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2024-05-08 35:11

#3-8 あなたが次のリクルートになるための選択軸

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あなたもリクルートのような巨大事業をたちあげられる?リクルート型事業の選択軸、戦略注力点について解説。あなたにロマンを実現する武器を渡したい!

▼参考文献 リクルートの すごい構“創”力 アイデアを事業に仕上げる9メソッド https://amzn.to/4b9CHvW


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▼MC: 尾原和啓(IT批評家) https://twitter.com/kazobara 京都大学院で人工知能を研究。マッキンゼー、Google、iモード、楽天執行役員、2回のリクルートなど事業立上げ・投資を専門とし、内閣府新AI戦略検討、産総研人工知能研究センターアドバイザー、現在13職目 、近著「アフターデジタル」は11万部、元 経産大臣 世耕氏より推挙。「プロセスエコノミー」はビジネス書グランプリ イノベーション部門受賞

▼サブMC: けんすう(アル株式会社代表取締役) https://twitter.com/kensuu アル株式会社代表取締役。学生時代からインターネットサービスに携わり、2006年株式会社リクルートに入社。新規事業担当を経て、2009年に株式会社nanapiを創業。2014年にKDDIグループにジョインし、2018年から現職。

▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください。 https://forms.gle/bHQjcgjCCQkFEFDg9

▼音声編集:株式会社BOOK

▼アドバイザー:株式会社BOOK代表取締役 樋口聖典

00:05
スピーカー 2
はい、というわけでいよいよ最終回ですが、前回はインディードの話をしましたが、今日はあなたが次のリクルートになるための選択軸の話になりたい。
スピーカー 1
そうですね。せっかくハイパー起業ラジオとして起業解説をしている以上、なんか面白かったね、で終わるんじゃなくて、
皆さんもリクルートみたいなビジネスを作るんだったらどういうことを重要に考えた方がいいのかな、みたいな話をしていこうかなっていうのがこの回ですね。
スピーカー 2
楽しみ、なりたい。
スピーカー 1
これでも、ケンスのリクルートで新規事業を都合、小さいサービスも含めて考えると何個関わったんだっけ?
7個ですかね。
その時って、こういう軸で考えたとか、こういうステップで考えたみたいな話ってあります?
スピーカー 2
でもたぶん近いのが、やっぱりGoogleに取られているとお店探しも、リクルートがやっているような何かを探すの全部取られるよね。
だから検索取らなきゃねっていうのは地域検索をやったりとか、そのあたりやっぱり口コミとかが重要だけど、口コミをサイトに集めても、
ホットペッパーの口コミだけ集めても、ホットペッパーに掲載している店が限られているので、これは他の食べログみたいな全店舗あるところに勝てないよね。
だから世の中のブログとかから口コミを集めるサイトをやろう、みたいなのとか。
あと3年目とかにやってたのは、FacebookとかのSNSが来た時に絶対に情報の取り方が変わるよね。
SNSから情報を取るようになるよね。じゃあSNS系なんかできないのかとかやってたりしましたね。
スピーカー 1
割とあれだね。件数のタイミングで言うと、大きな競合とか大きなゲームチェンジが現れるから、
このゲームチェンジに対して、自分たちのチャンスになるためにはどうすればいいかみたいな発想でやってたっていうパターンが多いってことかな。
スピーカー 2
そうですね。確かに検索とかSNSそのものを作るみたいな方が強かったかもですね。
スピーカー 1
でも多分そこまである程度やってくると、実はリクルーターのすごいところって、
新規事業を立ち上げるためのユーザーインサイトだったりとか、UXだったりとかを専門でやってくれるチームがあるんですよね。
あの辺とコラボはしなかったのかな?
スピーカー 2
しなかったですね。
スピーカー 1
じゃあちょっとこの辺のですね、リクルートって実は僕がいた時だけでも32個事業を立ち上げてて。
僕はどちらかというと、その32個の立ち上げた事業のお客様にいかに集まっていただくかっていうところの集客設計の方法を見させていただいていたんですけれども、
やっぱりリクルートの中には、そもそもビジネスとして立ち上げていくためのフレームワークみたいなのがいっぱいあってですね。
03:06
スピーカー 1
実はこれ本も出てるんですよ。
この本も含めて表に出ている中で、リクルート的なビジネスをする時のコツみたいなことを簡単にまとめておこうかなと思うんですけれども。
まずリクルートの中でよく言われているのは、やっぱり不を見つけるってことですよね。不足、不安、不満。
こういうような話とかっていうのは出たりしなかった?
