Spotifyデータの振り返り
こんにちは。こんにちは。さて、今回はですね、送ってくれた方が共有してくれた、あるポッドキャスト配信者さんのクリエイター向けSpotifyまとめ、このメモを一緒に見ていきたいと思います。
ええ、これはもう番組の通信簿みたいなものですよね。そうそう、まさに1年間の活動が全部こう数字で示されるっていう。
番組の健康診断書、カルテとも言えますね。このデータなかなか面白いですよ。ですよね、あの、まず僕がえ?ってなったのが、新規リスナー999%増っていう数字。
うわぁ、すごい。なんかもうドラゴンボールの戦闘力みたいじゃないですか。はは、確かにインフレしてますね。でもですよ、全体のリスナー数は前年比145%増、
で、フォロワー数は109%増。あれ?って。ああ、なるほど。この差って何なんですかね。まさにそこが今回の肝なんです。
999%っていうのは、おそらくですけど、検索エンジン経由とかで特定のエピソードに一気に人が流れ込んできたっていう感じじゃないですかね。
へー、なるほど。でもフォロワーの伸びがそこまでじゃないってことは、その人たちの多くは1回聞いて満足してそのまま去ってしまったというか。
ああ、いわゆる一見さんみたいな。ええ、ファンにはなっていない可能性が高い。広く浅い層と深く狭い層の二極化が見えるんですよね。
面白いなあ。じゃあその大勢の一見さんは何を聞きに来たんでしょうか。それもメモにありますよね。はい、最も再生されたエピソードが
トウシバタンザブローは仮面ライダーになりたいの第1話感想だったと。 ほうほう。ご本人もやっぱりアニメは強いって納得されてるみたいで。
なるほど。で、さらに興味深いのがそのリスナーが他に何を聞いてるかっていうデータ。 あ、ありましたね。ミセズグリーンアップルとかヨネツ原子さんとか。
そう。で、ポッドキャストだとアフターシックスジャンクション2とかコテンラジオとか。 えーってことはかなり若い層、しかも質の高いコンテンツを聞き慣れてる人たちですよね。
そうなんです。そんな耳の冷えた人たちがなぜこの方の、いわばおじさんの趣味語りにたどり着くのか。 不思議ですよね。
そこがミソで、普段完成度の高いちゃんとした番組を聞いてるからこそ、逆にこの配信者さんのなんていうかフィルターのかかってない個人の熱量ダダ漏れの語りが新鮮に響いたんじゃないかなと。
コミュニティ形成の重要性
あー、熱量。 本物の好きが持つ力みたいなものですね。
なるほどな。その熱量をじゃあ誰がどう受け止めてるのかっていうのも実はこのメモに。 この番組を1位に設定しているリスナーがなんと29人もいる。
そう、それです。そこなんですよ。 配信者さんご自身も有名心でもないし、社会に役立つ話もしてないのにってすごく感激されてて。
いやその気持ちすごくわかります。この29人こそがこの番組の宝なんですよ。
しかもデータを見るとこの熱心なファンは平均の6.6倍も再生してて、5%は配信後24時間以内に聞いてるって、もう生活の一部ですよねこれ。
なってますね。ご本人はキモいオタクおじさんなんて自虐してますけど、ほぼ毎日配信するっていう数で殴る戦略がこの29人との絆を深くしてるんです。
なるほど。 99%の新規リスナーは嬉しい偶然で、本当の目的はこの確実に待っててくれる人たちに声を届けること、それが続ける力になってるんですねきっと。
いやーそうか。送ってくれた方の資料から見えたのは、自分の好きを正直に発信し続けることで、国境を越えて小さいけどでもものすごく熱いコミュニティが生まれるっていう、そういうことだったんですね。
ええ、まさに。そしてこのデータって、何かを発信するすべての人にすごく本質的な問いを投げかけてると思うんです。
と、言いますと。
それは、あなたは爆発的に増えるかもしれない、不特定多数に向けて語るのか。それとも、たとえショーソングでも確実に待っていてくれる、29人のために語るのかということです。
うわー、深いですね。この番組は間違いなく候補者を選んだからこそ、この結果に繋がったわけだ。
そういうことだと思います。素晴らしい分析結果ですね。
次回の配信もお楽しみに。さようなら。
次回の配信もお楽しみに。さようなら。
