さん。はい。
中川和美
そうですね。ニュース、SNSでかなり取り上げられている内容ですね。そうですね。でまあちょっとそのヒグマ、もともとねそのシルト湖がヒグマが多い場所だということで、あの目撃情報があったんですけどやっぱ死亡事故っていうのがかなり久しぶりだったっていうこともあり、まあニュースでも結構連日今取り上げられている状況かなと思うんですけど、まあちょっとなんで一言じゃないなって感じてるかっていうと。
まあそうですよね。はい。まあまず一つがそのちょっと下りにね走っていたっていうことで、まあ僕たちもそのトレーラーするときに走って下ると思うんで、そのシチュエーション的にそういうのが近いことになり得るなっていうのが思うのが一つと、あともう一個は全く同じ時期に昨年僕ラウス岳登ってたんですよ。
ポッドキャストでも喋ってましたよね。はい。でこのIBUKIステーションでも本当にクバ、ヒグマに怯えながら一人でラウス岳登ってきましたっていうお話を去年ちょうど紹介してたと思うんで、本当にその本当去年の夏、ついこの前自分がそれをやっていたので、自分の身に同じことが起こってても全くおかしくなかったなっていうことだったり、まあシチュエーション的にもかなり近かったので、
近藤淳也
余計それでちょっとその一言じゃないなっていう気持ちもあって、今回ニュースもちょっと気にしてはめてますし、これをきっかけにちょっとね、クマとどうやって共生していくかというかみたいなこともいろいろ考えたので、今回その話をさせてもらいたいと思います。
中川和美
大丈夫ですか。大丈夫です。ちなみにコースとかも去年近藤さんが行かれたところと似ている。ほぼ一緒くらいのかな。そうですね。全く同じです。全く同じですか。全く同じルートで、まあちょっとじゃああの、多分どんな道なのとか、どれぐらいの感じなのとかって、多分山に登られる方でもラウス岳登ったことない人は、そのどういう場所なのってちょっと知りたいかなと思うんで、ちょっと自分の体験をもとにまずラウス岳についてもう少し。
去年もちょっと話してますけど、解説をさせてもらおうかと思うんですけど、まずあのシレトコは今国立公園になっているし、世界遺産にもなっていますと。で、そのシレトコ半島っていうのはやっぱり日本の中でもかなりその世界遺産の自然遺産ってそんなに多くないですね。
ヤクシマとか、いくつかしかない自然遺産の中の一つで、なぜそうなっているかというと、やっぱりその本当に手つかずの自然が残っている、日本の中でもかなり軽有な場所であると。で、なぜかというと、シレトコ半島ってこう、北海道のこの東側の2個の角みたいな半島の北側のやつですね。で、あのオホーツク海に飛び出している半島の先っぽっていうのは、もう先端の方の数十キロは人が全く住んでないんですよ。
中川和美
で、そこが野生の宝庫と言いますか、すごい手つかずの自然が残っているし、そこにヒグマとかも多いけど、いろんな種類の動物がいますと。
近藤淳也
で、さらにその世界遺産になっている理由の一つが、海から鉱山まで全部自然で繋がっていると。
中川和美
つまりその山の上だけが手つかずの自然が残っているところは多いんですけど、下の海抜0メートルの、要はオホーツク海から流氷も来ますよね。
だから流氷が来るっていう、その豊富な栄養分とかを運んでくる流氷が最南端に近いんですよ、やってくる。地球の中では。
そういう流氷もやってくるような海から、その標高千何百メートルっていう高い山の上までが全部自然が残っていて、
で、その垂直方向の海と、酒とかがね、疎上するんで、それを食べてクマが食べたりとかしてっていう、
海と山の繋がりのある自然関係が残っているっていうのがやっぱりすごく、世界遺産になるときは貴重だっていうふうに判断されたっていうことらしいんですけど、
桑原佑輔
とにかくそんな感じで、要は半島の先っぽのほうは全体的に全部手つかずなんですよね。道もないですし。
中川和美
で、そこにクマが今数百頭いるっていう、ヒグマが数百頭いるって言われてるんですけど、その生息密度が世界的に見ても一番高密度ぐらいになっているというぐらいたくさんの生息数が残っていて、
桑原佑輔
で、北海道全土にヒグマはいるんですけど、やっぱ密度っていう意味では、そのシュレット湖っていうのは一番密度が高いと言われています。
中川和美
で、そこにその登山道があるわけですけど、一応百名山なわけですよ。深田久弥さんが、ラウス岳を百名山を指定をしているということで、百名山を目指す方とかはやっぱり避けては通れないというか、
一度は登ってみない。
実際、名山で標高はそこまでというか、3000mあったりとかしないけど、やっぱ北にあるんでかなり高山的な雰囲気のある、登り甲斐のあるいい山なんですよね。
で、僕もずっと憧れがあって、いつか機会があって行きたいなと思うんですけど、やっぱヒグマが多いっていうのはずっと昔から聞いてたんで、怖いなと思って。
で、実は高校の時も冒険しようかって、僕ワンダーフォーゲル部だったんですけど、部員同士でちょっと計画を作ったことがあって、
シルトコ重装って言っても、先の方まで重装する冒険をする人たちがいて、それ結構ロマンがあるんですよ。なかなか怖いんで行けないんですけど、みんなで行くのはどうだっていうので一回言い出したんですけど、
やっぱりちょっと高校生だけでシルトコ重装は危ない、特に奥の方の半島の先っぽの方のヒグマの生息数の多いところに高校生だけで行くのはちょっとさすがに危ないかなってことで、諦めたことがあって、
その時に計画を話してたこともあったんで、ずっと長年の憧れがあったんですよね。
近藤淳也
で、去年、シルトコに行く機会があったんで、こういう機会がまたいつ来るか分からないで行こうと思ったんですけど、一人、一緒にね、二人で旅行に行ったんですけど、もう一人は、
ウシさん。
中川和美
はい。そんなとこ、クマの犬は別に行きたくありませんって言われて、ですよねって言って、僕は一人で行くことにしたと。
で、いろいろ事前に安全対策のこととか調べて、基本はやっぱりクマスプレー、クマ撃退スプレーを持参するのがいいっていう風になっているんで、
桑原佑輔
いつものようにもちろんクマスズは持ちますけど、プラスクマスプレーを借りようと思ってたんですけど、前日に空港に着いて、急いでラウスに行くんですけど、
中川和美
もうクマスプレーを借りる時間がなくて、というか夜に着いちゃったんで、閉まってたんですよ。で、買えられなくて、で、まあ翌日にそのビジターセンターみたいなところがあるんで、そこで借りれるんですけど、そこが開くのが9時か、
桑原佑輔
なんかなんですよ。で、9時に借りてから登山口まで車で行って、登りだしたらまあ10時とかになるじゃないですか。
中川和美
で、普通の人多分6時とか5時とかにみんな登り始めてるんで、どっちやろうと思って、その要は遅れて一人で単独行動で登るか、みんなが登ってる時間にスプレーなしで登るか、
なるほど。どっち?っていう、そのなんか究極の選択みたいになって、で、まあ結構その近所のセイコーマートを回って、クマスプレー売ってないですかとかしてないですかとかもういろいろ、
近藤淳也
もうなんか街の人に聞いたんやけど、やっぱりそのビジターセンターしかなかったんで、去年。で、結局僕はそのみんなと同じ時間にスプレーなしを選択しました。
中川和美
はい。みんなで。そうですね、周りに人がいる時間の方が、その後から行って、下り道とか本当に一人になってしまって、
上でなんかあっても誰も気づいてくれないみたいなのも一番なんか怖いなと思ったんで、まあできるだけみんなと同じ時間がいいかなと思って、
うん、はい。まあどうします?もし自分だったら。
近藤淳也
えー。
中川和美
まあもう一日遅らせへんのかっていう。まあ事前に予約しとけよとかね、いろいろもっと。
