友人たちとの日常
もりちゃん
もりちゃん、おざきのThink too muchです。
もりちゃんです。
おざき
おざきです。
もりちゃん
この番組は、10年来の友人もりとおざきが最近考えすぎてしまうテーマについて話すトーク番組です。
何事も自分には関係ないのに、それで腹が満たされるわけでもないのに、考えすぎてしまう私たち。
テーマは、自分、社会、過去、現在、未来と何でもThink too muchの話を一緒に考えすぎたり、考えすぎを笑ったりしてお楽しみいただければ幸いです。
おざき
幸いです。
もりちゃん
この9月の3連休、いかがお過ごしですか?
おざき
とてもダラダラしたりとか、
今日はプールに行くなどしました。
もりちゃん
プールに行ってるんですか?
パプーっていう大阪に、
おざき
なんて言うんだろうあれ、関東で言うところのサマーランド的なとこかな?
があって、
もりちゃん
楽しんでるじゃないか。
おざき
はい、ちょっと僕ら合わせながら。
もりちゃん
許せない。
おざき
許せない?あなたは?
もりちゃん
許せないな。
おざき
いかがお過ごしでしたか?
もりちゃん
私ですか?
私、友達の家に友人数人で泊まり、夜な夜なマリカをやりながら酒を飲むという会をやりましたよ。
2014年の話してる?
インパクトサイズ。
おざき
楽しいよ、マジで。
楽しいでしょうな、そら。
森がマリカやってるイメージとか全然ないけどね。
もりちゃん
確かに、それこそ2014の時とかマジでマリカとかできなかったと思います。
そもそもゲームがあんま印象ない。
ゲームね、そうなんだよ。
「ラストマイル」とその影響
もりちゃん
幼き頃からゲームに触れずに生きてきてしまいまして、
ポケモンのことも分かったような分かんないような顔して生きてるんですけど。
おざき
ポケモンやったことないの?森。
ポケモンは昔の男に買ったからやれって言われて。
怖いな。怖いエピソード。
もりちゃん
ソードシールドをやりましたね。
すげえ、最近のやつ。怖いな、マジで。
そうなんだよ。
なかなかわからないんだけどさ、あれって追加パックみたいなのありますよね。
追加パック?
なんていうの?新しい地図がゲットできるみたいな。
DSより後ろの作品のことは分かんないからな。
おざき
新しい島みたいなのが課金でできて、
もりちゃん
私としてはやってって言われたから最後までゴールしたのに、
もっとやってって言われたから。
おざき
どういう目的のスピーディーなの?
わからん。
だったのでやりませんでした、後半は。
もりちゃん
それでいいと思うよ。
おざき
そんな話をしたいんじゃないんですよ。
なんですか。
もりちゃん
三人級じゃないんだけどさ、ラストマイル見た?
もうラストマイルがわからん。
なんで?
おざき
ラストマイルを初めて聞いたよ。
マジで?
ドラマが映画になってる的なやつ?
違います。
もりちゃん
この調子だと君はアンナチュラルもミュー404も知らないでしょ。
おざき
知らないね、ミュー404。
もりちゃん
黙ってください。うるさい黙ってください。
知らんね。
アンナチュラルとミュー404っていうのが、
最近の中では、私も全然ドラマ見ないんだけど、
かなり面白いとされていて、
面白かったなという記憶。
というか、ここ数年で唯一見たドラマぐらいなんだけど、
その脚本家さんと演出家さんが、
おざき
またタッグを組み、今度は新しい映画を作ったよというのがラストマイルですな。
もりちゃん
マジで見たほうがいいよ。
おざき
見たほうがいい?
もりちゃん
好きだと思う、普通に。
そう?
もし、あらすじとしては、
おざき
もうなんつーか、もろアマゾンなの。
もりちゃん
なんか、アマゾンを模した会社が舞台なんだけど、
アマゾンもそうだけど、
ああいうショッピングサイトの荷物って、
おざき
かなり整備された出荷場所みたいなところから出荷されてるじゃない?
