そう、この握りしめるための石ころを探すっていう表題作は、その星々の小説のコンテストのその第1回目ですね、それの
正章を受賞されていて、改めて読み返して、そう、なんかだいぶ印象が違うなっていう感じを受けて、
2022年のコンテストなんですけど、2022年だと私がまだ、私自身がまだ、小説を書き始めて2年ぐらいって時なんですけど、
その頃は、なんかどんな風に書いたらいいんだろうなぁとか、結構悩んでいた時期ではあったんで、そう、今も悩んでいるんですけど、
そう、だいぶね、なんていうか、なんか創作菌、創作の筋肉がついてきたなっていうのは最近思うんですけど、
特にその、この短編集の中のこの表題作っていうのは、糸川さん自身のその、なんだろうな、こういう読み方がいいかだっていうのはちょっとわからないんですけど、
小説と向き合ったからこその、書きぶりなのかなーっていう風に。
そのあらすじっていうのが、その年の後この2人があって、琴葉ちゃんと沢ちゃんっていうんですけど、
その2人は幼い頃から読書が好きで、琴葉ちゃんは物語を書くことがすごい好きな女の子だったんですけど、
その2人がまあ年を経て、琴葉ちゃんが19歳、大学生、沢ちゃんが28歳っていう大人になった頃に、
琴葉ちゃんが読書とかその小説を書くことっていうのを諦めてしまった、まあそういうきっかけがあって、
それを、そのきっかけを境になんとか琴葉ちゃんを助けたいっていう思いで、
沢ちゃんっていう人物がこう古本をやってて、
あるそのきっかけで琴葉ちゃんがその、書けなくなってしまった、読書ができなくなってしまったっていう体験を語るんですけど、
それを見たときに、なんか積み上げてきたものの感じをすごく感じて、
私自身も結構なんていうか、
小説とかを書いてるわけですけど、そんな、なんで書くのかとか、何のためにやるのかとか、
そういうことを考えたりとかする中で、正しい評価っていうのはなかなか得られなかったらしいというか、
評価をもらうことすら難しいというか、文学不利までもあるあるですけど、感想が上がることすら珍しいというか、
確かに変われていったけど、その後それがどんな風に読まれたとか、反応とかそういうものって、なかなか、
もちろんその、あげるべきものだ、あげるべきものというか、語る、
語りたいぐらいの何かが残せなかったっていうことかもしれないんですけど、なかなかそういうものはもらえなかったりとか、
もちろんその創作仲間から良かったよとか言われるんですけど、その、もちろんその一緒にやってて関係性だったり、
そういう中での感想でもあって、もちろんその、言ってもらえるのはすごく嬉しいし、
モチベーションにもなるんですけど、全くこう関係のない人に読んでもらった時に、
果たして本当に良かったって言ってもらえるかなとか思ったりとかもして、そんなことをね考えながら自分のその、
そう向き合い方とか、例えば感想を求められた時に、
うん、なんていうか、真摯に応えるべきなのかとか、そういうことをそう、もちろん常にね、考えてるんですけど、
何のためにどうやって言葉を尽くすのかっていうのはすごくそう、自分の中でもすごく考えた作品でした。
まあその小説を書いたりする人はすごく好きな作品じゃないかなっていうふうに思います。
はい、他にもですね、「瞬きの聞き方」という短編もすごい好きで、
これは、40代ほどの男性がプラネタリウムに通うようになってっていう話なんですけど、
そのきっかけっていうのは、その不眠症の男性で、たまたまあるきっかけでプラネタリウムに行ったことで、
すごく爆睡できるっていうことが分かって、それ以来ずっと寝るためにプラネタリウムに行くっていう習慣をしてたんですけど、
その解説員の方がプラネタリウムで星について語るわけなんですけど、
はずれの解説員の方がいると。
そういう中で、なかなか寝るために来てるんですけど、寝られない解説員の人にあたった時に、
たまたま眠れた日があったんですよね。
その日に、その解説員の方から声をかけられて、
なんで今回だけ寝たんですか?みたいな感じで詰め寄られるんですよね。
その解説員っていうのが、ふゆきくんっていう男の子で、男性で、
そのふゆきくんは、そのよく来るお客さん、男性のお客さん、一人で来る男性のお客さんが、
自分の回だけ唯一寝ないってことを誇りに思っていて、
ただその、リベンジだみたいな感じで、寝させないぞっていうセリフがあるんですけど、
ちょっとそのセリフが好きで、
今夜7時、もう一度来てください。今度は絶対寝させません。
っていうふうに言うんですけど、面白いなぁと思って。
そう。
で、その回を、その40代の男性は聞きに行って、
プラレタリウムで、なんでふゆきくんが情熱を持って語るのかとか、
そういうことに触れるうちに、自分のその夢っていうのも思い出していくんですよね。
それがすごく、このプラレタリウムの語りとすごく、
そう、並行して進んでいく感じがあって、最後のその、
このプラネタリウムでの出会いを通して、
この40代男性の見え方っていうのが少しこう、変わってるっていうのがわかっていいなぁっていうふうに思うんですよね。