近藤淳也
いろいろあるかもしれないけど、どうですか?どっちにします?桑原さん。
桑原佑輔
いやーでも一人で行動になるよりかは、周りに人がいる可能性の方がいいのかなとも思っちゃいますね。
近藤淳也
うーん。
うーん。
中川和美
悩ましいですよね。
近藤淳也
悩ましい。
中川和美
ですよね。まあ僕もだいぶ悩みました。
ですよね。
近藤淳也
はい。本当に行っていいのかなとかその、スプレーなしで。ただまあ、まあ行きました僕は、はい。で、まあまあ、スプレーなしで行ってる人もいたりとかっていうのは、あの結構、そのヤマップとか呼んでても、まあ行ってるみたいだったんで、まあ、
中川和美
うーん、まあ行けるのかなって思って行ったんですけど、で、まあ当日そうですね、6時前とかかな、なんかに登り始めて、
で、まあそれより前に入っている人がいるようにしたんですよ、ちょっと。
多分抜くんで、あの、ちょっと後ろから行って、まあ追いつくといいかなと思って歩き出したら、やっぱどんどんどんどん前に人がいて、まあだいたい1日に50人から100人ぐらい、夏に、夏場に登ってるんですかね。
近藤淳也
結構登ってるんですね。
中川和美
そうですね。はい。まあ天気が良ければもうちょっとって感じですけど、ちょっとその日は午前中ずっと曇りだったんで、まあそんなもんで、で、どんどん登ってくるんですよ。
で、まあ僕の装備としてはだからクマスズと、まああとは基本声をずっと出しながら、おーって言いながら、あのー定期的に声を出して行ってたんですけど、やっぱ前に人がいて、
あ、さっき叫んでましたね、みたいな感じでこう言われるけど、まあそういう恥は全て捨て、まあとにかくどっか近くにクマいるって想定で、まあ登って行くと、
ああ、クマですよね、みたいな感じで言われて、ぜひ前に行って、あの、クマ避けになってくださいみたいな、冗談でまあ登山者同士も言い合う感じで、
近藤淳也
だからまあみんなやっぱりいるっていうのは知ってるし、まあお互いそのどういう、クマのスプレー持ってる人もやっぱ多かったし、
中川和美
まあ当然いるって意識しながら登ってる方が多いっていう山ですね。で、まあその今回の山下の方と全く同じルートを登って行ったんですけど、
まあ途中で全員抜いちゃいました、だから登りで先頭になって、まあその先は今日初めての人間っていう状態になって、まあ多分もういないなって雰囲気になってきて、前の方に行くと、
で、まあそれって僕はまあ対馬来役っていうか、なんか一番最初に出会うなら僕みたいな状況じゃないですか、だからまあそういう感じですけど、
上に行くと幸い気が減ってきて、かなり見通しがいいので、まあいたらわかるかなってことで、まあ気をつけながら登っていくって感じで、で、登っていくんですけど、
ピークに行く前に1回尾根に出るんですよ。で、そこがこうコルになっていて、まあ重曹路の右と左に行けるような感じになっていて、そこ右に曲がるんですけど、
まあそこにデポする人がいるらしいんですよね、荷物を。ラウス岳の頂上をピストンにするために。ただそのデポは、その食料が入ってたりすると、やっぱ熊がそれを食べて慣れることがあるみたいなことで、ちゃんとねフードロッカーが置いてあって、
中川和美
基本食料を尾根に入れてくださいっていう感じでフードロッカーがあって、まあやっぱそこが全然この辺の山とは違いますよね、そのフードロッカーがあるっていう。
近藤淳也
なんかその辺とかさすがだなと思ったんですけど、まあ僕は荷物は一切置かず、全部身につけたままピークに登って、全然景色なかったですけど。
桑原佑輔
で、下っていくと。で、下りもその登ってくる人とはすれ違うんで、人がいるんですけど、だんだんだんだんすれ違っていくと、その最後の人とすれ違ったら、
中川和美
まあ、そこからはまた僕が一人で、その周りに人がいない状況になると。一応後ろから人が来てくれるけど、まあ僕は走ってるんで、もう全然多分後ろの人と差があいちゃっていて、
近藤淳也
で、下り道はまあ基本周りに人がいないみたいな状況になった途中から、多分7号目とかぐらいからはなって、で、今回事故が起きたのはその先なんですよね。
中川和美
だから、その僕が一人で走って下っていたところで、実際にまあ熊と多分鉢合わせになって、まあ襲撃されたのかなっていうことで、まあだから、
まあね、その、まあ亡くなった方26歳ってことですし、そんなね、なんかその体力なくてとかでもないじゃないですか。
そういう若い方で、まあちょっと走って下っていてあってしまって、で時期も時期で、この8月の下旬に僕は行ったんですけど、大体同じ8月ってことで、まあいろいろ近かったんで、
まあ本当に僕もあそこであってても全くおかしくなかったなっていうのが、まあ今回一番、まあ僕はその人口じゃないと思ってるところです。
で、まあ一応僕のケースで言うと、その基本やっぱり他の山とは違うという意識はあるんで、あの下りながら、まず熊津いつもあのトリュランザックの後ろとかにぶら下げてるんですけど、
まあ前につけようと思って、できるだけ前に音が行ってほしいんで、まあここにつけて、自分が反響場みたいになってこう前にとにかく音を出そうっていうので、まあつけて走ってたのと、
まああとはあの、声を下りでもあって言いながら出してたのと、あとはその、やっぱり出会い頭が一番怖いんで、そのブラインドカーブっていうかその、
桑原佑輔
見通しがないところはもう走らずに、常にその、コーナー曲がったらヒグマがいるって思いながら走ってたんで、
中川和美
まああの自転車でその、何?下り道走る時にコーナー曲がったら車がいると思って曲がらないと危ないっていう同じような感覚で、
見えない道があったらその先には熊がいるっていう気持ちで走ろうと思って、だからまあ走ってなくて、下り、まあそういう見えないところは歩いて、わーって言いながら行くみたいな感じでまあ思ってたんで、
まあだからすごい緊張感があって、やっぱり一人なんで、助け求めないし、もう前にも人いなくなっちゃったんでっていうことで、
まあすごい怖がりながら、いつもいる可能性があると思って下って行ったら、まあ幸い僕は一切会わずに、まあ下り終わって、でまあ最後、下り終わった時はまあかなりホッとして、
桑原佑輔
やっぱずっとその緊張をしながらね、もういつあってもおかしくないと思って、まあ歩いたり走ったりしてたんで、
中川和美
まあホッとしたっていうのがまあ去年の登山体験で、まあそこまで怖がってる人どれぐらいいるかわからないですけど、僕は結構ね、あのポッドキャストで見てましたけど、まあ結構怖がってる方だったのかなと思っています。
近藤淳也
はい、でまあ山としてはそんな山なんですけど、なんか行ったことあります。
意外に下の方だったというか、その登山口から近い方で起きた事故だったってことですよね。
桑原佑輔
そうですね、まあ今回のあの事故現場っていうのが560メートル岩坊って言われている場所の、まあすぐ近くで、まあだから5号目より下というか、山頂に対して半分より下の場所で起こっていて、でアリがよく出る場所っていうね話で、まあそのアリを食べによく熊が出る場所だったっていうことですけど、
近藤淳也
なんか意外に近いというか、なんかNHKのヒグマの映像とかね、なんかあのすごい景色のいいところで見晴らしのなんか熊が歩いていますみたいな映像とかを見たことがあるんですけど、それはもっとこう森林限界の上の方というかっていうイメージがあったので、熊はそういうとこにいるんだと思ってたんですよね、逆に。
中川和美
でもまあさっき言ったように、その酒の素材をね、食べるために海岸近くまで置いてくることもあるし、まあ基本はそのどんぐりを食べたりとか、木の実とか虫を食べたりも多いみたいなんで。
雑食?
