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  2. #1-10 ネットワーク効果を知り..
2024-02-07 26:59

#1-10 ネットワーク効果を知り尽くした上で、本当の戦略とは?

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「経営戦略を学ぶ」って、そもそも矛盾しているよ!最後の実践へのチャブ台がえし。

ネットワーク効果の強さ、立上げ方、破り方、最新技術に合わせた適応と、ネットワーク効果マスターになってきたリスナーの方々への最後の挑戦状です。

「本当に起業に役にたつビジネスの話」ってどういうことなのか?

全体を通してコメント・質問などお待ちしてます。


▼「s01 ネットワーク効果編」再生リスト:

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▼MC:

尾原和啓(IT批評家) https://twitter.com/kazobara


京都大学院で人工知能を研究。マッキンゼー、Google、iモード、楽天執行役員、2回のリクルートなど事業立上げ・投資を専門とし、内閣府新AI戦略検討、産総研人工知能研究センターアドバイザー、現在13職目 、近著「アフターデジタル」は11万部、元 経産大臣 世耕氏より推挙。「プロセスエコノミー」はビジネス書グランプリ イノベーション部門受賞



▼サブMC:

けんすう(アル株式会社代表取締役) https://twitter.com/kensuu


アル株式会社代表取締役。学生時代からインターネットサービスに携わり、2006年株式会社リクルートに入社。新規事業担当を経て、2009年に株式会社nanapiを創業。2014年にKDDIグループにジョインし、2018年から現職。



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▼音声編集:株式会社BOOK


▼アドバイザー:株式会社BOOK代表取締役 樋口聖典

サマリー

経営戦略の分野では、彼がやっていることが美味しくなるほど競争が激化し、戦略を打ち壊される可能性があります。そのため、経営戦略は定石を覚えるものではなく、考え方を理解し自分で拡張していくものです。ネットワーク効果によって戦略が形成されるような状況について考え、相手を困った状況に追い込むことが戦略の本質だと述べています。ネットワーク効果の本質は仕組みでお客様に選ばれ続け、仕組みでライバルよりも有利になり続けることです。しかし、ネットワーク効果の型は万能ではないため、新しいテクノロジーに合わせて再考する必要があります。

