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2026-02-17 35:22

確実はそこにあるもの:山本七平『空気の研究』#1

本好きのふたり・みき/のぞみが、山本七平『空気の研究』を読み解く回のpart1。

水曜休みの効用、嬉野温泉の湯豆腐セットで始まった長い昼、ガンダム映画を“2作目から”観てしまった話、中型免許(MT)教習の筋肉痛まで、近況トークを経て本編へ入っていきます。

後半では『空気の研究』へ。「空気はKY世代の新しい現象だと思っていたけれど、1970年代にすでに言語化されていた」という驚き、田舎で“空気”に押されてきた幼少期の体験、そして「最近は言葉としては使わないのに、空気は確実にある」という実感が共有されます。さらに、のぞみは仕事の経験を通じて「相手がどう決めそうか」「どんな空気を作ると流れが動くか」を読む感覚が育ってきたと振り返り、みきは『いきの構造』との違い(空気のほうが相対的に捉えやすい)から手触りを整理。次回の議論につながる助走がつく回です。


サマリー

今回のエピソードでは、まず水曜休みの効用や、嬉野温泉の湯豆腐を囲んだ長い昼食、そしてガンダム映画を誤って2作目から観てしまった話など、近況トークから始まります。特に、中型免許(MT)の教習で筋肉痛になったという話は、肉体的な疲労と「空気」の産物としての恥ずかしさにも触れています。 その後、山本七平の著書『空気の研究』について議論が展開されます。KY世代の現象だと思っていた「空気」が1970年代には既に言語化されていたことに驚きを示し、幼少期に「空気」に押されてきた体験が語られます。また、現代では言葉としては使われなくても「空気」は確実にあるという実感が共有されます。のぞみさんは仕事を通じて「相手がどう決めそうか」「どんな空気を作ると流れが動くか」を読む感覚が育ったと振り返り、みきさんは『いきの構造』との違いから「空気」の相対的な捉えやすさについて考察します。この本は、日本人の心と形を考える上で重要な参考図書であり、特にコンサルタントとしての「空気」を読む能力の重要性が語られ、次回の議論への助走となる回です。

近況トーク:水曜休みの効用と湯豆腐、そして映画の失敗談
- どうですか、衣装が。
- え、水曜日休みだったから元気。
- それはあるかもしれない。水曜日休み…いいよなぁ。
- うん。
- なんかさ、宇野綱広が、かなり前、6、7年前くらいから、
- あの、水曜日を休みにした方がいいって。
- そうすると、人は2日働いて1日休んで、
- また2日働いて、週末が来るっていう風になって、かなり健康にいいと。
- ほう。
- なんでみんな水曜日休まないんだろうって言って、
- 本当にその通りだなって、水曜日が休みのために思っている。
- へぇー。
- それ、彼の論理はやっぱ、何、2日ぐらいが限界だろうみたいなこと?
- そうそうそう、2日ぐらい。2日ぐらいだったらまだ疲労も溜まりきってないから、
- そこで休んどけば、あの、元気なままでいられる。
- だから、4日待たないで3日休むんじゃなくて、って。
- ほう。ほう。
- なるほどね。週休3日制の前提として、3連チャンより間のが良いでしょうと。
- そうそうそうそう。
- あー、なるほどね。
- いや、この水曜日さ、その、なんかテニスの仲良しの人が家に来て、
- 本当にあなたテニス大好き。いいね、最高の、最高の友達。
- テニス自体はやらないんだけどさ、テニスをきっかけにやって仲良くなった人がたくさんいるから、
- そのうちの2人が家に来てくれてさ、みんなで湯豆腐を食べたのよ、お昼。
- うん、お腹いっぱいになる?
- あ、あのね、その、うち1人がすごくさ、好きな湯豆腐があるんだって言って、
- 佐賀の嬉しの温泉の湯豆腐?