桑原佑輔
雑食ですね、熊はね。
はい、だからまあどこにでもいるというか、その餌とか、まああと子育てをしながら、多分いろんなところを移動するんだと思いますけど、まあ上にも出ることはあるみたいですけど、はい。
中川和美
全然別に、いつも上にいるとかじゃないですよね、はい。
近藤淳也
そうか。
桑原佑輔
なんか見てると、ちょっとやっぱり見通しの悪いところでもあるみたいなことが書かれてましたよね。
近藤淳也
そうですね。
だからまあ出会い頭だったのかなって思うのと、実際その岸峰を巻くような感じのところなので、ちょっと見通し悪くて。
中川和美
でまあその、まあ今回その走って下っていたっていう話なんですけど、まあやっぱりその、まあ熊の気持ちになってみたら、走ってくるのとゆっくり歩いてくるのと全然脅威が違いません。
近藤淳也
恐怖に感じてしまいますよね、迫ってきたらね。
中川和美
そうですよね。普通に人間で考えても、向こうからなんか突進してくるのとゆっくり歩いてくるのとどっちが怖いって言われたら、それは人がなんかこっち向かって走ってくる方がそれは怖いよねっていうのはあると思うんで、
まあやっぱりその、走ってると熊に余計恐怖心を与えて反撃を受けやすくなるっていうのは僕はあると思うんですよ。
それがトレランなのか、登山なのかってその、人間の定義はどうでもいいとして。
近藤淳也
人間の行動として。
中川和美
そうですね、そのスタイルが登山がトレランかとかっていう問題じゃなくて、熊に近づく速度が速いとやっぱり驚かせやすいっていうのは、それはあると思うんですよね。
普通に考えて、熊の気持ちになってみたらそれはそうだろうって思うんで。
だからまあトレランとか、やっぱ走って下るったりする人は、それはやっぱ頭に置きながら、その熊がいる可能性のある場所だったら、
やっぱりその走ってることによって余計その相手を驚かしてしまって攻撃的にしてしまう可能性があるっていう可能性については、
頭に入れながら走った方がいいし、時には走らない方がいいっていうのはなんか今回の教訓としては、
特にトレランする人とかは、僕はなんか頭にいつも入れてもいいんじゃないかなっていう。
特にその熊の目撃情報があるような場所ですとか、生息数が多い場所に行く場合はなんか一個あるのかなってちょっと思いました。
桑原佑輔
なるべく見通し、さっきも近藤さんおっしゃってましたけど見晴らしの悪いというか見通しが悪いところは一旦減速するっていうそういうところが大事と。
そうですよね。
中川和美
やってます?
近藤淳也
でもその普通の登山道とかで、トレランの時もそうですけど、さっき小野さんが言ったみたいに、下ってくる時に先に何かがあるとか、
このスピードでここを曲がっていったら、ハイカーさんがいるかも、それこそ熊がいるかもしれないとか、そういうのは考えてるかも。
この先、それでも運転する時も一緒というか。
中川和美
そうですよね。道路でもね、ブラインドコーナーの先には何かいると思った方がいいっていう。
近藤淳也
それこそ人がいるかもしれないとかっていうのは考えるから、分かんないですけど、それが年をとってきたっていうか、いろんなヒヤリハットみたいなのを積み重ねて、そうやって思えるように今なって生きているのか。
若さがとかっていうことはないと思いますけど、そういうのを意識して、やっぱ山に入るの大事なんだなって思います。
桑原佑輔
そうですね。
中川和美
常にっていうのも大事かもしれないですけど、事前にね、やっぱり最近このエリアで熊が目撃されているとか、
そもそもここは生息数の多い場所だっていう情報自体は、ちゃんと調べれば分かることなんで、事前にそういうものをちゃんと入手しておいて、
状況を把握できるだけしておいて、それに応じて意識するっていうのができると、ちょっと確率が変わってくるのかなっていう気がしたので、
中川和美
そういうのを気をつけていけるといいですねっていう、ちょっとでも教訓にできて、これからの事故が減るっていうのにつなげられたらと思って。
近藤淳也
今回の出来事はとてもね、不運というか、運が悪かったというか、出来事だと思うんですよ。
その熊さんがいるところに私たちはお邪魔しているわけで、その向こうにしたって熊とかね、動物にしたら悪意って絶対ないじゃないですか。
人間みたいに意地悪したり、おとしめたり、嘘ついたりとかしないから、犬に噛まれるとか、熊に襲われるとかって、
向こうは自分を守るためにやっていること。だから、それがすごく、人間がすごいね、熊が殺されてしまったりとかして、すごい悲しいことにもなってるんですけど、
桑原佑輔
それを人間はお邪魔しているんだぞっていう、ちょっと分けまえた気持ちで山に入るといいなって思いました。
中川和美
今回の、結果的に登山者を襲った母熊と、あと子熊2頭、3頭全部射殺されていて、殺されてますけど、
ちょっと前に、今年、今月に入って何回も登山者があってるんですよね。何回も目撃情報があって、しかも逃げてくれないと。
30分ぐらい登山道でいて、なかなか逃げてくれないんで、立ち往生して進めなかったみたいな事例が今月に入って起きていて、おそらく同じ個体だろうというふうに思われているんで、
あまり人を恐れなくなっていたんじゃないかっていうのも言われてますよね。
そういう人に慣れてしまった個体のことを異常個体とか問題個体っていうふうに言うみたいですけど、
普通は逃げる熊なのに逃げてくれないのは問題個体だって人間側は言いますけど、逆にヒグマがいるのにずっとビデオとか撮ってる人間も問題個体だと思うんですよ。
なんか普通恐れて、逃げる人間がなぜかずっとスマホでずっとビデオ撮って逃げないみたいな人間が増えてると思うんですよね。
そっちも問題個体じゃないかなって思ってて、結局そういう人間も逃げない、熊も逃げないみたいな感じになっていった上の出来事みたいなところもあるかなと思うんで。
だからまず全体的に数が多いみたいなこともありますけど、個別の個体としてなかなか逃げてくれない熊がいるとかっていう情報が今結構共有されたりしてるんで、
このエリアには問題個体の熊がいますみたいなこともすごく重要な情報としてちゃんと知っておけると対策が取りやすいというかよりいいのかなと思うんですけど、
自分も問題個体になりたくないですよねっていう。
確かに。
向こうからしたら、かずみんさんが言う通り、もともとうちの家やしっていうか、どっちかっていうと追われて追われて、今どんどん居場所なくなってると思うんですよね。
桑原佑輔
もともと熊の生息エリアがね、人間が入ってきてどんどん狭まっていってしまっているところに、まあまあ。
中川和美
さらにね。
桑原佑輔
お邪魔してるわけですね。
中川和美
さらにお邪魔していって走って降りてきたりとかってなっちゃってるんで、とかね、おいしい食べ物置いて行ったりとかして、
なんじゃめっちゃおいしいもの食べてるなって言って、まあ人間の食べ物の味に慣れてしまって、中の人たちはおいしいもの持ってるっていうのを覚えさせてしまって、
じゃあまた荷物置いて行ったら襲おうかなってなるじゃないですか。襲おうかっていうか食べようかなってなるじゃないですか。
そういうこう、人間側の行動っていうのも。
近藤淳也
見つめ直さなきゃいけない時期というか、ですよね。
桑原佑輔
そうですよね。
近藤淳也
