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次の憧れの2個目は、エターナル・サンシャインという映画をあげたんですけど、
私これやっぱり映画の中で一番好きな話だったりするんですけど、見たことありますか?
タイトルしか見たことない。
聞いたことはありますよ。有名な映画。
いつだっけ?2000年くらいだったかな。
ちょっと調べよう。
ニシェル・ゴンドリーという人が書いた。
2004年公開ですね。
どんな話かって言うと、結末まで言っちゃうんですけど、
企業に依頼したら簡単に自分の都合の悪い記憶が消せるみたいなサービスがあるような世の中の話で、
そこに破局してしまったカップルがいるっていうところからお話が始まるんですね。
そのカップルの男側が、やっぱり彼女のことが気になるなって思って、彼女に会いに行ったら、
彼女が完全に自分のことを覚えていないと。
なるほど。
どうやら彼女は自分との記憶を一切消してしまったらしいね。
だから全然他人みたいに扱われるって言って。
それにすごくショックを受けた彼は、じゃあもう自分だって消してやるよって言って、
もう自分も彼女との記憶を消してくださいっていうふうに企業に依頼するわけですね。
じゃあわかりました。消しましょうって言って、記憶を消す作業が入るんですけど、
そんな簡単に記憶を掘り起こして消すみたいなことは時間をかけて行われるんですけど、
彼がその記憶を消される作業をする中で、彼女との思い出がいわゆる蘇ってきたら、
やっぱり記憶を消したくないかもって、やっぱり大切だった記憶が蘇ってきて、
消したくないかもって思い始めてくるんですけど、もう結局消えちゃうんですよ。
結局消えちゃったんだけれども、お互いだからカップルは消えた状態で普通に生活を過ごすんだけれども、
最後なんかこう気になる、なんとなくなぜかわかんないけど心に残っている風景みたいなものがあって、
そこの景色に向かってなんとなく向かっていったら、彼と彼女は再会してまた恋に落ちるっていう話なんですよ。
ミキ大先生の憧れポイントはどこにグッとくるんですか?
私はそういう恋愛の形にグッとくるっていうか、私たちストレングスファインダー1位、運命志向じゃないですか。
人生はやっぱり起こるべきことしか起こらないわけですよ。どこ共通でしょ?運命志向1位。
なるほど。最後出会ったみたいなことか。
最後出会ってまた惹かれていくんですよ。お互い記憶ないのに。
だから結局、人生は本当に起こるべきことしか起こらないっていうか、
惹かれているものは絶対に惹かれている。たとえ記憶がなかったとしてもっていうような、
そういう強い運命性みたいなものにすごい憧れる。
なるほど。人中よりかは今回強い運命性っていうテーマってことですね。
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そうそう。ロマンティックな要素も普通にいいなと思うんですけど、
どれくらい強烈な出来事が人生にあるってことに憧れる。
そういう時間の積み重ね方に憧れる。
例えばそのカップルが認知症になったとしても、
あの時のデートが楽しかったみたいな話とかをずっとし続けるおじいちゃんおばあちゃんになるわけですよ。
そういう感じの強烈さがあるっていうか。
そこがすごい憧れるなって思いますね。
ミサダリに今までこれ来てるな運命って思ったことは今までどんなシーンであったんですか?
すごい辛かったこととか人に傷つけられたこととかが後々の未来で、
でもこの時合わせられたからこうできるみたいな風に繋がった時とかは、
やっぱり人生起こるべきことしか起こらないなとか思いますけど、
そんなエターナルサンシャインパイの強烈さってあんままだないなって思ってて、
だからこそ憧れる。てかあんのかなこの先とも思うし。
記憶が消されてもなんとなく会えるってすごくない?すごいなって思ったんですよね。
これなんか話を伺ってなるほどなって思ったのは、
本人たちは別にこれ運命だっていう自覚はないわけですよね。
本人たちはわかんないけど、でもまた再会するっていうところに、
ドクチャーさんは一部指示を知ってるから、観客だけがわかる運命性が物語の魅力を作ってるとは思うんですけど。
なるほどな。そうか。
ミクさんはグッと感じていきたいですか?これ運命やなみたいなのは。
感じていきたいよね。
感じていきたいし、初期衝動みたいなもののまま生きていきたいみたいな気持ちがあるかも。
初期衝動?