もりちゃん
で、その会社のある出荷場所から送られた荷物が、次々と爆発するという事件が起きるんですな。
おざき
はい。
もりちゃん
そうなの。
で、そういう事件の解決の話かって、最初見ると思うのだが、
そこに、なんでこの題材を選んだかというのがやはり透けてくるところが胸熱でですね。
物流の2020年問題とか、
かつてアマゾンが配送の会社への圧力とかで問題になったりしたじゃない。
おざき
ああ、はいはいはい。
あそこらへんも、そこはかとなくオマージュされているように私は見たのですけども、
もりちゃん
なんかそういう、どんどんどんどん搾取されていく働き人間たちについての映画です。
おざき
あー、とても面白そうだ。
もりちゃん
だろ?見た方がいい。
おざき
そうか。
もりちゃん
そう。あと三島光がめちゃくちゃ可愛い。
おざき
三島光で出てんすか?
もりちゃん
出てます。主役です。
おざき
それはいいですね。
もりちゃん
私は三島光が可愛すぎて、映画の中でつけてるピアスと同じようなやつを一生懸命探して買いました。
すごいね。ハマりようというか。
いや、可愛かったんですよ。
そうか。
それはそれとしてですね。
それはそれとしてね。
おざき
ちなみに、自面誌は2回見てます。
もりちゃん
あ、出た。自面誌ね。2回見れるものなんだ。
面白いから。
最もプリミティブで。
おざき
最もフェティッシュ。
もりちゃん
フィジカル。
おざき
最もフェティッシュなやり方で行かせていただきます。
もりちゃん
それしか知らない。
おざき
本当?
もりちゃん
うん。
これはね、見たほうがいい。
わかりました。みんな言うから見てみたいなと思っています。
現代はね、見たほうがいいエンタメが多すぎる。
本当にね。
それはそれとして。
なんかさ、エンタメを見てるときってさ、
映画とかドラマとかはそんなに思わないのだが、
舞台とかライブとか生身の人間が出てるのを見ると、
最近、このエンタメを受け取る側でいるのなんか、
おざき
もうあれだなって思ってきたな。
もりちゃん
消費者的な立場的な?
なんか、何なんだろうね。
作る側のほうが楽しいような気がしてしまう。
そういうふうに。
わからんからね。
おざき
ね。
もりちゃん
まあ、何ですかね。
それなりにたくさんのエンタメを見たということなのでしょうか。
おざき
まあまあ、社会の違うところでは、
エンタメを作ってるくらい同じ価値を提供しているのではないですか。
もりちゃん
素敵ですね。
おざき
はい。
もりちゃん
素晴らしい。
この前、友達と飲んだときに、
みんなが、おざき君って何者なのかということで話題が持ちきりだったよ。
おざき
ほんとですか。
もりちゃん
うん。
おざきの相槌のモノマネしてくれた友達が。
うわあ、なんか嫌だね。
嫌だね。
特に嫌だね。
まじか。
いや、ごめんなさい。いろんな話をしましたが。
おざき
はいはいはい。
もりちゃん
今日はね、数回前に、
君がポロッと言ったことが私まだ引っかかっていてですね。
ちょっと今日は因縁を晴らしたい。
おざき
なんだよ。
もりちゃん
あなた、田原マチさんのことを全然知らないですよね。
おざき
知りませんでした。
もりちゃん
どれくらい知らないですか?
あのー、なんだっけ。
おざき
なんかね、字面はなんか知ってて、田原マチって。
なんか変じゃん、字。
もりちゃん
まあそうだね。どこで区切るんだろうみたいなとこあるよね。
おざき
そうそうそうそう。
なんかTwitterとかで、YouTubeとかで知って、
でなんか森がサラダ記念日の話をしてきたから、
あ、いや、その人なんてなったっていう。
もりちゃん
ここがね、まずすごいと思うんですよ。
田原マチ…違うか。
サラダ記念日のことを知っているということは、
田原マチを知っているということではないのかという。
おざき
なんだろうね、知らなかったね。
サラダ記念日はいろんな言葉に置き換えられてパロディになってるじゃん。
もりちゃん
そういうことか。
おざき
そうそう、Twitterとかでさ、
別にそれに対して面白いともなんとも思ってなかったけど、
そういう構文があるってことはなんか知ってて、
もりちゃん
なるほどね。
おざき
元ネタがサラダ記念日だってことも一応知ってたけど、
それと田原マチを結びつけるものが俺には何もなかった。
もりちゃん
なるほどね。
まあその、そこは、まあそう。
まあそうかな。
そこを責めることは、
この話題、やるべきではないと思い直しました。
おざき
主題ではないと。
もりちゃん
主題ではない。
その、サラダ記念日と言いますけれども、
この味がいいねと君が言ったから7月6日はサラダ記念日。
そういう歌が結構強化されてるし、私も好きなんですけど、
どのように感じてらっしゃる?