薬師だけのね、テント場、薬師峠のね、テント場の、そこも熊がね、入って、今も。
中川和美
そうですね、今年の夏にね。
近藤淳也
春の禁止とかに、幕営禁止ってなったりするけど。
中川和美
あれもそのテントの中に食料置いていて、その匂いを、すごい鼻がいらしいんで、熊って。
近藤淳也
お弁当、登山者が置いてたお弁当を食べちゃったんですよね、確かに。
それでそれに味を占めて、熊がてんぱわらし始めちゃったみたいな。
中川和美
なんかそういう味を占めて、テントの中においしいものがあるんだろうみたいなことで、テントも襲われてみたいなことが起こってきてるっていうね。
近藤淳也
日光の猿だって、白いビニール袋持ってたら襲ってくるんですよ。
そういうことでしょ。
中川和美
おいしいと知ってるから。
そうなんですね。
近藤淳也
だから、白いビニール袋じゃなくても、白い服とか、白いバッグとか、
桑原佑輔
だからそれはおいしいものっていう認識が動物にされてしまってるから。
中川和美
すごい僕難しい問題だと思ってて、今回の事件を受けて襲ったね、熊を殺してるわけですけど、
苦情が殺到してるらしいんですよ。
社理長とかに。
桑原佑輔
殺してしまったことに対して。
中川和美
生活財団に対して、もっと殺せっていう電話もあるらしいんですよ。
中川和美
やっぱりネダヤシにしようとかダメじゃないですか。
絶滅させるとかはもちろんダメで、
ひぐまを保全しながら人間に危害を加えないように、
どうやって一緒に生きていくかっていうことが考えられている。
具体的にいくつか目標っていうのがあって、
目標1が、
シャリ町、ラウス町及びシベツ町で
メスひぐまの人為的な死亡総数の目安を75頭以下とするということで、
駆除はするんだけど、
メスひぐまを一定以上は殺さないようにしようっていう目標を立てている。
だから今後の繁殖をちゃんとできるように、
必要以上に殺さないっていうのを目標1に入れてます。
2番、計画機関内におけるひぐまによる人身事故をゼロとすると。
人間がひぐまのせいで死ぬっていうのはゼロにしましょう。
これは人間にとってはかなり大事な目標ですよね。
これは2番に掲げてます。2番です。
この辺に思想を感じるんですけど、
1番に持ってこないんだっていう。
ひぐまの殺す数が1番。
2番が人間が死亡事故をゼロにする。
そして3番が利用者の問題行動に起因する危険事例の発生件数を半減させると。
これはさっきの食べ物を置いてしまって襲われるとかそういうものを半減させようと。
4番、地域住民や事業者の問題行動に起因する危険事例の発生件数を半減させると。
目標5番、シガイチゾーン4への失没件数を半減させる。
6番、社里町における農業被害額及び被害面積を3割削減。
7番、漁業活動に関係する危険事例の発生件数を半減させる。
8番、ひぐまによる人身事故を引き起こさないための知識、
ひぐまに負の影響を与えずに振る舞うための知識を、
地域住民や公園利用者に現状以上に浸透させるという7目標を掲げていて、
これをちゃんと達成状況を報告もされていて、
近藤淳也
今回は苦情は達成できたけど、問題行動は全然無理でしたとかっていうのをちゃんとレポートにまとまってます。
中川和美
まずこうやって目標を掲げながらね、
じゃあ実際それをどうやってやるのかっていうのがその後ずらっとあるんですけど、
桑原佑輔
大きく分けるとゾーン分けとかける行動なんですよ。
中川和美
このゾーンに対してこの行動だったらこうする。
このゾーンに対してこの行動だったらこうするみたいな感じで、
まずゾーン分け、ゾーニングと、
そのゾーンの中でそれぞれこういうふうに行動しましょうっていう指針が示されているっていう、
大きくはそういう構成になっていて、
ゾーンがいくつかに分かれてます。
ゾーン1、これは全域が遺産地域で定住者がいないと。
近藤淳也
先っぽの先っぽですね。
中川和美
そうですね。
季節的に漁業者が生活する、晩夜がわずかに存在するが、
自己責任での利用が基本となる登山とかが、
エアトレッキング、火薬などの利用者が季節的に少数訪れるっていうことで、
基本人がいない場所っていうのがゾーン1ですね。
ゾーン2が定住者が少数存在するか、少数の漁業晩夜がある、
もしくは自己責任での利用が基本となる登山、トレッキングなどの利用者や、
自然ガイドによるツアーなどの参加者が一定程度訪れる遺産地域ということで、
ここにラウス岳の登山道が入ってきます。
僕がこの時に行こうとしていたしれとこ重曹路、
連山重曹路って奥の方のやつはゾーン1ですね。
なかなか人が入らないんで、完全自己責任っていう感じで、
ラウス岳みたいなちょっとメジャーな登山道が今ゾーン2に指定されていると。
ゾーン3が定住者が少数存在、小さな集落が存在する隣接地域、
農業や漁業などの経済活動が行われているっていうことで、
ウトロの農地であるとか、シガイチの周辺部ですね。
ゾーン4が隣接地域のシガイチとその周辺ということで、
桑原佑輔
ウトロのシガイチ、シャリ町のシガイチ、ラウス町のシガイチなどが入っていると。
中川和美
こういう大きくゾーン1、2、3、4っていうのがあります。
近藤淳也
これに対して熊野行動段階っていうのがまた定義されていて、
大丈夫ですか?ついてきてますか? 大丈夫です。
中川和美
段階ゼロ。
人を避ける、人との出会いを積極的に回避し、
桑原佑輔
出会った場合にも逃走していくような個体。
中川和美
これが段階ゼロ。
段階1、人を避けない、人に出会っても慌てて逃走するような行動は見られないが、
人為的食物を食べてはいない。
近藤淳也
畑を荒らしたりはしてない。
中川和美
そうですね。すぐに逃げてはくれないけど、
向こうから何かやってきたりとかはしないっていうことですね。
段階1プラスっていうのがあって、段階1ではあるが行動改善が見られない個体。
人間の所有物に実害を与えているとまで言えないが、
強い興味を示す行動などが見られる個体が1プラスですね。
2になると、人の活動に実害をもたらす人為的食物を食べた個体、
あるいは農作物や漁獲物、人火等、人間の所有物に直接被害を与えた個体。
段階3、人につきまとう、または人を攻撃すると。
ということで、熊野の方でもこういう段階を指定していると。
中川和美
でもこういう整理をすると、だいたいね、
なんとなく分かってくると思うんですけど、それぞれの対応はこうなのかなみたいなのが。
それに対してどうするかっていうのが規定されていると。
ちなみにだから今回のケースで言うと、ゾーンは2ですね。
ラウス岳の登山道だったので、ゾーン2のエリアで
熊としては段階1か2ですかね。
桑原佑輔
逃げない。
近藤淳也
1プラスとか。
中川和美
1プラスか。もしかしたら人間の食べ物とかも当たってたら、
近藤淳也
食べたことはあるかもしれないなみたいな。
中川和美
1プラスか2ぐらいかなっていうケースにあたりますと。
計画書にはこのゾーンの地図なんかも載ってるんですけど、
その後にあるのが各ゾーンで、
それぞれの個体に対してどういう対応をするかっていう指針で、
これが一番この計画書の核になるマトリックスで、
例えばですけど、ゾーン1、ほとんど人のいないエリアは
基本何もしないと。
桑原佑輔
もう動物優先。
中川和美
駆除とかしませんと。
入っていくこっちが完全にお邪魔側って感じなので。
一応問題3?