その名前も途中から明らかになるので、ぜひ読んでみてほしいなと思うんですけど、
そう、な感じで、結構そう、なんかこう、
夢を追うとか、
どうやって表現するとか語るとか、そういうことをすごく考えられている。
この語ることと、夢を追うことの、
テーマ性とか、そういう関心っていうのは、
糸川さん自身がすごくその、小説を書くことに真摯に向き合ってきて、
まあこう、続けていっている中で、
こうやって一つ単点集が出たりとか、コンテストに勝ったりとか、そういうことのような活動をされてきている方なんですけど、
特にその、語ることっていうことと、夢を追うことの、その、
うーん、なんて言うんだろう。
それがすごく大事だから、この活動をしてるんだなっていうのが、あとがきを読んでさらに伝わってきて、
もともと糸川さんのその、ノートでの活動であったり、そういうのは私もフォローしていたので知ってたんですけど、
うーん、なんというか、私自身は自分のことで精いっぱいで、逆にそういう話題というか、
そういうものに、逆にあまり触れたくないというか、
積極的にアクセスしていくっていう人間ではなかったんですけど、
うーん、そうなんですよね。なかなかどういうきっかけで繋がればいいとか、どういう支援をしていけばいいんだとか、
そういうことを考えていて、どっちかというと私はそういうものに触れるとすごく鬱となってしまって、
なかなかこう動けずにいて、遠くから支援をするにしても、
全部を救うことはできなくて、なんでそこだけとか、その一点にだけとか、
そうなってしまって、なかなかそうすることができないというか、
する方の応援を、活動とかを見てて支援するというか、そういうことはできるけど、
結局は自分の生活に手一杯で、語ることとか、そういう語ることの偏りであったりとか、
こちらの受け取り方の需要の仕方にも、すごく偏りがあるなっていうのはすごく思っていて、
結局私自身もその、アンネの日記とかすごい好きだったし、
その向こう側の物語っていうのをほぼ読んだことがなくて、
そう、特集で組まれている物語を読んだ時に、
そう、その向こう側の物語をどうやってこう受け継いでいくかっていう話があって、
こうやって語られているんだなって見た時に、
やっぱりその偏りっていうのをすごく感じていて、
なんというか、一つの言葉を言う時にも、なんか定まってしまう感じもあるなっていうのはすごく感じてて、
実際その、この話題以外のところでも、自分は、私はその、結構その、なんていうのかな、
いわゆる難民の方が住んでいる地域に住んでいて、
けどその、日本だとどうしてもそれは難民としては受け入れられなくて、
違法移民って風になっちゃうんですけど、
ただその、私が幼い頃からそんな風に語られてたかなっていうことは全然なくて、
それに新聞でなんか、そう、地域版でお祭りが行われて、
この問題をみんなで考えましょうみたいな、そんな記事を読んだこともあって、
そう、そういう風になったのに、今こうなってみると、全然違う語られ方をしていて、
なんか変だな、まあその、いわゆるその、難民の方たちは、
まあ地域のそういう、産経的な労働ですよね、そういうことをずっとしてて、
まあよく見るし、それを担ってもらってるんだなっていうのを感じるし、
そう、ただやっぱり見られたくないから、すごいこう、肌とかそういうのを隠して仕事、
夏場でも隠して仕事されてるのを見たときに、何なんだろうなっていうのをすごく感じて、
ただ私自身そういう、ネットの空間の書き方とか、そういうものに疎いところもあって、
そう、だから知ってる人とか、そういう話題にすごく触れてる人のヘイトに一回触れちゃったときがあって、
何なんだろうってすごく思ったんですよね。
うーん、結局その、日本にいるとどうしても違法に移民、違法移民だから、
立場、その当事者の人たちをその語られ方に対して、反論することができないんですよね。
物申すことができなくて、でもどこに行くこともできないから、
ここにいるわけだけど、そう、
1回そういう、1回じゃないな、2回ぐらい、
そう親しい人との間でそういうことがあったときに、すごく、なんでこんなに表現して人は語るんだろうっていうのをすごく思って、
そのときに、何か自分でもできないだろうかっていうのをすごく考えていて、
うーん、ただ何をしたらいいのか、やっぱりそのきっかけがないなっていうのをすごく感じて、
きっかけがなくたっていいじゃないかとか思うんですけど、なんでそこにコミットするのかとか、
何かそういう、うーん、
自分のその、
問題意識の中で、なんでそこに私は関わるのかとか、
偽善じゃない、偽善、これは偽善じゃないと思うんですけど、
なんかそういうのをすごく求められている気がして、
そう、何かしたいなと思うんですけど、
気軽にそういうことができる環境でもなくて、
ただその、まあそういう支援している、
そういう発信してくれている人のところの方を買ったりとか、
そう、最近はちょっと、何か自分でも少しは語れるようになってきていると思うので、
この何か今まで自分が積み上げてきたもので、何か買おう、