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この2ヶ月ぐらいで、気づいた発見なんですけど、発見というか、こんなに簡単なことで仕事の効率が良くなるんだっていう気づきなんですけど。
知りたい。
ものすごい乱暴に言うと、いろんなものを手書きすることってあるじゃないですか。
考えていることをメモしたいなとか、絵っぽく描きたいなみたいなこと、私結構あるんですよ。
スライドのイメージ確保とかも含めて。
それをA4のコピー用紙で書いてたんですけど、それをA3にしたっていう。
それだけ?本当に?
めちゃくちゃ良くなります。
AmazonでA3のバインダーを買って、
あるんですよ、A3のバインダーっていう。
超大きい。
A3のバインダーを買って、A3のコピー用紙を買い、これにこういう手書きのスライドイメージみたいなやつを。
そうなのか、全然気づかなかった。
ぜひA3をご活用いただければ良いのではと。
それは何でですか?
なんでだろう?
すごい今からアホみたいなこと言いますけど、
デカい方が良いっていう。
デカい方が考えやすいっていうのがあるのかもしれないですね。
A4のフレームに縛られすぎてたみたいな。
つまりA3をしばらくしたらまたA4に戻した方が効率が上がるっていうか、そういうこと?
そういうこと?新鮮味みたいなこと?
っていうこと?それでもいっぱい書けることが良い?
いっぱい書けることが良い、そうね。
いっぱい書けることかな。
すげえ、めちゃくちゃアホみたいなことになってしまったけど。
いっぱい書けるのが良いなっていう。
A4からA3にしたら書ける量がいっぱい増えるもんね。
そりゃそうだろうっていうことになってしまったね。
でもこれを変えるだけで良くなったら良かったなっていう感じがするですね。
いっぱい書けるを超えた良さがあるってことですよね。
2倍書けるから2倍になったとかじゃなくて、何倍も良くなるってことですもんね。
なんかA4の時には出てこなかったような、考えられなかったようなことが考えられてる感じがする。
これはなんだろう。
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最近また登場してしまう、イスカリユーバ大先生のSF作家の地球旅行記っていうエッセイ集が出てですね。
その中にも出てくるんですけど、パフォーマンスが低いパソコンで十分ですって人いるじゃないですか。
そんな人いるんですか?
いるんですよ。
インテルのi3使ってても全然困らないよみたいな。
だって別にYouTube見るだけだし、ブラウザだしみたいな人がいて。
そういう人にi7とかi9の端末、何ならM1、M2、Macみたいなやつを与えると、今までは私は仕事をしていなかったみたいな感じになるって人がいて。
つまり、処理能力の低いパソコンは人のこれではまずいという思考力さえも奪うっていうものが出てくるんですけど。
A4の神はそれですね。
ここまでの面積で書けることを考えようって頭がなるんですかね。
多分それはそうだと思う。
本当にそれはそうだと思う。
神の制約っていうのはどうしても出ちゃうんだろうなっていう感じがする人。
たぶん野沢さんはクリーンな環境で働いてるから神がA3になっても問題ないと思うんですけど、
私はもうA4の神を送るのに精一杯みたいなカオスな環境で仕事してることが多いので、
まずはそこからって思いましたけどね。
漫画家の先生みたいな部屋ってことですか?
A4の神のトレイに裏紙をストックしてて、そのトレイからいつも撮ってるんで。
A4の裏紙のストック?
それでもエコですな。いいことですな。
ちょっとどっかでA3の神50枚ぐらい買ってきて、
ぜひどっかで試してみていただくと違いを実感いただけるかもしれない。
確かに置き場をまず作ります。
感じっすな。
さてさて今回は読書っていうよりか雑談ですが、
イグノーベル賞の話をね、たまには真剣に向き合ってみようっていうテーマですね。
そうですね。ほぼ私の趣味ですけど、
イグノーベル賞おもろいやんけっていうのがあって、
ちょっと前に変な研究っていう本が出てたのってみきさん読んだりしました?