おざき
この味がいいねと君が言ったから7月6日はサラダ記念日。
その情景は俺が思い浮かべるね。
なんかサラダみたいなの作ったら、
なんかその食わせた相手がおいしいねみたいに言ってくれて嬉しい。
じゃあ7月6日はサラダ記念日だってことでしょ?
サラダ記念日の詩について
もりちゃん
はい、そうです。
なんかで?っていう。
おざき
なに俺サイコパス?
もりちゃん
ここは我慢だ。
おざき
これもう人の心ない?この感想。
もりちゃん
いや、分からない。
なんか、どうしようかな。
なんかその、知識、前提知識がないと良さが言われない部分というのももちろんあるので、
そこはちょっと一旦置いといて、
この歌単体で見たときに、
そうだなぁ。
おざき
まずこう、かわいくない?
まあ、そんな嬉しいんだって感じはするね。
もりちゃん
なんでこんなに嬉しいんでしょうね。
記念日にするぐらい。
なんだろう。なんだろうね。
うん。
おざき
なんでこんな嬉しいか。
なんかその、サラダ作ってあげるくらいの関係性だから、
もりちゃん
なんか付き合ってる人とか、一緒に住んでるレベルの人で、
おざき
で、この味が良いね。
もりちゃん
なんだろうね。
全然分からない。
今なんか良い感じに進んでたはずなんだけどな。
そうだよね。
サラダだからさ、
夜、時間は分かんないけど、
サラダを作るくらいの距離感だから、
確かにたぶんお付き合いしてるか、一緒に住んでるかしてそうで、
そうだな。
なんかキモイと感じ始めるかもしれませんが、
私がどう読んだかの話するね。
はい、ぜひ。
この味が良いねって言われて、
おざき
で、この歌を読んだ人、
もりちゃん
仮に私としましょうか、
私は、じゃあ今日はサラダ記念日にしちゃおって、
その君に言ったかな?
言わなかったかな?
おざき
それは言ってなさそうだな。
なんで言ってなさそうだと思う?
詩の共感と喜び
もりちゃん
なんかこう、個人的に嬉しいってなって、
私が勝手に喜んでるだけみたいな。
おざき
なんかさ、そんなこと何にも書いてないのに、
もりちゃん
なんかちょっと寂しくないですか?
いえ。
おざき
寂しい?これ。
もりちゃん
だってその、何て言うんだろうな。
今言ったじゃん、おざきが。
私が勝手に喜んでるだけだしな、みたいな。
ちょっとその、しまっておく感じ。
おざき
なるほど。
もりちゃん
喜びを一緒に。
おざき
共感、共有すればいいのに。
もりちゃん
うん。
いいでしょ、みたいな。
おざき
はいはいはい。
もりちゃん
ここをこうして、こうしたんだよ、みたいな。
なんかそんなからっとした喜びの共有だったら、
記念日にしないそうだし、
記念日にするってことは、
なんかその、いいねって言われたその言葉が、
なんかこんな日常にありふれた言葉なのに、
私にとっては宝物のようにしたいんだよね、それを。
おざき
なるほど。
もりちゃん
というなんか寂しさが見えるところが、
おそらく評価されているところなんじゃないかと思うんですな。
ほう。
えーっと、周りくどくて申し訳ないのだが、
おざき
いえいえ。
もりちゃん
えーっとですね、
サラダ記念日って単体で発表されたものではなくて、
歌集の中にあったんだよね。
おざき
なるほど。
もりちゃん
で、その、
まあ歌集って、
ただこうバラバラに歌が入っているわけではなく、
その歌の並びで、
それなりのストーリーを読んでもいいというものがある。
そういうルールというか。
おざき
なるほど。
もりちゃん
うん。なので、そういう文脈の中で読むとするなら、
なんかね、この歌の2つ前にですね、ある歌が、
出張先の宿より届く絵はがきを見ており、
アリバイ写真のように。
っていう歌があるのね。
うんうん。
まあ時代だから絵はがきなんですけど、
おざき
はいはいはい。
もりちゃん
絵はがきをアリバイ写真のように見るってさ、
おざき
はいはいはい。
もりちゃん
なんかかなり不穏じゃない?
