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2021-08-31 25:58

みじかい髪も長い髪も炎 #1:自由に詠み読む短歌

第23回歌壇賞受賞作家の第1歌集。

  • この夏の振り返り:三体と歳時記
  • ワセタンと長野の苗字について
  • 感想が明後日の方を向かう2人:好きな人が欲しいみきさん

みき(@miki_apreciar
のぞみ(@Nozomitnk

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書籍紹介(がたんごとんより)

平岡直子さん、待望の第一歌集『みじかい髪も長い髪も炎』。
銀で箔押しされた、縄のデザインが、上品さもありながら少しロマンチックであり、神秘的な印象です。

  • すごい雨とすごい風だよ 魂は口にくわえてきみに追いつく
  • 手をつなげば一羽の鳥になることも知らずに冬の散歩だなんて

言葉ひとつひとつは知っている言葉、特別ではないはずなのに、驚くべき飛躍で、どこか違う世界に迷い込んだよう、それでいて、心の1番奥深く、繊細な部分を鷲づかみにしてしまうようなドキドキ、刺激でクラクラします。

  • わたしたちの避難訓練は動物園のなかで手ぶらで待ち合わせること
  • 三越のライオン見つけられなくて悲しいだった 悲しいだった

動物園のなかで手ぶら、なんて、すごく気の抜けた状態な気がするけれど、それは命の危機に隣接する事であったりする。三越のライオンが見つからない事が、言葉が壊れて反響するほど、心を砕く事だったりする。生きることは、すごく恐ろしくて、反面、すごく素晴らしい。そして簡単ではないけれど、美しい。

  • どの朝も夜もこうして風を受けあなたの髪が伸びますように
  • ねえ夜中のガードレールとトラックのように揺れよういちどだけ明るく

生きる中の、刹那よりも短い一瞬を見逃さないようにな鋭い感覚の中で、永劫に続く何かに触れられる気がして。すごく近くで会話をしているのに、どこまでも遠くが見える気がします。

