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2025-08-13 29:02

#12-3 論破王はなぜ生まれた?YouTubeを席巻する切り抜き動画の可能性

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:::::::::::::::::: 今週の内容 ::::::::::::::::::

今回はYouTubeの「切り抜き動画」がテーマです。

ひろゆきの発言が、誰かの手で編集され、
別の誰かに届いていく。

いまや本人が発信しなくても、
“ひろゆきコンテンツ”は止まらずに広がっていきます。

そこには、
手間をかけずに届ける仕組みと、
続けていくためのちょっとした工夫がありました。

ぜひお聴きください!

:::::::::::::::::: 再生リスト ::::::::::::::::::

■ひろゆき編
Spotify:⁠⁠https://bit.ly/3IKC17d
Youtube Podcast:⁠⁠⁠https://bit.ly/45aukia

■全シリーズ
Spotify:⁠⁠⁠https://spoti.fi/3zxsWd3⁠⁠⁠
Youtube Podcast:⁠⁠⁠https://bit.ly/49HTSEZ⁠⁠⁠

:::::::::::::::::: 出演 ::::::::::::::::::

⁠⁠尾原和啓(IT批評家)⁠⁠

京都大学院で人工知能を研究。マッキンゼー、Google、iモード、楽天執行役員、2回のリクルートなど事業立上げ・投資を専門とし、内閣府新AI戦略検討、産総研人工知能研究センターアドバイザー、現在13職目、近著「アフターデジタル」は11万部、元 経産大臣 世耕氏より推挙。「プロセスエコノミー」はビジネス書グランプリ イノベーション部門受賞

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⁠⁠けんすう(アル株式会社代表取締役)⁠⁠

アル株式会社代表取締役。学生時代からインターネットサービスに携わり、2006年株式会社リクルートに入社。新規事業担当を経て、2009年に株式会社nanapiを創業。2014年にKDDIグループにジョインし、2018年から現職。

::::::::::::: 番組への感想・メッセージ :::::::::::::

⁠⁠⁠https://forms.gle/bHQjcgjCCQkFEFDg9⁠⁠⁠

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■音声編集:株式会社BOOK

■アドバイザー:⁠⁠樋口聖典(株式会社BOOK代表取締役)⁠⁠

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サマリー

ひろゆきさんのYouTubeチャンネルは切り抜き動画を通じて大変な人気を持ち、特に若い世代に強い影響を与えています。この仕組みでは、ユーザーがコンテンツを切り抜くことで収益を得ることができ、その結果、ひろゆきさんの名声が高まっています。このエピソードでは、切り抜き動画のインパクトやその背景について、ひろゆきさんの戦略やWeb3の可能性が論じられています。また、AI技術の進展が切り抜き文化やひろゆきさんのブランドに与える影響についても触れられています。ひろゆきさんのように、自分のアイデンティティーを変えずに効率よくビジネスを展開する考え方が注目されています。日本の切り抜きチャンネルやYouTubeの成功事例を通じて、新たな企業家精神の可能性が探求されています。