おざき
確かに。
うん。
本当にどこ行ってんのかっていう。
もりちゃん
そう。
うん。
まあ、結婚してるかどうかわかんないけど、
おざき
うん。
もりちゃん
この君と私はなんか幸せな関係ではなさそうな、
なるほど。
感じ。
で、そういう文脈で読むとすれば、
多分君と私にはなんか結婚記念日とか付き合った日とか、
そういう公に言えるような記念日がないんじゃないかと。
おざき
なるほど。
もりちゃん
だから、そういう関係だから、
おざき
うんうんうん、なるほど。
いいねって言われた宝物のように感じる言葉をもらった日を記念日として、
もりちゃん
ほっそり。
おざき
なるほど。
もりちゃん
来たんじゃないかと。
おざき
なるほど。
もりちゃん
まあ深読みの深読みをするなら、
詩の文脈と深読み
もりちゃん
多分この二人に次のサラダ記念日は来ない。
おざき
なるほど。
もりちゃん
うん。
そういうのが楽しいって話だよ。
ごめんな付き合って。
おざき
いやいやいや、なるほど。
もりちゃん
うん、いかがかな。
おざき
まあ確かに5分前よりは、
もりちゃん
うん。
おざき
この詩の解像度は上がってる。
もりちゃん
はい。
おざき
けど、解説がないとちょっとわからない。
もりちゃん
そっかー。
うん。
まあ確かにね。
おざき
あと、この有名な詩を、
うん。
そのぐらいの解像度で捉えてる人ってどのぐらいいるんだろうと思っている。
もりちゃん
まあ確かに。
たぶん、今の私が喋ったのもだいぶ前の前の前段の、
そうね、かわいい、ちょっとなんか、
うーん、記念日にしちゃうってかわいいな、くらいのところかな。
おざき
うん。
もりちゃん
みんな。
おざき
あとなんか、サラダじゃないほうがよくないかって思ったりする。
もりちゃん
あの、細かい話をすると。
おざき
だってサラダってあんま味付けとか、
料理の技術が影響しやすい料理ではないじゃん。
もりちゃん
うん。
煮物とかならわかるよ、なんか。
おざき
煮物とか生姜焼きとか、
そういう、その人の味付けがすごいなんか、なんていうのかな、
料理の結果にめっちゃ影響を与えるものだったら、
まだなんか、なんていうのかな、
よりこの褒められたことに対する嬉しさとかがメイブになる。
もりちゃん
努力がね。
おざき
そうそうそう。
なんか、この味がいいねっていうものとサラダっていうものが、
あんまそもそも俺的にピンときてないっていうのがなんか、
一番でかいんだが、
それはそれとして置いといて、
まあ確かになんか、こんななんかまあ、
ありふれたシーンが記念日になっちゃうくらいちょっとその、
なんていうの?
普段そんなにその、
ハッピーがないじゃないけど、
その人からこうもらえるハピネスが少ない関係性の、
人がこうきゃきゃワクワクしてる感じは、
確かにちょっと理解した。
その良さは?