- あのなんか、とても美味しそう、確かに。
- そうでしょ?なんか、お豆腐とポン酢と、もうその、湯豆腐用の、言ったら、
- 何て言うんだろう、お湯?だし?もう全部1つの箱に入ってるんだよ。
- うーん。
- この温泉水で湯豆腐を炊いてくださいと。
- うん。
- で、それをさ、その人がもう、キャリー系種で10個持ってきたわけ。
- うん。
- だから10丁ある、あるのよ、豆腐が。
- もうさすがにもうお腹、お腹大いっぱいになるじゃない?
- ふふふ。1人何丁?
- えーっと、まあ全部言ってたら2.5なんだけど、
- まあさすがにみんな断念して1.5だと、合計6個?
- あー。
- あの、消費した。
- そっか、そんなもんだ、あんたは豆腐って?えー。
- 1個500グラムぐらいあるからね。
- 4、500、400グラムで1丁だから、まあ600グラム豆腐食うと。
- うん、そうだよね。
- スーパーで売ってるのって、2分の1丁が多いよね?あのちっちゃいパックって。
- あー、まあそうね。マイバスとかああいうところだと、ちっこいのが2つパックとかも多いかもね。
- とかだよね。あれの1丁だもんね。
- あれの1丁分を1.5個食べてさ、
- で、昼12時から始めたんだけど、結局終わったの5時半ぐらいで。
- ふふふ。何があった?
- いや、なんかもう楽しくいろんな話をみんなでしてたのさ。
- はんはんはんはんはん。
- 豆腐だけで?
- 豆腐だけで。
- へー。
- まあ一応その間にお野菜入れて豚肉入れてとかもあるんだけど、
- まあ基本は油豆腐前提でやってた。
- へー、素敵な回。
- とはいえ普通の水曜の仕事より疲れたもんね。
- その5時、5時間半の油豆腐。
- 宇野さんがどういう水曜日の休みを想定してやるかわからへんけど、
- 働いてた方が楽かもしれへんなっていう。
- あ、ほんと?
- へー、そっかそっか。
- へー、そっかそっか。
- そっか。
- 多分なんか、のぞみさんが仕事を向いてるっていう説ない?
- なんか心的疲労が私はあるかな。
- あー、それはみきさんはグッドポイントだね。
- なんなら週7日、毎日5時間働く方がいいもん。
- ちょっとあれだわ、前提がずれてたわ。
- 私はその子作人的な仕事というかさ。
- なんだろう、ばあちゃんの農家の働き方とかが前提だから、
- 農家に休みはないからさ。
- 勝手に作物が育っちゃうから。
- 毎日朝働いて、昼休んで午後ちょっと働いて、もうすぐ休むみたいな。
- その週7日やるみたいなのが当たり前だと思っちゃってるのかもね。
- そういうふうに体ができてるのかもしれない。
- 長野の奥地で生まれ育った人間として。
- いや、素晴らしいことだと思います。
- 私はめっちゃ水曜満喫して。
- まずね、戦後のハサワや流行ってるじゃない?
- みんなが見た方がいい、見た方がいいって言うから見たら、
- 戦後のハサワや今やってるの2部作の2個目で、
- え、1個目見てないってだって置いてきぼりされて、
- 何が面白いのか全然わからなかったよって昼から飲んで寝た。
- あ、結局わからないまま寝たんだ。
- わからなかった。
- 1話関係とか普通の映画だと思ったら、2部作の2個目だったっていう。
- へー、全然アンテナになかった、戦後のハサワや。
- え?
- チーム未来の党首が選挙が終わって何がしたいですかって聞かれて、
- 戦後のハサワやを見に行きたいですって答えたんだよ。
- あー、ちょっとそこ、選挙速報見てたけどそのインタビュー聞いてへんな。
- そう、アンドさん見に行ってるんだね。
- うん、たぶん。
- ただ本当に気をつけて、まず1部作、1作目は見た方がいいし、
- っていうかたぶんガンダムの文脈押さえてないとテレビ楽しくないから。
- だから、お気をつけよう。
- 全くわからへんなー。
- ガンダム本当、ハマってる人長いもんなー。
- へー。
- 私も高校生の時にガンダム00っていうのやってて、それ見てたし面白かったのよ。
- その00とSEEDってやつだけ特別らしくて、その00ってガンダムのこと何にも知らなくても
- 普通に00だけで楽しめたのね。
- アムロ、レイとかシャアとか出てこなくて。
- だからガンダムっていうのはそういうもんだと思ってて、ただ原点ファンがめちゃくちゃいるだけだと思ってたの。
- はい。
- そしたら今のハサウェイっていうシリーズをやってると思ったの。ガンダムハサウェイっていうのがやってると思ったの。
- はい。
- でもそれ全然違って、むしろ00みたいなやつの方が特殊で、それ以外のガンダムは全部原点をずっとたどってるだけっていう話だったの。
- それを知った、ハサウェイの2作目を見て。
- 覚えてるな。100式ハサウェイ。
- 知ってる?
