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でも私この本で多分、セレンディビティっていう言葉をね、初めて知ったのがこの本だったような気がしています。
だいぶ社会で流行るより前ですね。
まあそうですね。でもその後結構私は開学部だったからか。
わからないけど授業とかではポロポロ言われてたから。学生時代から知ってはいましたけど。
セレンディビティっていうテーマのエッセイがありますよね、この思考の整理学の中に。
そのセレンディビティっていう現象があるから、いろんなものに注目を向けてないとダメだよ、みたいなことを書いてあるんですけど。
そのセレンディビティとは何かってことを教えてくれてますよね、その語の意味をね。
そうね、そうね。語源が何だっけ、どっかの島の名前なんだって俺なんか初めて知ったんですよね。
セレンディップ。紅茶の名前?
セイロン島。セイロン島がセレンディップって呼ばれていて、セイロンの三王子っていう童話が流行っていて、
この童話をもとにしてこのホレス・ウォルポールっていう人がセレンディビティっていう単語を勝手に作ったんですね。
そのセイロンの三王子っていう童話がよく物を失くして探し物をすると、その王子様がね。
狙うものは全然出てこないのに全然予期しないものが出てくる名人だったっていう話らしくて、この王子がね。
それを通じてセレンディビティ。
セイロン島、セイロンの三王子、このホレス・ウォルポールっていう人、セレンディビティっていう流れのようですね。
あるわーこれ。探し物以外のもの出てくるのあるわー。
あるわー。あと試験前に掃除しちゃうのもあるわーって思いながら読んだ。
その話も出てくるね。確かにね。
これが最近、2010年ぐらいからちょっとまた違う文脈で注目されるようになったのは、
科学研究とかやってる時にセレンディビティみたいなもの。
ノーベル賞の受賞した誰かが言ったんだっけな。セレンディビティ的なものがないといい研究っての出てこないですみたいので、
科学技術文脈でまたセレンディビティみたいなものが注目されてみたいなのがあった気がするんですけど、
1980年の段階でガリガリ書いてたんだなーっていう。
ね、確かに。
あとなんかそのジョブズがコネクティング・タドッツのスピーチしてから結構そこと一緒に話されることも増えた気がする。
確かに確かに確かに。
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それって私たちが大学3年とかの時ですよね。
そうね。
11年くらい。
そうかもそうかも。
12年とか。
スタンフォードのやつね。
そう、でもなんか知ってた、たぶんここで初めて知った気がするなセレンディビティって思いながら、思い出しながら読みました。
全く記憶にいなかったから読んでなかったんだろうな、私。
全然なるほどな。
あとこれでセレンディビティとかじゃないんですけど、ここでまた出会うんだって思ったのが、
この思考の生理学の本の中で三上明さんっていう像は花が長いみたいな日本語の文法の特別さみたいなのを説明した人がいてみたいなことをさらさらって思考の生理学の中で出てくるんですけど、
ゆる言語学ラジオで、クレイジーな人間三上明とはみたいな感じで4回くらいにわたって解説してる人なんですよ。
へー、なるほど。
それを聞いてて、その時はこんなクレイジーな人いるんだみたいな。
ズボンのボタンを開けてることを怒られたから、うざってなってズボンのボタン引きちぎって、
別にボタンないから止め忘れても何もないですよねみたいな感じでボタン開けっぱなしで過ごしたみたいな。
ロジカルモンスターじゃん。やばい人じゃん。
ロジカルモンスターの言語学者がいて、そういうゆる言語学ラジオではそういう面白いエピソードを交えてこういうことをした人だよみたいなのを教えてくれてたんですけど、
ここでも出てきてたんだみたいな。センディフティじゃないけど、なんかちょっと再び出会ったみたいな。
繋がった感があるんですね。
繋がった感がありました。そういうのは面白いですよね。
確かにね。確かにそれはそうだな。
へー、この人も英文学の方ですもんね、この富山さんは。そういうこともやられてるってことなんだろうな。
でも本当に繰り返し言ってくれてる朝に考えるとか、考えを寝かせる、文章にする、量を出して整理するみたいな部分を本当にうんうんうんって思いながら読みました。
