1. ハイパー起業ラジオ
  2. #12-2 非リアルタイムなのに同..
2025-08-06 26:16

#12-2 非リアルタイムなのに同期?「ニコニコ動画」を拡散させたワクワク設計

spotify apple_podcasts

:::::::::::::::::: 今週の内容 ::::::::::::::::::

今回は「ニコニコ動画」のはじまりに迫ります。
動画の上にコメントが流れる、あの独特の仕組みは
どんな発想から生まれたのか。

テレビでもYouTubeでもない、
“みんなで見る”という感覚が、そこにはありました。

ひろゆきが関わった立ち上げの裏には、
何をおもしろがるか、という視点が息づいています。
サービスの空気をどうつくるか。
そんなことが気になる人にも、きっと引っかかる回です。

ぜひお聴きください!

:::::::::::::::::: 再生リスト ::::::::::::::::::

■ひろゆき編
Spotify:⁠⁠https://bit.ly/3IKC17d
Youtube Podcast:⁠⁠⁠https://bit.ly/45aukia

■全シリーズ
Spotify:⁠⁠⁠https://spoti.fi/3zxsWd3⁠⁠⁠
Youtube Podcast:⁠⁠⁠https://bit.ly/49HTSEZ⁠⁠⁠

:::::::::::::::::: 出演 ::::::::::::::::::

⁠⁠尾原和啓(IT批評家)⁠⁠

京都大学院で人工知能を研究。マッキンゼー、Google、iモード、楽天執行役員、2回のリクルートなど事業立上げ・投資を専門とし、内閣府新AI戦略検討、産総研人工知能研究センターアドバイザー、現在13職目、近著「アフターデジタル」は11万部、元 経産大臣 世耕氏より推挙。「プロセスエコノミー」はビジネス書グランプリ イノベーション部門受賞

- -

⁠⁠けんすう(アル株式会社代表取締役)⁠⁠

アル株式会社代表取締役。学生時代からインターネットサービスに携わり、2006年株式会社リクルートに入社。新規事業担当を経て、2009年に株式会社nanapiを創業。2014年にKDDIグループにジョインし、2018年から現職。

::::::::::::: 番組への感想・メッセージ :::::::::::::

⁠⁠⁠https://forms.gle/bHQjcgjCCQkFEFDg9⁠⁠⁠

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

■音声編集:株式会社BOOK

■アドバイザー:⁠⁠樋口聖典(株式会社BOOK代表取締役)⁠⁠

____________________

サマリー

このエピソードでは、ひろゆきがニコニコ動画の開発への関与や、その背後にある設計について話しています。ニコニコ動画がどのように共感を生む仕組みを持っているか、初期のユーザー層の特徴についても紹介しています。また、ニコニコ動画の魅力や設計思想、リアルイベントの重要性についても語っています。さらに、ひろゆきのプロダクトへのアプローチと、それに伴う経営のジレンマに焦点を当てています。