スピーカー 2
これはよく出てましたね。ユーザーの不は何か、足りてないものを求めているもの、不満に思っているものみたいなことでよく出てましたね。
スピーカー 1
じゃあそれを見つける時に、例えば件数がやろうとしてたものの中だとどういう…
スピーカー 2
そうですね、やっぱりあんまり不から考えてはなかったかもしれないですね、部署的には。
そっか、件数の場合はそうだね。どっちかというとメディアという大きなゲームチェンジをどうするかっていう話の方が多いか。
そうですね、逆にお客さんの不を解消しようみたいなのだとメディア的になるけど、もっとインターネット的なアプローチはないのかみたいな問いからやってた気がしますね。
スピーカー 1
そうですね、確かに。そういう意味では、そういうアプローチって実はリクルートの中では3段階目なんですよね、その話をするのが。
じゃあ今日、参考図書として1個あげておいていい本があって、ボストングループの当時日本代表だった杉田さんが書かれた「リクルートのすごい構想力」っていう本があるんですよ。
これ本当にリクルートがちゃんと認めてリクルートの社内で使っている新規事業フレームワークを9つシェアしていて。
9つ全部今日はシェアするっていうよりかは、そこの中の重要な要素と、むしろオバラはこういうふうに思ってるよっていう話を進めていきたいと思うんですけども。
でもやっぱり一番好感にあるのは不なんだよね。結局、よく01、10、100みたいな言い方をしたりしますけれども、やっぱり今まで動かなかったものが動くようになるっていうのがやっぱりプラットフォームの基本なので。
今まで動いているところをより動くようにしましょうとか、今動れている人の人の流れが変わるからその人の流れに変わった新しい流れの一等値に作りましょうみたいな話よりは、今までユーザーがそれを不満に思ってたんだけれども動けないんだよねとか。
06:01
スピーカー 1
なんか不安だから一歩目踏み出せないよねとか、そういうお客様が動けなくなってる不っていうものがやっぱり動けるようになったときに喜んでお金を払ってくれるし、それを喜んでお金を払ってもらえるところはお客様が来るよねっていうことで、企業側からお金をいただくっていうのがリクルートの基本で。
この不を探していくっていうのがやっぱり一番のベースなんですよね。でも結構今でも不はあると思うんですよ。
スピーカー 2
はいはい、お客さんの中にまだたくさんありますよね、不は。
スピーカー 1
それは例えばB2Cの世界においては、転職そのものとか結婚そのものっていうのはできなかったとしても、じゃあその結婚の中で自分はこういう、例えばやっぱりジェンダーマイノリティの方にとってみればまだまだ幸せな結婚で、結婚式をやりたければしんどいよねっていう話もあれば。
僕みたいに、例えば赤ちゃんが生まれればすぐ使う本みたいな世界の中でも、やっぱり僕みたいなADHDだったりとか、やっぱりいろんな普通がずれてる人たちからするとまだまだ不はいっぱいあるし。
さらに言えば地域を狭くしていったり、年齢のセグメントをちっちゃくしていくと、その人なりの不があるじゃないですか。こういうような不っていうものを解決していくっていうのが、やっぱりチャンスっていうのがリクルートの基盤で。
ただリクルートに関して言えば、2年で2、300億円で、やっぱり100億円ぐらい儲かる事業になれって言うから、こういうちっちゃい不は捨てられていくんだけど。
スピーカー 2
そうですよね。だから僕とか考えちゃうのは、おっきい不はもうかなり解消されていっちゃってるんじゃないかみたいな気はするんですけれども、そこはどうですか。
スピーカー 1
逆に言えば、僕、やっぱ最近のヨーロッパとかを見ると、やっぱりもうワンマイルスタートアップみたいな言い方をするんですけれども、自分の周辺の人を幸せにできるスタートアップでもいいんじゃないみたいな。
結局今やAIもあって、もうアプリってレゴのパーツを集めるかのように作ることができるし、リクルート的なマッチングエンジンみたいなものもいろんなフレームワークがあって、自分独自の検索軸だったり、自分独自のフラグの立て方みたいなことを立てれば、誰もがリクルートのようなマッチングエンジンを作れる時代が来てるわけですよね。