近藤淳也
0、1、2、3ってありますね。
中川和美
何でしたっけ。段階3か。
段階3のクモに関しては捕獲ですけども、
桑原佑輔
あとはほぼ対応しないっていう感じですよね。
中川和美
これがそのゾーンに今回の登山道があるあたりになると、
段階0は経過観察。
すぐ逃げてくれるやつは経過観察、ほっておくと。
近藤淳也
段階1も経過観察、必要に応じて追い払いを実施。
中川和美
1プラスは晩夜周辺では必要に応じて捕獲。
これが問題2、問題答えになると基本的に捕獲。
可能であれば追い払いを実施。
桑原佑輔
段階3は捕獲。段階3はどこでも捕獲ですね。
中川和美
っていう風になっていて。
今回は人に機嫌を与えたっていうことで、
問題3まで行った、最後は3まで行ったっていうことだと思うんで、
無条件に捕獲ってなったんだろうなっていうのが分かりますし、
さっきのクマ殺さないでくださいみたいな話で言うと、
これだけの綿密な計画を作ってその通りにやられてるんで、
まずこれに対してやっぱり読んだ上で、
もし意見を言うなら言ってもいいのかなって、
これに沿ってやってるだけのことなんで、
別に殺されたから堅く気打ちをしたとかじゃない話なんで、
この計画に対しての妥当性であるとか、
そういう議論をしたほうが建設的なのかなっていうのは感じました。
近藤淳也
確かに。
桑原佑輔
確かにこのゾーンとかが決められてるとかっていうのは、
なかなか知らなかったですね。
そうですね。
中川和美
まずそのシレトコのヒグマに対する方針っていうのは、
ここまで考えられてるのかっていうのと、
結局これを策定して何が僕はすごいと思ったかっていうと、
死者がほとんど出てなかったってことなんですよね。
近藤淳也
数十年ね、死者というか死亡事故がなかったっていうのは。
中川和美
そうですね。
だから特に世界遺産になってから、
かなりの本当に人が海外からも来ていて、
言った言葉もすぐに注意しても通じないような人とかも
いっぱい増えてると思うんですけど、
そういう中で、あれだけ近くにヒグマもいてっていう中で、
ここまで死亡事故を起こしてこなかったっていうのも、
公園を管理されてる方々の努力のたぶん賜物で、
まずそれはすごいことだなっていうのを感じたし、
桑原佑輔
その裏にはこれだけの努力っていうのがあったんだろうなっていうのはまず思って、
中川和美
そこの評価ってまずあるのかなと思いますし、
この死亡事故が起きたってことで、
桑原佑輔
おそらく関係者の方々のショックもだいぶ大きいだろうなっていうのを感じました。
中川和美
登山っていうだけじゃなく、
シレトコの自然を守ってきた人たちからして、
死亡事故が起きてしまったってことに対してのショックの大きさも、
ちょっと今回はだいぶあるだろうなと思ったんで、
僕たちできること何かなっていうのもちょっと思ったんですよね。
近藤淳也
考えさせられますね。
そうですね。
これひぐまってね、人を食べてしまったら、
殺さないといけないんですかね。
ちょっと待って、ちょっと言い方がよくない気がするけど、
さっき言って、仇討ちって言ってたじゃないですか。
人を殺してしまったから殺さないといけない、
仇討ちだっていう気持ちよりも、
人を食べてしまった、攻撃してしまったひぐまが、
これからどうなっていくかっていうのが心配、不安だから、
殺すっていうことになるんですよね。
中川和美
そうですね。人をそういうことに慣れてしまったりとか、
人をそういうことに慣れてしまったりとか、
っていう個体だとしたら、問題個体って呼んでますけど、
そういう個体を活かしておくとやっぱり危険が大きいんで、
桑原佑輔
駆除しなきゃいけないっていうことだと思いますね。
近藤淳也
駆除、もちろん亡くなられた方がいらっしゃるので、
近藤淳也
なんとも言えないんですけど、駆除する、
公園の人たちとか駆除する側にもすごいショックだなって思いますね。
中川和美
そうですね。ただ一定数は駆除はずっとしてて、
あとは人里に、すみません、さっきの途中で終わりましたけど、
ゾーン4とかの普通のシガイチと言いますか、
桑原佑輔
人間のシガイチに出てきたら基本的に捕獲なんですよ。
近藤淳也
捕獲って捕まえるだけじゃないんですか?
ちょっと捕獲が殺すか生かすかまでは、
桑原佑輔
捕獲としか書いてないです。
中川和美
どこかにもしかしたら書いてあるかもしれないんで、
ちょっと読み込む身が足らないかもですけど、
近藤淳也
基本はシガイチまで出てきてしまったら捕獲なので、
桑原佑輔
そうですね、そこは問題個体として認定するって感じじゃないですかね。
近藤淳也
人間も危ないけど、ひくまも危ないですもんね。
中川和美
そうですね。
桑原佑輔
引かれちゃうかもしれないし。
そうですね。
なんで、どうしたらいいんだろうっていうか、
中川和美
難しいじゃないですか、ほんと。
難しい。
難しいんですけど、僕が思ったのは、適度な距離感。
言うのは簡単やけどめっちゃ難しいんですけど、
適度な距離感が保ちながら生きていくしかないのかなっていう。
僕も気持ちとしては、もちろん絶滅とか絶対避けたいし、
ひくまがちゃんと生きていける環境って残したいって思ってはいます。
ただ人間に危険性があるっていうのはやっぱり避けたいし、
死亡事故っていうのが再発したら避けたいと思うので。
近藤淳也
あるとすみ分けというか、適度な距離感を保つしかないのかなっていう気がしてるんですけど、どうですか。
中川和美
そんな簡単にできたら。
ただ具体的にもさっきの管理のところにもいろいろアドバイスっていうかあるんですけど、
基本的にある程度人間の食べ物を慣れたりとかさせないとか、予防できることがあるじゃないですか。
人間に近づいても仕方がないと思ってもらわないとダメなので。
近藤淳也
おいしくないとかね。
中川和美
そうそう。それをさせちゃったら近づいていっちゃうんで、
人間に近づいても仕方ないっていうぐらいにしとかないとダメだと思うんですよ、お互い。
だし、こちらもやたり寄って行ったりとかずっと追いかけたりとか怖がってないっていうのもやっぱり問題かなと思うんで。
あんまり近づいても、そんな近くには一緒に住めないじゃないですか。犬とかと違って。
そうですね。
近藤淳也
なので、適度な距離感かなって思うんですけど。
どうです?