ひろゆきのYouTube人気
スピーカー 1
はい、というわけで、ひるゆき編の第3回ですね。
スピーカー 2
いやー、2チャンに続いてニコニコ編も、本当に見事なゲーム設計をすれば、そこで動いていく。
一方で、やっぱり会社が動画をやっているが故にインフラが重いから、どうしてもいろんな人の意図が入っていて、
そこでちょっと動きにくくなったら、次に鮮やかに行くひるゆきさんというのが、本当に凝縮されていて、めちゃめちゃいい回ですね。
スピーカー 1
すごいですよね。ゲームルールを理解して、そのゲームルールを攻略して、自分の負担なくすごく盛り上げて、
かつユーザーから面白いものが出てくるみたいなところに、やっぱり面白さを感じていて、
自分もユーザーとして楽しむみたいなところが特徴だなというふうに。
スピーカー 2
そうですね。そこがわかったのがニコニコ編のいいところで、
要は自分が怠け者だから、できるだけ楽して動くゲームルールにするんですよっていう象徴が2チャンだとすると、
ニコニコって一方で、そこのゲームルールで遊んでいる地方の方々だったり、いろんな人が遊ぶ場所っていうことを大事にしないのっていう、ちょっと哲学面も見えましたね。
スピーカー 1
そうですね。というわけで今回は、今まさにやっていらっしゃることかなと思うんですけど、YouTuberですね。
これも普通の人の理解だと、ひろゆきさんがYouTubeをやっていて、切り抜きをうまく使っているぐらいの多分感じだと思うんですけど、
ちょっと改めて、まずどんな結果を出しているのかというところを言うと、登録者数は2025年5月段階で159万人以上でございますと。
切り抜きもすごくて、これデータとして見れたら2021年度の総再生数、切り抜き動画の総再生数28億3424万回。
スピーカー 2
そうなんですよね。おっしゃる通り。実は再生回数ランキングで言うと、上位っていわゆる音楽を除くとほとんどがひろゆきさんの切り抜きなんですよね、2021年。
スピーカー 1
もうね、すさまじい28億再生なんで、全日本人が年間30回近く見たっていう計算になっちゃいますね。
スピーカー 2
しゃれんならない量ですね。
スピーカー 1
2021年6月以降だと関連コンテンツで月間3億回超になっているとありますし、例えば15歳から24歳の信頼するインフルエンサー、2021年3月のLINEの調査で第2位。
スピーカー 2
じゃあやっぱり1位はそうですか、ブンブンハローイン。
スピーカー 1
そうですね、確かそうですね。
スピーカー 2
まあまあまあそれは不動だもんな。まあでもいきなりひろゆきさん会えるのがすごいですよね。
スピーカー 1
すごいですね。
で、あと中高生が相談した有名人で第3位、これも2021年7月のソニー生命。
スピーカー 2
はあ、ちゃんとしたところがね、調査されているところで。
スピーカー 1
あとは、「それってあなたの感想ですよね?」が小学校流行語ランキング1位、2022年。
こわ、こわ。
という感じですね。
スピーカー 2
という影響力ですね。という観点で考えた時、すごい幅広いですよね、影響力の層も。
スピーカー 1
幅広いですね。特にまあ、小中高生とか若い世代に絶大なる信用があるという感じなんですけど。
実はですね、ひろゆきさんのYouTubeで2016年に始まってて、2018年末で7000登録なんとかなんですよ。
スピーカー 2
えー、実は。
スピーカー 1
そんなに、まあ、ひろゆきさんの影響力考えたらめっちゃしょうごいですね。
そうなんですよね。その時点で知名度抜群だったんですけど、このぐらいで、2019年でも5.8万人。
スピーカー 2
まあまあまあまあ、いいっちゃいいですけど、今の影響力考えればまだアクセル踏んでないんだなーって感じですね。
スピーカー 1
そうなんです。で、2020年に11万人で、2021年の末に31万人、2022年に137万人と。
21年がすごいんですよね、やっぱり。
という感じになっていて、これ、ひろゆきさん2021年に投稿してるんですけど、去年TwitterとYouTubeの登録者数を増やそうと思い立って、ふわちゃんを目標にしてたって言ってるんですよね。