00:05
スピーカー 2
はい、というわけでですね、前回は新しいテクノロジーに合わせて、 ネットワーク効果の戦略をどう再構築するか、といった話をしたんですけれども、
本日は小原さん、どんな感じでお話ししましょうか。
スピーカー 1
はい、今までね、9 回ネットワーク効果、最強じゃん。でも、破り方もあるじゃん。
さらに言えば、新しいテクノロジーとかの変革に合わせて、 ネットワーク効果も再構築、自分でできるじゃん、みたいな話をしてきたわけなんですけど、
まだまだ深い意味ですよね、ネットワーク効果って。
例えば、ネットワーク効果って、前のセッションの中でもちょろちょろ言ってるんですけど、
NFX っていう、ネットワーク効果のむちゃくちゃマニアにやってらっしゃるベンチャーキャプチャルの定義だと、16 種類あるんですよ。
16 種類。
さらに言うと、この 16 種類って、5 年間の間で 13 種類から 16 種類に 3 種類増やしてるんですね。
スピーカー 2
増えてもいるんですね。
スピーカー 1
そうなんです。そこが結構大事なところだと思いまして。
さらに言うと、このネットワーク効果、日本に関して言うと、まさにネットワークエフェクトっていう本を書いた、今、アンドリューセン・ホロビッツと呼ばれる AI 君王とか、マーベル3リードしてるベンチャーキャプチャルの方が書いてる本だと、
ネットワーク効果って、5 段階で考えた方がいいよね、みたいなこと言ってたりするんですよね。
スピーカー 2
16 の型があって、ステップが 5 段階あるみたいな感じですか。
なるほど。
スピーカー 1
だから究極で言うと、16 かける 5 の 80 種類あるよね、みたいな話だったりするし、
例えば、ビットコインがどうやって成長してきたの、みたいなことで言うと、この 16 種類のネットワーク効果を 6 段階にずらしながら動きました、みたいなことがあったりとか。
スピーカー 2
さっきは 5 ステップだったけど、今度は 6 段階にずらす。
スピーカー 1
そう、だから、ネットワークエフェクトを回し始めるためには、その 5 段階のステップがあるんだけれども、
どのネットワーク効果の種類を使っていくんですか、っていうことに関して言えば、
16 種類のうちの 5 種類を少しずつずらしながら、みたいなことをやったりもするわけなんですよ。
スピーカー 2
じゃあ、型を変えながら、もう登っていっているってことですか。
そうです。おっしゃるとおりです。さすが、AI。
でも、そうですよね。こういうのって、この型をこのステップで、みたいな綺麗なものではなくて、状況状況に合わせてちょっと変えたりとかしていくよねっていうのが当たり前にあるという、そういう話ですかね。
ネットワーク効果には16の定石がある
スピーカー 1
そうなんです、おっしゃるとおりです。だから、今日は一個一個説明しているとむちゃくちゃ長いので、バーッと簡単に説明すると、
例えばこの概要欄にも貼っておくんですけれども、NFX が言っている 16 種類のネットワーク効果で言うと、
言語であるランゲージ、信念であるビリーフ、ある種ライフスタイルとか似ている人たちが集まってくるトライバル、種族みたいな言い方をしますよね。
あと、みんながやっているから俺もやらないかっていう主流感をやっていくバンドワゴン。
さらに言えば、電線とかっていうフィジカルなものもネットワーク効果になるし。
スピーカー 2
電線病の電線ですか。
スピーカー 1
ごめんなさい、そうですね。電柱とか。
スピーカー 2
電柱とか、そっちの電線ですね。
スピーカー 1
インターネットの光ファイバーケーブルとか。
スピーカー 2
なるほど、なるほど。
スピーカー 1
ある種、例えば iPhone ってデバイスレベルで仲間を作るので、まさにフィジカルなネットワークなわけですよね。
僕とかはやっぱり iPhone あんまり使ってないから、AirDraw で写真を共有されるときに仲間外れになっちゃうなっていうのもあったりするわけですよね。
さらに言えば、例えば今言った iPhone で AirDrop しますよねみたいなもののやり取りをするところのプロトコルだったりとか。
あとツールレベルで作っていくパーソナルユーティリティ。
例えばこれ Excel は同じ Excel だとやり取りがしやすいよねみたいなものだったりとか。
みたいな形で細かく言っていくと、それ以外にパーソナルだとか、マーケットネットワークだったりハブ&スポークだったりとか、
マーケットプレイスはツーサイドもあれば、プラットフォームのツーサイドもあれば、
アンシンポシックスマーケティングプレイスみたいな形で、メルカリみたいに買い手が売り手に変わっちゃったり、売り手が買い手に変わっちゃったりするよみたいなものもあるし。
スピーカー 2
いろいろあるってことですね。
スピーカー 1
そうですそうです。一応全部言っておくと、あと経験値が溜まっていくエクスパティーズとデータ。
あともう一個あるのがテックパフォーマンスみたいなパフォーマンスの差そのものもネットワークエフェクトになるよみたいな。