- 本体のガンダムじゃなくて、ゲームで出てきたキャラの中にハサウェイってやついたなみたいな。
- あ、いるんだ。そうなんだ。だからみんながえ?みたいな。1作目も見ずにいきなり2作目だけ見たの。しんどかったでしょうって言われた。
- ブライトノアの息子がハサウェイノア。へー。
- あ、そうそう。ブライトノアっていう人がすっごい言及されてたんだ。
- そういう人間関係なんだ。へー。
- ブライトはあれちゃう?初代のアムロが乗ってたやつの艦長が確かブライトちゃう?
- 親父にも撃たれたことないのにっていうみんながやるやつあるでしょ?
- うん。
- あれがぶん殴ったのがブライトノアだからハサウェイのお父さん。
- あーお父さん。そういうのをたぶん調べてから見に行けばよかった。
- そうだね。そこまでやってようやくわかると。
- っていう休日らしくない?
- そういう無駄当たりの映画というかさ、おもんないわっていう作品さ、貴重な休みに見ちゃうとしんどいもんね。
- そうね。
- 祝日の午前中ぐらいなら許せそうな気がする。
- あ、しかもちなみにアニメとしてはすごいよかったから。
- へー。
- だからまださ、映画館入って前回までのあらすじみたいなの出てきてもそこで冒頭で
- うわ、これ2作目かい!ってなって帰ろうかなってならずに見れた。最後まで見れた。
- ほーん。30分経ったところでもうわからへんからデオ化にはならんかったって。
- ならなくてやっぱ絵とか綺麗で見れた普通に。
- へー。
- ただなんかほんとに文脈わかんなすぎて、あと40分ぐらいで終わるかなって思いながら見てたらところで終わった。
- あ、もう突然バーチャルコンビニ終わんの?
- 私からするとね、みんなは文脈を共有してるから多分それがエンドなんだけど。
- で、酒飲んで寝ると。
- 夕べで寝た。
- 有意義ですねー。完全に有意義。
- はい、でいうそんな高いコーナー1週間でございました。
- のぞみさんは湯豆腐満喫のお疲れウィークで。
- 湯豆腐満喫、お疲れ。
- で、なんなら木曜日に初めて車の免許?中型免許っていうのを取ろうと思ってた。
- あーすごいじゃん。なんかごつい車も運転できるようになるやつ。
- そう、11トントラックまで運転できるようになるやつを取ろうと思って。
- 初めての教習が木曜日にあったのよ。
- 疲れそー。
- めちゃめちゃ私、これを恥ずかしいと思うのも空気の産物かもしれないけど、免許はオートマ限定で取ってるんですよ。
- うん。
- どうせオートマしか乗らんからいいやんかと思ったんですけど、
- 本当に中型免許11トンのトラックなんて当然ミッションなわけですよ。
- そうなんだ。当然ミッションなんだ。
- 当然ミッション、オートマのトラックなんてあるかもしれないけど、
- 走ってるトラックはもう99%ミッションなんですよ。
- うんうんうん。
- 1からクラッチ踏んでギアを自分の手でガチコンガチコンって変えてみたいなのをやり、
- 2つ教習を受けて坂道発進やってとかだったらもう大疲労で今日金曜日なので、
- もうもうもう大疲労です。
- もうもうお疲れ様でした。あれじゃんじゃん、金曜日に内臓を酷使し、
- 木曜日に体を酷使し。
- はい。もう左足、クラッチを左足でガリガリ踏まないといけないんですけど、
- 左足若干筋肉痛だもんね。
- お疲れ様でした。
- そんな風ではないはずなのに。いやー。
- へー。じゃあ満身創痍で土日はテニス?