私ほら、出会ったその日に付き合ってることとか3回くらいあるし。
はいはい。
いやすごいな。
その初期衝動が間違ってなかったっていうことの証明みたいな感じがするんですよね。
エダランドサンシャインって。
2人が出会って恋して結局記憶消したかもしれないけど、
でも結局また恋に落ちるってことは、その出会いは無駄じゃなかったっていう。
その時の気持ちとかは全く無駄じゃなかったっていうことがすごい好きなのかも。
へー。
なんかすげー今聞いてて面白いなと思ったのが、
1個目のゾウの話あるじゃないですか。憧れのゾウ。
あの時、あれって初期衝動っぽい反応じゃないですか。女の子の。
うんうんうん。
いやそれができなくてって言ってるんですけど、みんな結構恋愛で初期衝動を受かったなとすると、
結構憧れに近いところに行ってるのではせつって言ってるから。
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あ、でもだから失敗してるからそれで。
いやわかんないよ。ゾウのあの後、あの人にめっちゃ喧嘩してるかもしれないですよ。
バナナの逸話さんみたいになってるかもしれないですよ。
確かに。あの家帰った後にさ、あの時はさ、人もいたからさ、買ったけどさとか言ってガチ喧嘩してる可能性ありますよね。
勢いで言ったけど。
バナナの喧嘩調べたんだけど。
なるほどな。初期衝動は。
なんかその、人に言っとくるとか、運命みたいな話とかっていうのはなんか、
あれが自然にみたいなのって憧れの良いキーワードかもしれないですね。
あ、そりゃそうですね。なんか、
まあかなり人から初期衝動的だって言われますけど、それでもやっぱり色々我慢したりとか自分なりに変換して言葉を出してるわけで、
ありのままの自分で受け入れられることはあんまない。
社会的な生き物としてね、っていうものかなって思ってるので、
そうじゃなくても、なんかいられることってすごい尊いなって思うかもしれないですね。
みんな誰しもそうだと思うんですけどね。
初期衝動のまま人がほとんど過ごしてたら、地球は滅びてるってことかな、昔。
そうね。
なんか、昨日とある講座みたいなの出てたら、
いかに自分のバイアスを補正して設定するかみたいなやつだったんですよ。
はいはいはい。
人間のバイアスいろいろあるじゃないですか。
なんちゃらバイアスとかついてるやつだけでめちゃくちゃある。
正常性バイアスとか。
そうそう、確証バイアスとかいろいろあるんですけど、
それをいかに補正するかみたいな話をしてたんですけど、
補正する人あるかね?みたいな。
あ、そうそう。まさにそれで、私もバイアスがすごい強いからこそ補正しなきゃ補正しなきゃって生きてるんですけど、
本当は補正しないままでいられた方がいいよね、みたいなのがある。
そうね。
ちょっと終わりを見せながら、今の話の続きで私の中継いっていいですか?
