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スピーカー 2
そうですね。やっぱり日本の銀行から例えばアメリカの銀行に振り込むとかって想像以上に面倒くさいし高いんですよね。
そうなんです。
スピーカー 1
という中で、2019年6月にだったらもうFacebookが共通通貨を作るよって言って発表されたのがLibraだった。
スピーカー 2
Libraね。
スピーカー 1
なんですけれども、これが衝撃的に世界中から大反発を食らって沈んでいくわけですね。
スピーカー 2
話聞いただけで、いろんな国がやっぱり怖いとは思いますよね。そこ握られたらめっちゃ嫌だなって思う感じはもうしますもん。
スピーカー 1
そうなんですよ。ちなみにこの発表、そこら辺当たり前ですけど、Facebookも分かってますから、ものすごくこれFacebook一社がやるんじゃないんですよ。
これみんなでやるんですよっていうことの、いろんな防衛をきちんとするんですね。
例えば分かりやすいのは、これFacebookがLibraをぶち上げるわけなんですけれども、これ一社でやるもんじゃないんですよと。
例えば分かりやすくて、クレジットカードのUであるVisa Mastercardに入っております。初期メンバーに。
そして、原子決済のUであるPayPal Stripe入っております、ちゃんと。
さらにいえば、オンラインで売買をするeBayさんだとか、さらにいえば音楽を輸通するSpotifyだったりとか、移動をやっていくUberさんだったりとか。
あとは世界中に四社があって、モバイルの通信をやってるボーダフォンさんだとか。こういったところが28社初期創設メンバーとして、各社1000万ドルですね。
だから当時でいうと各社10億円ぐらい出資して始めるよという話をしていたし。
あと独自通貨としてやりすぎると、みんな怒るよねっていうところで、このLibraの通貨って完全に独自通貨じゃなくて、今世の中に普及してる国の通貨ですね。
アメリカドルだけじゃなくてユーロ、日本円、イギリスのボンドとかシンガポールとか、そういった主要な通貨をある一定確率でバスケット方式っていって、その国の通貨の強さに応じてバランスを応じた形と連動する形になるので。
僕たちが変な通貨作るわけじゃないんですよっていうような形で、2年ぐらい実は準備をして、しっかりと進めたわけなんですね。
おだしょー なるほど。なんか大丈夫そう。やっていい?
おだしょー 早いな。かわいそう。
おだしょー 当然さっき言ったようにフェイスブックの担当者は、ちゃんとしてるんですよ。大丈夫ですよ。何よりもこれやっとかないと中国が同じようなデジタル通貨やってきますよと。
つまり、中国って実は過去って呼ばれるような、世界中に移民ネットワークがあるわけですよね。実際この後中国っていうのはデジタル人民元っていうものを実際作って動き始めてるんですけれども、
ほっといたらリアルなお金よりもデジタル通貨の方が流動性が高いんだから、そっちが支配的になってから僕たちが動いてもまずいじゃないですか。
おだしょー 確かに。
おだしょー これって何が本質的に国が、さっき直感的に嫌がるって話したじゃないですか。何でこんなに嫌がられたんだと思います?
スピーカー 2
まず、ユーザーベースを持ってるところが通貨っぽいのを作るっていうところの圧倒的なやばさ、影響力がどんどん大きくなりそうみたいな感覚はありますね。
スピーカー 1
おだしょー いいですね。影響力って何かっていうのは、これからインターネットがどんどん国を超えた存在になっていくときに大事なキーワードっていうのがあって、それが信用レッジなんですね。
信用レッジって何かっていうと、もともとは通貨って金本位制って呼ばれるように、お金としての価値と物質としての価値が昔は一緒だったわけですよね。
はいはい。お金持っていくと買えてもらえますよっていうたてつけですよね。
おだしょー 国って通貨発行権を持ってるから、1万円する原価がいくらか知らないですけど、仮に500円ですよかなのかということですよかなのかということですよかなのかということですよかなのかということですよかかなのかという
だとした場合、国って1万円の通貨を発行すると原価500円ですから、9500円分得しちゃうわけじゃないですか
スピーカー 2
はいはい、もう作り放題って言ったらあれですけど、作るだけで儲かっちゃうってことですね
スピーカー 1
おだしょー そうなんです。つまり通貨発行権というのは、ある種国が自分たちの付加価値をコントロールできる
ということになるわけですね。だから究極、さっき言ったように仮に日本のうちの通貨のうちの半分がもうリブラになっちゃいました
という話になると、リブラが通貨を発行した時の差益というものを国側に持てなくなっちゃうので
スピーカー 2
そうすると自分たちの経済がコントロールしにくくなるんですよね。というのがまだ1個目。2個目が主軸通貨ってやつで
スピーカー 1
これは何かというと、結局今の通貨って自分の国だけに流通してるもんじゃなくて、他の国と他の国で流通するじゃないですか
そうすると、これ常に冗談で言われる話なんですけど、日本めっちゃ借金ありますよね。その借金があるんだったらめちゃくちゃ通貨すっちゃうと
日本円って円安に向かいます?円高に向かいます?