- 土日はそうだね、明日テニスに行かなあかんなあ。
- 行かなあかんなあ。
- 行かなあかんなあ。
- うん。
- いやー。
- お疲れ様でした。
- まあまあでも。
- 頭も内臓も筋肉も全部使って。
- はい。
- このね、感じで働きながらいろいろやるというのが私には合っていると自分を言い聞かせて。
- なぜ中型免許を取ろうと思ったのですか?
- この秋にみんなで友達同士みんなで高知に行こうって話をしてて。
- うんうん。
- で、マイクロバスで行きたいねと。
- うんうん。
- で、マイクロバスの運転って中型免許が必要なんですよ。
- うんうん。
- で、一応3択選択肢があって、誰か取るドライバーごと貸してくれるレンタカー会社いるからドライバーさん手配、外から手配する。
- あと私の親父を呼ぶっていうのがあって、親父は大型の免許を持ってるんですよ。
- うんうん。
- で、結局親父を長野から招聘することにして。
- うん。
- とはいえもういい歳なんですよ。おじいちゃんなので。
- うん。
- その行った先でもう運転できませんってなったらさ、レンタカー会社やったらもうマジ切れして代わりの人を送ってって言えばいいけど、親父の場合それができないじゃない。
- うん。
- だからバックアップ運転手一人必要だねってなって私が行くことになったと。
- あ、なるほどね。
- バックアップです。
- そこマイクロバスで行きたいねは楽しいから?
- もちろん。
- 車分かれちゃうと寂しいもんね。
- マイクロバスの中ってめっちゃ楽しない?大人になって思うけど。
- え?大人になってから乗ってない?いいな。
- あ、マジで?
- うん。
- むっちゃ楽しいよ。
- 新卒2年目の時の同期旅行行ってんけど。
- うん。
- 外資系コンサルタント15名プラス家族合わせた20人くらいのロケバスみたいなタイプのマイクロバス借りて。
- うん。
- だいたい席イメージさ、1席あって通路あって2席がずーっと並んでるみたいなバスじゃない?
- うん。
- じゃなくて、車体を背中にした椅子がベコーっと一周回ってるみたいな。真ん中にテーブルあって。
- あ、わかった。芸能人がテレビ番組で乗ってるみたいなバスが。
- あ、そうそうそうそう。あれも借りれるのよ。
- あ、そっか。あれね、一気に楽しいけど運転手怖いそうじゃん。
- 運転手その時は手配してもらって。だいたいマイクロバス借りる時って運転手さん好きなのよ。
- うん。
- だからもう会社につけてもらって、みんなでその日を割り勘して、当日は行くという感じだったね。
- で、もうみんなで楽しく酒大量に買い込んで、イエーイっつって行くっていう。
- 最高じゃん。やっぱり外資系コンサルタントってお酒飲めないとなれないんですかね。
- やっぱそうでしょうね。
- そうですよね。
- アルコール量が必須ですね。
- 必須スキルですよね、やっぱ外資系コンサルタントって。
- 当然そうっすね。一番大事な、このAIが進歩した現代において一番必要なコンサルタントのスキルはやっぱり酒を飲むことですから。
- スキルですよね。やっぱそうですよね。
- 一番大事です。
- 分かりました。元気になります。ありがとうございます。
- よろしくお願いします。
- お願いします。はい。
- じゃあ本の話する?
- 以上しとこうか。
- そういう空気ですからね。
『空気の研究』との出会いと「空気」の再定義
- はい、空気ですからね。
- はい。
- 今回は野住さんの専書で、
あ、野住さんの専書ってそうだよね。
- そうだね。
- 山本七平さんの空気の研究という本にしました。
なんでこの本にしたんですったっけ?
