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2025-04-01 15:40

ニコラ・ブーヴィエ『世界の使い方』 #2

前回に続き、ニコラ・ブーヴィエ『世界の使い方』 をテーマにトーク! 今回は、旅の中で出会う「人」や「移動の時間」にフォーカスして語ります。

🚗 移動することそのものが旅の本質? みきが「移動そのものが好き」と語る理由とは?旅行パンフレットは「目的地ドリブン」だけど、本当の旅の魅力は移動にあるのでは? のぞみも、ブーヴィエが愛車フィアットと過ごした時間に共感しながら、移動の楽しさを再考します。

🗺 現代版『世界の使い方』的な旅とは? 「ただ移動する」ことに価値を見出す旅って何だろう? アメリカ横断の車旅、時間を贅沢に使う移動、目的を持たない旅…。 「旅のラゴス」的な気ままな旅のスタイルも話題に。

📖 ブーヴィエが描く日本の東京—銀座、新宿、浅草、池袋…「貧相で乱暴」!? 1960年代の東京を外国人がどう見ていたのか? 戦争の記憶を抱えながら生きる人々との出会いについても語ります。

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旅に理由はいらない――すぐわかるはずだ。

旅は、旅であるというだけで十分なのだから。

名著『ソングライン』に続く、

「オン・ザ・ムーブ」シリーズ第2弾。

自費出版から「旅のバイブル」とまで

呼ばれるようになった、幻の旅行記が待望の邦訳。

1953年、ニコラ・ブーヴィエはポンコツのフィアットに乗ってジュネーブを発つ。

旅の手持ちは2年という月日と4か月分の現金。ベオグラードで親友の画家

ティエリと落ち合い、ロマの旋律に導かれるように東へ東へとつき進む。

旧ユーゴスラビア、トルコ、イラン、アフガニスタン・・・・・・

世界から世界へ、道はどこまで続いていくのか。

「世界は水のように身体のうちをすり抜け、わずかな時間だけ、その色を貸してくれる」

みずみずしい旅の記憶は色褪せることなく、いまもなお旅人に熱く語りかける。

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サマリー

ニコラ・ブーヴィエの旅について、車での移動が引き起こす好奇心や旅の楽しさが語られています。彼の著作『世界の使い方』では、特に東京やスリランカ、中国などの異文化体験が描かれ、移動中に新たな発見があることが強調されています。また、ポッドキャストでは、アメリカ横断をした女子4人の旅の楽しさや独自の旅行スタイルについても語られています。旅行中に出会った人々との交流や、彼らの歴史的背景を通じて、旅の意味や人間関係の重要性が強調されています。