知ってほしいのはこのぐらいの解像度で使い分けるみたいなことなんですよね。
スピーカー 2
ちなみに小原さん、この 5 ステップって具体的にはどういうステップなんですか?
スピーカー 1
これもパパッと解説しちゃうと、ネットワーク効果っていうのが立ち上がり始めどうして立ち上がった後もどうするかみたいなことを5段階に分けていて。
最初は1回解説したコールドスタートって呼ばれる。実はネットワーク効果ってぐるぐるが回り始める前ってむしろ無価値。
そこをどうやって無理やり回すところまで持っていくのっていうコールドスタートっていうのが1回目。
次がどうやって放っておいてもぐるぐる回り始めるのっていうこのティッピングポイント。
でも結局ティッピングポイントを迎えてもライバルがもっと速い速度でティッピングポイントを超えて追い越しちゃう可能性もあるから
ティッピングポイントを超えた後も大気圏を脱出するみたいな形の脱出速度を持つっていうのが3段階目で大事で。
でもある程度ビジネスって市場のマックスまで行くと天井が来るんだよね。
じゃあこの天井来た時にどうするのっていうセリング問題。
そして天井できた後に今度はアトミックネットワーク返しとかされないためにネットワーク効果以外の入ってくる防壁を作っていくっていういわゆるモートと呼ばれる参入障壁っていう
第1段階コールドスタート問題。第2段階ティッピングポイントどうやって迎えるんじゃい。第3段階ティッピングポイント超えたら脱出速度でガーッといけ。
第4段階市場マックス天井来たらどうするの。第5段階天井来た後に他のアトミックネットワーク返しとかネットワーク壊されないようにするために参入障壁どう作るのっていうモートっていうこの5つなんだよね。
スピーカー 2
なるほどなんかLINEの実例とかを想像するとめっちゃわかりやすくて最初LINEは友達がいないので全然使われないよねみたいなフェーズがあって
使われ始めたらなんかまああのどんどんどんどん広がっていくみたいなところの課題にぶち当たって
3つ目のステップぐらいの時はDNAさんが参入してめちゃくちゃCM打つよみたいなことをされてそのティッピングポイントを超えられちゃうかもみたいなところを乗り越えて
次にまあ盛り上がってきたら今度はちょっと横に広げてLINEミュージックとかLINE漫画とかLINEペイとかいろいろ使うようになってきてみたいなこういうステップがね綺麗にやられてましたよね。
スピーカー 1
さすがスッと出るとこすごいよね。でこの辺に関してはまあ詳しく知りたければ日本語訳も出ているアンドリューチェンのまさに名前の通りネットワークエフェクトっていう本を読めばわかる話だから
まあもうここまでポッドキャスト聞いてくれてる人にとっては読めばスルスル入ってくるはずなんだよね。
スピーカー 2
なるほどわかりましたありがとうございます。今の後半のところは一旦名前がこんなのがあるなぐらいで僕らは大丈夫ですか?
スピーカー 1
そうなんですというのはまあぶっちゃけいや本当にいい響きを敷いてくれるよね。
経営戦略の矛盾
スピーカー 1
何かっていうとですねまあ今まで10回にわたってネットワーク効果最強じゃんかっていうことを説明してきたわけですけど
経営戦略の分野においては経営戦略を学ぶというぐらい矛盾したジャンルはないよねっていう言葉があって
スピーカー 2
どういうことですか?
スピーカー 1
経営戦略って学ぶ価値本当にあるんですか問題ってあるんですよ。
スピーカー 2
あーなるほどなんか本当にそれ経営に使えるんですかみたいな問いがあるってことですか。
スピーカー 1
そうですというのは結局経営戦略って基本的に自分がやってることが美味しくなればなるほどたくさんのユーザーに選ばれ
たくさん儲かるようになればなるほどライバルが入ってくるわけですよね。
だからその経営って要は相手との競争だからある戦略が主流になると誰かがそれを打ち壊したくなるわけですよ。
スピーカー 2
あーなるほどそれを上回るまた対策が練られてしまうっていうことですか。
スピーカー 1
そういう風に結局戦略って戦いを略するものであると一方で戦うためのネットワーク効果には16の定石があるよねとか5ステップあるよねっていう風に
定石が普及しちゃうとライバルがその壊し方をわかる。
だから経営戦略っていうのはその覚えるものではなくて考え方を理解して自分で拡張していくものだっていうのが10回もずっと語っておいてごめんね後は自分で考えてっていうのがその講義の締めくくり的になってくる。
スピーカー 2
でもそうですよねなんか将棋とかでも定石を覚えたら戦えるかっていうとそこが基礎のラインになるけれどもその先はちょっと自分で考えないと当然戦えないよねっていうそれと似てるっていうことですよね。
スピーカー 1
まさにその通りです。だから例えば将棋だと組み合わせの数がとても多いから定石ってものすごいパターンがあるわけなんですけど
じゃあ本質的に考えてオセロで最も勝てる戦略っていうものはどういうふうに考えるべきなんですかって言われたらどう言います。