そうですね。
私もダメ。
なんか下手なこと言えない気がする。
中川和美
どうしたんですか?悲しい?
近藤淳也
え?悲しい悲しい。
桑原佑輔
悲しい?クマの気持ちも悲しいって。
近藤淳也
なんか全部が全部、クマが絶対悪いわけじゃないから、
なんか人間から出た、違うな。人間から出たサビ?みたいな。
を、その被害に遭ってるのはクマであって、人間じゃない気がするから。
人間が自然を怖いしてヒグマが生息するのが狭くなってしまって。
で、人間が温暖化でとか、なんかそういう気候変動とかで食べ物が少なくなってしまってとか、なんかそういうのとかも思ってしまうから。
動物、どの動物とかも絶滅してしまうにはわけがあって、それには人間がいることで絶滅しちゃったのもあるじゃないですか。
そういうのとかも考えると、人間が絶滅した方がいいんじゃないかみたいな思っちゃうから。
中川和美
そこはね、そこまでかなり動物寄りですね、かずみんさんの。
近藤淳也
だって悪意がない。動物は悪意がないんですよ。人間は。
桑原佑輔
人間があるっていうわけじゃないですか。人間が賢いから故に、良くないこともしてしまうから。
中川和美
そこまでいくとちょっと動物寄りかもしれないですけど、ただ僕も相手の気持ちになって考えるっていうのはすごい大事だなと思って。
クマの視点で考えてみたら、確かにかずみんさんの言う通りで、どんどんどんどん生息域を狭められて、自分たちがずっと生きてた山がどんどん開発されたりとか道路をいっぱい通ったりして、人がいっぱいやってきて、
安全に暮らせる場所がどんどん減っていって、追い込まれていったっていう歴史はもちろんあると思いますし、それでもうまく奥の方で生きてきたのに、
なんかそれでも山に人がやってきて、自分たちが餌とってたらいきなり走って降りてくるとかっていう。
クマからしたら、自分から言ってるわけじゃないっていうか、みたいなこともあると思うけど、
それは人間側からの視点だけじゃなくて、クマから見たらっていうのはちょっと考えるっていうのはね、結構大事。
さっきの普通に走って来られたらびっくりしますよねって。
近藤淳也
だって人間がわーって来てもびっくりする。
中川和美
こうやってね。
桑原佑輔
今びっくりした。
中川和美
そういう話で、相手の立場になって考えるみたいなのはやっぱり大事だし、それが逆に予防にもつながると思ったんですよね。
もし自分が逆だったら、それはこういうことされたら驚くし怖いよなって思うことは相手にはしないようにしようっていう。
人間同士もそうかもしれないですけど。
そこは大事な視点かなって僕も思いますね。
桑原佑輔
なんかほんと適切な距離感であるなっていうのは思いましたね。
もちろん絵づけみたいなのもしちゃダメだし。
クマとかいたら動画撮りたくなる気持ちもわからんでもない気もするというか。
自分からしたら珍しいものだし、動物だから仲良くしたいなっていう気持ちもあるけど、
多分それが近づきすぎちゃうと今回みたいな良くないことになっていくのかなと思うので。
そういうのがあるっていうのをちゃんと理解した上で、ちゃんと距離感を保つっていうのはすごい大事だなと思いました。
そうですね。
中川和美
ちょっと動物との共生どうしていけばいいのかなみたいなことにも興味が出たんで、
国立公園とか人間を襲う可能性のある獣との共生みたいなことも調べてみたんですけど、
まずクマの話でいうと、日本は北海道にいるのはヒグマで、それ以外の場所にいるのはツキノワグマですね。
ヒグマの方がどうもうで、体重も300キロとかいったりするんで、一回りでかくてパワーもすごいんで、
世界的にもヒグマっていうのはクマの中でもかなり強いクマらしいです。
本省にいるツキノワグマはそれよりはちょっと一回りぐらい小さくて、
性格的にももう少し大人しいということですね。
世界的に見てもヒグマは結構どうもうなクマらしいんですけど、
アメリカ大陸とかだとグリズリーベアとかいるじゃないですか。
近藤淳也
もっとでっかいやつですね。
中川和美
あれもヒグマの一種らしいです、調べたら。
北米大陸にいるヒグマがグリズリーベアらしいですね、ロッキー山脈とかにいる。
クマの中でもっと強いっていうか危険なのもいて、北極グマがやっぱり大きくて、
割とどうもうで、肉食が結構、肉を食べるんでっていうことらしいですね。
ただ北極までなかなか行かないですし、
僕たちが接する機会があるという意味ではツキノワグマ、ヒグマが多いと思うんですけど、
まず日本にはそういうクマがいると。
で、ちょっと今回少し調べてて僕がびっくりしたのは、
本州はツキノワグマって言ったんですけど、
ツキノワグマはなんと九州では絶滅してます。
桑原佑輔
人間によって。
近藤淳也
そうなんですか。
桑原佑輔
人間によってなんですか。
近藤淳也
なんか九州のレースでクマは出ないって聞いたことある。
中川和美
僕もちょっとあんまり今回調べて初めて知ってびっくりしたんですけど、
九州は絶滅に追い込まれてます。
だからもう個体がいないそうです。
四国は今石鎚山系ぐらいにちょっといるぐらい、100頭いないんじゃないかって言われてて、
絶滅危惧種。四国っていう生態系見たときには絶滅危惧種になっているらしい。
ただ本州はちょっと増えてて困ってるというか、
最近の出没のニュースとか多いんで、
だからちょっと最近やたら増えてるんじゃないかとか、
やたら人に近づいてるんじゃないかって思うかもしれないですけど、
エリアによっては絶滅してしまったり、絶滅危惧になってるエリアもあれば、
本州みたいに個体が多くてちょっと人間との境界が危うくなってきてるっていうのがあるっていうのが、
日本今現状だっていうことが分かって、
桑原佑輔
それもちょっとそうだったんだって思いましたし、
中川和美
それをどうやって強制していくかみたいな話なんですけど、
もう一個人間を襲うというか、
生態系で重要だった生き物としてオオカミが昔はいたと。
北海道はエゾオオカミっていうのがいて、本州以南は日本オオカミがいました。
基本オオカミがクマを食べるわけではないけど、
近藤淳也
生態系のピラミッドとしてはオオカミが頂点らしいんですよ。
中川和美
オオカミっていうのは、シカとかイノシシとか、
あの辺をクマが直接食べるわけじゃなくて、特にツキノワグマは食べない。
ドングリとか食べてるらしいんですよ、やっぱり。
近藤淳也
すごい燃費がいいんですよね、クマってね。
中川和美
ただ、シカの死肉とかは食べたり、たまに子供を襲ったりするっていうぐらいらしくて、雑食なんで。
ただ、メインでシカとかを追いかけて獲るのはイノシシ。
オオカミ。
だったんですけど、このオオカミがやっぱり日本は絶滅してるじゃないですか。
で、そのオオカミが絶滅してることで、
本州が1905年が最後だったらしいです。
近藤淳也
オオカミがいたのが確認された。
中川和美
最後に殺されたのが確認されてるのが1905年で、
それが日本で最後にいた日本オオカミなんですけど、
その最後の一頭が1905年っていうことで、
近藤淳也
今からだから、言って120年前の明治時代。
明治か。ちょっと戻り過ぎた。明治時代。
中川和美
明治ですね。
近藤淳也
バカがバレる。
中川和美
基本獣、外獣として扱われていた。
これは世界的にも、1800年代とか産業革命以降、
割と外獣として考えられていて、
基本駆除する。賞金がかけられたりとか、日本オオカミとか。
して、どんどん見つかったら殺されていくっていう時代があって、
もう全然回復不能なままで殺されてしまって、
絶滅したっていうのが日本のオオカミですね。
やっぱりオオカミがいないので、鹿とかイノシシが増えると。
基本そうですね。捕食者がいないので、鹿イノシシが増える。
桑原佑輔
どれだけでも増えちゃうんで、
中川和美
その鹿イノシシが出てくるわけですよね。
桑原佑輔
人里に。食べ物がなくなってくると。
中川和美
で、その鹿とかイノシシも子供とかは食べる。
クマとかもやっぱり生息域が被るんで、
その鹿やイノシシがどんどんどんどん増えて、
人里にも出てくるようになると、
クマも出てきやすくなるっていうのはやっぱりあるみたいで。
だからそのイノシシがいてくれたらクマを食べてくれるとか、
その逆だったりはしないけど、
生態系としてイノシシが、
オオカミがいることで一定数鹿とかも抑えられていて、
基本森の中で全部の生態系が収まっていたのが、
乱れてるっていうのはやっぱりあるのかなっていう。
で、ちょっと海外のことも興味があったんで調べてみたんですけど、
ヨーロッパは今オオカミいるんですよ。
桑原佑輔
そうなんですね。
中川和美
知ってました?