- えーっと、3つぐらい候補を出して、前の本、息の構造からの流れだと読みやすいんじゃないの?っていうのでこれになったっていうのが。
- ああ、そうだそうだ。
- 現実的な流れ。
- でも全然息の構造と違う本だったけど。
- そうだね。
- 意外とね。
- 最初に触れたタイミングが多分私は近くて、空気の研究と息の構造。
大学の学部生だった時に、私は経済学部にいたんだけど、一般教養を教えるキャンパスというか建物が、
その、当時国際文化学部っていう、今なんか人間科学なんじゃない?人間?行動?わからない。なくなっちゃったんだけど、国際文化学部っていう文化人類学とかやる学部のキャンパスだったんですよ。
なので、一般教養もそういう系統のものが結構たくさんあって、その授業の参考図書かなんかでどっちもあった気がするんだよね。
- なんかね、オセアニアのどっかの島の研究をやってる先生の授業なんだけど、一応その相対としてさ、そういうものを見ながら、日本ってなんだっけっていうのを考えるのが一つのテーマだったものの中の参考図書にどっちも挙がってた。
- 確かにどっちも日本人のその心と形みたいなのを考えるときの重要な参考図書ではある。2つ自体の相関はそんなめっちゃあるわけじゃないけど。
- そう。で、昔就職するときに参考入社前課題図書みたいなのを送られてきたのが失敗の本質が送られてきて、その参考図書にも空気の研究が挙がってたっていう。
- へー、それはわかるね、確かに。
- で、一回フラッとそのとき目を血走らせながら読んだ記憶があるんだけど、心が落ち着いた今もう一回読んでみましょう、どうですかっていう感じかな。
- なるほど。当時は目が血走っていた?
- もうそんな本読んでる場合じゃないからね。論点思考とか読まなあかんから。
- あー、なるほどね。膨大なタスクに殺されそうになりながら。
- 空気の研究とかしてる場合じゃないんだっていう。こっちはインサイトって何ですかとか。
- このエクセルをメモをまとめるんだ。このスライドをあと何十枚書くんだ。インサイトをまとめるんだ。上司の号を出るもらうんだ。
- そんなことを思い出しながら。
- 思い出しながら辛い気持ちをできる限り遠ざけるように読むと。
- へぇー。本当にやっぱ外資系コンサルタントは違うな。
- 酒物蒸し?
- 私は直接ばっかり読んでましたね、本当に本当に。初めて読みましたので、とっても面白かったです。
- うん。はい。どうしよう、どっちから話そうか。
- どうします?
- じゃあまずどんな本か、ちょっとのぞみさんとは簡単に紹介していただいて。
- そうですね、この山尾敏兵さんというおじちゃん自身が、本のテイストとしては、研究というタイトルはあるんですけど、長めのエッセイみたいな本かなと。
- えー、エッセイ?
- エッセイだと思うよ。
- 研究本、息の構造みたいな、今読んだやつはさ、定義というかさ、論考っぽいけど、空気の研究って言っている。もちろん中に空気ってこういうもんですよとか、構造っぽい話はあるんだけど、
その途中で、なんていうのかな、えっと、この共産党は、みたいな共産党語りがあったり、あとそのカドミウム汚染みたいな、多分当時の社会問題になっていたりする空気との関わりとか、結構話がぽんぽんぽんぽんいろんなところに飛んだりもする。
だから、そのなんていうんだろう、私たちがノートで読むようなふわっとしたエッセイかって言われると、そうではないんだけど、ちょっと固めの、このなんていうのかな、論考スラッシュエッセイみたいなトーン。
- 確かに、三分。
- 三分味があるかな。
- なるほど。
- 内容としては結構、空気っていう、なんとなくその、日本人がやりがちな、空気で決まったものなんですっていう、その場の感じで、みたいな、決めた、決められちゃったとかいろいろあると思うんですけど、
その時のなんとなく、なんとなくのあの感じってなんだっていうのを丁寧に紐解いていくお話。
山本七平さん自身がもともと軍で働いてた方なので、いろんなその、軍っていう、なんていうのかな、厳密なルールと、その厳密なルールの間をさらにこう、なんていうのかな、雰囲気が埋めていくっていうものを、実際に太平洋戦争で体験させた人が、改めて眺めていた空気っていう。