スピーカー 2
全然わかんないです。
スピーカー 1
意外だね。一般的によく言われてるオセロのこうやれば勝てるよねって戦略は四隅取ろうって言い方するわけですよね。
スピーカー 2
あーなるほどねそれは知ってますそれは聞いたことある。
ゲームの戦略とネットワーク効果
スピーカー 1
でも本質的にはオセロっていうのは四隅を取るゲームではないんです。なんだと思います。あんまりやんないのかなオセロ。
スピーカー 2
あーなんだろう。全くわかんないですね。僕だから弱いんだ。
スピーカー 1
僕は基本的にあらゆるゲームをハックすることのマニアなので、要は最短で勝つためにはどうするかっていう話で、結局ゲームっていうものはライバルがいる以上、ライバルを困った状況に落とし込むっていうのが最強戦略なんですね。
ある種ネットワーク効果っていうのは売り手が買い手を呼んで買い手が売り手を呼んでってやるから、自分が相手よりもどんどん選択できるような状況になるし、お客さんがうちを選んでくださいやすい状況になるっていうのが戦略という戦いを略するところも一番シンプルなところなわけですけど、オセロって。
スピーカー 2
分かった気がする。つまり相手が受ける場所を減らしていく。
スピーカー 1
さすがやな。この運感もう夫婦みたい。ありがとう。そうなんです。つまりオセロってのは相手をパスに追い込むために打てる場所を減らしていくっていうのが実は本質的な戦略なんですね。
スピーカー 2
面白い。
スピーカー 1
だから戦略っていうのはこれをやれば正解で勝てるっていうものもあるんだけど、相手の選択肢を減らしていって自分の選択肢だけが増えてる状況を作っていく。
これが実は戦略を柔軟に考えていくっていうところで一番本質な話で。
やっぱりケンスみたいに、ユーザーにとって嬉しいサービスを作るんだ。ほのぼの装飾系みたいなところにはやっぱりこういう発想ってやっぱりなかなか少なくて、
オバラみたいな黒魔法大好きみたいな相手の選択肢をどう減らしていくかみたいなことを丁寧に丁寧に地道に考え続けるみたいなことが実は戦略の本質だったわけですよ。
スピーカー 2
これ戦略の説明としても分かりやすいですね。つまりなんか相手がパスしたら向こうの戦いを打てる手をなくしてしまうので、戦いとしてはもうめちゃくちゃ略されてるよねみたいな。
分かりやすい実例として今ちょっと接種できました。
スピーカー 1
まさに抽象化最高。っていう観点で考えた時に、将棋ってどういうゲームですかっていう話をした時に、もちろん定石知ってることたくさん大事ですよね。
でも将棋ってゲームって、やっぱ藤井壮太さんが本質的にあれ変えたんですよね、将棋のゲーム。
スピーカー 2
へー、はい。
スピーカー 1
これ何だと思いますかって。これはまさかに無茶の問いかな。
スピーカー 2
藤井壮太さんが変えたところ。
スピーカー 1
ヒントは、将棋のゲームって持ち時間っていう、考えれる時間が限定されてるんですよ。
スピーカー 2
なるほど、っていうことは相手の持ち時間を消費させるような手を打てるようになったとかですか。
はい、その通りですね。
スピーカー 1
なるほど。
だから、もともとは相手の持ち時間をいかに消費させて、一回持ち時間なくなっちゃうと、確か1分だったかな。
考える時間1分しかなくなっちゃうんですよ。
スピーカー 2
なんかね、ありますね。
将棋のゲームと相手の思考時間
スピーカー 1
なので藤井壮太さんのすごいところは、要はパソコンという永遠に将棋を考えれるっていうパートナーとずっと彼はシミュレーションしてるので、要は相手を想定外に追い込んで、
想定外の時って、やっぱ考え直さなきゃいけないから、どの選択肢がいいんだっけっつって。
スピーカー 2
なるほど、パターンを知らないパターンに追い込むことによって、反射的にできなくするみたいなことですね。
しかもそれを計画的に相手の思考時間を減らしてって、そうすると最後1分で打たなきゃいけないように相手が追い込まれるから。
スピーカー 1
そうすると本当は彼の実力があれば、いや実はその選択肢20個あるうちの17番目が実は正解みたいなところに、
思考時間があれば追いつけるんだけど、1分で答え出さなきゃいけないって時にやっぱミスり始めるわけですよね、相手は。
スピーカー 2
最善秀を打てなくなると。
スピーカー 1
それってビジネスも一緒なわけですよ。
経営戦略として、アトミックネットワークみたいなものっていくらでもあるよねとか、マーケティングリポジショニングとかいくらでもあるよねみたいなところってあるんだけど、
リアルビジネスにおいて、オペレーションは相手をめちゃめちゃ大変にしたりとか、資金繰りをめちゃくちゃ大変にっていう風に、
強制的に思考時間を減らすように追い込んでいったりとか。
ナイシュはあえて100%の手ではなくて、あえて奇手って呼ばれるような想定外の手を打つことによって、相手の判断速度を遅らせる。
