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2022-11-01 23:06

雑談】2022年のイグノーベル賞受賞研究を見ながら #2

彩恵りりさんのnote記事を見ながらお話ししています。

のぞみチョイス:アイスクリームを食べるとがん治療中の副作用が緩和される/のぞみチョイス:鴨の子が親についていく理由/みきチョイス:法律文書が読みにくいのは単に文章が下手だから

00:11
私、今年の賞の中で圧倒的に好きなのは、面白いし実際に役に立つで言うと、医学賞かな。
アイスクリーム、抗がん剤を飲んでいる患者さんに、アイスクリームを食べてもらうと有害な副作用の予防ができるっていう。
そういう知見って元々現場には結構あって、口の中が荒れちゃう抗がん剤って多いんですよ。
そういうジャンルってあるんですけど、そうすると物を食べても痛いし、何か飲んでも痛いし、治療薬の副作用ではあるんですけど、QOL、クオリティオブライフのものがすごく下がっちゃうっていうのがあって。
現場の看護師さんとかは、このアイスクリームを食べたら食べれるでしょって言って、食べさせてあげるっていうのは、現場の知恵としてあったんですよ。
現場の知恵としてあったものも、実際にそれって意味あることだよねっていう風に科学的に検証したっていう論文なので、
アイスクリームか、へーって思うと同時に実際にすごく意味があるというか価値がある知見。
なので大好きな研究の一項ですね。
確かに有効ですね。
これについて解説してくれている生命科学VTuberさんがいてですね、高藤雷さんっていう人がこのアイスクリーム研究のイグノミションは結構意味ありますよってやつをスレッドで紹介してくれてるんですけど、
本当だ。
めっちゃよくて。
普通にアイスって美味しいから、よりプラスの効果ありそうですよね。
楽しい、いいものなんですけど、論文になってこういうエビデンスになると、
みきさんご存知の通り医学のガイドラインっていうのがあって、そこの中に何かあったときにアイスクリーム食べるようにしましょうみたいなことが明記されるとみんなに一気に普及するので、
美味しいところからさらに副作用とか有害事象の予防防止になったりするのがめちゃくちゃいい。
以前から氷を口に含むっていうのは推奨されたんですけど、絶対氷よりアイスの方がいいじゃないですか。楽しいし。
美味しいし。
それが論文になって紹介されるっていうのはめちゃくちゃいいことだなっていう感じがする。
現場の知恵レベルじゃダメなんですか?看護師が言ってるとかじゃダメなんですか?
03:04
やっぱりそれって、その人の個別知識になっちゃうんですよ。
医学のところってエビデンスになってるかってすごく大事。
エビデンスになってるかっていうのは論文になっていて、かつそれが査読されていて、一般性を持ってそうであるって言えるのでめちゃくちゃ大事。
個別の事象をやっちゃうと言ったら、人参食べたからガン治りましたと変わらなくなっちゃうんですよね。
そういう人を私はたくさん見ましたみたいになっちゃうので、こうやって論文化されて、実際に広く使える知見としてたまるってことはめちゃくちゃいい結果ですね。
そういう意味では医学に関わらず、全部個別の事象、個人的な知識って思ってたけど、そうじゃなかったってことが分からせてくれる重要な章なんですね。
そうね。これとても良かったですね。今年の好きな研究の一つですね。
今年の物理学賞は、カモの親子はどうして一列に並んで泳ぐのかの理由を解明したっていう。
これも超好きですね。めちゃくちゃいいんですよ、こういうの。
どうしてかというと、子ガモが一列に並ぶのは母ガモが起こした波を最大限に活用する理想的なフォーメーションだから。
っていう仮説がずっとあって、普通に思うと泳ぎやすいからでしょうって思うじゃないですか。
それを実際に本当にそうなのかってことを検証しようと思うと、その検証のハードルが超高くて、
水面に起こる波とかっていうのをかなり精緻にやらないとなかなか大変ですよっていう言葉。