そうするとやっぱり昔みたいに、最初に30億円なかったらマッチングビジネスが作れませんっていう時代じゃないから、自分のサイズに合った負を持続的なコストの中でやるっていう、リクルートのダウンサイジングっていっぱいできる時代になってると思うんですよね。
09:21
スピーカー 2
なるほど、なるほど。それはありますね。
スピーカー 1
近所の人がめっちゃ登録してるから、もうインスタに写真アップするだけですぐ売り切れる魚屋さんとかもあるわけですね。
スピーカー 2
確かにね。リクルートぐらい大きなものを作るかどうか置いといて、そういうちっちゃい負だったらまだまだたくさんあるよねっていうのは。
そうですよね。例えば、50歳、60歳の人向けのゼクシーとかないわけですもんね。
スピーカー 1
そうなんです。
スピーカー 2
確かに。
そういうものとかをやりやすくなってるから、それを自分でやるというのも一つだし、もう一つはそういうものをたくさん作れるようなプラットフォームを作っていってあげるよっていうのも手だし。
スピーカー 1
いろんな人が自分だけの塾を作れますっていうような教育プラットフォームがあって、中国では教育系ができなくなっちゃったあれだけどすごく伸びてたみたいな背景もあったりするわけだよね。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
この辺とかは、イネーブラー×スモールリクルートの掛け算みたいなものもいっぱいあるわけですよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そういうふうに負を見ていくって大事。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
その時に負にはいくつかのパターンがあって、それが今でもいっぱい残ってて。
例えばわかりやすい話で言うと、市場が少数のプレイヤーだったら選ぶのは簡単だけど、分散構造にあればあるほど選ぶのが大変になってくるよね。
スピーカー 2
はいはい、そうですね。
スピーカー 1
だからやっぱり分散構造になっているところっていうのは、まだまだこういうリクルート的なビジネスが多いし。
でも一方でもっと大事なのが、やっぱりユーザー側で。
やっぱりユーザーが、自分が会う会社ってどこなんだろう。
自分が会う商品って何なんだろうって、やっぱりこの知識ギャップが高いところ。
っていうのは、確かに今もうパッと検索すれば、価格コムとかで新しい商品買うところの見立てみたいなものとかをいっぱい言ってくれるものってあるけどさ。
12:11
スピーカー 1
やっぱり一番大事なのって、自分が何を欲しいのかっていう。
自分のやりたいこと、自分の欲しいものをガイダンスしてあげるっていうところって、やっぱりまだまだ埋まってない領域が多いんだよね。
こういうものって本来的にはAIとめちゃくちゃ相性がいいわけで。
スピーカー 2
はいはい。この辺の負を見つけるのは、なんかいろいろあるなって感じなんですけど、結局やっぱりビジネスになるかの方が。
スピーカー 1
さすが。
スピーカー 2
皆さんぶつかっちゃうんじゃないかなと思うんですけど。
スピーカー 1
ビジネスになるかの一番大事なのは、今度は仕事を求めてる人。
広告主側からの観点で考えたときに、やっぱりお客を探すことが大変かどうかです、一番。
だから、目の前に人がいっぱい流れてても、うちの店になかなか入ってくんないな、みたいなところの探索難易度もあれば、やっぱり転職みたいに。
誰がいつ転職を思いつくかわかんない。
だから、どうやってその人を集めていいかわかんないっていうような、やっぱりお客さんを探すことが難しい。
それはお客さんがなんでうちを選んでくれるのかっていうのがわかりにくいか、お客さんのそもそもいつそういうことを思いつくかがわからんっていう、この2カ所だよね。
これがやっぱり一番儲かるか儲かるかにかかるところで。
あともう2つあるとすると、実は業界の不透明さが高い仕事であればあるほど、業界の不透明さが減ったら、実は俺そこで買いたかったんだよねっていうふうにマーケット広がるから。
まだまだいけるところはあるし。