こういうふうなことをやることによって、結果的に相手が選択肢が、いい選択肢を取る余裕を与えなくするみたいなところも戦略の本質だったりするんでしょうね。
ビジネスの戦略と相手の困らせ方
スピーカー 2
なるほど、これはありますね。
Googleとかマイクロソフトですら、ベンチャーがいい手を打ってきた時に、焦って対応せざるを得ない、みたいなことってよく見ますよね。
スピーカー 1
そうですよね。だからわかりやすい話で言うと、やっぱり今回、生成AIによってオープンAIがドカーンって来た時に、
GoogleがコードDeadを出して、もう一回創業して、あるセルゲイ帰ってきてくれ、みたいな。
そういう追い込まれるシチュエーションみたいなことを作っていくっていうことが、実質的な戦いにおいてはめちゃめちゃ大事なことだったりするわけ。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
なので、これ僕がユダヤ人の友達に、めちゃめちゃこいつ商売上手くて、めちゃめちゃ儲けてる人で、そいつに、
なんでお前そんなに商売上手いの?って言った時に、むちゃくちゃシンプルな答えが返ってきたんですよ。
それは、小原、商売っていうのは、相手を困らして、自分が困らないような状況に持っていくことだと。
だから、相手が困ってると、普通の価格よりも安く売ってくれるし、相手が困ってると、普通のものより高く買ってくれると。
だから、いかに商売の本質っていうのは、自分が困らなくて相手が困る状況を作るか。
そして、ユダヤ人が最高なのは、ユダヤ人同士で絶対困らない状況を作る支え合いをしていることだと。
そして、彼はウェルカムトゥユダヤ人ワールドって言って、僕を抱きしめてくれたっていう。
スピーカー 2
なるほど、面白いですね。
スピーカー 1
そうなんですよ。というわけで、ケンスは僕を困らないように助けてくださいっていう話なんですけどね。
スピーカー 2
助けてくださいってこういうね。
でもちょっとわかる気がします。
例えば、ちっちゃい例ですけど、僕、ノートとかで記事書いてるんですけど、
フォロワー数多いし、お金にもそんな困ってないので、
例えば必死で書いた、誰かが記事を1000円で売ってますみたいな時に、
僕って記事毎回100円とかで売ってるんですね。
スピーカー 1
そうですよね、そうですよね。
スピーカー 2
そうすると価格破壊になってしまって、ケンスさんは同じくらいの分量100円で売ってるけど、
あの人1000円で高いよねってなると、相手は結構どんどん追い込まれてしまう。
スピーカー 1
そうなんですよ。
スピーカー 2
結果として安い僕のノートが売れると、より次からも100円で出せるんですよね。
買う人が多くなるので。
みたいなことが起こってくるけど、こういうのって商売でも結構よくありますよね。
スピーカー 1
特に今言った話って、やっぱり限界利益っていうものがネットビジネスにおいては大事で、
スピーカー 2
限界利益。
スピーカー 1
要はコンテンツって、ラーメンとかで安くしようとしても、
ラーメンの原材料よりは安くできないわけですよね。
スピーカー 2
確かにね。
スピーカー 1
こういう1個売るのに個別で費用がかかることを変動費って言ってたりするんですけど、
ネットビジネスの特徴って、要はコンテンツ1個作る、プログラム1個作るっていう、
1回コストかけちゃえば、100人に売ろうが100万人に売ろうが、追加コストほぼ変わらないっていうところがあって。
そういう、やっぱり今回ネットワーク効果で10回話してきましたけれども、
インターネットにおけるゲームチェンジってまだまだあるんですよ。
特にインターネットっていうのは、やっぱり遠くにあるものを一瞬でつなぐことができたりとか、
プログラムだったりコンテンツだったりとか、1回作れば作ったものが勝手に稼いでくれる。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
こういう仕組みで儲かり続けるものがあるっていうのがやっぱり結構本質で。
それの最強でのバージョンが強みが強みを呼んでいって、仕組みでどんどん強くなっていくから、
こっちがどんどん仕組みで買い手が売り手を呼んで、売り手が買い手を呼んでくるから、
自分はどんどん困らない状況になっていく。
一方でネットワーク外部制みたいな話だと、仲間外れになりたくないから、
どんどんどんどん僕らのネットワークに入ってくれるっていう状況になると、
相手からすると、相手のやり方の軍門に下らないと仲間に入れてもらわないからっていう風に、
相手を困った状況に追い込んでいく。
こういうような仕掛けがたくさんある中で、
このネットワーク効果っていうのは一番わかりやすい事例なんじゃないかなってことなんですね。
スピーカー 2
なるほど。じゃあこれさっきの5ステップと16の型みたいなのは、
逆にそんなに深く追う必要はなく、むしろちゃんと本質を見た方がいいよっていう。
スピーカー 1
そうなんです。ただそこがさっきやっぱケンスがバサッと本質を言ってくれたように、
将棋っていうものとかオセロっていうものって、