どうぞどうぞ、お願いします。
今の自然にみたいな話は私もすごい憧れるところがあって、
これが憧れ要素の2番も、頑張ればできるんだけどなかなかできないみたいなやつ。
さっきの衝撃はもう厳密的に無理なんですけど、
2個目のやつはできるかもしれんが難しいっていう。
猫はためらわずに飲んという。
これフランス人の人が書いた、フランスの中でベストセラーの本なんですけど、
猫はためらわずに飲んという。飲んなので、フランス語で言うとこの飲ん。
英語で言うとどう?いえって言うんですけど。
これが何かっていうと、
出張者のステファン・ガルニエっていう人が、
足が不自由な猫を買ってくる。
自分はいろいろ考えちゃうんだけど、猫っていうのはなんとこの自由で身勝手なこと。
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でも一方で猫から学ぶことすっげーあるなみたいなことを、
イラストとテキストで書いてるって思うんですけど。
猫みたいに生きていきたいですね。みたいなことをすげー思うんです。
よくある猫のタイトルにあるような自由な感じ、好奇心と独立心みたいな話があるわけですよ。
あまり考えたりせずに、嫌なことあんまり嫌ですみたいな。
なんですか、嫌な話じゃないですみたいな猫の感じもあれば。
この猫って事故で前足を失っている猫なんですよ。
なんですけど、足を失ったとしても正直あんまり変化がないというか、
何も嘆くことなく前と同じ生活を送っていると。
少なくともそういうように見える。
例えば人間で言うと、何かが身体に起きてしまうとヘコネコになったり。
猫って、例えば足を失ったとしても前と同じようにご飯を食べて、
前と同じように寝て、前と同じように遊んでみたいなことをしているのに、
すっげーなみたいな。
猫、難しいよね。猫、そういうふうに生きるの。
そういうのを思いながら憧れを。
猫そのものと、猫を見ながらそういうふうに思えるフランス人の著者の人それぞれに
なんかいいなみたいな憧れを。
確かに。
猫を見ながらそういうふうに思えるのすごいですね。
なんかすごいいいなと思ってて。
ひがみの感情でもないんですよ、描いてるときに。
ピュアに猫ってすげーなみたいな簡単な気持ちでガルミエさんが描いてるんですけど。
いや、めちゃめちゃ良かったですね。
確かに。もし人間だったらさ、だって私片手ないんだよみたいな。
無言の圧をかけながら生きてしまいそうですよね。
無いです!無いです!みたいな。
手無いです!みたいな顔で生きちゃいますよね。
そうなんですよ。
悲嘆するか、あるいはゴリゴリに使って、私ってこういう人なの?みたいな。
新しいスムーズに解消を始めましたみたいな。
あんまりそういうのを考えずに淡々と前と同じようになっていく。
確かに。
その発想がないかも、確かに。
もし私が欠損してしまったらかなと。
すごいな。
これもともとのフランス語の現代、もともとのタイトルを直訳すると、
猫のように考え行動するっていう意味らしいんですよね。
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なので、猫のように考え行動することに対する憧れというか、
いいなっていうのが、発発でありました。
さあ急ごう、みきさんの終盤戦行きましょう。
はい、終盤戦3個目ですね。
3個目ですね。
ちょっと私また漫画になっちゃうんですけど。
全然いいですよ、はい。
だからやっぱり憧れた食小道は私の中でセットになるんだなって改めて思ってるんですけど、
内田春月さんのアドレスセンスっていう漫画を憧れの中に入れました。
これは、内田春月さんの漫画って読んだことあります?
一番有名なのは、みなみちゃんの恋人みたいな。
昔ね、ふかきょんとニーノでドラマ化してたんですけど。
なんかまた豪華なメンバーで、はいはい。
恋人がちっちゃくなっちゃったみたいな、漫画が一番有名な人。
ドラマ?映画?
いや、ドラマ。
なんかそれは見たかもしれない。
みなみくんの恋人。
内容見たことはないけど、CMか何かでその映像は流れた記憶がある。
はいはい。
あ、その人が書いた。
っていうのが有名な、
作家さん。
アドレスセンスってかなり初期の漫画だと思うんですけど、
これは何がすごいかって、話とか本当に意味ないっていうか、全力でふざけてる。
やっぱり私の人生でおいて、ふざけたいと思って、とりなりにふざけることをトライしてきたけど、やっぱり根が真面目ってところがあるんで、
こんな風に自由に全力でふざけられてる漫画があるんだっていうことが、
すごい良いなって思って、本当にふざけてるんですよ。
話最初から最後まで意味ないっていうか、
むしろ読んだらちょっと頭が悪くなるような漫画なんですけど、
なんかそのね、全力でふざけて、
しかもアドレスセンスって青春、思春期って言うなと思うんですけど、青年期だっけな。
だからその少女たちの思春期のキラキラ物語みたいな体で全力でふざけるっていう漫画なんですね。
全力でふざけるっていうのはどういうことなんですか?