読んでません。
変な研究。変な論文ですわ。
サンキュー達夫さんが。
あ、そうなんだ。全然意識してなかった。
サンキュー達夫さんが出たんだ。
変な論文っていう、世の中にある謎の論文というものを取り上げて、
その内容を紹介していくっていう本なんですけど、
だいぶ前に確か出ていて、
2017とか17年ですね。
そうね。文庫版が17年に出てて、
単行本は2015年ぐらいに出てるんですよ、確か。
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で、文庫が出た時にちょうど読み始め、
違うわ、単行本の段階で2015年か16年ぐらいに読んで面白いと思ってたんですけど、
この中に出てくるの結構イグノーベル賞っぽい論文が取り上げられてたり、
確か本の中でイグノーベル賞っていうのがありましてっていうのは書かれてた気がするんですよ。
確かに。今Kindle Unlimitedで読めたので買いました。
ぜひぜひ。
この本の紹介の中にも書かれてますけど、
本当に本の内容紹介の文章をそのままデータベースの文章を読むと、
おっぱいの揺れ、不倫男の頭の中、古今東西の湯担保、猫カフェの効果、
みたいなそういうことをテーマにした論文っていうのがこの本の中で紹介されてると。
なかなか一般の人が考える研究論文中と真面目なやつが多いじゃないですか、
新しいお薬ができましたとか、そういうのがたくさんあるわけですけど、
それだけじゃなくてですね、本当にいろんな研究の世界っていうのが広がっていて、
毎年話題になるノーベル賞というものが、
日本でも日本人研究者が取るかどうかみたいな話があるじゃないですか。
それのある種のパロディーですよね。
イグノーベル賞というのは。
なんならこっちの方が私は楽しいなと思って毎回見てるんですけど。
みきさんこれどうですか?楽しいですよっていうので雑談しようっていう時間ですね。
そうですね。私はイグノーベル賞初心者っていうか、
私もこんな馬鹿な賞を取ったんだ、
ハッハッハッって毎回忘れてるっていうので、覚えてないので。
ノーベルさんの深い知見で、こういうふうに新しめるっていうのを教えてもらおうかなと思ってます。
いや私もイグノーベル賞自体は言ったらサンキュー達夫さんの本経由で知って、
それ以来ちょこちょこ見てるぐらいなので、そんなに深く知ってるわけじゃないですか。
毎年1個1個ヒットする、そういう研究いいですねっていうのが1年に1個2個あるんですよ。
一般的なイメージのイグノーベル賞って馬鹿らしい研究みたいなことがよく言われるんですけど、
内容を見ていくと結構それって普通に意味あるよねみたいな研究が選ばれたりしていて、
この受賞大賞を選ぶときって人々を笑わせて考えさせた業績っていうものが選ばれるんですよね。
なので笑わせに振ってるものもあれば考えさせるっていう点も大事。
この校舎の考えさせるっていうことが毎年いいんですよ。
いいっていうのはちょっとまたふわっとしちゃいますけど、
例えば今今回2022年、最近この9月、2022年の9月に発表された今年バージョンのやつをやろうかなと思うんですけど、
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2020年のイグノーベル賞の経営学賞っていうのがあってですね、
実際のノーベル賞に経営学賞ってないんですけど、
イグノーベル賞は毎回確か何ちゃら学賞がちょこちょこ変わるんですよね。
経済学じゃなくて経営学?
そう、経営学賞っていうのが2020年はあるんですよ。
ノーベル賞って固定じゃないですか。毎年経済学があって、医学生理学賞があってとかあると思うんですけど、
イグノーベル賞は今年は何とか学賞がありますっていうのがあってですね。
なるほど。
今年は逆に経営学賞ないけど2020年にあるってことですね。
そうそう。
2020年のイグノーベル賞を受賞した研究っていうのは、
殺人の依頼を誤字下請けまで回して、結局失敗したっていうのは何が起きていたのかっていうのを研究していくってやつなんですけど。
これで技術は小説より気になりすぎる。
誤字下請けてっていう。
これ結構1個1個面白くて、2013年ぐらいの起きた事件ですね。
その裁判記録ってのを追いながら何が起きていたかって言ったら、下請け構造っていう殺し屋の中にあるわけじゃないですか。
それが一般的な業種における多重下請けっていう構造と同じ感じにあるわけですね。
フリーランスのライターさんを雇うみたいなと同じような構造にあるってことを考えると、