今回の受賞したやつの半分は20世紀の後半、94年ぐらいにやられた部分で、さらにそれをコンピューターの精度をグッと上げて、
去年、実際の水どりを用意しなくても彼らの泳ぎ方をコンピューターに読み込ませるみたいなことをして、
流帯理学の研究を行って、やっぱり効率的でしたねってことが分かりましたっていうのをやってますね。
なるほど、しかもそこから示唆されることが面白いな。
カモが孵化直後から陸上でも動いているものを親として認識する擦り込みって本能がありますと。
この擦り込みの本能も、母がものをすぐ後について泳ぐっていう行動は擦り込みの本能が促している部分もあるだろうと。
06:13
だからつまり本能っていうものも流帯理学を考慮に決まっていく可能性があって、
進化の過程とかにそういう流帯理学みたいなものを考慮した方がより良くなる可能性もあるし、
生物学的なメカニズムの解明のヒントにもなるかもしれないし、
土地水上を進む人工物の設計にもヒントになるかもねって言ってますね。
この流帯理学を理解して子供が流帯理学的にはお母さんの後ろを泳いだ方が早いなみたいなことを考えてるわけじゃない。
だからそれをどうやって子供に効率的に教えるかってことを考えた時に、
擦り込みっていう行動を通じて後ろについていくってことを陸上でもやらせたら水上でもやるでしょうっていうことをやるっていうことですね。
この高段の水上を進む人工物とか水上列車に活かすっていうのって、
これも大きくバイオミミクリっていう領域が一個ドカンとあって、
実際にいる生物、
生物というのは動く動物だけじゃなくて植物とかも全部含めて、
その実際の生物の形だったり概念みたいなこともして人工物にコピーすると、
効率的だったり効果的な人工物が作れるっていうジャンルがもう一個大きくあってですね。
めっちゃわかりやすいところで言うと、
ヘビ型に動くロボット、災害の時に活躍しますみたいなものだったりするんですけど、
最近見てめちゃくちゃ面白かったのが、
ドローンで3Dプリンティングするっていう、
取り組みがあって、
3Dプリンターって普通箱みたいになってて、
3Dプリンターからプーって出てくるじゃないですか。
あれじゃなくてドローンが空中で飛んでて、
空中で飛んでるドローンからプラスチックみたいなのが射出されて、
それでプリンティングしていくんですよ。
その時の動作の仕方とか射出の方法は、
蜂が巣を作る時の形を模してやってるんですって。
それでできるようになりました。
今日、昨日なんか論文で見て、
すごいそういうのもあるんだっていう感動があったですね。
何年か後にイグノーベル賞を取ってくれることを期待しつつ。
取るんじゃないか。
イグノーベル賞じゃなくてノーベル賞かもしれないけど。
しかもその論文、ネイチャーに載ってましたからね。
まさかのスーパー一流史。
よかったですね。
このシミュレーションっていう手法だと、
1ヶ月くらい前に読んだ研究なんですけど、
09:00
お薬をうまく消化するための一番いい姿勢って何かっていうのを研究した研究があって、
立つ、座る、寝る、どの方向に向けてみたいなのがあると思うんですけど。
左側を下にとかね。
そうそうそうそう。
右側を下にして横に寝る、
衣がある方を下にみたいな。
衣の出てく方かな?
めちゃくちゃ遅くなっちゃうらしくて
右側を下にして横に寝る
胃がある方を下に?みたいな?
胃の出てく方かな?
腸に向かう方を下にするようにやると
薬の消化が早くなるっていうのを
これもシミュレーションで解くっていう研究が最近出てて
コンピューターのパワーをフルに活用してできるようになりました
みたいな風に書いてましたね
めちゃくちゃ面白かったですよ
イグノーベル賞につきものの今年の下ネタ枠だよっていうのがいいです
私とみゆきさんで今一緒にサイエンスライターの
サイエ・リリィさんのやつを読んでるんですけど
この人私も大好きでずっとフォローしてるんですけど
こういうイグノーベル賞解説をずっと長くやってくれていて
ツイッターでも楽しい論文解説をたくさんやってくれてるんですけど
この人のイグノーベル賞基準は本当に最高なので是非って感じですね
下ネタ枠どこだったっけな?
マヤ文明の干潮の仕方について?
