島崎藤村『破戒』 #2
2026-04-07 22:11

島崎藤村『破戒』 #2

今回は、主人公・丑松の「告白できなさ」をどう読むかから始まり、物語の背景にある差別の空気や、土地に根ざした文学の面白さへと話が広がっていきます。丑松の心理を「早く言えばいいのに」と感じながら読むみきと、長野・飯山の感覚を強く引き寄せながら、作品の中にいる“嫌な人物たち”の生々しさに反応するのぞみ。二人の読みのズレを通して、『破戒』が単なる告白の物語ではなく、土地のニュアンスや共同体の権力構造まで含んだ小説であることが見えてきます。大阪ローカル小説や東京の文学の不在にも話が及び、「その土地を知っているからこそ読める小説」とは何かを考える回です。

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サマリー

本エピソードでは、島崎藤村の『破戒』を読み解き、主人公・丑松の告白できない苦悩や、物語の背景にある差別の空気について考察します。語り手二人の読書体験の違いから、作品が単なる告白物語ではなく、土地のニュアンスや共同体の権力構造を描いた小説であることが明らかになります。また、大阪のローカル小説や東京の文学の不在にも触れ、「その土地を知っているからこそ読める小説」とは何かを深く掘り下げていきます。

丑松の「告白できなさ」と差別の現実
そっか、だから私はもう先生とかは嫌な人いる、校長先生とかは嫌な人いるよねって感じで、どっちかって言ったら、
ずっと物語の描写がさ、ずっとさ、伏見さんが今日こそ言おう、今日こそ言おうとか言って、
あの電柱まで行ったら言おう、みたいなさ、そういう感じじゃん。で、また電柱のところに着いたらさ、次の電柱のところで言おう、みたいなさ、ずっとそういう感じじゃん。
でも早くしろよ、みたいな。私はそういう気持ちで読んじゃったけどね、どっちかって言ったらイライラって言いだと。
もう何、あの、そのページ数がさ、一定わかるわけじゃん。どこまで進んでるか。
早く言っちゃうと終わってるから、まだ言わないって、言わないことはわかってるけど言えよっていうこと?それとももっと普通に言ったらいい?
でもさ、言ってからの物語もあんのかなとか思ってたから。
まあ確かにね、確かにね。今締めを破った後の話があるはずだと。
確かにさ、それ私からしたらよ、その、なんか、自分がやった罪、だからそれはさ、痴漢してしまいましたとかをさ、告白するのとさ、生まれがエタですってのはさ、全然種類違ってさ、お前は何も悪くないだろ、みたいな感じなわけ。
エタの生まれて。だから今の感覚だとね、だから全然言えんだろ、みたいな思っちゃって。だからそれが言えないっていう、こんなに内々するってことを切なく感じはしたけどね。
なるほどね。
うん。
現代社会における差別の構造と個人の葛藤
いや、例えばさ、いやわかんないよ、わかんないけどさ、今その中東が大変じゃない?
うん。
今そのイラン系アメリカ人とかさ、イラン系イスラエル人とか絶対いると思うわけ。どうやって日々暮らしてるんだろうね。
へえ。
かなり、なんていうか、牛松の場合、なんていうか、わからないじゃない?そのビジュアルは。たぶん日本人っぽいビジュアルだから言わないとわからんけど、それが見えちゃうパターンあるでしょう。
その、皮膚の色とかさ、雰囲気で。ちょっとその、イランだったら、もしかしたら他のバーレーンとかさ、ああいう国になることもあるけど、中東系だってことはわかるわけじゃん。
でもユキさんが言うにさ、それって別に本人のせいじゃないじゃん。その人は生まれはアメリカでいて、お父さんお母さんがイランから移住してきましたみたいな人の時にさ、どう、どうやってるんだろうね、とかを最近ニュースを見るたびに考えててさ。
ねえ。
めちゃくちゃ強そうだなと思ったもんな。
それこそなんてさ、今さ、日本のさ、政治的アクションも最悪だけどさ、なんていうの、それが日本人が最悪ってことにはなんないから、さすがになんていうの、その政治的なアクションとその国の個人を完全な同一視をするのは文化的ではないっていうさ、前提は形成されてるじゃん、世の中に。
うん。
それでも滲み出る何かってこと?気にしてんのは。
そうそうそう。その、理性ではもちろんそう思うんだけど、
うん。
なんか自然に出てしまう何かあって、まあ多分確実にあるじゃない?バイアスとしてなんかあるとかさ。
なんかレストランで普通に飯食いに行った時になんか空間がピリッとするとかさ。
そういうのがなんか一番つ、辛いじゃん。その、今回その牛松くんがさ、ちょっとあいつもしかしてエタじゃねって職場でなった時にみんなからひそひそ見られてて辛いみたいなさ。
うん。
あのシーンのこの、これがリアルになんかもっと来るじゃん。
あとあれだよね、あの、そうだね。エタだってバレる前にさ、エタってほんとやだよねとか言われてるのがね、普通に話しかけられるとかね、友達にね。