私のベースというか、考え方みたいなものとかここからもらってたのかもなーみたいなのを思ったというか。
それはなんか本当にいい読書の結果ですね。
これだけじゃないですけどね。
そうそう、もちろんもちろん。
最近の、なんて言うんですか、これ。
公読してるニュースレターのゆうこ関さんっていう方の。
頼りない話。
そうそう、頼りない話の最新、撮ってる時点での最新話が本屋がつらいっていう。
ね、あれね。
本当にそうだなと思ってたんですけど。
ちょっとどんな話か簡単に説明してください。
めっちゃ簡単に言うと、タイトルの通り本屋に行くのがつらいと。
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なんでかって言うと、本屋に行くと基本的に帯がうるさいと。
ポップがうるさいと。
ホリエモンがこう言ってるみたいなやつだったり、
池上アキラがこうと言っているみたいな。
いいよこのコンテンツ、これをやるとこんな風にあなたは変わるよみたいなものであふれていると。
令和の筆読書とかね。
そうそう。
ウェブサイトとかであればすぐ離脱ができるし、
入り口も出口もたくさんあるからいいんだけど、
本屋ってのはだいたい入り口が一つだと。
強制的にこれを見ろって言われる度合いが物理本屋ってのは高いだろうと。
なんか行くと、アマゾンとかで見ると、
アマゾンの本の表紙にはバナーとかがあまりなくて、
単純な表紙が出てるからプレーンに見えると。
なんだけど本屋に行くと、本屋の書店員さんが紹介するポップみたいな、
大きいパネルが置かれていてみたいになってしんどいと。
多分そうやって売れる本っていうのになると、
今、明日、何なら読んだ、その後からすぐ役立ちますみたいなことなんだと思うんですよ。
たぶんミキさんが今言うように、この中に出てきている、
何て言うんですか、捨てるとか、情報を捨てるっていう考え方だったり、
アイディアを寝かせるとか、たくさん書いておきましょう、ノートを使ってみたいなことって、
明日、明日劇的に何か変化は起きないじゃないですか。
本屋が辛いっていうのの表裏ありそうだなっていうのを改めて思ってた。
ニュースレターの紹介から感想にシームレスに行っちゃったけど。
本屋が辛いわね、超わかるわと思いながら読んでたですね。
行ってないもん、本屋さん全然。
だから本屋は本当に大衆の気持ちを知る場所みたいな。
今こういう煽り方をすると心に刺されるのか。
大全ばっかりありますもん、なんちゃら大全。
そうなんだ。あとなんとか志向流行ってますよね、歴史志向とか。
そうね、書かなきゃいけなかったのかな、ああいう本。
そうね、歴史志向を思ったより内容がすごい薄くてめっちゃびっくりしました。
リセリオはここでさらっと入れておきました。
ご本人も無念でしょうっていうことなんでしょうね。
エッセイのこの、なんていうんですか、
富山さんは好きなことを書いてる感じがしますもんね。
好きなことを好きな文体で思っているようにバキッと書くっていうのが、
それがこのエッセイの魅力なんでしょうね。
でもこれが本当に売れるっていうのは希望だよな。
でもわかんないですよ、東大、京大の1位の帯取った瞬間で売れなくなると思います。
確かにそうだな。
絶対あの帯も井上小関さんからしたらうるせえ、うるせえなって思う。
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それは本当にそうだな。
しんどいね、しんどいね。本当にしんどいじゃないかね。
そうですね、しんどいかな。
私は私の好きな本を読もうみたいな気持ちですけどね。
そうね。
出版業界にいる人とかの方がしんどいだろうなって思いますけどね。
多くの人に届けたいと思ったらそういう風にしなきゃいけないんでしょう。
でも作った側には多くの人に届けたいでしょうとか思うと大変だなって。
その事例も私には無理だなって思います。
それは本当にそうだね。
それは本当にそうですね。
話ずるいっちゃうかもしれないですけど、
プロジェクトヘイルメアリーをね。
読んでないよ。
前に話したかもしれないですけど、本当に何も知識ゼロの状態から始めた方が絶対にあの本面白いんですよ。
なんですけど、本を開くと、
Kindleでもそうなんですけど、最初に何か
これも言いたくないんですけど、
とある物の構造みたいなのが書かれてるんですよ。