もりちゃん
理解したけど、
おざき
うん、なんかじゃあサラダじゃない方がいいんじゃないかって思う。
いや、この、
俺のようなあの、
ど素人が河原町という、
なんか多分この、
日本を代表する他人に、
アキズするなど、
釈迦に説法どころじゃない話なのはもう理解してるんですけど、
じゃあサラダじゃない方が良くないですかって思っちゃうかな。
もりちゃん
なんかさ、これ結構今びっくりというか、
おおっと思ってて、
おざき
まあ半分実体験らしいんだけどこの歌、河原さん。
もりちゃん
サラダじゃないんだって。
あ、サラダではないんだ。
おざき
実際は?
もりちゃん
うん、唐揚げらしい。
おざき
あー、全然そっちの方がしっくりくるよあれ。
おおーって思うよね。
もりちゃん
なるほどね。
おざき
確かに。
なんでサラダに変えたんだよ。
もりちゃん
なんか私が見たやつでは、
おざき
7月とサラダのこの作業の爽やかな感じを乗せたかったらしい。
なるほどね。
もりちゃん
創作としてこの歌のみずみずしい感じというか、かわいい。
それはサラダのおかげなんじゃないかなとも思いますね。
おざき
なるほどね。
なんかそこまでセットで言われると、
もりちゃん
あー、なるほどとも思わんでもない。
なんか喋りながら、
おざき
おざきに分からせてやると思ってたんだけど最初。
もりちゃん
でもよく考えれば、
歌なんていうもんは好きなふうに読んだらいいわけでして。
あー、なるほど。
おざき
でもなんか、私が読んだこの読み方もあってないかもしれないし、
もりちゃん
どう読んでもいいのだが、
でもなんかそういう作業の爽やかさとか、
この味がいいねっていうセリフから始まるところとか、
田原さんの腕はあって、そこに。
おざき
はい、はい、なるほど。
もりちゃん
だからこんなに人工に感謝しているというのはあると思いました。
おざき
あー、なるほど、なるほど。
それはすごいわかるわ。
そこまで言われるとなんか確かにとは思うね。
よし、みんな、押してダメなら引いてみるんだぞ。
そうだな。
森が今言った、詩はどう解釈してもいいみたいなのは、
確かにその通りだけど、
何事もリテラッシーっていうかな。
詩の解釈とリテラシー
おざき
さっき言ってくれた、さとかしとかが爽やかな響きになる。
詩の言葉が持っている意味とか文脈だけじゃない、
音声としての詩の表現みたいなところも考えて、
作者は読んでるんだとか、
最初にセリフから始まるとこういう印象になるとか、
そういう評価ポイントっていうのかな。
作者がどういうとこまで考えてるのかとか、
知ってこうやって読んでるんだ、みたいな。
まずそういうリテラッシーみたいなものを身に付けた上で、
その上で、つまり定石があって朱張で言う、
朱があって葉取があるっていうところで言うと、
この詩が評価されてるのは一般的にこういうところがいいとされてるんだ、
みたいなのは知っておきたいというか、
知った上で、その上で俺が、
でもさ、サラダじゃない方が良くない?みたいなのがあっていいというか、
何も知らん状態で、意味がわからんこれって言ってる状態とはちょっと違うけど、
違うなと思うけど、
でも今の話聞いた上で、
そんなに俺はこの詩にはまってないっていうのはあんま変わってないけど、
ちょっと観点っていうのはちょっとわかったというか、
例として、そういうふうに読まれてるんですねっていうのは、
もりちゃん
ちょっと10分前の俺とは違いますね。
おざき
良かった。
もりちゃん
なんかでも、今さ、この後どんな話にしようかなと思って聞いてたんだけどさ、
なんか、やっぱこう、
衝突、こんなことで衝突したいわけじゃないのだから、
よくこういうことで衝突しているじゃない、インターネットの人たちというのは。
でもなんか、道徳みたいな話ですけど、
喋ったほうがいいよね、面と向かって。
そうすると、なんて言ったらいいんですか。
冷静な人だったらきちんと気持ちに歯止めがかかりますよね。
そうですね。
違う、こういう話をしたかったんじゃないんですよ。
おざき
どのように読んでもいいというのは詩はそうなんだけど、
もりちゃん
その上で、私はこの歌に自分の柔らかいところを触られたような気がするから、
好きなんですよ、やっぱり。
で、おざきが地面詩を好きなのも、おざきの琴線がそういう形にできているから、
それに触れているわけだよな。
おざき
なるほど、なるほど。
もりちゃん
だからラストマイルも私の琴線に触れるような部分があったから、おすすめしているわけだしね。
なるほどね。
おざき
じゃあその上でさ、どういう歌ならおざきがグッとくるか試してもいいですか。
もりちゃん
お願いします、ぜひ。
えっとね、そうだな、ちょっとお待ちください。
準備が悪く。
えっと、さらだ記念日を出したときは田原さん20代前半とかでかなり若かったのだが、
えっとね、最近の歌、最近と言ってもあれなのだが、
震災前後ぐらいの田原さんの歌で有名なのが、
俺が今マリオなんだよ。島に来て子はゲーム機に触れなくなりぬ。という歌が。
もう一回やってもらっていいですか。
おざき
かぎかっこね。
もりちゃん
俺が今マリオなんだよ。島に来て子はゲーム機に触れなくなりぬ。
おざき
おー、なるほど、いいね。
いい?