何度も反芻したくなる、心に携えておきたい歌が詰まった歌集です。

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00:10
夏ですよ、Mikiさん。どうですか、夏は?
私、8月くらいから仕事をセーブしてて、9月に展示会があって、その準備をひたすらやってるって感じで、結構楽しく過ごしてます。
夏らしいことはどうですか?
沖縄行きましたし、熊本にも合宿に行きました。
めちゃくちゃ楽しんでますね。
オリンピックとか施錠気にし始めると、ストレスがメンタルに良くないから、かなり距離を置いて、3体をすごく呼んだりとか、ちょっと心の平穏を保ってます。
うーん、なんかそうなんですね。施錠は大変そうなんですね。
東京オリンピック2020の開会式の日に、感染者数2020人行くんじゃね?みたいなギャグを言ってたんですけど、
なんかそういうところじゃないですよね、今。5000人とか言ってるんで。
大変そうですよね。
金メダルかじっちゃうおじさんとかさ、フェミサイドがあったけど人が殺されたっていう報道がされるとかさ、ちゃんと直視したらちょっとやばいなみたいな予感のするものがちらほらしてる。
なるほどね。
ちょっとそういうのは一応距離を置いて、私は今3体の3を呼んでるので、あーすごい楽しいなーって。
もうちょっと距離の長いものを呼んでるって感じですね。
どうですか?1、2、3と一気に順序を立ててというか時間をまとめて呼んでますか?
そうですね。やっぱまだ3呼み始めたぐらいなんですけど、1、2がもう本当に面白すぎて、なんか久しぶりに面白さの浸透圧に自分が浸って、
自分がもう生きてるだけで全体的な存在として満足するみたいな感覚をすごい久しぶりに味わいましたね。
面白さの浸透圧。いい表現ですね、なるほど。
結構2の真ん中とか、まあでもこれはあれか、内容のあれですけど、結構なんかハードな、ハードこの人の人生みたいなやつもあるじゃないですか。
うんうん。
あれもなんか楽しく読み進めていける感じとか、感情としては。
はい。なんかあんまり個人な人生っていうよりかはもう、3体世界から見ると人類ってこういう感じなんだっていうこととかがあまりにも面白くて、
なんか私が不要なのではって思ってた概念とかが全部脅威みたいになってることとかがもう本当に面白くて、
なんか新しく本当に人間と出会い直したみたいな気持ちになりながら読みましたね。
3体、3体とかどうだろう、シン・ゴジラとかいろんな、まあエヴァとかもそうですけど、
このどのぐらいの時期までネタバレを気にしながら話すっていうことが必要なのか、よくわかってなくてですね、おさほみたいなのがなんかあるんですかね。
3体に限っては、なんかネタバレしたところでどうせは読まないとわかんないみたいな感じありません?
03:01
まあねー。
3体Bさんは事前にどれぐらいのネタバレ感を持って読み始めたんですか?
私一切ネタバレせず、何も知らなかったです。
本当に宇宙人が侵略してくる話とかっていうことすら知らずに。
なるほど、中国のSFですぐらいの情報。
作者が中国人っていうことだけしか知らない。
それを踏まえたワンツーだったんですね、今のところ。
そう、だからこんな広大なスケールのこんな話だって思わなかったから、本当に面白かった。
先に言っておくと、2と3はスケールでいうと3半端ないスケールなんですよ。
楽しみ!2よりはさらに?
そうですね。スケール感でいうと3はなんかもうね、てんこ盛りです。
SFの面白い要素をなんかもう、でかいパフェみたいな感じですね。
これも入れ、あれも入れ、みたいな。
楽しみだね。
楽しい3ですね。いいじゃないですか。
なんか久しぶりにこんなにぼっとしたっていうか、そのスケールに驚きすぎて、
読み終わってハーってなって目を閉じた瞬間に涙が出てくるみたいな。
めっちゃハマっちゃって、すごい面白かったですね。
あれは本当に名作ですね。
読んでない人全員が今羨ましいっていうか、え、まだなんかその楽しみ使ってないんだ、いいな、みたいな。
という感じですね。戻りたい。
自分の悩みがちょっとね、ちっちゃく思える壮大なやつ。
だんだん2発ね、新しいことね、しないとね。
なんかしました?どの店は夏らしいこと。
夏らしいことで言うと、いまだに週末テニスすることが多いんですけど、
オープンウェアですし、人と距離をとってやるスポーツなので、平和にできるかなっていうテニスなんですけど、
そのテニスに行った時に、熱中症っぽいんで帰りますっていう人の人数が増えましたね。
無実に増えてますね。
それぐらいかな、夏っぽいこと。
なんか現象なんですけどそれは、体験としてはどうですか?
体験?夏っぽい体験?
なんか今、観測されたで事象をね、報告いただいたんですけど、体験あるかなって。
自らでした体験。
オフィスの近くにあるプールみたいなのがあるんですけど、温泉施設兼ジム兼ホテルみたいな複合施設みたいなのがあったよ、神戸に。