スピーカー 2
へー、ふわちゃん目標なんだ、なるほど。
収益分配の仕組み
スピーカー 1
そうなんです。なので、基本的には2020年ぐらいから、これ伸ばそうって思ったんだろうなっていうことがわかります。
スピーカー 2
まあまあ、前2年できちん結果出すわけですよね。
スピーカー 1
結果出したと、はい。という感じですね。で、これの理由、これご存知の方も多いんですけど、切り抜きという仕組みを使ってるのがすごいところですと。
で、簡単な仕組み言うと、ひろゆきさんがライブ配信をして、適当に質問に答えて終わるっていうのをやって、それを切り抜きユーザーが切り抜いて、自分のチャンネルでアップしますと。
で、そうすると、再生された分、広告収入の半分を接班するみたいな。
だいたいこういう仕組みでやってるんですね。
そうですね、ざっくりと。
なので、面白いことを言えないユーチューバーとか、自分では面白くない人とかが、ひろゆきさんの動画を切り抜くだけで、そこでマネタイズができるっていうところが非常に画期的だったんですけど。
これがですね、やっぱり何がすごいかというと、コンテンツIDという仕組みがあって、それを使うと、切り抜いてる人のお金を強制的に徴収できてしまうみたいな。
スピーカー 2
そうですね。正確に言うと、そのコンテンツIDという仕組みは、YouTubeが持ってる動画の誰の動画ってことをAIで自動判定するシステムで。
だから、引用したところが、「〇〇さんの動画のこの部分を引用してますね。」みたいなところを自動判別してくれることによって、もともとはそれで著作権違反っていうのを摘発するということだったりとか。
ないしは、もともと著作権を持っている人が、「これは流行的にやってる人たちだから、これはOKですよ。」っていう残すための判別システムだったんですよね、もともとは。
スピーカー 1
そうですね。それを活用して、これもひろゆきさんのXからですけど、YouTubeの切り抜き動画の収益を強制的に奪い取るツールのおかげで、契約しなくても気軽に切り抜きを始める人が増やせると。
これやると、いろんなチャンネルがひろゆきのコンテンツを使うので、おすすめ欄がひろゆきを選すると。そうすると、切り抜き動作の再生数が相互に伸びるっていう仕組みがあるので、これやったほうが得じゃんと思う人がどんどん出てくるし。
スピーカー 2
すげえな、そういうのちゃんとわかってるな。実は、今のYouTubeの構造って、これ別に僕は元Googleだから知ってるわけではなくて、Google辞めた後の一般常識として知ってることなんですけど、今のYouTubeの再生時間の90%以上ってユーザーが選んでないんですよね。
一本目って比較的ユーザー選ぶじゃないですか。スクロールしたり検索したり。でも、大概のユーザーってYouTube2本目、3本目って見るとなると、そこで出てきたおすすめ動画の中で選択するか、自動再生で再生されるので。
そうすると、一つ関連に近いものを見ちゃうと、それに近い動画がどんどんどんどん続いていくっていう現象がアルゴリズムとして強くなっていった。そういうようなところの傾向をもらうと、先ほど言ったContents IDっていう動画の元動画を正確に調べてくれて、そこの広告の配分収入ということを比較的簡単に作れるシステムをGoogle側が、
ただで用意してくれているっていうところを見つけちゃったってことですね。
スピーカー 1
見つけちゃって。しかも、みんな長尺を見せたがると、そもそも。なぜなら広告収益のために。ただ切り抜きだと1分とかになると。並んだときに電車とかで1分で見ようと思ったときに、これ1分だわと思ってクリックすると。
そうすると、どんどんおすすめ欄に、ひろゆきの切り抜きがいろんなチャンネルの方が出るから、いいじゃんっていうことも言っていて、っていう形なんですけど、恐ろしいのが、やっぱこれってこの仕組みを思いついたときに、ひろゆきさんの会社の社内で行ったらしいんですね。