スピーカー 2
円安になりますね。たくさんあると価値が減る
スピーカー 1
そうすると今まで仮に2000兆円借金があったとしたら、円安が3倍に進んだとしたら、アメリカがうちの借金を借りててくれたとしたら、対策金額が実質3分の1になりますよね
スピーカー 2
そうですね。2000兆円というのが大したことない額にどんどんなっていくっていうことですよね
スピーカー 1
そうなんです。こういうのをいわゆる供給過剰っていうので、こういったものを意図的にしか思えないようにアメリカだったりとかEUだったりとか一部日本だったりみたいなことを通貨を過剰供給することによって
スピーカー 2
為替を自国に有利なように動かすみたいなゲームが起こりがちなんですよね。このゲームが起こった時にどの国が一番強くなんねんっていう話になると、国として一番通貨が影響力を持っている国がやっぱり強くなりますよね
スピーカー 1
それが主軸通貨ってやつ。これがアメリカの強さの源泉の一つだし、言い方悪いんですけど今行われているトランプの関税分殴り合いっていうのも最終的には関税で流通量が減ってインフレになったりとかいろんなことが起こるわけですけれども
主軸通貨を握っていれば、関税のコントロールがアメリカに残りやすくなるので有利な戦いに持っていけるわけですよ。そういう意味でこの主軸通貨ってやつが非常に重要で、じゃあ主軸通貨って何によって決まるのっていうと当たり前ですけど、やっぱり貿易の量が非常に多いっていうことだったりとか
何よりも国としての信頼性で、その主軸通貨でお金を持っておけば何かあっても安心だよねってみんなに思われるってこの2点が大事なわけですよね。この2つうまくやったらディブラ持てなくないですよね。
スピーカー 2
いやあり得ますよね本当に。だって17億人いてどんどん増えて、下手すればもう3、40億人とかになって、銀行口座もクレジットカードも持ってない人はもうそれを使ってるという状態になり、国境を超えた仕事の場合はディブラで支払うようになったりしていって、下手したらFacebookがその仕事の仲介とかをするコミュニケーションの場を抑えてるから仕事のやり取りも
Facebookを通じないといけないとかになってくると、全然あり得ますよね。
スピーカー 1
そうなんですよね。しかもこういう戦略的なことを考えていくと、この後説明するメタバースの中でみんなが生きるようになってくるよねみたいな話だったりとか、AIで言葉が関係なくなってくるよねみたいな話とかってあれ?あれ?あれ?みたいな話で繋がってきますよね。
繋がる。
みたいな話があるから、各国からフルポッコ。
スピーカー 2
確かに、やめさせよう。
という話になるんですよね。
スピーカー 1
そうなんですよ。そういう経緯があったので、結局Facebookっていうのはいくつかだけ押していけば。
こんな感じで国からフルポッコをされたので、この後Facebookもどんどんどんどん妥協プランしていくんですよ。
まず、さっき言ったこの通貨っていうものを各主要通貨の強さに合わせたバスケット型にするっていうのをアメリカのドルに連動させます。
要は世界の主軸通貨ドルだから、だからもう連動させればいいじゃないですか、みたいなことをやります。
スピーカー 2
ドルにペックするってやつですね。
スピーカー 1
そうですね。分かってるじゃないですか。
で、ドロペックをします。
次に、こういう金融的なことは中立性が最初は理想型として大事だからって言って、管理はスイスに置きますって言ってた話はアメリカに置きます。
スピーカー 2
ああ、へえ。
スピーカー 1
みたいなこともします。ついでに名前もLibraからDMに変えますとか。
そういうのをやったんですけれども、ここまで古ぼっこにされてるし、周りも離脱しちゃってるので、残念ながら当たり前だけれども、もう誰も賛同してくれる人たちがいなくて、どんどんどんどん縮小していって、結局プロジェクトとしては中止するというようなところまでいっちゃうんですよね。
スピーカー 2
なるほどなあ。でもやろうとしてることはね、多分数十年後の未来を考えると絶対にありそうなところなんですけどね。