ここってどういう構造にあったのかというと、一番最初に殺し屋として依頼した時って3000万円分ぐらい払ってるんですよ。
この人殺してくれって言ったら元請けですね。
ディベロッパーのすごい偉い人が3000万ぐらいで払ってると。
誤字下請けにいった結果、誤字下請けした人の報酬が150万ぐらいになっちゃってて、
言ったら5%ぐらいしか取れてないみたいな。
中抜きがやばい。
みんな超中抜きしてるけど、これって何が起きてたんだみたいなことを論文にしてるんですよ。
すごい楽しい中途中途ですけど、こういうこともある種、
まさに自立は小説より来ないじゃないですけど、ちょっとクスッと笑っちゃうけど、
下請けってこういうことあるよなっていうのを考えさせるような論文っていうのが出てきたりするっていうのがこのイグノベル賞のすごく面白いところですね。
なんか今イグノベル賞っていつからあるんだろうと思って調べてたら、1992年ぐらいからあるけど、
1992年とかの賞は本当にくだらないから、なんかちょっと格が、品格が上がってきてる気がする。
注目度がどんどん高まってきている感じが正直すごくあって、
最初は本当に名前の通りイグノベルなんで、イグだからノンって意味じゃないですか。
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本当にくだらないことやろうっていう感じだったのが、ちょっと真剣な真剣味を及ぼす感じになってきてますよね。
ちょっと皮肉っていうか、例えば1993年のイグノベルフィエ和賞が、フィリピン史上最大の暴動と言われる事件を起こした話なんですけど、
フィリピンのペプシコーラが、読んでるだけですよ、フィリピンのペプシコーラがナンバーフィーバーという宝くじを企画したんで、
ペプシコーラに書いてある数字とが当選番号が一致するという宝くじを出したんですけど、
スタッフが間違えた当選番号を発表しちゃったために、当選者が80万人出ちゃった。
その80万人、ごめん間違えだった、ごめんごめんって言ったんだけど、
当選した80万人が納得できなくてペプシコーラとかを襲った。
いやーいいなー。それ何賞でしたっけ?
平和賞。
平和賞、平和とは。平和とはですね。
ペプシコーラ工場が襲撃されて数十台のトラック、小さなトラックが出てますから、2人。
80万人が盛り上がったらそうなっちゃいますよね。
1万人以上が出たよ。許してやれよ、スタッフが間違えちゃったんだよって。
訴訟がある国のあるあるのやつですね。
そうなんですよ。毎年ちょっといいんですよ。
やっぱり1993年の平和賞に対して品格が上がってきている気がしました。
あとそこと比べると?
今のほうが。
今年、去年、一昨年くらいに見る。
まなざしの当て方によっては普通に有益じゃね?みたいなやつとか。
あるのかな?ペプシコーラも。
ミキさんの演劇というか、アートの分野で言うと、
去年2021年のイグノーベル科学賞。化学ですね。化学。
研究のテーマが、
映画館内の空気を科学的に分析して、観客が発生する匂いが、
映画の内容とどれくらい関係するかっていうのを調べるっていう。
これ普通に面白そうなんだよ。
関係ないっていう結果になってる?
そうね。このイソプレンっていう。
人間からいろんな匂いがするけど、
イソプレンの匂いの元の成分の一つであるイソプレンっていうものだけは、
ちょっとだけ関係してるのか。
そうね。よくこれで論文にしたよな。
なんでこんなことを調べたいと思ったんだろう。
それ絶対言われますよね。
なんでこんなことを調べようと思ったんだろう。
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そうね。やりたくなっちゃったのかな。
ピュアな知的好奇心だけで推進されてる感じが押せるというか、いいですよね。
そうね。
やっぱり大学にまだ残ってる動機とかいるんですよ。
大学院のときの。
女の子だったんですけど、大学院の修士課程の動機かな。
経済学の中でも中東ですね。
サウジアラビアとか。
あの辺の経済史の研究をやっていて、経済の歴史。
めちゃくちゃまず研究費取りづらいんですよ。
まず日本人がそれを研究する意味って何かあるのっていうのが当然出てくるじゃないですか。
それを説明しないと課金費が取れないわけですよ。
でも本人はやりたいと思っちゃってるから色々書くんですけど、
とはいえせめてやるなら日本じゃないですかみたいな感じになっちゃうから、
ずっと博士課程にいて、去年か一昨年かにやっと博士号を取れましたみたいな。
何年博士課程?