ついでにいろいろ書いてる本かな。まあ有名な本なので、知ってる人も多いのではと。
- 山本七平さん写真見る限りかなりいい感じの、柔らかさと賢さを兼ね備えたよう思うよね。
- うん、そうだね。なんか、この人の授業あったら人気出そうって思った。
- うんうんうん、そんな感じ。
- ね。なんか、みちさんが大学でやってた時とか、いかにもこういうのを読んでるのかなって思ってたんだけど、そうでもないんだ。
- まあ、だから大学行ってないんだって。本当にさ。
- 演劇、演劇やりすぎだ。
- マジでそうそうそう、行ってたら、そうかもしれない。読んでたかもしれないですね。
- ただ、その社会学部がね、かなり学際学部とか言われてて超幅広くて、ゲーム理論とか経済学っぽいのとかもあったし、東洋哲学とか仏教とか宗教学とかもあって、みたいな感じだったから、
- そのいわゆるTHE社会学みたいなものから、なんかその都市文化論とか哲学宗教とか、ちょっとミクロ経済みたいなものまで好きに選べるって感じだった。
- だから社会学部のアドレスを読んだかどうかは、どの科目を選んだかによるかもしれない。
- なるほどね。
- 私は都市文化論とミクロ経済と哲学を取るやつだったんだよ、なぜなら。
- ミクロ経済は前日公式を覚えればテストレーティング取れる、哲学は最近思ってることを書けばテストレーティング取れる、みたいな。
- いいなあ、やっぱ大学に行ってたんだね、美希さんは。
- そうなんだ。学問はやってないの。
- めっちゃいいよ。
- なるほどね。
- っていうやつでした。
- だからね、本当は学生の時はこういうの読んどきたかったよね。
- 本当にタイムスリップしたら私はこう、くいみ根っこを掴んで、勉強をしなさい!っていう。
- みんなそれ思うんだけど、やんねんだよなあ、勉強ってなあ。
- 本の話にさえ置く前に、最初に空気の研究の本を見て思ったことが2つありまして。
- ほう。
- まず空気って、私の中ではKYみたいな言葉が生まれたのって、中学生とか?
- だからその時に初めて空気ってものが自分の中でくっきりしたような感じがあって、すごい最近の病だと思ってたの、空気っていうのは。
- ほう。
- 勝手にね。
- ほう。
- だけど昔からあったんだっていうのが新鮮に知らなかったなって思った。
- あー。
- 昔からちゃんとその、可視化され、可視化っていうか定義されてたんだったっていうのが意外だったのと、
- ほう。
- あと全然違う話なんだけど、文庫本の空気の研究の表紙が、いすかりんゆわさんのノートのアイコンとすごく似ている。
- 2個目のやつから処理しようか。
- はい。
- 私結構シンプルな、シンプル表紙だった思い出があるんだけど。
- いや、なんかね、空気の研究あればいいんだよね。
- あーほんとだ、こっち、なるほど。
- へー、ほんとだ。
- 顔が四角だ。
- そう、顔が四角い人。
- すかりんゆわさんこれが、1、2、3、4、5、6、これプラス6個加わるとすかりんゆわさんの顔だね。
- そうそうそうになるなって思って、なんかそんなこと意識してないだろうね、すかりんゆわさんが勝手に思いましたってさ。
- はい。
- いや、1個目の新しいもの。へー。
「空気」の普遍性と現代におけるその感覚
- 知ってた?空気って昔からあったって。
- うーんと、知ってたかどうかわかんないけど、
- うん。
- 田舎生まれなので、その空気のパワーが半端じゃないんですよ。
- そっかそっか。
- その、親によるとよ、親によるともう私は口応え魔人だったらしいのよ。
- うんうんうん。
- その、なぜだと。兄が許されて私が許されないのはなぜだと。
- うん。
- いうことだったり、そういうルールに従わなきゃいけないのはなぜだというのを、もう3、4歳の時からもう、なんていうんだろう。
- トヨタぐらい聞いてたらしいの。
- うん。なぜなで志向。
- もうファイブホワイをやってたらしいのよ。
- うんうんうん。
- だけど当然納得する答えなんか返ってくることないじゃない?