移動と好奇心
ブーヴィエとティエリも、車の移動が好きじゃなかったら耐えられないもんね。
うん。 見てる感じね。
後書き読んだら、ピアッとか壊れる瞬間ばかり書かれていて、すごくポンコツ車かもしれないが、
調査はこの車に15年以上乗っていて、よっぽどの愛車だったら違いないみたいなのを自分で修理して、
最終的にはあらゆるパーツにまですごく詳しくなっていったみたいな。
だから、行った街の学校とかで、この2人で車の下潜り込んで直してみたいなシーンをみんなが見てて、
いろんなものをくれてみたいな描写がよく出てくるもんね。
めっちゃ好きだったよね、車での移動って。
まあでもそうなんだろうなぁ。
だから、私はブーヴィエにとっては、旅に、
車で旅するっていう、車の移動時間とかも結構好きだったんだろうなって思った。
うーん、そうだね。
その好奇心を満たすためとかっていうことだったらさ、
いろんな刺激をもらったりとか、いろんなところに行くことが大事なような気がするじゃない、旅って。
そうじゃないんだよね。
なんか移動してる瞬間にもすごい好奇心だったり、なんか満たされる瞬間ってあるんだよね。
うーん。
でもそれがなんか、なんかさ、その言葉だけで言うとさ、
なんかその目的地に着く間の移動の瞬間にだって好奇心が満たせる瞬間がありますって。
でもさ、なんか上手く説明できないっていうかさ。
うん、うん、わかる。
できないよ、だからなんかわかる。
それをちゃんと自分の中で、他の人もこの私の好用を体験できる仕掛けを作りたいっていうのが最近のテーマだ。
異文化と冒険
あー、なるほどね。
いやー、すっごい難しいね。
うん、難しいけど面白そうだね。
考えがいがあるでしょ。
別に1、2級とかないからゆっくり考えたけど、そう。
あらゆるさ、JTBなりHISなりのさ、旅行のパンフレットを見ると基本的には目的地ドリブンじゃん、もう。
AGSとか、あれが毒でしかないんだよ。
あれで行くやつって、マジで意味わからなくてあれで行くやつって。
一番できないじゃん、それが。
まあそうだね、間のバスは寝てくださいみたいなことだもんね。
それは確かにそうなんだよなー。
だって、このさ、ブービーへのこの本自体はパキスタンで終わるじゃない?
で、車がぶっ壊れてる途中に働かせてくれてるバーの人がこんな人だよみたいなこういろんなのがあってさ。
さっき言ったブービーへの世界っていうこの後の短編読んでたらこの人、この本に書かれてるやつが終わった後にインドに入ってスリランカ行って、スリランカから船乗って日本に来るのよ。
しかもその間にマラリアにかかってんだよね。
そうそう、スリランカかなんかでマラリアにかかって精神もちょっとおかしくなってみたいな感じで日本に来るんだけど、スリランカから日本に来るときお金ないじゃん。
だから料理室みたいなとこに忍び込んで何ヶ月も船に揺られて日本に着くんだって。
やばっ、博ましいね。
ちょっとスイス人としてちょっとやりすぎじゃん。
確かにね。無人情勢でしょ。
無人情勢?
その人が書いてるさ、この本の世界の使い方じゃなくなっちゃうんだけど、同じ人が書いてる文章ってその人が日本の東京を旅した文章とかもあるんだけど、すごい面白いのよ。
この人荒木町に住んでたんだって、東京に来て。
えー、のぞみさんも住んでたじゃん。
そう、だからすごいわかるみたいな。荒木町そんなんだったんだ、1960年代後半みたいな。
気持ちで読んでて、東京の都内というか中心地をいろいろこのブービーへ旅するわけ。
この極東にはいくつか歓楽街があって、4つあると、東京という町には。
まず銀座、次浅草、次新宿、歓楽街。
最後池袋なんだけど、みきさんが見て、すごく素敵な文体でいろんな町を描いていた、このニコラ・ブービーいるじゃない?
セルビアの町とか、このメロンの香り、レモンの香り、イランのワインの香りとか、いろいろこう描いていった素敵な文体のこのニコラ・ブービーへ。
池袋について何て書いてると思う?
なんか臭い、どうぶ臭いとか。
あー、もうほぼ正解。貧相で乱暴って書いてるの。
旅の本質
めちゃめちゃ笑ったもんね、俺、これ読んで。
池袋ね、今でこそ芸術劇場とか綺麗になってるけど、ちょっと前までカラーギャングの町みたいな、埼玉県民しかいないカラーギャングの町だったからね、90年、95年くらいまで。
ウエストゲートパーク?
いやー、なんかすごい笑ったな、この日本について書いているニコラ・ブービーへ。
