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スローターファイブ、スローターファイブね。なんかあれなんですよね、このスローターファイブという盗撮場が地下にあったから、防空壕の役割を果たして生き延びることができたっていう。
Nozomi そうだったから。それか、その盗撮場に防空壕があったか忘れちゃいましたけど、そこにいたおかげで助かったんですよね。
そうですよね。それがタイトルなんだよな。それがタイトルなんだよなっていうのを抑える。
Nozomi それが後半で明らかになるんですよね。自分がいたのは盗撮場5号だったってなるっていう。
なのが途中まであって、タイトルがなんだっけっていう。戦争の話が出てきて、盗撮場5号っていうのがすげえ不穏な空気が漂うじゃないですか、読んでる側からすると。
救ってくれた、めちゃくちゃいろんな生物を盗撮する場なので、めちゃくちゃ殺した場だけど、結局このビリーもしかしたらこのウンボネガットを救ってくれたのはその盗撮場っていう場なわけですからね。
盗撮場に入った瞬間に、捕虜って外にいる時に同じような捕虜になってちょっと頭が弱くなっちゃった別の兵士みたいな方がいたんだけど、盗撮場に入った瞬間にはその人が死体としてそこにいたりとか、シーンがあった気がして。
自分は生き延びたけど、そこでたくさんの死亡を見てきた場所ではあるとは思います。
そうね、不思議空間だよな。
でもマジで不思議小説だった。
ほんとね、このロウソクとか石鹸の原料が人の死体から絞り取った死亡でしたみたいな話だったり。
なかなかね、なかなかだよな。
なかなかですね。
これを好きな人はさっきのアネットを叱り、どういうものが好きなんだろう?
このスローター5がハマりそうな人は、他何が好きな人はこれが好きなのかな?
日本人作家とか、日本文学でもいろんな人いるじゃないですか。谷崎潤翔、太宰治文明に始まり、いろんな人いると思うんですけど、誰が好きなんだろうな。
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ミシェル ああ、でもミラン君では存在に耐えられない軽さとか。
ミシェル メーベックとかも確かに好きかもしれないですね。
ああ、ミシェル。
ミシェル ああ、でも炎上灯とか好きなんじゃないですか。
ああ、なるほど。炎上灯ダメだったな。
なんかダメだったな、炎上灯。
ミシェル でも私はわかります。短編まででしたね。
炎上灯。
何読んだったっけな。
ミシェル ああ、でも小松左京とか好きなんじゃないですか。
普通に?
ミシェル 最近ツイッターでバズってたんですけど、小説家なんですけど、2012年くらいから書いてるんですけど、
ミシェル 私は自分が小説家になるという確信が小学生の頃からあったため、
ミシェル 大学を卒業してからも大学になってからも小説家になるってことが確信があったからフラフラしてて、
ミシェル 30歳過ぎたあたりで、そろそろ小説書かないとやべえなって思ってわたって書き始めました。
ええ、なになに?
ミシェル っていう人。
なんですって?
ミシェル 面白いんですよ、小説。
へえ。
何をそんな感じあるの?そんな感覚持ったことないけどなあ。
ミシェル ね。それもリアリティの獲得の仕方が人によって違うんですよ。
なるほどね。
ミシェル こういう確信を持っている人とかもいる。ちなみに面白いですよ。
ミシェル 完璧じゃない私たちって一冊だけ読んだことあるんですけど、面白いです。
へえ。
なるほど。
ミシェル ありますね。
そうですか。
あ、これか。
へえ。
ミシェル 確かにこれすごい好きな人呼んで話した方が良いかもですね。
ミシェル ちょっと二人とも自分で選書しといてあれですけど、ちょっと不思議ですなあみたいな。
うん、不思議。
ミシェル 不思議ですなあってなってしまったから。
不思議。
なんかどういう単語とどういう論理構造を持ってこのものの良さを話してくれるんだ。むしろわかんないですけど、もう誰にもわからないんですってこれはっていうことなのかもしれないじゃないですか。
このモネガット自身も多分自分のある種の迫力のある体験をこういう形でしか表明できないっていうことだとすると、
実はスローターハウス5好きな人はめちゃくちゃ厚く語るっていうよりかは、
とにかくこれはそういうものなんです素晴らしいんですみたいな人なのかもなあとかちょっと思ったり。
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なんか順を追って話せる良さみたいなのが、そういうものとはまた別の次元の中にあるのかもしれないなあって思ったりはするんですよね。
モネガット自身が絞り出すようにSFというスパイスをかけて自分の体験を書いたわけじゃないですか。
もしかしたらこれが好きな人っていうのはあんまりこうなんていうんですかね、好きなのですなぜならばって言語にならないのかもなあと思ったり。
多くの作品のインスパイアになった気がするんですよねスローターハウス5が。ちょっと調べたときにそれこそテッドちゃんのメッセージとかも多分影響されているし、この作品も影響を受けたと言われているみたいなのが続々出てきていたような気がして。
確かに言葉にならない作品にされているかもしれない。言語とかに関わらずいろんな作品として確かにその好きが受け止められているかもしれない。