ひろゆきとニコニコ動画の始まり
スピーカー 1
はい、というわけで、ひろゆき編の第2弾ですが、前回は2チャンネルのことについてお話をしました。
やばかったですね。
スピーカー 2
事業家としての最初からアーキテクチャをきちんと見極めて、どこが伸びるポイントか。
スピーカー 1
めちゃめちゃシステム面もオペレーション面もすごく勉強になりました。
すごいですね。今回は、ひろゆきさん、前回でもちょっとお話ししたんですが、いかに自分に負担をかけないようにサービスとか事業をやるっていうのが特徴なんですけれども。
今回は、株式会社という仕組みを使って、わんごさんのもとでニコニコ動画をやった話をちょっとしたいなというふうに思っております。
前回、ちょっとお話ししていなかったところとしては、2チャンネルって株式会社の仕組み、あんまり使ってないっていうのが特徴ですと。
例えば、運営の多くはボランティアでやっていて、投稿の削除みたいなものは削除人と呼ばれる人たちがいて、多少の権限の差はあるけど、上下関係ってあんまりないんですね。
スピーカー 2
そうですね。あの削除人の話するだけでも1時間ぐらい喋れそうなネタだったりはしますけれども。
スピーカー 1
いけちゃいそうですよね。もちろん削除管理委員長みたいなのがあったりとか、トールさんと呼ばれる権限が上そうな人がいたりはしたんですけど、基本的にはそんなに階層化してないという感じでやってました。
で、それも削除ガイドラインに沿って削除の対応するので、本当判断つかないようなもの以外はひろゆきさんが出てこないっていう形だったんですよね。
それも義務でもなく、名誉職ですらなく、削除人っていうのは本当にこの場のために良くしようと思っている人たちで運営されていて、ほぼこの仕組みだけで運営が回ってたっていうのがすごいところだなと。
スピーカー 2
すごいところですよね。
スピーカー 1
思ってます。つまり最初に作った仕組みでほぼ回せちゃってるんですよね。
ユーザー体験の革新
スピーカー 2
あれ本当に最初のやつなんだ。結構試行錯誤があって、ああいうふうに自然的にいったんだなって勝手に思ったんですけど。
スピーカー 1
でも多少はあると思うんですけれども、そんなに変わってない印象ですね。
すごいね。
99年とか2000年ぐらいの時にはもう確立してた気がするので、その意味でも最初の設計通りやって、そんなに改善いらずに運営できてるっていうところが大きなところですね。
スピーカー 2
なるほどね。それって、なんで最初からそんなに見極めれたんですかね。だってヒロイキさんって、もちろんユーザーとしてはAmazonとかいろんな掲示板とか先行的にそこそこは触ってるのかもしれないですけど、運用側ってそんなに経験なかったっけ?
スピーカー 1
そうですね。そしてそういった事例があったとも思えないので。
スピーカー 2
そう、あのタイミングないよね。
スピーカー 1
なので、自然体でできちゃっていて、しかもそれがかなり汎用性のあるというか、長い間使える仕組みになってたっていうのがすごいですね。
スピーカー 2
すごいね。
スピーカー 1
たぶんですね、もともとスケールするっていう考えが最初からあって、ニチャンのシステムでもそうですし運営面でもそうなんですけど、こうやったらスケールしても絶対自分に負担こないよねみたいなことを考えれてるんじゃないかなと思ってます。
スピーカー 2
そうね。だからその天性の怠け者っていうと失礼かもしれないけど、さっき言ったスケーラブルな運用ができるためには、いかに負荷をかけないようにするかみたいなところに対するシミュレーション機能みたいなのがものすごいのかもしれないですよね。
スピーカー 1
そうですね。ほんとそこですね。そしてニコニコ動画ですと。
これはですね、正確に言うと、ひろゆきさんが発明したものではないとされてるんですけど、ただ僕の知る限り、実は2004年ぐらいにライブドアの下で、ひろゆきさんと堀江さんで、テレビに何かの機械をつけてニチャンの実況板のコメントをテレビの上に見せる、流すみたいな実験をしてた記憶があるので、
もともとやっぱり一緒にテレビとか見た方が面白いよねっていう発想はあったんじゃないかなと思ってます。
スピーカー 2
実際ね、実況板って結構ね、流数が稼げる定番の板だったりもしますしね。
スピーカー 1