うん。家に来た友達にとか職員室でそんな話になってとかなんかそんなシーンちょこちょこあるもんね。
うん。エタギャグみたいな言われてさ、ちょっとピリッと本人がちょっとチクってするみたいな。
そうだね。どうやって暮らしてんだろうね。確かにね。
大阪ローカル小説「おば三月記」の面白さ
そうだね。いや、ちょっと気持ちが暗くなりそうだからさ。
うん。
ふわっと共有したいんだけどこの、一緒に共有してる小ノートにあるさ、大阪がわからなくても楽しめるって書いてる格読のリンク。
あ、これ?読んだ読んだ。
これ、今週多分一番笑ったんだけどさ、これ読んで。
うん。うん。
あの、「おば三月記」っていう格読のちっちゃい小説で、三月記ってすごい、中学校かな。
うん。
教科書とかに載ってるよね。
あの、中国のお話で李朝っていう、頑張って官僚の試験に受かろうと思ったんだけど全然受かんなくて、はーってなってる発狂しちゃった人がいて、虎になっちゃいましたと。
で、もともと一緒に勉強してたあのやつがそこの山を通ったときに虎になった李朝に会って、うんぬんかんぬんみたいな。
三月記っていうお話があるんだけど、それをおばさんバージョンにして大阪でやるっていうギャグ話なんだけどさ、めっちゃ笑ったわけ、私。
普通に、本当にこんなおばさんって大阪にいるの?
えっとね、まあ、いないと思うじゃん。
うん。
いるのよ、意外と。
あ、そうなんだ。
そのー、いるんですよ。
それが、それがね、いい、いい。
あの、あれをこってこってでちょっとずつ、あれはあるよ。
今回この作品で描かれてるのは、まずやっぱり李朝は虎になってるんだけど、このおば三月記のやつは虎柄の服を着てるとか、そういう。
おばさんになってんだよね。
おばさんになってる。で、頭パーマかかってる。
おば三月記だからね。
そうそう。で、スーパーたまでに行って、チャリこいでるみたいなやつなんだけど。
おるでー。
へー。
だってさ、なんか大阪のおばちゃんは飴を持ち歩いて飴を配ってるとか言うじゃん。
あれとか私やっぱ経験したことがないからさ、本当なのかなーとか思ってるわけ。
あのー、みきさん多分行ってる大阪って梅田とかでしょ?
そう、このグリコのこれとか。
でしょ?
ギリシンサイバシナンバぐらいじゃん。
うん。
もう、あそこが大阪っていうかもう梅田とかナンバなわけ。
うん。
その、今回その、舞台になってるこの天禄っていうところとかさ。
うんうんうん。
もう、最高なのよなんか。
そう。
天禄でここまで来るからちょっとあれだけど、鶴橋とかさ。
焼肉で有名な鶴橋とか行くと、結構服装が微妙に違うけど、ほぼここに描かれてるおばちゃんみたいな。
ちょっとどかんかいなーみたいなでチャリガー行くみたいなおばちゃんはめちゃくちゃいるんだけど。
いやこれ笑ったなー。
土地のニュアンスと文学の受容
っていうのを読みながら、その破壊はさ、私飯山市にいたから楽しめたけど、これおばさん月記は果たして東京の人が読んでも面白いんだろうかっていうのを聞きたいっていう。
いやだから多分破壊と同じぐらいだよ。
やっぱニュアンスむずいねんなー。
あ、だからそのでも元々の強さがあるじゃん。文体の強さとか。
だから柴崎さん超上手よね文章。
いやーと思う。
だからめっちゃ面白く読める。これを三月記のフォーマットに乗っかってるとか、なんか読ませる文章、勢いのある文章で楽しむってだけで、長野の野球部コーラ飲めないのほうが面白いっていうか、笑えるかで言ったら。
まじかー。むずいなー。
野球部のことはわかるし、コーラのこともわかるから野球部コーラ飲めないのがめっちゃ面白いけど、なんか大阪のおばさんに飴もらったこととか、虎柄の福岐のおばさん見たことないから、伝聞レース聞いたことあるけど。だからなんかわかんない。そこにリアリティを読み出せないっていう。
だからおばさん月記の冒頭の手塚山の里長は美目秀霊の時の手塚山ってなんだっけとか別にわからへんしな。
あ、しかもこれも手塚山って読むんだって今わかるっていう。手塚山じゃないんだみたいな。
手塚山やね。みたいなのが多分積み重なる。コーラもわかるし野球部もわかるっていうのとやっぱりちょっと違うもんね。
そうそうそうそう。しぃ、ジヒジュッパーのフォトエッセイ出すとかも定番なの?そんな人見たことないからさとか、なんかそういう感じ。
あー、いやいるんちゃう。どっかの、今はわからんけど30年前のミスコンとかそういうのがあったのかもしれへんな。
それがもしかしたら東京はやんないけど大阪はやるみたいなこともあるかもしんないよね。
ありえるね。ありえるね。やっぱりニュアンスがあるからね。手塚山ってちょっとした富裕層が住んでるみたいなとこだったりするのよ。
あーそうなんだ。
手塚山ってチョイスがめっちゃいいなみたいなのとかさ。
へー。
そうだよね。やっぱり土地物っていうのがあるから島崎闘争のやつも私は多分倍楽しめてるっていうのがあるんだろうなー。
だろうね。ってことはやっぱ私はなんかまだ存じてる部分あるね。
この読むことについて?