しかもパドコとかもできる前だよ、70年代だったら、池袋に。
そうだと思う、だから最初に来た時には、なんかもうみんな英語なんて喋れないしみたいな。
で、なんかその辺の、もう多分今よりさ、今より見ること少ないじゃない?海外の人。
やたらとワイダンが聞こえてくるみたいなさ、書かれてたりして、いやーなんかすげえいいなみたいな。
池袋なんて特にだよね、確かに。
そういう意味だよ、ワイザスな町だね。
そう、東京で撮った写真集みたいなやつを出版して、それがすげえ売れてみたいな話を書いてる。
日本人って外国人の人に日本を奏でてもらうの好きだから売れそうだよね。
ああ、まあそうかもね、そうかもね。
だってこのここが変だよ日本人みたいな番組ってずーっと人気だもんね。
ああ、あれってまだやってんの?
ああ、なんかやってないかもしれないけど、それ的なコーナーっていうのはちょいちょいあるじゃん。
ああ、まあ確かに近い企画は。
外国の人に聞いてみたとかさ、そうそうそう。
ああ、それは確かにあるかもね。
いや、ブービーA、ブービーA超よかったね。
いや、ほんと貧相で乱暴は笑ったなあ。
いや、でもわかるけどな、多分そうだと思うけどな、手袋だけ。
この荒木町のさ、お風呂、銭湯の技術とかさ、荒木町にあった映画館の描写とかもあるんだけど。
うん、荒木町の映画館ってあったんだ。
らしいよ。
なんかみんな映画館に行った後に銭湯に、みんな来て銭湯でワイワイワイってその夕暮れで感想を話していてみたいな感じの書き方してて、すごいいいなあって。
ああ、確かに。なんか昔の人ってお風呂家にないから銭湯行ってたと思って。
うん。
へー、いいね。
なかなか、なかなか素晴らしい。
みちさん、行きたくなった町はあった?この世界の使い方に出てくる。
いや、町はわかんないけど、わかんないと大変そうじゃん、なんか全体的に。
まあそうだね。
ただ、基本的にスイスより右っていうのが抑えてなかったから、全体的に行ってみたいと思って。
右に受けないでよ、別に右じゃん。
いやー、なんて言うんだろう、いいと思う。
なんて言うんだろう、右。
そう、北半球ドリブンで生きてるから。
いいと思う。
下が上だと思ってるから。
本当に私、ジュネーブこの間に行ってきたでしょ?
で、もう10年前ぐらいにアンカラとイスタンブールだけ行ったことあったよ。
うーん。
でもね、それだけだったから、でもザグレブとか行ってみたいと思ってたし。
で、イランなんて、みんないろんな人いるなーとかもいいって聞いてたから、
いいなー、行きたいなーって。
ただ今よりは全然、この記述よりは全然いいだろうけどね、よくなってるだろうけどね、観光地は。
いや、この当時のイランって酒飲めたんだよなーと思うもんね、この。
うん。
2人で行ったシーラーズって町って、ワインの赤ワインの品種でシラーってある、
あのシラーはイランのシーラーズがベースのはずなんだけど、今もイランはね、全土でもう酒飲めなくなっちゃったから。
うん、全土で飲めないからね。
もうこの当時のイランは残ってないんだけど。
うん。
いや、もっかい行きたいなー、イラン。
いいなー、でもこういう旅したいなーって思った。
ここに、この都市に行ってみたいはなかったけど、こういう旅したいなーは思う。
現代版こういう旅はどういう旅なの?
長車旅やる?
そうね、どういう旅?
でも普通に、旅YouTuberみたいなことをYouTubeやらずにやるってことだと思うんだけど。
うん。
単純に目的とかタイパーコスパー気にせず、フラフラ過ごすっていう。
主観を大切にしてフラフラ過ごす。
移動をしまくる。
女子4人のアメリカ横断
それもいいね。
1月の上旬に、うちでもともとインターンしてくれてた女の子が、仕事の出張かなんかと合わせて関西に来ててさ。
うんうん。
その子どんぐらいだろう?新卒3年目か4年目なんだけど。
去年の夏かなんかに、大学の同期4人ぐらい、女の子4人でアメリカ横断したんだって。
車で。
最高最高。
めっちゃ良かったみたいな話をしててさ。
それこそアメリカのど真ん中なんて、なんていうんだろう。
見るもんないって言っちゃうとちょっとあれだけど。
見るもん見ようと思ったら、もっと他の行くとこあるじゃん。
うんうん。
なんだけどあの横断は最高でしたねって言っててさ。
うんうん。
もう帰りたいなとか言ってるわけ。
うん。
