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2021-01-19 09:21

テーマ本紹介 "私たちの『憧れ』" #3 人の提示する意味なんか無視するんだよ

全3回「憧れ」という言葉から連想されるおすすめ本をお互いに紹介しあっています。
最後の第3回目は、お互いに好きな作家さんから1冊ずつ。
意味のないものにこそ全力で。侠気に憧れを持って。

みき(@miki_apreciar
のぞみ(@CobeAssocie

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00:11
最後はですね、憧れの3つ目の、こういう環境めっちゃいいなっていう、小説で、半分小説、半分実話の、島のエアラインっていう小説です。
書いてる人は、黒木良っていう、経済小説よく書いてる方。有名なとこで言うと、巨大投資銀行っていうタイトルで、バルジブラケットっていう小説があって。
知らん。
あのね、すっごい面白いんですよ、このバルジブラケット。そこから黒木良する、私個人的には。
バルジブラケットの方から言うと、バブルのちょっと前ぐらいに、日本の投資銀行、いわゆる三菱UFJみたいな、あれどころかな、たぶんモルガンスタンデーがモデルなんですけど、
アメリカの投資銀行に転職をして、向こうの本社で頑張っていく男の人のストーリーなんですけど、
このバルジブラケットの中に出てくる主人公の桂木さんっていう人もすごくかっこよくて、
おっさんから始めて頑張って向こうでうまくいかないところがあったり、不況があったり、あとは911みたいなところでガーって突っ込まれるみたいなこともある種経験しながら、
最後は日本の銀行の再建をやっていくっていう、都市銀行から外資系の銀行に行って、中でいろんなやつともちゃもちゃやりながら、
大きくなった時にまた日本に戻って、みたいな。
古き量産自体はそういう経済系の小説とか、あとは一部エッサイも書かれている。
で、言ったら結構デカい話が多いんですよ。
主人公とか、あと多いのは商社系、エネルギーの話とか、ファンドの空売りみたいな話が多いんですけど。
規模デカい。巨額の金が動く系ですよね。
そう、巨額の金が何十億ドルみたいなのが基本みたいな話が多い。
1億、2億とかだと個人みたいな話があったりする。
そうそうそうそう。
今回のつばのエアラインっていうのは、天草エアラインっていう、九州の熊本の離島をつなぐ地域のエアライン。
例えば、北海道でいうとエアドゥーとかあるじゃないですか。
はいはいはい。そらし土エアとか。
そうそう。あれって東京、北海道とかをつなぐ。
03:00
天草エアラインは言ったら熊本と天草。
え?
あと天草と福岡みたいな、本当に熊本を中心にしてローカルで分かるんだと思うんですけど、天草エアライン。
それを企画してから実際に運行するまでを描いている半分ドキュメンタリー半分の情報なんですよ。
へー。
なんでここのエリアに飛行機とかエアラインが必要なのかをめっちゃ考えてる県庁の人がいて、
そこからパイロットの人を呼んできて、
そっちはCAさんを育成して、銀行も説得して、儲かんないのかどうしてみたいな。
国交省の監査をこうやってくぐり抜けてみたいな話をすげー生々しく書いてるんですけど。
へー。はいはい。
何憧れというかというと、出てくる人みんな男気あるんですよ。
はいはいはい。
男性性というか、これをそもそも立ち上げなきゃいけないと思った人もすごいと思うんですよ。
ほぼ確実に向からないんですけど。
そんな中でもやるべーって思う人もすごいし、
途中立ち上げる時って国交省の本当に安全に運行できますかみたいなことを監査する人が国交省から送られてくるんですよ。
なんですけど、言ったら、そういう新しく立ち上げる時って慣れてない人がたくさんいるわけじゃないか。
市長もそうだし、CAさんもそうだし、発展を空港でする人もそうし、みんな慣れてないわけですよ。
経験者を採用しようと思っても、そういう人たちって言ったら話してくれないじゃないですか。
市からできるだけ教育が来るんですけど、ミスが多いわけですよ。
そのミスをした1週間ぐらいの監査があると、2日目ぐらいで監査が帰っちゃおうとするんですよ。
もう無駄でしょみたいな。全然みんなできてないっすよねみたいな。
でも、できてないから帰ります!みたいになった後に、
甘くせえやらいに立ち上げて頑張らなきゃっていう人は、国交省の人が泊まっているところに近くまで行って、一晩飲み明かすみたいな。
すげえドキドキした人。
あと、CAの女性を採用して辞めちゃいそうみたいになった時に、
そういう人たちが頑張って引き止めるとか育てるみたいな。
すげえみんなやってるなみたいなことを見ると、
自分はどのポジションもできないなみたいな。
こういう仕事したいなみたいなのを。
確かにちょっと読んでみたくなったかも。
こんな熱いドラマが。
熱い。めちゃくちゃ熱い。
初めてのフライト飛ぶシーンとかあるんですけど、甘くせえやらいの飛行機が。
06:03
すっげえグッときますよね。
しかも甘くせえやらいまだあったんで。
そうですよね。乗ってみたいなと思いますもんね。
まだあるものだって思うと、すごい読みたくなった。
そうなんですよ。いろんな攻め際があって。
熊本甘久さんみたいなところって、早いほうが便利なんだけど道路も通ってるわけですよ。
意味あんだっけみたいな話が途中で出てきたり。
道路もあるから。
道路で行くんですか、普通に車で行く人もいるから乗客数とかそんなに多くないんですよ。
多くないというか、別に100%乗室乗座席の占有率なことはあんまりなくて。
それだったら福岡とか高知とか、大阪に飛ばすほうが多かったですよね。
株供給に応用したほうが。
株を持ってるのは熊本県とかが出資してるわけですよ。
だからうちの熊本甘草便を減らして、甘草大阪とかに行くのがけしからんみたいな議会の人が出てきたり。
あのすげえそういう人みたいな。
自分の司会のメリットだけを言ってくる人ね。
そうそう。若いポジションとかあるよねみたいな。
あるよねみたいなを共感したりしながら。
ここに出てくる人はほぼ全員かっこいいなって思う。
出てくる人全員かっこいい系小説。
くしくも、前回私が人間が感じられるお仕事小説を読みたいって言ったら、お勧めしてくれた。
これですよ。
これはめちゃくちゃいいというか。
このバルジブラックのやつもすごく好きですし。
これは桐生さんが書くのって、話がでかくて。
ところどころ、男はこう、女性はこう、みたいなちょっと出てくるシーンもあると思うんですけど。
それは出版年を考慮しながら読みます。
うまく補正しながら読むと。
なるほどなっていうのが、めちゃくちゃ面白いんじゃないかなと思いますね。
自分の正義を振りかざしてるんだけど、それが独りよがりじゃない感じの小説なのかなって思いました。
まさにまさに。まさにまさにですね。
それは本当にその通り。
いろんなエアラインが来るといろんな正義があるじゃないか。
儲かる儲からない。地域の人たちのためになるならない。
そのバランスをどう取るかとか。
他の航空会社とどうバランスを取るかとか。
辞めちゃうと言ってる基調とどうやって話をするかとか。
09:00
すごいこう思うところがある。
ふーん。
本レビューを年末年始に読みます。
是非。
09:21

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