いや、もうね、話すじない、展開突然すぎる、下ネタ激しすぎるみたいな。
はいはいはい。ふざけてますね。
しかもね、私が当時大学生くらいの時に読んだ時に、
そこが衝撃だったのは、最後がアドレスセンスっていう漫画の最後に大きくみかんって書いちゃって終わるんですよ。
みかんかい!みたいな。
アートが強め。
でも私、そのみかんで終わってる印象が強くて、
あのみかんのやつねって思って、さっき電子版を改めて買ってみたらね、みかんなくなってるんですよ。
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あれ?
だから私が妄想でつけてしまったのか、編集でカットされたのかわからないんですけど。
今のバージョンにはないってことですか?
そうそう。電子書籍版にはね、みかんって書いてなかった。
はぁー。ミミィさんが読んだ紙バージョンには?
紙版は絶対あった。
へぇー。
みかんなんですか?って問い寄せを防げたようにやれたのかもしれないですけど。
なるほど。
その憧れ要素が、その作家さんの書きっぷりってことですか?
そうそう。全力でふざけてる感じがいいなって思って。
うーん。なるほどね。
最後のページのコマとか見えるかな?
文字は読めない。
女の子がね。
美少女っぽい女の子2人が手を繋いで走り去っていくみたいな。
で、最後のセリフは、「だってまだまだわからないことだらけなんですもの。」って終わるんですけど。
全然そういう話じゃないんで。
え?
そういう話じゃない。全然。
中盤別にそういう深いミステリーがあるわけではない?
全然ない。
全然ない?
全然ない。
浅いミステリーがある。
そういうのを書ける人っていうことか。
そうそう。ページをページを切り取ったら、え?なんか深い話なのかなって思いがちなんだけど、
全編通したらなんかめっちゃくだらないみたいな。本当はふざけてて。
なんかその、なんだっけな。なんかで見たんですけど、
なんか世の中のものにたくさん意味がありすぎるみたいな話の中でね。
もう意味があるものはいいんだみたいな。
意味のないものをたくさん書いて、意味ないものをバッと、
公称な意味がないものはいつもあると思うんですけど。
なんですけど、もうちょっと日常に埋め込まれた意味のないものっていうのを楽しめたりとか、
生み出せるときみたいな話をしてて。
すげえわかるなと思ったんですよね、それ。
疲れるじゃないかな、全部。これはどういう意味なんだろうみたいな。
本当そうなんですよ。
そういうのを作り出せるのってそりゃそれで才能だよな。
しかもなんかその、スタイル本に意味があると思ってて実際意味がないんじゃなくて、
意味があることを書ける人が意味がないと思って、
意味がないものを作るってことに価値があると思ってて。
はいはい、なるほどね。
だから意味がないものを作ることを選べることにすごい価値があると思ってるのか憧れるのか。
やっぱ私はそれ選べない。なるべく生産性高くありたいみたいに思っちゃいますもんね。
それもわかるな。ついね、ついね。
1時間やるんだったらよくわかりやすいものにやっちゃおうとなりますよね。
そうそうそう、やっぱわかりやすさ全みたいな。わかりやすさ全とかって思っちゃったりとか。
それは超あるな。
特に私のような何かをクリエイションする側じゃない人間はわかりやすくなかったら勝ちないとかって思っちゃうので、
こういうアーティストみたいな人がわかりづらいものを、意味ないものを作って、
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それがしかもちゃんとでも何か面白いっていうのがすごい憧れるんだと思います。
もちろん前提だから面白いですよ。無駄だけど面白いわけです。
何か面白かったという感覚と意味なかったという感覚が同居してるから憧れるんですよね。
なるほどね、なるほど。
もちろん意味なくてつまんなかったらお前なんで生きてるんだよってなるわけですよ。
はいはいはい、そうですね。
いやそれはわかるな、それはなるほどな。
意味なくても面白いものが作れるっていうことがすごい憧れるのかも。
いい作品だな、なるほど。
でもこれでこんな厚く語って読んだら意味ないから、ああみたいな。
660円と1時間返せるってなるかもしれないから、本当に余裕あるときに読んでください。
人を選ぶね、人を選ぶ。意味の無さは人を選ぶ。
そうそうそう、意味ないって私は言いましたからね。
そういう弾幕張るのよ、みたいな。