なんかミキさんからするとそういう旅が最高ってことだもんね。
そうそうそうそう。
でもあれはそれは多分さ、4人の、
でもそのアメリカ、女子4人アメリカ横断って私が好きな要素も半分だけど、
もう一方に、こんな人間関係を作れて嬉しいとか、ずっと喋ってて飽きないとか、
なんかそういうことをチョイスできるようになった4人がそれぞれ努力してみたいなこととかも含めたら楽しそうだよね。
まあそうだろうね。
みんなちょっとずつ違った経験もできて、
社会人何年目だから使えるお金のちょっと幅が広がってみたいなね。
そう、だからでもそれぞれお互いの、それぞれの頑張り方で、
でもみんな同じことを選べるようになったみたいな、
交流と歴史の大切さ
そういう噛み締めがいのある旅だよね。
うーん、確かにね。
そういう旅もいいね。
うん、絶対さ、女子4人なんてさ、話つきないじゃん。
え?みたいな8時間経ったんだけどみたいな感じじゃん。
ついた!とか言ってさ、終わるやつじゃん。
うん。
喋ってたらついた!みたいな、超楽しいやつじゃん。
ちょっとその子ICUの子だから、ちょっと友達の女子も変わってそうではあるけど、
ICUにそんな変わってるイメージあった?
ある、ちょっとみんな話題が独特のイメージがある。
あ、そう。
確かにでもこの旅行いいな。
私はでもね、独行の旅したいは、
私の場合はあんまり人と一緒にいるのとか、
の方がエネルギーが通るタイプだから、
一人で点々としつつ、
たまに現地集合をする友達とかがいいな。
なんかこのブービーで言うと、
セルビアであって、マケドニアであって、
現地に一人一人、なんかこう友人がいて、
訪ねていくみたいなのが最高。
友情を訪ねていくとか、
あと今この辺にいますみたいな、
なんかいける、もしちょうどこの辺にこの機関いますみたいな、
行こうと思ってた人いたら会いましょう、
ぐらいのことをインスタのストーリーの下し、
友達だけに投稿し、
捕まった場合だけ会うぐらいがいいかな。
なるほど。
ちょうど今、旅のラゴス。
あの、つついやす。
大好き。
ミキセンだからああいう旅がいいんだろうね。
そう、旅のラゴスみたいなのがいい。
で、次に行って、じゃあねって。
でも旅のラゴスは好みよく高すぎる。
ちゃんと爪痕残して帰っていくじゃない。
素通りとかしないじゃない。
必ず爪痕残して女の子とイチャイチャして。
そうそう。しかもそれが巡り巡って、
最終的にすごいいい感じになって帰ってくるみたいな。
それもいい。
素通りでいい。
疲れてる時も素通りでいい、私が。
その自分の気分とかにも優先されていい。
場所はいつ的な場所だったかもしれないから、
この時疲れてたとかも、
肯定しながら旅を続けたい。
もったいないとかない。
私の気持ちが一番っていう旅をしたい。
そういう意味では、世界の使い方の付き合い方ぐらいのリアリティがいいんだね。
そのリアリティがいいんだよ。
確かに、宿屋のユダヤ人のおばちゃんとこんな話をして、
さあ翌日、別の人間関係みたいな感じだもんね。
そうそう。
結構、序盤で全然ドイツ語が話せない人ばっかりいる国の中で、
たまたま間違えて女の人にドイツ語で挨拶をしたら、
あ、あなたドイツ人なんですね。
私もドイツをちょっとだけ知ってます。
みたいなことを話しかけられた。
でも、私の知り合いの、なぜドイツ語の人を話せるかというと、
高校入りなんですけど、みんな強制収容所で死んじゃいました。
みたいなことを言って去ってったみたいな人がいて、
このことは絶対忘れないんだろうみたいな。
今は今で元気に暮らしていて、
結構辛い記憶とも取り合いをつけながら暮らしていて、
そういう人と一言、二言、話を交わしたっていうことが
すごい寄せられないみたいなことが書いてあるシーンとか、
いいなって思いました。
そういうこともちゃんと大切にできる旅だといいな。
確かにね。
この、あれだね、エプロンの上で組んでいた手に爪がなくて、
足の爪も全部潰されてる女性がいて、
私はユダヤ人のマケドニア人ですと。
3年間強制収容所に入れられて、仲間もみんな死んだんですと。
いうのを、辛そうな顔じゃなくて、
満足そうな表情でそう言っていたっていう。
ああ、そうそうそうそう。
これは私もすごく印象に残ったワンシーンでしたね。
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