あーそうそうそうそう。でも普通に面白かったよね。
私古典の翻訳もの読む文体として好きなんだけど、島崎闘争もそういう噛み応えがあるというか。
島崎闘争も翻訳とか上手かったのかな。英語とか外国語ができたかどうかは知らないけど。
当時の文法ってみんなできてそうだけどね。
ね。なんかドイツ語とか上手そうだよね。
あーそうだよね。
そうだからあれだね。ニュアンス文学で売れるってだから相当すごいことなんだもんね。
ニュアンスも出しつつちゃんと文学として手の強度を持つって。
多分下手な文章でニュアンスだけあっても多分面白く滑ってるってなっちゃうわけじゃんか。
こいつ受けようとしてるってなって。
だからニュアンス文学でちゃんといいためにはどっちもなきゃいけないんだね。
それが気づきだわ。
現代文学における「土地」と「東京」の不在
今さ、現代でこういうタイプのっていうのが言うのがちょっと類似が難しいけど、こういうタイプのものを書いてる作家さんって誰がいるんだろう?
古跡いるでしょ。
あー。テクノロジー版島崎闘争ってこと?
東京で働くビジネスパーソン版。
あー、なるほどね。
それで言ったらパワポ職人の人生って小関さんの傑作あるじゃん。
本当に傑作だって思っていろんな人に勧めてるんだけど、やっぱみんなわかってる。
これ私の破壊みたいな感じだわ。
確かに。
可能性あるね。可能性ある。
感じだもん。
めいきさんにとってはパワポ職人のリアリティが圧倒的にあるから。
ありすぎるから圧倒的に。
ほら見て、もうこの3秒で笑っちゃうみたいな感じでさ、本当に好きなんですねって言われる。
一緒に楽しめずにみいきさんに来るんだ。
そうそうそう。本当に好きなんですねって言われるから。
なるほど。でもそれが1個でもあるのって何て言うんだろう。
それだけで文学に出会えてよかったって気持ちにはなるよね。
他の人にはわかってくれないかもしれないけど、
私これがグッとくるんですが、みいきさんにとってはパワポ職人のそれだろうし。
そうそうそう。
私は島崎聡さんそうかって言われるとわかんないけど、
長野、長野、この感じ、この感じっていうのはすごくあるから。
こういうのは文学の一つのいいところというかね。
あんな感じがするね。
だから東京ってやっぱ東京文学ってないんだよね。
東京のニュアンスっていうのがなくて、東京はいつも外から書かれる。
田舎の人が田舎から出てきたとかで書かれるから。
でもその田舎の人が出てきた東京らしさってあるじゃん。
私そこにいないから全然違うなと思うし。
そうね。確かに上京した後の東京っていうようなイメージの書かれ方が多いもんね。
東京なけど書民とかになると、急に埼玉のイオンでみたいな感じになって、
だからそこにも私いないから。
そうか。むずいね。
東京ね、ただそんなにキラキラしてる普通の学生をやるみたいな。
ただし映画館とかいっぱいやるみたいな。
カルチャーにはめっちゃアクセスできる普通の高校生みたいなのって文学にならない。
あれかな、ネット文学だけど、タワマンの擦られまくるタワマン文学みたいなやつ。
あれは初めて生まれた東京の何かのあれなのかな。
でもちょっとあれの擦り方としては上京してのし上がってタワマンでみたいな生活だもんね。
そうそう。あれは学歴とお金だけあって自信がない人の文学。
でもそれを東京らしさって言うのかもね。
学歴とお金だけあって自信がないみたいなことを東京って言うのかな。
あれだもんね、だいぶ遡って落語とかになっちゃうもんね。
江戸に生まれて職人として生まれみたいな。あれはピュア東京の話じゃん。文学ではないけど。
東京って江戸語アピールとかしても普通にふーんって終わるっていうか、すごーいってなんないしさ、今となっては。
江戸落語を聞いて、私がこの島崎闘争を見て、こういうやつおるわってなるかって言うと別にミキシャンならないしね。
私がたぶんこういうやつおるおるってなるのは東京の別学部のこじらせ方みたいな。
この芋虫館みたいな小説があったら、こういう人いるよってなるんだけど、それを掘り返したくないっていうか、求めてないかもそれは文学で。
芋虫館?