そこに私行くのが好きなんですけど、そこがナイトプールを始めて、神戸中のギャルみたいな人が集うっていうのを見かけたときに。
06:09
なにそれ、神戸はナイトプールやってるんだ。
夏来たみたいな。たぶんあれナイトプールだったんじゃないかな、やってると思いますよ。
へー、で、のぞみさんはナイトプール行ったんですか?
いや、ナイトプール行った人たちは普通に水風呂に入りに行ったら、ルートが一緒なんですよ、行為室が一緒なんですよ。
あー、同じなんだ。
そうなんですよ、その入り口に向かう。もちろん男女が分かれてはいるんですけど、その通路の中に占めるギャル率が非常に高くて。
なかなか、神戸のギャルっていうのがまたね、何て言うんですかね、往年のギャルみたいな感じの人もいていてですね。
油並み絵に憧れていた人ですよね、みたいなギャルがまだこう。
そんな?
いや、いる、意外といるんです。楽しい、楽しいですよ、神戸の夏。
まあ、ていう夏ですね。
でもあれですよ、今回取り上げるのは短歌集じゃないですか。
はい。
この短歌集を知ったきっかけのこのポッドキャストの中で、同じようにこの本と合わせて紹介されていた漫画があるんですよ。
あ、はいはい。
星飛んでっていう漫画の俳句漫画なんですよね。
芸大が舞台で、そこに入った生徒は1年生の時に強制的にゼミに入らなきゃいけなくて。
いろんな人がいるわけですよ、絵描く人もいれば、小説描く人もいれば、いろんな子文芸やってる人はいるんだけど、もう反強制的にゼミに入らなきゃいけなくて。
その俳句ゼミは1年生、俳句を専門でやってる人が誰もいないみたいなゼミで、みんなでじゃあ俳句を作ってみよう、みんなで舞台をやってみようみたいなテーマに進んでいくんですよね。
っていう漫画の中で、めちゃめちゃ前向きに長くなっちゃいますけど、その俳句の中で記号を使わなきゃいけないじゃないですか。
それを集めている最時期っていうものがありますと、それ記号なんで当然季節ごとに載ってるわけですよ。
それの夏のページを4ページぐらい1日読むっていうのを、ここ1週間ちょっとぐらい経ってですね、それめちゃくちゃいいです、夏の書作として。
多いんですか?
なんていうんだろう、そういうふうに季節って見るよね、みたいな。
例えば、ちょっと今私、今日取り上げる本を持ってくるのを忘れて最時期だけ持ってきてしまうっていう。
え、嘘でしょ?
09:00
っていうことを起こしてるんですけど、その中で最時期を開いて夏のページを開くと、
例えば、ろうおうっていう記号がありますと。
おいた。
うぐいす。
うぐいすは春の記号なんだけど、夏になっても泣き続けるうぐいすのことをろうおうとかざんおうって言うんですね。
残るうぐいす。
そんなの聞いたことない。
でしょ?でも多分泣いてるうぐいすがいるからこういう記号があるわけじゃないですか。
そう考えると、なるほど、そういうふうにしてみなさん夏を楽しんでらっしゃるんですね、みたいなのを感じられてるんで、すごいいいです。
っていう夏体験。
すごく趣のある夏体験ですね。
ちなみにお花畑も夏の記号らしいです。
なんで?
この解説に書いてあることを読むと、一般の植えたお花が咲いているお花畑よりかは、山に登った時に鉱山植物がわっとあるところで花が出てくるというシーンをこの夏の記号にしているらしいですね。
と言ったら、登山者の目を楽しませる花がわっとあるっていうのをお花畑って表現するんですね。
そうなんだ。
知らないお花畑があるね、みたいな。
確かに。
昔は畑は花よりかは作物植えろよ、みたいな話なのかな。
なんかも知らないですね。
人参植えとけ、みたいな。
お花畑って畑か、畑ですね、確かに。
さてさて、そんな感じで乱暴に。
そんな感じで、今日の話をしますか、そろそろ。
みきさんお願いします。
今回の本は、短い髪も長い髪も炎という平岡直子さんの歌集ですね。
概要は、これ何を先に説明したらいいんでしょう。
のぞみさんの選択ですけど。
これそうなんですよ。
私、短歌全く分かりませんと。
文化資本の蓄積も全然ないので、俳句、短歌、戦流、いろんな歌と言われるジャンルあると思う。
あと詩も含めてですね。
全く分からないんですが。
聞いていたポッドキャストの中で、POの第150何回かの回で、
サンキュー達夫さんっていう、1ヶ月2日ぐらいにいらっしゃる方が紹介された本が、この短い髪も長い髪も炎。
サンキュー達夫さんはこの本の後書きを読まれてたんですけど、
めちゃめちゃいい後書きだなと聞きながら感動し、これにしましょうと。
なので、この後もしかしたらお互いに、この歌良かったですよねっていう話がするかもしれないですけど、
深い考察は私は少なくともできないですね。
12:01
私もできないです。
でもあれですね、プロフィール見てたら、長野県出身っていうところでのぞみさんと共通点ありますね。
ワセラ単科会はワセラ大学と関係があるかどうかわからないですけど、