- うん。
- 何歳になったらいいよっていう、その何歳はどういうことなんすかにはその当然何かがないわけであって。
- うん。
- 個人的にはよ、その、空気に常に負け続けてきた幼少期なわけですよ。
- なるほど。
- はっはっはっはっは。
- えー、あ、そう。
- そう。
- そう。だからこのKYという言葉が出てきた時にそのニュアンスとしてはさ、なんか余計なこと言うやつとかさ、そのちょっと痛いみたいな、この空気表現というか、そのなんていうのかな、そういう感じだったと思うのよ。
- まあまあさせられないやつっていうかね。
- そうそうそう。で、私も多分ね、そうなのよ。その。
- うん。
- あの、察していようといまいと、その、察していないように振る舞うみたいな。
- うんうん。
- でもこういう場合も考えられると思うんですけど、とかやっちゃうタイプだから。多分、私でそう思ってるってことは昔からいたんだろうな、こういう人っていう気はするよね、なんかね。
- あ、そうね。え、もちろん私もそのKYという言葉が出てきた時に、で、空気っていうのがあるんだへーとはならずに、なんかその言葉が追いついたという感覚ではあるよ。
- あ、なるほどね。
- もちろんね。
- な、なんだけど最近この言葉になったってことは、やっぱりこの現在の病なのかな、みたいに思ってた。
- うーん。
- この2000年以降の病なのかな、みたいな。
- あー、なるほどね。
- 空気を気にするっていうことが。
- はいはいはいはい。
- 過ぎちゃうっていうことが。
- 確かに。
- だから例えばその、TikTokを見すぎて頭悪くなる問題みたいな、なんかそういう現代の病なのかと思ってたら、すっごい昔からあったんだっていうのが意外だった。
- あー。
- 確かにこのフォーモみたいなさ、その雰囲気っていうことだよね。
- あーそうそうそうそう、フォーモみたいな。
- あるでしょね。
- うん。
- あー、なるほどね。
- へー。
- まあ、なるほど。
- 意外とさ、意外とというか、みんなそのこの空気の感覚ってあるけど、なんだろう、この空気の研究で山本七重さんがさ、こう言うてはるような、このなんだろう、臨在感とかさ。
- うんうんうん。
- その、いないんだけどその存在している感じがするとかさ。
- うんうんうん。
- こういう流度で、このフォーモとかってみんなすごいいろんな人がこうじゃない、こう、ああじゃない、こうとかやるやん、いまだに。
- うん。
- 空気ってあんまりみんなやってないけど、どこに行っちゃったんだろうね。
- そう、いや私もね、それ最近もう空気とか言わなくなったよね。
- 言わないよねー。
- でもあるよね、確実に。
- あるねー。
- 空気の感じ強いもんねー。
- めちゃくちゃあるよ。
- ねー。
- いやそれこそさ、このさっきの庵野さんの話じゃないけど、選挙のさ、政党の代表の、なんていうんだろう、開票の最中の話とか見るじゃない?
- うんうん。
- もう票を取れてへん、ちっちゃい政党のさ、代表の人とか、もう話がめちゃくちゃなわけ。
- その、質問されてることにさ、全然答えずに、なんか裏金議員がーとかさ、やってんのよ。
- あ、そんな感じなんだ、そうなんだ。
- いやすげー、すげーなーとか思うわけ。
- で、あの人たちもさ、一応その、なんか賢いというか、本人がどうかは分かんないけど、周りに絶対さ、いるじゃない?
- あの、その、勉強できるとかじゃなくて、いや選挙ってこういうルールでやってるからこういうプレイした方がいいっすよとか、
- うんうん。
- いやその感じでテレビ出んの流石に痛すぎますよとか言える、能力として言える人は絶対にいるはずじゃない?