さらにネットでつながれるから、実はローカル度合いが高い方が、実は北海道と沖縄つないであげればそこで回るじゃないですかみたいな話もいっぱいあるから。
ローカル度、業界の不透明さ、何よりも顧客探索難易度、この3つがやっぱり儲かる秘訣だったりするよね。
スピーカー 2
顧客探索難易度っていうのは、例えば起業する人にとってのお客さんを集める難易度の話なのか、起業した人の作ったサービスの話なのかというとどっちの話ですか。
というとこうしたですね。
スピーカー 1
だからサービスの上で広告主になられる方が本来であればお客さんを見つけるのが難しい。
スピーカー 2
なるほど。リクルートモデルっぽいのでいうと、集客に困っているお客さんを見つければ、モーカルサービスにしやすいっていうことですかね。
15:03
スピーカー 1
そこらへんが残っている市場っていくらでもあるし、一方でリクルートがやらなくったって規模感が小さいからリクルートが入ってこないよみたいなところでも、今は企業のコストが圧倒的に下がったから作れると思うんですよね。
スピーカー 2
なるほど。面白いですね。確かに。まだ小さいところはたくさんあるけど、小さいところは全然利益が出なかったみたいなところが、テクノロジーとかAIの発達によってコスト安くできるから成り立つとかも結構ありそうですね。
スピーカー 1
そうなんですよ。
そこができるっていうことがあるし、何よりもそのソロ版がある程度見えてくれば、やっぱりそれをすることによってその業界で人が動くようになるよねとか諦めてた人が選択肢が増えて、より自分に広がりを持てるよねっていうロマンが増えていくところってのは僕は一番大事だと思うんですよね。
そこに良さを感じてくれるのであれば、あなたたちも全然できるよっていう話だし。
スピーカー 2
そこのロマンのところはやっぱりすごく重要な気がしますね。前回でも話しましたが、やっぱり効率化だけではなくて、ちゃんと地方とかの美味しいお店を残したいみたいなものがあるからいいみたいなものはありそうで、効率だけになるとグローバルのビッグプレイヤーとかにすぐ倒されちゃったりとかしそうなので、そこのロマンの部分すごく重要ですね。
スピーカー 1
と思うんですよね。これやっぱり昔井の子ちゃんが言ってた言葉で。
スピーカー 2
チームラボの。
スピーカー 1
チームラボの井の子ちゃんが言ってた言葉で。
世界線のローコンテクストな世界になっていくか、ローカルなハイコンテクストコミュニティになっていくかっていう風な言い方をしてて、つまり何かっていうと、ネットフリックスとか世界中の人がアクセスできるから、
もう会員が10倍100倍いる前提でめちゃめちゃ金かけていいコンテンツ作るわけですよね。
スピーカー 2
でもそれは逆に言うと、いいコンテンツではあるんだけど、世界中の人が見ているという前提になってるから、日本向けにめっちゃ特化してるわけではなくなって、そういう各世界中の人が見るために文脈に依存した部分を減らすローコンテクストのものにならざるを得ない。
スピーカー 1
でも一方で人間って何で人が動くかっていうと、やっぱり自分の生まれた地元だからとか、ずっと好きだった野球チームのためだからとか、ずっと昔から見てたあいつが頑張ってるから、あいつの頑張りを俺も一緒に歩いていきたいんだって言って、
18:14
スピーカー 1
人間って別に役に立つためだけに生きてなくて、意味に生きているから、そういう地元でしかわからない、ないしはずっとネットで追いかけてるコミュニティだからその趣味のことがわかるとか、そういう文脈の力、コンテクストの力を持っていると、
ネットフリックスみたいな大きいものが来ても、やっぱり高校野球、野球のレベルから考えたらメジャーリーグと全然変わらないけど、やっぱオーラガ町の高校野球は見続けるわけですよね。それと同じでそのマッチングとかプラットフォームの世界もグローバルのものすごく安くて品質がいいけれども味がないっていうものと、
スピーカー 2
もう昔から知ってるからこいつらの応援したら、食べることと応援することと投資することと投票することが全部一緒になってくっていうのがSDGs時代だからね。
スピーカー 1