桑原佑輔
世界的に絶滅してるものなのかなとか勝手に思ってました。
中川和美
思うでしょう。
桑原佑輔
特に街が多いというか、
中川和美
発展してる先進国で、
絶滅してるのかなっていうイメージあるんですけど、
ヨーロッパは今オオカミ普通にいます。
ただ、エリアによってはほとんど絶滅寸前まで同じ時期にいってるんですよね。
1900年代後とかにやっぱりどんどん外獣として駆除されて、
絶滅近くまでいってるんですけど、
ヨーロッパは、
ちなみに全世界的な流れとしてやっぱり外獣と思ってたんだけど、
生態系の中でオオカミがすごい大事な役割を果たしてるってことが多かったり、
生物多様性みたいなこと言い出したりって、
時代的にだんだん保護したりとか、
むしろ多様性守ろうみたいな方向にどんどん行くわけですけど、
それに間に合ったんですね、ヨーロッパは。
いなくなった、例えばドイツとかにも他のエリアから広がったりして、
今は普通に結構オオカミがいると。
地域とか国とかの政策として、
基本そういうものをちゃんと守っていかなきゃいけないって今なってるんで、
個体数は増えてきてると。
桑原佑輔
今回いろいろ調べて感じてはいるところですよね。
近藤淳也
クローン技術がすごい進歩して、狼が復活したりしないですかね。
中川和美
日本狼のDNAを使ってジュラシックパークのように。
桑原佑輔
そんなのないのかな。DNAがないのかな。
中川和美
ちなみに犬って狼なんですね。
近藤淳也
どうなんですか。
中川和美
狼って人間を別に襲わないんで、
そもそも昔人間が寮をしてた時に、狼と一緒にやるとよかったらしいですよ。
狼が見張り役になったりとか、先にいろいろ行って、人間が後から追いかけるとか、
一緒にタッグを組んでやれるんで、家畜というか一緒にやっていって、
近藤淳也
そうやってやっていった果てが今の犬みたいですよ。
両犬の先祖は狼。でも似てますもんね。
桑原佑輔
似てます。遺伝子が99%一緒ぐらい。
中川和美
頑張ったら狼になるかもしれない。
桑原佑輔
その進化論はないと思います。
中川和美
犬からの。犬からの。
近藤淳也
秋田県とかほら似てるじゃないですか。
桑原佑輔
そんな野生の力あるかな。急に狼できましたわ。
秋田県と駆け合わせてとかないかな。
だいぶ時が経ってそうですけどね。
中川和美
数万年ぐらいは離れてるかもですね。
桑原佑輔
その進化的には。
近藤淳也
狼子供。
狼子供と雨と雪だけで知ってます?
細田守さんのアニメの映画ですよね。
中川和美
あんな感じに人の形になってたりしないから。すいません。
桑原佑輔
何万年みたいな話で言うとね、
中川和美
人間とか数十万年とかじゃないですか。
ホモサピエンスが。
だけど熊とか、
その狼ってもっと数十万とか数百万年生きてる。
ずっと生きてきたと思うんです。
日本狼絶滅が1905年ってことで120年とかだし、
その熊が、月のワグマが九州でいなくなったのも同じぐらい。
この100年から150年ぐらいに起きたことで。
数十万数百万ずっと日本列島で暮らしてきた、
その熊とか狼とかにとってみたら、
急にこの150年ぐらいで、
いきなり絶滅させられたりとかしてるっていう意味では、
桑原佑輔
むっちゃ急な変化だと思うんですよね。
中川和美
確かにすごい短いスパンですね。
だって絶対おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんぐらい。
近藤淳也
そんなに変わらない。おじいちゃんのおじいちゃんぐらい。
桑原佑輔
ひーおじいちゃん?
中川和美
ひーおじいちゃんぐらい。
そうですよね。1900年初めぐらいだから、
別にそんなに何代も離れてないから、
本当に僕たちでも名前知ってるぐらいの人たちぐらいの時の話なんで、
今までの動物のずっと生きてきた時間に比べたら、
ほんと最近人間が急に外獣って言って駆除し始めたり、
急に保護だって言い出したりっていうのを忙しくやってる、
この150年っていう感じなんで。
そういう意味でも思います。
かずみんさんはさっき、向こうは悪くないしっていう。
エリア的にもそうやけど時間軸的にも、
急に開発して殺しまくって、今度は保護だって言い出してみたいな、
忙しい奴らだなっていうのはあるなと思って。
桑原佑輔
確かに。人間都合感はありますね。
中川和美
やなやつ。
なんでそんな人間嫌いなんですか?
近藤淳也
そんな嫌わなくていいです。
中川和美
嫌わなくていいと思うけど、
近藤淳也
ちょっと引いた目でというかね。
ちょっと謙虚な気持ちで遊びに行かせてもらってるっていう気持ちがあったら、
もうちょっと変わったんじゃないかなと思って。
桑原佑輔
何が?
近藤淳也
いろんなことが。
山に入るのとかもそうだし、釣りをするのとかも、
海に行くのとかも、自然の中で遊ばせてもらっているっていうか、
動物の方が、昔で言ったらそれこそなんか、
なんだろうな、崇拝してたというか、
ここのマンモリガミはこの狼だったり、このクマが、
オッコトヌシって知ってます?