スピーカー 1
そうなんです。
スピーカー 2
国家とコンフリクトしますよね。
スピーカー 1
そうなんです。国家とコンフリクトするからダメって言うと、この話ってやっぱり終わらなくて、やっぱり本質的にはさっきケンスが言ったように、僕たちってどんどんどんどんグローバルに動ける存在になっていくし、特にコロナを初端としてリモートで働くみたいなことが当たり前になっていくと、
やっぱり国際的にお金をやり取りするっていうことが、日本にいると日本語の壁でなかなか気づかないですけど、もうあと2,3年もすればですね、本当にAIがリアルタイムで音声通訳してくれますよね。
僕らは日本語でメール書いてるし、日本語でメール読んでるけど、実は間は全部AIが相手の言葉に翻訳してやってくれてるよねみたいな世界が当たり前にできてる。
という実感を持てるぐらいのレベルまで来てるじゃないですか。そうすると、もうバーチャル手稼ぎみたいなものは当たり前になる世界みたいなんて、結構もうカウントダウン入ってるんですよね。
スピーカー 2
一部業界だと、例えばNFTのデジタルデータを日本人が作って、アメリカの人が買って、その支払いがイーサリウムなのですぐに決済が完了するとか、すでに起こってますもんね。
スピーカー 1
そうなんですよ。じゃあそういう時に今の現行で言えば、どうしても国際送金をすると2日かかっちゃいますよねとか、さらに言えばやっぱり2、3%手数料がかかっちゃいますよねみたいなことで、やっぱり非現実になってくるし。
その国の為替事情で、今や僕たちって一気一致して、特に日本って本当に100円だった時代から160円近くまでドル円が来てみたいなところで、やっぱり国の生活だったりとか、ビジネスが不安定になってくるみたいなところもあって、そういったところの影響をできるだけ減らしたいみたいな意向があるわけですよね。
だからこの辺の時代の流れとして、どういう理想型にあるべきなのかっていう話と、一方でとはいえ今の経済はそういうふうに回っているから、国と国のバランスの中で成り立っているうちは良いんだけれども、一応共同体と言ってるけれども、
一企業がリードする共通通貨に頼っていいのかっていう、この新しい知性学ですよね。
スピーカー 2
そうですよね。
スピーカー 1
この辺のバランスというものをどういうふうにしていくんだっけっていうことって結構大事だったりするんですよね。
スピーカー 2
そうですね。でもだからといって、すでに始まってるテレグラムのトンとかが。
そこのポジションになっちゃうってなると、じゃあアメリカ的にはテレグラムでいいんだっけとかそういうのも絡んでくるので、より複雑ですよね。
スピーカー 1
そうなんです。結局ここに絡んでくるのがもう一つの話で、やっぱりマネーロンダリング防止みたいな話だったり、テロ認識を強要するのはどうなんだっていう話。
じゃあこういった不正なお金の流れがデジタルを使えば洗浄できるじゃないか。それがテロに行くんじゃないか。
だから僕たちは国としてプライバシーをある程度犯罪に使われないっていうところをコントロールしなきゃいけないみたいな流れがやっぱり出てくるし。
一方でそういった流れが出てくると、今ケンスが言ったみたいにテレグラムのトンっていう、このテレグラムというプライバシーが国が盗み見するという行為はもう完全にそういう行為に対してはもうブロックしますっていうようなことを表明するようなコミュニケーションプラットフォームが出てくると、
一方で仮想通貨として、今や仮想通貨は仮想通貨でもうデジタルゴールドって呼ばれるぐらいに流通額が増えてきてるので、そういったものと連動していくような独自の仮想通貨っていうものが現れ始めて、そういったものがユーザーがどんどん指示していく中で増えていくっていうものをどうするかっていう話はあるし。
一方で実は、Facebookってステーブルコインを使ってるんですよ。だからさっき言ったように、もう銀行口座を持てないような新広告の方々からすると、何らかの形でプリペイドでお金を預けて、それを実質的な通貨的に使うってことって、どの国でも当たり前のようにやってるんですよね。