一応あります。通称ワセタンで。
演劇界隈の人は結構ワセタンにいる人とかも多いんで、近いところにいたんだなって思いました。
ワセタンをもうちょっとご解説いただけると。
サークル活動みたいな感じで、随時部室とかもありましたし、サークルですね。
ただ、インカレサークルだからワセラじゃない人もいっぱいいて、
普通に部室入り人だったり、定期的に課会やったり、
時々文学フリマとかで歌手打ったりとか、そんな感じです。
人気サークルなんですか?ワセラの中では。
単科やりたかったらもうワセタンくらいしかない。
一番単科系のサークルの中では、一番歴史があってちゃんとした、しっかりしたサークルです。
家人も排出しています。
平岡さんも初めとして。
初めて、そういうサークル的なものがあるということを知ったな。
私はあまり分かってないですけど。
やや近いところにいたんだなっていう。
6個違いなので、もしかしたら時々いたかもみたいな感じですよね。
確かに長野県の小、中、どっちも平岡さんっていう苗字の人いたなって。
平岡割といると思いますけどね。
いやー、多かったですよ、平岡さん。
へー、そうなんですね。
確かに割と多いんですけど、
例えば、これ全然本論と関係なくなっちゃいますけど、
難しい沢の方のなんとか沢さんっているじゃないですか。
例えば塩沢さんとか。
なんとか沢さんって長野県めちゃくちゃ多いんですよ。
えー、川が多いから?
多分山が多くて、川になる前の細い川があるじゃないですか。
まさに沢谷の沢が多いからだと思うんですけど。
なんとか沢さんってめちゃくちゃいて、
東京にいた時に、なんとか沢さんっていう人がいた時に、
長野県生まれですか?って聞くと、
私は違うんですけど、父が。
あー、どうも長野県生まれです、みたいな人めちゃくちゃ多くて。
田舎あるあるの苗字当てが非常に有効なのが長野県ですね。
あ、そうなんだ。
難しい方のなんとか沢さんは長野県出身率が高い。
めちゃくちゃ高いと思います。
めちゃくちゃ高い。
感覚的にはめちゃくちゃいますね。
使ってみるときあったら使ってみよう。
多分ないと思うんですけど、この平岡さん。
YouTubeでお姿を拝見した時には、
15:02
育ちの良さそうな、いかにも文学圏のサークルに居そうな感じの方だったんですけど、
歌は結構エッチが効いてて、そのギャップがあるなって思いました。
めちゃくちゃ単価でイメージするものってどんなものでした?
読む前の、事前情報ゼロ単価イメージ。
知り合いにワセタンの人とかいるから、
言葉へのこだわりがすごいあって、
何考えてるのか、いまいちよくわからない人たちの取り扱っているものみたいな印象があります。
分かりやすさの対極にあるもの。
想像力とか、言葉を信じる力とかがないと楽しめないものみたいなイメージがあります。
その時に、兄者に聞くことじゃないような気もするんですけど、
何をもって自分の作品の良し悪しを自分なりに表現するんですかね?
私には分からないですね。
何を考えるのかな?
読んでみて、歌集なので、間に小冊子みたいなのが挟まっていて、
解説っぽいもので、3名くらいの方が書かれていて、
あと書きがある以外は、本当に歌がうわっと並んでいるやつじゃないですか。
解説もなし。
とにかく、57577が民調帯のフォントで並ぶのみみたいな感じじゃないですか。
ミキさん、ワセタンイメージはこれを読むことによって更新されましたか?
あまりされなかった。
不思議だな、不思議な言葉のタッチって思いながら読みました。
でも、この絵は久しぶりの歌だから、ワセタンイメージも何も別に新しくてあったって感じです。
分かるようで分からなくて、すごく寂しくなりましたね、これを読んでいると。
この歌集を読む前に、俳句の星とんでを漫画で読んでしまっていて、
なんか楽しそうだな、みたいな。
日常で感じたことを、575という形態の中に、
どんなふうに17時にガンと落とすかっていうことをやっています。
その時に、例えば同じようなことを意味するものは2ついらないよねとか、
視点をこんなふうに動かしましょうとか、
なるほど、なるほど、そういう楽しみ方があるんだ。
というのを漫画から学び、いざ単価になった時に、
全然扱われているものが違う、なんだなんだってわからない。
世界にぶち込まれた感じがしたですね。
でも、すごく短いわけでもないから、何かの情景が切り取られて、景色が浮かんでくるじゃないですか。
そこを補う想像力が私にはないかも、みたいな感じ。
18:03
解説の3方の文章を読んでいても、
すごい想像力で言葉を切り取っていきますね、みたいなことを思っていて。
そうなんですよ。これあってよかった、みたいな。
本当に?
こんなに読み取れるの?っていうのがありましたね。
そうね。
面白かったっていうか、順番に読んでいくというよりかは、
パラパラって読んで、気になったやつを読んでいくみたいな感じで読みましたけど、