なんか小原さんから見て、これを聞いている起業家が次のリクルートになるために何が必要かをざっくりまとめるとどんな感じになりますか。
2つ話があって、一つはリクルートまで規模を目指さなくていいんだ。リクルート的にやっている人を元気にすることによって自分も元気になっていくっていう世界観ってコンパクトに作っていけるし、場合によってはコンパクトに作っていけるっていうもののリネーブラーになっていくねっていうのがあるよねっていうのは一個で。
スピーカー 2
これが今話してたやつですね。
スピーカー 1
一方で、次のリクルートの規模になるようなマッチングプラットフォームを考えた時は、それは明らかに次のゲームジェンジに重力よりも早く落ちるんですね。
スピーカー 2
当然リクルートもそれを目指してるけど、それよりも早く落ちる。
スピーカー 1
リクルートではない領域にリクルート的なものをいっぱい持ち込めるからさ。
これ語りだすとまた時間かかっちゃうからあれなんだけど、生成AIってアンストラクチャルデータに強いから、今までスペック化できなかったものがスペック化しますよねとか、そこにNFT絡めていくと在庫として扱えなかったものが在庫できるようになりますよねとか、
21:03
スピーカー 1
人間って長期間ずっと検討し続けるし、検討そのものが楽しい、ゼクシーみたいに。検討自体が楽しいものみたいなものが、生成AI使うとずっとお客様に寄り添ってパーソナライズする、こういうのをハイパーパーソナリゼーションって言うんですけど、
ハイパーパーソナリゼーションをすることもできるし、さらに言うと今までお客様にお伝えする情報みたいなものがどうしてもテキスト中心だったものから、生成AIを使うと多少のハルシネーションをユーザーが許してくれるんであれば圧倒的にリッチ化できるんだよね。
そうすると、今まで情報の種々選択をしてたものがリッチ化していって、ハイパーパーソナライズで毎日接点を持つっていうふうになると、やっぱりより人間って情報選択がエモーショナライズされると思うんですよ。
要は機能的な選択は選択で、AIにおけるストラクチャーデータの扱いでスペック化できるから、スペックの中で機能的に選ぶっていうのも進むんだけど、よりエモく選ぶように圧力かけれるはずで、AIによって。
しかも生成AIは誰もがクリエイターとして参加できるから。そうするとクリエイティブの大量生成が生まれて、クリエイティブの大量生成の中で、それをもっと音楽、誰かが描いた絵を音楽もつけるし、ムービーにもするし、それがパーソナライズされれば毎日配信されるし、
そうしたものが自分の感情のタイミングに合ったもので流されるし、みたいなことがどんどんどんどん起こっていくので、まあ抽象的なレベルでしかあえて言わないんですけど、生成AIの重力の先はスペック化、在庫化、ハイパーパーソナライゼーション、リッチ化、エモーショナライズ化、結果としてのクリエイティブのデモクラタイズ化のこの6つの中で起きると思いますよ。
スピーカー 2
いや、めっちゃ面白いですね。小原さんの話に今ついていけなかった人もいるかもしれないんですけど。
スピーカー 1
ごめん、今日はついていけるようにはしゃべろうと思ったら、これだけでまた2時間くらい語らなきゃいけない。
スピーカー 2
すごいコンパクトにまとめてもらった。めっちゃシンプルに言うと、JALANとかでは宿の値段とか広さとか温泉ある無しみたいなデータ化されたものでしかできなかったけど、AIとか使うとそうでない情報とかを元に探すようにできたりもするかもしれないし、
それもテキストではなくてAIが作った極端に言うとこの宿をイメージソングみたいなのを流してこんな感じの宿ですよみたいなちょっとリッチで変わったような表現とかも簡単に作れるようになると全然違うこの引き付け方とかもできるようになるよねみたいなのが超ざっくり言うとあって、
24:15
スピーカー 2
それが要は今までクリエイターしかできなかったことがAIによって5秒で1曲作れんだったらちょっと音楽で宿探しみたいな新しい軸ってあるよねみたいなこともできるかもしれないみたいなのが可能性の話ですかね。
スピーカー 1
音楽というものを媒介にするとそういう例もあるんですけど、いくらでもそういう切り口が山のように考える。