- 能力としてはね。
- 能力としては。でもなんであんな感じになっちゃってんだろうなーっていうのを見てさ、空気かーとか思ってたの。
- そうだよね、言えない空気があるんだろうね。
- そう、そっか確かに過去の積み上げてきたこの政党が言ってたこととかさ、なんか代表の人からもともとやってきたこととか考えると、
まあ、そっかこの場で、そっかーみたいな共産党の代表ってこんなこと言っちゃうんだとかさ、なんかすごいへーっと思いながら見てたんだよなー。
- へー。
- 感じるなー、選挙、空気の、空気の産物みたいな感じがすげーしたもんなー。
- あるよねー。
- そう、だからなんか意外とさ、空気ってKYとかさ、流行語だった時代の子供だったからさ、知ってるようだったけどさ、ちゃんと真正面から空気について考えてみたことなかったなーって思って。
- うん。
- 面白いっていうか、新鮮だったし、それがこんな1970年代とかだよね、本。
- そうだね、60年代。
- 77年。
- 77年。
- にもやられてんだーって思って、なんか思ったよりブームとかじゃなくて、日本人のマインドっていうか、日本人のその心った形みたいなところに結構癒着した概念だったんだなーっていうので、改めて捉え直してた空気を。
- うーん、なんか2つ思ったことがあったから、その2つのうちミキさんがどっちが扱いやすいかで、ちょっとその話の方向性を決められればいいと思うんだけどさ。
- ありがとう。
- 1個は、自分の得て不得ての方でいうと、俺めちゃくちゃ空気の扱い上手なったなっていうのが1個ね。
- その、私たぶんコンサルタントという俗に言われる専門領域の知識とかさ、ロジカルさとか、そういうのは私も正直都人並みだと思うわけ。
別にそんなめっちゃ勉強ができるわけでもないし、なんかビジネスセンスがあるわけでもないし、それは都人並みなんだけど、
なんか分かってんけど、このお客さんってこういう物事の決め方しそうやなみたいな。こういう空気作っていくとこういう方向に誘導できそうやなみたいなこととか、
そのお客さんの間にある空気の対立みたいなのに対する嗅覚は俺すげえありそうって思ったの。
- へー。
- あ、それは、あ、それは私都人並みというよりもしかしたらコンサルタントと自称してる人の中でもトップ5%ぐらいには入れんちゃうかなって思ったっていう、この得手不得手感っていうのが1個。
僕は1個前の息の構造との対比なんだけど、その、この息はさ、俺結局よく分からへんかったなと思うのよ。
その、息やぼの軸とかさ、寒みひぶみとかね、ときもその、息っちゅうのさ、理論的には分かるけどその体の中に息があんまりないなと思ってたんだけど、
その、空気はわかるみたいな。
- へー、だから私思ったの、のびさんはわかるんだろうなって。
- あ、えいきさんも感じてくれてた。
- うん。
- 私の空気わかる感を。
- うん、だから、ね、なんでだろう、でもさ、なんでそもたかっていうと、なんか、生きてるのはかなり自分の心持ちみたいな部分もあるというか、センスみたいな、簡単に言ってしまえば、ものがあるけど、
空気はもうちょっと外側から定義されるっていうか、相対的に捉えられるものだから、なんかのびさんはそっちのほうがわかるんだろうなって思った。
- うーん、相対的に捉えられる、うんうん。
- あ、なんていうの、社会の、え、だから、それこそさ、お客さんがこうこうこうってことはこういう空気に作ったら誘導できるんだろうな、みたいな、他者を捉えて、
だからつまり自分の心理とはなくても、その、事物を観測して、そこから類推できるじゃないですか、空気が。
でも生きかどうかってさ、最終的には結構自分にかかってくるっていうかさ。
- そうだね、そうかもね。
- ある種テイストの話があったりもするもんね、そこにはね。
- そうそうそう、自分、なんか例えば同じことをしたとしてもさ、生きになる人とはならない人がいるみたいなことじゃん、生きっていうのは、その心の持ちをみたいな部分がある。
でもなんか空気がさ、同じことをしてもこれを空気読めた人と読めない人とかにはなんないじゃん。
- まあそうだね、かなり、なんていうんだろう、多数決取ったらあんまりブレーズに決められそうだね。
- 今空気読めない人誰ですかってなったらまあ、100人中99人が一人指差すって感じにはなるかもね。
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