これはですね、知ってる人も多いと思うんですけど、コメントを動画の上に流せるっていう、非動機だけど動機的に楽しんでるようにするっていう画期的なもので、初期はYouTubeの上に載せることによってやられてたわけですね。
スピーカー 2
そうですよね。だから生放送の野球を同時に見てるという、あのライブ感の楽しさっていうのが、いつも再生をここから始めたら1分30秒のこの歌の盛り上がりの時に一緒に盛り上がれるとかっていう風、
アクセスしてる時間は一緒じゃない非動機なんですけれども、その瞬間の動画とかその瞬間の盛り上がりみたいなのは同期して楽しむことができる。これ実は結構発明なんだよね。
スピーカー 1
発明ですね。今となってはスマホでいつでもライブ配信とか見れる時代なんですけど、当時あんまりそういう感じではなかったので、同じ動画をみんなで一緒に楽しんでるかのように楽しめるっていうのは、すごい画期的な発明でしたね。
これはですね、ドワンゴの子会社であるニワンゴというところで開発されたんですけど、ニワンゴって何ず屋っていう話でもすごい簡単に言う。
これが実はですね、メールによる非動機検索サービスの名称だったんですよ。最初って。
そうだった。ニワンゴ。
川上さんがちょっと広行さんと一緒にやらないかっていうので提案して、広行さんが取締役管理人っていう就任をして、なんで会社作ったかというと、このプレスリリース打ちたかったからっていうふうに川上さんは言ってますね。
で、広行さんの紹介で未来検索ブラジルっていうところの検索エンジン、広行さんが関わってる会社の検索エンジンを採用したってところからスタートしてました。そっからニコニコ動画のアイデアが出て、リリースに至ったっていうような感じですね。
スピーカー 2
すごいね、アジャイルっぽい話だね。
スピーカー 1
そうですね。リリース当時ぐらいのITメディアのインタビューで広行さんが言ってたのは、YouTubeって他の著作権者の著作物をそのまま劣化させて広告モデルにしようとしてると。要は当時って著作権違反のものがたくさん載ってるサイトだったんですよね、YouTubeって。
これはビジネスとしていいけれども、自分はYouTubeの上に素材にユーザーが突っ込むことによって新たな価値を作るっていうのが重要なんじゃないかっていうふうに言ってるんですよ。
なので、例えばミュージシャンのMVってファンは見るけどファン以外って見ないですよねと。ただこういう突っ込みするとこのPVが実は面白いっていう発見がされると、ファン以外の人も見てくれて、そっからトラフィックが来る。だから両方にとって嬉しいですよねみたいなことを言ってるんですよね。
盛り上がりを盛り上がるために来るっていう人って結構いるもんね。
成長の秘訣と影響
スピーカー 1
三人の名前は特に言わないですけど、その中の一人がひろゆきさんだっていうふうに言っていて、サービス開発当初から関わって名前が上がるっていうのはこの3人であって、ひろゆきさんは立ち上げた人物と言っても大丈夫みたいなことを過言じゃないよっていう感じでしたと。
結構ですね、これも歴史的にはニコ動と2chってユーザー層が地続きだっていうふうに思われがちなんですけれども、めっちゃ正確に言うとニコニコ動画の仮が2006年の12月にオープンして、すぐにビッパーと呼ばれる2chのコアユーザーさんたちがガッてきて、1週間くらい超荒らしたんですよ。
荒らしたんです。
スピーカー 2
なんかね、世の中のイメージね、2chからの流入があったからニコ動が行ったみたいなことだったんだけど、逆に荒らしたんだ。
スピーカー 1
荒らしたんです。で、その後に確かひろゆきさんがなんか、勇敢富士かなんかに車差し押さえられたよっていう記事が載ったときに、ミニカーみたいなもので車差し押さえられましたみたいな、結構くだらない動画を上げたら、それが7万くらい再生されて。
スピーカー 2
当時の7万はすごいよね。
スピーカー 1
すごいんですよ。で、そっからめちゃくちゃ倍増で増えていったっていうのがあって、つまり1回2chのコアユーザーさんって来て荒らして帰ってるんですよね。
スピーカー 2
ただ、むしろ貢献するところからちょっと邪魔しちゃって帰って、だとしたらなんでニコのユーザーってそんなに集められたのって話だけどね。
スピーカー 1
これがですね、実はアクセス解析するとニコニコ動画の初期ってネット初心者ユーザーが多かったらしいんですよね。
スピーカー 2
確かにこれも同じで、この時期のそのヤフーの検索ワードランキングって常にトップ5にニコニコが入ってたもんね。