スピーカー 2
そうですよね。AIを使って漫画を書いて説明している人とか最近増えましたけど、今までは漫画を書けないとできなかったけど、AIを使えばそういう漫画でこの宿について表現するとかもできるので、全然違ったことができますね。
スピーカー 1
オープンAIがソラっていうテキストを入れるだけで動画を作ってくれるすざまじいものを出したじゃないですか。あれむちゃくちゃテキストに対していい動画作るじゃないですか。あれ3つの要素から構成されてるんですけど、3番目が実はむちゃくちゃ重要で、
スピーカー 2
画像生成が進んだことによって結果的に逆が起きていて、絵の中に含まれている要素を全部テキストで解説するっていうことがむちゃくちゃ可能になったんですよ。
スピーカー 1
なので、プロンプトの指示としては、濡れた街を女性がメガネかけてネオン街を歩いてるってしか言ってないんだけど、そこの絵を一回描いてみると、その絵をもう一回テキストにさせるとさ、
当然ネオン街を濡れた道歩いてたら、濡れた道の水たまりにはネオンが反射するわけですよね。それもテキスト化されちゃうわけですよ。
そのテキストに基づいて、動画的に多分バーテックス動かしてると思うんだけれども、みたいなことが起こっていて。だから、生成AIって言い方悪いけど、人間が書くようなレビューに基づいて学習すると、
結果的に部屋を写真撮ったりするだけで、人間のレビューなんかを遥かに超えた高精細なレビューを書くことができるようになっちゃうわけですよ。
スピーカー 2
ああ、なるほど。人間だったら清潔感があって過ごしやすいですだけだったのか、めっちゃ詳しく書けたりするとか。
スピーカー 1
そうそう。その清潔感っていうものは、実は机と机のぴったり収まってるところだけじゃなくて、窓を開けた時の山を見るところの窓がめっちゃ綺麗に拭かれてることだったりとか。
いろんな微細の中の塊なわけじゃないですか。それを画像生成は結果的に画像の中をすべてテキスト化するということを可能にしていっていて、テキスト化するってことはスペック化するってことなんだよね。
27:16
スピーカー 2
面白いですね。これついてきてくれてると嬉しいんですけど、要は清潔感があるっていうのは今みたいに気づかなかったところもあると、例えばよく見ると空気の中のほこりが少なくて空気清浄機があるから、空気清浄機がついてて空気も綺麗なんですよってことは人間はレビューには感知できないとかがあるけど、
スピーカー 1
そうすると空気が綺麗な土に沿うとして宿を選べたりするってことですね。
それはAIがトレーニングされる中で物事と物事の関連性を圧倒的に高解像度で紐づけれるようになったから、誰かがちょっとした位置を言ってくれたり、誰かがふと上げてくれた写真から全部そこまで引き出せるってことなんですよ。
みたいなことがいっぱい起こるわけで、ここでは宣伝するつもりがないからあれなんだけど、再来週の講義を全部喋っちゃうことになるので。
スピーカー 2
小原さんのやってるオンラインサロンで話すようなことですね。
この辺は正直わからなくてもいいけど、そういう変化のタイミングがあって、いろんなことが起こるところにどう指すかっていう話ですよね。
スピーカー 1
話を戻すと、重力よりも早く落ちろっていう時に、AIが起こす重力って掛け算だからさ。
何と何が掛け算になると、要は10倍で変化するものが3つ掛け算すると1000倍変化するわけでさ。
なんと何と何を3つ掛けるのかなっていうことを考えると先回りできるよね。
っていうお話。
スピーカー 2
ということですね。
はい、そんな感じかな。
スピーカー 1
そうだよ。だって原宿が基本的にはこのポッドキャストは10年後聞いても耐久力あるもんって言ってるから、
基本的にはここ1,2年で結果が見えることの話はあんまりしないようにしてるんだよ、俺は。
スピーカー 2
そうか。すいません。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
というわけで、もうほぼエピソードトークになってますが。
スピーカー 1
なってますね。
スピーカー 2
小原さん、改めてリクルートについて研究し直してみて、新しい気づきとかありました?