そうね。いろんなところをいろんなふうにこうすまんでというか参考にしていっているんでしょうね。
ちょっとくぐったらいっぱい書評がありますね。読んでみればよかった。
この論文っぽいやつを読んだんですけど、戦争文学の中でアメリカの中で南北戦争を取り扱い、太平洋戦争を取り扱い、第二次世界大戦を取り扱いっていうアメリカの中の戦争文学っていう一ジャンルの中で一つすごく大きなものとして位置づけられていますっていう
言葉が書かれていてそうですかっていう。あとは朝鮮戦争。書かれたのが69年だから朝鮮戦争をやって、冷戦の真っ只中、ベトナム戦争が真っ盛りっていうぐらいのタイミングに出てた本ですね。そうですか。
また20年後ぐらいに読み返したら見えるものが違うのかな。私20年も引きずる強烈な記憶っていうのがまだ人生が若くてないから。自分の中にはどうしてもかびりついてしまう何かとかが生まれた時に読んだらまた違うのかな。
少なくとも今のヨーロッパの人たちをこれを読むとたぶん全然違うものがあるんでしょうね。まずは。少なくとも今あるんだろうし。
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圧倒的不条理みたいなのを体験しているリョウはこれの感想の強さと比例しそうですね。
確かにね。あんまり圧倒的不条理体験しないもんね。不条理なことたくさん起きてるけど見ないふりして過ごせるもんね。
そうね。見ないふりして過ごせるし、仕事がなんともなりませんみたいな不条理とレベルが違うじゃない。やっぱりそれは不条理レベルっていうのがあったのかもね。
確かにね。同じ大陸の地続きの人が駐載されて死んでるとかそういう感覚ってないもんね。 そうだね。プラスオネガット自身がドイツ系アメリカ人っていうのも複雑なものに影響してるんじゃないかみたいな。
そうですね。
そうね。これ本当に好きな人はどういうふうに読むんだろう、語るんだろうっていうのはあるかな。 他人になかなか伝えられないけどこの本好きなんですっていうのがあるかな。あるんだろうな。
全然話変わっちゃいますけど、最近人にシャンタラムを勧めたんですよ。 オーストラリア人の麻薬ゴリゴリ覚醒剤やってましたみたいな人が脱獄してインドにたどり着きますみたいな。
ボンベかな。スラムに潜伏して何とかこうやろうとするっていうところから始まる合計1800ページぐらいあるやったらなげえ小説なんですけど、私超好きなんですよ。このシャンタラムって。
10年ぐらい前に出た小説なんですけど。
これが好きですって言った時のびっくりされた感じ。 なかなか理解してもらえないんだろうなっていう感じがしたですね。めちゃくちゃ面白いですシャンタラム。今も本棚に残り続けている数少ない本。
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脱獄・武装強盗犯・ボンベ家・世界のバックパッカーとセレブを虜にした聖典って書いてある。
しかもオーストラリアから脱獄してインドのボンベに行き着くっていうのだけれども、結構一大スペクタクルじゃないですか。上巻の最初めくった瞬間にボンベにいるんで、脱獄劇は全く描かれません。ほとんど。
そうなんですか。
とんどボンベのスラムの中の話と、スラムで生活している中でいろんな人と関係性が出てきて、いろいろ諸々ってやるんですけど、その話なんですよ。
先ほど言ったようにこれ詩小説なんで、書いているこのグレゴリーデビット・ロバーツっていう人がそういう人なんですよ。
これ詩小説かって思って読むとすごいですね。これいつかポッドキャストのテーマにしたとするともう多分終わんないと思います。4ヶ月ぐらい読み頃にかかるっていう。
確かにこれがめっちゃ好きって言われてアゼントしてます。
そうなんですか。これはユーモはほとんどないですからね。真剣な何か。
ぜひどっかで書評でも何でも。
翻訳されている田口さんは確か早稲田の卒業生。
ミキサー はい、と書いてあります。
ぜひ。ぜひぜひ。
ミキサー最後に何かあれば。
ミキサー ちょっと好きな人に話を改めて聞いてみようよ。読み取ったしって思いました。
ぜひテキストで教えてください。
ミキサー そういうこと多いですよね。
ミキサー 前ヘミング名の時は後から好きな人に話を聞いてみましたみたいな。
ミキサー 先にやっとけよって話ですよね。
ミキサーがそういう本をしっかり紹介してくれてるっていう言葉でしょうね。
ミキサー そうですね。誰かには刺さるけど。
なかなか判断が難しいっていう。
ミキサー 判断が難しい本。
ミキサー こういう機会がないと読まないから嬉しいんですけどね。
そうですね。
ミキサー いつか分かる時が来るのかな。
ミキサー ポッドキャスト始めてから結構いろいろ考えを広げるようになった気がするんですけどね。
素晴らしい。
分からない本を読むっていうのが本の楽しみですからね。
ミキサー 人のモチベーションになってる。自分だけで分からない本を読むのが難しいから。
そうね。頑張って迫って分かんないものは分かんないっていう風に落ち着くと。
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ミキサー です。
デスト。
ミキサー です。
ミキサー 次の本どうしますか。
どうしようかしら。ミキサーどんなのがいいなどありますか?
