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AKIKO
はい。
ひろひろし
ちょっとお昼休み、レストラン空いてるのかなーみたいな話をされて。
ちょっと遊びに行こうかなーみたいな。
ちょっと本当にどこにお住まいかわからないんですけど。
AKIKO
そんなふらっと行ける感じなのを見てよくわからないんですけど。
謎のクリエイター、LISTENを支える謎のクリエイター。
謎じゃないかもしれないけど別に。
多くの人にとっては。私にとってはお会いしたことがないのでまだ謎多い方です。
でもね、声もすごい柔らかくて、この音声をいつも聞いてもすごく柔らかい声じゃないですか。
ひろひろし
そうですね。
AKIKO
本当に親しみをすごく持てますよね。
ひろひろし
申し訳ないんですけど、私「日常のおと」はすごい聞いていて。
日常のおとで、相談をされるとか、これってどうなんでしょうねとか。
思い悩んでるってほどじゃないけれども、皆さんにAskしてる感じがするんですけど。
Leafさんってなった時にやっぱり違う一面というか、声の感じも違うので、
なんか本当にクリエイターの感じだなっていうのはすごい感じますね。
AKIKO
そうですね。こちらは本当にクリエイターとして、なんていうか詩人みたいな側面を全面に出されている感じの。
この写真もすごく綺麗ですし。
これがフジフィルムのXE4で撮った写真なんでしょうか。
ひろひろし
さあ、短歌に戻りましょうか。
AKIKO
短歌に戻ります。
本人さんを探るかい。
ひろひろし
紅のですね、これ。
本当に写真がイメージばっちりというかね。
AKIKO
本当です。
ひろひろし
あとこの、ちょっと言葉にしにくいんですけども、
下の句の赤き暖か冷たさを呼ぶっていう、この温かいものが冷たさを呼ぶっていう。
ちょっとお!ていう。
ちゃんと全部読むと、あ、なるほど、つながるんですけど。
そこだけ切り取ると、お、おーっていう。
AKIKO
ドキッとする感じもあり。
わかります?その感じ。
そのアーティストですよね。
どうしても私、ハタモト分析に戻ってしまうんだけど。
謎のクリエイターに興味を持っているらしい。
でもその鮮やかさが、かえって冬の冷たさを思い出させる。
でもこれってすごくわかりますね。
その温かければ温かいほど冷たさということを感じる。
その光を感じれば影がある。
ひろひろし
おー、なるほど。
AKIKO
光と影、温かさと冷たさ。
常にそれらは隣り合っているんですよ。
ひろひろし
ほー、なるほど。
AKIKO
なんかそれって人生の真理みたいな感じでもあり。
ひろひろし
そこまで読みますか。
AKIKO
はい、読みます読みます。
そうですよ、これはそういうところの。
ほー、なるほど。
はい、これはね。
なんというんですか、やっぱりアーティストというのは、
たぶんそのギャップっていう言い方もあれだけど、
両方、光を感じる。
影の中でも光を感じさせるようにすることと、
光の中でも影を忘れないことっていう、
両方が兼ね備えている人が、
偉大なるクリエイターでありアーティストなんではないかと私は思いました。
ひろひろし
じゃあ、Akikoさんはこの歌を聞いて、
その光と影を感じたってことなんですね。
AKIKO
光と影、温かさと冷たさ。
ひろひろし
なるほど。
なるほど。
AKIKO
冬の厳しさみたいなものも感じるんですよね。
明るさ、柔らかい温もりっていうものを感じると同時に、
そこには寒い冬であり、
冬っていうもの自体の存在感っていうのもすごく感じる。
ひろひろし
なるほど。
私はあれですね、
色とりどりを感じた感じがしましたね。
まず紅のっていうところと、赤き温かっていうことで、
紅は赤色だし、赤も入ってるんだけど、
ひろひろし
やっぱりオレンジ色の温かい感じもあるし、
かといって冷たさっていうところで青っぽい感じも感じるし、
冬っていうところで白っていうイメージも感じるし、
あとハナミズキって言われて、申し訳ないけど、
ハナミズキっていうと花をイメージするから、
AKIKO
そういったところも色とりどりを感じるなっていうふうに思いましたね。
そうですね、この赤い色ね。
ハナミズキって、
私、あんまりどういう葉とかどういう植物かよく分かっていなかったので、
この写真を見て、こんなに赤く紅葉するんだって思ったんですけど、
でもハナミズキといえばたぶん、
ひろひろしさんは私よりはもしかしたら若い世代だけど、
思い浮かぶ歌があるじゃないですか。
ひろひろし
はいはい。
AKIKO
ないですか?あります?分かります?
ひろひろし
一青窈さんのですか?
AKIKO
そうそう、一青窈、ハナミズキ。
ひろひろし
はいはい、そうですね。
AKIKO
たぶん、それ、
たぶんですね、Leafさんはそこに全くかけてる意思はないかもしれないけど、
私には、今の状況の中での私には、
あのね、この歌がハナミズキであるっていうことと、
その一青窈さんの歌を思い出すっていうことも、
すごく大きく響いてくる状況なんです。
ひろひろし
なるほどね。
確かに私もそれ思い出したね、やっぱり、
一青窈さんの歌をこう。
で、改めてそういえばハナミズキってどういう花だったのかなとか、
そういう草木だったんだろうなっていうふうで調べましたしね。
AKIKO
一青窈さんのハナミズキの歌の話をちょっとしていいですか。
ひろひろし
どうぞどうぞ。
AKIKO
一青窈さんのハナミズキって、
2001年のアメリカ同時多発テロで、
確かお友達かどなたかを亡くなられ、亡くされたと。一青窈さんが。
それを意識して作った歌詞だというふうに言われていますね。
それで、歌詞の中にこういうとこがあるんです。
歌うかな、私ここで。
歌わないな。話しますね、さすがに。
そうですね。
「僕の我慢がいつか実を結び、果てない波がちゃんと止まりますように、
君と好きな人が100年続きますように」っていうね、
この復讐を復讐で返すっていう世の中で、
そうやってこの果てない波がいつまでもいつまでも続くことで、
本当に小さい子供とかたくさんの人が犠牲になるわけですよ。
それで今、私の隣の国で起こっていることも、喜んでいる人たちも、
いっぱいいる様子とかも報道でも出てきますけど、
例えば元独裁者のお墓を燃やしたとか、
関係者を探し出して罰するとか、そういう報道もいっぱい目にしていて、
本当に心配で、そこまでの恨みっていうものがあるんだっていう、
その憎しみの強さを感じるし、
果てない波がちゃんと止まりますようにっていうことを、
本当に本当に本当に願っているんですよ。
ひろひろし
はい。なるほど。
AKIKO
それはね、そこまで。
だからその冷たさっていうことにすごく目を向けたっていうところにも、それもあります。
世界はなかなかに厳しいし、憎しみも渦巻いているし、っていう世界ですよ。
その中で、でも小さな温かさもあるしねっていう、その二面性っていうのね。
私はこれを、今の状況の中でこれを、
歌に触れて、そしてハナミズキという、
その歌の歌詞と重ねて。
そして思い出した一青窈さんの歌。
ひろひろし
っていうふうにね、すごく響いてきます。そのように。