なんか濃厚な他人の気配がめっちゃありますよね。
他人の気配?
他人の気配があるなって思って。
私はだから、読んでると、
特に声の歌もそれなりにあったと思ってて、
なんか濃厚な他人の気配、
声関係の他人を見ている歌とか、
いなくなってしまった他人を思う歌とかがすごく多くて、
なんかすごい他人の気配がめちゃくちゃあって、
普通読んでるときすごい一人だから、
自分が今一人であることとかがすごい際立ってしまって、めっちゃ寂しい。
なんか好きな人欲しい、みたいなギャルみたいな気持ちになりました。
なんか好きな人欲しい、みたいな感じになりましたね。
へー。
すげー、1ミリも他人の気配を感じなかった。
嘘でしょ?
え?
え、嘘だ。
ちょっと本手元にないかもしれないですけど、
ねっていうコーナーとか、
ねのシリーズ、一番最初の歌いきますね。
お願いします。
この朝に、君と静かに振り払う、やりきれないね、雪の音だね。
はあ。
え、はあですか?
これ完全に恋人と朝起きて雪降ってたっていう歌じゃないですか?
ちょっともう一回お願いします。
ちょっと目を閉じて。
確かに君っていう感じあるいは表現がめちゃくちゃ出てきたなって思ったんですよ。
ちょっと改めて今の。
この朝に、君と静かに振り払う、やりきれないね、雪の音だね。
うん。
これはだって朝さ、恋人か恋人じゃないかわからないけど、
誰かとさ、一緒に一晩過ごして朝帰る時に雪降っててさ、
雪払ってさ、雪の音するようなしないような雪の感じだねみたいな、
そういうことじゃないですか?
へえ。
そういうやつか。
そうね、確かにね。
それを読んでる時に、私の中の雪のイメージって、
実家近くの朝起きたら大雪みたいなやつのパターンなわけですよ。
うんうん。
21:00
なんかお母さんが出てくる子供みたいなやつとか、
でも読めるなとか、なんていうんですか、他人か。
他の句とかでは連続して読みますけど、
お願いします。
それだって、貸せるものがないから歌を一つだけ、
いろんな声で何度も歌うとか、
1時間経って話してお休みを行った綺麗なホテルの前で。
ああ。
この辺って明らかにあんまりカップルっていうよりかは微妙に上手くいってない恋の歌っぽくあるでしょ。
確かに特に2つ目のやつなんかはそうかもね。
ホテルみたいな単語が出てくると、
そこまで来ないと想像ができないのかもしれないですね、この田中野は。
王国は滅びた跡が綺麗だね。君の衣服を脱がせて擦る。
はあ、王国、王国。
言葉の意味は分かんないけど、
なんか話した会話の一段って感じがしますよね。
どんな王国かとかは全然分かんないけど。
手を繋げば一羽の鳥になることも知らずに冬の散歩だなんて。
これもさ、手繋げたいけど繋げない冬の散歩じゃないですか。
なるほど。
そういう歌なのか。
私はそういう風に読んで、
強烈に熱く穴出している誰かを感じる、この人が。
っていう感じがあって、私には今一人なんですけど、みたいな感じになりました。
あ、あの、一人、一人やなーっていうことを読みながら痛感をしていた。
他人の気配がすごく濃厚にあるから、私の周りの不在がすごい際立つ。
好きな人欲しいみたいな、すごいそういう気持ちになりました。
これ読んで、炎になりました?短い髪を。
そんなんじゃない歌もいっぱいあったんですけど、恋の歌っぽいやつの連続、
ハッピーバースデーとかもあるところはずっとそういう気持ちで読んでました。
へー。
24:01
ひらんかなんこさんの歌って、何て言うんですか。
私の最初のこの短歌のイメージみたいなところで言うと、
全く短歌のイメージなんかゼロなわけですよ。
難しい言葉で、ちょっと古語っぽい言葉で書いていくイメージが勝手にあったんですよね。
読んでいくと、わからない単語って一個も出てこないと思うんですよ。
よく出てくる、黄身っていう単語とか、卵みたいなこととか、天の川みたいなやつ、東京タワーみたいなやつ。
わからない単語が一個も出てこないんですけど、
すげえ角度でハンドル切るじゃんみたいな文章の連なりがあり、
すごく絵でイメージがしづらいなと思いながらまず読んでたんですよ。
良い悪い意味とかではなくて、イメージしづらいからダメってことではないんですけど、
絵を一個に固定できそうな文章ってあるじゃないですか。
誤解されにくい文章みたいな。
意図したことと違うことを想像されにくい文章みたいなものと対極にありそうな文章だなと思いながら読んでたんですね。
本当そうですよね。
そうか、一人。
三木さんが言ってたやつはすげえびっくりしました、私。
え、はいはい。
そういう感情を生み出すことができるのか、単価というものは。
びっくりしました。
私だけの感覚なのかな。
だけかどうかはわかんないけど、三木さんが書くなくてもそう感じたってのは真実なんでしょうね。
私はそう感じました。
25:58

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