スピーカー 1
そうなんですよ。Googleユーザーじゃなくてヤフーユーザーばかりだし、ミクシーユーザー多いし、ネットサービスってニコニコ動画以外使ってませんっていう人も多かったっていう。
意外と多かったんだよね。
そうなんです。で、それを聞いた2chのコアユーザーが、いやここ俺たちの植民地だからみたいな感じで戻ってきたっていうのが。
逆にね。なるほどね。
スピーカー 2
真相らしいですね。
スピーカー 1
こういう順番なんだ。
っていうので二重構造というか、2chコアユーザーもいるし、ネット初心者のユーザーもいるっていうような構造になっていたっていうのが、初期2ヶ月ぐらいの状態ではもうそんな感じだったらしいですね。
で、ひろゆきさんはその中でもやっかドワンゴ本社に出向いてサービス開発とかプロモーションとかアイディアマン的に指揮を取ったと言われてます。
なのでね、繰り返しになりますか、退屈な動画でもみんなで見たりすると楽しいよねとかコメントつけると面白いものになるよねっていう発想で出て、確か3ヶ月後ぐらいにはもう社会現象として認知されたんですけど。
スピーカー 2
そうだよね。だって3ヶ月ぐらいでもう月間1億ビューが超えて、このタイミングって僕もリクルートだったので、リクルートってあの手この手で世の中に人気のサービスをちゃんとモニターして、やっぱりリクルートとしてどう提携するのかとか取り込むのかみたいなことを研究してましたけど、すごかったもんねランキングの上がり方が。
スピーカー 1
そうですね。これがですね、やっぱ事件になってしまって、要はYouTubeを借りてYouTubeの上にやってるので、YouTubeのランキング20位ぐらいが全部ニコニコ動画のものになったっていうことになって、YouTubeの人から見たらマジ意味わかんない動画がめっちゃ上がってるっていう風になって。
スピーカー 2
しかもね字幕ないからね、YouTube側ね。
スピーカー 1
字幕ないから、わけわかんないと。ニコ動の人もYouTubeってもう保管置き場としか思ってなかったので、そんな感じになってしまったっていうのがありました。これまあ非常にヒロユキさんらしいというかドワンゴらしいんですけど、YouTubeの上にコメント載せてるだけなんでインフラがすごい楽なんですよね。
スピーカー 2
そうだね。YouTubeに出て動画放っていう重たい部分は再生して、ニコニコの方でやってるのはこのタイミングにこの字幕を乗っけていくってことをやってるだけだから、一番重たいところはYouTubeに任せて、盛り上がる部分はしっかりニコニコでっていう、まあ言い方悪いけどフリーライドっていう話ですよね。
スピーカー 1
そうですね。で、その後やっぱりYouTubeからバンされてしまって、どうしようかねってなった時に川上さんが、川上さん当時社長じゃなかったので、小林社長に20億用意してもらって動画を投稿するところも作るっていうのをやったという感じですね。
スピーカー 2
いやでもあの時はよく間に合ったよね。
スピーカー 1
そうですね。そこでやっぱり10億とか20億出せるっていうのがすごいんですが、実際40億かかったらしいですね。
スピーカー 2
いやそりゃそうだよ、あんだけ重たい。いやあの当時の動画ってほんと大変だからね。サーバーボットとかも。
スピーカー 1
でまあそっからは今のニコニコ動画につながる流れなんですけど、まあひろゆきさんは結構最初は広告党みたいな役割も強く持っていて、いろんなインタビューでニコ動はこうだみたいな話をしてたりはしましたね。
でまあちょっと面白いのが、テレビ局って広告で生きていくっていうモデルじゃないですか。でもあれってやっぱ番人受けするわかりやすい無難なコンテンツばかりになってしまうので、やっぱそのテレビ局と同じ層の食い合いをしてもあんまり意味がないよねみたいなことは結構インタビューでも言ってたりしましたね。
そうですね。あとはやっぱ1000万ユーザーを超えたあたりからは、やっぱその女性とかいわゆるネットのコアユーザーじゃない人を取るべきだみたいな話は結構されてますね。
スピーカー 2
あれも意図的だったんだ。結構ね、そのぐらいの時期になってくると、もうちょっと後で踊ってみただとか、歌ってみただったりっていう、ほんとTikTokの先駆けの先駆けみたいなジャンルをちゃんと確立したのって実はニコニコだもんね。