そうそう、私が芋虫だった頃みたいな、もうやめてくれみたいな。
掘り起こさないで欲しいと。
掘り起こさないで欲しいから文学になってないのかもしれない。
故郷の記憶と「モブ」への複雑な感情
いやーあれだね、私も見たくなかったもん。この校長と、このあと政治家で立候補しようとしてるこの高柳みたいな、最後連行されちゃうやつ。
もう、すごい嫌な記憶がブッとこう、あ、おったおった、こいつおったおったっていうのがもう30人くらい頭をよぎるからさ。
えーそうなんだ。
あるよ、自分の記憶の嫌なところをさ、あーあーあーっていうので。
いやもちろん好きな記憶もたくさんあるんだよ、長野の美しいところはたくさんあるんだけど、長野の汚いところを大量に見る、つらい、みきさんが言う芋虫掘り返し小説。
うーん。
じゃあ読んでよかったね、一回。
まあね、一回通過できて。
通過できて。
意外とあれなのかな、うちもそういうことあったりしたのか、いや実は自分がそうかもしれないとか思うわけよ。
じいちゃんばあちゃんとかさ、親父おふくろが言ってくれなかったけど、俺実は得た否認の生まれの可能性あるよなみたいな。
別に、イエスとも。
得た否認の制度廃止でしょ?
そうそう、ないんだけど、遡ると全然いる可能性はあるわけじゃない?
あールーツに?
ルーツに。あ、だったかもしれないのかと思うとさ、この、その先祖マジ受け止め頑張ったなっていうのとさ、その、なんていうんだろう、ちょっとこう、言うといてくれよみたいな。
なんていうんだろう、なんかできれば教えておいてほしかった、なんか一族の記憶みたいなさ。
実家帰って聞こうかなと思ったもんね。
聞いてみたらいいんじゃない?
どういう生まれで田中家をやってきたんでしょうかっていう。
え、その火おじいちゃんとかも長野なの?生まれ。
だと思う。親父もおふくろも長野の北の端っこの生まれだからね。
じゃあさ、火おじいちゃんとかはさ、普通にその、得たとか言った可能性あるよね?
いや全然あるんじゃない?