中川和美
知ってますよ。モノノキヒメでしょ。
近藤淳也
そうそう、モノノキヒメのね。
桑原佑輔
あれだって四国の大きなイヌシシなわけです。
近藤淳也
あっちのやばい話が起きてる。
中川和美
どうやって生みがたってきたんだね、みたいなね。
近藤淳也
泳いでくるんですよ、イヌシシは。
そうか、瀬戸内海をね。
だから、恐れ多いっていうふうに人間が思ってた時期は、
うまいこと共存できてたと思うんですよ。
だけどね、やはり銃が出てきたとか、やはり何じゃらって、
人間が悪い知恵をつけてきたから、動物に勝とうみたいに気になって、
どんどん生態系が崩れてみたいになるから、
だからそこはちょっと人間が謙虚な気持ちで、
山に行かしてもらってるぞ、遊んでるぞ、遊ばしてもらってるぞってなったら、
桑原佑輔
もうちょっと環境が良くなるんじゃないかなって思います。
中川和美
動物派のかずみさん。
でも本当、恐れていたというか、
さっき狼は人を襲わないっていう話があって、
狼はもうちょっと家畜っていうか一緒に寮をしたりみたいな存在だけど、
熊はやっぱり一緒にはいられないわけですよ。
力が強すぎて一緒には暮らせないんで、
やっぱり一定の距離を置きながら、
イフっていうかね、ただ熊の大社とか熊の神宮とかあるじゃないですか、
熊を神社の名前につけてるところとか結構ありますけど、
そういう神様に近いというか、
そういうものとしてあがめながらというか、
ながら一定の距離をとって生きてきたっていうのが多分歴史だと思うし、
その距離の回復っていうか、
そういうことがやっぱり一番目指すべきところというか、
桑原佑輔
なのかなってちょっと今回僕は思いましたね。
近藤淳也
大事。
ですね。
桑原佑輔
適切な距離をちゃんと見極めて、
それに対して必要な装備とかで対応を取れればと思いますね。
そうですね。
中川和美
山だけじゃなくてね、
シガイチで生きてる人の心構えとしても、
なんか忘れがちですけど、
なんか熊が出てくるなんて消しからんみたいな、
なんかそういう、
桑原佑輔
なんかそうありますね。
中川和美
なんかすごい問題のある熊がいるみたいな感じじゃないですか。
桑原佑輔
なんかちょっとね、
中川和美
見方が人間側に寄りすぎがちというか、
ニュースの報道とかも含めてとは思うんで、
反対側からも見るとか、
山に入るね、僕たち。
山に入る人間としては山側から街を見ることもできると思うんで、
なんかそういうちょっと両側の視野を持って、
お互いにとって一番適切な住み分けがどうできるのかっていうのは、
桑原佑輔
なんか考えていけるといいかなっていう。
中川和美
あとはもう一個、
ちょっとその山に関して言うと、
僕、アメリカに住んでたときがあって、
寄せ見て国立公園とかに行ったりとかしてたんですけど、
桑原佑輔
では続いては大北アルプス情報をまいりましょう。
近藤淳也
大北アルプス。始まって1ヶ月以上が経ちました。
またまたですね、感想者がいっぱい現れました。
ちょっと待ってくださいね。真面目な話してたからちょっと切り替えがうまくいかずにすいません。
先週お伝えした黒田孝太郎さんに続きまして、
2人目。2人目は高橋孝太さんですね。
22日と6時間。
数分。
すいません。
29分。
29分で感動されました。
中川和美
おめでとうございます。
近藤淳也
おめでとうございます。
高橋さんは来年のですね、たぶんDDRを目指している方で、ミラージュランドからスタートして、
一撃踏破を目指したけれど、天気悪天候で一度下段になり、
2回目入り、3回目入りとちょっと分割に変更されましたけれども、
早いですね、22日。
分割の割には早く、踏破されたんではないかと思います。
中川和美
この西釜尾根を通らないっていう、このルートがあったかっていう結果になりましたよね。
近藤淳也
なりましたね。
これは意図的なのか、たまたま分割した結果通らなくて良くなったのかっていうところではありますけれども。
中川和美
分割した結果でしょうね。
須五六まで来たので、南から須五六までピストンして笠畑回ったら、結果的に西釜通り必要なくなったっていうパターンですね。
近藤淳也
なんかあの、たかしさんのインスタに、結構必死1回目、1回目、1、2回目かなに、
徹夜で走ってみたけれど、ちょっと偉い目に遭ったっておっしゃってましたね。
ちょっとそれを辿ってみたんですけど、ミラージュランドから頑張って行って、
一撃踏破を目指したけれど、どこだっけ、
レンゲ岳、不動、レンゲ岳から不動岳の間ですね。やっぱここが皆さん肝なのか、もうあそこは二度と行かねえっていうぐらい偉い目に遭ったっていうことでしたね。
中川和美
そこまで寝ずに行ったってことですか。
近藤淳也
寝ずに行った結果、2日目、このUの字に行ったんですね。
中川和美
そうですね。
近藤淳也
だけど2日目は写真を撮る元気もないぐらい、1日目を徹夜して2日目に入り、
2日目に偉い目に遭って、下山しようってなったっていうことですね。
そうですね。
何があったんですかね。
桑原佑輔
インスタにはアルプスに取れらんのは通用しませんって書いてます。
中川和美
それでいいと思います。夜あんまり特に一人なんて。
本当に気をつけてくださいって感じです。
近藤淳也
大北アルプスの最近ちょっとこうある、夜の概念がちょっと何時が夜っていうのがよくわからないんですけど、
やっぱり徹夜をするよりは、やっぱりちょっと休憩を挟みつつ行かれる方が安全にね、行かれるのがいいんではないかなって高橋さんの投稿を見て思いました。
そこからね、うまいことをつなげていき、3日間というか22日で。
中川和美
そうですね。それがまた経験になって、パワーアップというか山の経験値になっていると思うんで。
近藤淳也
はい。おめでとうございます。
中川和美
おめでとうございます。
近藤淳也
続けましてですね、石川さんですね。
石川健太郎さん。
石川健太郎さんはなんと11日と12時間。
桑原佑輔
38分。
近藤淳也
38分。
中川和美
早い。
桑原佑輔
これは早かったですね。
近藤淳也
そうですね。石川さんは最初のコメントでお盆の休暇、お盆休暇でできる限り進みたいっていうふうにおっしゃってたんですけど、
多分お盆休暇中にクリアしたんではないかなって思います。
13日にスタートして24日に終わっているんですよね。
下山して移動してそれからスタートしてみたいな形をとっているんですけど、
大シガイチでいう石尾山スタイル。
中川和美
縦山に降りてその週末のまま笠畑は登ってましたけど、
その後一回切って最後このやり方ループは次の週末数日後って感じで。
近藤淳也
そうでしたか。
中川和美
失礼しました。
確かに笠畑はそのまま行ってるんですよ。
ただその後、ちょっと挟んでだった気がします。
そうですね。18日に笠畑登って、夜明けだけは23日なんで。
近藤淳也
じゃあちょっとずれてる。
中川和美
ただその間がほぼ1週間も空いてないんで、なんとなくずっと動いてたような印象だったですね。
近藤淳也
ずっと山にいるイメージでした。
中川和美
実際その11日って去年の一撃の絵馬さんより短いんで、そういう意味でもすごい記録だと思います。
近藤淳也
これも西川通らないスタイル。
中川和美
そうですね。分割すると西川カットされがちっていう。
その代わりこの笠ピストンとこのスゴロクピストンみたいなのができちゃうっていう。
近藤淳也
この石川さん大キレッとね、言ってますね。
でもすごくね、奇跡がとても私はシンプルで綺麗な奇跡だなっていう印象です。
そうですね。そんなに無駄がない。その分割した割に無駄がない。
中川和美
分割してないと思ってた。すみません。
桑原佑輔
無駄がないなっていう。
近藤淳也
めっちゃ綺麗な、はい。
中川和美
まあだから必要最低限の下から上の登りしかやってない。
あ、そうでもないか。
笠の登りが一撃ならできなくていいけど、それ以外は一切無駄がないんですよ、このコースだとね。
素晴らしい。
桑原佑輔
はい。おめでとうございました。
近藤淳也
おめでとうございます。