スピーカー 1
そうですね。そこから多分中国のビリビリ動画とかにつながって、ほんとにやっぱTikTokとかにつながる流れってここかもなーと思ってます。あんまり西洋からではなくて東洋から生まれてるので。
スピーカー 2
結局それがミュージカリーとしてアメリカに行って、それからTikTokにもう一回上流するっていうのが米国で流行った流れだったりするからね。
ニコニコ動画の設計思想
スピーカー 1
まさにそうですね。というのなんですけれども、これも2013年かなに辞めることになります。
この中の話って結構ITメディアとかでよくインタビューであるので、細かく知りたい方はいるといいと思うんですけど、結構新機能を作ったりとか、いろんな意図でいろいろやったりしてるんですけど、この辞めたときぐらいのインタビューで面白かったのが、
ネット系の企業ってあまり面白くないところが多いと。ゲームとか小説って面白いものを作りたいクリエイターたちが面白いものを作っているが、ネットってお金を儲けたいネット企業の人がいて、上場するための材料を作っている。だから出てくるものが面白くないっていう。
辛辣だな。
そうだよね。リアルで進出して、さっきみたいに踊ってみた歌ってみたみたいな、割とリアルで楽しめるものがあったから、リアルイベントもやるし、当たり前だけどリアルイベントだから、東京でやらざるを得ないので東京でやるみたいなところで、ちょっといろんな議論があったよね。
スピーカー 1
そうですね。まさにその通りで、やっぱり東京にいない人の方が多いのに、東京近郊の人ばかり取り上げられて、要はニコニコ町会議というリアルイベントに出る人がネット上のニコニコ動画でもフューチャーされちゃうから、自分のサイトじゃないんだなって思わせてしまうんじゃないのみたいなことは結構言ってるんですよね。
スピーカー 2
そこら辺のスタンスとかは本当にすごいはっきりされてらっしゃるよね。
スピーカー 1
そうですね。はっきりしてますし、例えばニコニコ町会議で何百万もかけた昼行き銅像みたいなのを作ったところに関しても、ユーザーとかコンテンツが人気を博したりするのはいいと思うんですけど、自分は別に出なくていいんじゃないですかみたいなことを直接言ったりしてますね。
スピーカー 2
身も蓋もないけど、俺はめっちゃ共感するね。
スピーカー 1
そうですね。見打ちネタっぽく見えるというか、たぶん普通のユーザー、ヤフーとか見るユーザーでも楽しめるサイトを作るっていうのが、たぶん昼行きさんが見てる方向で。
ニコニコ動画は結構コアユーザー受けみたいなのをやっているみたいな風な感じでたぶんすれ違いがあり、取材とか記者発表みたいな時でも新機能とかをこれはダメだと思うみたいなことを平気で言ってしまうので。
なので記者会見とかに川上さんが出るようになった、ドワンゴの川上さんが出るようになってっていう流れがあった上で、いろいろめんどくさいのでやめてくれないって言われて厄介払いされたっていうのが、ひろゆきさんが発言してるところです。
リアルイベントの重要性
スピーカー 2
でもそれってさ、今YouTuberとして、出役としてYouTubeだとかテレビ出てらっしゃるひろゆきさんが、やっぱりサービスを作るときにはやっぱりそのプロダクトの思想だったりとか、何を大事にすべきだっけっていう優先順位を間違わないってことにはストイックっていうのって結構面白いよね。
スピーカー 1
そうですね。結構その辺をやっぱり見てるし、ちょっとこれYouTuber編のところで話そうかなと思ってたんですけど、やっぱいろんなひろゆき論みたいなのがあるけど、これ書いてる人たちってみんなひろゆき層、ひろゆきファンにはいろんな層があるっていうのをわかってないみたいな発言をしてたことがあったんですよ。
要は、ひろゆき本を買うのは本屋で買う中年以上の層であり、ひろゆきの本人の配信を見るのは24歳以上の層であり、切り抜きとかテレビのひろゆきを見るのはひろゆキッズであると。
スピーカー 2
なるほど。
そういう意味で役割に対して忠実なんだろうね。もちろんチューニングしてる人が間に入ってるってことはあれ、でもやっぱり哲学がはっきりしてるっていうのがやっぱり今までの話の中でわかるような。
スピーカー 1
そうですね。あとはやっぱりひろゆきさんって論破する人みたいなイメージがある人もいると思うんですけど、やっぱ会議の時とかで社長がこうしたいって言ってると、それは別に否定しないんですよ。