子供の時は。
全然あると思うよ。
母方がずっと飯山市で、親父の方は長野市なんだけど、母方のその、じいちゃんは、確か向こうで入ってきてんのよ。
うん。
女兄弟しかいなくて、なんか家を継ぐために向こうで入ってきて、うんぬんうんぬんみたいな話をしてたから。
母方のじいちゃんは全然なんか、よくわかんないところから来てる可能性もあるわけだからね。
ほんとだね。
ほーん。
いや、なんか自分が田舎の人間であるってことを改めて痛感をした読書体験ですよ。
そうだね。のどめさんはさ、このショーノートのメモがさ、高谷柳みたいなやつ田舎には大量にいて、そしてゴミであるって書いて。
なんかすごいやっぱそこを読んでたんだけど、私はずっと牛松の心の動きをさ、しっかり知らよって読んでたけどさ、のどめさんはもうやっぱ周りの人のことを読んでたんだね。
そうよ。みきさんはやっぱりさ、その小説にこの感情の動きをさ、こう、追っていくっていう、一番こう、島崎父さんがやってほしい、多分読み方をしてるんだと思うのよ。
自由だけどね。
ああ、もう私なんてもう出てくる出てくる人一個一個にもうなんか、もう、ただキレて、そういう読み方をしてたらもう、あっという間に400ページ。
へー、面白っ。
おんねん、こうやつ。
いやでも、よかったじゃん。やっぱりのどめさんが読むべき小説だよ。
かなぁ。
いや、私他の小説とかでこんなになんか、登場人物にキレることないよ。
え、そう、てかあの、初めてちゃんと感情を読んでるよね、小説で。
あ、みきさんのところ何年もやってきた、この一緒に200何冊読んできた、あれ200何冊間違えちゃった。
100何冊。
ぐらい読んできた中に、初めて私の感情の発露を見ている。
え、そう、初めて感情的な感想だなって思ってる。
ちょっと、俺もイライラしてるからなぁ。
そこに金銭があったんだね、のどめさんの。田舎嫌いなんだね。
いや、田舎好きよ。好きなんだけど、こういうやつも別に、人間としてはいるのはよくわかるんだけど、こういう奴が偉くなんの嫌なのよ。
あー。
偉そうな顔してるコミュニティは嫌いなわけ。
あー。
だから、なんていうのかなぁ。都会にあっても、こういう人がさ。
田舎のみたいなのあるね。
そうそう、3代目社長で、ボンクラで云々みたいな、高谷アナギとか校長みたいなスタイルでやってくれるコミュニティの会社あるじゃん。
それはやっぱりイライラするから、田舎というかはこういう奴らにまつわるコミュニティっていうのがすごく嫌なのかもね。
うん。
親友の存在と「良い人」の在り方
なんかよくあれだね、みきさんこの、逆によくみきさんこの二人にキレずによく読み通せたなっていうぐらいの感情だもん、私は。
だよね、なんてこと言うの。
いや別に、こういう人っているし、私の理解では、一生モブっていう。
あ、みきさんそれが、それの、これをモブと言い切れてるのは素晴らしい。
そう、だからあんまりそれが本当に偉くなって、本当に権力を振り返らせるというところは見たことないってことなんじゃない。
あー、なるほどね。そっか。
いい人はやっぱりゆっくりだけど事情作用みたいな働いていくなって、私はそういう風に捉えてるかな。
うん。
ちゃんといい人が上に生き残るみたいな。
牛松くんの親友でさ、たぶん近々学校を辞めて、農家大みたいなところの研究になるっていう、研究者になる子出てくるじゃない。
最後見送りとかもやってくれるし、おとんが死んだときの代わりの授業も全部やってくれるみたいな、マジでいい親友。
マジでいいぞ、友達。
マジでいい友達。
ずっとそいつは、お前がエタなんてそんなことないよって言ってんだけど、告白した後はもう綺麗に気持ちを切り替えてサポートしてくれる、マジでいいやつっていう。
なんかなんなら申し訳ない、今までの発言申し訳なかったなみたいな言ってて。
そうそうそう。マジでいいやつなんだけど、みきさんからするとああいうやつが結局偉くなるし大事になってくれるよなっていう感覚がなんかあるってことでしょ?
もちろんそういう人が全員上に行くわけじゃないんだけど、その上のポテンシャルがあるけど、上手く出世できない人っていうのもいっぱいいるんだけど、結局上の方にいる人はそのような能力がないと生き残れないっていうふうに思ってる。
なるほどね。
だんだん事情作用みたいなのがゆっくりゆっくり働いていくみたいな。
なるほどな。親友もさ、結局農業の研究をしにあそこの町を出てくるじゃない?
うん。
だからやっぱり私が育ってた飯山市っていうのは聞いてる人絶対いないと思うんだけど、その町で。やっぱりモブシティっていうことだね、飯山市は。
そうそう、モブシティってことです。
やっぱり田舎にはモブしか残ってんだよな。
うん。
で、子供がそこで育つと当然モブにキレて出てくっていう。
そうそう。
そういう流れだな。
そういうことなんじゃない?
自分にフィットする場所を探す旅
いやー。
でもたまにさ、でももともと持ってるものに魅力を感じたりとか、ここの山が好きとかそういうのでさ、じゃあここに学校を建てようとかたまにそういう主張なことを思う人もいて、それでちょっとずつ良くなっていくっていう。
そうだねー。
あとは東京が嫌になりすぎて東京よりはいいっていう気持ちで頑張ったりとかする人もいるんじゃない?
モブが嫌になった人が全員東京にフィットするわけではないじゃん。
確かに、そりゃそうだね。
そうか、結局俺も長野を飛び出して東京を辞めて神戸に行ってるもんな。
そうそう、結局東京より神戸を選んでるわけじゃん。
そうだねー。
みたいな感じで、そうやって自分のフィットした場所を探していくんだよみんな。
そういうことかー。
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