常識がわかってないとステージに上がれないわけですよね。
常識がわかった上で、常識をわかってる同士の戦いっていうところにステージがいると、
今度はその常識から離れて、いかに相手を困らせて、
いかに自分だけ選択肢が多い状況を作っていくっていう、
オセロの相手をパスする状況にどう持っていくのかっていうところが、
最終的には上級編なので。
だから、くしくもケンスがまとめてくれたように、
大事なことはステップとして言っていくと、
ネットワーク効果の本質
スピーカー 1
まず日本人は仕組みで勝つっていう考え方が苦手なので、
手に汗かいて仕事をするとか、
クラフトマン巧みみたいな形で磨き込んで、
磨き込んでプロダクトで選ばれるみたいなところが強いんですけど、
ネットワーク効果の本質っていうのは仕組みでお客様に選ばれ続けて、
仕組みでライバルよりも有利になり続けるっていうところが一番大事なので、
ここのベースはまずわかりましょうと。
なった時に、この仕組みでユーザーから選ばれ、
ライバルが入ってこいへんから儲かり続けるネットワーク効果を立ち上げるためには、
やっぱり型があるんです。という風に型の話をしましたし、実例の話をしましたし。
だけど一方で、その型って万能じゃないから、
アトミックネットワーク返しとかリポジショニングとかで殺すこともできるし、
新しいテクノロジーが出た時にゲームチェンジが起こるから、
新しいテクノロジーに合わせてネットワーク効果をもう一回考え直す。
その時のキーワードが希少性のシフトみたいな話をしましたよね。
こういう風に、まず仕組みでお客様に選ばれ続け、
仕組みでライバルからうちの方が有利になるというやり方の定石を知った上で、
テクノロジーだったりその状況で柔軟に変えていく仕組みも作る。
でも最後は、結局僕らがこうやってネットワーク効果をむちゃくちゃ細かく語ったことによって、
みんな知った状態から始まるから、
いかに相手のオセロの打ち手をなくしていくっていう想定外を持ち込むことだったりとか、
判断時間を減らすことだったりとか含めて、
いかに相手を困らす状態で自分が困らない状態を作っていくっていう定石から離れていく。
こういうようなことを考えていくっていうことが大事で。
このネットワーク効果の全部で10セッションって、
それを一連、擬似体験していただくっていうことで、
これだけ長く語ってみてもよかったんじゃないかなというのが、
この講義のまとめになってくるんですね。
スピーカー 2
なるほど。めっちゃわかった気がする。
でもこれ使うようになるにはやっぱりどちらかというと、
前提となる仕組みで勝とうねみたいなところもめっちゃ重要だし、
定石を知った上で自分でこれだと考えていくっていうのも大事っていうところが、
結構ポイントとしては大きいですね。
スピーカー 1
そうですね。やっぱりネットワーク効果、何のかにもいって、
お客様から選ばれ、仕組みでライバルを排除する仕組みとしては最強なので、
仕組みでやれるんだっていうことを前提条件にまずは考える癖付けよっていうところがあるといいなと。
スピーカー 2
そうですね。やっぱり日本人に限らないかもしれないですけど、
こういうハウを学ぶのは結構みんな得意なんですけれども、
結局その前提となる構築の仕方の考え方、仕組みで勝たなきゃねとか、
その辺がないから結構グラついてるみたいなのがあるんじゃないかなと思ったので、
今回話聞いて一番役に立ったのがそこかもしれないですね。
スピーカー 1
そう言っていただけると、この前10回の不責の中で本当にお客様から選ばれるサービス作り、
でもお客様から選ばれるとライバルがたくさん入ってくる。
特にネットってライバルがコピーするのがとても簡単なので、
いかに自分だけが選ばれ続けるっていうことに対して考え方が、
日本語ぐらい進んでもらえたら、今回の講義、この最初のネットワーク効果シリーズの意味があったかなというふうに思います。
スピーカー 2
じゃあ講義としてはこれで最後で、次回が最終回になりますかね。
スピーカー 1
そうですね。次回はこうやってケンスがありがたくやってみようよって言ってくれて、
実際やってみてどうでしたっていうところの、今回のシリーズの振り返りもあるし、
そもそもポッドキャストをやってみてどうでしたみたいなところを一回完走戦をして、
やっぱり講義の後には完走戦っていうのが目的でございますので、
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
次回完走戦やって、あともう一個ね、次のシリーズの予告みたいなのも次のお話でできたらですね。
スピーカー 2
了解しました。じゃあ今日はそんな感じですかね。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
はい、ではありがとうございます。
スピーカー 1
ありがとうございます。
26:59

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