もう激痛なの。
で、それを60分間耐えたら火曜の午後からもうすごい元気。
すごい!
何この効果と思って。
そういう意味では以前より実感してるかも。
確かに確かに。
何かを。
でもなんかそののぞみさんの退社っていうか、日頃から定期的にテニスに行くなどのポテンシャルもある気がする。
押してすぐ治るみたいな。なってないよ人の体。特に30代後半の。
30代後半に差し掛かるにあたって内臓が弱まってるから良さを実感してるかなと思ってたんだけど。
そうかもね。体アンテナは今高くなってるから、逆に足を刺激してあげたらうまく体とつながるってことができてるのかもしれないね。
それ結構痛かってるのぞみさんは。痛ー!みたいなの言ってんの?
一応その男のプライドとして自然に呼吸が荒くなるぐらいに留めてるよね。
顔は平成なんだ。
顔は平成を予想ってる。
こっちとしては緊張もしないとか体を固めたくないし、声もあんまり大きく出さないように努力はしてるんだけど、痛いなっていうところは必要に攻めてくるもんね。
バレてるんだろうね。
ローハンは貯まってるんだろうね。
そうだろうな。
あかんわこんな健康の話をする中高年になるまいなるまいと考えてたのに。
あかんあかん。
そんなことなんで、りきさんに一緒に読みませんか?と私がお勧めしたのが、世界の使い方っていう旅行記ですね。
旅エッセイだった。
これ大神さんに教えてくれて読んだんですけど、ちょうどスイスからイランか、アキスタンか、スイスから東に向かって行くっていうのが、ちょうど私が。
右とか言うから笑ってる。
そう、右?
右だなっていう。
ちょうど私が押さえてない旅行記だったんで、すごい楽しかったです。
大神さんは押さえてますよね、イランとか行ってましたよね、2年くらい前。
そうね、イランだけかな。
私もこの本別に読んだことがあったわけではなく、イラン一昨年か前の年かなんかに行って、めっちゃ良かったんですよ、イラン。
で、イランと名乗つく本はできる限り手に取るようにして、インスタでもイランに留学してる日本人のインスタとかフォローして、やっぱイランいいなと思ってるんですけど。
去年かなんかに出た傷ついた世界の歩き方っていう、それもある種の旅行記なんですけど、フランス人の人が2022年かなんかのイランを旅して書いた旅行記の中の冒頭に、その人がなんでイランに行こうと思ったかっていうきっかけの中で出てくるのがこの世界の使い方っていう本で。
なので、すごい古い本なんですよ。1950年代ぐらいの旅行記。出版されたのが1960年代。
70年前の旅行記だ。
当然飛行機なんか使えず、ボロボロのフィアットかなんか乗って、スイスからどんぶらこどんぶらこって車運転して、時速15キロとかで走りながらインドの南南まで行くっていう旅行記ですね。
どんぶらこって、よっこらせよっこらせでしょ。
どんぶらこは桃でしょ。
確かにね。でも結構どんぶらこって言ってんな。
そうなんだ。どんぶらこってなんとなく桃じゃなくて、水の中を行く感じがするから。
そうだね。桃以外で使うことのない表現だけど、私結構仕事の時にもどんぶらことか言ってる気がしてきた。
野上さんにおいては移動が結構そういうイメージなんだね。
大きいものというか、ゆっくりゆっくり波に揉まれながら前に進んでいく仕事というか。
だからこのプロジェクトもどんぶらこやっていきましょうとか言ってる気がする。
フィアットは完全に私の中でよいこだせよいこだせだったから、今そこで笑っちゃった。
そうだね。
これ本自体500〜600ページありますけど、結構な頻度でこのフィアットぶっ壊れてますもんね。
本自体はセルビアでこの本を書いたニコラ・ブービエっていう人が、
友達のティエリっていう画家とセルビアの首都のベオグラードで出会って、
そこから一緒に車に乗って東へ向かうっていうところから始まって、
最後の最後が突然終わりますよね。パキスタンから。
突然終わった。
本当に綺麗な、最初こんなきっかけで旅を始めて、
なんちゃらなんちゃらこんなのがあって最後ハッピーでしたみたいなそういう旅行記というよりかは、
本当に書きつられたもののとある期間をバチッと切り取りましたっていう旅行記。
でものどめさんが、これ本当に読みづらいからね。
読みどこだけいいよ、読みづらいからねって散々言ってくれたからちょっと覚悟をして読んだんだけど、
私的には非常に読みやすく、どこも読みづらくなくて、
めっちゃ私にはバチッと来てました。文体が。
本当?それはみいきさんの読解力が高いのか、私の読解力が低いのか。
相性じゃない?文体の。
なんかこのつらつら書いてる感じが好きっていうか、
そういう構造化されてない感じが好きだったかも。
このどこに行き着くかわからない感じが好きだったかも。
確かにね。
その接続詞少なめの、なぜならとかしかしとかそういうのが全然出てこない、
突然場面転換があったりとかする文章だけど、むしろそれが心地いいっていうのもあるのかもね。
めっちゃ心地よかった、この一緒に移動してる感じが。
いい読書体験でしたね、そういう意味では。
100ページの仕事ができる人が考える頭の中みたいな本より全然読めた気がする。
このヨーロッパの若者にとっては旅のバイブルらしいですけど、
みいきさんは読んだ第一感はどうですか?文体はフィットしたと。
この人は上手だって思うのが、旅行期なんだけど、
この街はこうでこうでこういうところが綺麗でみたいな、
そういう旅行ガイドじゃなくて、やっぱりこの人の主観のエッセイで、
こんな人と出会って一言二言交わしたとか、
こんな人がいた、こういうことを思ったとか、
そこの一日の印象的な出来事を聞いてる方がすごい上手いんですよね。
とても主観的で、しかもそれが。
だからすっごい楽しかったというか。
面白く読めましたね。
この人みたいに寂しいよみたいな、マインド弁のバイブルですよね。
マインド弁のバイブル、そうだよね。
ずっとトラブルとかあってもこうでこうだった、大変だったとか、
眠れなかった、眠れた、こんな人がいてた、面白かったみたいな、
いいこと悪いことも同じトーンでずっと書き繋がれてて、
あと結構、自分の中でイメージを起こしたらめっちゃちょっとのことだなっていうこととかに対して、
しっかり書いてたりとかすることとかもあって、
自分の心の中の感動みたいなのを忘れてない感じ。
これを書くっていうのが、自分の主観ありきでずっと書き続けられてる感じがめっちゃいいなって。
こんなこと書いたって読んでる人面白くないだろうとか、
全然名所じゃないだろう、こんなちっぽけな街とかないのが良かったです。
びっくりするぐらいギリシャ一瞬で終わりますもんね。
そうそう、一瞬で終わるところと、
基本的に人の描写とかないんだけど、
最後の方に3ページくらいかけて人の人について書いてるところとかもあったりとかして、