これこそどうやって研究費引い取ってきたんだろうな
マヤ文明って宗教基盤とした平和で
大人しい技術の文明だということになっていたがこの研究により
全然逆の風習があるっていうことが明らかになった
古代マヤ文明の土器や陶器に描かれた様々なデザインの中で
明らかに干潮を思わせるシーンが描かれたものについて研究したっていう
これ大人っぽくなってきたんだな
それがめっちゃ数があるんだよね
めっちゃ数があってしかも一枚は明らかにオートしている場面とかも書かれてて
一部の土器には指で広げる穴があって
絶対に液体が注がれる量を調整可能なようにそういう道具まで作っちゃってます
なるほどね
直腸から酒を注ぐ行為っていうのがこれ当てたと
なるほど
しょっちゅう決めようっていう時に
うちらみたいにないかな
12:01
CBDとかタバコとかテキーラとかないかな
今日は決めようって言ってたら
当時の技術レベルだとアルコール度数がそんなに高いものは作れなかったはずなので
低いアルコールだと口から入れるよりちょくちょく入れる
吸収度を高めてっていうことなんでしょうね
これかっこいいな
この研究が起こったこととして私たちのバイアスが明らかにある
古代史や文化の研究って今までの研究に基づいた偏見にとらわれて
仮説を立てたりするにもめてしまうことがあるけど
良くない
そのバイアスがあって
私たちの研究は
今までの研究に基づいた偏見にとらわれて
仮説を立てたりするにもめてしまうことがあるけど
良くない
そのバイアスはちゃんと自覚して研究しなきゃダメですよね
っていうメッセージになってます
そうね
すごいな
この論文が載った雑誌
の名前が
Journal of Ethnopharmacology
っていう
エスノメソドロジーと
ファーマ?
ファーマシー?
薬学かな
そうね
植物やその他の物質を使った
伝統的な医学的
医学的処置
を扱った
論文だと
一応治療としての側面
もあるかもっていうことで
始まった研究だったんですかね
一応日本語訳を
木野国也さんがしてくれていて
民族薬理学っていう
訳が当てられてますね
薬理学はあの薬の
断りと書いて薬理学
だから薬草を使ったこういうの
とかそういうのをやっていく
ある種ど真ん中ですよね
うん確かに
やっぱこれは盛り上がるよな
古代美術師匠も
マヤ文明の土器
これがそうか今のやつか
美術師匠でこれなんだ
土器の模様だからそうだな
これまだ解明されてなかったんだ
みたいな知ってた
私の知ってたオブザイヤーは
イグノーベル文学賞ですかね
イグノーベル文学賞どれだ
法律文書を不必要に
難しくしている原因は
書き方であると分析したことに対して
これは知ってたオブザイヤーでしたね
書き方下手じゃんっていうやつ
法律の文書が
かかりとかよく分からなくて
15:01
すごい長いじゃないですか1文が
あれが専門家からしても
稼働規制を下げてるっていう
っていうことが分かったっていう
知ってたよ
対象は一応英語の法律
我々が普段接している日本語でも
やたらと長い
コーツってあれぐらいしか見なくなっちゃいましたけど
ああいうものの英語版
なんでそうなっちゃってるのかっていうことですね
コーパス分析をして
いかに良くないか
いかに文書が下手かっていうことを
定量化した
これが不思議っていうか
日本語まで勝手に
一般人からしたら下手くそな文章ってことだけど
そういうのに特化した
法律読み込みAIみたいになった方々が
放送界にいるわけだから
そういう放送界の学習済みAIからしたら
それが一番処理が早くなる
書き方なのかしらって思ってたわけですよ
なるほどね
エンジニアが書くC言語とか
C++みたいなものを見て
なんやねんこれと思ってるのと同じようなことかなと思っていたら
専門家もわかりづらいんかいっていう
わかりづらいんかいって
なんやねんって思いましたね
これねそうね
論文のタイトルは
Poor Writing Not Specialized Concept
下手な書き方に原因があって
つまり何でないかというと
その中に特別なコンセプト
特別な考えというか
入ってるから難しいというわけではなくて
単純に書き方が下手なのである
ということがわかったということですね
なんでレグ以上が下手ってみんな思ってたってことがわかったって
思ってたっていうのを
アンケートとかそういうことじゃなくて
評価軸としていくつか