ミキサー 分かる本がいいですね。
分かる本がいい?
ミキサー 分かる本はいいです。
分かる本がいいか。
何がいいかしらと。
ミキサー 野々美さんが久しぶりに読み返したい本とか、野々美さんの背伸び本ないんですか?
ミキサー これ昔格好つけて頑張って読んだなーみたいな。
昔背伸びして頑張ったのは、ヘルマンヘッセの車輪の下。
ミキサー あー好きだった。
マジで1ミリも分かんなかったです。死んだみたいな。
ミキサー マジ?
よく夏のフェアみたいなやつあるじゃないですか。
なんちゃらの百書。新潮文庫。
ミキサー 百冊みたいな。
そうそうそう。あれでヘルマンヘッセの車輪の下ってのが書いてあって。
海外の人が書いた本って全く読んだことがない状態で買ってみたんですけど。
何が面白いのかなーって思って分からず、死んだ終わったっていう。
田舎の子供らしくなんだこれって終わった記憶があるっすね。
それかな?それ読んだら辛くなりそうだな。
ミキサー 読み返したい本で。
読み返したい本?読み返したい本ねー。
ミキサー それかも最近読んだみたいな本でもいいですけど。
ミキサー 私がまさにスロートハウス5はね、昔頑張って生きて読んだなっていう記憶だけで選んだので。
ミキサー そして読めてなかったことを思い出しましたけどね。
どれだろう?読みたい。
最近読みたくなった2冊のどっちがいいかの点なんですけど。
一つ目がサブカル仏教学助説っていう。
ミキサー 三浦潤が書いてそうな。
三浦ひろふみさん。確かに三浦潤っぽい。
ミキサー それが生は?
そう、仏教とサブカルチャーのクロスオーバーをするっていう。
ミキサー へー。
桃黒とか。
ミキサー へー、桃黒ってサブカルなんだ。
桃黒だったり、踊る大操作戦とか。
サブカルっていうか、娯楽映画とかドラマとかアニメみたいなものと仏教っていうのを掛け合わせてみてみましょうっていうやつ。
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あともう1個は心はどこに消えたっていう。
ミキサー 東端さんのやつでしょ。
読み方わかんない。東端なのかな?東端。
ミキサー 東端さんか。
心はどこに消えた読んでみたいと思ってました。
ミキサー 本当に?
買ってデジタル尽読してます。
ミキサー してる?
はい。
ミキサー このいるのはつらいよを前読んでいて、この人の1個前かな?
うんうんうん。
ミキサー で、この心はどこに消えたも読みたいなと思って、誰でもどっちがいいでしょうっていう。
ミキサー でも心はどこに消えたは読むと思うんですよ私。だからサブカル仏教なんちゃらがいい。
サブカル仏教学序説。
ミキサー あ、そう。サブカル仏教学序説にしましょうよ。
じゃあこれにしますか。
ミキサー はい。
比較的薄めの本なので。
ミキサー はい、172ページ。ノンブル社と初めて聞いた。
ね。
ミキサー うんうん。
じゃあこれにしましょう。
ミキサー はい、じゃあこれにしましょう。
本当新しめピカピカですがこれにしましょう。
ミキサー 先週の本だ。2週間前の本だ。
そうね、そうね。
ミキサー はい、購入しましたよ。
じゃあそんな感じでまた今度はこれでいきましょう。
ミキサー ありがとうございました。
はい、ではでは。
ミキサー ではでは。
はい、ありがとうございます。