要はこのゲームルールの中で一番パフォーマンスに出るのは何かで行動するので。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
この会議は多分社長のやりたいことはもう変わらないんだろうなってなった時に、その上で一番うまくいくにはっていうのを考える人なので、結構やっぱそのゲーム思考が強くて。
うん。
で、本人の実績とか儲かるとかはあんま興味ないんだろうなと思います。
スピーカー 2
なるほどね。そのゲームの中において一番力をかけずに効率的にやるのは何なんだろうっていうのが中心思想で、結果的に自分が出役で議論番組に出るときは、その論破っていうものが一つのゲームハックとしてめちゃくちゃ有効だからやってらっしゃるみたいな話かもしれないよね。
スピーカー 1
確かにそうですね。多分本当にその自分が求められてるところ、一番パフォーマンスが出るところをやっているっていう。だから僕となんかで対談した時も、いやなんか別に論破とかする人じゃないので、なんであれやってるかというとやっぱあのテレビ的にその取れ高があるとか、面白いと思う瞬間ってあそこなので、それ求められてるからやってるみたいなことは言ってましたね。
スピーカー 2
どんな人でも将来出世したときに、呼び捨てにしてると偉くなってさんづけにする瞬間が嫌だから、すべての人にさんづけをすると言ってるヒロイキさんが唯一さんづけをしない件数という人に対してはちょっと本音をいろいろ喋ってくれるっていう話ですね。
スピーカー 1
そうですね。僕とあと2人ぐらいいるのかな。
スピーカー 2
ヒゲはじか。
スピーカー 1
ヒゲさんのことはヒゲさんって言ってますね。
スピーカー 2
そうか。ヒゲがヒゲさんって言ってんだ。そうだそうだ。すげえな。
スピーカー 1
そうなんです。
スピーカー 2
でもこういう話戻すと、もしかしたらだけどニコニコに関してもフェーズ論みたいな話があって、最初の非同期の同期を楽しむっていうことだったりとか、
非同期の同期によるお祭りっていうものが、クリエイターの方が作ってくださったものをみんなで作っていくってことを楽しむとかっていうのが大事なフェーズがある中で、
だんだん会社がどうしてもドワンゴとしてやってたから、会社として大きくなると、必然的に放送っぽい方向に行かざるを得なかったりとか、イベントで盛り上がったりみたいなところが経営的なところになったときに、
だったら自分はそこまでこだわらず、設計思想がずれるんだったら次行きますよっていうか、そういうところも含めてひるうきさんらしいのかなって今思いましたけどね。
ひろゆきの役割とユーチューバー
スピーカー 1
これもそうですね、株式会社という中でしかも上場しているので、いろいろ考えなきゃいけないっていうところと、合わない部分もあるのかしらとはちょっと思いましたね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
なかなか難しいですね。
スピーカー 2
いやいやいや、でもなんかそういう視点でいったときに、やっぱ明らかに演者としてのひるうきさんと、ものづくりとしてのひるうきさんの違いっていうのがすごく浮き彫りになったなと思いますよね。
スピーカー 1
まさに2チャンネルの時はどちらかというとそこまで表に出ない人で、どちらかというとサイトを作る人だったのが、ニコニコ動画だと実は半分半分ぐらい、結構出てたっていう。
イベントとかで司会やったりとか動画に出たりとかがすごいできるので、そういう時期もあって、そして今のユーチューバー路線の方でもやっぱそこが花開いてくっていう話になるので。
次回はちょっとユーチューバー、なんでひるうきさんがユーチューバーやってるのか。
スピーカー 2
そうだよね。
スピーカー 1
意外と知らない人も多いのではないかなと思うので。
スピーカー 2
そうだよね。彼が人気が出てるみたいなことの分析はいろんな人が言うけど、なんでそもそもひるうきさんユーチューブやってるんでしたっけっていうあたりって、あんまり実はそうだね。全然知らないわ。めっちゃ興味ある。
スピーカー 1
そうですよね。という話を次回はしたいなと思います。
スピーカー 2
楽しみですね。
スピーカー 1
そんな感じですね。ではまた次回お願いします。
スピーカー 2
よろしくお願いします。
26:16

コメント

スクロール