未来検索ブラジルという会社の社内で。みんなやっぱりピンとこなかったと。当時だとYouTubeってちゃんと企画してサムネイル作って、編集してっていうのをやらないといけないよねってみんなが言ってて、分かってくんないから、まず自分でやったっていうふうに。
スピーカー 2
へー。じゃあ元々はもうプロデューサー側でやってもいいかなぐらいの感覚だったんですかね。
スピーカー 1
はい。っていうふうに僕には言ってました。これ未来検索ブラジルって、ガジェット通信クリエーターネットワークっていうMCNと呼ばれるものがあるんですよ。ここってゲーム配信とかが強いんですけど、結構岡田斗司夫さんとか青城大司さんとか、著名な方の切り抜き動画とかをサポートするっていうのもやっていたりして。
スピーカー 2
そうですね。元々マルチチャンネルネットワーク、MCNっていうのは複数のYouTubeチャンネルを束ねて管理するための会社だったりするので、ゆうかりにある方っていうのを拡張していったってことですよね。
スピーカー 1
そうですね。実は僕のYouTubeとかもここでお世話になってるんですけど、ひろゆきさんって自分が儲かるというより、こうすると儲かりますよっていう。僕がやってること簡単ですよねと。なので、そのプロモーションとしてやっているっていうふうに言ってるんですよ。
なるほどね。
どちらかというと、このガジェット通信のクリエイターネットワークを広めるために自分はやっているっていう感覚みたいですね。
スピーカー 2
なるほどね。だってあれだもんね。岡田斗司夫さんとかは、やっぱりひろゆきさんとも近いってこともあって、比較的早く切り抜き動画に参入されたけど、今やあれだもんね。岡田斗司夫さん本人より切り抜き動画のYouTube登録者数の方が多いからね。一人で。
なるほどね。
切り抜き動画の影響
スピーカー 1
そうですね。そういう職人の人が例えば年間何億円も稼いでしまったりとか、そういう可能性があるのでみんな頑張るっていうところがね、すごいですね。やっぱり人がこうやったら動くよねみたいなところを的確に抑えていて、
言ってしまえば自分はライブ配信をたまにやるだけでよくて企画もしなくていいし、質問に答えるだけでいいし、あと何もしなくていいが、切り抜きの人たちが切磋琢磨して勝手にちょっと派手なタイトルつけてみたりとか、字幕を頑張ってみたりとか編集頑張ってみたりすることで伸びているっていうところが非常にひろゆきさんらしい戦略だなと思います。
スピーカー 2
いやでもこれ単なる戦略じゃなくて、もうその世の中の流れ変えたじゃないですか。例えばわかりやすいのが東京都知事選における石丸さんみたいな形で、石丸さんに至ってはもう意図的に彼が市長をやられてた頃からその切り抜きっていうものをうまく見方につけて、それによってムーブメントを作って政治の結果が動くみたいなところまでやってしまう。
だからある種、自分でプラットフォームを作らなくても、メタプラットフォームって言えばいいんですかね。プラットフォームの上にプラットフォームを作ることによって、もう社会的な運動まで起こしてしまうっていうのって、彼はどこまで見えてて、どこまでやってたんですかね。
スピーカー 1
これも僕とのXのやりとりで言ってたんですけど、Web3の流れってやっぱりファンが稼げたりするみたいなやつ。あれってやっぱWeb3なんて実際はあんまり意味がなくて、でもファンが稼げるようになれば多分次来るから、だから切り抜きやってるみたいなことは言ってましたね。
スピーカー 2
なるほどね。だからWeb2っていうクリエイターの方がコンテンツをアップすることによってコンテンツが豊かになっていくっていう時代から、Web3っていう形でトークンを持てば、そのプラットフォームが豊かになれば、そのトークンの株価が上がるから収入を得るよみたいなのが理想なんだけど、この理想ってなかなか動かないから。
だとした時に、そのクリエイターの方がちゃんとお金が儲かる仕組みのものを別の形で作れば、それがさっきの今回のテーマであるゲームルールを1回作っちゃえば勝手にゲームルールが転がりだして、みんなが儲かったりみんなが楽しいからみんなが頑張るっていうようなものが起こっていくんだと。
スピーカー 1