もりちゃん
いいね、それはいいね。
おざき
やったぜ。
もりちゃん
わかりやすいし。
谷川俊太郎の詩とサラダ記念日
もりちゃん
そうですね。
あと、えっとね、このさ、ぺらぺらめくる時間が楽しいですね。
ぜひ歌集を持ってみてもらいたい。
あと俺もね、一冊だけ谷川俊太郎ですけど、買って持ってます。今本棚から持ってきた。
えー、谷川俊太郎は何が好き?
えっとね、たまたま持ってる刺繍の一番好きなやつは、
ここっていうタイトルのやつ。
一応読むと、
おざき
ここ、どっかに行こうと私が言う。
どこ行こうかとあなたが言う。
ここもいいなと私が言う。
ここでもいいねとあなたが言う。
もりちゃん
言ってるうちに日が暮れて、ここがどこかになっていくっていう。
どっかに行こうと私が言う。
どこ行こうかとあなたが言う。
ここもいいなと私が言う。
ここでもいいねとあなたが言う。
言ってるうちに日が暮れて、ここがどこかになっていく。
ここがどこかになっていく。
ここがどこかになっていく。
まあ、要はだいたい。
おざき
旅行の計画みたいなのを立ててて、
もりちゃん
ここいいねとかここもいいねみたいに言ってて、
そういう会話を続けてるうちに、
おざき
旅行をしようとしてた2人が、
もうその会話をすること自体で、
旅行で会おうと思っていた楽しさ、ワクワクさというか、
お互いの時間がそうなっていくっていうか。
もりちゃん
良すぎるな。
おざき
良かった、良かった。
もりちゃん
怖かった、今まじで。
おざき
どういうこと?って言われたらどうしようと思っちゃった。
もりちゃん
いや、良いね。
おざき
良いよな。
もりちゃん
良いわ。
なんかさ、この自分が良いと思うものを人に見せるときって結構ドキドキしますよね。
おざき
ちょっと怖いね。
もりちゃん
なんかパンツ見せるみたいだよね。
違うか。
おざき
違うと思ったけど、無理やり運で行ってしまった、今。
ありがとうございます。
詩はね、詩は確かベースそんなに、
ちょっと感覚が人に寄りすぎるから、
なんかあんまりグッとくるものは基本的にはないんですけど。
もりちゃん
確かにな。
でもそこがおもろいですよね。
そうだね。
めちゃくちゃ仲良くても、同じもので笑ったりする相手でも、
どう読むか違うところが詩はいい。
おざき
なるほど。
もりちゃん
田原さんのもう一個有名なやつ読んでいい?