スピーカー 1
やっぱり改めて俯瞰してみたときに、やっぱりリクルートって何のかの言って、創業者の人はそれぞれ違うんだよ。
一個一個の事業はね。
30:00
スピーカー 1
なんだけど、やっぱりリズムが統一されてるから、最後は自ら価値を作り、価値によって自らを変えようっていうところのダイナミズムがあるから、
やっぱり常に新しい時代に変化していけるっていうこともそうだし、
じゃあそれが一人の天才によって作られてるかっていうと、そうじゃなくて、
途中で話した女子会みたいなエピソードとかも、やっぱり営業マンそのものが売ることだけじゃなくて、
新しい爪みたいな兆しを持った営業マンを褒めるっていうような文化がちゃんとあって、
じゃあその褒めで拾ってきた爪を今度は編集チームが持ってって、今度は営業を楽にお店が喜んでお金を払ってくれる商品に頑張るみたいな。
やっぱりサッカーみたいなチームプレーなんだよね。
そういう新しく人に人生の選択肢を提供するから、それによって市場が豊かになっていく。
じゃあその新しい人生の選択肢を作ることに対するきっかけは、
一営業の方が持ってきてくれるかもしれないし、一マンケッターが観察で持ってくるかもしれないし、
そういう兆しをみんなで集め合って、新しい人の選択肢を増やしていく流れを作っていく。
そういうことがかっこいいっていうふうな、やっぱり最終的には美学な感じがするんで。
スピーカー 2
そうですね。根底にある美学とかカルチャーとか、そういったものがやっぱりすごくリクルートには効いてそうな気がしますね。
スピーカー 1
あともう一個は、やっぱりこれ最近のベンチャーキャピタルの傾向でもあるんですけど、
やっぱりネットワーク効果はもう大前提なんだけど、ネットワーク効果を大前提としたときに、
結局何かって言ったらやっぱりGDMなんだよ。Go-To-Market。
だからきっちり構想を仕組みで回っていくところまで立ち上げる、それをやり切る営業力だったり、
ユーザーに接点を持つために、今のタイミング、ユーザーに接点を持つために、
スピーカー 2
今だったら一番何が効くのっていうところを試行錯誤して、そこで見つかったときにドカーンってやり切る。
スピーカー 1
試行錯誤からの決まってからの絞り込み力。そこは改めて強いし、
スピーカー 2
そのGo-To-Market、GDM力があるから、インディーナーなんて特にそこだけ成り立ってるんだなって思いました。
33:01
スピーカー 2
そこですよね。やっぱり同じアイデアをやってもリクルートの方がうまくできるみたいなケースが結構ありますもんね。
スピーカー 1
ちょっと話にずれますけど、何のかによって日本のスタートアップもB2Bが多くなってる中で、
GDMの話はちゃんと一回やってもいいかもしれないけど、めっちゃ泥臭い話になるぞ、どうしようかって感じだね。
スピーカー 2
そこもね、企業にはとても大事ですもんね。
スピーカー 1
営業大好きなんですよ。
スピーカー 2
営業ね。
スピーカー 1
まあ営業だけがGDMじゃないんだけどね。
スピーカー 2
はい、そんな感じですかね。
スピーカー 1
はい、というわけで全8回のリクルート編でしたが、いかがだったかな。
スピーカー 2
いかがだったでしょうか。僕はリクルート出身ですが、知らない話もあったし、構造的にわかったのでめちゃくちゃ勉強になりましたね。
スピーカー 1
よかったです。7回がちなみによかったですか?
スピーカー 2
やっぱりそうですね、イネーブラーの回はすごくめちゃくちゃ面白いなと思ったのと、あとは第3回かな。
スピーカー 1
3回は…
スピーカー 2
テイクレートの話ですね。
スピーカー 1
テイクレートですね。
スピーカー 2
とかはすごく勉強になりましたね。
スピーカー 1
そういう意味でこういうプラットフォーム型のビジネスをするときに、基本的な構成要素って意外と全部語られることがなかったので、結果的にリクルート選んでよかったよね。
スピーカー 2
そうですね。やっぱり広くテイクレートとかイネーブラーの話がない方がよかったなと思いました。
スピーカー 1
かなりこの後の使うネタをリクルートの中で使っちゃったっていうのはありましたけど、次また頑張って話していきたいと思います。
スピーカー 2
次回は1回番外編挟んで、その後にまた新シリーズやろうかなと思っているので、よろしくお願いします。
スピーカー 1
はい、よろしくお願いします。
スピーカー 2
どうもありがとうございました。
スピーカー 1
ありがとうございました。
35:11

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