そうなんです。だからトークンとか難しい概念を理解せずに、この人の動画を切り抜いて自分でアップすれば稼げるんだっていう非常にわかりやすいもので、実際稼げてるし、それによってひろゆきさんというかひろゆきさんの会社でも収入入ってるので、極めてシンプルというか誰でも理解できるものになってるっていうのはすごいところですね。
スピーカー 2
そうだよね。しかも今回の切り抜きに関して言えば、自分でプラットフォーム作ってるって言っても、さっき言ったコンテンツIDの仕組みとかはYouTube側が用意してくれてるから、そこのお金の配分をどうするんだっけみたいな話だったりとか、さすがにちょっとそのやり方ダメでしょみたいなところを注意して。
しかもその注意しても、取り上げるっていうのは配分システムで、お前にはあなたが切り抜いたときにはもうコンテンツ落とすからねって落とす役割もYouTubeですからね。ものすごいミニマルな構造でこれだけのインパクト作っちゃってるわけですよね。
スピーカー 1
そうですね。確かこれね、言ってたかどうか定かでないので違うかもしれないんですけど、いわゆるトースポとかも同じことやってますよね。芸能人の発言とかを取り上げて記事にするけど、あれって芸能人にはお金入ってないですよね。僕の場合はその切り抜いて、どんなに面白おかしくちょっと誇張しまくったり、タイトル煽っても最終的に自分にお金が入ると。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
こっちの方がいいよねっていうのを確か言ってた記憶があって。
スピーカー 2
確かに。世の中的に、そもそも芸能ニュースっていうものが切り抜き的なことで、他の取材をうまく流用したり、ちょっとだけ自分たちで情報を載せるだけでメディアが儲けられたりとか。
スピーカー 1
あとその手前に、こたつ記事っていう言い方で、テレビを見て、ただ記事をこたつの中で書くだけで儲かるみたいなことが一時期流行ったわけですけど、確かにこれらってコンテンツのクリエイターもとからすると単なるただのりで嬉しくないですもんね。
そうですよね。たぶんですけど、2チャンネルの時もまとめサイトっていうものがあって、あれってやっぱりまとめサイト、莫大な利益を上げていたんですよね。
そうですね。
本当に僕も知らないようなまとめサイトの管理人が月600万稼いでますって言ってて、腰抜かしたんですけど。
スピーカー 2
一時期ライブドアのブログランキングのトップ10、化石トップ10はほとんどがまとめサイトの時期ありましたからね。
スピーカー 1
そうですね。なので、もしかしたらそういうのを見て意識したっていうのはありそうですし、2009年のひろゆきさんのXで、2チャンネルって過去のものが見られるような設計にしていると。
まとめサイトで知った人が2チャンネル自体を見に来ても楽しめる構造になっているので、毎日ネットチェックしてるような人じゃなくても楽しいものが見つけられて、同じように楽しめる構造っていうのは必要だよねって言ってて。
おそらく今のYouTubeライブと切り抜きっていうのもそういう関係性にしてるんじゃないかなと思います。
スピーカー 2
もともと情報がアップされていくサイトってどんどん新しい情報が流れていくから、そこで、後でお祭りに参加したい人のためにまとめ直して、見たい人はもともとの動画なり記事に参照してくださいっていう、こういうのを英語ではcurationっていう言い方をする時もあれば、日本語ではまとめ文化という言い方をしてた。
構造があって、あれ実はこれYouTubeの中にはまだちゃんとねえよなっていうことに、ちょっとメタ視点で気づいたってことなのかもしれないですね。
スピーカー 1
そうですね。しかもYouTubeの上でやると収益が折半できるっていう、ここがおそらく重要だったんじゃないかな。
AIの広がりとひろゆき
スピーカー 1
そうだね。
まとめサイトから取れないですかね。
スピーカー 2
そうですね。そうするとやっぱり情報元が後からまとめてくれるだろうということで、ひろゆきさんみたいに、ただひたすらライブをやって皆さんの質問に答えてるだけで、ある方は家を建てるべきかできないかみたいなことだったり、ある人は就職の考え方みたいなことだったり、ある時は今話題のニュースに関してみたいな形で、