お願いします。
制服は未来のサイズ。
入学のどの子もどの子も未来着ている。
おざき
いいね。
もりちゃん
いいよね。
おざき
いいね。
もりちゃん
いいんですよ。
素晴らしいな、なんか。
素晴らしいね。
はい。
なんかね、読みながら思ったけど、
おざき
樽町さんは本当にわかりやすいんだよね。
もりちゃん
なんか読みながら、いやこれはわかりやすすぎるだろうと思うものもあるわけ。
そのまんますぎるなとか思うこともあるんだけど、
でもその優しい言葉で、バシッと物事を切り取られる感じが好きですね。
おざき
うんうんうんうんうんうん。
もりちゃん
はい。
そうだな。
こんな感じになっちゃったな。
おざき
言ってなんかムズいな、ちょっと。
解説まであって、やっとわかるかどうかがすごく多すぎるな。
もりちゃん
だからずるいときもあるよね。
おざき
どういうと?
もりちゃん
そんなん解説読まないとわかんないじゃんっていう、さっきさらだ記念日の話でもあったけどさ。
そうだね。
そんなん無理やてみたいな。
でもまあそのなんだろうな、それってジブリ映画とかもそうじゃないですか。
おざき
まあね、確かに。
芸術ってそうだな。
もりちゃん
芸術はそうだな、確かに。
詩はその分なんというか、説明する余裕がないから、言葉が単純に少ないので、
おざき
だからなんかよりずるい感じがするんだろうけど、
もりちゃん
でもまあその言葉の少なさが人々のそれぞれの形に寄り添う部分があると思いますね。
おざき
なるほどね。
なんかそうだな、ベテランチって前も話したかもしれないけど、好きなユーチューバーが短歌とか詩を書いてて、
ベテランチが詩を作るときに何を考えてるのかをまとめてる動画とかがあって、
もりちゃん
最初はなんとなくわかるんだけど、なんかだんだん難しくなってきて、
どういう観点が詩にとって大事なのかみたいな。
おざき
それこそさっきのサラダっていうものに対して、7月6日っていうのは爽やかな響きが似てるから、
もりちゃん
この作品においては12月12日とかじゃなくて、7月6日の方がいいんだとか。
おざき
だんだん海と相性がいい言葉ってなんだとか、遠すぎてもダメだし、近すぎてもダメなんだみたいな。
ベテランチの友達たちと、俺が今から一つの言葉のテーマを与えるから、
それに相性のいい言葉を一つあげて、俺が何点か評価するわみたいな企画があって。
森には見てほしいわ。全くわかんないから。
全くわかんなくはないんだけど、ちょっとね、ちょっと難しすぎる。
もりちゃん
そうなんだ。
別にその人が全てではないが、詩の。
見てみよう。
おざき
っていう感覚?
言葉ってみんなが使えるがゆえに、全員同じ使い手?同じレベルで使えてると思ってるけど、
人によってちょっと使えてる度が違いすぎるというか。
もりちゃん
持ってる言葉に対して持ってる感覚が違いすぎるっていうことを詩を通して感じています。
詩の感受性と芸術の難しさ
もりちゃん
すごい美しいまとめですね。
はい。
そう思います。
基本的にはね、その言葉に対して経験してきたものがみんな違う。
本当に全員違うわけだから、分かり合えるわけはないんですよ。
でもなんかそれでも詩を書きたい人ってすごいなと思う。
うん、ね。
なんかその、詩とか文学については、やっぱり消費者でいる以上はないな、まじで。
おざき
なるほどね、なるほど。
もりちゃん
すごいよな、それで飯食ってるやつ。
本当になんか、どう自分を保ったらそういうことができるのか分からない。
何やってんだろうってならないかなって、ごめんなさい。
概念しか扱ってないもんな、もはや。
でもまあそれを信じてるんだろうな、言葉で書くことに。
確かにそうですね。
ありがとうございます。
おざき
今後もよろしくお願いします。
ぜひ秋の夜長に詩を読んでいただけたら。
そうさせていただきます。
はい、ぜひ。
もりちゃん
ありがとうございました。
ありがとうございました。
おざき
この番組では皆さんの感想・質問、私たちに話してほしいテーマを募集しています。
番組概要欄にあるGoogleフォームから応募できるので、皆さんのご意見をぜひ送ってみてください。
もりちゃん
お待ちしております。
おざき
お待ちしてます。
それではまた来週お会いしましょう。
もりちゃん
森ちゃんと。
おざきでした。
おざき
ばいばーい。