8年しか入れないはずだから、どっかで一回留学行ってリセットして、
もう一回戻ってきてどっかで取ってるのかな。
34か5でその子取ってるはずなんですよ。
そういうスキームがあるんですね。
一応ね。
博士号を一回リセットするスキーム。
修士課程を渡り歩く人とか結構いるので。
そういう厳しいものを見ていると、こういう研究ができる研究者って本当にいいよなっていうのがちょっと思ったりするんですね。
そう、外野生に負けない、でもやりたいからだけでやるっていう、そういう気持ちですよね多分。
そうね。
本当お金にならないけどめちゃくちゃいいよな。
去年、歩行者が時に他の歩行者とぶつかってしまう理由を実験で解明したっていうのに、
イグノーベル道理企画賞を受賞してますね。
いやいいね、道理企画賞ってなんやねんっていう。
これ受賞してる人日本人ですね。
村上さん。
村上…知りません。
めちゃくちゃいいな、こういう研究ほんと最高だな。
昆虫学賞は潜水艦におけるゴキブリ対策っていうやつですし。
これ普通に意味ありそうだよな。
私アネガラスに結構昔の論文とかを受賞してることも多いんですよね。
そうね、掘り起こしてこれいいねって言ってるのも結構あるかな。
でも比較的新しいものが多いは多いけど、当たる焦点を当てましょうっていうのはあるっすね。
今年のイグノーベル賞だと成功の理由がほとんど運だみたいなのがありましたよね。
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あれがバズってるのを見ました。
今年は合計10個あって、よくある文学賞とか経済学賞とかそういうのに加えて、
応用循環器学賞とか、あとは美術師賞、美術の歴史ですね。
美術師賞とか、そういうものも選ばれていたりするという感じですね。
みきさんが言ってるのはイグノーベル経済学賞を受賞した、
なぜ成功は最も才能のある人ではなく最も幸運な人に行ってしまうのかというのを経済学的に解明するっていうやつですね。
俺結構真面目な研究だと思うんだよな。
努力ももちろん一緒だと思うけど、個人的な資質よりも運命みたいな方が、運命じゃない、偶然?
運の方が成功に結びついてるみたいな結果です。
うーん、そうね。
これどういうモデル?
そうは言ってない。
成功は才能がある人ではなくて、幸運な人にもたらされることの方が多いっていうことを影響化して示したって言ってますね。
そうね。
シミュレーションごとに変化する数。
シミュレーションやった時の一番最後の、たぶん誤差項ってよく言われる最後のランダムに割り当てられる数字の方が決定要因として大きいってことを言ってるってことでしょうね。
そりゃそうだろうなっていう気がするよな。
そうなのかな?
気にします?
うーん、そんな気がする。
努力してる人とか数多く売ってる人の方が成功しやすいのかなとか思いますけどね。
あー、なるほどね。
成功するっていうのは何かの得点が高くなるみたいな分布を仮定するんでしょうね。
そう、そう思われる。
論文のタイトルもまずタレントvsラックっていう、明らかに狙いにいってる論文のタイトルだからな。
でも一応フィジックスの領域の論文にカウントされてる。
フィジックス?物理?
そういうの物理ね。
えー。
シミュレーション、もうねシミュレーションだからな。
へー。
うんうんうん。
はいはい、そうね。
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スケール風の。
なるほど、単なるランダムネスっていうのが結果に大きく影響してますよねっていうことですね。
まあそりゃそうだろうな。
あー、なるほど。
なるほどね。
だから能力が高い人に公的研究資金をたくさん出すっていうのはあんまり有効じゃないかもしれないって言ってるっていうことですね。
うんうんうん。
能力が高いからっていう理由で成功の確率が上がるとは限らないよって。
そうね、そうね。
だからそこに例えばなんかよく話題になる東大と京大にだけガツンとお金出しましょうみたいなそういう政策とかあると思うんですけど。
そうすると多分能力にガツンと寄っちゃうので運を伴えることがあんまりできないからそれが最適な資源配分とは限らないっていうことでしょうね。
うんうんうん。
でもこれはまあそりゃそうなんだろうな。
ちょっとあれですもんね、これも時間の経っている過去、2008年かな、2018年か。
18年。
うん、ランダムネス。
これはそんな気がするよな。
あ、そうですか。
うん、なんかすごいそういう気がする。
なんていうか、自分よりこの人優秀だなっていう人が何か飛行っぽかったりすることをよく見るし、
自分より何かこの人よく言ってることわかんないなみたいな人がすげえもっと流行られてることもよく見るから、まあ運なのかなみたいな。
確かに。
そういうことは結構思うかな。
確かに。
うん、そうね。
なるほどね、確かにそれを個別事象として捉えてた、この人は能力があるのに不思議だなみたいなとか、この人は能力がなさそうに見えるのに不思議だなみたいな、個別の例外みたいな気持ちになったんですけど、そういう人たちだったときに。
例外じゃなくてむしろ一般的な事実だったってことですね、それが。
そういうことなんでしょうね。
ていうことだ、ていうことだ、なるほどね。
そういうことなんでしょうね。
ほんとランダムの力は大きいっていうことなんだろうな、そんな気がするよな。
うん。