ただ喋ってるだけで切り抜き側がトレンドに合わせて切り抜き直してくれるから、逆に言えばひろゆきさんはどんどん自分の反射神経的な知性の中で、どんどん喋ってればいいんだなってインセンティブが出ますよね。
スピーカー 1
そうですね。というね、切り抜きなんですが、実はこの後の流れもありまして、おそらく考えてるのがAIによってよりこう仕組みを拡大していくっていうところですと。
例えばコエフォントという、孫正義財団から支援されるような天才の20歳、21歳ぐらいかな。当時やっぱまだそのぐらいだった人が作ったひろゆきAIを。
スピーカー 2
そうですね。おしゃべりひろゆきメーカー。
スピーカー 1
そうですね。これが1週間で300万ユーザーが使ったんです。
へー。
視聴したではなくて使った人です。
スピーカー 2
使ってんだね。
だからその先に使ったものを聞いた人はどんだけおんじゃいって話だよね。
スピーカー 1
はい。それが大体1億ほどらしいんですよね。これがたぶん1億の数字が1週間の数字かわかんないんですけど、1週間でおそらく300万人が使って視聴者数が1億とかだと思うんですよ。
スピーカー 2
すごいね。すごいね。
スピーカー 1
これに至ってはひろゆきさん何もやってないんですよね。
スピーカー 2
全国でこういうフォントを作るときに8時間なのか、もうちょっと長いかもしれないけど、素材となる音声をちょっとしゃべったぐらいだよね。
下手したらひろゆきさんの音声素材って大量にあるから、トレーニングのためにわざわざ共有しなくてもできてる可能性もあるからね。
スピーカー 1
そうですね。これね、僕の知る限りやってないはずですね。素材だけであって、いいっすよって言っただけでこうなってると。
そうすると、要は1週間とかで300万投稿されて、さらにひろゆきというIPが勝手に広がる。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
ひろゆきが言ってそうなことがあれば言わせればいいし、全然女の子との差し伸びで絶対に怒らせたいひろゆきみたいなネタ動画もどんどん作れるので、これが広がり続けてるっていうのがやっぱり極めて面白いなと。
スピーカー 2
そうですよね。だからもう言ったことっていうよりかは、ひろゆきさんのキャラっぽいなっていうことでみんなが笑えるっていう。もはやインフォメーションではなくて、キャラクターがAIで実装していくっていうモデルまでいっちゃってるわけですからね。
スピーカー 1
そうですね。なのでこの次はやっぱり極論、ひろゆきAIみたいなものがどんどん広がり続けて、例えばひろゆきに相談できるAIサービスがすごくヒットするとかになったら、ひろゆきさんはもう何もせずに自分の知名度や影響力が広がり続けていくっていうのを作ることができる。
スピーカー 2
そうするともうね、あとはひたすらオンラインゲームとリハックでよくわからない旅行をするっていうことに集中できるかもしれない。
スピーカー 1
集中できるというので、もうもはやここまで、ここも多分分かってやってるっぽいですね。
スピーカー 2
最初の話のね、せっかくYouTubeでこういう構造あるんだからやってみろよって、構造を見抜いてゲームルール作れるじゃんって言ったけど、他の人動いてくれないから自分で動いたんだって言ったら、こんだけ結果起こして、それでもう社会ムーブメントも作っちゃうし、次はAIの中のほうにひろゆきが溶け込んでいく。
そんなところまで。でもさ、改めて聞いてみるとさ、こんなになんというかゲームルールを何回も作る人って、シリコンバレーの企業家の中でも珍しいぜ。
ひろゆきのビジネス哲学
スピーカー 1
珍しいですね。しかも自分が頑張らないに特化したこういう企業家的な人って、やっぱり一人も思い浮かばないんですよね。
スピーカー 2