物体の。
ここの部署がこれ。
ここの部位がこれで。
ここはこういう部位で。
書かれちゃってるんですよ。
それ確かにあった方が分かりやすいんですよ。
本を30パーぐらい読み進めた時は、
それがあるとめちゃくちゃ分かりやすいんですけど、
盛大なネタバレなんですよ、それって。
でもそれを出版する人が許してるんですよね。
そう。
でも作者の気持ちからすると、
その出だしの書き方を見るに
絶対ゼロ情報から読んでほしいと思って書いてるんだろうな
っていう書き出しなんですよ。
ムズーみたいな。
でもそれで確かにその最初のないせいで
20パーでリリアツしたみたいな感想が来るぐらいだったら
みたいなことですよね。
しかもそのネタバレを凌駕する良さがあるからこそ
載せようみたいな判断でもあるはずだし、きっと。
そうなんだよね。
いやまあ難しいね。
売れるとかマーケティングっていってもそういうことなんでしょうね。
勝手に売れていくようにするっていうのはね。
確かに。
自分と違う人の気持ちに寄り添うみたいな
マーケットかコンテンツメーカーとか大変だなって思います。
確かに。
読み終わった後にエッセイですごく素敵な文章だったんですよ。
なんですけど、なんでこんなに売れるんだろうなみたいなことを思ってたんですよ。
もっと良いって言うとちょっとあれだけど
素敵な学術エッセイたくさんあるし
エッセイっていうジャーナルになるともっともちろん幅広くあるし
なんでこんなに売れるんだろうなっていうのが不思議だったんですけど
帯ですね。帯の発明ってことですね。東大で売れてますっていう。
送ってくれたリンクでも2018年11月に売れましたみたいなのが書いてあって
多分そこでその帯が発明されたんじゃないかって思いますけどね。
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なるほどね。
でも実際その進めたくなる部分がすごいあると思うね。
東大の先生とかも教えたくなるだろうし、学生も読んでよかったって思うだろうし。
うんうん。なるほどね。
なんか中身が伴ってれば帯がくだらなくてもいいんじゃんって思いますけど。
確かにな。それは割り切りだね。
あとは結構言いやすい。あんま書本読まない友達とか渋ってる人とかに
外部情報から教えがち。でもこの絵がアカデミー賞取ったんだよとか言いがちじゃないですか。
分かるよ。
勇気になれるみたいな。
分かるよ。それは確かにあるね。
私だけがいいって言ってるんじゃない?
兄弟東大生もいいって言ってるんだよみたいなことで読むモチベーション上げようとしたりとかするし。
確かに。
これもう本の内容から離れちゃいますけど最近できる限り人に勧めるときに
それの技を使わずにどこまでできるかを頑張ろうと思ってるんですけど。
えらすぎる。えらすぎチャレンジ。
思考の生理学なんて言いますか?
思考の生理学はあんまり進められない。
そうなんだ。
逆に言うとそういうラベルを除いたときに何ができるかというと
自分の熱量しか残んないなみたいなことを思うですよ。
熱量を持ってこの本を誰かに紹介するってなったときに
何かなというのを考えていくと
多分マーケティングっていうか営業っぽくなるじゃないですか。
多分その人に向けたマーケティングというか営業するんだと思うんですよね。
例えばその人がどういうめっちゃ忙しくしてる人だったら
多分この本の中に出てきたずっと忙しくしていたら
その頭の中に正しい整理とかができないしいいアイデアも出てこないですよ。
だから忙しくしてちゃいけませんっていう章をどっかにあったと思うんですよ。
なのでそこを多分紹介するだろうし
心配事ばっかりしてる人とかあれってどうなるかなみたいなことをしてる人だったら
何度か出てくる見つめる鍋は煮えないっていう言葉がよく出てきたと思うんですけど
こういう言葉が出てきてさみたいなことから何か言うような気がするし
やっぱりパーソナライズしながら言うんでしょうね。熱量を持って。
なるほどね。なるほどなるほど。
っていう風に進めるのかな。
かな。営業するってことなんでしょうね。進めるとなったら。
いい本。いい本だったですね。
でもなんかそのこの本だとパソコンとかある前だから
情報整理するのにカードを使いましょうみたいなこういうカードで
カードに番号とか振っとくといいよとかノートにこういう風に振っとくといいよみたいな書いてあって