設定をして
日常生活で使われない
単語をどれくらい使ってるか
であるとか
なんていうんですか
どこで区切ったらよくわかんない
どこで区切ったらいいかよくわかんない
文章
英語で言うと
ウィッチとかザットとか
よくわかんないやつを
中央埋め込みっていうらしいんですけど
中央埋め込みだったり
右分岐埋め込みっていう
Right Branching Embedding
っていう構文もあるらしいんですけど
どれくらい使われてるかみたいなやつで
客観指標にした時に
わかりにくいと言われる
スコアが
かなり多く使われて
今と
受動体表現は普通の文章の
18:00
5倍近く使われていると
中央埋め込みってさっきのわかりにくいやつは
約3倍ぐらい
入ってるっていうことが分析でわかりました
研究楽しいだろうな
みんなさ水を得た馬のように
繰り返してホラホラって
言ってくるじゃないですか論文出ると
やりがいあるだろうな
これどうするんだろうな
出た後
直そうとするのかな
英語を特に読んでる時って
元々結構一文が
日本語と比べて長いって聞きづらいな
ウィッチとかザットとかで
後から語ってくるようなものが多いから
結構私のワーキングメモリー食うなって
感じがする英語って
情報保存しといて
後で出てくるやつのために保存して
当ててはいはいみたいなのを
英語ってやってるなって思ってて
それを法律だと
私が普段の文章に
ニュースの記事とかですら
苦労したようなことも何倍も難しくなって
いるってことで
それが普通に人間のキャパを超えた量だ
っていうことかなと思ってたんですよね
なるほど
人間が一文で保存できるワーキングメモリーみたいな
人間の上限みたいなのがあって
法律文章は普通にそれを超えてるっていうこと
みたいな
そういうのがやっぱあるんだ
人間には
文章はやっぱり短い方がいいよねとか当たり前なんだけど
そういうことを思いましたね
これ出ている論文誌が
Cognition
Cognitionっていう論文誌に出てるんですけど
Cognitionっていう論文誌に出てる論文
すげー面白いですね
他のやつ見てても
人間の認知に関する
論文をいっぱい出してるんですかね
Cognitionは
多分そうなんだろうね
最新号の
論文に出てるのは
相手の情動
感情ですね
感情行動を読み取るときに
特に
手っていうものから
その情動ってのを読み取ることができるんだ
っていう
そうなんだ会議中も手出しといたほうが
そう怒ってるときには
怒ってるときにはめっちゃ手でこう
美希さん今顔にも出てます
出てる出てる
これに近いやつで
論文中か実験ですけど
あれだけありましたよねVRかなんかで
手の動作だけで
下半身の動きを保管できるみたいな
システムの動画を
今日見てやっぱ手って大事なんだな
っていうのを平和に改めて
思った
私ちょうど先週末
ずっと感覚を捉える
感覚を見つめ直すみたいなワークショップ
3日間やってたからあれなんですけど
21:03
手を動かし
手で動かすってことが
近くにあたるものすごい多いなと思って
人に何か物を
伝えるときに
感触があたるときに人の手のひらに
指文字を書く人とか書いて
伝えるよりも
手を取ってこうやって人に書かせたほうが
伝わるっていう
体験があるんですよ
人に手を持たせたほうが伝わる?
例えば
雨が降ってきた
みたいなことを伝えたいとして
手のひらに雨が降ってきたって書いて
教えるよりも
この人の手を取って雨が降ってきたって書いたり
とか
雨を手でやったりしたほうが
伝わるんですよ
へー面白い
へーなるほどな
でも実際に
目をつぶって
自分の左手に自分の右手で文字を書いたとしますと
そのときに
右手と左手どっちで
理解してると思いますか?
みたいな話
左手で受け取ったっていうよりは
右手で受け取った感じが
書いてるほうの手で受け取ってる感じがしませんか?
へーなるほど
それは確かにそうかもしれない
そんな気がする
確かに
みたいな
そういうのをずっと考えてるけど
3日間やり続けたんですけど
手ってすごいでしたよね
普通にしんどいな
結構楽しいですよ
頭がパンパンになるけど
なるほどな
楽しいことしの
2022年研究
他のものもいくつか
あるっちゅう
経済
経済経済
いいじゃないですか
23:06

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