だって言い方悪いけど、どっちかっていうと、今シリコンバレーとか日本の企業家にミドルエイジクライシスみたいな言葉が流行るので、結局企業家が自分でチヘド履いて作り上げるみたいなところにむちゃくちゃ自分のアイデンティティー置いちゃってるから、逆に言うと中年になったときに、
あれ、俺次何やればいいんだろうみたいなことになっちゃうっていう、熱血型企業家が時間ももうむちゃくちゃ使うっていう前提があるからミドルエイジクライシスみたいなことが起こるわけで、そういうふうに自分が楽するためにみたいな企業家って確かにいないね。
スピーカー 1
いないですよね。だからシリコンバレーの基本思想ってやっぱ独占するとかなんですよね。
なんですけど、ひろゆきさんは自分に負担が来ないようにするためにあらゆる仕組みを使って、こうすると勝手に回るじゃんみたいなことを発見するのがとにかく上手い。
それによってYouTubeにすごい後から参入したけれども、ほぼ日本一の再生数を叩き出してしまうみたいな。
なるほど。そうするとあれだね、さっき言ったシリコンバレーの独占しようっていう思想の言下がピーター・ティールのハードシングスだからさ、ああいうのは読むなっていう話ですね。ゼロトゥワンとかハードシングスとか。
そうですね。ひろゆきさんとかはじゃあ例えば、2020年で7年で上げた動画って500本なんですけど、切り抜きチャンネルは2100っていう動画が5.4万みたいな感じなので、
要は自分は500本作れば5万本の動画ができて再生数日本一になるっていう仕組みを作ってるとかは独特のやり方ですよね。イーロン・マスクとか働いてますからね。
スピーカー 2
イーロン・マスクももう働けの人で、けほがの人工場泊まってるからね、いまだに。そういう設計思想じゃないからこそできるスケールの仕方って、これ本当にちょっと探求したいよね。
スピーカー 1
そうですね。少なくても2チャンネルニコニコ動画YouTubeで、再現性高く別のことを3回成功させてるので、この思想とかをもうちょっと起用化とかがほってもいいんじゃないかなと思って。
スピーカー 2
そうですね。中小化してみると、日本ってすごいゲーム大国でさ。ある意味、ユーザーが勝手に熱狂するものを作るすごい職人がたくさんいる国だから、もっと企業化としてのヒロキさんっていうものをもう一回考え直して、
いかに楽してスケールして参加する人がみんなハッピーになるっていうビジネスがあってもいいよね。すげえな。
日本の切り抜き文化
スピーカー 1
そうですね。極端な話を言うと、やっぱりシリコンバレーの人流の頑張りをやっても、シリコンバレーの人って勝てない構造な気がしているので。
スピーカー 2
そうね。頑張ってやるタイプって、頑張る優秀な人がたくさん集まらないと回らないし、優秀な人を頑張るために集めるためにはお金が必要になるしっていうと、めっちゃ資本が集まってめっちゃ優秀な人がたくさん集まる場所でしか勝てないから、それはシリコンバレーの一挙になるもんね。
スピーカー 1
そうなんですよね。
スピーカー 2
確かに。シリコンバレーの罠だ、実はハードシングスは。
そうなんです。
やるのはベンホロピッツ。
スピーカー 1
逆にその2チャンネルから生まれた4チャンネルとかは、シリコンバレーの中でもシリコンバレーから出てこないタイプのサイトですし、ニコニコ動画からインスパイアされたビリビリ動画とかも非常に大きなサービスになってますし。
そうですね。
切り抜きとかもやっぱりVTuberとかが切り抜きとかでやっていて、同じような感じでファンが頑張るみたいな仕組みによって日本企業を買ってたりするので、結構ね、やっぱりヒロユキさん的な考え方の企業とかは、むしろ増えた方が日本の価値筋あるんじゃないかなと個人的には思いますね。
スピーカー 2
そうすると次が日本ではなかなか知られてない4チャンっていう話ですかね。
スピーカー 1
そうですね。4チャンの話をさらっとして、次は総括みたいな感想編みたいな感じで、次回で終わりかなと思っております。
はい、めちゃめちゃ面白いです。
はい、というわけでありがとうございます。
ありがとうございます。
29:02

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