それはなんか私が読んだ当時もエヴァノートでいいだろうみたいなね。
その時エヴァノート思ったんだけど今はエヴァノートを使ってないんですが
カードに代わる正解ってまだ見出せてないなって思って
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のぞみさん何使ってますか。その事項の整理とかストックに。
カードに代わる正解。カードに代わる正解か。
何だろうな。
何だろうね。
私多分ウェブの記事のクリップとかで言うと
エヴァノートチックなページをノーションの中に作って
そこにボコボコ貯めてみたいなことをやるのと
あと日常気になったキーワードみたいなやつだと
これもノーションの中に私毎日日記を書いてるんですけど
日記っていうか思考メモみたいなブレッドポイントで
過剰書きじゃなくて思いついたことをとにかくたくさん書いてるみたいな
ページがあって
月に1回それを紙の手帳1ページに1ページ分まとめるっていう作業をやるんですよ
そうすると1ヶ月間考えてたコンセプトとか
考えてたキーワードみたいなのが手帳1ページにまとまるじゃないですか
月1ヶ月分が
そうすると1年間が12ページになる
なので3ヶ月単位とか半年とか1年単位で
それを見返すってことをやったりはするかな
へーなるほどね
あんまりなんて言うんだろう
富山さんが書かれてるようなカードみたいな単位でのまとめってのは
あんまりやってない気がするかな
ツイッターの鍵垢が私はそれになっちゃってますね
へー何かをそこに何を書いていく
思ったこと
これは何とかなのかとか
へー
あとはメモ帳普通の
パソコンについてるメモ帳
最終的にそれになってしまう
なるほどね
なんか芸人さんでもノートにとにかく書くっていう人と
全く書かないっていう人がそれぞれいて
なんなんだろうね
みきさんは結構しっかり書いていくっていうことですね
でもそれがいろんなところにチリジリになってるから
統合がたまにしか起きないという
まあでも書いた瞬間に
終わってると言ったらあれだけど内部化されてるんじゃない
しかもツイッターに書くときにも
よく一気に書けないことも多くて
私は紙が先に来るんですよ
紙に書いて文字になるみたい
でもその紙はいつも裏紙とかスケッチブックとかだったりとかして
書いたら捨てられていく紙
へー面白い
今何を思ってたかっていうと
一箇所に綺麗にカードみたいな感じにまとめちゃうと
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そこから
思考の生理学でいうところの発行みたいなのがあんまり起きない気がしていて
雑然といろんなところに置いておくのが個人的には好きなんですけどね
一箇所にまとめて管理とかせずに紙で書いてるものもあるし
納書みたいなところに書いてることもあるし
どっかに音声データとして残ってることもあるしみたいな
バラバラしてるの個人的には好きですけどね
でも私の好きなタクラムの渡辺さんとか
観察の練習を書いた杉さんとかは
杉さんは多分スクラップボックスに全部まとまってるし
渡辺さんもポッドキャスターが聞いてると
ここのメモをいろいろこねくり回してこねくり回してこれになりました
みたいなことをよく言ってるからまとまってるんだろうなみたいな
思うんですよね
そういうのができる人もいるんだろうなって思ったり
確かにね
さっきの芸人の話でいうと
南海キャンディーズの山ちゃんは確か全部書く人だったはず
なんかラジオで言ってたんですよ
思いついたネタももらったフィードバックも
やった感想とかも全部ノートで書くんですって
で千原ジュニアさんは全く書かないと
なんか芸風に出るなみたいな感じがしますよね
芸風が出るなみたいな感じがする
この本の中でも出てくる発行っていうアナロジーがあると思うんですけど
それをどこで起こすかっていうことがあって
この本の中でも発行を起こすためには原材料と
後その工房、異質なものっていう意味での工房と
あとそれを寝かす時間っていうのが掛け合わさって
発行が起きるっていうことだと思うんですけど
その人の思考が発行しやすい場所みたいなのがあるんだと思うんですよね
確かにね
美希さんで言うとまず原材料を一回紙に落としてみたいな
紙と自分の思考っていうのでグチャっと混ざってるといいってことなんだろうし
ポストイットじゃないと考えられないって人もいるだろうし
確かにね